JP6122241B2 - 空調室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、コアンダ効果を利用して吹出空気の流れを所定の方向へ誘導可能な空調室内機に関する。
従来より、コアンダ効果を利用して、吹出空気の流れを所定の方向へ誘導可能な空調室内機がある。
例えば、特許文献1(特開2002−61938号公報)に記載の空調室内機では、上下風向板によって偏向された吹出空気を、前方傾斜部に沿った気流、いわゆるコアンダ気流にして天井へ導いている。これにより、気流を天井面に沿わせて遠方へ到達させることができる。
しかしながら、特許文献1では、コアンダ気流を前方傾斜部から剥離させないための手段については言及されているものの、コアンダ気流を安定的に生じさせる手段については全く言及されていない。
そこで、本発明の課題は、安定したコアンダ気流を生じさせる構成を備えた空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、吹出口から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導可能な空調室内機であって、水平羽根と、コアンダ羽根と、リブと、を備える。水平羽根は、吹出空気の方向を上下に調整する。コアンダ羽根は、吹出口の近傍に設けられている。また、コアンダ羽根は、水平羽根で方向調整された吹出空気を自己の下面に沿わせたコアンダ気流にする。リブは、コアンダ羽根の下面から隆起し、コアンダ羽根の下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むためのものである。また、リブは、コアンダ羽根の側方の空気が下面に進入するおそれを低減し、下面(33)に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減する。
コアンダ羽根の下面に沿ったコアンダ気流を生じさせると、コアンダ気流の動圧によって、コアンダ羽根の側方の空気が、コアンダ羽根の両端部からコアンダ気流に引き込まれる。このとき、コアンダ気流のうち、コアンダ羽根の両端部に沿う気流は、側方からの空気に押されることで、中央寄りの気流になりやすい。
そこで、本発明の第1観点に係る空調室内機は、コアンダ羽根の下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むためのリブを備えている。このため、コアンダ羽根の下面に沿ったコアンダ気流を生じさせたときに、コアンダ羽根の両端部よりも側方の空気がコアンダ羽根の両端部から引き込まれる流れが生じても、リブによって、その空気の流れを阻むことができる。この結果、コアンダ気流のうちコアンダ羽根の両端部に沿う気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減することができる。
これによって、安定したコアンダ気流を生じさせることができる。
なお、ここでいう「コアンダ羽根の両端部」とは、コアンダ羽根の両側方の端部のことである。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点の空調室内機において、頂部を有し、その頂部が、コアンダ羽根の上端部から下端部まで延びている。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第1観点又は第2観点の空調室内機において、リブは、傾斜面を含む。リブが傾斜面を含んでいることで、リブ近傍で気流の渦や乱流が発生するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ羽根が結露するおそれを低減することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機において、リブは、吹出口の両端部よりも中央側に位置している。このため、例えば、リブが吹出口の両端部よりも外側、すなわち、両端部側に位置している空調室内機よりも、コアンダ羽根の下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れをより効果的に阻むことができる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、コアンダ羽根の下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むためのリブを備えていることで、安定したコアンダ気流を生じさせることができる
本発明の第1実施形態に係る運転時の空調室内機の正面図。 運転時の空調室内機を下側から視た図。 運転停止時の空調室内機の断面図。 運転時の空調室内機の断面図。 運転時の空調室内機の断面図。 コアンダ羽根の概略図。 コアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流の流れを説明するための図。 本発明の第2実施形態に係る運転時の空調室内機の正面図。 運転時の空調室内機を側方から視た概略図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)空調室内機の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係るコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の正面図である。図2は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10を下側から視た図である。図3は、運転停止時の空調室内機10の断面図である。図4は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の断面図である。図5は、斜め方向から視たコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機10の断面図である。
空調室内機10は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の空調室内機であり、本体ケーシング11、室内熱交換器13、室内ファン14、底フレーム16、及び制御部40を備えている。
本体ケーシング11は、天面部11a、前面パネル11b、背面板11c及び下部水平板11dを有し、内部に室内熱交換器13、室内ファン14、底フレーム16、及び制御部40を収納している。
天面部11aは、本体ケーシング11の上部に位置し、天面部11aの前部には、吸込口19が設けられている。
前面パネル11bは空調室内機10の前面部を構成しており、吸込口19がないフラットな形状を成している。また、前面パネル11bは、その上端が天面部11aに回動自在に支持され、ヒンジ式に動作することができる。
室内熱交換器13及び室内ファン14は、底フレーム16に取り付けられている。室内熱交換器13は、通過する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器13は、側面視において両端が下方に向いて屈曲する逆V字状の形状を成し、その下方に室内ファン14が位置する。室内ファン14は、クロスフローファンであり、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器13に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
本体ケーシング11の下部には、吹出口15が設けられている。吹出口15には、吹出口15から吹き出される吹出空気の上下方向の流れを変更する水平羽根31が回動自在に取り付けられている。水平羽根31は、モータ(図示せず)によって駆動し、吹出空気の上下方向の流れを変更するだけでなく、吹出口15を開閉することもできる。また、水平羽根31は、傾斜角度が異なる複数の姿勢を採ることが可能である。
また、吹出口15の近傍であって、水平羽根31の上方には、コアンダ羽根32が設けられている。コアンダ羽根32は、モータ(図示せず)によって駆動して、傾斜角度が異なる複数の姿勢を採ることが可能である。なお、コアンダ羽根32は、運転停止時に前面パネル11bに設けられた収容部60に収容される。
さらに、吹出口15は、吹出流路18によって本体ケーシング11の内部と繋がっている。吹出流路18は、吹出口15から底フレーム16のスクロール面17に沿って形成されている。
室内空気は、室内ファン14の稼動によって吸込口19、室内熱交換器13を経て室内ファン14に吸い込まれ、室内ファン14から吹出流路18を経て吹出口15から吹き出される。
制御部40は、本体ケーシング11を前面パネル11bから視て室内熱交換器13及び室内ファン14の右側方に位置しており、室内ファン14の回転数制御や水平羽根31及びコアンダ羽根32の動作制御を行う。また、制御部40は、水平羽根31及びコアンダ羽根32を独立して駆動させる。
(2)詳細構成
(2−1)前面パネル
前面パネル11bは、図3に示すように、本体ケーシング11の上部前方からなだらかな円弧曲面を描きながら下部水平板11dの前方エッジに向かって延びている。前面パネル11bの下部に本体ケーシング11の内側に向かって窪んだ領域がある。この領域の窪み深さはコアンダ羽根32の厚み寸法に合うように設定されており、コアンダ羽根32が収容される収容部60を成している。収容部60の表面もなだらかな円弧曲面である。
(2−2)吹出口
吹出口15は、図3に示すように、本体ケーシング11の下部に形成されており、本体ケーシング11の長手方向を長辺とする長方形の開口である。吹出口15の下端部(後端部)は下部水平板11dの前方エッジに接しており、吹出口15の下端部(後端部)と上端部(前端部)とを結ぶ仮想面は前方上向きに傾斜している。
(2−3)スクロール面
スクロール面17は、室内ファン14に対峙するように湾曲した隔壁であり、底フレーム16の一部である。また、スクロール面17は、吹出流路18の下部を形成しており、スクロール面17の終端Fは、吹出口15の周縁近傍まで到達している。吹出流路18を通る空気は、スクロール面17に沿って進み、スクロール面17の終端Fの接線方向に送られる。したがって、吹出口15に水平羽根31がなければ、吹出口15から吹き出される吹出空気が向かう方向(吹出空気の風向き)は、スクロール面17の終端Fの接線L0に概ね沿った方向になる(図4参照)。
(2−4)垂直羽根
垂直羽根20は、複数の羽根片21と、複数の羽根片21を連結する連結棒23を有している(図3及び図4参照)。また、垂直羽根20は、吹出流路18において、水平羽根31よりも室内ファン14近傍に配置されている。
複数枚の羽根片21は、連結棒23が吹出口15の長手方向に沿って水平往復移動することによって、その長手方向に対して垂直な状態を中心に左右に揺動する。なお、連結棒23は、モータ(図示せず)によって水平往復移動する。
(2−5)水平羽根
水平羽根31は、空調室内機10の長手方向に長い板状の部材であって、吹出口15を塞ぐことができる程度の面積を有している(図1及び図2参照)。水平羽根31が吹出口15を閉じた状態において、その外側面31aは前面パネル11bの曲面の延長上にあるような外側に凸のなだらかな円弧曲面に仕上げられている。また、水平羽根31の内側面31bも、外側面31aにほぼ平行な円弧曲面を成している。なお、本実施形態では、水平羽根31の内側面31bが円弧曲面を成しているが、水平羽根31の内側面が平面であってもよい。
水平羽根31は、下端部(後端部)に回動軸37を有している。回動軸37は、吹出口15の下端部(後端部)近傍で、本体ケーシング11に固定されているステッピングモータ(図示せず)の回転軸に連結されている。
回動軸37が図3の正面視反時計方向に回動することによって、水平羽根31の上端部(前端部)が吹出口15の上端部(前端部)側から遠ざかるように動作して、吹出口15を開ける。逆に、回動軸37が図3の正面視時計方向に回動することによって、水平羽根31の上端部(前端部)が吹出口15の上端部(前端部)側へ近づくように動作して、吹出口15を閉じる。
水平羽根31が吹出口15を開けている状態において、吹出口15から吹き出された吹出空気は、水平羽根31の内側面31bに概ね沿って流れる。このため、水平羽根31の内側面31bがスクロール面17の終端Fの接線L0よりも上側にある場合には、スクロール面17の終端Fの接線方向に概ね沿って吹き出された吹出空気は、その風向きが水平羽根31によって上向きに変更される。
(2−6)コアンダ羽根
図6(a)は、コアンダ羽根32を外側面32a側から視た概略図である。図6(b)は、コアンダ羽根32を上端部32d側から視た図であって、リブ部34を説明するための図である。なお、図6では、コアンダ羽根32を簡略化して描いている。また、図6(a)では、コアンダ面33に沿ったコアンダ気流の流れを矢印で示している。
コアンダ羽根32は、図1及び図2に示すように、空調室内機10の長手方向に長い板状の部材である。なお、本実施形態では、コアンダ羽根32の長手方向の寸法は、水平羽根31の長手方向の寸法以上となるように、設計されている。
また、コアンダ羽根32の外側面32aは、コアンダ羽根32が収容部60に収容された状態で、前面パネル11bのなだらかな円弧曲面の延長上にあるような外側に凸のなだらかな円弧曲面に仕上げられている。
また、コアンダ羽根32は、空調運転が停止している場合や後述する通常吹出モードで運転している場合は、収容部60に収納されている。
そして、コアンダ羽根32は、回動することによって収容部60から離れて、前後方向に傾斜した姿勢を採る。コアンダ羽根32の回動軸38は、収容部60の下端近傍で且つ本体ケーシング11の内側の位置(吹出流路18上壁の上方の位置)に設けられており、コアンダ羽根32の下端部32eと回動軸38とは所定の間隔を保って連結されている。それゆえ、回動軸38が回動してコアンダ羽根32の上端部32dが前面パネル11bの収容部60から離れるほど、コアンダ羽根32の下端部32eの高さ位置は低くなるように回転する。また、コアンダ羽根32が回動して開いたときの傾斜は、前面パネル11bの傾斜よりも緩やかである。
さらに、回動軸38が図3の正面視反時計方向に回動することによって、コアンダ羽根32の上端部32dおよび下端部32eともに円弧を描きながら収容部60から離れるが、そのとき、コアンダ羽根32の上端部32dと収容部60との最短距離は、コアンダ羽根32の下端部32eと収容部60との最短距離より大きい。そして、回動軸38が図3の正面視時計方向に回動することによって、コアンダ羽根32は収容部60に近づき、最終的に収容部60収容される。
なお、コアンダ羽根32は、収容部60に収納された姿勢の他に、回転して前方上向きに傾斜した姿勢や、さらに回転して前方下向きに傾斜した姿勢などを採ることができる。
(2−7)リブ部
リブ部34,34は、外側面32aと一体に設けられており、外側面32aから隆起している。また、本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aの両側端部よりも、すなわち、コアンダ羽根32の両側端部32c,32cよりも中央側に位置している。さらに、本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aにおいて、吹出口15の左右方向(長手方向)の端部である両側端部15c、15cよりも中央側に位置している。
また、リブ部34は、頂部34aと、第1傾斜面34bと、第2傾斜面34cと、を含んでおり、その縦断面が略三角形状を呈している。頂部34aは、コアンダ羽根32の上下方向(コアンダ羽根32の長手方向に直交する方向)に、外側面32aの上端部(コアンダ羽根32の上端部32d)から外側面32aの下端部(コアンダ羽根32の下端部32e)まで延びている。第1傾斜面34bは、頂部34aから外側面32aの中央側に向かって延びる傾斜した面である。第2傾斜面34cは、頂部34aから外側面32aの側端部(コアンダ羽根32の側端部32c)側に向かって延びる傾斜した面である。
さらに、コアンダ羽根32の内側面32bは、収容部60の表面に沿うような円弧曲面に仕上げられている。なお、本実施形態では、コアンダ羽根32の外側面32aが円弧曲面を成しているが、コアンダ羽根32の外側面32aが平面であってもよい。
(3)吹出空気の方向制御
空調室内機10は、吹出空気の方向を制御する手段として、通常吹出モードや下吹きモードの他に、吹出口15から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導するコアンダ気流利用モードを有している。
通常吹出モードでは、制御部40の制御により水平羽根31のみが回動されることで、吹出空気の方向を調整する。コアンダ気流利用モードでは、制御部40の制御によりコアンダ羽根32及び水平羽根31が回動されることで、水平羽根31で方向調整された吹出空気を、コアンダ効果によってコアンダ羽根32の外側面32aに沿わせたコアンダ気流にする。下吹きモードでは、制御部40の制御により水平羽根31及びコアンダ羽根32のそれぞれの先端を前方下向きに回動されることで、吹出空気を下方に導く。
また、水平羽根31及びコアンダ羽根32は、上記各モードにおいて、空気の吹出方向ごとに、その姿勢が変化する。上記各モードにおいて採用される水平羽根31及びコアンダ羽根32の姿勢は、予め設定されており、制御部40の有する記憶部(図示せず)に記憶されている。
なお、吹出方向の選択は、ユーザーがリモコン50等を介して行なうことができるものとする。また、モードの変更や吹出方向は自動的に変更されるように制御することも可能である。
ここで、コアンダ(効果)とは、気体や液体の流れのそばに壁があると、流れの方向と壁の方向とが異なっていても、壁面に沿った方向に流れようとする現象である(朝倉書店「法則の辞典」)。そして、コアンダ羽根と水平羽根とが共同して、吹出空気をコアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流にする場合、コアンダ羽根の外側面にコアンダ効果を生じさせるには、水平羽根の内側面によって変更された吹出空気の方向の傾斜が、コアンダ羽根の姿勢(傾斜)に近くなる必要があり、両者が離れすぎていると、コアンダ羽根の外側面においてコアンダ効果が生じない。
このため、吹出空気を、コアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流にするためには、コアンダ羽根と水平羽根とによって形成される開き角度を所定角度以下の角度に、すなわち、コアンダ羽根と水平羽根との相対角度を前記所定角度以下の角度にする必要がある。そして、コアンダ羽根及び水平羽根の相対角度を前記所定角度以下の角度にすることで、吹出空気をコアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流にすることができる。この結果、吹出空気の風向きが、水平羽根によって変更された後、さらにコアンダ効果により変更されるため、コアンダ気流を利用した風向きを形成することができる。
図7は、コアンダ羽根532の外側面532aに沿ったコアンダ気流の流れを説明するための概念図であって、図7(a)は、コアンダ羽根532の外側面532a全域でコアンダ気流が発生している状態を示しており、図7(b)は、コアンダ羽根532の外側面532aの一部でコアンダ気流が発生している状態を示しており、図7(c)は、コアンダ羽根532の外側面532aに沿ったコアンダ気流が発生していない状態を示している。
ところで、図7に示すように、外側面532aの両側端部532c、532c近傍に本実施形態のようなリブ部が設けられていないコアンダ羽根532を備える空調室内機において、コアンダ羽根532が水平羽根と共同して吹出空気をコアンダ羽根532の外側面532aに沿ったコアンダ気流にする場合に、コアンダ羽根532及び水平羽根の相対角度を、前記所定角度よりも小さい角度から徐々に大きくしていくと、コアンダ羽根532の外側面532a全域で安定したコアンダ気流になっていた吹出空気(図7(a)参照)が、コアンダ羽根532の外側面532aの中央部ではコアンダ気流になるがコアンダ羽根532の外側面532aの両側端部532c、532cではコアンダ気流にならない不安定な気流になり(図7(b)参照)、さらにコアンダ羽根532及び水平羽根の相対角度を大きくしていくと、コアンダ羽根532の外側面532aではコアンダ気流にはならずに水平羽根の内側面に沿った気流になる(図7(c)参照)。
このことから、コアンダ羽根532及び水平羽根の相対角度の角度範囲を、コアンダ気流の状態によって、コアンダ羽根532の外側面532a全域で安定したコアンダ気流が発生する角度範囲(以下、第1角度範囲という)と、コアンダ羽根532の外側面532aの一部(中央部)ではコアンダ気流が発生するけれども、コアンダ羽根532の外側面532aの他部(両側端部532c、532c)ではコアンダ気流が発生しておらず不安定な気流になる角度範囲(以下、第3角度範囲という)と、コアンダ羽根532の外側面532aではコアンダ気流が全く発生しない角度範囲(以下、第2角度範囲という)と、に分けることができる。また、第1角度範囲と第2角度範囲との間に第3角度範囲があることから、第1角度範囲の所定角度は第3角度範囲の所定角度よりも小さく、第2角度範囲の所定角度は、第3角度範囲の所定角度よりも大きいといえる。
なお、コアンダ羽根532及び水平羽根の相対角度が第3角度範囲の所定角度にある場合には、コアンダ羽根532の外側面532aに沿ったコアンダ気流が発生していても、コアンダ羽根532の外側面532aの両側端部532c、532cの気流が中央寄りに偏向した流れになっている(図7(b)参照)。これは、コアンダ羽根532の側方の空気が、コアンダ気流の動圧によって、コアンダ羽根532の両側端部532c、532cからコアンダ気流に引き込まれることで、コアンダ気流において、コアンダ羽根532の両側端部532c、532cに沿う気流が、側方からの空気に押されて中央部寄りの不安定な気流になっていると考えられる。
そこで、本実施形態では、コアンダ気流を発生させる外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にリブ部34,34を設けることで、コアンダ羽根32の側方からの空気の流れを阻み、この結果、外側面32aにおいて両リブ部34,34に挟まれている領域(以下、コアンダ面33という)で、吹出空気を安定したコアンダ気流にすることができる。
(4)特徴
(4−1)
上述したように、コアンダ羽根及び水平羽根が共同して、コアンダ効果によって、吹出空気をコアンダ羽根の外側面に沿ったコアンダ気流にした場合、コアンダ気流の動圧によって、コアンダ羽根の側方の空気が、コアンダ羽根の両側端部からコアンダ気流に引き込まれる。このとき、コアンダ気流のうち、コアンダ羽根の両側端部に沿う気流は、側方からの空気に押されることで中央寄りの気流になりやすい。
そこで、本実施形態では、外側面32aに、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むためのリブ部34,34が設けられている。このため、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面33に進入するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ面33に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減することができる。
これによって、安定したコアンダ気流を生じさせることができている。
(4−2)
本実施形態では、リブ部34,34は、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍に、すなわち、コアンダ面33の両側端部に設けられている。そして、リブ部34,34は、外側面32a(コアンダ面33)から隆起するように設けられている。このため、簡易な構成によって、コアンダ面33の両側端部よりも側方の空気がコアンダ面33に進入するおそれを低減することができている。
(4−3)
本実施形態では、リブ部34,34は、第1傾斜面34b,34b及び第2傾斜面34c,34cを含んでおり、縦断面が略三角形状を呈している。このため、リブ部34,34近傍で気流の渦や乱流が発生するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ羽根32が結露するおそれを低減することができている。
(4−4)
本実施形態では、リブ部34,34が、吹出口15の両側端部15c,15cよりも中央側に位置している。このため、例えば、外側面32aにおいて、リブ部が吹出口の両側端部よりも外側(側端部側)に位置している空調室内機と比較して、より効果的に、コアンダ気流の動圧によってコアンダ気流に引き込まれるコアンダ羽根32の側方の空気の流れを阻むことができる。
(4−5)
本実施形態では、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にリブ部34,34を設けることで、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面33に進入するおそれを低減し、コアンダ面33に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減している。このため、本実施形態の水平羽根31及びコアンダ羽根32の相対角度が、リブ部が設けられていない空調室内機ではコアンダ気流が不安定な気流になる第3角度範囲に属する所定角度であっても、コアンダ面33全域で安定したコアンダ気流を発生させることができる。したがって、リブ部が設けられていない空調室内機と比較して、コアンダ面33全域で安定したコアンダ気流が発生する角度範囲である第1角度範囲を広げることができる。
これによって、コアンダ気流利用モードにおけるコアンダ羽根32及び水平羽根31のそれぞれの姿勢のバリエーションを増やすことができるため、コアンダ気流の風向設定の自由度を向上させることができる。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、リブ部34が第1傾斜面34b及び第2傾斜面34cを含んでいるが、コアンダ羽根の両側端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むことができれば、リブ部の構成はこれに限定されない。
ただし、コアンダ羽根が結露するおそれを低減するためには、リブ部において気流の渦や乱流の発生を防止するためにリブ部が傾斜面を含んでいた方が好ましい。
また、上記実施形態では、リブ部34,34が、吹出口15の両側端部15c,15cよりも中央側に位置しているが、リブ部が吹出口の両側端部よりも外側(側端部側)に位置していてもよい。
<第2実施形態>
以下に、本発明の第2実施形態に係る空調室内機110について説明する。
(1)空調室内機の構成
図8は、本発明の第2実施形態に係るコアンダ気流利用モード実行時の空調室内機110の正面図である。図9は、コアンダ気流利用モード実行時の空調室内機110を側方から視た概略図である。
空調室内機110は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の空調室内機であり、本体ケーシング11、室内熱交換器、室内ファン14、底フレーム、及び制御部を備えている。なお、第2実施形態の空調室内機110において、制御部及びガイド板134以外の部品については、第1実施形態と同様の構成であるため、以下の説明では、第1実施形態と同様の符号を用いて説明するが、各部品の説明は省略する。
制御部は、室内ファン14の回転数制御や、水平羽根31、コアンダ羽根32及びガイド板134,134の動作制御を行う。また、制御部は、水平羽根31、コアンダ羽根32及びガイド板134,134を独立して駆動させる。
(2)ガイド板
ガイド板134,134は、コアンダ羽根32とは別の板状の部材であって、吹出口15の両側端部15c,15cよりも中央側に配置される。また、ガイド板134,134の上下方向の寸法は、吹出口15の側端部15c,15cの寸法(吹出口15の前端部と後端部とを結んだ直線の寸法)よりも短い。
さらに、ガイド板134,134は、モータ(図示せず)を有する所定の駆動機構(図示せず)によって駆動され、収納状態と移動状態とを採る。収納状態とは、ガイド板134,134が、本体ケーシング11内に収納された状態のことであって、本実施形態では、吹出流路18内に収納されている。また、移動状態とは、収納状態を採るガイド板134,134が、吹出口15の両側端部15c,15cから前方に向かって本体ケーシング11外に迫り出すように移動して、外側面32aの正面側の空間(図9では、コアンダ羽根32の下側の空間)をコアンダ羽根32の側方から覆うように配置された状態のことである。また、ガイド板134,134が移動状態を採る場合には、外側面32aとガイド板134,134の上端部134a,134aとが接触しており、ガイド板134,134が外側面32aからコアンダ羽根32の長手方向に交差する方向(本実施形態では直交する方向)に延びるように配置される。
また、ガイド板134,134の状態を切り換える駆動機構は、モータによって駆動する構成であればどのような機構であってもよく、例えば、ラック/ピニオン機構を有する駆動機構及び/又はリンク機構などが採用されてもよい。
なお、本実施形態では、移動状態を採ったガイド板134,134の下端部134b,134bと水平羽根31との間に隙間が設けられているが、ガイド板のサイズを大きくして、水平羽根との間の隙間をなくすようにしてもよい。
(3)吹出空気の方向制御
空調室内機110は、吹出空気の方向を制御する手段として、通常吹出モードや下吹きモードの他に、吹出口15から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導するコアンダ気流利用モードを有している。
なお、各モードにおける水平羽根31及びコアンダ羽根32の制御は、第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。そして、以下では、各モードにおけるガイド板134,134の制御について説明する。
通常吹出モードや下吹きモードが実行される場合には、制御部の制御により、ガイド板134,134が移動され、或いは、移動されずに、収納状態を採る。よって、通常吹出モードや下吹きモードでは、ガイド板134,134が本体ケーシング11から迫り出した状態にないため、空調室内機110の美感を損なうおそれを低減することができる。
一方で、コアンダ気流利用モードでは、コアンダ羽根32及び水平羽根31が共同して、コアンダ効果によって、吹出空気をコアンダ羽根32の外側面32aに沿ったコアンダ気流にするが、このとき、吹出空気を安定したコアンダ気流にするためには、第1実施形態でも述べたように、コアンダ気流の動圧によってコアンダ気流に引き込まれるコアンダ羽根32の側方の空気の流れを阻む必要がある。
そこで、コアンダ気流利用モードが実行される場合には、制御部の制御により、ガイド板134,134が移動され、或いは、移動されずに、移動状態を採る。このため、コアンダ気流利用モードでは、コアンダ気流を発生させる外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にガイド板134,134が配置されることで、コアンダ羽根32の側方からの空気の流れを阻むことができる。これにより、外側面32aにおいて両ガイド板134,134に挟まれている領域(以下、コアンダ面133という)で、吹出空気を安定したコアンダ気流にすることができる。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態では、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻むために、外側面32aに、コアンダ羽根32とは別部材のガイド板134,134が設けられている。このため、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面133に進入するおそれを低減することができる。この結果、コアンダ面133に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減することができる。
これによって、安定したコアンダ気流を生じさせることができている。
(4−2)
本実施形態では、ガイド板134,134は、駆動機構により駆動される可動部材であって、本体ケーシング11内に収納可能である。このため、コアンダ羽根32の外側面32aに沿ったコアンダ気流を利用しない通常吹出モードや下吹きモードの実行時、及び、運転停止時には、ガイド板134,134に収納状態を採らせることで、空調室内機110の美感を損なうおそれを低減することができる。
また、コアンダ羽根32の外側面32aに沿ったコアンダ気流を利用するコアンダ気流利用モードの実行時には、ガイド板134,134が吹出口15から前方に迫り出した移動状態を採ることで、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面133へ進入するおそれを低減することができる。これにより、コアンダ面133に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減することができ、安定したコアンダ気流を生じさせることができる。
(4−3)
本実施形態では、外側面32aにおいて、コアンダ羽根32の両側端部32c,32c近傍にガイド板134,134を配置することで、コアンダ羽根32の側方の空気がコアンダ面133に進入するおそれを低減し、コアンダ面133に沿うコアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減している。このため、本実施形態の水平羽根31及びコアンダ羽根32の相対角度が、ガイド板が設けられていない空調室内機ではコアンダ気流が不安定な気流になる第3角度範囲に属する所定角度であっても、コアンダ面133全域で安定したコアンダ気流を発生させることができる。したがって、ガイド板が設けられていない空調室内機と比較して、コアンダ面133全域で安定したコアンダ気流が発生する角度範囲である第1角度範囲を広げることができる。
これによって、コアンダ気流利用モードにおけるコアンダ羽根32及び水平羽根31のそれぞれの姿勢のバリエーションを増やすことができるため、コアンダ気流の風向設定の自由度を向上させることができる。
本発明は、安定したコアンダ気流を生じさせる構成に係る発明であるため、コアンダ効果によって吹出空気をコアンダ気流にする空調室内機への適用が有効である。
11 本体ケーシング(ケーシング)
15 吹出口
31 水平羽根
32 コアンダ羽根
34 リブ部(阻害部/リブ)
34b 第1傾斜面(傾斜面)
34c 第2傾斜面(傾斜面)
134 ガイド板(阻害部)
10,110 空調室内機
33,133 コアンダ面(下面)
特開2002−61938号公報

Claims (4)

  1. 吹出口(15)から吹き出される吹出空気の流れをコアンダ効果により所定の方向へ誘導可能な空調室内機であって、
    前記吹出空気の方向を上下に調整する水平羽根(31)と、
    前記吹出口の近傍に設けられ、前記水平羽根で方向調整された前記吹出空気を自己の下面(33,133)に沿わせたコアンダ気流にするコアンダ羽根(32)と、
    前記コアンダ羽根の前記下面から隆起し、前記下面の両端部近傍領域から中央部近傍領域に向かって流れる空気の流れを阻む、リブ(34)と、
    を備え
    前記リブ(34)は、前記コアンダ羽根(32)の側方の空気が前記下面(33)に進入するおそれを低減し、前記下面(33)に沿う前記コアンダ気流が中央寄りの不安定な気流になるおそれを低減する、
    空調室内機(10,110)。
  2. 前記リブ(34)は、頂部(34a)を有し、その頂部(34a)が、前記コアンダ羽根(32)の上端部(32d)から下端部(32e)まで延びている、
    請求項1に記載の空調室内機(10)。
  3. 前記リブは、傾斜面(34b、34c)を含む、
    請求項1又は2に記載の空調室内機。
  4. 前記リブは、前記吹出口の両端部よりも中央側に位置している、
    請求項1から3のいずれかに記載の空調室内機。
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