JPH0817748A - プラズマ処理装置 - Google Patents
プラズマ処理装置Info
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- JPH0817748A JPH0817748A JP16745194A JP16745194A JPH0817748A JP H0817748 A JPH0817748 A JP H0817748A JP 16745194 A JP16745194 A JP 16745194A JP 16745194 A JP16745194 A JP 16745194A JP H0817748 A JPH0817748 A JP H0817748A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被処理体が大口径化してもその膜厚の面内均
一性を向上させることができるプラズマ処理装置を提供
する。 【構成】 気密な処理容器4内においてサセプタ6上に
載置された被処理体Wに対してプラズマ処理を施すプラ
ズマ処理装置において、前記処理容器の内側或いは外側
に前記サセプタと対向させて設けられた電磁波発生用の
アンテナ部材22と、このアンテナ部材に接続された高
周波電源32と、前記処理容器に処理ガスを供給するた
めの供給通路56A,56Bと、この供給通路の先端に
設けられて前記サセプタの上方に上下方向に複数段に亘
って配置された処理ガス噴出孔58A,58Bとを備
え、上段側に位置する前記ガス噴出孔を下段側に位置す
る前記処理ガス噴出孔よりも処理容器中心側に位置させ
る。これにより、被処理体が大口径化しても処理空間の
プラズマや反応種の濃度を均一にでき、従って、成膜の
厚みの面内均一性を大幅に向上させることができる。
一性を向上させることができるプラズマ処理装置を提供
する。 【構成】 気密な処理容器4内においてサセプタ6上に
載置された被処理体Wに対してプラズマ処理を施すプラ
ズマ処理装置において、前記処理容器の内側或いは外側
に前記サセプタと対向させて設けられた電磁波発生用の
アンテナ部材22と、このアンテナ部材に接続された高
周波電源32と、前記処理容器に処理ガスを供給するた
めの供給通路56A,56Bと、この供給通路の先端に
設けられて前記サセプタの上方に上下方向に複数段に亘
って配置された処理ガス噴出孔58A,58Bとを備
え、上段側に位置する前記ガス噴出孔を下段側に位置す
る前記処理ガス噴出孔よりも処理容器中心側に位置させ
る。これにより、被処理体が大口径化しても処理空間の
プラズマや反応種の濃度を均一にでき、従って、成膜の
厚みの面内均一性を大幅に向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置に係
り、特に成膜を行うプラズマ処理装置に関する。
り、特に成膜を行うプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造工程にあっては、被
処理体としての半導体ウエハに対して各種の処理、例え
ば成膜処理が施されるが、この成膜方法として化学的手
法と物理的手法を併用したプラズマCVD(Chemi
cal Vapor Deposition)が知られ
ている。
処理体としての半導体ウエハに対して各種の処理、例え
ば成膜処理が施されるが、この成膜方法として化学的手
法と物理的手法を併用したプラズマCVD(Chemi
cal Vapor Deposition)が知られ
ている。
【0003】この処理を行うプラズマ処理装置は、例え
ば2枚の平板状の電極を平行に処理容器内に位置させ、
これらの間にプラズマ発生用の高周波電源から例えば1
3.56MHzの高周波電圧を印加することによりプラ
ズマを発生させ、これによりウエハ表面にエッチング等
の処理を施すようになっている。
ば2枚の平板状の電極を平行に処理容器内に位置させ、
これらの間にプラズマ発生用の高周波電源から例えば1
3.56MHzの高周波電圧を印加することによりプラ
ズマを発生させ、これによりウエハ表面にエッチング等
の処理を施すようになっている。
【0004】上述のように平行平板電極間に発生したプ
ラズマは、電界が一方の電極から他方の電極に向けられ
た交番磁界となることからこの電界に沿って電子が吸引
されて気体分子と衝突してこれにより熱的に励起されに
くい気体が活性化して所望の成膜を行うようになってい
る。
ラズマは、電界が一方の電極から他方の電極に向けられ
た交番磁界となることからこの電界に沿って電子が吸引
されて気体分子と衝突してこれにより熱的に励起されに
くい気体が活性化して所望の成膜を行うようになってい
る。
【0005】ところで、ウエハ面内に成膜を均一な厚さ
で形成することは、半導体製品の歩留まり向上のために
は非常に重要であるが、成膜の厚みは原料ガス供給方法
に大きく影響されるのが実情である。この原料ガス供給
方法としては、処理容器の側壁から供給ノズルを内部に
挿通し、これよりウエハ表面に向けて原料ガスを供給す
る方法や、上部電極に平板状のシャワーヘッド構造を持
たせて、これよりウエハ表面側に向けて原料ガスを供給
する方法が知られている。
で形成することは、半導体製品の歩留まり向上のために
は非常に重要であるが、成膜の厚みは原料ガス供給方法
に大きく影響されるのが実情である。この原料ガス供給
方法としては、処理容器の側壁から供給ノズルを内部に
挿通し、これよりウエハ表面に向けて原料ガスを供給す
る方法や、上部電極に平板状のシャワーヘッド構造を持
たせて、これよりウエハ表面側に向けて原料ガスを供給
する方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように処理室の側壁より単に原料ガスを供給するだけで
は成膜に寄与する反応種がウエハ中心付近まで十分に到
達し難く、ウエハ面内に均一厚さで成膜することが難し
かった。また、単なる平板状のシャワーヘッド構造で
は、供給ガスの流れが乱れる場合も生じ、この場合にも
膜厚のウエハ面内均一性の確保が比較的難しかった。
ように処理室の側壁より単に原料ガスを供給するだけで
は成膜に寄与する反応種がウエハ中心付近まで十分に到
達し難く、ウエハ面内に均一厚さで成膜することが難し
かった。また、単なる平板状のシャワーヘッド構造で
は、供給ガスの流れが乱れる場合も生じ、この場合にも
膜厚のウエハ面内均一性の確保が比較的難しかった。
【0007】また、本発明者は、先の出願(特願平5−
317375号)において、処理容器内の上部或いは天
井部外側にアンテナ部材を設けてこれからの電磁波によ
りプラズマを誘起するいわゆる誘導結合型のプラズマ形
成方法を提案した。
317375号)において、処理容器内の上部或いは天
井部外側にアンテナ部材を設けてこれからの電磁波によ
りプラズマを誘起するいわゆる誘導結合型のプラズマ形
成方法を提案した。
【0008】これによれば1×10-3Torr以下の低
圧下でもプラズマを発生させて且つプラズマの均一性を
高めることができることから、プラズマエッチングやプ
ラズマ成膜処理の処理特性を高めることができるが、こ
の誘導結合型のプラズマ処理装置において上述のシャワ
ーヘッド構造を採用した場合には、アンテナ部材からの
電磁波の一部が誘電体よりなるシャワーヘッド構造に吸
収されてしまい、プラズマ生成効率の低下を招いてしま
う。そのため、誘導結合型のプラズマ処理装置の場合に
は、プラズマ生成効率の低下を防止するために原料ガス
等は処理容器の側壁から導入せざるを得ず、そのために
前述したように膜厚の面内均一性を十分に確保できなく
なるという問題が発生していた。特に、半導体ウエハが
大口径化し、例えば8インチウエハのような大きなウエ
ハになるとウエハ中心部と周辺部とのガス濃度の均一化
が大きな課題となる。
圧下でもプラズマを発生させて且つプラズマの均一性を
高めることができることから、プラズマエッチングやプ
ラズマ成膜処理の処理特性を高めることができるが、こ
の誘導結合型のプラズマ処理装置において上述のシャワ
ーヘッド構造を採用した場合には、アンテナ部材からの
電磁波の一部が誘電体よりなるシャワーヘッド構造に吸
収されてしまい、プラズマ生成効率の低下を招いてしま
う。そのため、誘導結合型のプラズマ処理装置の場合に
は、プラズマ生成効率の低下を防止するために原料ガス
等は処理容器の側壁から導入せざるを得ず、そのために
前述したように膜厚の面内均一性を十分に確保できなく
なるという問題が発生していた。特に、半導体ウエハが
大口径化し、例えば8インチウエハのような大きなウエ
ハになるとウエハ中心部と周辺部とのガス濃度の均一化
が大きな課題となる。
【0009】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、被処理体が大口径化してもその膜厚の面内均
一を向上させることができるプラズマ処理装置を提供す
ることにある。
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、被処理体が大口径化してもその膜厚の面内均
一を向上させることができるプラズマ処理装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、原料ガスを処理容器の側壁から導入する場合、ノ
ズル先端とウエハエッジとの間の距離が成膜の面内均一
性に大きく影響し、且つウエハの大口径化に伴ってウエ
ハ中心部まで均一な濃度のガスを供給するには複数段に
亘って噴出孔を設けるのが良い、という知見を得ること
によって本発明はなされたものである。
結果、原料ガスを処理容器の側壁から導入する場合、ノ
ズル先端とウエハエッジとの間の距離が成膜の面内均一
性に大きく影響し、且つウエハの大口径化に伴ってウエ
ハ中心部まで均一な濃度のガスを供給するには複数段に
亘って噴出孔を設けるのが良い、という知見を得ること
によって本発明はなされたものである。
【0011】上記問題点を解決するために、第1の発明
は、気密な処理容器内においてサセプタ上に載置された
被処理体に対してプラズマ処理を施すプラズマ処理装置
において、前記処理容器の内側或いは外側に前記サセプ
タと対向させて設けられた電磁波発生用のアンテナ部材
と、このアンテナ部材に接続された高周波電源と、前記
処理容器に処理ガスを供給するための供給通路と、この
供給通路の先端に設けられて前記サセプタの上方に上下
方向に複数段に亘って配置された処理ガス噴出孔とを備
え、上段側に位置する前記ガス噴出孔を下段側に位置す
る前記処理ガス噴出孔よりも処理容器中心側に位置させ
るようにしたものである。
は、気密な処理容器内においてサセプタ上に載置された
被処理体に対してプラズマ処理を施すプラズマ処理装置
において、前記処理容器の内側或いは外側に前記サセプ
タと対向させて設けられた電磁波発生用のアンテナ部材
と、このアンテナ部材に接続された高周波電源と、前記
処理容器に処理ガスを供給するための供給通路と、この
供給通路の先端に設けられて前記サセプタの上方に上下
方向に複数段に亘って配置された処理ガス噴出孔とを備
え、上段側に位置する前記ガス噴出孔を下段側に位置す
る前記処理ガス噴出孔よりも処理容器中心側に位置させ
るようにしたものである。
【0012】第2の発明は、気密な処理容器内において
サセプタ上に載置された被処理体に対してプラズマ処理
を施すプラズマ処理装置において、前記処理容器の内側
或いは外側に前記サセプタと対向させて設けられた電磁
波発生用のアンテナ部材と、このアンテナ部材に接続さ
れた高周波電源と、前記処理容器内に設けられてガス噴
出面がドーム状になされた石英製のガス供給ヘッドと、
このヘッドの前記ガス噴出面に複数段に亘って配置され
た処理ガス噴出孔を備えるようにしたものである。
サセプタ上に載置された被処理体に対してプラズマ処理
を施すプラズマ処理装置において、前記処理容器の内側
或いは外側に前記サセプタと対向させて設けられた電磁
波発生用のアンテナ部材と、このアンテナ部材に接続さ
れた高周波電源と、前記処理容器内に設けられてガス噴
出面がドーム状になされた石英製のガス供給ヘッドと、
このヘッドの前記ガス噴出面に複数段に亘って配置され
た処理ガス噴出孔を備えるようにしたものである。
【0013】第3の発明は、気密な処理容器内において
サセプタ上に載置された被処理体に対してプラズマ処理
を施すプラズマ処理装置において、前記処理容器の内側
或いは外側に前記サセプタと対向させて設けられた電磁
波発生用のアンテナ部材と、このアンテナ部材に接続さ
れた高周波電源と、前記処理容器内に設けられてガス噴
出面がテーパ状になされた石英製のガス供給ヘッドと、
このヘッドの前記ガス噴出面に複数段に亘って配置され
た処理ガス噴出孔を備えるようにしたものである。
サセプタ上に載置された被処理体に対してプラズマ処理
を施すプラズマ処理装置において、前記処理容器の内側
或いは外側に前記サセプタと対向させて設けられた電磁
波発生用のアンテナ部材と、このアンテナ部材に接続さ
れた高周波電源と、前記処理容器内に設けられてガス噴
出面がテーパ状になされた石英製のガス供給ヘッドと、
このヘッドの前記ガス噴出面に複数段に亘って配置され
た処理ガス噴出孔を備えるようにしたものである。
【0014】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、高周波
電源に接続されたアンテナ部材からの電磁波により、処
理ガス噴出孔から供給された処理ガスが励起され、成膜
用の反応種となる。ここで、処理ガス噴出孔は、処理容
器内に複数段に設けられ、上段側に位置する噴出孔は、
処理容器の中心側に位置される。従って、下段側に位置
する処理ガス噴出孔からのシラン等の原料ガスは主に被
処理体の周縁部の成膜に寄与し、上段側に位置する処理
ガス噴出孔からの原料ガスは主に被処理体の中心部近傍
における成膜に寄与する。従って、全体として形成され
る成膜の面内均一性を高めることができる。この場合、
処理ガス供給通路を形成するために処理容器の側壁より
内部に放射状に延びる複数の供給ノズルを設けるように
してもよい。
電源に接続されたアンテナ部材からの電磁波により、処
理ガス噴出孔から供給された処理ガスが励起され、成膜
用の反応種となる。ここで、処理ガス噴出孔は、処理容
器内に複数段に設けられ、上段側に位置する噴出孔は、
処理容器の中心側に位置される。従って、下段側に位置
する処理ガス噴出孔からのシラン等の原料ガスは主に被
処理体の周縁部の成膜に寄与し、上段側に位置する処理
ガス噴出孔からの原料ガスは主に被処理体の中心部近傍
における成膜に寄与する。従って、全体として形成され
る成膜の面内均一性を高めることができる。この場合、
処理ガス供給通路を形成するために処理容器の側壁より
内部に放射状に延びる複数の供給ノズルを設けるように
してもよい。
【0015】また、上記した処理ガス噴出孔の上方に、
Arガスや酸素などの添加ガスを供給する添加ガス噴出
孔を設けることにより、この添加ガスと処理ガスとをよ
り均一に混合でき成膜の面内均一性を一層高めることが
できる。更に、処理ガス供給方法として第2或いは第3
の発明のように処理容器内にガス噴出面がドーム状或い
はテーパ状になされたガス供給ヘッドを設け、このガス
噴出面に複数段に亘って処理ガス噴出孔を設けることも
できる。
Arガスや酸素などの添加ガスを供給する添加ガス噴出
孔を設けることにより、この添加ガスと処理ガスとをよ
り均一に混合でき成膜の面内均一性を一層高めることが
できる。更に、処理ガス供給方法として第2或いは第3
の発明のように処理容器内にガス噴出面がドーム状或い
はテーパ状になされたガス供給ヘッドを設け、このガス
噴出面に複数段に亘って処理ガス噴出孔を設けることも
できる。
【0016】これによれば、第1の発明と同様に、上段
側に位置する処理ガス噴出孔は、下段側に位置する処理
ガス噴出孔よりも処理容器の中心側に位置されることに
なるので、第1の発明と同様な作用効果を発揮すること
ができる。
側に位置する処理ガス噴出孔は、下段側に位置する処理
ガス噴出孔よりも処理容器の中心側に位置されることに
なるので、第1の発明と同様な作用効果を発揮すること
ができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に係るプラズマ処理装置の一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係るプラズマ処理装置を示す概略斜視図、図2は図1に
示す処理装置の断面図、図3は図1に示す処理装置の平
面図、図4はガス供給ノズル位置に対する成膜の評価を
行うためにノズルとウエハとの位置関係を示す図、図5
はノズル先端とウエハの高さ方向の距離に対する膜厚の
面内均一性を示すグラフ、図6はノズルの長さに対する
膜厚の面内均一性を示すグラフ、図7は図6に示すグラ
フの結果を説明するための説明図である。本実施例にお
いては、本発明に係るプラズマ処理装置をプラズマCV
D装置に適用した場合について説明する。
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係るプラズマ処理装置を示す概略斜視図、図2は図1に
示す処理装置の断面図、図3は図1に示す処理装置の平
面図、図4はガス供給ノズル位置に対する成膜の評価を
行うためにノズルとウエハとの位置関係を示す図、図5
はノズル先端とウエハの高さ方向の距離に対する膜厚の
面内均一性を示すグラフ、図6はノズルの長さに対する
膜厚の面内均一性を示すグラフ、図7は図6に示すグラ
フの結果を説明するための説明図である。本実施例にお
いては、本発明に係るプラズマ処理装置をプラズマCV
D装置に適用した場合について説明する。
【0018】このプラズマCVD装置2の処理容器4
は、天井部及び底部も含めて例えばアルミニウムやステ
ンレス等の導電性材料により円筒体状に成形されて接地
されていると共にその内部には下部電極としてのサセプ
タ6が設置されている。このサセプタ6は、例えばアル
マイト処理したアルミニウム等により中央部が凸状に平
坦になされた略円柱状に成形されており、この下部は同
じくアルミニウム等により円柱状になされたサセプタ支
持台8により支持されると共にこのサセプタ支持台8
は、処理容器4の底部に絶縁材10を介して設置されて
いる。
は、天井部及び底部も含めて例えばアルミニウムやステ
ンレス等の導電性材料により円筒体状に成形されて接地
されていると共にその内部には下部電極としてのサセプ
タ6が設置されている。このサセプタ6は、例えばアル
マイト処理したアルミニウム等により中央部が凸状に平
坦になされた略円柱状に成形されており、この下部は同
じくアルミニウム等により円柱状になされたサセプタ支
持台8により支持されると共にこのサセプタ支持台8
は、処理容器4の底部に絶縁材10を介して設置されて
いる。
【0019】このサセプタ6は、給電路12により切替
スイッチ14を介して高周波電源16とアースとに選択
的に接続可能になされている。そして、このサセプタ6
上に例えば図示しない静電チャック機構等により被処理
体としての半導体ウエハWを載置保持するようになって
いる。
スイッチ14を介して高周波電源16とアースとに選択
的に接続可能になされている。そして、このサセプタ6
上に例えば図示しない静電チャック機構等により被処理
体としての半導体ウエハWを載置保持するようになって
いる。
【0020】このサセプタ6とサセプタ支持台8との間
には、サセプタ6上のウエハWを加熱或いは温度調整す
るための例えばセラミックヒータ18が設けられ、サセ
プタ支持台8には加熱したウエハを冷却する目的で例え
ば冷却水を流す冷却ジャケット20が設けられている。
には、サセプタ6上のウエハWを加熱或いは温度調整す
るための例えばセラミックヒータ18が設けられ、サセ
プタ支持台8には加熱したウエハを冷却する目的で例え
ば冷却水を流す冷却ジャケット20が設けられている。
【0021】また、処理容器4内の上部には、1ターン
或いは2ターン程度の渦巻状になされた例えば銅製のア
ンテナ部材22が設けられている。このアンテナ部材2
2は、容器天井部からの絶縁及びプラズマスパッタによ
る重金属汚染防止の目的で、例えば石英よりなる上部絶
縁板24と下部絶縁板26とにより挟み込まれて天井部
に取り付け固定されている。このアンテナ部材22の両
端には、絶縁された給電線28を介してマッチングボッ
クス30及び電磁波発生用の高周波電源32が接続され
ており、処理空間Sに向けて電磁波を放射し得るように
なっている。また、処理容器4の底部には、図示しない
真空ポンプに接続された排気口33が設けられ、また、
その側壁には、ウエハWの搬入・搬出を行う開閉可能に
なされた図示しないゲートバルブが設けられる。
或いは2ターン程度の渦巻状になされた例えば銅製のア
ンテナ部材22が設けられている。このアンテナ部材2
2は、容器天井部からの絶縁及びプラズマスパッタによ
る重金属汚染防止の目的で、例えば石英よりなる上部絶
縁板24と下部絶縁板26とにより挟み込まれて天井部
に取り付け固定されている。このアンテナ部材22の両
端には、絶縁された給電線28を介してマッチングボッ
クス30及び電磁波発生用の高周波電源32が接続され
ており、処理空間Sに向けて電磁波を放射し得るように
なっている。また、処理容器4の底部には、図示しない
真空ポンプに接続された排気口33が設けられ、また、
その側壁には、ウエハWの搬入・搬出を行う開閉可能に
なされた図示しないゲートバルブが設けられる。
【0022】一方、処理容器4の側壁からは処理ガスと
しての原料ガス、例えばシランガスを導入するために本
発明の特長とする原料ガス供給ノズル34が内部に放射
状に8方向から挿通されている。尚、ノズル挿通方向は
8方向に限定されず、2方向以上ならばどのような数で
も良く、容器周方向へ略均等な角度で配置される。
しての原料ガス、例えばシランガスを導入するために本
発明の特長とする原料ガス供給ノズル34が内部に放射
状に8方向から挿通されている。尚、ノズル挿通方向は
8方向に限定されず、2方向以上ならばどのような数で
も良く、容器周方向へ略均等な角度で配置される。
【0023】具体的には、各供給ノズル34は、処理ガ
スを供給するための供給通路を構成するものであり、例
えば石英等の絶縁体によりパイプ状に成形されており、
側壁に上下方向に沿って複数段、例えば図示例にあって
は3段に亘ってノズル34A、34B、34Cが図示し
ないシール部材等により気密に設けられている。このノ
ズルの段数は3段に限定されず、2段或いはそれ以上で
も良くウエハサイズにより決定される。各ノズル34
A、34B、34Cの基端部は、ガス供給管38を介し
て処理ガスとして例えばシラン等の原料ガスを貯める処
理ガス源40に接続される。
スを供給するための供給通路を構成するものであり、例
えば石英等の絶縁体によりパイプ状に成形されており、
側壁に上下方向に沿って複数段、例えば図示例にあって
は3段に亘ってノズル34A、34B、34Cが図示し
ないシール部材等により気密に設けられている。このノ
ズルの段数は3段に限定されず、2段或いはそれ以上で
も良くウエハサイズにより決定される。各ノズル34
A、34B、34Cの基端部は、ガス供給管38を介し
て処理ガスとして例えばシラン等の原料ガスを貯める処
理ガス源40に接続される。
【0024】そして、3段に亘って設けられた各ノズル
34A、34B、34Cの先端の処理ガス噴出孔36
A、36B、36Cは、上段に位置するもの程、処理容
器の中心側に位置されている。従って、最下段の供給ノ
ズル34Cの処理ガス噴出孔36Cよりも、その上の段
(中段)の供給ノズル34Bの処理ガス噴出孔36Bは
容器中心側に位置され、この噴出孔36Bよりも、その
上の段(上段)の供給ノズル34Aの処理ガス噴出孔3
6Aは更に容器中心側に位置される。
34A、34B、34Cの先端の処理ガス噴出孔36
A、36B、36Cは、上段に位置するもの程、処理容
器の中心側に位置されている。従って、最下段の供給ノ
ズル34Cの処理ガス噴出孔36Cよりも、その上の段
(中段)の供給ノズル34Bの処理ガス噴出孔36Bは
容器中心側に位置され、この噴出孔36Bよりも、その
上の段(上段)の供給ノズル34Aの処理ガス噴出孔3
6Aは更に容器中心側に位置される。
【0025】また、最下段の供給ノズル34Cのガス噴
出孔36Cは、処理容器の側壁とウエハのエッジとの間
に位置するようにし、水平距離にしてガス噴出孔36C
とウエハエッジとの間の距離L1は25mm程度に設定
する。これによりウエハ面上の処理空間内に原料ガスを
均一に供給して成膜の面内均一性を向上させることが可
能となる。
出孔36Cは、処理容器の側壁とウエハのエッジとの間
に位置するようにし、水平距離にしてガス噴出孔36C
とウエハエッジとの間の距離L1は25mm程度に設定
する。これによりウエハ面上の処理空間内に原料ガスを
均一に供給して成膜の面内均一性を向上させることが可
能となる。
【0026】また、最上段の処理ガス供給ノズル34A
の更に上方の側壁には、放射状の各ノズルに対応させて
配置された同じく石英製の添加ガス供給ノズル42が水
平方向に挿通されており、このノズルの基端部は、ガス
供給管46を介して添加ガス、例えばArガスを貯める
Arガス源48及び酸素ガス源50に接続されている。
そして、このノズル42の先端部である添加ガス噴出孔
44は、各処理ガス噴出孔36A、36B、36Cの上
方に位置されており、上記添加ガス噴出孔44から噴出
するArガス、酸素ガス等の添加ガスをこの下方に位置
する処理ガス噴出孔36A、36B、36Cから噴出さ
れる原料ガスと効率良く均一に混合させ得るようになっ
ている。
の更に上方の側壁には、放射状の各ノズルに対応させて
配置された同じく石英製の添加ガス供給ノズル42が水
平方向に挿通されており、このノズルの基端部は、ガス
供給管46を介して添加ガス、例えばArガスを貯める
Arガス源48及び酸素ガス源50に接続されている。
そして、このノズル42の先端部である添加ガス噴出孔
44は、各処理ガス噴出孔36A、36B、36Cの上
方に位置されており、上記添加ガス噴出孔44から噴出
するArガス、酸素ガス等の添加ガスをこの下方に位置
する処理ガス噴出孔36A、36B、36Cから噴出さ
れる原料ガスと効率良く均一に混合させ得るようになっ
ている。
【0027】ここで、上述のように処理ガス噴出孔36
A、36B、36Cを複数段設けて上段に位置する噴出
孔程、容器中心側に位置させることにより成膜の面内均
一性を改善することができる理由を図4乃至図7に基づ
いて説明する。図4においてウエハWと原料ガス供給ノ
ズル52との間の垂直方向の距離Gを変えた場合及び原
料ガス供給ノズル52の長さLを変えてノズル先端とウ
エハエッジの距離を変えた場合についてそれぞれ成膜の
面内均一性を調べた。尚、容器側壁とウエハエッジとの
間は100mmに設定されており、ウエハサイズは5イ
ンチである。
A、36B、36Cを複数段設けて上段に位置する噴出
孔程、容器中心側に位置させることにより成膜の面内均
一性を改善することができる理由を図4乃至図7に基づ
いて説明する。図4においてウエハWと原料ガス供給ノ
ズル52との間の垂直方向の距離Gを変えた場合及び原
料ガス供給ノズル52の長さLを変えてノズル先端とウ
エハエッジの距離を変えた場合についてそれぞれ成膜の
面内均一性を調べた。尚、容器側壁とウエハエッジとの
間は100mmに設定されており、ウエハサイズは5イ
ンチである。
【0028】まず、ノズルの垂直方向の距離Gを種々変
化させて成膜を行った時の面内均一性について評価し
た。この時、ノズルの長さLを75mmに固定すること
によりノズル先端とウエハエッジとの間を25mmに設
定した。この時の膜厚の均一性の結果は図5に示され
る。
化させて成膜を行った時の面内均一性について評価し
た。この時、ノズルの長さLを75mmに固定すること
によりノズル先端とウエハエッジとの間を25mmに設
定した。この時の膜厚の均一性の結果は図5に示され
る。
【0029】図5から明らかなようにノズルの垂直方向
の距離Gを大きくする程、面内均一性が向上し、距離G
を略75mm以上に設定することにより膜厚の均一性が
略一定になることが判明する。但し、この場合、グラフ
には現れていないが面内均一性は向上するが成膜の堆積
率が低下するので過度には距離Gを大きく設定すること
はできない。
の距離Gを大きくする程、面内均一性が向上し、距離G
を略75mm以上に設定することにより膜厚の均一性が
略一定になることが判明する。但し、この場合、グラフ
には現れていないが面内均一性は向上するが成膜の堆積
率が低下するので過度には距離Gを大きく設定すること
はできない。
【0030】次に、ノズルの垂直方向の距離Gを75m
mに固定し、ノズルの長さLを種々変化させて成膜を行
った時の面内均一性について評価した。この時の膜厚の
面内均一性の結果は図6及び図7に示される。図から明
らかなようにノズル52を容器側壁から内部に挿入する
に従って面内均一性は良好となり、距離Lが75mmの
時(ノズル先端とウエハエッジ間の距離は略25m
m)、面内均一性は最良となり、更にノズル52を挿入
するに従って今度は、面内均一性が劣化することが判明
する。
mに固定し、ノズルの長さLを種々変化させて成膜を行
った時の面内均一性について評価した。この時の膜厚の
面内均一性の結果は図6及び図7に示される。図から明
らかなようにノズル52を容器側壁から内部に挿入する
に従って面内均一性は良好となり、距離Lが75mmの
時(ノズル先端とウエハエッジ間の距離は略25m
m)、面内均一性は最良となり、更にノズル52を挿入
するに従って今度は、面内均一性が劣化することが判明
する。
【0031】この時のウエハ面内の膜厚を、距離L=
0、L=75、L=100の3点で実際に調べたところ
図7に示すような結果を得た。図7(A)に示すように
距離L=0mmの場合は、ウエハ中心近傍の膜厚が小さ
過ぎ、図7(B)に示すように距離L=75mmの場合
は、膜厚がウエハ直径方向に沿って略均一で良好な結果
となり、図7(C)に示すように距離L=100mmの
場合は、ウエハ中心近傍及びウエハ周辺近傍の膜厚が小
さく、その中間部の膜厚が大きくなっている。
0、L=75、L=100の3点で実際に調べたところ
図7に示すような結果を得た。図7(A)に示すように
距離L=0mmの場合は、ウエハ中心近傍の膜厚が小さ
過ぎ、図7(B)に示すように距離L=75mmの場合
は、膜厚がウエハ直径方向に沿って略均一で良好な結果
となり、図7(C)に示すように距離L=100mmの
場合は、ウエハ中心近傍及びウエハ周辺近傍の膜厚が小
さく、その中間部の膜厚が大きくなっている。
【0032】従って、ウエハ中心近傍の膜厚を大きくす
るには、ノズル先端を容器内中心側まで挿入し、且つウ
エハ中心近傍以外の部分への影響を抑制するためにノズ
ル先端をウエハ面から遠く離すようにし、また、ウエハ
周辺部の膜厚をある程度大きくするためにはウエハエッ
ジよりも水平方向に僅かに離れた位置であって且つ先の
中心部側のノズル位置よりも低い位置にノズル先端を位
置させるのが良いことが判明する。
るには、ノズル先端を容器内中心側まで挿入し、且つウ
エハ中心近傍以外の部分への影響を抑制するためにノズ
ル先端をウエハ面から遠く離すようにし、また、ウエハ
周辺部の膜厚をある程度大きくするためにはウエハエッ
ジよりも水平方向に僅かに離れた位置であって且つ先の
中心部側のノズル位置よりも低い位置にノズル先端を位
置させるのが良いことが判明する。
【0033】以上のような理由から、前述のように、処
理ガス噴出孔を複数段に亘って設け、上段側に位置する
噴出孔程、容器中心側に位置させることにより、成膜効
率を高く維持した状態で成膜の面内均一性を改善できる
ことが明らかとなる。
理ガス噴出孔を複数段に亘って設け、上段側に位置する
噴出孔程、容器中心側に位置させることにより、成膜効
率を高く維持した状態で成膜の面内均一性を改善できる
ことが明らかとなる。
【0034】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、図示しないゲートバルブ
を介して半導体ウエハWを、図示しないアームにより処
理容器4内に収容し、これをサセプタ6上に載置保持さ
せる。
動作について説明する。まず、図示しないゲートバルブ
を介して半導体ウエハWを、図示しないアームにより処
理容器4内に収容し、これをサセプタ6上に載置保持さ
せる。
【0035】そして、この処理容器4内は、排気口33
から真空排気することにより真空状態になされ、各原料
ガス供給ノズル34A、34B、34Cからは、例えば
シラン等の原料ガスを供給すると共にこの上方に位置す
る添加ガス供給ノズル42からは、Arガスと酸素の混
合された添加ガスを供給して内部をプロセス圧、例えば
1×10-3Torr程度のかなり低い圧力状態に維持
し、同時にプラズマ発生用の高周波電源32より、例え
ば13.56MHzの高周波をアンテナ部材32に印加
する。
から真空排気することにより真空状態になされ、各原料
ガス供給ノズル34A、34B、34Cからは、例えば
シラン等の原料ガスを供給すると共にこの上方に位置す
る添加ガス供給ノズル42からは、Arガスと酸素の混
合された添加ガスを供給して内部をプロセス圧、例えば
1×10-3Torr程度のかなり低い圧力状態に維持
し、同時にプラズマ発生用の高周波電源32より、例え
ば13.56MHzの高周波をアンテナ部材32に印加
する。
【0036】すると、アンテナ部材6のインダクタンス
成分の誘導作用により処理空間Sに電磁波が発射される
と同時に、アンテナ部材6と処理容器4との間の容量成
分の作用により処理空間Sには交番電界が生じ、この結
果処理空間SにはArガスが励起されてプラズマが生
じ、この結果、熱的に励起され難い原料ガスや酸素が活
性化されて反応種が生じてSiO2 の成膜がウエハ表面
に堆積することになる。
成分の誘導作用により処理空間Sに電磁波が発射される
と同時に、アンテナ部材6と処理容器4との間の容量成
分の作用により処理空間Sには交番電界が生じ、この結
果処理空間SにはArガスが励起されてプラズマが生
じ、この結果、熱的に励起され難い原料ガスや酸素が活
性化されて反応種が生じてSiO2 の成膜がウエハ表面
に堆積することになる。
【0037】この場合、従来の平行平板電極形の装置と
比較してプラズマは1×10-3Torr〜1×10-6T
orrの間のかなり低い圧力下でも発生するので、成膜
時の反応種の散乱も少なくて方向性が揃っており、均一
な厚みの成膜を施すことができる。
比較してプラズマは1×10-3Torr〜1×10-6T
orrの間のかなり低い圧力下でも発生するので、成膜
時の反応種の散乱も少なくて方向性が揃っており、均一
な厚みの成膜を施すことができる。
【0038】特に、本実施例においては原料ガスを供給
する原料ガス供給ノズル34A、34B、34Cを複数
段に亘って設け、そして、上段に位置するノズル程長く
してその先端の処理ガス噴射孔を処理空間Sの中心側に
位置させるようにしているので、ウエハ周辺部近傍に位
置する処理ガス噴射孔、例えば36Cからの原料ガスは
主にウエハ周縁部の成膜に寄与し、ウエハ中央部近傍に
位置する処理ガス噴出孔、例えば36B、36Aからの
原料ガスは主にウエハの周縁部と中央部の間の中間部近
傍及びウエハ中央部近傍の成膜に寄与し、結果的に、ウ
エハ面内に亘ってバランス良く成膜を施すことができ、
膜厚の面内均一性を大幅に改善することができる。
する原料ガス供給ノズル34A、34B、34Cを複数
段に亘って設け、そして、上段に位置するノズル程長く
してその先端の処理ガス噴射孔を処理空間Sの中心側に
位置させるようにしているので、ウエハ周辺部近傍に位
置する処理ガス噴射孔、例えば36Cからの原料ガスは
主にウエハ周縁部の成膜に寄与し、ウエハ中央部近傍に
位置する処理ガス噴出孔、例えば36B、36Aからの
原料ガスは主にウエハの周縁部と中央部の間の中間部近
傍及びウエハ中央部近傍の成膜に寄与し、結果的に、ウ
エハ面内に亘ってバランス良く成膜を施すことができ、
膜厚の面内均一性を大幅に改善することができる。
【0039】この場合、処理ガス噴射孔が処理空間Sの
中心側に位置する程、複数段にすることによってその噴
射孔をウエハ面から次第に離れた高い位置に設置するよ
うにしているので、ウエハ中心側に位置する処理ガスの
噴射孔、例えば36Aからの原料ガスが成膜に過度に寄
与することを防止しており、結果的に、上述のように膜
厚の面内均一性を大幅に改善することができる。
中心側に位置する程、複数段にすることによってその噴
射孔をウエハ面から次第に離れた高い位置に設置するよ
うにしているので、ウエハ中心側に位置する処理ガスの
噴射孔、例えば36Aからの原料ガスが成膜に過度に寄
与することを防止しており、結果的に、上述のように膜
厚の面内均一性を大幅に改善することができる。
【0040】更には、本実施例においては、原料ガスと
比較して分子量の大きなArガスや酸素等の添加ガス供
給ノズル42を各原料ガス供給ノズル34A、34B、
34Cの上方に位置させているので、供給された原料ガ
スと添加ガスが良く混合され、従って、この点よりも膜
厚の面内均一性を一層改善することができる。従って、
ウエハが大口径化してもこれに対応することができ、例
えば8インチ或いはそれ以上の大直径ウエハの膜厚の面
内均一性も向上させることができる。
比較して分子量の大きなArガスや酸素等の添加ガス供
給ノズル42を各原料ガス供給ノズル34A、34B、
34Cの上方に位置させているので、供給された原料ガ
スと添加ガスが良く混合され、従って、この点よりも膜
厚の面内均一性を一層改善することができる。従って、
ウエハが大口径化してもこれに対応することができ、例
えば8インチ或いはそれ以上の大直径ウエハの膜厚の面
内均一性も向上させることができる。
【0041】また、各供給ノズル34、42はそれぞれ
側壁より放射状に挿入されてその先端がアンテナ部材2
2の下方に余り位置しないようになっているので、アン
テナ部材22からの電磁波が余り吸収されることがな
く、この電力を効率的にプラズマ発生に寄与させること
ができる。
側壁より放射状に挿入されてその先端がアンテナ部材2
2の下方に余り位置しないようになっているので、アン
テナ部材22からの電磁波が余り吸収されることがな
く、この電力を効率的にプラズマ発生に寄与させること
ができる。
【0042】尚、上記実施例にあっては、図3に示すよ
うに放射状に8方向からノズルを挿入させて設けた場合
を例にとって説明したが、これに限定されず、ノズルを
円筒状の処理容器の周方向に沿って均等に配置するなら
ば、3、4、5、6、7方向等その数に限定されない。
うに放射状に8方向からノズルを挿入させて設けた場合
を例にとって説明したが、これに限定されず、ノズルを
円筒状の処理容器の周方向に沿って均等に配置するなら
ば、3、4、5、6、7方向等その数に限定されない。
【0043】また、実施例にあっては3段に亘って原料
ガス供給ノズル34A、34B、34Cを設けた場合を
例にとって説明したが、この段数も限定されず、2段或
いは4段以上に設定するようにしてもよい。
ガス供給ノズル34A、34B、34Cを設けた場合を
例にとって説明したが、この段数も限定されず、2段或
いは4段以上に設定するようにしてもよい。
【0044】更には、上記実施例では、添加ガスとして
Arガスと酸素とを混合した状態で添加ガス供給ノズル
42から容器内に導入するようにしたが、これら添加ガ
スを混合することなしで別々のノズルからそれぞれ単独
で導入するようにしてもよい。
Arガスと酸素とを混合した状態で添加ガス供給ノズル
42から容器内に導入するようにしたが、これら添加ガ
スを混合することなしで別々のノズルからそれぞれ単独
で導入するようにしてもよい。
【0045】更には、アンテナ部材22を処理容器4内
に設置してあることから、放射された電磁波は容器壁に
反射してプラズマ化のための電力として使用されるの
で、エネルギ効率を高めることができる。
に設置してあることから、放射された電磁波は容器壁に
反射してプラズマ化のための電力として使用されるの
で、エネルギ効率を高めることができる。
【0046】また、上記実施例にあっては、原料ガス供
給ノズル34や添加ガス供給ノズル42としてパイプ状
の石英製ノズルを内部に挿入させて形成するようにした
が、これに限定されず以下のように構成してもよい。
尚、図2に示す部分と同一部分については同一符号を付
して説明を省略する。
給ノズル34や添加ガス供給ノズル42としてパイプ状
の石英製ノズルを内部に挿入させて形成するようにした
が、これに限定されず以下のように構成してもよい。
尚、図2に示す部分と同一部分については同一符号を付
して説明を省略する。
【0047】図8及び図9は他のガス供給方法の一例を
示す図であり、処理容器4内の上部であって、石英ガラ
スよりなる絶縁板24、26で被われたアンテナ部材2
2の下方には、同じく石英ガラスにより下面のガス噴出
面54Aがドーム状に形成されたガス供給ヘッド54が
設けられている。
示す図であり、処理容器4内の上部であって、石英ガラ
スよりなる絶縁板24、26で被われたアンテナ部材2
2の下方には、同じく石英ガラスにより下面のガス噴出
面54Aがドーム状に形成されたガス供給ヘッド54が
設けられている。
【0048】このガス供給ヘッド54には、上下方向に
複数段、図示例にあっては上下2段に原料ガス供給通路
56A、56Bが水平方向に沿って形成されており、各
通路の先端はガス噴出面54Aにおいて処理ガス噴出孔
58A、58Bとして構成される。従って、この場合に
も、上段に位置する原料ガス供給通路56Aの処理ガス
噴出孔58Aは、この下段に位置する原料ガス供給通路
56Bの処理ガス噴出孔58Bよりも処理容器内の中心
側に位置されることになる。
複数段、図示例にあっては上下2段に原料ガス供給通路
56A、56Bが水平方向に沿って形成されており、各
通路の先端はガス噴出面54Aにおいて処理ガス噴出孔
58A、58Bとして構成される。従って、この場合に
も、上段に位置する原料ガス供給通路56Aの処理ガス
噴出孔58Aは、この下段に位置する原料ガス供給通路
56Bの処理ガス噴出孔58Bよりも処理容器内の中心
側に位置されることになる。
【0049】そして、上段の原料ガス供給通路56Aの
上方には、前述の実施例と同様に、添加ガスを導入する
ための添加ガス供給通路60が形成され、この先端はガ
ス噴出面54Aにおいて、上段の処理ガス噴出孔58A
の更に上方において添加ガス噴出孔62として構成され
ることになる。この場合においても処理ガス噴出孔58
A、58Bは、上段に位置する噴出孔ほど処理容器内の
中心側に位置させているので、図2に示す装置と同様な
作用効果を発揮し、成膜の厚みの面内均一性を向上させ
ることができ、しかもウエハの大口径化にも対応するこ
とができる。
上方には、前述の実施例と同様に、添加ガスを導入する
ための添加ガス供給通路60が形成され、この先端はガ
ス噴出面54Aにおいて、上段の処理ガス噴出孔58A
の更に上方において添加ガス噴出孔62として構成され
ることになる。この場合においても処理ガス噴出孔58
A、58Bは、上段に位置する噴出孔ほど処理容器内の
中心側に位置させているので、図2に示す装置と同様な
作用効果を発揮し、成膜の厚みの面内均一性を向上させ
ることができ、しかもウエハの大口径化にも対応するこ
とができる。
【0050】また、図8に示す装置例にあっては、ガス
供給ヘッド54に形成した原料ガス供給通路56A、5
6Bや添加ガス供給通路60をそのままガス通路として
構成したが、これに限定されず、例えば図9に示す拡大
図のように各ガス供給通路56A、56Bに金属製パイ
プ64A、64Bを挿通させ、この中にガスを流すよう
な構造としてもよい。この場合には、金属製パイプ64
A、64Bへのプラズマスパッタを避けるためにパイプ
先端は、各ガス供給通路56A、56Bの先端の処理ガ
ス噴出孔58A、58Bから処理空間S側に突出しない
ようにそれよりも僅かに後退させた所に位置させてお
く。そして、各金属製パイプ64A、64B内にてプラ
ズマ放電が発生しないようにそれぞれをグランドに接続
しておくようにする。尚、図9には示されていないが添
加ガス供給通路60内も原料ガス供給通路56A、56
B内と同様に構成されているのは勿論である。
供給ヘッド54に形成した原料ガス供給通路56A、5
6Bや添加ガス供給通路60をそのままガス通路として
構成したが、これに限定されず、例えば図9に示す拡大
図のように各ガス供給通路56A、56Bに金属製パイ
プ64A、64Bを挿通させ、この中にガスを流すよう
な構造としてもよい。この場合には、金属製パイプ64
A、64Bへのプラズマスパッタを避けるためにパイプ
先端は、各ガス供給通路56A、56Bの先端の処理ガ
ス噴出孔58A、58Bから処理空間S側に突出しない
ようにそれよりも僅かに後退させた所に位置させてお
く。そして、各金属製パイプ64A、64B内にてプラ
ズマ放電が発生しないようにそれぞれをグランドに接続
しておくようにする。尚、図9には示されていないが添
加ガス供給通路60内も原料ガス供給通路56A、56
B内と同様に構成されているのは勿論である。
【0051】また、以上の各実施例にあっては各ガス供
給通路は全体が略水平方向に沿って形成されているが、
各ガス供給通路の先端部をサセプタの中心方向に向けて
下方向に屈曲させるようにして形成してもよい。
給通路は全体が略水平方向に沿って形成されているが、
各ガス供給通路の先端部をサセプタの中心方向に向けて
下方向に屈曲させるようにして形成してもよい。
【0052】図8及び図9に示す実施例にあっては、ガ
ス供給ヘッド54のガス噴射面54Aをドーム状に成形
した場合について説明したが、これに限定されず、例え
ば図10及び図11に示すようにテーパ状に形成しても
よい。図10はガス供給ヘッドの変形例を示す斜視図、
図11は図10に示すガス供給ヘッドの断面図である。
ス供給ヘッド54のガス噴射面54Aをドーム状に成形
した場合について説明したが、これに限定されず、例え
ば図10及び図11に示すようにテーパ状に形成しても
よい。図10はガス供給ヘッドの変形例を示す斜視図、
図11は図10に示すガス供給ヘッドの断面図である。
【0053】この実施例においては、石英ガラス製のガ
ス供給ヘッド54の内側のガス噴射面54Aは、ドーム
状でなく多角錐或いは円錐体の斜面の一部を形成するよ
うにテーパ状に形成されており、このガス供給ヘッド5
4に、図8に示したと同様に複数段、例えば2段の原料
ガス供給通路56A、56B及び添加ガス供給通路60
を設けるようにする。特に、この実施例においては、各
ガス供給通路56A、56B、60の先端部をサセプタ
の中心方向に向けて斜め下方向へ屈曲させてあり、噴出
ガスを効率的にサセプタ上方の処理空間Sに向けるよう
になっており、この点よりウエハ上に形成される成膜の
厚みの面内均一性を一層向上させることが可能となる。
ス供給ヘッド54の内側のガス噴射面54Aは、ドーム
状でなく多角錐或いは円錐体の斜面の一部を形成するよ
うにテーパ状に形成されており、このガス供給ヘッド5
4に、図8に示したと同様に複数段、例えば2段の原料
ガス供給通路56A、56B及び添加ガス供給通路60
を設けるようにする。特に、この実施例においては、各
ガス供給通路56A、56B、60の先端部をサセプタ
の中心方向に向けて斜め下方向へ屈曲させてあり、噴出
ガスを効率的にサセプタ上方の処理空間Sに向けるよう
になっており、この点よりウエハ上に形成される成膜の
厚みの面内均一性を一層向上させることが可能となる。
【0054】また、以上説明した各実施例にあっては、
処理容器内の上部に、絶縁板24、26により被われた
アンテナ部材22を設けるようにしたが、これに限定さ
れず、図12及び図13に示すようにガス供給ヘッドを
構成する絶縁部材内にアンテナ部材を埋め込んで覆うよ
うにしてもよい。図12においては、石英ガラス製のガ
ス供給ヘッド54を、所定の厚みを持ったドーム形状に
成形し且つこのヘッド54を上側ヘッド部66Aと下側
ヘッド部66Bとに上下方向に2分割可能としている。
この下側ヘッド部66Bの半球状の下面をガス噴出面5
4Aとして構成する。
処理容器内の上部に、絶縁板24、26により被われた
アンテナ部材22を設けるようにしたが、これに限定さ
れず、図12及び図13に示すようにガス供給ヘッドを
構成する絶縁部材内にアンテナ部材を埋め込んで覆うよ
うにしてもよい。図12においては、石英ガラス製のガ
ス供給ヘッド54を、所定の厚みを持ったドーム形状に
成形し且つこのヘッド54を上側ヘッド部66Aと下側
ヘッド部66Bとに上下方向に2分割可能としている。
この下側ヘッド部66Bの半球状の下面をガス噴出面5
4Aとして構成する。
【0055】そして、これら上側及び下側ヘッド部66
A、66Bの接合部にアンテナ部材22を収容し得る螺
旋状の溝68を設け、これにアンテナ部材22を収容し
た状態で上側及び下側ヘッド部66A、66Bを接合す
る。また、このドーム状のガス供給ヘッド54には、図
8に示したと同様な原料ガス供給通路56A、56Bが
複数段、例えば2段設けられ、更にその上段には添加ガ
ス供給通路60が設けられる。これにより、上段側の原
料ガス供給通路56Aの先端の処理ガス噴出孔58Aを
下段側の原料ガス供給通路56Bの先端の処理ガス噴出
孔58Bよりも処理容器の中心側に位置させる。
A、66Bの接合部にアンテナ部材22を収容し得る螺
旋状の溝68を設け、これにアンテナ部材22を収容し
た状態で上側及び下側ヘッド部66A、66Bを接合す
る。また、このドーム状のガス供給ヘッド54には、図
8に示したと同様な原料ガス供給通路56A、56Bが
複数段、例えば2段設けられ、更にその上段には添加ガ
ス供給通路60が設けられる。これにより、上段側の原
料ガス供給通路56Aの先端の処理ガス噴出孔58Aを
下段側の原料ガス供給通路56Bの先端の処理ガス噴出
孔58Bよりも処理容器の中心側に位置させる。
【0056】この場合にも図2と同様な作用効果を発揮
するのみならず、ガス供給ヘッド54内にアンテナ部材
22を組み入れるようにしたので、例えば図8に示す装
置例において必要とされた上部及び下部絶縁板24、2
6を不要にでき、構造を簡単化することができる。
するのみならず、ガス供給ヘッド54内にアンテナ部材
22を組み入れるようにしたので、例えば図8に示す装
置例において必要とされた上部及び下部絶縁板24、2
6を不要にでき、構造を簡単化することができる。
【0057】また、図13は図12に示す、所定の厚み
のドーム状のガス供給ヘッド54に替えて、所定の厚み
のテーパ状のガス供給ヘッド54を設けている。この場
合も、所定の厚みのテーパ状のガス供給ヘッド54を上
側ヘッド部66Aと下側ヘッド部66Bとに上下に分離
可能としてこれらの接合部にアンテナ部材22を介在さ
せ、更に、このガス供給ヘッド54に複数段に亘って原
料ガス供給通路56A、56Bを設け、その上段に添加
ガス供給通路60を設けた点は図12に示した実施例と
同様な構造である。
のドーム状のガス供給ヘッド54に替えて、所定の厚み
のテーパ状のガス供給ヘッド54を設けている。この場
合も、所定の厚みのテーパ状のガス供給ヘッド54を上
側ヘッド部66Aと下側ヘッド部66Bとに上下に分離
可能としてこれらの接合部にアンテナ部材22を介在さ
せ、更に、このガス供給ヘッド54に複数段に亘って原
料ガス供給通路56A、56Bを設け、その上段に添加
ガス供給通路60を設けた点は図12に示した実施例と
同様な構造である。
【0058】また、従来のシャワーヘッド構造にあって
はガス噴出口近傍に生じた段差部分に膜が付着してパー
ティクルの原因となったが、上述のようにガス噴出面を
ドーム形状或いはテーパ形状とすることによりガス噴出
口近傍に段差部分がなくなり、膜形成を防止できるので
パーティクルの減少に寄与できる。
はガス噴出口近傍に生じた段差部分に膜が付着してパー
ティクルの原因となったが、上述のようにガス噴出面を
ドーム形状或いはテーパ形状とすることによりガス噴出
口近傍に段差部分がなくなり、膜形成を防止できるので
パーティクルの減少に寄与できる。
【0059】上記各実施例にあっては、ガス噴出面をド
ーム状或いはテーパ状にして上段側の処理ガス噴出孔を
下段側の処理ガス噴出孔よりも処理容器の中心側に位置
させるようにしたが、この噴出孔の位置関係を満足する
ものであればガス噴出面の形状は上述したものに限定さ
れず、例えば階段状の段差形状に形成してもよい。
ーム状或いはテーパ状にして上段側の処理ガス噴出孔を
下段側の処理ガス噴出孔よりも処理容器の中心側に位置
させるようにしたが、この噴出孔の位置関係を満足する
ものであればガス噴出面の形状は上述したものに限定さ
れず、例えば階段状の段差形状に形成してもよい。
【0060】また、以上の各実施例にあっては、処理容
器内の側壁側から原料ガス供給通路や添加ガス供給通路
を挿入乃至供給する場合について説明したが、これに限
定されず、例えば図14に示すように処理容器4内の天
井部に上部、下部絶縁板24、26で挟み込んだアンテ
ナ部材22を設け、この天井部から原料ガスや添加ガス
を供給するための例えば石英ガラス製のガス供給ヘッド
70を垂下させて支持させるようにしてシャワーヘッド
構造としてもよい。この場合、通常の従来のシャワーヘ
ッド構造は下部電極に対向する下面のガス噴出面は平板
プレート状に成形されているが、本実施例においてはガ
ス噴出面54Aは、例えば図8や図12に示す構造と同
様にドーム状に成形されており、このガス噴出面54A
に複数の処理ガス噴出孔58A、58Bを形成する。従
って、この場合にも各処理ガス噴出孔の内、上段側に位
置する噴出孔58Aは、下段側に位置する噴出孔58B
よりも処理容器の中心側に位置するので、図8や図12
に示す構造と同様な作用効果を発揮することができる。
この場合、ガス供給ヘッド70内には、多数の拡散孔7
2を有する1枚或いは2枚の拡散板74A、74Bを設
けることにより、処理空間Sに対する供給ガスの供給量
の均一化を図ることができる。
器内の側壁側から原料ガス供給通路や添加ガス供給通路
を挿入乃至供給する場合について説明したが、これに限
定されず、例えば図14に示すように処理容器4内の天
井部に上部、下部絶縁板24、26で挟み込んだアンテ
ナ部材22を設け、この天井部から原料ガスや添加ガス
を供給するための例えば石英ガラス製のガス供給ヘッド
70を垂下させて支持させるようにしてシャワーヘッド
構造としてもよい。この場合、通常の従来のシャワーヘ
ッド構造は下部電極に対向する下面のガス噴出面は平板
プレート状に成形されているが、本実施例においてはガ
ス噴出面54Aは、例えば図8や図12に示す構造と同
様にドーム状に成形されており、このガス噴出面54A
に複数の処理ガス噴出孔58A、58Bを形成する。従
って、この場合にも各処理ガス噴出孔の内、上段側に位
置する噴出孔58Aは、下段側に位置する噴出孔58B
よりも処理容器の中心側に位置するので、図8や図12
に示す構造と同様な作用効果を発揮することができる。
この場合、ガス供給ヘッド70内には、多数の拡散孔7
2を有する1枚或いは2枚の拡散板74A、74Bを設
けることにより、処理空間Sに対する供給ガスの供給量
の均一化を図ることができる。
【0061】尚、以上の各実施例においては、アンテナ
部材22を容器内に収容した場合について説明したが、
これをシールドして容器の外側、例えば天井部の上面側
に位置させるようにしてもよい。また、各実施例におい
ては、原料ガスとしてシランガス(SiH4 )を用い、
添加ガスとしてArガスと酸素を用いた場合を例にとっ
て説明したが、これらのガスに限定されないのは勿論で
ある。
部材22を容器内に収容した場合について説明したが、
これをシールドして容器の外側、例えば天井部の上面側
に位置させるようにしてもよい。また、各実施例におい
ては、原料ガスとしてシランガス(SiH4 )を用い、
添加ガスとしてArガスと酸素を用いた場合を例にとっ
て説明したが、これらのガスに限定されないのは勿論で
ある。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮す
ることができる。処理容器内に処理ガス噴出孔を複数段
に亘って設けると共に上段側に位置する処理ガス噴出孔
を下段側に位置する処理ガス噴出孔よりも処理容器の中
心側へ位置させるようにしたので、被処理体の上方のプ
ラズマ濃度や反応種の濃度を均一化させることができ、
従って、被処理体の表面に形成される成膜の厚みの面内
均一性を大幅に向上させることができる。従って、被処
理体の直径が大きくなっても処理ガス噴出孔を複数段設
けることによりこれに対応させることが可能となり、成
膜の厚みの面内均一性を高く維持することができる。ガ
ス噴出面がドーム状或いはテーパ状のガス供給ヘッドに
複数段の処理ガス噴出孔を設けることにより、前述と同
様に上段側の処理ガス噴出孔は下段側の処理ガス噴出孔
よりも処理容器の中心側に位置され、この結果、同様に
膜厚の面内均一性を向上させることができる。また、処
理ガス噴出孔の上段側に添加ガス噴出孔を設けることに
より、処理容器内へ導入された処理ガス(原料ガス)と
添加ガスとを均一に混合させることができ、従って、膜
厚の面内均一性を一層向上させることができる。
処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮す
ることができる。処理容器内に処理ガス噴出孔を複数段
に亘って設けると共に上段側に位置する処理ガス噴出孔
を下段側に位置する処理ガス噴出孔よりも処理容器の中
心側へ位置させるようにしたので、被処理体の上方のプ
ラズマ濃度や反応種の濃度を均一化させることができ、
従って、被処理体の表面に形成される成膜の厚みの面内
均一性を大幅に向上させることができる。従って、被処
理体の直径が大きくなっても処理ガス噴出孔を複数段設
けることによりこれに対応させることが可能となり、成
膜の厚みの面内均一性を高く維持することができる。ガ
ス噴出面がドーム状或いはテーパ状のガス供給ヘッドに
複数段の処理ガス噴出孔を設けることにより、前述と同
様に上段側の処理ガス噴出孔は下段側の処理ガス噴出孔
よりも処理容器の中心側に位置され、この結果、同様に
膜厚の面内均一性を向上させることができる。また、処
理ガス噴出孔の上段側に添加ガス噴出孔を設けることに
より、処理容器内へ導入された処理ガス(原料ガス)と
添加ガスとを均一に混合させることができ、従って、膜
厚の面内均一性を一層向上させることができる。
【図1】本発明に係るプラズマ処理装置を示す概略斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示す処理装置の断面図である。
【図3】図1に示す処理装置の平面図である。
【図4】ガス供給ノズル位置に対する成膜の評価を行う
ためにノズルとウエハとの位置関係を示す図である。
ためにノズルとウエハとの位置関係を示す図である。
【図5】ノズル先端とウエハの高さ方向の距離に対する
膜厚の面内均一性を示すグラフである。
膜厚の面内均一性を示すグラフである。
【図6】ノズルの長さに対する膜厚の面内均一性を示す
グラフである。
グラフである。
【図7】図6に示すグラフの結果を説明するための説明
図である。
図である。
【図8】ガス噴出面をドーム状に形成した本発明の装置
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図9】図8に示す装置の変形例を示す要部拡大図であ
る。
る。
【図10】ガス噴出面がテーパ状に形成されたガス供給
ヘッドを示す斜視図である。
ヘッドを示す斜視図である。
【図11】図10に示すガス供給ヘッドの断面図であ
る。
る。
【図12】ガス供給ヘッド自体をドーム状に成形した本
発明の装置例を示す概略断面図である。
発明の装置例を示す概略断面図である。
【図13】ガス供給ヘッド自体をテーパ状に成形した本
発明の装置例を示す概略断面図である。
発明の装置例を示す概略断面図である。
【図14】天井部から垂下させたガス供給ヘッドのガス
噴出面をドーム状にした本発明の装置例を示す概略断面
図である。
噴出面をドーム状にした本発明の装置例を示す概略断面
図である。
2 プラズマCVD装置(プラズマ処理装置) 4 処理容器 6 サセプタ(下部電極) 8 サセプタ支持台 22 アンテナ部材 24 上部絶縁板 26 下部絶縁板 32 高周波電源 34 原料ガス供給ノズル 34A 上段原料ガス供給ノズル 34B 中段原料ガス供給ノズル 34C 下段原料ガス供給ノズル 36A、36B、36C 処理ガス噴出孔 40 処理ガス源 48 Arガス源 50 酸素ガス源 54 ガス供給ヘッド 54A ガス噴出面 56A、56B 原料ガス供給通路 58A、58B 処理ガス噴出孔 66A 上側ヘッド部 66B 下側ヘッド部 70 シャワーヘッド 74A、74B 拡散板 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 次郎 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 気密な処理容器内においてサセプタ上に
載置された被処理体に対してプラズマ処理を施すプラズ
マ処理装置において、前記処理容器の内側或いは外側に
前記サセプタと対向させて設けられた電磁波発生用のア
ンテナ部材と、このアンテナ部材に接続された高周波電
源と、前記処理容器に処理ガスを供給するための供給通
路と、この供給通路の先端に設けられて前記サセプタの
上方に上下方向に複数段に亘って配置された処理ガス噴
出孔とを備え、上段側に位置する前記ガス噴出孔を下段
側に位置する前記処理ガス噴出孔よりも処理容器中心側
に位置させることを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項2】 前記供給通路は、前記処理容器内に放射
状に配列された複数の供給ノズルよりなることを特徴と
する請求項1記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項3】 前記下段に位置する処理ガス噴出孔は、
前記処理容器の側壁と前記サセプタ上に位置された前記
被処理体のエッジとの間に位置されることを特徴とする
請求項1乃至2記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項4】 前記処理ガス噴出孔の上方には添加ガス
を導入するための添加ガス噴出孔が形成されていること
を特徴とする請求項1乃至3記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項5】 前記処理ガスは成膜形成ガスであり、前
記添加ガスは不活性ガスまたは酸素或いはこれらの混合
ガスであることを特徴とする請求項4記載のプラズマ処
理装置。 - 【請求項6】 気密な処理容器内においてサセプタ上に
載置された被処理体に対してプラズマ処理を施すプラズ
マ処理装置において、前記処理容器の内側或いは外側に
前記サセプタと対向させて設けられた電磁波発生用のア
ンテナ部材と、このアンテナ部材に接続された高周波電
源と、前記処理容器内に設けられてガス噴出面がドーム
状になされた石英製のガス供給ヘッドと、このヘッドの
前記ガス噴出面に複数段に亘って配置された処理ガス噴
出孔とを備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項7】 気密な処理容器内においてサセプタ上に
載置された被処理体に対してプラズマ処理を施すプラズ
マ処理装置において、前記処理容器の内側或いは外側に
前記サセプタと対向させて設けられた電磁波発生用のア
ンテナ部材と、このアンテナ部材に接続された高周波電
源と、前記処理容器内に設けられてガス噴出面がテーパ
状になされた石英製のガス供給ヘッドと、このヘッドの
前記ガス噴出面に複数段に亘って配置された処理ガス噴
出孔とを備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。 - 【請求項8】 前記処理ガス噴出孔の上方には添加ガス
を導入するための添加ガス噴出孔が形成されていること
を特徴とする請求項6乃至7記載のプラズマ処理装置。 - 【請求項9】 前記処理ガスは成膜形成ガスであり、前
記添加ガスは不活性ガスまたは酸素或いはこれらの混合
ガスであることを特徴とする請求項8記載のプラズマ処
理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16745194A JP3243125B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 処理装置 |
US08/428,363 US5522934A (en) | 1994-04-26 | 1995-04-25 | Plasma processing apparatus using vertical gas inlets one on top of another |
KR1019950009915A KR100300097B1 (ko) | 1994-04-26 | 1995-04-26 | 플라즈마처리장치 |
TW084104243A TW311326B (ja) | 1994-04-26 | 1995-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16745194A JP3243125B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001190493A Division JP2002118104A (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | プラズマ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817748A true JPH0817748A (ja) | 1996-01-19 |
JP3243125B2 JP3243125B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=15849943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16745194A Expired - Fee Related JP3243125B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-06-27 | 処理装置 |
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Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2293287A (en) * | 1991-08-13 | 1996-03-20 | Sumitomo Wall Systems Ltd | Electrical connector for flexible plain conductor cables |
JPH09245993A (ja) * | 1996-03-04 | 1997-09-19 | Anelva Corp | プラズマ処理装置及びアンテナの製造方法 |
JPH1064892A (ja) * | 1996-05-13 | 1998-03-06 | Applied Materials Inc | 堆積チャンバ及び低誘電性膜のための方法 |
JPH11297672A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-29 | Tadahiro Omi | シャワープレート、シャワープレート周辺構造及びプロセス装置 |
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JP2012084734A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Tokyo Electron Ltd | プラズマ処理装置及びその処理ガス供給構造 |
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JP2016526279A (ja) * | 2013-04-30 | 2016-09-01 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 空間的に分散されたガス流路を有する流量制御ライナー |
CN107086178A (zh) * | 2016-02-12 | 2017-08-22 | 朗姆研究公司 | 用于选择性蚀刻膜的系统和方法 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP16745194A patent/JP3243125B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102573263A (zh) * | 2010-10-13 | 2012-07-11 | 东京毅力科创株式会社 | 等离子体处理装置及其处理气体供给结构 |
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JP2016526279A (ja) * | 2013-04-30 | 2016-09-01 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 空間的に分散されたガス流路を有する流量制御ライナー |
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CN107086178B (zh) * | 2016-02-12 | 2023-08-04 | 朗姆研究公司 | 用于选择性蚀刻膜的系统和方法 |
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---|---|
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