JPH08178181A - 雲台制御装置 - Google Patents

雲台制御装置

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JPH08178181A
JPH08178181A JP6337356A JP33735694A JPH08178181A JP H08178181 A JPH08178181 A JP H08178181A JP 6337356 A JP6337356 A JP 6337356A JP 33735694 A JP33735694 A JP 33735694A JP H08178181 A JPH08178181 A JP H08178181A
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pan
tilt
line
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mouse
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JP6337356A
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Hideo Kawai
英夫 河合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インテリジェントタイプの雲台の遠隔制御を
行うのに好適な雲台制御装置を提供する。 【構成】 マウス3により描画した線の上の点を標本値
として一定時間間隔で標本点抽出部203により抽出
し、ウィンドウ上の点をパン・チルト座標上の値にコマ
ンド変換部204により変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、据置型のビデオカメラ
等に利用されている雲台を遠隔制御する雲台制御装置に
係り、特に、雲台をその外部から制御するためのユーザ
ーインターフェースが、マウス等のポインティングデバ
イスによる操作環境を提供する場合に雲台のパン・チル
ト動作制御を行うのに好適な雲台制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パン・チルトの動作を行うた
めの雲台制御装置で、内部にCPU(中央演算処理装
置)やROM(読み出し専用メモリ)を備えて、外部か
らのコマンドによる制御が可能なインテリジェントタイ
プの雲台制御装置が公知である。
【0003】このインテリジェントタイプの雲台制御装
置では、雲台の制御のために赤外線リモコン(リモート
コントローラ)を利用したり、雲台にシリアルインター
フェースを設けることによって、コンピュータからの遠
隔操作を行えるようにしたものが存在する。
【0004】このようなシリアルインターフェースを設
けたタイプの雲台制御装置では、雲台制御用のコンピュ
ータと接続し、該コンピュータのシリアル端子から雲台
へ制御コマンドを出力することによって、雲台の制御を
行うことができる。
【0005】ここで、雲台制御用コンピュータ側のアプ
リケーションとしてマウスを利用できる環境での雲台制
御環境を実現することができる。
【0006】雲台をマウスの操作によりパン・チルトさ
せる時の雲台制御方法としては、次の(1)〜(3)の
方法がある。 (1)図12に示すように、画面上に表示されている操
作ボタンをマウスクリックすることで、パン・チルトの
スタート/ストップを指示する。 (2)図13に示すように、特定の指示領域のパン・チ
ルト目的位置をマウスクリックすることで、パン・チル
ト動作を開始させる。 (3)図14に示すように、画面上に表示されているパ
ン専用またはチルト専用の操作摘みをマウスドラッグす
ることで、操作摘みの表す位置までパン・チルト動作さ
せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)のような雲台制御方法では、パン方向・チルト方
向・斜め方向のように、一方向のみの動作しか行うこと
ができなくなり、別の動作方向へ動作させるためには、
新に次の操作を行わなければならないという問題点があ
った。
【0008】また、上記(2)のような雲台制御方法で
は、パン・チルト動作が始点から終点までの直線的な動
作となるため、パン・チルトの動作経路を自由に指示す
ることができないという問題点があった。
【0009】更に、上記(3)のような雲台制御方法で
は、操作者の意図したパン・チルト動作を行おうとした
時に、パン専用またはチルト専用の操作摘みをマウスド
ラッグしなければならず、その動作方向は、上記(1)
の方法と同様に一方向のみの動作しか行うことができ
ず、監視カメラとして撮影対象物を追尾させる時等に、
雲台のパン・チルト動作の自由度が不足するという問題
点があった。
【0010】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、パン・チルト動作の始点から終点までの
動作方向を選択し直すことなく且つパン・チルト動作の
始点から終点までの任意の経路を指示して実行でき、イ
ンテリジェントタイプの雲台の遠隔制御を行うのに好適
な雲台制御装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の雲台制御装置は、シリアルインターフェース
を介して遠隔操作可能な雲台を制御する雲台制御装置に
おいて、前記雲台をパン・チルト動作させる経路を示す
線を制御ウィンドウ上に描画する線描画手段と、該線描
画手段により前記線が描画されている前記制御ウィンド
ウ内の前記線上の点の座標値を標本点として抽出する標
本点抽出手段と、該標本点抽出手段により抽出された前
記標本点の座標値を、前記雲台をパン・チルト動作させ
る時のパン・チルト先として指定するための、前記雲台
を駆動させるコマンドに変換するコマンド変換手段とを
具備したことを特徴とするものである。
【0012】また、同じ目的を達成する上で前記標本点
抽出手段は、前記線の描画が開始された時刻から一定時
間間隔で前記線を描画している線描画手段の位置を標本
点として抽出することが望ましい。
【0013】
【作用】請求項1の雲台制御装置は、線描画手段によっ
て、雲台をパン・チルト動作させる経路を示す線が制御
ウィンドウ上に描画され、標本点抽出手段によって、前
記制御ウィンドウ内の前記線上の点の座標値が標本点と
して抽出され、コマンド変換手段によって、前記抽出さ
れた前記標本点の座標値が前記雲台をパン・チルト動作
させる時のパン・チルト先として指定するための前記雲
台を駆動するためのコマンドに変換される。
【0014】また、請求項2の雲台制御装置は、上述し
た請求項1の雲台制御装置の作用に加えて、前記標本点
抽出手段によって、前記線の描画が開始された時刻から
一定時間間隔で前記線を描画している線描画手段の位置
が標本点として抽出される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図11に基
づき説明する。図1は、本発明の一実施例に係る雲台制
御装置を備えたカメラ制御システムの構成を示すブロッ
ク図であり、同図中、1はカメラ制御システムで、本発
明の雲台制御装置2、入力装置であるマウス3、表示装
置4、雲台5、ビデオカメラ6からなる。
【0016】雲台制御装置2は、システム制御部20
1、操作部202、標本点抽出部203、コマンド変換
部204、シリアルI/F(インターフェース)20
5、描画処理部206、表示部207からなる。
【0017】システム制御部201は雲台制御装置2全
体を制御するもので、このシステム制御部201に操作
部202、標本点抽出部203、コマンド変換部20
4、シリアルI/F(インターフェース)205、描画
処理部206、表示部207がそれぞれ接続されてい
る。操作部202はマウス3の操作信号を入力信号とし
て受け取り、該マウス3が動いた時やマウス3のボタン
がクリックされた時にシステム制御部201に割り込み
信号とマウスカーソルの位置座標信号とを出力する。標
本点抽出部203は、システム制御部201から割り込
み処理を指示されることによって割り込み処理を実行す
る。
【0018】コマンド変換部204は、パン・チルト動
作の目的地点として変換されたパン・チルト座標値をパ
ン・チルトコマンドのパラメータとして変換し、コマン
ドとパラメータとをシリアルI/F205に出力する。
シリアルI/F205は、コマンド変換部204の出力
であるコマンドとパラメータが入力され、雲台5に信号
を出力する。描画処理部206は、描画された線の描画
データを蓄積し、表示部207に描画データを出力す
る。表示部207は、システム制御部201の制御の下
で制御ウィンドウや操作ボタンを作成し、その映像信号
を表示装置4に出力する。
【0019】マウス3は、描画する線を入力したり、表
示装置4の画面に表示される操作ボタンを操作するもの
で、操作部202に接続されている。
【0020】表示装置4は、雲台制御装置2の状態を表
示するもので、表示部207に接続されている。雲台5
は、雲台制御装置2からパン・チルトを指示するコマン
ドと、パン・チルト先を表すコマンドパラメータとが入
力されることによって、目的位置までパン・チルト動作
を行うインテリジェントタイプである。
【0021】雲台5は、ビデオカメラ6をパン・チルト
動作させるためのもので、シリアルI/F(インターフ
ェース)501、雲台制御部502、パン・チルト駆動
部503とからなる。シリアルI/F501は、雲台制
御装置2のシリアルI/F205に接続され、該雲台制
御装置2からの出力データがシリアルに入力され、その
出力は、雲台制御部502に入力される。雲台制御部5
02は、雲台制御装置2から入力された雲台制御コマン
ドと、該コマンドに付随するコマンドパラメータとを雲
台制御信号に変換し、パン・チルト駆動部503を前記
パラメータの示す目的地まで駆動させる。パン・チルト
駆動部503は、雲台制御部502からの出力である雲
台制御信号によって駆動し、雲台5のパン・チルト動作
が実行される。
【0022】ビデオカメラ6は、雲台5の上に据え付け
られ、該雲台5がパン・チルト動作を行うことによって
レンズの向きが変化するようになっている。
【0023】次に上記構成になるカメラ制御システム1
の動作を説明する。
【0024】雲台制御装置2からマウス3を操作するこ
とによって、ビデオカメラ6の右パンを行わせようとす
ると、まず、システム制御部201の制御の下で、マウ
ス3の操作が行われたことを示すデータが操作部202
に入力される。すると、システム制御部201が標本点
抽出部203にマウス割り込み処理を呼び出し、該標本
点抽出部203は、抽出した標本点の座標を雲台5のパ
ン・チルト座標に変換し、コマンド変換部204に出力
する。
【0025】次にコマンド変換部204は、前記データ
を、ビデオカメラ6をパン動作させるパンコマンドに付
随するパラメータデータに変換し、シリアルI/F20
5から雲台5へ出力する。この雲台5では、まず、前記
パンコマンドとパラメータデータがシリアルI/F50
1に入力され、パンコマンドとパラメータデータが雲台
制御部502に入力される。この雲台制御部502では
パンコマンドを解釈し、パン・チルト駆動部503に制
御信号を出力することによって、前記パラメータデータ
の表す位置まで雲台5をパン動作させる。
【0026】次に、本発明の雲台制御装置2の線描画に
よる雲台制御動作について図1及び図2乃至図5を用い
て説明する。図2乃至図4は、操作者がマウス3を用い
て線を描画することによって、雲台5へパン・チルト動
作を指示している状態の表示装置4の表示画面を示す
図、図5は、雲台制御装置2により雲台5の制御を実行
中に制御ウィンドウが表示されている状態の表示装置4
の表示画面を示す図である。図5に示すウィンドウ内で
斜線を施した部分は、雲台5がパン・チルト動作を実行
できる領域を示す。
【0027】図2に示す状態において操作者がマウス3
のボタンを押した時から描画を開始し、マウス3のボタ
ンを押したままでマウス3を動かすと、表示装置4の画
面上に表示されているマウスカーソルの位置が移動し、
該マウスカーソルの軌跡が線として表示装置4の画面上
に描画される(図3及び図4)。この時にマウスボタン
を離すと、マウスカーソルの軌跡を線として描画するの
が中断される。
【0028】次に標本点抽出部203とコマンド変換部
204の動作について図6を用いて説明する。図6は、
マウス3のボタンのアップ(UP)/ダウン(DOW
N)操作や線の描画操作が行われている時に、システム
制御部201からの割り込み処理の指示を受けて動作す
る標本点抽出部203の制御手順を示すフローチャート
である。
【0029】まず、システム制御部201からマウス3
の左ボタンが押されたことが、その時のマウスカーソル
の(X,Y)座標位置と、左右どちらのボタンが押され
たかを示す識別データと共に標本点抽出部203に通知
されると(ステップS601)、標本点抽出部203で
はマウス3の割り込み処理として、後述する左ボタンダ
ウン(DOWN)処理を行う(ステップS602)。こ
のステップS602では、マウス3の左ボタンがアップ
されるまで一定時間(例えば、10ms)ごとに後述す
るタイマー割り込み処理をシステム制御部201から呼
び出すためのタイマーをセットし、マウス3の左ボタン
が押された位置まで雲台5をパン・チルトさせるための
処理を行う。
【0030】タイマーセット後のマウス3を用いた線描
画作業中は、一定時間(例えば、10ms)ごとにシス
テム制御部201からタイマー割り込み処理の指示が標
本点抽出部203に入力され、タイマー割り込みが発生
すると(ステップS603)、後述するタイマー割り込
み処理を行う(ステップS604)。このステップS6
04では、マウスドラッグ操作によって表示装置4の画
面上のマウスカーソルの位置が表すパン・チルト位置ま
で雲台5をパン・チルト動作せるための処理を行う。
【0031】更に、マウス3の左ボタンが離されると
(ステップS605)、後述する左ボタンアップ(U
P)処理を行う(ステップS606)。前記ステップS
605においてマウス3の左ボタンが離されていなけれ
ば、前記ステップS601へ戻ってシステム制御部20
1からの次の割り込み処理の呼び出しを待つ。このよう
にして、マウス3の左ボタンが押されている間には、タ
イマー割り込みによって、描画されている線上の座標点
が取り込まれる。線の描画中には前記ステップS606
では、割り込み用のタイマーの解放処理と、マウス3の
左ボタンが離された位置が表すパン・チルト位置まで雲
台5をパン・チルト動作させるための処理を行い、その
後、標本点抽出部203の全ての処理を終了する。
【0032】このようにステップS601からステップ
S605までの処理を繰り返して線の描画データからパ
ン・チルトのコマンド出力を行い、最後にステップS6
06の処理を実行する。
【0033】次に図2に示すようなマウス3の左ボタン
が押された時に実行される左ボタンダウン処理(図6の
ステップS602)について、図7を用いて説明する。
図7は、マウス3の左ボタンが押された時の割り込み処
理として実行される前記図6のステップS602におけ
る左ボタンダウン処理の制御手順を示すフローチャート
である。
【0034】まず、図2で示されるように、マウス3の
ボタンが押されることによってシステム制御部201か
ら割り込み処理が通知されると、標本点抽出部203の
他の割り込み処理が実行されているか否かを、割り込み
禁止フラグがセットされているか否かで判別する(ステ
ップS701)。
【0035】ここで、前記割り込み禁止フラグがセット
されていれば、左ボタンダウン時の処理を行わずに、本
処理動作を終了させて、図6のステップS603の処理
へ移行する。
【0036】前記ステップS701において前記割り込
み禁止フラグがセットされていなければ、標本点抽出部
203は該割り込み禁止フラグをセットして、他の割り
込み処理が実行されないようにする(ステップS70
2)。
【0037】次に図1の雲台5をパン・チルト動作させ
る時の移動先を指定するためのパン・チルト座標値Aを
計算、即ち、座標変換する(ステップS703)。ここ
でのパン・チルト座標値Aの詳しい計算方法は、後述の
座標変換の項目で説明する。
【0038】次に前記ステップS703において計算さ
れた標本点の前記パン・チルト座標値Aまで雲台5をパ
ン・チルト動作させるために、図1のコマンド変換部2
04へ前記パン・チルト座標値A(パン・チルトコマン
ド)を出力する(ステップS704)。そして、図2〜
図4に示すような線描画中に、一定時間が経過するたび
にタイマー割り込み処理を実行するためのタイマーをセ
ットする(ステップS705)。ここでは、例として前
記一定時間を10msとする。
【0039】最後に、マウス3の左ボタンが押された時
の割り込み処理を終了し、他の割り込み処理を実行でき
るようにするために、前記ステップS702においてセ
ットしてあった前記割り込み禁止フラグをクリアする
(ステップS706)。その後、本処理動作を終了し
て、システム制御部201に処理を戻す。
【0040】次に図3に示すような、マウス3をマウス
ドラッグ操作によって線描画を行っている時に、雲台5
にパン・チルト位置を指定してパン・チルト動作させる
ためのコマンド出力を行うためのタイマー割り込み処理
(図6のステップS604)について、図8を用いて説
明する。
【0041】操作者が図3に示すような線描画を行って
いる時に、前記図7のステップS705においてセット
してあるタイマーが動作することによって、タイマー割
り込み処理が発生する。図8は、そのタイマー割り込み
処理の制御手順を示すフローチャートである。
【0042】まず、標本点抽出部203は、タイマー割
り込み処理を実行する時に、他の割り込み処理が実行さ
れているか否かを、システム制御部201にある割り込
み禁止フラグがセットされているか否かで判別する(ス
テップS801)。
【0043】ここで、前記割り込み禁止フラグがセット
されていれば、タイマー割り込み処理を行わずに、本処
理動作を終了させて、図6のステップS605の処理へ
移行する。
【0044】前記ステップS801において前記割り込
み禁止フラグがセットされていなければ、該割り込み禁
止フラグをセットして、他の割り込み処理が実行されな
いようにする(ステップS802)。
【0045】図1のシステム制御部201のタイマーで
呼び出された標本点抽出部203では、割り込みが発生
した時点でのマウスカーソルの座標値が標本点として獲
得され、前記マウスカーソルの座標値から図1の雲台5
をパン・チルト動作させる時の移動先を指定するための
パン・チルト座標値Bを計算、即ち、座標変換する(ス
テップS803)。ここでのパン・チルト座標値Bの詳
しい計算方法は、後述の座標変換の項目で説明する。
【0046】次に標本点抽出部203は、前記ステップ
S803において計算された前記パン・チルト座標値B
まで雲台5をパン・チルト動作させるために、図1のコ
マンド変換部204へ前記パン・チルト座標値B(パン
・チルトコマンド)を出力する(ステップS804)。
最後に、標本点抽出部203は、マウス3の左ボタンが
押された時の割り込み処理を終了し、他の割り込み処理
を実行できるようにするために、前記ステップS802
においてセットしてあった前記割り込み禁止フラグをク
リアする(ステップS805)。この後、本処理動作を
終了する。
【0047】次に図4に示されるような、マウス3をマ
ウスドラッグ操作によって線描画を行っていた線描画
を、マウスボタンをアップ操作によって終了する時に、
図1の雲台5にパン・チルト位置を指定してパン・チル
ト動作させるためのコマンド出力を行う割り込み処理
(図6のステップS606)について、図9を用いて説
明する。図4に示すように、操作者が線描画を終了させ
ようとしてマウス3の左ボタンを離した時に、図6のス
テップS606として左ボタンアップ処理が実行され
る。図9は、この左ボタンアップ処理の制御手順を示す
フローチャートである。
【0048】まず、標本点抽出部203は、タイマー割
り込み処理を実行する時に、他の割り込み処理が実行さ
れているか否かを、割り込み禁止フラグがセットされて
いるか否かで判別する(ステップS901)。
【0049】ここで、前記割り込み禁止フラグがセット
されていれば、タイマー割り込み処理を行わずに本処理
動作を終了させて、図6のステップS601の処理へ移
行する。
【0050】前記ステップS901において前記割り込
み禁止フラグがセットされていなければ、該割り込み禁
止フラグをセットして、他の割り込み処理が実行されな
いようにする(ステップS902)。
【0051】次に図1の雲台5をパン・チルト動作させ
る時の移動先を指定するためのパン・チルト座標値Cを
計算、即ち、座標変換する(ステップS903)。ここ
でのパン・チルト座標値Cの詳しい計算方法は、後述の
座標変換の項目で説明する。
【0052】次に標本点抽出部203は、前記ステップ
S903において計算された前記パン・チルト座標値C
まで雲台5をパン・チルト動作させるために、図1のコ
マンド変換部204へ前記パン・チルト座標値C(パン
・チルトコマンド)を出力する(ステップS904)。
図4に示すように、操作者による線の描画作業がマウス
3の左ボタンをアップさせることで終了するので、次に
前記図7のステップS705においてセットしたタイマ
ーを終了し、システム制御部201からのタイマー割り
込みが発生しないようにする(ステップS905)。
【0053】最後に標本点抽出部203は、マウス3の
左ボタンが押された時の割り込み処理を終了し、マウス
3の操作等による他の割り込み処理を実行できるように
するために、前記ステップS902においてセットして
あった前記割り込み禁止フラグをクリアし(ステップS
905)、その後、本処理動作を終了する。
【0054】ここで、前記図7のステップS703、図
8のステップS803及び図9のステップS903は、
図10に示す座標変換処理を行う。この座標変換処理に
ついて、図10を用いて説明する。前記パン・チルト座
標値A〜Cの計算は、図5の斜線を施した領域から図1
の雲台5のパン・チルト可動範囲への変換として実行さ
れる。図10は、線を描画しているマウス3からパン・
チルト動作の目標とするパン・チルト位置を図1のコマ
ンド変換部204へ出力する図1の標本点抽出部203
の内部で実行される座標変換処理の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【0055】まず、前記図7のステップS703、図8
のステップS803及び図9のステップS903におい
て、タイマー割り込み、またはマウスクリックによる割
り込みによって、線を描画しているマウス3の座標が獲
得されると、システム制御部201からの通知によって
マウスカーソル座標値(X,Y)が得られる(ステップ
S1001)。
【0056】次に前記マウスカーソル座標値をパン・チ
ルトの可動範囲内でのパン・チルト値(x,y)に変換
する(ステップS1002)。この変換は、図5の斜線
を施した領域内での座標値(X,Y)を、パン方向をx
とし、チルト方向をyとしたパン・チルト可動範囲内の
点(x,y)へ直線的に変換することで実行される。
【0057】これは、制御ウィンドウ内でX=0の位置
をパン座標の左端(x=0)とし、X=MAXの位置を
パン座標の最右端とする。同様に、制御ウィンドウ内で
Y=0の位置をチルト座標の上端(y=0)とし、Y=
MAXの位置をチルト座標の最下端とする。
【0058】そして、座標変換によって得られたパン・
チルト座標値をコマンド変換部204へ出力する(ステ
ップS1003)。
【0059】次にコマンド変換部204の動作について
説明する。このコマンド変換部204において、標本点
抽出部203からパン・チルト座標値が入力されると、
パン・チルト座標値A〜Cがパン・チルト位置指定コマ
ンドのパラメータとして図11に示すコマンドデータが
作成され、シリアルI/F205に出力される。更に、
前記コマンドデータがシリアルI/F205から雲台5
へ出力され、パン・チルト動作が実行される。
【0060】この様にして、マウス3を使った線の描画
中に、描画を開始してから描画を終了するまでの一定時
間間隔ごとに、雲台5のパン・チルト位置を指定するコ
マンドを出力することで、線を描画した軌跡に沿った雲
台5のパン・チルト動作を行うことが可能となる。
【0061】
【発明の効果】本発明の雲台制御装置によれば、マウス
で線を描画することによって雲台操作ができるので、雲
台の操作が簡単になるという効果を奏する。また、標本
点抽出手段により、前記線の描画が開始された時刻から
一定時間間隔で、前記線上の点を抽出するようにするこ
とで、雲台のパン・チルト動作をマウスの速い動きに追
随させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る雲台制御装置を備えた
カメラ制御システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例に係る雲台制御装置に雲台のパン・チ
ルト動作経路を入力している状態の表示装置の表示画面
を示す図である。
【図3】同実施例に係る雲台制御装置に雲台のパン・チ
ルト動作経路を入力している状態の表示装置の表示画面
を示す図である。
【図4】同実施例に係る雲台制御装置に雲台のパン・チ
ルト動作経路を入力している状態の表示装置の表示画面
を示す図である。
【図5】同実施例に係る雲台制御装置における表示装置
の表示画面に表示されるウィンド入力領域を示す図であ
る。
【図6】同実施例に係る雲台制御装置における描画によ
る制御コマンド出力処理の制御手順を示すフローチャー
トである。
【図7】同実施例に係る雲台制御装置におけるマウスの
左ボタンダウン処理の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】同実施例に係る雲台制御装置におけるタイマー
割り込み処理の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】同実施例に係る雲台制御装置におけるマウスの
左ボタンアップ処理の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】同実施例に係る雲台制御装置における座標変
換処理の制御手順を示すフローチャートである。
【図11】同実施例に係る雲台制御装置から出力される
雲台制御コマンドのデータフォーマットを示す図であ
る。
【図12】従来の雲台制御装置の制御方法を説明するた
めの図である。
【図13】図12とは異なる従来の雲台制御装置の制御
方法を説明するための図である。
【図14】図12及び図13とは異なる従来の雲台制御
装置の制御方法を説明するための図である。
【符号の説明】
2 雲台制御装置 3 マウス(線描画手段) 5 雲台 203 標本点抽出部(標本点抽出手段) 204 コマンド変換部(コマンド変換手段) 207 描画処理部(線描画手段、描画手段、再描画手
段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルインターフェースを介して遠隔
    操作可能な雲台を制御する雲台制御装置において、 前記雲台をパン・チルト動作させる経路を示す線を制御
    ウィンドウ上に描画する線描画手段と、 該線描画手段により前記線が描画されている前記制御ウ
    ィンドウ内の前記線上の点の座標値を標本点として抽出
    する標本点抽出手段と、 該標本点抽出手段により抽出された前記標本点の座標値
    を、前記雲台をパン・チルト動作させる時のパン・チル
    ト先として指定するための、前記雲台を駆動させるコマ
    ンドに変換するコマンド変換手段とを具備したことを特
    徴とする雲台制御装置。
  2. 【請求項2】 前記標本点抽出手段は、前記線の描画が
    開始された時刻から一定時間間隔で前記線を描画してい
    る線描画手段の位置を標本点として抽出することを特徴
    とする請求項1記載の雲台制御装置。
JP6337356A 1994-12-26 1994-12-26 雲台制御装置 Pending JPH08178181A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105757411A (zh) * 2016-04-18 2016-07-13 杭州新罗美电子科技有限公司 一种智能控制的led显示器设备的紧固组件及其使用方法
CN108474515A (zh) * 2017-02-16 2018-08-31 深圳市大疆灵眸科技有限公司 云台系统和拍摄设备

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