JPH08178343A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH08178343A
JPH08178343A JP6316290A JP31629094A JPH08178343A JP H08178343 A JPH08178343 A JP H08178343A JP 6316290 A JP6316290 A JP 6316290A JP 31629094 A JP31629094 A JP 31629094A JP H08178343 A JPH08178343 A JP H08178343A
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JP6316290A
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Eisuke Matsubara
栄介 松原
Soichi Kosoto
荘一 小曽戸
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、空気調和機の吐出ブロックに
おいて、部品点数の低減、組み立て作業性の向上、組立
後の寸法精度の向上、金型の簡素化をはかることにあ
る。 【構成】吐出ブロックが、ノ-ズ部と左右風向板との接
続部、及び、上記左右風向板と連動板との接続部の肉厚
寸法を他の部分の肉厚寸法よりも小さくされたポリプロ
ピレンの一体成形品とされ、上記接続部は可撓性による
ひんじ機能を有する空気調和機。 【効果】ポリプロピレンの一体成形品とすることによ
り、部品点数の低減、組み立て作業性の向上をはかり、
また、アンダ−カット部が無くなり一定の肉厚のノ−ズ
形状が形成できるようになり金型が簡素化され、成形性
も良くなることから形状が安定し、信頼性の高い吐出ブ
ロックを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室内ユニ
ットの、露受け皿、ノ−ズ部、左右風向板、上下風向
板、露受け皿断熱材からなる、吐出ブロック部品におい
て、部品点数の低減、組み立て作業性の向上、組立後の
寸法精度の向上を目的とした部品構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機室内ユニット、吐出ブ
ロックの構造を図6、図7、図8に示す。従来の空気調
和機室内ユニットは図6に示すようにキャビネット1、
化粧カバ−5の筐体部品の中に熱交換器3、貫流ファン
2、吐出ブロック4、ベアリング6、ファンモ−タ7、
電気部品8などが納められている。この吐出ブロック
は、露受け皿4dと、ノ−ズ部4cとを一体成形した部
品に左右風向板4a数枚を連動板4bで連結させ組合わ
せ、上下風向板4e、露受け皿断熱材9を組合わせた部
品となっている。
【0003】図7は、この吐出ブロックを組み合わせた
状態を断面したもので、それぞれの部品は図8のように
分割されており、左右風向板、連動板、露受け皿(ノ−
ズ部一体)、上下風向板、露受け皿断熱材の5つの主要
部品で構成され、左右風向板は吐出口の幅により異なる
が、複数の左右風向板を連動板で連結する構造となって
いる。
【0004】また、露受け皿とノ−ズ部を一体に成形す
るため、送風性能上重要となるノ−ズ部が厚肉になりや
すく、ガスインジェクション法により中空部10を設け
たり、アンダ−カット部12に金型を二段スライドさせ
る金型構造を用いたりすることによりノ−ズ部の反りや
ヒケを防止していた。これらの構造は、特開平6−15
9706号公報に記載されているが、基本構造はノ−ズ
部と露受け皿は一体に成形されており、左右風向板、連
動板は、別々に成形し組み合わせる構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の吐出ブロックの
構造は、図7に示すように露受け皿とノ−ズ部とが一体
に成形された部品に、数枚の左右風向板を連動板で連結
したものと、上下風向板、露受け皿断熱材などを取り付
ける構造となつているため、部品点数が多く、組み立て
作業に時間がかかり、原価アップの原因にんなってい
る。
【0006】また、露受け皿とノ−ズ部とが一体に成形
されているため、ノ−ズ部は運転時の温度変化による変
形を吸収しにくく、貫流ファンとのギャップが変化する
ことにより送風性能を悪化させ風量の低下や異音の発生
の原因となっている。また、ノ−ズ部の金型構造が複雑
になることにより、反りやヒケの出やすい構造となると
いう問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明では、露受け皿とノ−ズ部を分離し、左右風向
板、連動板とノ−ズ部をポリプロピレンのひんじ効果を
用いた一体成形品とし、また、ノ−ズ部の反り、ヒケに
ついても、ポリピロピレンの成形品では、悪くなる傾向
にあるが、露受け皿を反りの少ない材料やガスインジェ
クション法で成形した剛性の高いものに組合わせること
によりノ−ズ部の反りを矯正する構造としたものであ
る。また、露受け皿にポリプロピレン成形品のノ−ズ部
を組み込む際ノ−ズ部を長手方向に小さくし、クリアラ
ンスを設けることにより運転時の温度変化によるノ−ズ
の変形を吸収する構造としたものである。
【0008】
【作用】上記手段による作用は、左右風向板、連動板と
ノ−ズ部をポリプロピレンのひんじ効果を用い一体成形
品とすることにより左右風向板と連動板の組み立て作業
が無くなり部品点数も大幅に低減できる。また、露受け
皿とノ−ズ部を分離し組合わせる構造とすることによ
り、露受け皿とノ−ズ部にアンダ−カット部が無くなり
一定の肉厚のノ−ズ部形状が形成でき、金型が簡素化さ
れることにより成形性も良くなり、運転時の温度変化に
よるノ−ズ部の変形も吸収できる信頼性の高い吐出ブロ
ックを提供できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図5
により説明する。図1は空気調和機室内ユニットの分解
構造を示し、キャビネット1、化粧カバ−5の筐体部品
の中に熱交換器3、貫流ファン2、吐出ブロック4、ベ
アリング6、ファンモ−タ7、電気部品8などが納めら
れている。
【0010】この吐出ブロック4は、凝縮水を受ける露
受け皿4dと左右向板4a、数枚の左右風向板を連動さ
せる連動板4b、上下風向板4e、ノ-ズ部4cの部品
で構成され、ノ-ズ部と左右風向板、連動板はポリプロ
ピレンのひんじ効果を利用した一体成形品となってお
り、露受け皿は、ガスインジェクション法により中空部
を設け剛性を高めるとともに、反りやヒケを防止し寸法
精度を高めた構造となっている。この空気調和機の断面
を示したのが図2である。
【0011】空気調和機の送風性能はノ−ズギャップX
により左右されるため、この部分のギャップ管理が製造
上重要となっている。このノ−ズ部を構成している部品
が先に述べたように吐出ブロックであり、本発明では、
図3の如くノ-ズ部と左右風向板、連動板をポリプロピ
レンのひんじ効果を利用した一体成形品としているた
め、成形後矢印方向に製品は反ってしまうが、ガスイン
ジェクション法による中空部を設け剛性の高めた露受け
皿に組み合わせる構造としているためノ−ズ部の反りは
矯正できる。
【0012】また、二つの部品において、熱による収縮
や膨張に対してノ−ズ部の幅寸法L1を露受け皿内寸法
L2より小さくしノ−ズ部の熱膨張を長手方向に逃がす
ことにより、ノ−ズギャップXへの影響を少なくする構
造となっている。このときの2つの部品のクリアランス
は、部品の長手寸法、膨張係数により決める。
【0013】図4は吐出ブロックの組合わさった状態の
断面を示し、ノ-ズ部と左右風向板、連動板のポリプロ
ピレン製の一体成形品は複雑な断面形状のため剛性の高
いノ-ズ部と吐出口底面部との間に、左右風向板と連動
板の接続部の肉厚寸法を小さくした接続部によるひんじ
機能を利用した構成とすることにより、ひんじ部の破損
を防いでいる。図5は吐出ブロックの分解図で、主要部
品は3品で構成されている。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、空気調和機室内ユニットの吐出ブロック構造におい
て、ノ-ズ部と左右風向板、連動板をポリプロピレンの
ひんじ機能を利用した一体成形品とすることにより部品
点数の低減、組み立て作業性の向上がはかれ、また、ポ
リプロピレン製のため反りやすいノ−ズ部を、剛性の高
いガスインジェクション法により中空部を設けた露受け
皿に組み合わせる構造とすることによりノ−ズ部の反り
を矯正する。また、従来ノ−ズ部は運転時の温度変化に
よる影響を受け変形しノ−ズギャップが変化することに
より送風性能の低下を招いていたが、本発明は、露受け
皿とノ−ズ部を分離し組み合わせる構造とし、長手方向
にクリアランスを設けることにより、ノ−ズ部の温度変
化による変形を長手方向に逃がし温度変化に影響されな
い安定したノ−ズギャップを確保できる。露受け皿とノ
−ズ部を分離し組合わせる構造とすることにより、アン
ダ−カット部が無くなり一定の肉厚のノ−ズ部形状が形
成できるようになり露受け皿とノ−ズ部の金型が簡素化
され、成形性も良くなることからノ−ズ部形状が安定
し、信頼性の高い吐出ブロックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の室内ユニット
【図2】空気調和機の室内ユニット断面図
【図3】吐出ブロックの詳細図
【図4】吐出ブロックの組合せ断面図
【図5】吐出ブロックの分解断面図
【図6】従来の空気調和機の室内ユニット
【図7】従来の吐出ブロックの組合せ断面図
【図8】従来の吐出ブロックの分解断面図
【符号の説明】
1・・・キャビネット 2・・・貫流ファン 3・・・熱交換器 4・・・吐出ブロック 4a・・・左右風向板 4b・・・連動板 4c・・・ノ−ズ部 4d・・・露受け皿 4e・・・上下風向板 5・・・化粧カバ− 6・・・ベアリング 7・・・ファンモ−タ 8・・・電気部品 9・・・露受け皿断熱材 10・・・中空部 11・・・アンダ−カット部 12・・・吐出口底面部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を吸い込むための吸込みグリルを形成
    された化粧カバーと、この化粧カバーと組み合わされて
    筐体を形成するキャビネットと、上記筐体の内部に納め
    られた、熱交換器、ファン、このファンにより上記吸込
    みグリルから吸い込まれた空気を吐出するための吐出口
    を有する吐出ブロックとを具えた空気調和機において、
    上記吐出ブロックが、上記ファンの軸方向に沿って設け
    られたノ-ズ部と、複数の左右風向板と、上記複数の左
    右風向板を連動させるための連動部材とを有し、上記ノ
    -ズ部と左右風向板との接続部、及び、上記左右風向板
    と連動板との接続部の肉厚寸法を他の部分の肉厚寸法よ
    りも小さくされたポリプロピレンの一体成形品とされ、
    上記接続部は可撓性によるひんじ機能を有することを特
    徴とする空気調和機
  2. 【請求項2】吐出ブロックを、ガスインジェクションに
    よる中空部を設けられた露受け皿に組合せたられてなる
    ことを特徴とする空気調和機
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164190A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Sharp Corp 空気調和機
JP2010082914A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機およびそのドレンパン部品、並びにドレンパン部品成形用金型
JP2018179398A (ja) * 2017-04-12 2018-11-15 シャープ株式会社 空気調和機

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