JPH08177733A - ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造 - Google Patents
ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造Info
- Publication number
- JPH08177733A JPH08177733A JP6327483A JP32748394A JPH08177733A JP H08177733 A JPH08177733 A JP H08177733A JP 6327483 A JP6327483 A JP 6327483A JP 32748394 A JP32748394 A JP 32748394A JP H08177733 A JPH08177733 A JP H08177733A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- rotation
- rotation restricting
- turning
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/0873—Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
- F04B27/0878—Pistons
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ピストンの回動による騒音及び干渉する部位の
摩耗を抑制する。 【構成】片頭ピストン８の首部９の背面には回り止め凸
部１１が形成されている。フロントハウジング２の内周
面には回り止め凹部１２が形成されている。回り止め凸
部１１は回り止め凹部１２に嵌入されている。回り止め
凹部１２の両側面には回動規制面１２-1，１２-2が形成
されている。回り止め凸部１１の両側面には回動規制面
１１-1，１１-2が形成されている。各回動規制面１１-
1，１１-2，１２-1，１２-2は、片頭ピストン８の軸線
８-1に平行、かつ軸線８-1を中心した半径線８-2に一致
させてある。
摩耗を抑制する。 【構成】片頭ピストン８の首部９の背面には回り止め凸
部１１が形成されている。フロントハウジング２の内周
面には回り止め凹部１２が形成されている。回り止め凸
部１１は回り止め凹部１２に嵌入されている。回り止め
凹部１２の両側面には回動規制面１２-1，１２-2が形成
されている。回り止め凸部１１の両側面には回動規制面
１１-1，１１-2が形成されている。各回動規制面１１-
1，１１-2，１２-1，１２-2は、片頭ピストン８の軸線
８-1に平行、かつ軸線８-1を中心した半径線８-2に一致
させてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウジング内に回転可
能に収容されたカム体の回転をピストンの往復直線運動
に変換するピストン式圧縮機におけるピストン回動規制
構造に関するものである。
能に収容されたカム体の回転をピストンの往復直線運動
に変換するピストン式圧縮機におけるピストン回動規制
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の圧縮機ではピストンが回動して
カム体の周縁とピストンの首部とが干渉して騒音を発生
するという問題がある。実開昭６２−１３３９７３号公
報に開示される圧縮機では、ハウジングの内周面と片頭
ピストンの首部の背面との間の干渉によって片頭ピスト
ンの回動を規制する対策が施されている。又、実開平４
−４９６７６号公報に開示される圧縮機では、ハウジン
グ内周面と片頭ピストンの首部の背面との間の凹凸の嵌
合構造によって片頭ピストンの首部を案内する対策が施
されている。凹部の側面と凸部の側面とが対向してお
り、この側面の対向構造が片頭ピストンの回動範囲を規
制する。
カム体の周縁とピストンの首部とが干渉して騒音を発生
するという問題がある。実開昭６２−１３３９７３号公
報に開示される圧縮機では、ハウジングの内周面と片頭
ピストンの首部の背面との間の干渉によって片頭ピスト
ンの回動を規制する対策が施されている。又、実開平４
−４９６７６号公報に開示される圧縮機では、ハウジン
グ内周面と片頭ピストンの首部の背面との間の凹凸の嵌
合構造によって片頭ピストンの首部を案内する対策が施
されている。凹部の側面と凸部の側面とが対向してお
り、この側面の対向構造が片頭ピストンの回動範囲を規
制する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開昭６２−
１３３９７３号公報に開示される対策では、ハウジング
と片頭ピストンとの干渉は少なくとも一方から突出する
台形状の先端平面と他方の平面との干渉であるが、この
ような干渉構造では台の角と平面との当たりになる。そ
のため、角当たりする部分の摩耗が激しい。摩耗が進め
ば片頭ピストンの回動量が大きくなり、騒音が大きくな
る。
１３３９７３号公報に開示される対策では、ハウジング
と片頭ピストンとの干渉は少なくとも一方から突出する
台形状の先端平面と他方の平面との干渉であるが、この
ような干渉構造では台の角と平面との当たりになる。そ
のため、角当たりする部分の摩耗が激しい。摩耗が進め
ば片頭ピストンの回動量が大きくなり、騒音が大きくな
る。
【０００４】実開平４−４９６７６号公報に開示される
対策では、片頭ピストンの回動がほぼ完全に抑えられる
ために片頭ピストンの回動による騒音は生じない。しか
し、凹部及び凸部の側面はピストンの軸線を中心とした
半径線に対して傾いているため、ピストンの回動力によ
って凹部と凸部との間に楔効果が生じる。楔効果とは細
隙に楔形状の部材を打ち込んだときに細隙面に打ち込み
力以上の荷重が掛かる効果である。このような楔効果は
凹部と凸部との対向する側面間の摩擦力を大きくし、ピ
ストンの往復動に伴って高速で摺接する凹部と凸部との
対向部位における摩耗が激しくなる。
対策では、片頭ピストンの回動がほぼ完全に抑えられる
ために片頭ピストンの回動による騒音は生じない。しか
し、凹部及び凸部の側面はピストンの軸線を中心とした
半径線に対して傾いているため、ピストンの回動力によ
って凹部と凸部との間に楔効果が生じる。楔効果とは細
隙に楔形状の部材を打ち込んだときに細隙面に打ち込み
力以上の荷重が掛かる効果である。このような楔効果は
凹部と凸部との対向する側面間の摩擦力を大きくし、ピ
ストンの往復動に伴って高速で摺接する凹部と凸部との
対向部位における摩耗が激しくなる。
【０００５】本発明は、ピストンの回動による騒音及び
干渉する部位の摩耗を抑制することを目的とする。
干渉する部位の摩耗を抑制することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために請求項１の発
明では、ハウジングの内周面とピストンとの間にピスト
ンの回動範囲を規制する回動規制面を対向して形成し、
前記回動規制面をピストンの軸線に沿わせると共に、ピ
ストンの軸線を中心とする半径線に前記回動規制面を一
致させた。
明では、ハウジングの内周面とピストンとの間にピスト
ンの回動範囲を規制する回動規制面を対向して形成し、
前記回動規制面をピストンの軸線に沿わせると共に、ピ
ストンの軸線を中心とする半径線に前記回動規制面を一
致させた。
【０００７】請求項２の発明では、前記ハウジングの内
周面に形成した回動規制凹部の両側面をハウジングの内
周面側の回動規制面とした。
周面に形成した回動規制凹部の両側面をハウジングの内
周面側の回動規制面とした。
【０００８】
【作用】ピストンの回動はハウジング側の回動規制面と
ピストン側の回動規制面との間の面接触によって規制さ
れ、ピストンとカム体とが干渉することはない。対向す
る回動規制面間では楔効果が生じることはなく、回動規
制面における摩耗が抑制される。
ピストン側の回動規制面との間の面接触によって規制さ
れ、ピストンとカム体とが干渉することはない。対向す
る回動規制面間では楔効果が生じることはなく、回動規
制面における摩耗が抑制される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を具体化した第１実施例を図１
〜図３に基づいて説明する。図１に示すように圧縮機全
体のハウジングの一部となるシリンダブロック１の前後
にはフロントハウジング２及びリヤハウジング３が接合
固定されている。シリンダブロック１及びフロントハウ
ジング２には回転軸４が回転可能に支持されている。フ
ロントハウジング２内にて回転軸４には回転支持体５が
止着されており、回転支持体５の周縁部に形成された支
持アーム５-1にはガイド孔５-2が形成されている。
〜図３に基づいて説明する。図１に示すように圧縮機全
体のハウジングの一部となるシリンダブロック１の前後
にはフロントハウジング２及びリヤハウジング３が接合
固定されている。シリンダブロック１及びフロントハウ
ジング２には回転軸４が回転可能に支持されている。フ
ロントハウジング２内にて回転軸４には回転支持体５が
止着されており、回転支持体５の周縁部に形成された支
持アーム５-1にはガイド孔５-2が形成されている。
【００１０】回転軸４には斜板６が回転軸４方向へ傾動
可能かつスライド可能に支持されている。斜板６には連
結片６-1が止着されていると共に、連結片６-1の先端部
にはガイドピン７が取り付けられている。ガイドピン７
はガイド孔５-2に係合しており、ガイド孔５-2はガイド
ピン７を介して斜板６の傾動を案内する。これにより斜
板６が回転軸４方向へ揺動可能かつ回転軸４と一体的に
回転可能である。
可能かつスライド可能に支持されている。斜板６には連
結片６-1が止着されていると共に、連結片６-1の先端部
にはガイドピン７が取り付けられている。ガイドピン７
はガイド孔５-2に係合しており、ガイド孔５-2はガイド
ピン７を介して斜板６の傾動を案内する。これにより斜
板６が回転軸４方向へ揺動可能かつ回転軸４と一体的に
回転可能である。
【００１１】クランク室２-1、リヤハウジング３内の吸
入室３-1及び吐出室３-2を互いに接続するようにシリン
ダブロック１に貫設されたシリンダボア１-1内には片頭
ピストン８が収容されている。片頭ピストン８の首部９
の内側には一対の半球状の支持凹部９-1が対向形成され
ており、支持凹部９-1には半球状のシュー１０が嵌入支
持されている。斜板６の周縁部は両シュー１０間に入り
込み、斜板６の両面には両シュー１０の端面が接する。
従って、斜板６の回転運動がシュー１０を介して片頭ピ
ストン８の前後往復揺動に変換され、片頭ピストン８が
シリンダボア１-1内を前後動する。これにより吸入室３
-1からシリンダボア１-1内へ吸入された冷媒ガスが圧縮
されつつ吐出室３-2へ吐出される。
入室３-1及び吐出室３-2を互いに接続するようにシリン
ダブロック１に貫設されたシリンダボア１-1内には片頭
ピストン８が収容されている。片頭ピストン８の首部９
の内側には一対の半球状の支持凹部９-1が対向形成され
ており、支持凹部９-1には半球状のシュー１０が嵌入支
持されている。斜板６の周縁部は両シュー１０間に入り
込み、斜板６の両面には両シュー１０の端面が接する。
従って、斜板６の回転運動がシュー１０を介して片頭ピ
ストン８の前後往復揺動に変換され、片頭ピストン８が
シリンダボア１-1内を前後動する。これにより吸入室３
-1からシリンダボア１-1内へ吸入された冷媒ガスが圧縮
されつつ吐出室３-2へ吐出される。
【００１２】片頭ピストン８のストロークはクランク室
２-1内の圧力とシリンダボア１-1内の圧力との片頭ピス
トン８を介した差圧に応じて変わり、圧縮容量を左右す
る斜板６の傾角が変化する。クランク室２-1内の圧力は
シリンダブロック１内の図示しない容量制御弁により制
御される。
２-1内の圧力とシリンダボア１-1内の圧力との片頭ピス
トン８を介した差圧に応じて変わり、圧縮容量を左右す
る斜板６の傾角が変化する。クランク室２-1内の圧力は
シリンダブロック１内の図示しない容量制御弁により制
御される。
【００１３】図２及び図３に示すようにフロントハウジ
ング２の内周面に対応する片頭ピストン８の首部９の背
面には回り止め凸部１１が一体形成されている。シリン
ダボア１-1内を往復動する片頭ピストン８の首部８-1の
往復動領域に対応するフロントハウジング２の内周面に
は回り止め凹部１２が形成されている。回り止め凸部１
１は回り止め凹部１２に嵌入されている。回り止め凸部
１１の両側面には回動規制面１１-1，１１-2が形成され
ている。回り止め凹部１２の両側面には回動規制面１２
-1，１２-2が形成されている。回動規制面１１-1と回動
規制面１２-1とは対向しており、回動規制面１１-2と回
動規制面１２-2とは対向している。各回動規制面１１-
1，１１-2，１２-1，１２-2は片頭ピストン８の軸線８-
1に平行となるように形成されている。又、各回動規制
面１１-1，１１-2，１２-1，１２-2は軸線８-1を中心し
た半径線８-2に一致させてある。
ング２の内周面に対応する片頭ピストン８の首部９の背
面には回り止め凸部１１が一体形成されている。シリン
ダボア１-1内を往復動する片頭ピストン８の首部８-1の
往復動領域に対応するフロントハウジング２の内周面に
は回り止め凹部１２が形成されている。回り止め凸部１
１は回り止め凹部１２に嵌入されている。回り止め凸部
１１の両側面には回動規制面１１-1，１１-2が形成され
ている。回り止め凹部１２の両側面には回動規制面１２
-1，１２-2が形成されている。回動規制面１１-1と回動
規制面１２-1とは対向しており、回動規制面１１-2と回
動規制面１２-2とは対向している。各回動規制面１１-
1，１１-2，１２-1，１２-2は片頭ピストン８の軸線８-
1に平行となるように形成されている。又、各回動規制
面１１-1，１１-2，１２-1，１２-2は軸線８-1を中心し
た半径線８-2に一致させてある。
【００１４】対向する回動規制面１１-1，１２-1は軸線
８-1を中心とした片頭ピストン８の図２の左回りの回動
によって当接し、首部９と斜板６の周縁とが接触するこ
とはない。回動規制面１１-1，１２-1は軸線８-1を中心
した半径線８-2に一致しているため、回動規制面１１-
1，１２-1間の当接は面接触となる。対向する回動規制
面１１-2，１２-2は軸線８-1を中心とした片頭ピストン
８の図２の右回りの回動によって当接し、首部９と斜板
６の周縁とが接触することはない。回動規制面１１-2，
１２-2は軸線８-1を中心した半径線８-2に一致している
ため、回動規制面１１-2，１２-2間の当接は面接触とな
る。
８-1を中心とした片頭ピストン８の図２の左回りの回動
によって当接し、首部９と斜板６の周縁とが接触するこ
とはない。回動規制面１１-1，１２-1は軸線８-1を中心
した半径線８-2に一致しているため、回動規制面１１-
1，１２-1間の当接は面接触となる。対向する回動規制
面１１-2，１２-2は軸線８-1を中心とした片頭ピストン
８の図２の右回りの回動によって当接し、首部９と斜板
６の周縁とが接触することはない。回動規制面１１-2，
１２-2は軸線８-1を中心した半径線８-2に一致している
ため、回動規制面１１-2，１２-2間の当接は面接触とな
る。
【００１５】回動規制面１１-1，１２-1間の当接及び回
動規制面１１-2，１２-2間の当接は面接触であるため、
両者の当たりは緩和される。従って、騒音レベルは小さ
い。又、片頭ピストン８の回動力は回動規制面１２-1，
１２-2に対して垂直に作用するため、回動規制面１１-
1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2間に楔効果
が生じることはない。従って、面接触とあいまって回動
規制面１１-1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2
間の摩擦力は最小となり、高速で摺接する回動規制面１
１-1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2間の摩耗
が抑制されると共に、圧縮機の動力損失が低減する。
動規制面１１-2，１２-2間の当接は面接触であるため、
両者の当たりは緩和される。従って、騒音レベルは小さ
い。又、片頭ピストン８の回動力は回動規制面１２-1，
１２-2に対して垂直に作用するため、回動規制面１１-
1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2間に楔効果
が生じることはない。従って、面接触とあいまって回動
規制面１１-1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2
間の摩擦力は最小となり、高速で摺接する回動規制面１
１-1，１２-1間及び回動規制面１１-2，１２-2間の摩耗
が抑制されると共に、圧縮機の動力損失が低減する。
【００１６】次に、図４の実施例を説明する。この実施
例ではハウジングとは材質の異なる耐摩耗性及び滑り性
能に優れた耐摩耗板１３が回り止め凸部１１の両側面に
止着されている。回動規制面１２-1，１２-2に対向する
耐摩耗板１３の面が片頭ピストン８側の回動規制面とな
る。異種部材間の繰り返し当接、摺接は同種部材間の繰
り返し当接、摺接に比して摩耗が少ない。又、耐摩耗板
の代わりに、ピストン全面にすずメッキ等の表面処理を
施してもよい。
例ではハウジングとは材質の異なる耐摩耗性及び滑り性
能に優れた耐摩耗板１３が回り止め凸部１１の両側面に
止着されている。回動規制面１２-1，１２-2に対向する
耐摩耗板１３の面が片頭ピストン８側の回動規制面とな
る。異種部材間の繰り返し当接、摺接は同種部材間の繰
り返し当接、摺接に比して摩耗が少ない。又、耐摩耗板
の代わりに、ピストン全面にすずメッキ等の表面処理を
施してもよい。
【００１７】次に、図５の実施例を説明する。この実施
例ではフロントハウジング２の内周面に回動規制突条１
４，１５が突設されており、片頭ピストン８の首部９に
回動規制突条１６，１７が突設されている。各回動規制
突条１４〜１７は片頭ピストン８の軸線８-1に沿ってい
る。回動規制突条１４，１５の側面には回動規制面１４
-1，１５-1が形成されており、回動規制突条１６，１７
の側面には回動規制面１６-1，１７-1が形成されてい
る。各回動規制面１４-1，１５-1，１６-1，１７-1は軸
線８-1を中心とする半径線８-2に一致させてある。
例ではフロントハウジング２の内周面に回動規制突条１
４，１５が突設されており、片頭ピストン８の首部９に
回動規制突条１６，１７が突設されている。各回動規制
突条１４〜１７は片頭ピストン８の軸線８-1に沿ってい
る。回動規制突条１４，１５の側面には回動規制面１４
-1，１５-1が形成されており、回動規制突条１６，１７
の側面には回動規制面１６-1，１７-1が形成されてい
る。各回動規制面１４-1，１５-1，１６-1，１７-1は軸
線８-1を中心とする半径線８-2に一致させてある。
【００１８】この実施例においても回動規制面１４-1，
１６-1間の当接及び回動規制面１５-1，１７-1間の当接
は面接触であり、しかも回動規制面１４-1，１６-1間及
び回動規制面１５-1，１７-1間に楔効果が生じることは
ない。従って、面接触とあいまって回動規制面１４-1，
１６-1間及び回動規制面１５-1，１７-1間の摩擦力は最
小となり、高速で摺接する回動規制面１４-1，１６-1間
及び回動規制面１５-1，１７-1間の摩耗が抑制される。
１６-1間の当接及び回動規制面１５-1，１７-1間の当接
は面接触であり、しかも回動規制面１４-1，１６-1間及
び回動規制面１５-1，１７-1間に楔効果が生じることは
ない。従って、面接触とあいまって回動規制面１４-1，
１６-1間及び回動規制面１５-1，１７-1間の摩擦力は最
小となり、高速で摺接する回動規制面１４-1，１６-1間
及び回動規制面１５-1，１７-1間の摩耗が抑制される。
【００１９】又、本発明は両頭ピストンを用いたピスト
ン式圧縮機、ウェーブカムを用いたピストン式圧縮機に
も適用できる。
ン式圧縮機、ウェーブカムを用いたピストン式圧縮機に
も適用できる。
【００２０】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、ハウジ
ングの内周面とピストンとの間にピストンの回動範囲を
規制する回動規制面を対向して形成し、前記回動規制面
をピストンの軸線に沿わせると共に、ピストンの軸線を
中心とする半径線に前記回動規制面を一致させたので、
ピストンの回動による騒音及び干渉する部位の摩耗を抑
制し得るという優れた効果を奏する。
ングの内周面とピストンとの間にピストンの回動範囲を
規制する回動規制面を対向して形成し、前記回動規制面
をピストンの軸線に沿わせると共に、ピストンの軸線を
中心とする半径線に前記回動規制面を一致させたので、
ピストンの回動による騒音及び干渉する部位の摩耗を抑
制し得るという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の第１実施例を示す圧縮機全体の側断面
図。
図。
【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図。
【図３】片頭ピストンの斜視図。
【図４】別例を示す要部拡大断面図。
【図５】別例を示す要部拡大断面図。
２…フロントハウジング、６…カム体となる斜板、８…
片頭ピストン、８-1…軸線、８-2…半径線、１１…回り
止め凸部、１１-1，１１-2…回動規制面、１２…回り止
め凹部、１２-1，１２-2…回動規制面。
片頭ピストン、８-1…軸線、８-2…半径線、１１…回り
止め凸部、１１-1，１１-2…回動規制面、１２…回り止
め凹部、１２-1，１２-2…回動規制面。
フロントページの続き (72)発明者 横野 智彦 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】ハウジング内に回転可能に収容されたカム
体の回転をピストンの往復直線運動に変換するピストン
式圧縮機において、 前記ハウジングの内周面とピストンとの間にピストンの
回動範囲を規制する回動規制面を対向して形成し、前記
回動規制面をピストンの軸線に沿わせると共に、ピスト
ンの軸線を中心とする半径線に前記回動規制面を一致さ
せたピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造。 - 【請求項２】ハウジングの内周面側の回動規制面は前記
内周面に形成された回動規制凹部の両側面にある請求項
１に記載のピストン式圧縮機におけるピストン回動規制
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32748394A JP3536396B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32748394A JP3536396B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08177733A true JPH08177733A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3536396B2 JP3536396B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18199666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32748394A Expired - Fee Related JP3536396B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3536396B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0799994A1 (en) * | 1996-04-03 | 1997-10-08 | Sanden Corporation | Swash plate type compressor having an improved piston rotation regulating-structure |
| EP0819850A2 (en) * | 1996-07-15 | 1998-01-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston for compressors |
| EP0819849A2 (en) * | 1996-07-15 | 1998-01-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston for compressors |
| EP0881386A2 (en) † | 1997-05-26 | 1998-12-02 | Zexel Corporation | Swash plate compressor |
| US6010313A (en) * | 1996-12-09 | 2000-01-04 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed piston type compressor |
| EP0987436A2 (en) * | 1998-09-16 | 2000-03-22 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed-piston type refrigerant compressor with means for preventing rotation of the piston about its own axis within the cylinder bore |
| KR20000060868A (ko) * | 1999-03-20 | 2000-10-16 | 신영주 | 가변용량 사판식 압축기 |
| EP1167758A1 (en) * | 2000-06-27 | 2002-01-02 | Halla Climate Control Corp. | Piston-rotation preventing structure for variable displacement swash plate type compressor |
| KR100563850B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2006-06-07 | 한라공조주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기의 피스톤 회전방지구조 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32748394A patent/JP3536396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5934172A (en) * | 1996-04-03 | 1999-08-10 | Sanden Corporation | Swash plate type compressor having an improved piston rotation regulating-structure |
| EP0799994A1 (en) * | 1996-04-03 | 1997-10-08 | Sanden Corporation | Swash plate type compressor having an improved piston rotation regulating-structure |
| EP0819850B1 (en) * | 1996-07-15 | 2006-10-04 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Piston for compressors |
| EP0819850A2 (en) * | 1996-07-15 | 1998-01-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston for compressors |
| EP0819849A2 (en) * | 1996-07-15 | 1998-01-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston for compressors |
| EP0819849A3 (en) * | 1996-07-15 | 2000-11-08 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Piston for compressors |
| US6010313A (en) * | 1996-12-09 | 2000-01-04 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed piston type compressor |
| EP0881386A2 (en) † | 1997-05-26 | 1998-12-02 | Zexel Corporation | Swash plate compressor |
| EP0881386B2 (en) † | 1997-05-26 | 2010-11-24 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Swash plate compressor |
| EP0987436A2 (en) * | 1998-09-16 | 2000-03-22 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed-piston type refrigerant compressor with means for preventing rotation of the piston about its own axis within the cylinder bore |
| EP0987436A3 (en) * | 1998-09-16 | 2003-11-19 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Single-headed-piston type refrigerant compressor with means for preventing rotation of the piston about its own axis within the cylinder bore |
| US6220146B1 (en) | 1998-09-16 | 2001-04-24 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Single-headed-piston type refrigerant compressor with means for preventing rotation of the piston about its own axis within the cylinder bore |
| KR100563850B1 (ko) * | 1998-12-31 | 2006-06-07 | 한라공조주식회사 | 가변용량형 사판식 압축기의 피스톤 회전방지구조 |
| KR20000060868A (ko) * | 1999-03-20 | 2000-10-16 | 신영주 | 가변용량 사판식 압축기 |
| EP1167758A1 (en) * | 2000-06-27 | 2002-01-02 | Halla Climate Control Corp. | Piston-rotation preventing structure for variable displacement swash plate type compressor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3536396B2 (ja) | 2004-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5540559A (en) | Variable capacity swash-plate type compressor | |
| JP3422186B2 (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| US5201261A (en) | Piston coupling mechanism for a swash plate compressor | |
| JP3536396B2 (ja) | ピストン式圧縮機におけるピストン回動規制構造 | |
| KR100660666B1 (ko) | 가변용량 압축기 | |
| JPH0968162A (ja) | 容量可変型斜板式圧縮機 | |
| JP3125518B2 (ja) | 斜板式圧縮機におけるピストン回動規制構造 | |
| JP2924621B2 (ja) | 揺動斜板式圧縮機におけるピストン | |
| JP3550707B2 (ja) | 揺動斜板式圧縮機におけるピストン | |
| JPH09268975A (ja) | 斜板式圧縮機におけるピストン回動規制構造 | |
| JPH1193833A (ja) | 可変容量型斜板式圧縮機 | |
| JPH09112420A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| US6393964B1 (en) | Compressor having piston rotation restricting structure with lubricating inclined guide surface | |
| JP3951437B2 (ja) | 圧縮機のピストン支持構造 | |
| US6766726B1 (en) | Axial piston displacement compressor | |
| JPH11264371A (ja) | 可変容量型圧縮機 | |
| JP2001107849A (ja) | 可変容量型圧縮機 | |
| JP2947243B2 (ja) | 斜板式圧縮機におけるピストン構造 | |
| JPH07293432A (ja) | 容量可変型斜板式圧縮機 | |
| JP2573362Y2 (ja) | 可変容量型斜板式圧縮機におけるピストン案内構造 | |
| JPH09144652A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| JP4123393B2 (ja) | 片頭ピストン型圧縮機 | |
| KR100196246B1 (ko) | 용량 가변형 경사판식 압축기 | |
| JP2591127B2 (ja) | 圧縮機の吸入弁機構 | |
| JP2797831B2 (ja) | 片頭ピストン型斜板式圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040218 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040224 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040308 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |