JP6320620B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、吸込風路壁の経年変化による変形を抑制する空気調和機の室内機に関する。
室内機と室外機とを有するセパレート型の空気調和機の室内機にあって、空調する部屋の壁面上部に配置される室内機の多くは、室内機の筐体の上部に室内空気の入口となる吸込口が形成されている。さらに筐体の内部には熱交換器と送風ファンを有し、熱交換器は、送風ファンの前面側熱交換器と背面側熱交換器とから構成される。そして、送風ファンの回転によって上面の吸込口から筐体内部に導いた室内空気が熱交換器にて冷やされたり暖められたりして調和空気とされ、筐体の前面下部に形成される吹出口から室内へと吹き出している。
送風ファンの背面側には、背面側熱交換器を通過して室内空気を送風ファンへ流入させる気流の角度を調整する吸込風路壁と、吹出口に導く吹出風路壁と、が形成されている。この吹出風路壁が形成された背面ケースに熱交換器および送風ファンが保持されて、室内の設置壁面に取り付けられる据付板に固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−20243号公報
従来の空気調和機の室内機は、背面側熱交換器を通過した調和空気が送風ファンへ流入する際の騒音抑制や、送風ファンを駆動するモータの消費電力抑制のために、吸込風路壁を設けることで送風ファンへ流入する調和空気の流入位置、角度を調節する。しかしながら、吸込風路壁と吹出風路壁とはプラスチック素材で一体に成形された構成であったため、冷房および暖房の繰り返し運転による熱の影響や自重によって経年変化を生じて送風ファン側へ倒れ込むように変形し、騒音や消費電力が悪化するという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、吸込風路壁の経年変化による変形を抑制し、騒音や消費電力の悪化を抑制する空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、壁面に設置される空気調和機の室内機であって、上部の吸込口から前面下部の吹出口に室内空気を送風する送風ファンと、前記送風ファンの気流上流側に配置される熱交換器と、前記送風ファンより前記壁面寄りに位置して前記熱交換器を支持する本体と、を備え、前記送風ファンの気流上流側の吸込風路壁を構成する吸込風路壁構成部材と、前記送風ファンの気流下流側の吹出風路壁を構成すると共に前記本体の一部を構成する吹出風路壁構成部材と、を有し、前記吸込風路壁構成部材と前記吹出風路壁構成部材とは、連結され、連結位置を含む一部にて重なり、前記吸込風路壁構成部材と前記吹出風路壁構成部材とは、前記送風ファンの側面と対向する風路壁面を構成し、前記壁面側から前面に向けて突出して連結される側壁部をそれぞれ有するものである。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材とが重なるため、吸込風路壁の強度が向上し、両方を小型化することで成形に伴う残留応力を減少させることができ、吸込風路壁の経年変化による変形を抑制し、騒音や消費電力の悪化を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す外観図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る室内機内部の空気の流れを示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材を示す正面方向からの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吹出風路壁構成部材を示す正面方向からの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材を示す背面方向からの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吹出風路壁構成部材を示す背面方向からの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材との連結構造を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材とが連結した状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材との右側壁部の連結構造を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材との右側壁部が連結した状態を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材との左側壁部の連結構造を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材との左側壁部が連結した状態を示す拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材と吹出風路壁構成部材とが連結した後に送風ファンを配置した状態を示す模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機1を示す外観図である。
図1に示すように、室内機1は、回転速度を制御可能なインバータ駆動の圧縮機、四方弁、凝縮側熱交換器、減圧装置、蒸発側熱交換器を接続して構成され、四方弁の切換により冷房サイクルおよび暖房サイクル運転が可能な、室内の壁面に設置される壁掛け形の空気調和機の室内機である。
室内機1は、室内機1を構成し壁面寄りに位置する本体2と、室内機1を構成するパネル3と、室内機1を構成し意匠面となるグリル4と、を備える。
室内機1は、上部に設けられて室内空気を吸い込む吸込口22と、前面下部に設けられて内部の熱交換器を通過して送風ファンにより送風された調和空気を吹き出す吹出口23と、を備える。
吹出口23には、吹出口23より吹き出す風の向きを居住空間の左右方向で調整する左右風向板7a、7bと、吹出口23より吹き出す風の向きを居住空間の高さ方向で調整する上下風向板8a、8bと、が設けられる。
室内機1は、吹出口23の右側端の隣に、室内の床温度、壁面の温度、人体の位置、人体の活動状態について測定する赤外線センサ35を備える。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機1を示す断面図である。
図2に示すように、室内機1は、吸込口22から室内機1内部に流入した室内空気に含まれる埃などを除去するためのフィルタ9と、フィルタ9を通過した室内空気を調和空気に変える熱交換器であって室内機1の前面側に配置される前面側熱交換器5aと、フィルタ9を通過した室内空気を調和空気に変える熱交換器であって室内機1の背面側に配置される背面側熱交換器5bと、を備える。
室内機1は、室内の空気を室内機1に吸い込み、前面側熱交換器5aおよび背面側熱交換器5bを介することで調和空気に変えて吹出口23より室内空間に送り出す空気の気流の動力となる送風ファン6を備える。
室内機1は、背面側熱交換器5bを通過した調和空気が送風ファン6に流入する位置や角度を調整するための吸込風路壁39と、送風ファン6から吹き出した調和空気を吹出口23へ案内する吹出風路壁40と、を有する。
室内機1は、吸込風路壁39を構成する部品として吸込風路壁構成部材41と、吹出風路壁40を構成する吹出風路壁構成部材42と、を有する。吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、気流上流側と気流下流側とをつなぐように連結され、連結位置から気流下流側にて両方が2重に重なっている。
吹出風路壁構成部材42は、図1に示す本体2に含まれる。吹出風路壁構成部材42を含む本体2は、前面側熱交換器5aおよび背面側熱交換器5b並びに送風ファン6を支持して室内の設置壁面に取り付けられる据付板に固定される。
また、室内機1は、吹出口23の下面である吹出風路壁40の吹出口23の部分を構成し、吹出風路壁構成部材42とは異なる部材で構成された吹出風路壁吹出口部構成部材43を有する。
吸込風路壁構成部材41の背面側(壁面側)には、冷房運転時に背面側熱交換器5bで発生する結露水により吸込風路壁39および吹出風路壁40が冷やされることで風路内に結露が生じることを抑制するために設けられた多孔質の断熱材46が貼り付けられる。
吸込風路壁構成部材41の背面側にて背面方向に水平に延出された部分は、発生した結露水を排出するための背面側ドレンパン45である。
断熱材46は、吸込風路壁39および背面側ドレンパン45を構成する吸込風路壁構成部材41の背面側(壁面側)の全面に貼り付けられる。ここで、吸込風路壁構成部材41を吹出風路壁構成部材42と分割構造にしたことで、連結前に断熱材46を吸込風路壁構成部材41に貼り付けることができるので、貼付作業の簡素化を図ることができる。
送風ファン6の前面側には、室内機1の吹出口23の上面を構成するノズル28が設けられる。ノズル28の上面は、前面側熱交換器5aの下部を受け、冷房運転時に前面側熱交換器5aで発生する結露水を排出するための前面側ドレンパン44である。
吸込風路壁構成部材41と、吹出風路壁構成部材42と、吹出風路壁吹出口部構成部材43とは、プラスチック素材(例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン、ポリプロピレンなど)の成形部品である。
プラスチック素材の成形品の特性上、部材が大型化すると、成形時に樹脂が部材の末端まで到達するのに時間を要し、先に樹脂が到達した部分と到達しない部分では内部に残る残留応力に差が生じる。
吸込風路壁構成部材41と、吹出風路壁構成部材42と、を一体で構成した場合には、吸込風路壁構成部材41は気流上流側に向かう先端が細長くなっているため、成形時に樹脂が到達するのに時間を要して残留応力が多く発生する要因となる。
残留応力が残ったまま冷房運転や暖房運転を行うと、徐々に残留応力が解放されていくが、この際に変形を同時に起こしてしまい、初期の形状を維持することが困難である。
また、吸込風路壁39と吹出風路壁40とは、背面側ドレンパン45の底面から先は片持ち形状となっているため、自重によるたわみが発生し易く、特に暖房運転で、プラスチック素材が軟化を繰り返すと、経年的に送風ファン6側へ倒れ込み、初期の形状を維持することが困難である。
実施の形態1では、吸込風路壁構成部材41と、吹出風路壁構成部材42と、を別体で構成している。このため、吸込風路壁構成部材41および吹出風路壁構成部材42の各々の部材を小型化することができ、各々の部材内部の残留応力を緩和できているので、冷房運転や暖房運転を繰り返し行っても、残留応力の解放時の変形は少ない。
また、吸込風路壁39と吹出風路壁40は、背面側ドレンパン45の底面から先で二重に重ねて構成する部分を設けることで厚肉部分を成しており、片持ち形状となっているものの、自重によるたわみが発生し難い構成となり、初期の形状を維持することができる。
さらに、吸込風路壁構成部材41は、断熱材46を介して背面側熱交換器5bにより背面側ドレンパン45の部分を押さえ付けられているので、吸込風路壁39が送風ファン6側(前面側)へ倒れ込む方向とは逆向き(背面側)の力が発生するので、自重によるたわみを抑制する。
また、実施の形態1では、吹出風路壁40を構成する吹出風路壁構成部材42と吹出風路壁吹出口部構成部材43とを別体で構成している。吹出風路壁構成部材42が小型化できるので、吹出風路壁構成部材42において背面側ドレンパン45の底面より先の部分での残留応力も更に緩和でき、冷房運転や暖房運転を繰り返し行っても、残留応力の解放時の変形は少ない。
さらに、吹出風路壁吹出口部構成部材43を小型化することで、成形時の寸法精度を向上することができる。ノズル28と吹出風路壁吹出口部構成部材43との間における吹出口23の高さ寸法は、室内機1の送風性能において重要なパラメータであり、この高さ寸法が大きくなると、消費電力は下がるものの、流れが不安定化し易く、吹出口23からの逆吸い込み現象の原因となり、一方で高さ寸法が小さくなると、消費電力が上がるという特徴がある。このため、吹出口23の高さ寸法を決定する要素である吹出風路壁吹出口部構成部材43の寸法精度の向上は、室内機1の送風機性能の安定性に繋がる。
次に図3を用いて、室内機1内部の流れと、吸込風路壁39と吹出風路壁40との最適な分割点について詳しく説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る室内機1内部の空気の流れを示す模式図である。
まず、室内機1の内部の流れについて説明する。吸込流れ50は、吸込口22からフィルタ9を介して前面側熱交換器5aまたは背面側熱交換器5bに到達する。次に、前面側熱交換器5aを介して送風ファン6に到達する前面側内部流れ52aと、背面側熱交換器5bを介して送風ファン6に到達する背面側内部流れ52bが、送風ファン6を介して、吹出風路壁40に沿って吹出口23に到達し、吹出流れ51となって室内空間へと運ばれる。送風ファン6内部には、送風ファン6とノズル28の最小寸法位置にあたる前面側ファン隙間最小位置55と吹出口舌部57との近傍にファン内部循環渦53が存在する。また、吹出風路壁40の上流側先端に当る部分は送風ファン6との隙間が最小となっている背面側ファン隙間最小位置56となっており、この背面側ファン隙間最小位置56の下流側には、吹出流れ51とは逆向きの吹出風路壁循環渦54が存在する。
ファン内部循環渦53と吹出風路壁循環渦54とをコンパクトに保つことが送風性能の向上に繋がるが、ファン内部循環渦53は前面側ファン隙間最小位置55の寸法、吹出風路壁循環渦54は背面側ファン隙間最小位置56の寸法が最重要パラメータである。すなわち、前面側ファン隙間最小位置55の送風ファン6との隙間を小さくすることでファン内部循環渦53はコンパクトにすることができるが、近づけ過ぎると局所的な偏流が生じて騒音が悪化する。
また、背面側ファン隙間最小位置56の送風ファン6との隙間を小さくすることで吹出風路壁循環渦54はコンパクトにすることができるが、近づけ過ぎると局所的な偏流が生じて騒音が悪化する。
このように、前面側ファン隙間最小位置55および背面側ファン隙間最小位置56の寸法を安定化させることで送風機性能を安定化することができる。
背面側ファン隙間最小位置56の寸法を安定化させるためには、送風ファン6を支持する部材が送風ファン6とより少ない構成部品で連結されることが望ましい。
実施の形態1では、送風ファン6の長手方向左端は、ベアリング(図示せず)およびベアリングを支持する弾性部材(図示せず)を介して、吹出風路壁構成部材42に連結される。送風ファン6の長手方向右端は、送風ファン6の動力源となるモータ(図示せず)、モータを支持する弾性部材(図示せず)、モータを支持する弾性部材を収納するケース(図示せず)を介して、吹出風路壁構成部材42に連結される。
このような構成にすることで、背面側ファン隙間最小位置56において、送風ファン6と対向する位置を吸込風路壁構成部材41で構成する場合に比べて、より少ない構成部品で送風ファン6と連結することができる。したがって、背面側ファン隙間最小位置56は、送風ファン6と対向する位置を吹出風路壁構成部材42で構成し、吹出風路壁構成部材42と吸込風路壁構成部材41の風路側連結部は、背面側ファン隙間最小位置56よりも気流上流側に位置する。
すなわち、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、送風ファン6との背面側ファン隙間最小位置56よりも気流上流側にて気流上流側と気流下流側とをつなぐように連結され、連結位置から気流下流側にて背面側ドレンパン45を構成する位置まで両方が2重に重なる。
次に図4〜14を用いて、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42の構成および連結方法について詳しく説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41を示す正面方向からの斜視図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る吹出風路壁構成部材42を示す正面方向からの斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41を示す背面方向からの斜視図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る吹出風路壁構成部材42を示す背面方向からの斜視図である。
図8は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42との連結構造を示す模式図である。図9は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とが連結した状態を示す模式図である。
図10は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42との右側壁部41cおよび右側壁部42cの連結構造を示す拡大図である。図11は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42との右側壁部41cおよび右側壁部42cが連結した状態を示す拡大図である。
図12は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42との左側壁部41dおよび左側壁部42dの連結構造を示す拡大図である。図13は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42との左側壁部41dおよび左側壁部42dが連結した状態を示す拡大図である。
図14は、本発明の実施の形態1に係る吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とが連結した後に送風ファン6を配置した状態を示す模式図である。
図4、図6に示すように、吸込風路壁構成部材41は、ネジで吹出風路壁構成部材42と連結されるネジ固定部41aと、ツメ形状で吹出風路壁構成部材42と連結される側壁固定部41bと、送風ファン6の長手方向右側端の側壁の一部を構成する背面側(壁面側)から前面に向けて突出する右側壁部41cと、送風ファン6の長手方向左側端の側壁の一部を構成する背面側(壁面側)から前面に向けて突出する左側壁部41dと、を有する。
図5、図7に示すように、吹出風路壁構成部材42は、ネジで吸込風路壁構成部材41と連結されるネジ固定部42aと、ツメ形状で吸込風路壁構成部材41と連結される側壁固定部42bと、送風ファン6の長手方向右側端の側壁の一部を構成する背面側(壁面側)から前面に向けて突出する右側壁部42cと、送風ファン6の長手方向左側端の側壁の一部を構成する背面側(壁面側)から前面に向けて突出する左側壁部42dと、を有する。
吹出風路壁構成部材42は、背面側ファン隙間最小位置56である送風ファン6と対向する位置を構成することから右側壁部42cおよび左側壁部42dを、吸込風路壁構成部材41の右側壁部41cおよび左側壁部41dよりも大きな面積で有し、送風ファン6の軸心部分を含む。
図8〜図14に示すように、右側壁部41cおよび右側壁部42cと、左側壁部41dおよび左側壁部42dとは、それぞれ連結されることで、送風ファン6の側面と対向する風路壁面を構成する。
このように、吸込風路壁39と吹出風路壁40の分割面に沿って、送風ファン6の側面と対向する面についても分割することで、吹出風路壁構成部材42を小型化することができ、成形に伴う残留応力を減少させることができる。また、突出する右側壁部41cおよび右側壁部42cと、左側壁部41dおよび左側壁部42dとをそれぞれ連結することで、吸込風路壁構成部材41が補強され、吸込風路壁39が送風ファン6側へ倒れ込む変形を抑制することができ、騒音や消費電力の悪化を抑制することができる。
なお、実施の形態1では、図8に示すように、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、複数のネジ固定部41aとネジ固定部42aとでネジ固定をし、側壁固定部41bと側壁固定部42bでツメ形状によって固定することで連結させている。しかし、これに限られない。全てツメ形状で固定してもよいし、全てネジ固定にしてもよい。また、接着材による接着、超音波溶着などで強固に固定してもよい。
以上の実施の形態1によると、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、連結され、連結位置を含む一部にて重なる。これによれば、両方が重なる部分にて強度が増し、両方を小型化することで成形に伴う残留応力を減少させることができる。したがって、経年変化による変形が抑制できる。
吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、送風ファン6との背面側ファン隙間最小位置56よりも気流上流側にて気流上流側と気流下流側とをつなぐように連結され、連結位置から気流下流側の背面側ドレンパン45を構成する位置まで両方が2重に重なる。これによれば、背面側ファン隙間最小位置56において、送風ファン6と対向する位置を吸込風路壁構成部材41で構成する場合に比べて、より少ない構成部品で送風ファン6と連結することができる。よって、背面側ファン隙間最小位置56の寸法を安定化させることができる。また、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とが2重に重なる部分にて強度が増し、吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とを小型化することで成形に伴う残留応力を減少させることができる。したがって、経年変化による変形が抑制できる。
吸込風路壁構成部材41は、重なる部分にて壁面側の背面側熱交換器5bの下部を受ける背面側ドレンパン45を構成する。背面側ドレンパン45を構成した吸込風路壁構成部材41が断熱材46を介して背面側熱交換器5bで押えられることで、吸込風路壁39が送風ファン6側へ倒れ込む変形を抑制することができ、騒音や消費電力の悪化を抑制することができる。
吸込風路壁構成部材41は、吸込風路壁39と背面側ドレンパン45とを構成する背面側(壁面側)の面に貼り付けられた断熱材46を有する。吸込風路壁構成部材41を吹出風路壁構成部材42と分割構造にしたことで、連結前に断熱材46を吸込風路壁構成部材41に貼り付けることができるので、貼付作業の簡素化を図ることができる。
吸込風路壁構成部材41と吹出風路壁構成部材42とは、送風ファン6の長手方向両側端の側壁の一部を構成する背面側(壁面側)から前面に向けて突出する右側壁部41c、右側壁部42c、左側壁部41dおよび左側壁部42dをそれぞれ有する。これにより、吸込風路壁39と吹出風路壁40との分割面に沿って、送風ファン6の側面と対向する面についても分割することで、吹出風路壁構成部材42を小型化することができ、成形に伴う残留応力を減少させることができる。また、突出する右側壁部41cおよび右側壁部42cと、左側壁部41dおよび左側壁部42dとをそれぞれ連結することで、吸込風路壁構成部材41が補強され、吸込風路壁39が送風ファン6側へ倒れ込む変形を抑制することができ、騒音や消費電力の悪化を抑制することができる。
1 室内機、2 本体、3 パネル、4 グリル、5a 前面側熱交換器、5b 背面側熱交換器、6 送風ファン、7a 左右風向板、7b 左右風向板、8a 上下風向板、8b 上下風向板、9 フィルタ、22 吸込口、23 吹出口、28 ノズル、35 赤外線センサ、39 吸込風路壁、40 吹出風路壁、41 吸込風路壁構成部材、41a ネジ固定部、41b 側壁固定部、41c 右側壁部、41d 左側壁部、42 吹出風路壁構成部材、42a ネジ固定部、42b 側壁固定部、42c 右側壁部、42d 左側壁部、43 吹出風路壁吹出口部構成部材、44 前面側ドレンパン、45 背面側ドレンパン、46 断熱材、50 吸込流れ、51 吹出流れ、52a 前面側内部流れ、52b 背面側内部流れ、53 ファン内部循環渦、54 吹出風路壁循環渦、55 前面側ファン隙間最小位置、56 背面側ファン隙間最小位置、57 吹出口舌部。

Claims (4)

  1. 壁面に設置される空気調和機の室内機であって、
    上部の吸込口から前面下部の吹出口に室内空気を送風する送風ファンと、
    前記送風ファンの気流上流側に配置される熱交換器と、
    前記送風ファンより前記壁面寄りに位置して前記熱交換器を支持する本体と、
    を備え、
    前記送風ファンの気流上流側の吸込風路壁を構成する吸込風路壁構成部材と、前記送風ファンの気流下流側の吹出風路壁を構成すると共に前記本体の一部を構成する吹出風路壁構成部材と、を有し、
    前記吸込風路壁構成部材と前記吹出風路壁構成部材とは、連結され、連結位置を含む一部にて重なり、
    前記吸込風路壁構成部材と前記吹出風路壁構成部材とは、前記送風ファンの側面と対向する風路壁面を構成し、前記壁面側から前面に向けて突出して連結される側壁部をそれぞれ有する空気調和機の室内機。
  2. 前記吸込風路壁構成部材と前記吹出風路壁構成部材とは、前記送風ファンとの隙間最小位置よりも気流上流側にて連結され、連結位置から気流下流側の一部にて両方が2重に重なる請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記吸込風路壁構成部材は、重なる部分にて前記壁面側の前記熱交換器の下部を受ける壁面側ドレンパンを構成する請求項1または2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記吸込風路壁構成部材は、前記吸込風路壁と前記壁面側ドレンパンとを構成する前記壁面側の面に貼り付けられた断熱材を有する請求項3に記載の空気調和機の室内機。
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