JPH0526471A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH0526471A JPH0526471A JP3178566A JP17856691A JPH0526471A JP H0526471 A JPH0526471 A JP H0526471A JP 3178566 A JP3178566 A JP 3178566A JP 17856691 A JP17856691 A JP 17856691A JP H0526471 A JPH0526471 A JP H0526471A
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- JP
- Japan
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- air conditioner
- cross
- casing
- plate
- rear casing
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、後方ケーシングの後縁の熱
変形、位置変形を防止し、熱交換性能を良好に安定さ
せ、低騒音に安定させ、異常音の発生を少なくし、従来
以上の高温風吹き出しおよび吹き出し流のワイド化を図
りうる空気調和機を提供することにある。 【構成】 熱交換器1と、その下流に配置した貫流ファ
ン2と、風路を兼ねるケ−シングを主なる要素となし、
後方ケ−シング4を樹脂成型し、該後方ケ−シング4上
の後縁4aの内方あるいは外方のいずれかに幅寸法方向
に長く前記ケ−シング材質よりも硬質のプレ−ト5を後
縁4aに固着させ、または一端を係合もしくは挿入さ
せ、あるいは後縁4aの外方のへこみ部4bに一体のリ
ブ8を設けたことを特徴とする。
変形、位置変形を防止し、熱交換性能を良好に安定さ
せ、低騒音に安定させ、異常音の発生を少なくし、従来
以上の高温風吹き出しおよび吹き出し流のワイド化を図
りうる空気調和機を提供することにある。 【構成】 熱交換器1と、その下流に配置した貫流ファ
ン2と、風路を兼ねるケ−シングを主なる要素となし、
後方ケ−シング4を樹脂成型し、該後方ケ−シング4上
の後縁4aの内方あるいは外方のいずれかに幅寸法方向
に長く前記ケ−シング材質よりも硬質のプレ−ト5を後
縁4aに固着させ、または一端を係合もしくは挿入さ
せ、あるいは後縁4aの外方のへこみ部4bに一体のリ
ブ8を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
に、貫流ファンを用いて空調空気を送り出すものにおけ
る、高温風化およびワイド吹き出し化に好適な空気調和
機に関するものである。
に、貫流ファンを用いて空調空気を送り出すものにおけ
る、高温風化およびワイド吹き出し化に好適な空気調和
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば特開昭61
−81598号公報に記載されているように、熱交換器
の下方に配置した貫流ファンにより熱交換した空調空気
を送り出す構造であった。この貫流ファンは、一方の外
周から吸い込み他方の外周から吐出する方式である故
に、ファンの長さに比例した風量が得られることから、
住宅用薄型製品として多用されるようになってきた。し
かしながら、多用されるにつれて吹き出し温度の高温
化、低温化、吹き出し流のワイド化、低騒音化などの快
適性の要望が高まってきており、次に述べるような技術
課題がクロ−ズアップしてきた。
−81598号公報に記載されているように、熱交換器
の下方に配置した貫流ファンにより熱交換した空調空気
を送り出す構造であった。この貫流ファンは、一方の外
周から吸い込み他方の外周から吐出する方式である故
に、ファンの長さに比例した風量が得られることから、
住宅用薄型製品として多用されるようになってきた。し
かしながら、多用されるにつれて吹き出し温度の高温
化、低温化、吹き出し流のワイド化、低騒音化などの快
適性の要望が高まってきており、次に述べるような技術
課題がクロ−ズアップしてきた。
【0003】すなわち、貫流ファンは、外周に特殊なケ
−シングを配置して遠心力に逆らうかたちで貫流を生じ
させているので、ファン(羽根車)とケ−シングとの距
離がわずかに変化しても性能に大きな影響を与える。特
に、貫流ファンの後方のケ−シングは樹脂製で、面積形
状も大きくゆったりと作られているために、熱変形が生
じて上記距離が大小になってしまい、性能が低下すると
いう問題があった。また、ワイド吹き出し化の場合に
は、貫流ファンの長さを大にする必要があるが、ますま
す熱変形が問題となってくる。さらに、吹き出し温度を
高める方法としてファンを低速にすると、空気の浮力も
加わり、前記距離の大きい方向で逆流を生じ、過負荷と
なって運転不可能となる。逆流が生じると脈動音を発生
して騒音値も大となる。距離の小さいところでは笛吹き
状の回転音を発生する。
−シングを配置して遠心力に逆らうかたちで貫流を生じ
させているので、ファン(羽根車)とケ−シングとの距
離がわずかに変化しても性能に大きな影響を与える。特
に、貫流ファンの後方のケ−シングは樹脂製で、面積形
状も大きくゆったりと作られているために、熱変形が生
じて上記距離が大小になってしまい、性能が低下すると
いう問題があった。また、ワイド吹き出し化の場合に
は、貫流ファンの長さを大にする必要があるが、ますま
す熱変形が問題となってくる。さらに、吹き出し温度を
高める方法としてファンを低速にすると、空気の浮力も
加わり、前記距離の大きい方向で逆流を生じ、過負荷と
なって運転不可能となる。逆流が生じると脈動音を発生
して騒音値も大となる。距離の小さいところでは笛吹き
状の回転音を発生する。
【0004】また、暖房立上り過程においては、ケ−シ
ングの変形時の歪あるいは伸びの力が他の構成部品に加
わり散発的に軋み音が生じて使用者に不安感を与えるこ
とがあった。従来の貫流ファンの後方のケ−シングに
は、ファン入口よりも上方に上下方向(風の流れ方向)
に長いリブがあったが、貫流ファン近辺の変形防止には
不十分であった。特に幅寸法方向における変形防止につ
いてはほとんど考慮されていなかった。
ングの変形時の歪あるいは伸びの力が他の構成部品に加
わり散発的に軋み音が生じて使用者に不安感を与えるこ
とがあった。従来の貫流ファンの後方のケ−シングに
は、ファン入口よりも上方に上下方向(風の流れ方向)
に長いリブがあったが、貫流ファン近辺の変形防止には
不十分であった。特に幅寸法方向における変形防止につ
いてはほとんど考慮されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】定格暖房能力4.5k
w、ファン用ケ−シング幅640mm、貫流ファン幅6
30mm、外径90mmのものを搭載した家庭用のセパ
レ−トエアコンの室内ユニット試作品について詳細に検
討した結果、室温15℃で微弱なファン速度の送風のみ
運転毎分350回転で正常に風が出ていたものが、室温
15℃でスタ−トし暖房運転初期に高温風を得るべく同
じ微弱なファン速度で行うと、5分後に吹き出し空気温
度は60℃になるが、その直後から、吹き出し口の左右
では吐き出し作用となり中央では吸い込む、いわゆるシ
ョ−トサ−キットとなり、熱交換器内の圧力が高まっ
て、保護装置の作動によって運転が停止することがある
ということがわかった。
w、ファン用ケ−シング幅640mm、貫流ファン幅6
30mm、外径90mmのものを搭載した家庭用のセパ
レ−トエアコンの室内ユニット試作品について詳細に検
討した結果、室温15℃で微弱なファン速度の送風のみ
運転毎分350回転で正常に風が出ていたものが、室温
15℃でスタ−トし暖房運転初期に高温風を得るべく同
じ微弱なファン速度で行うと、5分後に吹き出し空気温
度は60℃になるが、その直後から、吹き出し口の左右
では吐き出し作用となり中央では吸い込む、いわゆるシ
ョ−トサ−キットとなり、熱交換器内の圧力が高まっ
て、保護装置の作動によって運転が停止することがある
ということがわかった。
【0006】これは、貫流ファンの作用が小さいのに加
えて、高温空気が浮力が大きい状況において貫流ファン
と後方ケ−シング上の後縁(ファン入口の丸み部)との
最短距離が左右では9.5mmと送風のみ運転時と同じ
であったが、熱変形により中央が左右の点より1.5m
m(ファン外径の1.7パ−セント)大きい11mmに
なっていたことが根本的な原因であることがわかった。
この変形の現象は、ケ−シングの幅寸法方向の両端は側
板および熱交換器によって支えられていることによっ
て、変形のしわ寄せがケ−シングの中央に集中するため
である。
えて、高温空気が浮力が大きい状況において貫流ファン
と後方ケ−シング上の後縁(ファン入口の丸み部)との
最短距離が左右では9.5mmと送風のみ運転時と同じ
であったが、熱変形により中央が左右の点より1.5m
m(ファン外径の1.7パ−セント)大きい11mmに
なっていたことが根本的な原因であることがわかった。
この変形の現象は、ケ−シングの幅寸法方向の両端は側
板および熱交換器によって支えられていることによっ
て、変形のしわ寄せがケ−シングの中央に集中するため
である。
【0007】ファン速度をアップするとショ−トサ−キ
ットは無くなることがある。これはファンの入口と出口
との圧力差がとれるためである。また、風向板ひとつの
向きでショートサーキットが無くなることもある。上記
のような現象は顧客がすぐには気づかず、使用している
間に気づくことになり、製造側試験においてもファンの
性格を熟知して緻密な試験によりようやく発見されると
ころに問題が大きい。また、吹き出し空気の温度が上が
る過程においては、後方ケ−シングが変形することによ
り、その熱応力が熱交換器やユニットケ−スに波及して
「ピシ、ピシ」という音が散発的に発生することがわか
った。
ットは無くなることがある。これはファンの入口と出口
との圧力差がとれるためである。また、風向板ひとつの
向きでショートサーキットが無くなることもある。上記
のような現象は顧客がすぐには気づかず、使用している
間に気づくことになり、製造側試験においてもファンの
性格を熟知して緻密な試験によりようやく発見されると
ころに問題が大きい。また、吹き出し空気の温度が上が
る過程においては、後方ケ−シングが変形することによ
り、その熱応力が熱交換器やユニットケ−スに波及して
「ピシ、ピシ」という音が散発的に発生することがわか
った。
【0008】本発明は、上記従来技術における問題点を
解決するためになされたもので、後方ケーシングにおけ
る後縁の熱変形、位置変形を防止し、熱交換性能を良好
に安定させ、低騒音に安定させ、異常音の発生を少なく
し、従来以上の高温風吹き出しおよび吹き出し流のワイ
ド化を図りうる空気調和機を提供することを、その目的
とするものである。
解決するためになされたもので、後方ケーシングにおけ
る後縁の熱変形、位置変形を防止し、熱交換性能を良好
に安定させ、低騒音に安定させ、異常音の発生を少なく
し、従来以上の高温風吹き出しおよび吹き出し流のワイ
ド化を図りうる空気調和機を提供することを、その目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る空気調和機の構成は、吸込口および吹
出口を有し、熱交換器と、該熱交換器の下流側に配置し
た貫流ファンと、これら熱交換器および貫流ファンを収
納するとともに風路を形成するケーシングとを備えた空
気調和機において、前記貫流ファンの後方のケーシング
を樹脂成形したものとし、該後方ケーシング上にあって
貫流ファン側に突出し吸込側と吐出側とを区画する後縁
に対し、その内側あるいは外側のいずれかに、前記後縁
の幅方向に横に長く位置し、前記後方ケーシングの材質
より硬質のプレートを前記後縁に固定して設けたもので
ある。
に、本発明に係る空気調和機の構成は、吸込口および吹
出口を有し、熱交換器と、該熱交換器の下流側に配置し
た貫流ファンと、これら熱交換器および貫流ファンを収
納するとともに風路を形成するケーシングとを備えた空
気調和機において、前記貫流ファンの後方のケーシング
を樹脂成形したものとし、該後方ケーシング上にあって
貫流ファン側に突出し吸込側と吐出側とを区画する後縁
に対し、その内側あるいは外側のいずれかに、前記後縁
の幅方向に横に長く位置し、前記後方ケーシングの材質
より硬質のプレートを前記後縁に固定して設けたもので
ある。
【0010】また、上記目的を達成するために、貫流フ
ァンの後方のケーシングと一体に、該後方ケーシング上
にあって貫流ファン側に突出し吸込側と吐出側とを区画
する後縁の裏側へこみ部に、該後縁の幅寸法方向に長い
リブを樹脂成型により設けたものである。さらに、ケ−
シングとプレ−トとの上下方向の中間に空間を設けるこ
とにより密着性をよくし、プレ−トを係合あるいは挿入
して設けることにより、作業性の向上、熱応力によるは
がれ、あるいは他の部品にに力が加わるのを少なくする
ことができる。
ァンの後方のケーシングと一体に、該後方ケーシング上
にあって貫流ファン側に突出し吸込側と吐出側とを区画
する後縁の裏側へこみ部に、該後縁の幅寸法方向に長い
リブを樹脂成型により設けたものである。さらに、ケ−
シングとプレ−トとの上下方向の中間に空間を設けるこ
とにより密着性をよくし、プレ−トを係合あるいは挿入
して設けることにより、作業性の向上、熱応力によるは
がれ、あるいは他の部品にに力が加わるのを少なくする
ことができる。
【0011】
【作用】後方ケ−シング上の後縁の内方あるいは外方の
いずれかに、幅方向に長く前記ケ−シング材質よりも硬
質のプレ−トを後縁に固着させ、あるいは後縁の背面に
外方に立ち上げるリブを一体に設けたので、従来以上の
高温風の吹き出しあるいは低温風の吹き出しを行って
も、後縁の変形を最小限に抑えることができる。したが
って、貫流ファンと後縁との距離の変化は極めて少なく
なり、所定の風量および所定の低騒音を発揮できる。ま
た、幅寸法(軸方向)の長い貫流ファンを用いてワイド
フロ−が得られ、加えて従来以上の低騒音が得られる。
いずれかに、幅方向に長く前記ケ−シング材質よりも硬
質のプレ−トを後縁に固着させ、あるいは後縁の背面に
外方に立ち上げるリブを一体に設けたので、従来以上の
高温風の吹き出しあるいは低温風の吹き出しを行って
も、後縁の変形を最小限に抑えることができる。したが
って、貫流ファンと後縁との距離の変化は極めて少なく
なり、所定の風量および所定の低騒音を発揮できる。ま
た、幅寸法(軸方向)の長い貫流ファンを用いてワイド
フロ−が得られ、加えて従来以上の低騒音が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図29
を参照して説明する。 〔実施例 1〕まず、図1は、本発明の一実施例に係る
空気調和機の立体断面図であり、本実施例ではセパレー
ト形エアコンの室内ユニットの例を示している。図1に
おいて、1は熱交換器、2は貫流ファン、3は、冷房時
の水受を兼ねるファン用前ケ−シング、4は、貫流ファ
ン2の後方にある後方ケ−シングであつて、熱交換器1
から貫流フアン2までの間をプラスチツクで一体に形成
されている。これら前ケーシング3および後方ケーシン
グ4で前記熱交換器1,貫流ファン2を収納するととも
に風路を形成している。4aは後縁であって、この後縁
4aは後方ケ−シング4上にあり、貫流フアン2の近く
で、内方(貫流フアン側)に丸みをおびて突出してお
り、これにより吸込側と吐出側を区画している。
を参照して説明する。 〔実施例 1〕まず、図1は、本発明の一実施例に係る
空気調和機の立体断面図であり、本実施例ではセパレー
ト形エアコンの室内ユニットの例を示している。図1に
おいて、1は熱交換器、2は貫流ファン、3は、冷房時
の水受を兼ねるファン用前ケ−シング、4は、貫流ファ
ン2の後方にある後方ケ−シングであつて、熱交換器1
から貫流フアン2までの間をプラスチツクで一体に形成
されている。これら前ケーシング3および後方ケーシン
グ4で前記熱交換器1,貫流ファン2を収納するととも
に風路を形成している。4aは後縁であって、この後縁
4aは後方ケ−シング4上にあり、貫流フアン2の近く
で、内方(貫流フアン側)に丸みをおびて突出してお
り、これにより吸込側と吐出側を区画している。
【0013】5は金属のプレ−トであって、後縁4aの
内方で、後方ケ−シング4の幅寸法(貫流フアンの軸方
向長さよりわずかに大)一杯に横に長く、上下方向には
下方端で後縁4aに接して上流側のケ−シングに至り、
後縁4a上にて幅寸法方向の中央をねじ6にて固定し、
両端寄りをL形係合ピン7にて固着してある。8はリブ
であつて、後縁4aの裏側のへこみ部4bに左右に長く
後方ケ−シング4と一体に設けたものである。9は吐出
口、矢印10は空気の流れ、11は流れの中心の渦、1
2は断熱材である。
内方で、後方ケ−シング4の幅寸法(貫流フアンの軸方
向長さよりわずかに大)一杯に横に長く、上下方向には
下方端で後縁4aに接して上流側のケ−シングに至り、
後縁4a上にて幅寸法方向の中央をねじ6にて固定し、
両端寄りをL形係合ピン7にて固着してある。8はリブ
であつて、後縁4aの裏側のへこみ部4bに左右に長く
後方ケ−シング4と一体に設けたものである。9は吐出
口、矢印10は空気の流れ、11は流れの中心の渦、1
2は断熱材である。
【0014】このような構成において、例えば、暖房運
転では、熱交換器1内に高温の冷媒を流し、下流(下
方)の貫流ファン2を回転させることにより高温の空気
がケ−シング内に誘引され、吐出口9から空調すべき室
内へ送り出される。高温の空気がケ−シング内に誘引さ
れると、後方ケ−シング4上の後縁4aが変形しようと
するが、左右方向に長いプレ−ト5があり、中央をねじ
6で固定され両端寄りをL形係合ピン7あるいはねじ6
aにて固着してあり、加えて裏側にリブ8があるので、
前記後縁4aの変形が防止される。したがって、ファン
性能に重要な貫流ファン2と後縁4aとの距離Aを所定
に維持し、通風抵抗にならずに風量および騒音を良好に
維持できる。また、後縁の変形を防止できることによ
り、運転立ち上がり時などの不審感の強い軋み音の発生
も低減できるという効果がある。
転では、熱交換器1内に高温の冷媒を流し、下流(下
方)の貫流ファン2を回転させることにより高温の空気
がケ−シング内に誘引され、吐出口9から空調すべき室
内へ送り出される。高温の空気がケ−シング内に誘引さ
れると、後方ケ−シング4上の後縁4aが変形しようと
するが、左右方向に長いプレ−ト5があり、中央をねじ
6で固定され両端寄りをL形係合ピン7あるいはねじ6
aにて固着してあり、加えて裏側にリブ8があるので、
前記後縁4aの変形が防止される。したがって、ファン
性能に重要な貫流ファン2と後縁4aとの距離Aを所定
に維持し、通風抵抗にならずに風量および騒音を良好に
維持できる。また、後縁の変形を防止できることによ
り、運転立ち上がり時などの不審感の強い軋み音の発生
も低減できるという効果がある。
【0015】以下、図2から図23までは他の実施例で
あって、後方ケ−シング4の後縁4a周りに幅寸法方向
に長く、硬質なるプレ−トを設けたもの、あるいは後方
ケ−シング4と一体構造にプレート,リブ等を設けたも
ので、図1の実施例と同じ効果を有するほか、以下に述
べる各実施例特有の構造的特徴および効果がある。図2
ないし図23の各図中、図1と同一符号のものは図1の
実施例と同等部分であるから、その説明を省略する。
あって、後方ケ−シング4の後縁4a周りに幅寸法方向
に長く、硬質なるプレ−トを設けたもの、あるいは後方
ケ−シング4と一体構造にプレート,リブ等を設けたも
ので、図1の実施例と同じ効果を有するほか、以下に述
べる各実施例特有の構造的特徴および効果がある。図2
ないし図23の各図中、図1と同一符号のものは図1の
実施例と同等部分であるから、その説明を省略する。
【0016】〔実施例 2〕図2は、本発明の他の実施
例に係る空気調和機の要部断面図である。図2の実施例
では、金属のプレ−ト13は、その上端にL曲げ部14
を設けて上流にて後方ケ−シング4の穴4cに係合し、
他端を後縁4aにねじ15で固定したものである。図2
の実施例によれば、金属のプレ−ト13の位置決めが容
易であるために作業性が良いという効果がある。
例に係る空気調和機の要部断面図である。図2の実施例
では、金属のプレ−ト13は、その上端にL曲げ部14
を設けて上流にて後方ケ−シング4の穴4cに係合し、
他端を後縁4aにねじ15で固定したものである。図2
の実施例によれば、金属のプレ−ト13の位置決めが容
易であるために作業性が良いという効果がある。
【0017】〔実施例 3〕図3は、本発明のさらに他
の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図3の
実施例では、金属のプレ−ト16を、上流にて後方ケ−
シング4から一体に設けたL形フランジ4eに挿入して
後方ケ−シング4との離れを防止し、他端を後縁4aに
ねじ17で固定したものである。図3の実施例によれ
ば、金属のプレ−ト16の位置決めが容易であるために
作業性が良いという効果があるほかに、熱応力が加わる
際の後方ケ−シング4と金属のプレ−ト16との膨張係
数の差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が余
分に上方に伸びることを可能にするため、金属のプレ−
ト16の位置および形状を正しく維持できる効果があ
る。
の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図3の
実施例では、金属のプレ−ト16を、上流にて後方ケ−
シング4から一体に設けたL形フランジ4eに挿入して
後方ケ−シング4との離れを防止し、他端を後縁4aに
ねじ17で固定したものである。図3の実施例によれ
ば、金属のプレ−ト16の位置決めが容易であるために
作業性が良いという効果があるほかに、熱応力が加わる
際の後方ケ−シング4と金属のプレ−ト16との膨張係
数の差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が余
分に上方に伸びることを可能にするため、金属のプレ−
ト16の位置および形状を正しく維持できる効果があ
る。
【0018】〔実施例 4〕図4は、本発明の第4の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図4の実施
例では、金属のプレ−ト18を、上流にて後方ケ−シン
グ4から一体に設けたL形係合ピン4fに嵌め込んで後
方ケ−シング4との離れを防止し、他端を後縁4aにね
じ19で固定したものである。また、後方ケ−シング4
上の、プレ−ト18に対向する面にへこみ4gを設け
て、該へこみ4g内に金属プレ−ト18を入れた構造に
している。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図4の実施
例では、金属のプレ−ト18を、上流にて後方ケ−シン
グ4から一体に設けたL形係合ピン4fに嵌め込んで後
方ケ−シング4との離れを防止し、他端を後縁4aにね
じ19で固定したものである。また、後方ケ−シング4
上の、プレ−ト18に対向する面にへこみ4gを設け
て、該へこみ4g内に金属プレ−ト18を入れた構造に
している。
【0019】図4の実施例によれば、図3の実施例と同
じく、金属のプレ−ト18の位置決めが容易であるため
に作業性が良いという効果があるほかに、熱応力が加わ
る際の後方ケ−シング4と金属のプレ−ト18との膨張
係数の差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が
余分に上方に伸びることを可能にしているため、金属の
プレ−ト18の位置および形状を正しく維持できばかり
か熱応力が他の部品に波及するのを防止できるという効
果がある。また、ピン4fは、風の抵抗にはとんどなら
ないという利点がある。さらに、特に後方ケ−シング4
上に金属のプレ−ト18に対向する面にへこみ4gを設
けて、該へこみ4g内に金属プレ−ト18を入れた構造
にしたので、風の流れ面を良好にできるという効果があ
る。
じく、金属のプレ−ト18の位置決めが容易であるため
に作業性が良いという効果があるほかに、熱応力が加わ
る際の後方ケ−シング4と金属のプレ−ト18との膨張
係数の差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が
余分に上方に伸びることを可能にしているため、金属の
プレ−ト18の位置および形状を正しく維持できばかり
か熱応力が他の部品に波及するのを防止できるという効
果がある。また、ピン4fは、風の抵抗にはとんどなら
ないという利点がある。さらに、特に後方ケ−シング4
上に金属のプレ−ト18に対向する面にへこみ4gを設
けて、該へこみ4g内に金属プレ−ト18を入れた構造
にしたので、風の流れ面を良好にできるという効果があ
る。
【0020】〔実施例 5〕図5は、本発明の第5の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図5の実施
例では、金属のプレ−ト20を、上流にて後方ケ−シン
グ4から一体に設けた割形ピン4hに、プレ−ト20上
に設けた小穴20aを合わせてピンの径を縮めながら挿
入して、挿入後ピン4hが元に戻ることにより後方ケ−
シング4との密着をよくし、他端を後縁4aにねじ21
で固定したものである。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図5の実施
例では、金属のプレ−ト20を、上流にて後方ケ−シン
グ4から一体に設けた割形ピン4hに、プレ−ト20上
に設けた小穴20aを合わせてピンの径を縮めながら挿
入して、挿入後ピン4hが元に戻ることにより後方ケ−
シング4との密着をよくし、他端を後縁4aにねじ21
で固定したものである。
【0021】図5の実施例によれば、金属のプレ−ト2
0の位置決めが容易であるために作業性が良いという効
果がある。このほか、熱応力が加わる際の後方ケ−シン
グ4と金属のプレ−ト20との膨張係数の差による接し
面のずれを、小穴の径をピンのくびれ4haの径より若
干大きくしておくことにより吸収可能にしており、金属
のプレ−ト20の位置および形状を正しく維持できるば
かりか、熱応力が他の部品に波及するのを防止できる効
果がある。また、金属のプレ−ト20の下端は後縁4に
ねじ21により固定しているが、プレート20には次第
に後方ケ−シング4に向かう傾斜部20bを設けてある
ので、風の流れ面を良好にできるという本実施例特有の
効果がある。
0の位置決めが容易であるために作業性が良いという効
果がある。このほか、熱応力が加わる際の後方ケ−シン
グ4と金属のプレ−ト20との膨張係数の差による接し
面のずれを、小穴の径をピンのくびれ4haの径より若
干大きくしておくことにより吸収可能にしており、金属
のプレ−ト20の位置および形状を正しく維持できるば
かりか、熱応力が他の部品に波及するのを防止できる効
果がある。また、金属のプレ−ト20の下端は後縁4に
ねじ21により固定しているが、プレート20には次第
に後方ケ−シング4に向かう傾斜部20bを設けてある
ので、風の流れ面を良好にできるという本実施例特有の
効果がある。
【0022】〔実施例 6〕図6は、本発明の第6の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図6の実施
例では、後方ケ−シング4上の後縁4aに溝4ab、金
属のプレ−ト22に対向する面にへこみ4iを設け金屬
プレ−ト22の下端を前記溝4abに挿入し、上端をね
じ23により固定したものである。図6の実施例によれ
ば、金属のプレ−ト22の位置決めが容易であるために
作業性が良いという効果があるほかに、後縁部が溝4a
bとともに三重層になるので熱変形に対する強度が高い
という効果がある。また、後方ケ−シング4に特別な突
部がないので風の流れ面を良好にできる効果がある。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図6の実施
例では、後方ケ−シング4上の後縁4aに溝4ab、金
属のプレ−ト22に対向する面にへこみ4iを設け金屬
プレ−ト22の下端を前記溝4abに挿入し、上端をね
じ23により固定したものである。図6の実施例によれ
ば、金属のプレ−ト22の位置決めが容易であるために
作業性が良いという効果があるほかに、後縁部が溝4a
bとともに三重層になるので熱変形に対する強度が高い
という効果がある。また、後方ケ−シング4に特別な突
部がないので風の流れ面を良好にできる効果がある。
【0023】〔実施例 7〕図7は、本発明の第7の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図7の実施
例は、図6の実施例に対して金属のプレ−ト24の上端
を、後方ケ−シング4に一体に設けたL形係合ピン4j
により固定したものであって、ねじを用いないので位置
決めが容易で作業性が良いという効果がある。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図7の実施
例は、図6の実施例に対して金属のプレ−ト24の上端
を、後方ケ−シング4に一体に設けたL形係合ピン4j
により固定したものであって、ねじを用いないので位置
決めが容易で作業性が良いという効果がある。
【0024】〔実施例 8〕図8は、本発明の第8の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図8の実施
例では、金属のプレ−ト25の上下を、後方ケ−シング
4上の後縁4aと後縁4aの下流の二点においてねじ2
6,27で固定したものである。図8の実施例によれ
ば、ファン性能に対し後縁4aの次に影響の大きい渦巻
部4kを含めて変形を防止できるほか、後縁4aの上流
にヒ−タ等の補助装置を内蔵する場合に有効な設置とな
るという効果がある。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図8の実施
例では、金属のプレ−ト25の上下を、後方ケ−シング
4上の後縁4aと後縁4aの下流の二点においてねじ2
6,27で固定したものである。図8の実施例によれ
ば、ファン性能に対し後縁4aの次に影響の大きい渦巻
部4kを含めて変形を防止できるほか、後縁4aの上流
にヒ−タ等の補助装置を内蔵する場合に有効な設置とな
るという効果がある。
【0025】〔実施例 9〕図9は、本発明の第9の実
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図9の実施
例では、金属のプレ−ト28の上端を後方ケ−シング4
上の後縁4aにねじ29で固定し、下端を後方ケ−シン
グ4に一体に設けたL形係合ピン4nにより固定したも
のである。図9の実施例によれば、熱応力が加わる際の
後方ケ−シング4と金属のプレ−ト28との膨張係数の
差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が余分に
上方に伸びることが可能となっているため、金属のプレ
−ト28の位置および形状を正しく維持できるばかり
か、熱応力が他の部品に波及するのを防止できるという
効果がある。また、L形係合ピン4nの配置による風の
抵抗はほとんどないものである。
施例に係る空気調和機の要部断面図である。図9の実施
例では、金属のプレ−ト28の上端を後方ケ−シング4
上の後縁4aにねじ29で固定し、下端を後方ケ−シン
グ4に一体に設けたL形係合ピン4nにより固定したも
のである。図9の実施例によれば、熱応力が加わる際の
後方ケ−シング4と金属のプレ−ト28との膨張係数の
差による接し面のずれを、後方ケ−シング4側が余分に
上方に伸びることが可能となっているため、金属のプレ
−ト28の位置および形状を正しく維持できるばかり
か、熱応力が他の部品に波及するのを防止できるという
効果がある。また、L形係合ピン4nの配置による風の
抵抗はほとんどないものである。
【0026】〔実施例 10〕図10は、本発明の第1
0の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
0の実施例では、金属のプレ−ト29を、後方ケ−シン
グ4上の後縁4aをはさみ上流から下流の渦巻部4kに
至る範囲で、くの字状に後方ケーシング面に沿ってあて
がい、上下両端をねじ30,31により固定したもので
ある。図10の実施例によれば、ファン性能に対し後縁
4aの次に影響の大きい渦巻部4kを含めて広い面積に
わたってプレートが設けられ、金属のプレ−ト29の断
面もくの字状であるので後縁部の強度を大にできるとい
う本実施例特有の効果がある。
0の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
0の実施例では、金属のプレ−ト29を、後方ケ−シン
グ4上の後縁4aをはさみ上流から下流の渦巻部4kに
至る範囲で、くの字状に後方ケーシング面に沿ってあて
がい、上下両端をねじ30,31により固定したもので
ある。図10の実施例によれば、ファン性能に対し後縁
4aの次に影響の大きい渦巻部4kを含めて広い面積に
わたってプレートが設けられ、金属のプレ−ト29の断
面もくの字状であるので後縁部の強度を大にできるとい
う本実施例特有の効果がある。
【0027】〔実施例 11〕図11は、本発明の第1
1の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
1の実施例では、図10の実施例に対して後方ケ−シン
グ4上に金属のプレ−ト32に対向する面にへこみ4p
を設けて、該へこみ4p内に金属のプレ−ト32を嵌め
込んだ構造にしている。図11の実施例によれば、図1
0の実施例と同じ効果を有するほか、へこみ4pが取付
け作業のガイドとなるという効果があり、さらに、風の
流れ面を良好にできる利点がある。
1の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
1の実施例では、図10の実施例に対して後方ケ−シン
グ4上に金属のプレ−ト32に対向する面にへこみ4p
を設けて、該へこみ4p内に金属のプレ−ト32を嵌め
込んだ構造にしている。図11の実施例によれば、図1
0の実施例と同じ効果を有するほか、へこみ4pが取付
け作業のガイドとなるという効果があり、さらに、風の
流れ面を良好にできる利点がある。
【0028】〔実施例 12〕図12は、本発明の第1
2の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
2の実施例では、金属のプレ−ト35を後方ケ−シング
4上の後縁4aをはさみ上流から下流の渦巻部4kに至
りくの字状にケーシング面に沿ってあてがい、中間の後
縁4a部にねじ36で固定し、金属のプレート35の上
端をケ−シング4から一体に設けたL形係合ピン4qに
係合し、下端を後方ケ−シング4から一体に設けたL形
フランジ4rに挿入したものである。
2の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
2の実施例では、金属のプレ−ト35を後方ケ−シング
4上の後縁4aをはさみ上流から下流の渦巻部4kに至
りくの字状にケーシング面に沿ってあてがい、中間の後
縁4a部にねじ36で固定し、金属のプレート35の上
端をケ−シング4から一体に設けたL形係合ピン4qに
係合し、下端を後方ケ−シング4から一体に設けたL形
フランジ4rに挿入したものである。
【0029】図12の実施例によれば、金属のプレ−ト
35の位置決めが容易であるために作業性が良いという
効果があるほかに、ファン性能に後縁4aの次に影響の
大きい渦巻部4kを含め広い面積にわたって金属のプレ
−ト35が設けられ、その金属のプレ−ト35の断面も
くの字状であるので後縁部の強度を向上できる効果があ
る。また、熱応力が加わる際の後方ケ−シング4と金属
のプレ−ト35との膨張係数の差による接し面のずれ
を、後方ケ−シング4側が余分に上方に伸びることを可
能にするため、金属のプレ−ト35の位置および形状を
正しく維持できるばかりか、熱応力が他の部品に波及す
るのを防止できる効果がある。
35の位置決めが容易であるために作業性が良いという
効果があるほかに、ファン性能に後縁4aの次に影響の
大きい渦巻部4kを含め広い面積にわたって金属のプレ
−ト35が設けられ、その金属のプレ−ト35の断面も
くの字状であるので後縁部の強度を向上できる効果があ
る。また、熱応力が加わる際の後方ケ−シング4と金属
のプレ−ト35との膨張係数の差による接し面のずれ
を、後方ケ−シング4側が余分に上方に伸びることを可
能にするため、金属のプレ−ト35の位置および形状を
正しく維持できるばかりか、熱応力が他の部品に波及す
るのを防止できる効果がある。
【0030】〔実施例 13〕図13は、本発明の第1
3の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
3の実施例では、図12の実施例に対して、金属のプレ
−ト37の上下端を、後方ケ−シング4から一体に設け
た割形ピン4s、4uにそれぞれ嵌め込んで設けたもの
であって、ピン4s,4uと金属のプレ−ト37の小穴
37a,37bを、前後方向にきつく上下方向に若干ゆ
るくすることにより、図12の実施例と同じ効果が得ら
れる。そのほか、頭の大きい割形ピン4s,4rを用い
たので、金属のプレ−ト37の取り付けは図12の実施
例よりも確実に行なわれる。
3の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
3の実施例では、図12の実施例に対して、金属のプレ
−ト37の上下端を、後方ケ−シング4から一体に設け
た割形ピン4s、4uにそれぞれ嵌め込んで設けたもの
であって、ピン4s,4uと金属のプレ−ト37の小穴
37a,37bを、前後方向にきつく上下方向に若干ゆ
るくすることにより、図12の実施例と同じ効果が得ら
れる。そのほか、頭の大きい割形ピン4s,4rを用い
たので、金属のプレ−ト37の取り付けは図12の実施
例よりも確実に行なわれる。
【0031】〔実施例 14〕図14は、本発明の第1
4の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
4の実施例では、金属のプレ−ト39を、後方ケ−シン
グ4上の後縁4aからそれより上流に至るファン側に対
向した面に、後方ケ−シング4の成型時にインサ−トし
たものである。図14の実施例によれば、金属のプレ−
ト39を全面で固着できる効果があるほか、風の流れの
面がきれいにできるという利点がある。
4の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
4の実施例では、金属のプレ−ト39を、後方ケ−シン
グ4上の後縁4aからそれより上流に至るファン側に対
向した面に、後方ケ−シング4の成型時にインサ−トし
たものである。図14の実施例によれば、金属のプレ−
ト39を全面で固着できる効果があるほか、風の流れの
面がきれいにできるという利点がある。
【0032】〔実施例 15〕図15は、本発明の第1
5の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
5の実施例では、図14の実施例に対して、金属のプレ
−ト40に皿穴40aを設けてインサ−トしたので、皿
穴40aにも樹脂が流れ込み、図14の実施例の効果よ
りもプレートの離脱を防止でき、後縁4aへの密着をよ
くするという効果がある。
5の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
5の実施例では、図14の実施例に対して、金属のプレ
−ト40に皿穴40aを設けてインサ−トしたので、皿
穴40aにも樹脂が流れ込み、図14の実施例の効果よ
りもプレートの離脱を防止でき、後縁4aへの密着をよ
くするという効果がある。
【0033】〔実施例 16〕図16は、本発明の第1
6の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
6の実施例では、金属のプレ−ト41を、後方ケ−シン
グ4の後縁4aからそれより上流にわたって、厚肉とな
っている樹脂の中間に成形時にインサ−トしたものであ
る。図16の実施例によれば、図15の実施例の場合の
効果に加え、風の流れ面に樹脂層があるので面がきれい
であり、金属のプレ−ト41が両面で強力に固着できる
という効果があるほか、冷房運転時に後方ケ−シング4
の内方に露付きが生じる心配がないという効果がある。
6の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
6の実施例では、金属のプレ−ト41を、後方ケ−シン
グ4の後縁4aからそれより上流にわたって、厚肉とな
っている樹脂の中間に成形時にインサ−トしたものであ
る。図16の実施例によれば、図15の実施例の場合の
効果に加え、風の流れ面に樹脂層があるので面がきれい
であり、金属のプレ−ト41が両面で強力に固着できる
という効果があるほか、冷房運転時に後方ケ−シング4
の内方に露付きが生じる心配がないという効果がある。
【0034】〔実施例 17〕図17は、本発明の第1
7の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
7の実施例では、金属のプレ−ト42を、後方ケ−シン
グ4の外方(後方ケ−シング4の背面)に成形時にイン
サ−トして、金属のプレ−ト42の上下方向の両端がL
形フランジ4v,4wにより一体に支えられる構造にし
たものである。図17の実施例によれば、図16の実施
例の場合の効果に加え、風の流れ面の樹脂層が厚い分露
付き防止の効果を大きくすることができる。
7の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
7の実施例では、金属のプレ−ト42を、後方ケ−シン
グ4の外方(後方ケ−シング4の背面)に成形時にイン
サ−トして、金属のプレ−ト42の上下方向の両端がL
形フランジ4v,4wにより一体に支えられる構造にし
たものである。図17の実施例によれば、図16の実施
例の場合の効果に加え、風の流れ面の樹脂層が厚い分露
付き防止の効果を大きくすることができる。
【0035】〔実施例 18〕図18は、本発明の第1
8の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
8の実施例では、金属プレ−ト43の上下方向の途中
に、該金属プレート43と後方ケ−シング4との間に若
干の空間44を保たせ、下端を後方ケ−シング4の後縁
4aに、上端を後方ケ−シング4の上流に接しさせてそ
れぞれねじ46,45により固定したものである。図1
8の実施例によれば、金属プレート43と後縁4aとの
密着をよくし、金属プレ−ト43のびびりによって発生
する音やすきま流れによる風の乱れの発生を防止できる
効果がある。また、金属プレ−ト43の外方の後方ケ−
シング部は熱伝導が少ないため、応力が小となり若干の
たわみも可能なので、金属プレ−ト43の位置および形
状を正しく維持できる効果がある。
8の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
8の実施例では、金属プレ−ト43の上下方向の途中
に、該金属プレート43と後方ケ−シング4との間に若
干の空間44を保たせ、下端を後方ケ−シング4の後縁
4aに、上端を後方ケ−シング4の上流に接しさせてそ
れぞれねじ46,45により固定したものである。図1
8の実施例によれば、金属プレート43と後縁4aとの
密着をよくし、金属プレ−ト43のびびりによって発生
する音やすきま流れによる風の乱れの発生を防止できる
効果がある。また、金属プレ−ト43の外方の後方ケ−
シング部は熱伝導が少ないため、応力が小となり若干の
たわみも可能なので、金属プレ−ト43の位置および形
状を正しく維持できる効果がある。
【0036】〔実施例 19〕図19は、本発明の第1
9の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
9の実施例では、金属プレ−ト47の下端を後方ケ−シ
ング4の後縁4aに接しさせてねじ48により固定し、
上端は後方ケ−シング4の上流にて弾性材料49を介し
てねじ50を用いて固定することにより、金属プレ−ト
47の上下方向の途中に空間51を保有させたもので、
先の図18の実施例と同様の効果があるほかに、特に金
属プレ−ト47や後方ケ−シング4の製作上の寸法誤
差,熱変形を吸収できるので、品質の安定化が得られる
という効果がある。
9の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図1
9の実施例では、金属プレ−ト47の下端を後方ケ−シ
ング4の後縁4aに接しさせてねじ48により固定し、
上端は後方ケ−シング4の上流にて弾性材料49を介し
てねじ50を用いて固定することにより、金属プレ−ト
47の上下方向の途中に空間51を保有させたもので、
先の図18の実施例と同様の効果があるほかに、特に金
属プレ−ト47や後方ケ−シング4の製作上の寸法誤
差,熱変形を吸収できるので、品質の安定化が得られる
という効果がある。
【0037】〔実施例 20〕図20は、本発明の第2
0の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
0の実施例では、金属プレ−ト52を、後方ケ−シング
4の後縁4aをはさみそれより上流から下流の渦巻部4
kに至る範囲で、後方ケ−シング4の外方(ユニットの
背面側)にくの字状に面に沿ってあてがい、後縁4a部
と上下両端をそれぞれねじ53,54,55により固定
したものである。
0の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
0の実施例では、金属プレ−ト52を、後方ケ−シング
4の後縁4aをはさみそれより上流から下流の渦巻部4
kに至る範囲で、後方ケ−シング4の外方(ユニットの
背面側)にくの字状に面に沿ってあてがい、後縁4a部
と上下両端をそれぞれねじ53,54,55により固定
したものである。
【0038】図20の実施例によれば、ファン性能に後
縁4aの次に影響の大きい渦巻部4kを含め広い面積に
わたって金属プレート52が設けられ、金属プレ−ト5
2の断面もくの字状であるので後縁部の強度を大にでき
る効果がある。そのほか、金属プレ−ト52を後方ケー
シングの背面に設けたので、風の流れ面を阻害すること
なく仕上りもきれいにできるばかりか、冷房運転時に金
属プレ−ト52が直接冷却されないので露付きの心配も
ないという本実施例特有の効果がある。
縁4aの次に影響の大きい渦巻部4kを含め広い面積に
わたって金属プレート52が設けられ、金属プレ−ト5
2の断面もくの字状であるので後縁部の強度を大にでき
る効果がある。そのほか、金属プレ−ト52を後方ケー
シングの背面に設けたので、風の流れ面を阻害すること
なく仕上りもきれいにできるばかりか、冷房運転時に金
属プレ−ト52が直接冷却されないので露付きの心配も
ないという本実施例特有の効果がある。
【0039】〔実施例 21〕図21は、本発明の第2
1の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
1の実施例では、図20の実施例と同様なくの字状の金
属プレ−ト56を、その下端を後方ケ−シング4から一
体に設けたL形係合ピン4xに嵌め込み、上端をL形フ
ランジ4yで固定し、中間を後縁4a部にねじ57によ
り固定したものである。
1の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
1の実施例では、図20の実施例と同様なくの字状の金
属プレ−ト56を、その下端を後方ケ−シング4から一
体に設けたL形係合ピン4xに嵌め込み、上端をL形フ
ランジ4yで固定し、中間を後縁4a部にねじ57によ
り固定したものである。
【0040】図21の実施例によれば、図20の実施例
と同様の効果があるほかに、金属プレ−ト56の位置決
めがよいために作業性がよいという効果がある。また、
L形フランジ4yまたはL形係合ピン4xとプレ−ト端
面の上下方向に若干のすきまをとっておくことにより、
熱応力が加わる際の後方ケ−シング4側と金属プレ−ト
56との膨張係数の差による接し面のずれを、後方ケ−
シング4側が余分に伸びることが可能であるため、金属
プレ−ト56の位置および形状を正しく維持できるとい
う効果がある。
と同様の効果があるほかに、金属プレ−ト56の位置決
めがよいために作業性がよいという効果がある。また、
L形フランジ4yまたはL形係合ピン4xとプレ−ト端
面の上下方向に若干のすきまをとっておくことにより、
熱応力が加わる際の後方ケ−シング4側と金属プレ−ト
56との膨張係数の差による接し面のずれを、後方ケ−
シング4側が余分に伸びることが可能であるため、金属
プレ−ト56の位置および形状を正しく維持できるとい
う効果がある。
【0041】〔実施例 22〕図22は、本発明の第2
2の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
2の実施例では、後方ケ−シング4の後縁4aの外方
(ユニットの背面側)のへこみ部4bに、外方に立上部
58aを有する金属プレ−ト58をねじ59で固定した
ものである。図22の実施例によれば、風の流れの面を
阻害することなく立上部58aの形状が得られるため強
度を増しやすく、内方に機器が組み込まれていても取付
け取外しのサ−ビス性がよいという効果がある。また、
本実施例は金属プレ−ト58の取付け後に外方から断熱
材60をあてがうが、反対に断熱材60の取付け後に金
属プレ−ト58を取付けて、密着性、サ−ビス性を向上
させることができる。このことは、前述の図20,図2
1の実施例においても可能である。
2の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
2の実施例では、後方ケ−シング4の後縁4aの外方
(ユニットの背面側)のへこみ部4bに、外方に立上部
58aを有する金属プレ−ト58をねじ59で固定した
ものである。図22の実施例によれば、風の流れの面を
阻害することなく立上部58aの形状が得られるため強
度を増しやすく、内方に機器が組み込まれていても取付
け取外しのサ−ビス性がよいという効果がある。また、
本実施例は金属プレ−ト58の取付け後に外方から断熱
材60をあてがうが、反対に断熱材60の取付け後に金
属プレ−ト58を取付けて、密着性、サ−ビス性を向上
させることができる。このことは、前述の図20,図2
1の実施例においても可能である。
【0042】〔実施例 23〕図23は、本発明の第2
3の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
3の実施例では、後方ケ−シング4の後縁4aの外方
(ユニットの背面側)のへこみ部4zに後方ケ−シング
4と一体に外方に立ち上がって幅寸法方向に長いリブ4
zaを3本設け、かつそれぞれと交差させて上下寸法方
向に長いリブ4zbを設けたものであって、リブを複数
本で構成することにより後縁4a周りの強度が大で、同
一機種の大量生産に適するという効果がある。
3の実施例に係る空気調和機の要部断面図である。図2
3の実施例では、後方ケ−シング4の後縁4aの外方
(ユニットの背面側)のへこみ部4zに後方ケ−シング
4と一体に外方に立ち上がって幅寸法方向に長いリブ4
zaを3本設け、かつそれぞれと交差させて上下寸法方
向に長いリブ4zbを設けたものであって、リブを複数
本で構成することにより後縁4a周りの強度が大で、同
一機種の大量生産に適するという効果がある。
【0043】これまで述べてきた図1から図22までの
実施例は、特に高温風化吹き出し(約60℃以上)、ワ
イド吹き出し化の製品に適し、それほど高温にならない
機種の後方ケ−シングと共用する場合に適する。なお、
プレ−トは必ずしも金属でなくてもよく、熱変形も防止
し得るに足る硬質のプラスチックを用いてもよい。
実施例は、特に高温風化吹き出し(約60℃以上)、ワ
イド吹き出し化の製品に適し、それほど高温にならない
機種の後方ケ−シングと共用する場合に適する。なお、
プレ−トは必ずしも金属でなくてもよく、熱変形も防止
し得るに足る硬質のプラスチックを用いてもよい。
【0044】次に、上述の各実施例で説明した、係合ピ
ンを用いて金属のプレ−トと後方ケ−シングとを固着さ
せる各方法について、図24ないし図29を参照して説
明する。図24は、本発明の各実施例におけるプレート
取付部の一例を示す斜視図である。図24に示す例は、
後方ケ−シング4に頭部幅寸法を下方よりも大にしたL
形係合ピン4fを設け、くびれ長さBに対して金属のプ
レ−ト18の板厚tをきつめにしておいて横方向から矢
印のように挿入すればよい。この場合、金属のプレ−ト
18に切欠き18aを設けておくことにより左右方向の
移動も防止できる効果が得られる。
ンを用いて金属のプレ−トと後方ケ−シングとを固着さ
せる各方法について、図24ないし図29を参照して説
明する。図24は、本発明の各実施例におけるプレート
取付部の一例を示す斜視図である。図24に示す例は、
後方ケ−シング4に頭部幅寸法を下方よりも大にしたL
形係合ピン4fを設け、くびれ長さBに対して金属のプ
レ−ト18の板厚tをきつめにしておいて横方向から矢
印のように挿入すればよい。この場合、金属のプレ−ト
18に切欠き18aを設けておくことにより左右方向の
移動も防止できる効果が得られる。
【0045】次に、図25は、本発明の各実施例におけ
るプレート取付部の係合部の一例を示す斜視図である。
図25に示す例は、金属のプレ−ト18の端面を破線の
ように上方からL形係合ピン4fの傾斜面4faを押し
広げながら根本まで押し込み、押し込み後はL形係合ピ
ン4fがバネ力により戻ることによって強い嵌合ができ
るものである。
るプレート取付部の係合部の一例を示す斜視図である。
図25に示す例は、金属のプレ−ト18の端面を破線の
ように上方からL形係合ピン4fの傾斜面4faを押し
広げながら根本まで押し込み、押し込み後はL形係合ピ
ン4fがバネ力により戻ることによって強い嵌合ができ
るものである。
【0046】次に、図26は、本発明の各実施例におけ
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図26に示す例は、図24の例と同様に横方向から
挿入されるが、後方ケ−シング4側は幅寸法方向に長い
L形フランジ4rとしているので取付けが確実に行なわ
れるものである。
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図26に示す例は、図24の例と同様に横方向から
挿入されるが、後方ケ−シング4側は幅寸法方向に長い
L形フランジ4rとしているので取付けが確実に行なわ
れるものである。
【0047】次に、図27は、本発明の各実施例におけ
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図27に示す例は、図26の例と同様に横方向から
挿入されるが、金属のプレ−ト35に切欠き35aを設
けておくことにより左右方向の移動も防止できる効果が
得られる。
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図27に示す例は、図26の例と同様に横方向から
挿入されるが、金属のプレ−ト35に切欠き35aを設
けておくことにより左右方向の移動も防止できる効果が
得られる。
【0048】次に、図28は、本発明の各実施例におけ
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図28に示す例は、金属のプレ−ト37に小穴37
aを設け、後方ケ−シング4に頭部幅寸法を下方よりも
大にした割形ピン4sを設け、くびれ長さCに対して金
属のプレ−ト37の板厚tをきつめにしておいて割部4
saを縮めながら矢印のように挿入すればよい。この場
合、図中の二点鎖線のように金属のプレ−ト37に上下
方向に長い小穴37aaを設けておくことにより幅寸法
方向の移動を少なくし、熱応力によるひずみを吸収し他
の部品へ影響を少なくすることができる。
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図28に示す例は、金属のプレ−ト37に小穴37
aを設け、後方ケ−シング4に頭部幅寸法を下方よりも
大にした割形ピン4sを設け、くびれ長さCに対して金
属のプレ−ト37の板厚tをきつめにしておいて割部4
saを縮めながら矢印のように挿入すればよい。この場
合、図中の二点鎖線のように金属のプレ−ト37に上下
方向に長い小穴37aaを設けておくことにより幅寸法
方向の移動を少なくし、熱応力によるひずみを吸収し他
の部品へ影響を少なくすることができる。
【0049】次に、図29は、本発明の各実施例におけ
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図29に示す例は、後方ケ−シング4に金属のプレ
−ト61を重ね、別に用意した割形ピン62を挿入する
ことにより固着させるものである。
るプレート取付部の係合部の他の例を示す斜視図であ
る。図29に示す例は、後方ケ−シング4に金属のプレ
−ト61を重ね、別に用意した割形ピン62を挿入する
ことにより固着させるものである。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、風の抵抗にならず、貫流ファンと後方ケーシング
の後縁との距離を幅寸法方向において所定に維持できる
ように、後縁に幅寸法方向に長い硬質なプレートを固定
させて変形を防止することにより、後縁の熱変形、位置
変形を防止し、熱交換性能を良好に安定させ、低騒音に
安定させ、異常音の発生を少なくし、従来以上の高温風
吹き出しおよび吹き出し流のワイド化を図りうる空気調
和機を提供することができる。
れば、風の抵抗にならず、貫流ファンと後方ケーシング
の後縁との距離を幅寸法方向において所定に維持できる
ように、後縁に幅寸法方向に長い硬質なプレートを固定
させて変形を防止することにより、後縁の熱変形、位置
変形を防止し、熱交換性能を良好に安定させ、低騒音に
安定させ、異常音の発生を少なくし、従来以上の高温風
吹き出しおよび吹き出し流のワイド化を図りうる空気調
和機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る空気調和機の立体断面
図である。
図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る空気調和機の要部断
面図である。
面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の第7の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の第8の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の第9の実施例に係る空気調和機の要部
断面図である。
断面図である。
【図10】本発明の第10の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図11】本発明の第11の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図12】本発明の第12の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図13】本発明の第13の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図14】本発明の第14の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図15】本発明の第15の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図16】本発明の第16の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図17】本発明の第17の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図18】本発明の第18の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図19】本発明の第19の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図20】本発明の第20の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図21】本発明の第21の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図22】本発明の第22の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図23】本発明の第23の実施例に係る空気調和機の
要部断面図である。
要部断面図である。
【図24】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図25】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
係合部の一例を示す斜視図である。
係合部の一例を示す斜視図である。
【図26】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
係合部の他の例を示す斜視図である。
係合部の他の例を示す斜視図である。
【図27】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
係合部の他の例を示す斜視図である。
係合部の他の例を示す斜視図である。
【図28】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
係合部の他の例を示す斜視図である。
係合部の他の例を示す斜視図である。
【図29】本発明の各実施例におけるプレート取付部の
係合部の他の例を示す斜視図である。
係合部の他の例を示す斜視図である。
1 熱交換器
2 貫流ファン
4 後方ケーシング
4a 後縁
5,13,16,18,20,22,24,25,2
8,29,32,35,37,39,40,41,4
2,43,47,52,56,61 プレート 6,15,17,19,21,23,26,27,2
9,30,31,33,34,36,45,46,4
8,50,53,54,55,57,59 ねじ 7,4f,4g,4j,4n,4x L形係合ピン 8,4za,4zb リブ 9 吐出口 4e,4r,4v,4w,4y L形フランジ 4c, 穴 20a,37a,37b 小穴 20b 傾斜部 4g,4i,4p,4z へこみ 4h,4s,4u,62 割形ピン 44,51 空間 49 弾性材料
8,29,32,35,37,39,40,41,4
2,43,47,52,56,61 プレート 6,15,17,19,21,23,26,27,2
9,30,31,33,34,36,45,46,4
8,50,53,54,55,57,59 ねじ 7,4f,4g,4j,4n,4x L形係合ピン 8,4za,4zb リブ 9 吐出口 4e,4r,4v,4w,4y L形フランジ 4c, 穴 20a,37a,37b 小穴 20b 傾斜部 4g,4i,4p,4z へこみ 4h,4s,4u,62 割形ピン 44,51 空間 49 弾性材料
Claims (19)
- 【請求項1】 吸込口および吹出口を有し、熱交換器
と、該熱交換器の下流側に配置した貫流ファンと、これ
ら熱交換器および貫流ファンを収納するとともに風路を
形成するケーシングとを備えた空気調和機において、 前記貫流ファンの後方のケーシングを樹脂成形したもの
とし、該後方ケーシング上にあって貫流ファン側に突出
し吸込側と吐出側とを区画する後縁に対し、その内側あ
るいは外側のいずれかに、前記後縁の幅方向に横に長く
位置し、前記後方ケーシングの材質より硬質のプレート
を前記後縁に固定して設けたことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項2】 プレートの上下方向は、少なくとも後縁
から該後縁より上流の後方ケーシングに至る範囲に位置
することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項3】 プレートの上下方向は、少なくとも後縁
から該後縁より下流の渦巻部に至る範囲に位置すること
を特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項4】 プレ−トが金属板であることを特徴とす
る請求項1ないし3記載の空気調和機。 - 【請求項5】 プレ−トの長さが貫流ファンの軸方向長
さあるいは後方ケ−シングの幅寸法とほぼ同一長さであ
って、左右方向の固定部が両端寄りにあるほか、中央部
寄りに少なくとも1個設けたことを特徴とする請求項1
記載の空気調和機。 - 【請求項6】 プレ−トの固定方法が、ねじによるか係
合ピンによるかのいずれかであることを特徴とする請求
項1ないし3記載のいずれかの空気調和機。 - 【請求項7】 プレ−トの固定方法が、インサ−トによ
るケ−シングと同時成型であることを特徴とする請求項
1記載の空気調和機。 - 【請求項8】 プレ−トの上下方向の一端をねじにて固
定し、他端を係合または挿入により設けたこと特徴とす
る請求項1ないし3記載のいずれかの空気調和機。 - 【請求項9】 吸込口および吹出口を有し、熱交換器
と、該熱交換器の下流側に配置した貫流ファンと、これ
ら熱交換器および貫流ファンを収納するとともに風路を
形成するケーシングとを備えた空気調和機において、 前記貫流ファンの後方のケーシングを樹脂成形したもの
とし、該後方ケーシング上にあって貫流ファン側に突出
し吸込側と吐出側とを区画する後に対し、その内側ある
いは外側のいずれかに、前記後縁の幅方向に横に長く位
置し、前記後方ケーシングの材質より硬質のプレート
を、プレ−トの上下方向の両端を係合または挿入、ある
いは係合と挿入のいずれかの組合せで設けたこと特徴と
する空気調和機。 - 【請求項10】 プレ−トの上下方向の端面に、後方ケ
−シング側に次第に近づく傾斜面を設けたこと特徴とす
る請求項1ないし3記載のいずれかの空気調和機。 - 【請求項11】 後方ケ−シング面にへこみ部を設け、
へこみ部にプレ−トを納めたこと特徴とする請求項1な
いし3あるいは請求項9記載のいずれかの空気調和機。 - 【請求項12】 プレートの上下方向の途中に、該プレ
−トと後方ケ−シングとの間に空間をもたせたこと特徴
とする請求項1ないし3あるいは請求項9記載のいずれ
かの空気調和機。 - 【請求項13】 プレ−トと後方ケ−シングとの間に弾
性材料をはさんだこと特徴とする請求項1ないし3記載
のいずれかの空気調和機。 - 【請求項14】 弾性材料をプレートの上下方向に、部
分的にはさんだこと特徴とする請求項13記載の空気調
和機。 - 【請求項15】 プレ−トの固定方法が、インサ−トに
よる後方ケ−シングとの同時成型であることを特徴とす
る請求項1ないし3記載のいずれかの空気調和機。 - 【請求項16】 プレ−トのインサ−ト部が後方ケ−シ
ング厚みの中間であることを特徴とする請求項10記載
の空気調和機。 - 【請求項17】 吸込口および吹出口を有し、熱交換器
と、該熱交換器の下流側に配置した貫流ファンと、これ
ら熱交換器および貫流ファンを収納するとともに風路を
形成するケーシングとを備えた空気調和機において、 前記貫流ファンの後方のケーシングを樹脂成形したもの
とし、該後方ケーシング上にあって貫流ファン側に突出
し吸込側と吐出側とを区画する後縁の外方に、前記後縁
の幅方向に横に長く位置し、前記後方ケーシングの材質
より硬質で、外方に向かう立上部を有するプレートを固
定させたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項18】 吸込口および吹出口を有し、熱交換器
と、該熱交換器の下流側に配置した貫流ファンと、これ
ら熱交換器および貫流ファンを収納するとともに風路を
形成するケーシングとを備えた空気調和機において、 前記貫流ファンの後方のケーシングと一体に、該後方ケ
ーシング上にあって貫流ファン側に突出し吸込側と吐出
側とを区画する後縁の裏側へこみ部に、該後縁の幅寸法
方向に長いリブを樹脂成型により設けたことを特徴とす
る空気調和機。 - 【請求項19】 吸込口および吹出口を有し、熱交換器
と、該熱交換器の下流側に配置した貫流ファンと、これ
ら熱交換器および貫流ファンを収納するとともに風路を
形成するケーシングとを備えた空気調和機において、 前記貫流ファンの後方のケーシングと一体に、該後方ケ
ーシング上にあって貫流ファン側に突出し吸込側と吐出
側とを区画する後縁の裏側へこみ部に、該後縁の幅寸法
方向に長いリブとそれに交わる上下方向のリブを樹脂成
型により設けたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178566A JPH0526471A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3178566A JPH0526471A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526471A true JPH0526471A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16050723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3178566A Pending JPH0526471A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0526471A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009133619A (ja) * | 2009-03-16 | 2009-06-18 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
JP2010249336A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機の室内機 |
JP2011149617A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Daikin Industries Ltd | 空調室内機のパネル |
WO2016139806A1 (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
US10731881B2 (en) | 2013-01-11 | 2020-08-04 | Carrier Corporation | Fan coil unit with shrouded fan |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3178566A patent/JPH0526471A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009133619A (ja) * | 2009-03-16 | 2009-06-18 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
JP2010249336A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機の室内機 |
JP2011149617A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Daikin Industries Ltd | 空調室内機のパネル |
US10731881B2 (en) | 2013-01-11 | 2020-08-04 | Carrier Corporation | Fan coil unit with shrouded fan |
WO2016139806A1 (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
JPWO2016139806A1 (ja) * | 2015-03-05 | 2017-09-07 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
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