JP6122241B2 - 空調室内機 - Google Patents
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Description
(1)空調室内機の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の正面図である。図2は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10を下側から視た図である。図3は、運転停止時の空調室内機10の断面図である。図4は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の断面図である。図5は、斜め方向から視たコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の断面図である。
(2−1)前面パネル
前面パネル11bは、図3に示すように、本体ケーシング11の上部前方からなだらかな円弧曲面を描きながら下部水平板11dの前方エッジに向かって延びている。前面パネル11bの下部に本体ケーシング11の内側に向かって窪んだ領域がある。この領域の窪み深さはコアンダ羽根32の厚み寸法に合うように設定されており、コアンダ羽根32が収容される収容部60を成している。収容部60の表面もなだらかな円弧曲面である。
吹出口15は、図3に示すように、本体ケーシング11の下部に形成されており、本体ケーシング11の長手方向を長辺とする長方形の開口である。吹出口15の下端部(後端部)は下部水平板11dの前方エッジに接しており、吹出口15の下端部(後端部)と上端部(前端部)とを結ぶ仮想面は前方上向きに傾斜している。
スクロール面17は、室内ファン14に対峙するように湾曲した隔壁であり、底フレーム16の一部である。また、スクロール面17は、吹出流路18の下部を形成しており、スクロール面17の終端Fは、吹出口15の周縁近傍まで到達している。吹出流路18を通る空気は、スクロール面17に沿って進み、スクロール面17の終端Fの接線方向に送られる。したがって、吹出口15に水平羽根31がなければ、吹出口15から吹き出される吹出空気が向かう方向(吹出空気の風向き)は、スクロール面17の終端Fの接線L0に概ね沿った方向になる(図4参照)。
垂直羽根20は、複数の羽根片21と、複数の羽根片21を連結する連結棒23を有している(図3及び図4参照)。また、垂直羽根20は、吹出流路18において、水平羽根31よりも室内ファン14近傍に配置されている。
水平羽根31は、空調室内機10の長手方向に長い板状の部材であって、吹出口15を塞ぐことができる程度の面積を有している(図1及び図2参照)。水平羽根31が吹出口15を閉じた状態において、その外側面31aは前面パネル11bの曲面の延長上にあるような外側に凸のなだらかな円弧曲面に仕上げられている。また、水平羽根31の内側面31bも、外側面31aにほぼ平行な円弧曲面を成している。なお、本実施形態では、水平羽根31の内側面31bが円弧曲面を成しているが、水平羽根31の内側面が平面であってもよい。
図6(a)は、コアンダ羽根32を外側面32a側から視た概略図である。図6(b)は、コアンダ羽根32を上端部32d側から視た図であって、リブ部34を説明するための図である。なお、図6では、コアンダ羽根32を簡略化して描いている。また、図6(a)では、コアンダ面33に沿ったコアンダ気流の流れを矢印で示している。
リブ部34,34は、外側面32aと一体に設けられており、外側面32aから隆起している。また、本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aの両側端部よりも、すなわち、コアンダ羽根32の両側端部32c,32cよりも中央側に位置している。さらに、本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aにおいて、吹出口15の左右方向(長手方向)の端部である両側端部15c、15cよりも中央側に位置している。
空調室内機10は、吹出空気の方向を制御する手段として、通常吹出モードや下吹きモードの他に、吹出口15から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導するコアンダ気流利用モードを有している。
(4−1)
上述したように、コアンダ羽根及び水平羽根が共同して、コアンダ効果によって、吹出空気をコアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流にした場合、コアンダ気流の動圧によって、コアンダ羽根の側方の空気が、コアンダ羽根の両側端部からコアンダ気流に引き込まれる。このとき、コアンダ気流のうち、コアンダ羽根の両側端部に沿う気流は、側方からの空気に押されることで中央寄りの気流になりやすい。
本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍に、すなわち、コアンダ面33の両側端部に設けられている。そして、リブ部34,34は、外側面32a(コアンダ面33)から隆起するように設けられている。このため、簡易な構成によって、コアンダ面33の両側端部よりも側方の空気がコアンダ面33に進入するおそれを低減することができている。
本実施形態では、リブ部34,34は、第1傾斜面34b,34b及び第2傾斜面34c,34cを含んでおり、縦断面が略三角形状を呈している。このため、リブ部34,34近傍で気流の渦や乱流が発生するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ羽根32が結露するおそれを低減することができている。
本実施形態では、リブ部34,34が、吹出口15の両側端部15c,15cよりも中央側に位置している。このため、例えば、外側面32aにおいて、リブ部が吹出口の両側端部よりも外側(側端部側)に位置している空調室内機と比較して、より効果的に、コアンダ気流の動圧によってコアンダ気流に引き込まれるコアンダ羽根32の側方の空気の流れを阻むことができる。
本実施形態では、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にリブ部34,34を設けることで、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面33に進入するおそれを低減し、コアンダ面33に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減している。このため、本実施形態の水平羽根31及びコアンダ羽根32の相対角度が、リブ部が設けられていない空調室内機ではコアンダ気流が不安定な気流になる第3角度範囲に属する所定角度であっても、コアンダ面33全域で安定したコアンダ気流を発生させることができる。したがって、リブ部が設けられていない空調室内機と比較して、コアンダ面33全域で安定したコアンダ気流が発生する角度範囲である第1角度範囲を広げることができる。
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、リブ部34が第1傾斜面34b及び第2傾斜面34cを含んでいるが、コアンダ羽根の両側端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むことができれば、リブ部の構成はこれに限定されない。
以下に、本発明の第2実施形態に係る空調室内機110について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係るコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機110の正面図である。図9は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機110を側方から視た概略図である。
ガイド板134,134は、コアンダ羽根32とは別の板状の部材であって、吹出口15の両側端部15c,15cよりも中央側に配置される。また、ガイド板134,134の上下方向の寸法は、吹出口15の側端部15c,15cの寸法(吹出口15の前端部と後端部とを結んだ直線の寸法)よりも短い。
空調室内機110は、吹出空気の方向を制御する手段として、通常吹出モードや下吹きモードの他に、吹出口15から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導するコアンダ気流利用モードを有している。
(4−1)
本実施形態では、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むために、外側面32aに、コアンダ羽根32とは別部材のガイド板134,134が設けられている。このため、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面133に進入するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ面133に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減することができる。
本実施形態では、ガイド板134,134は、駆動機構により駆動される可動部材であって、本体ケーシング11内に収納可能である。このため、コアンダ羽根32の外側面32aに沿ったコアンダ気流を利用しない通常吹出モードや下吹きモードの実行時、及び、運転停止時には、ガイド板134,134に収納状態を採らせることで、空調室内機110の美感を損なうおそれを低減することができる。
本実施形態では、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にガイド板134,134を配置することで、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面133に進入するおそれを低減し、コアンダ面133に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減している。このため、本実施形態の水平羽根31及びコアンダ羽根32の相対角度が、ガイド板が設けられていない空調室内機ではコアンダ気流が不安定な気流になる第3角度範囲に属する所定角度であっても、コアンダ面133全域で安定したコアンダ気流を発生させることができる。したがって、ガイド板が設けられていない空調室内機と比較して、コアンダ面133全域で安定したコアンダ気流が発生する角度範囲である第1角度範囲を広げることができる。
15 吹出口
31 水平羽根
32 コアンダ羽根
34 リブ部(阻害部/リブ)
34b 第1傾斜面(傾斜面)
34c 第2傾斜面(傾斜面)
134 ガイド板(阻害部)
10,110 空調室内機
33,133 コアンダ面(下面)
Claims (4)
- 吹出口(15)から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導可能な空調室内機であって、
前記吹出空気の方向を上下に調整する水平羽根(31)と、
前記吹出口の近傍に設けられ、前記水平羽根で方向調整された前記吹出空気を自己の下面(33,133)に沿わせたコアンダ気流にするコアンダ羽根(32)と、
前記コアンダ羽根の前記下面から隆起し、前記下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻む、リブ(34)と、
を備え、
前記リブ(34)は、前記コアンダ羽根(32)の側方の空気が前記下面(33)に進入するおそれを低減し、前記下面(33)に沿う前記コアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減する、
空調室内機(10,110)。 - 前記リブ(34)は、頂部(34a)を有し、その頂部(34a)が、前記コアンダ羽根(32)の上端部(32d)から下端部(32e)まで延びている、
請求項1に記載の空調室内機(10)。 - 前記リブは、傾斜面(34b、34c)を含む、
請求項1又は2に記載の空調室内機。 - 前記リブは、前記吹出口の両端部よりも中央側に位置している、
請求項1から3のいずれかに記載の空調室内機。
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