JPH06307946A - 温度センサ - Google Patents
温度センサInfo
- Publication number
- JPH06307946A JPH06307946A JP12523393A JP12523393A JPH06307946A JP H06307946 A JPH06307946 A JP H06307946A JP 12523393 A JP12523393 A JP 12523393A JP 12523393 A JP12523393 A JP 12523393A JP H06307946 A JPH06307946 A JP H06307946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- sensitive magnetic
- permanent magnet
- magnetic body
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高絶縁性と防爆性を必要とする環境における
被検温物の温度を検出するための、感温磁性体と永久磁
石及び光ファイバーを用いた、検出感度が良好で組立性
に優れた構造の温度センサを提供する。 【構成】 筒状の樹脂製ケース1に一体的にその底面の
中心から軸方向に円柱部材1aを成型しておき、これに
固定永久磁石2、感温磁性体4b及び可動永久磁石3を
はめ込んでセットし、円柱部材1aの上端を樹脂製上ぶ
た7に設けた凹み8に陥入して円柱部材1aを固定す
る。
被検温物の温度を検出するための、感温磁性体と永久磁
石及び光ファイバーを用いた、検出感度が良好で組立性
に優れた構造の温度センサを提供する。 【構成】 筒状の樹脂製ケース1に一体的にその底面の
中心から軸方向に円柱部材1aを成型しておき、これに
固定永久磁石2、感温磁性体4b及び可動永久磁石3を
はめ込んでセットし、円柱部材1aの上端を樹脂製上ぶ
た7に設けた凹み8に陥入して円柱部材1aを固定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所等の送電線の温
度上昇を検知する等、遠方の被検温物の温度を特に光フ
ァイバーを用いて検出する温度センサに関する。
度上昇を検知する等、遠方の被検温物の温度を特に光フ
ァイバーを用いて検出する温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、高絶縁性が要求され、且つ、
防爆性を必要とする環境中にある被検温物の過熱防止を
目的として、被検温物の温度を検出するための感温磁性
体、永久磁石及び光ファイバーから構成される温度セン
サに関するものである。
防爆性を必要とする環境中にある被検温物の過熱防止を
目的として、被検温物の温度を検出するための感温磁性
体、永久磁石及び光ファイバーから構成される温度セン
サに関するものである。
【0003】従来この種のセンサは、図2に示すよう
に、樹脂製の底のある円筒状のケース21内に筒状の感
温磁性体24aが収納され、さらにその内部に下の方か
ら円盤状の固定永久磁石22、その上に前記の感温磁性
体と同材質の円盤状の感温磁性体24bが載置されてお
り、その円盤状の感温磁性体24bの中心部にケース円
筒の中心軸方向に沿って、樹脂製の円柱状の棒21aが
接着あるいは圧入によって固定されて立てられ、上端は
ケースの上ぶた27で抑えられている。この円柱状の棒
21aを貫通させる貫通孔を有する円筒状の可動永久磁
石23が、円柱状の棒21aを貫通させて、固定永久磁
石22と相互に反発する磁極方向で先の円盤状の感温磁
性体24bの上に載置され、前記の円柱状の棒21aを
ガイドとして上方に移動可能になっている。
に、樹脂製の底のある円筒状のケース21内に筒状の感
温磁性体24aが収納され、さらにその内部に下の方か
ら円盤状の固定永久磁石22、その上に前記の感温磁性
体と同材質の円盤状の感温磁性体24bが載置されてお
り、その円盤状の感温磁性体24bの中心部にケース円
筒の中心軸方向に沿って、樹脂製の円柱状の棒21aが
接着あるいは圧入によって固定されて立てられ、上端は
ケースの上ぶた27で抑えられている。この円柱状の棒
21aを貫通させる貫通孔を有する円筒状の可動永久磁
石23が、円柱状の棒21aを貫通させて、固定永久磁
石22と相互に反発する磁極方向で先の円盤状の感温磁
性体24bの上に載置され、前記の円柱状の棒21aを
ガイドとして上方に移動可能になっている。
【0004】ケース21に収納された筒状の感温磁性体
24aの上端部に、円筒状ケース21の上部に設けられ
た一対の貫通孔をともなう光ファイバーの支持機構によ
り、左右一対の光ファイバー25および26の先端がこ
の貫通孔を通して光軸が一致するように固定されてい
る。
24aの上端部に、円筒状ケース21の上部に設けられ
た一対の貫通孔をともなう光ファイバーの支持機構によ
り、左右一対の光ファイバー25および26の先端がこ
の貫通孔を通して光軸が一致するように固定されてい
る。
【0005】固定永久磁石22と可動永久磁石23は相
互の磁束により反発するように配置されているので、感
温磁性体のキユリー温度以下の温度では感温磁性体の有
するシールド効果によって前記の2ケの永久磁石は感温
磁性体24bに吸着している。感温磁性体のキュリー温
度以下の温度になると、感温磁性体のシールド効果が減
少し、前記2ケの永久磁石が反発して、可動永久磁石2
3が前記の感温磁性体24bから離れて前記の円盤状の
感温磁性体24bの上に立てられた円柱状の棒21aを
ガイドとして、上方に移動し、光ファイバーの光路を遮
断し温度が検出できる。
互の磁束により反発するように配置されているので、感
温磁性体のキユリー温度以下の温度では感温磁性体の有
するシールド効果によって前記の2ケの永久磁石は感温
磁性体24bに吸着している。感温磁性体のキュリー温
度以下の温度になると、感温磁性体のシールド効果が減
少し、前記2ケの永久磁石が反発して、可動永久磁石2
3が前記の感温磁性体24bから離れて前記の円盤状の
感温磁性体24bの上に立てられた円柱状の棒21aを
ガイドとして、上方に移動し、光ファイバーの光路を遮
断し温度が検出できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の円盤
状の固定永久磁石22上に載置された円盤状の感温磁性
体24bの中心にガイド用の円柱状の棒21aを固定す
る際、前記円柱状の棒21aが完全に中心軸に垂直方向
でなく傾いて固定されると、前記の円筒状の可動永久磁
石23が環境の温度上昇に対応して上方に移動する際、
周囲をかこむ筒状感温磁性体24aの内側面に接触して
円滑に移動せず、検出温度に誤差を生ずるという欠点を
生じていた。本発明は、この筒状感温磁性体24aと可
動永久磁石23との接触を防止し、且つ、複雑な組立作
業を簡略化しようとするものである。
状の固定永久磁石22上に載置された円盤状の感温磁性
体24bの中心にガイド用の円柱状の棒21aを固定す
る際、前記円柱状の棒21aが完全に中心軸に垂直方向
でなく傾いて固定されると、前記の円筒状の可動永久磁
石23が環境の温度上昇に対応して上方に移動する際、
周囲をかこむ筒状感温磁性体24aの内側面に接触して
円滑に移動せず、検出温度に誤差を生ずるという欠点を
生じていた。本発明は、この筒状感温磁性体24aと可
動永久磁石23との接触を防止し、且つ、複雑な組立作
業を簡略化しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来は、固定用と可動用
の2種類の永久磁石のうち可動永久磁石23だけが貫通
孔を有する円筒状であったものを図1に示すように、両
者とも中心部軸方向に貫通孔を有する円筒状とし、さら
に固定永久磁石2上に載置する感温磁性体も従来円盤状
であったものを中心軸方向に貫通孔を有する円筒状とし
て、筒状感温磁性体4aを収納する底のある樹脂製のケ
ース1と一体成型により底面中心より中心軸垂直方向に
形成された円柱部材1aを、2種類の円筒状永久磁石及
び円筒状感温磁性体4bの中心を貫通して中心軸となる
よう構成したもので、この円柱部材1aはケース1と一
体成型されており、さらに上端は樹脂製上ぶた7の内底
面に設けられた位置決め機構8によって固定されるので
ブレが生ぜず、この円柱部材1aをガイドとして可動永
久磁石3の上下移動が円滑に行えるようになり感度が向
上し、且つ、部品点数が減って組立性が向上する。
の2種類の永久磁石のうち可動永久磁石23だけが貫通
孔を有する円筒状であったものを図1に示すように、両
者とも中心部軸方向に貫通孔を有する円筒状とし、さら
に固定永久磁石2上に載置する感温磁性体も従来円盤状
であったものを中心軸方向に貫通孔を有する円筒状とし
て、筒状感温磁性体4aを収納する底のある樹脂製のケ
ース1と一体成型により底面中心より中心軸垂直方向に
形成された円柱部材1aを、2種類の円筒状永久磁石及
び円筒状感温磁性体4bの中心を貫通して中心軸となる
よう構成したもので、この円柱部材1aはケース1と一
体成型されており、さらに上端は樹脂製上ぶた7の内底
面に設けられた位置決め機構8によって固定されるので
ブレが生ぜず、この円柱部材1aをガイドとして可動永
久磁石3の上下移動が円滑に行えるようになり感度が向
上し、且つ、部品点数が減って組立性が向上する。
【0008】
【作用】図1において、筒状の樹脂製ケース1と一体的
に内部底面より中心軸垂直方向に円柱部材1aを成型し
ておき、この円柱部材1aをガイドとして中心部に貫通
孔を有する固定永久磁石2、円筒状感温磁性体4b及び
可動永久磁石3を貫通させて固定するので組立が容易で
あり、且つ、ガイドとしての前記円柱部材1aは、樹脂
製の上ぶた7に設けられた位置決め機構8により固定さ
れるので、可動永久磁石3は外周を囲繞する筒状の感温
磁性体4a内側面に接触することなく円滑に移動でき
て、検出精度が向上する。
に内部底面より中心軸垂直方向に円柱部材1aを成型し
ておき、この円柱部材1aをガイドとして中心部に貫通
孔を有する固定永久磁石2、円筒状感温磁性体4b及び
可動永久磁石3を貫通させて固定するので組立が容易で
あり、且つ、ガイドとしての前記円柱部材1aは、樹脂
製の上ぶた7に設けられた位置決め機構8により固定さ
れるので、可動永久磁石3は外周を囲繞する筒状の感温
磁性体4a内側面に接触することなく円滑に移動でき
て、検出精度が向上する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳しく説明する。
ながら詳しく説明する。
【0010】図1は本センサの正面断面図を示したもの
であり、樹脂製ケース1と一体成形された円柱1aを中
心軸とし、固定永久磁石2、感温磁性体4a,4b、可
動永久磁石3が装着され、且つ、光ファイバー(A)
5、光ファイバー(B)6が前記円柱1aの上部で、ケ
ース1に設けられた一対の貫通孔9を通って直交する方
向で、且つ、光ファイバー(A)5及び光ファイバー
(B)6の光軸が一致するように構成されている。感温
磁性体は、筒状感温磁性体4aと円盤状感温磁性体4b
より構成される。また、上ぶた7には前記円柱1aの位
置を決める位置決め機構8が形成されており、円柱部材
1aの上端が陥入して中心軸のズレを防いでいる。
であり、樹脂製ケース1と一体成形された円柱1aを中
心軸とし、固定永久磁石2、感温磁性体4a,4b、可
動永久磁石3が装着され、且つ、光ファイバー(A)
5、光ファイバー(B)6が前記円柱1aの上部で、ケ
ース1に設けられた一対の貫通孔9を通って直交する方
向で、且つ、光ファイバー(A)5及び光ファイバー
(B)6の光軸が一致するように構成されている。感温
磁性体は、筒状感温磁性体4aと円盤状感温磁性体4b
より構成される。また、上ぶた7には前記円柱1aの位
置を決める位置決め機構8が形成されており、円柱部材
1aの上端が陥入して中心軸のズレを防いでいる。
【0011】本発明による温度センサと従来品との相異
は、図1と図2を比較すると明瞭であるが、本発明にお
いては、樹脂製ケース1と一体成型により構成されてい
る固定永久磁石2のガイド用円柱部材1aが従来品にお
いては、独立部品として感温磁性体24bに固着されて
いるという点である。
は、図1と図2を比較すると明瞭であるが、本発明にお
いては、樹脂製ケース1と一体成型により構成されてい
る固定永久磁石2のガイド用円柱部材1aが従来品にお
いては、独立部品として感温磁性体24bに固着されて
いるという点である。
【0012】なお、本発明と従来品との組立状況を比較
するために、表1に本発明の組立工程を示し、また表2
に従来品の組立工程を示している。
するために、表1に本発明の組立工程を示し、また表2
に従来品の組立工程を示している。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】両表を比較すると、本センサの方が従来品
より工程が少なくかつ、位置合せ等の複雑な作業なしで
容易に組立可能である。
より工程が少なくかつ、位置合せ等の複雑な作業なしで
容易に組立可能である。
【0016】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば部品
点数が削減されるので組立工程が簡素化でき、更に移動
用永久磁石の移動が円滑となって遠方の被検温物の温度
を検出するに適した優れた温度検出精度を有する温度セ
ンサが提供可能となった。
点数が削減されるので組立工程が簡素化でき、更に移動
用永久磁石の移動が円滑となって遠方の被検温物の温度
を検出するに適した優れた温度検出精度を有する温度セ
ンサが提供可能となった。
【図1】本発明による製品の正面断面図。
【図2】従来品の正面断面図。
1,21 ケース 1a 円柱部材 21a 円柱状の棒 2,22 固定永久磁石 3,23 可動永久磁石 4a,4b,24a,24b 感温磁性体 5,25 光ファイバー(A) 6,26 光ファイバー(B) 7,27 上ぶた 8 位置決め機構(凹み) 9,29 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 2ケの永久磁石と感温磁性体と光ファイ
バーを組み合せてなる温度センサにおいて、前記2ケの
永久磁石は相互の磁束により反発するよう感温磁性体を
介して配置されており、前記2ケの永久磁石および感温
磁性体はいずれも中心軸方向に貫通孔を有し、樹脂製ケ
ースと一体に成形された円柱部材により貫通されて、前
記ケースに収納されていることを特徴とする温度セン
サ。 - 【請求項2】 請求項1記載の円柱部材の上端部を固定
するための位置決め機構を、ケース上ぶたの内面側に具
備したことを特徴とする温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12523393A JPH06307946A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12523393A JPH06307946A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 温度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307946A true JPH06307946A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14905111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12523393A Pending JPH06307946A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110388994A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-10-29 | 中国计量大学 | 一种永磁温度传感器 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP12523393A patent/JPH06307946A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110388994A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-10-29 | 中国计量大学 | 一种永磁温度传感器 |
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