JPH08178762A - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

Info

Publication number
JPH08178762A
JPH08178762A JP33785394A JP33785394A JPH08178762A JP H08178762 A JPH08178762 A JP H08178762A JP 33785394 A JP33785394 A JP 33785394A JP 33785394 A JP33785394 A JP 33785394A JP H08178762 A JPH08178762 A JP H08178762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
sensitive magnetic
magnetic body
case
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33785394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Noro
正人 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP33785394A priority Critical patent/JPH08178762A/ja
Publication of JPH08178762A publication Critical patent/JPH08178762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩留、品質、作業性等がよい、センサの検出
温度に誤差のない温度センサを提供すること。 【構成】 円柱部材と一体成形の樹脂製ケースを開放端
を有する有底金属製ケース1と逆T字形の金属製円柱部
材1aとに分割させる。前記金属製ケース1の底面中心
より中心軸垂直方向に形成された金属製円柱部材1aが
固定永久磁石2、感温磁性体4a,4b、可動永久磁石
3の中心軸を貫通させる。前記ケース1の受熱部分を金
属にし、かつ円柱部材1aを金属にすることで、熱の伝
達効率を向上させ、検知感度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所等の送電線の温
度上昇を検知する温度センサに関し、特に、遠方の被検
知物の温度を光ファイバーを用いて検出する温度センサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の温度センサは、図2に示
すように、上蓋27と、樹脂製のケース21とからな
り、樹脂製のケース21と一体成形された円柱部材21
aを中心軸とし、筒状の感温磁性体24aが収納されて
いる。
【0003】更に、その内部の底に中心部の軸方向に、
貫通孔を有する固定永久磁石22を配する。前記固定永
久磁石22の上に、前記感温磁性体24aと同材質の中
心部の軸方向に貫通孔を有する円盤状の感温磁性体24
bが載置されている。
【0004】更に、前記固定永久磁石22と相互に反発
する磁極を有し、円盤状の前記感温磁性体24bの上に
載置され、一体成形された前記円柱部材21aをガイド
として、上下移動可能となっている可動永久磁石23を
配する。
【0005】前記ケース21に収納された筒状の感温磁
性体24aの上端部に、円筒状ケース21の上部に設け
られた一対の貫通孔29を伴う光ファイバーの支持機構
により、左右一対の光ファイバー25及び26の先端
が、前記貫通孔29を通して光軸が一致するようにし、
固定されている。
【0006】前記固定永久磁石22と前記可動永久磁石
23は、同極になるように対向して、相互の磁束により
反発するように配置されているので、感温磁性体のキュ
リー温度以下の温度では、感温磁性体の有するシールド
効果によって、2個の前記固定永久磁石及び可動永久磁
石は、感温磁性体24bに吸着している。
【0007】感温磁性体のキュリー温度以上の温度にな
ると、感温磁性体のシールド効果が減少し、2個の前記
固定永久磁石22及び可動永久磁石23が反発して、前
記可動永久磁石23が前記感温磁性体24bから離れ
て、前記樹脂製のケース21と一体に成形された円柱部
材21aをガイドとして上方に移動し、光ファイバーの
光路を遮断し、温度が検出できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の樹脂
製のケース21で構成された温度センサでは、被検知物
の温度を測定する際、前記樹脂製のケース21では熱伝
導率が小さいために、被検知物の温度を検知する感度が
鈍い。そのために、前記樹脂製のケース21で構成され
た温度センサは、検出温度に誤差を生ずる欠点があっ
た。
【0009】従来の温度センサは、前記ケース21と前
記上蓋27とがねじで組み立てられる。前記ケース21
と前記円柱部材21aとは一体である。樹脂製円柱部材
では、前記可動永久磁石との摩擦が大きく、移動が円滑
でない。又、精度のよいケース21と上蓋27が要求さ
れているが、樹脂製では要求されている精度を満足する
ことが難しく、例えば、組立て中に円柱部材等が曲がっ
てしまう等、ケース21と上蓋27の不良が多い欠点が
あった。
【0010】又、同様に、組立て作業では、ケース21
と上蓋27と感温磁性体24a等の寸法精度が粗くなる
と、作業性も悪くなる欠点があった。
【0011】本発明の目的は、歩留、品質、作業性等が
よい、高性能な、センサの検出温度に誤差のない温度セ
ンサを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央に貫通
孔を有する板状感温磁性体を挟み対向する同極どうしの
一対の筒状永久磁石と、筒状感温磁性体とを貫通した円
柱部材と一体成形された樹脂製ケースに、前記筒状感温
磁性体と前記ケースの上端と接するように一対の光ファ
イバーを配した樹脂製上蓋をねじ込み固定する温度セン
サにおいて、前記板状感温磁性体を挟んで設けた一対の
前記筒状永久磁石と前記筒状感温磁性体の中心軸を貫通
し、中央長手方向に切断した断面形状が逆T字形になる
金属製円柱部材を一端開放の有底金属製ケースの底面に
配し、樹脂製上蓋を前記金属製ケースにかぶせてなるこ
とを特徴とする温度センサであり、上記記載の温度セ
ンサにおいて、一対の前記光ファイバーを前記金属製ケ
ース及び前記筒状感温磁性体の上端から離し、樹脂製上
蓋に対向するように装着固定することを特徴とする温度
センサである。
【0013】
【作用】図1において、ケース1と円柱部材1aとは、
受熱部分の感度を上げるために金属製とした。材質は、
しんちゅうを用いた。又、組み立てやすくするために、
ケース1と円柱部材1aとは分離した。なお、上蓋7
は、金属製とすることはできない。光ファイバー5は、
金属製部材に接触すると影響されるためである。従っ
て、光ファイバーは、金属製ケースからも離して取り付
けられる。更に、上蓋7は、ねじ込みではなく、キャッ
プ形として接着剤で固定するようにした。円柱部材1a
をガイドとして、中心部に貫通孔を有する固定永久磁石
2、円筒状感温磁性体4a、円盤状感温磁性体4b、及
び可動永久磁石3を貫通させて固定したものを、金属製
ケース1に挿入し、固定するように組み立てられるの
で、前記円柱部材が曲がったりする等の不良がなくな
り、組み立てが容易になる。
【0014】又、ガイドとしての前記金属製円柱部材1
aは、樹脂製の上蓋7に設けられた位置決め機構8によ
り固定される。前記可動永久磁石3は、外周を囲繞する
筒状の感温磁性体4aの内側面に接触することなく、前
記金属製円柱部材1aを介して円滑に移動できる。又、
筒状の感温磁性体4aの外側面と中心軸部分が金属で構
成されているため、感温磁性体4aに対しても熱伝導率
が良くなり、検出精度が向上する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照しながら詳しく説明する。図1は、本発明の実施例で
ある温度センサを示す正面断面図である。
【0016】本発明の温度センサは、図1に示すよう
に、外側から内部へ貫通孔9を有するキャップ状の樹脂
製の上蓋7と、前記貫通孔9を外側から貫通し、光軸が
一致する一対の光ファイバー5,6と、前記上蓋7で開
放端を覆われるケース1と、前記ケースの内周に密着す
るように収納される筒状の感温磁性体4aと、前記ケー
スの内側の底面に設置され、前記感温磁性体4aを載置
し、前記上蓋7を位置決め機構8によりケースの中心で
支持する金属製円柱部材1aと、前記金属製円柱部材1
aの中心に設けられた円柱に貫通して、前記金属製円柱
部材1aの逆T字の底面に載置した筒状の前記感温磁性
体4aの内側に収納する筒状固定永久磁石2と、前記筒
状固定永久磁石2の上に設置される薄い板状の筒形の感
温磁性体4bと、前記感温磁性体4bの上に設置され、
上下移動可能な可動永久磁石3とからなるものである。
【0017】又、本発明の温度センサは、前記金属製円
柱部材1aを中心軸とし、固定永久磁石2、感温磁性体
4b、可動永久磁石3が各々の貫通孔を介して前記円柱
部材1aの円柱に装着される。
【0018】光ファイバー5,6が、前記金属製円柱部
材1aの上部で上蓋7に設けられた一対の貫通孔を通っ
て、光軸が一致するように構成されている。
【0019】前記固定永久磁石2と前記可動永久磁石3
は、前記感温磁性体4bを挟んで同極になるように対向
して設置されているので、前記感温磁性体4aのキュリ
ー温度以下では前記固定永久磁石2と前記可動永久磁石
3は、前記感温磁性体4aに吸着しているが、キュリー
温度以上になると、前記固定永久磁石2と前記可動永久
磁石3とが反発して、可動永久磁石3が円柱部材のなめ
らかな円柱をガイドとして上方に移動して、光ファイバ
ーの光路を遮断する。以上のような動作によって温度が
検出されることは、従来技術と同様である。
【0020】又、上蓋7には、前記金属製円柱部材1a
の位置を決める位置決め機構8が形成されており、金属
製円柱部材1aの上端が嵌入して、中心軸のずれを防い
でいる。
【0021】本発明における温度センサは、上述のよう
に、被加熱体から熱を収集しやすくするために、ケース
と円柱部材を分離して金属製とした。前述のように構成
すると、感温磁性体4a,4bに温度を伝えやすい。円
柱部材1aが樹脂であると、摩擦も大きく、精度が悪
く、磁石の可動が円滑でない。従って、従来品は、高い
精度が要求された構造であったのに、精度が悪く、品質
を低下させていたが、金属製に切り換えることにより、
仕上面がなめらかとなり、精度が向上し、温度に対して
感度がよくなり、磁石の可動も良好になり、温度検出精
度が向上した。部品を分割したが、クリアランスを大き
くとれるようになり、組み立てやすくなった等の利点が
ある。
【0022】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
受熱部分に金属を用いることによって、被検知物の熱を
効率よく感温磁性体、及び永久磁石に伝えることがで
き、被検知物の温度を検出するのに適した、優れた温度
検出精度を有する、歩留、品質、作業性等がよい温度セ
ンサが提供可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す温度センサの正面断面
図。
【図2】従来の温度センサを示す正面断面図。
【符号の説明】
1,21 ケース 1a,21a 円柱部材 2,22 固定永久磁石 3,23 可動永久磁石 4a,4b,24a,24b 感温磁性体 5,6,25,26 光ファイバー 7,27 上蓋 8,28 位置決め機構(凹み) 9,29 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔を有する板状感温磁性体を
    挟み対向する同極どうしの一対の筒状永久磁石と、筒状
    感温磁性体とを貫通した円柱部材と一体成形された樹脂
    製ケースに、前記筒状感温磁性体と前記ケースの上端と
    接するように一対の光ファイバーを配した樹脂製上蓋を
    ねじ込み固定する温度センサにおいて、前記板状感温磁
    性体を挟んで設けた一対の前記筒状永久磁石と前記筒状
    感温磁性体の中心軸を貫通し、中央長手方向に切断した
    断面形状が逆T字形になる金属製円柱部材を一端開放の
    有底金属製ケースの底面に配し、樹脂製上蓋を前記金属
    製ケースにかぶせてなることを特徴とする温度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温度センサにおいて、一
    対の前記光ファイバーを前記金属製ケース及び前記筒状
    感温磁性体の上端から離し、樹脂製上蓋に対向するよう
    に装着固定することを特徴とする温度センサ。
JP33785394A 1994-12-26 1994-12-26 温度センサ Pending JPH08178762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33785394A JPH08178762A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 温度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33785394A JPH08178762A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 温度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08178762A true JPH08178762A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18312601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33785394A Pending JPH08178762A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 温度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08178762A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4799561A (en) Electronic balance
JPH0786029A (ja) 電磁的に作動可能なプロポーショナルバルブ
JP2004502935A (ja) ヘリウムまたは水素のためのセンサ
JPH08178762A (ja) 温度センサ
US7199578B2 (en) Measurement device including a hall sensor disposed in a magnetic tube
JPH11111133A (ja) 温度スイッチ
JPH06307946A (ja) 温度センサ
EP1281980A1 (en) Magnetic sensor
CN108759701B (zh) 光纤振弦组合且初始值可调表贴式传感器
JP2600780Y2 (ja) 感温磁性体を用いた温度センサ
FR2889379A1 (fr) Capteur de position sans contact a ajustement automatique
CN216846071U (zh) 易于安装极低温漂的0.01μm高精度位移传感器
JP2779292B2 (ja) 振動式密度計
JP3289463B2 (ja) 電磁式の天びんまたは力測定器
JPH0355875Y2 (ja)
JPH0666830A (ja) 動電型加速度センサ
CN218896048U (zh) 可温控光学观测装置
JPS5840504Y2 (ja) 温度検出素子
JP6276933B2 (ja) 変位センサ
JPS6023879Y2 (ja) 温度スイッチ
JPH0989270A (ja) 電磁調理器の感熱部構造
JPH0435816B2 (ja)
KR0127432Y1 (ko) 온도감지센서 고정구조
JPH10153564A (ja) 液体の導電率測定センサ及び導電率測定センサ用アダプタ
JPS5840502Y2 (ja) 温度検出素子