JPH0355875Y2 - - Google Patents

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JPH0355875Y2
JPH0355875Y2 JP19030885U JP19030885U JPH0355875Y2 JP H0355875 Y2 JPH0355875 Y2 JP H0355875Y2 JP 19030885 U JP19030885 U JP 19030885U JP 19030885 U JP19030885 U JP 19030885U JP H0355875 Y2 JPH0355875 Y2 JP H0355875Y2
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ferrite core
housing
diaphragm
spacer
amorphous
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JP19030885U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流体の圧力変化を電気信号として取
り出す圧力センサに関するもので、特に、圧力変
化に伴うアモルフアスダイヤフラムの機械的変形
を電磁的に計測するようにした、電磁式圧力セン
サに関するものである。
(従来の技術) 近年、制御技術の進展に伴つて、流体圧を検出
する圧力センサにもより精度の高いものが求めら
れるようになつてきている。そのような高精度の
圧力センサとして、磁気回路の一部をなすアモル
フアスダイヤフラムの一方の面に測定すべき圧力
を作用させ、そのアモルフアスダイヤフラムの変
形によつて磁束が変化することを利用して、圧力
変化を電気信号として取り出すようにした、電磁
式圧力センサが知られている。
このような電磁式圧力センサは、一般に、円筒
状のハウジングを備えている。そして、そのハウ
ジングの内部がアモルフアスダイヤフラムによつ
て2室に区画され、その一方の室に測定すべき流
体圧が導かれるようになつている。他方の室内に
は、ピツクアツプコイルを収容する環状の溝を備
えたフエライトコアが設けられている。その環状
の溝は、アモルフアスダイヤフラムに向かつて開
口するようにされている。こうして、フエライト
コアとアモルフアスダイヤフラムとによりピツク
アツプコイルを取り巻く磁気回路が構成されてい
る。
アモルフアスダイヤフラムとフエライトコアと
の間には、チタン等の非磁性材からなる薄いスペ
ーサが挿入されている。そのスペーサには、フエ
ライトコアの溝に対応する位置に切り欠き部が設
けられ、その部分でアモルフアスダイヤフラムが
変形しやすくなるようにされている。
このような電磁式圧力センサにおいては、ハウ
ジング内の一方の室に流体圧が導かれると、アモ
ルフアスダイヤフラムがフエライトコアの溝に向
かつて変形する。その変形量は流体圧の大きさに
対応したものとなる。そして、その変形量がピツ
クアツプコイルによつて電磁的にとらえられるの
で、その信号を取り出すことによつて、圧力信号
を得ることができる。
ところで、このような電磁式圧力センサのハウ
ジングは、導入される流体圧によつても変形する
ことのないようにするために、一般に剛性の高い
鉄系金属によつて形成されている。このような材
料は磁性材である。従来は、このような磁性材か
らなるハウジングにも、フエライトコアは直接挿
入されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、フエライトコアはもろいもので
あるので、ハウジング内に圧入することはできな
い。そのために、ハウジングにフエライトコアを
直接挿入するものでは、ハウジングの内周面とフ
エライトコアの外周面との間にすきまが生じるこ
とは避けられない。このようなすきまが生じる
と、振動等を受けたとき、フエライトコアが径方
向にがたついてしまう。そして、フエライトコア
がハウジングの内周面に接触すると、その部分に
おいて、磁性材であるハウジングを通る漏洩磁束
が大きくなるので、測定精度が低下してしまう。
また、フエライトコアが径方向に移動すると、
そのフエライトコアに形成された溝とスペーサの
切り欠き部との合わせ位置がずれるので、その部
分におけるアモルフアスダイヤフラムの撓みモー
ドが変化してしまう。そのために測定誤差が生じ
てしまう。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたも
のであつて、その目的は、ハウジング内に収容さ
れたフエライトコアが正しい位置に保持されるよ
うにし、それによつて精度の高い圧力センサが得
られるようにすることである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案では、ハウ
ジングの内周面とフエライトコアの外周面との間
に、非磁性材からなるコア位置決めスペーサを詰
めるようにしている。
(作用) このように構成することにより、フエライトコ
アが径方向に移動することは確実に防止されるよ
うになる。したがつて、フエライトコアが直接ハ
ウジングに接触するようなことはなくなり、ま
た、フエライトコアの溝とスペーサの切り欠き部
とは正しい位置関係で保たれるようになる。しか
も、フエライトコアとハウジングとの間に非磁性
材が介在することにより、ハウジングを通る漏洩
磁束も減少されるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
図は、本考案による電磁式圧力センサの一実施
例を示すもので、第1図はその縦断面図であり、
第2図はその要部の拡大図である。また、第3図
はその電磁式圧力センサの要部の分解斜視図であ
る。
第1図から明らかなように、この電磁式圧力セ
ンサ1は中空のハウジング2を備えている。この
ハウジング2は、鉄系材料、すなわち磁性材によ
つて形成された円筒状のもので、その内部はアモ
ルフアス金属製のダイヤフラム3によつて二つの
室4,5に区画されている。一方の室4は圧力室
とされ、この圧力室4の端壁に形成された流体導
入口6を通して、測定すべき流体圧が導入される
ようになつている。この圧力室4内には、コニカ
ルワツシヤ7によりアモルフアスダイヤフラム3
に向けて押圧されるダイヤフラム押さえ8が設け
られている。このダイヤフラム押さえ8は、Oリ
ング9,9により、ハウジング2の内周面及びア
モルフアスダイヤフラム3の外周部との間でシー
ルされている。また、このダイヤフラム押さえ8
には、これを貫通する多数の小孔10,10,…
…が環状に設けられており、圧力室4内に導入さ
れた流体圧がその小孔10を通してアモルフアス
ダイヤフラム3に作用するようにされている。
ハウジング2の他方の室5は大気圧室とされて
いる。そして、この大気圧室5内には、円柱状の
フエライトコア11が収容されている。このフエ
ライトコア11には、アモルフアスダイヤフラム
3側の面に開口する深い溝12が形成されてい
る。この溝12は、第3図に示されているように
環状のもので、その溝12の内部にはピツクアツ
プコイル13が収容されている。
アモルフアスダイヤフラム3とフエライトコア
11との間には、非磁性材であるチタン製のスペ
ーサ14が挿入されている。このスペーサ14
は、厚さ50ミクロン程度の薄い円板状のもので、
第3図に示されているように、そのスペーサ14
には、断続する環状の切り欠き部15が形成され
ている。
第2図から明らかなように、ダイヤフラム押さ
え8の小孔10の端部開口、スペーサ14の切り
欠き部15、及びフエライトコア11の溝12
は、同一軸線上に位置するようにされている。
フエライトコア11との他端面は、ハウジング
2に固着される隔壁16によつて支持されてい
る。こうして、アモルフアスダイヤフラム3は、
ダイヤフラム押さえ8とスペーサ14及びフエラ
イトコア11によつて挟着されて支持されるよう
になつている。隔壁16には開口17が設けら
れ、この開口17を通して、ピツクアツプコイル
13のリード線18が外部に引き出されている。
以上の構成は従来の電磁式圧力センサと同様で
ある。
本考案による電磁式圧力センサ1は、更に、ハ
ウジング2の内周面とフエライトコア11の外周
面との間に装着されるコア位置決めスペーサ19
を備えている。このスペーサ19は、厚さ数ミク
ロン程度の薄肉円筒状のもので、適度な弾性を有
する非磁性材、例えば四フツ化エチレン等の樹脂
あるいはシリコンゴム等のゴムによつて形成され
ている。このスペーサ19は、フエライトコア1
1の外周に嵌め付けて、そのフエライトコア11
とともにハウジング2内に圧入されるようになつ
ている。
このように構成された電磁式圧力センサ1にお
いて、ピツクアツプコイル13に電流を流すと、
フエライトコア11とアモルフアスダイヤフラム
3との間に、スペーサ14を介してピツクアツプ
コイル13を取り巻く磁気回路が形成される。こ
の状態で圧力室4に流体圧を導入すると、その流
体圧は、ダイヤフラム押さえ8の小孔10を通し
てアモルフアスダイヤフラム3に作用する。それ
によつて、アモルフアスダイヤフラム3は、第2
図に示されているように、フエライトコア11の
溝12に向けて撓む。その結果、ピツクアツプコ
イル13を取り巻く磁束が変化し、ピツクアツプ
コイル13からリード線18を通して引き出され
る電流が変化する。このとき、アモルフアスダイ
ヤフラム3の撓み量は、それに作用する流体圧の
大きさに対応したものとなる。したがつて、ピツ
クアツプコイル3から引き出される電流の変化に
よつて、流体圧の大きさを計測することができ
る。
この場合、フエライトコア11の溝12とスペ
ーサ14の切り欠き部15とが偏心していると、
アモルフアスダイヤフラム3は、そのスペーサ1
4の影響により、フエライトコア11の溝12に
対して偏つた撓みとなる。そのために、フエライ
トコア11が径方向に移動すると、その検出値に
誤差が生じることになる。しかしながら、この圧
力センサ1では、フエライトコア11がその外周
のコア位置決めスペーサ19とともにハウジング
2に圧入されているので、フエライトコア11が
径方向に移動するようなことはない。すなわち、
アモルフアスダイヤフラム3の撓みモードは常に
一定に保たれる。したがつて、常に安定した検出
値を得ることができる。
また、ハウジング2とフエライトコア11との
間に磁気抵抗の高いスペーサ19が設けられてい
ることにより、アモルフアスダイヤフラム3から
ハウジング2を通してフエライトコア11に伝わ
る漏洩磁束はそのスペーサ19によつて遮られる
ようになる。したがつて、ハウジング2を通つて
ピツクアツプコイル13を取り巻く磁気回路が形
成されることも抑制される。
こうして、この圧力センサ1によつて得られる
検出値は精度の高いものとなる。
なお、上記実施例においては、コア位置決めス
ペーサ19を円筒状のものとしているが、これを
多数の短冊状のものとすることもできる。その場
合には、ハウジング2の内周面に沿つて適宜の間
隔を置いてスペーサ19を並べた後、フエライト
コア11を圧入するようにすればよい。このとき
には、スペーサ19が弾性を有しているので、フ
エライトコア11が破損することはない。
また、本考案は、上記実施例のような円筒状の
ハウジング2を有するものに限らず、角筒状等の
ハウジングによつて構成された電磁式圧力センサ
にも適用することができるものであることは明ら
かであろう。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ハウジングの内周面とフエライトコアの外周
面との間に非磁性材からなるコア位置決めスペー
サを設けるようにしているので、振動等を受けて
もフエライトコアの位置がずれることはなくな
り、アモルフアスダイヤフラムの撓みモードが常
に一定に保たれるようになる。また、フエライト
コアが直接ハウジングに接触することがなくなる
ばかりでなく、その間に非磁性材が設けられるこ
とにより、漏洩磁束が抑制されるようになる。し
たがつて、精度の高い圧力センサとすることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による電磁式圧力センサの一
実施例を示す縦断面図、第2図は、第1図の部
分の拡大図、第3図は、その圧力センサの要部の
分解斜視図である。 1……電磁式圧力センサ、2……ハウジング、
3……アモルフアスダイヤフラム、4,5……
室、11……フエライトコア、12……溝、13
……ピツクアツプコイル、14……スペーサ、1
5……切り欠き部、19……コア位置決めスペー
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部がアモルフアスダイヤフラム3によつて2
    室4,5に区画され、一方の室4に流体圧が導入
    されるようにされた、磁性材からなる筒状のハウ
    ジング2と、 そのハウジング2の他方の室5内に収容され、
    前記アモルフアスダイヤフラム3側の面に環状の
    溝12が形成されたフエライトコア11と、 そのフエライトコア11の溝12内に収容さ
    れ、前記流体圧による前記アモルフアスダイヤフ
    ラム3の変形を電気信号の変化としてとらえ得る
    ピツクアツプコイル13と、 前記アモルフアスダイヤフラム3と前記フエラ
    イトコア11との間に挿入され、前記フエライト
    コア11の溝12に対応する位置に切り欠き部1
    5が形成された非磁性材からなるスペーサ14
    と、 を備え、 前記ハウジング2の内周面と前記フエライトコ
    ア11の外周面との間に、非磁性材製のコア位置
    決めスペーサ19が設けられている、 電磁式圧力センサ。
JP19030885U 1985-12-12 1985-12-12 Expired JPH0355875Y2 (ja)

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JPS6297935U JPS6297935U (ja) 1987-06-22
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