JPH08176889A - 電気めっきのエッジオーバコート防止装置 - Google Patents
電気めっきのエッジオーバコート防止装置Info
- Publication number
- JPH08176889A JPH08176889A JP32228294A JP32228294A JPH08176889A JP H08176889 A JPH08176889 A JP H08176889A JP 32228294 A JP32228294 A JP 32228294A JP 32228294 A JP32228294 A JP 32228294A JP H08176889 A JPH08176889 A JP H08176889A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel strip
- plating
- electrodes
- insulating plates
- edges
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 鋼帯等の金属ストリップの連続式電気めっ
き設備において、鋼帯エッジ部が損傷する問題や差厚め
っきで厚めっき面の方がエッジオーバコート量が多くな
る問題を解消することのできる電気めっきのエッジオー
バコート防止装置の提供。 【構 成】 金属ストリップの表裏面に対向する各電極
両エッジ部にそれぞれ絶縁板を設け、該絶縁板を各々独
立に電極上をスライドさせ、そのマスク位置を制御でき
るようにする。
き設備において、鋼帯エッジ部が損傷する問題や差厚め
っきで厚めっき面の方がエッジオーバコート量が多くな
る問題を解消することのできる電気めっきのエッジオー
バコート防止装置の提供。 【構 成】 金属ストリップの表裏面に対向する各電極
両エッジ部にそれぞれ絶縁板を設け、該絶縁板を各々独
立に電極上をスライドさせ、そのマスク位置を制御でき
るようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等の金属ストリッ
プの連続式電気めっき設備におけるエッジオーバコート
防止装置に関するものである。
プの連続式電気めっき設備におけるエッジオーバコート
防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電気めっき設備における鋼帯エ
ッジ部のオーバコート防止方法としては、特開平４−22
4694号公報のように、鋼帯に断面コの字型のエッジマス
クを設け鋼帯の幅に応じて位置を制御するような方法が
知られている。
ッジ部のオーバコート防止方法としては、特開平４−22
4694号公報のように、鋼帯に断面コの字型のエッジマス
クを設け鋼帯の幅に応じて位置を制御するような方法が
知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋼帯の
エッジ部を断面コの字型のエッジマスクでマスキングす
るような方法では、鋼帯の幅に応じてマスク位置を制御
しなければならないため、マスクの追従性が良くない場
合や、鋼帯が急に蛇行した場合又は鋼帯の幅が変更され
た場合に、鋼帯とマスクが接触し鋼帯エッジ部を損傷す
る問題があった。
エッジ部を断面コの字型のエッジマスクでマスキングす
るような方法では、鋼帯の幅に応じてマスク位置を制御
しなければならないため、マスクの追従性が良くない場
合や、鋼帯が急に蛇行した場合又は鋼帯の幅が変更され
た場合に、鋼帯とマスクが接触し鋼帯エッジ部を損傷す
る問題があった。
【０００４】また、鋼帯表裏面で差厚めっきを行う場
合、表裏面でエッジ部の電流制御量を可変にできないた
め、厚めっき面の方がエッジオーバコート量が多いとい
った問題があった。本発明の目的は、鋼帯等の金属スト
リップの連続式電気めっき設備において、鋼帯エッジ部
が損傷する問題や特に差厚めっきで厚めっき面の方がエ
ッジオーバコート量が多くなる問題を解消することので
きる電気めっきのエッジオーバコート防止装置を提供す
ることである。
合、表裏面でエッジ部の電流制御量を可変にできないた
め、厚めっき面の方がエッジオーバコート量が多いとい
った問題があった。本発明の目的は、鋼帯等の金属スト
リップの連続式電気めっき設備において、鋼帯エッジ部
が損傷する問題や特に差厚めっきで厚めっき面の方がエ
ッジオーバコート量が多くなる問題を解消することので
きる電気めっきのエッジオーバコート防止装置を提供す
ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属ストリッ
プの連続式電気めっき設備において、金属ストリップの
表裏面に対向する各電極両エッジ部にそれぞれ絶縁板を
設け、該絶縁板を各々独立に電極上をスライドさせ、そ
のマスク位置を制御できるようにしたことを特徴とする
電気めっきのエッジオーバコート防止装置である。
プの連続式電気めっき設備において、金属ストリップの
表裏面に対向する各電極両エッジ部にそれぞれ絶縁板を
設け、該絶縁板を各々独立に電極上をスライドさせ、そ
のマスク位置を制御できるようにしたことを特徴とする
電気めっきのエッジオーバコート防止装置である。
【０００６】
【作用】本発明によれば、連続式電気めっき設備のめっ
き槽において、金属ストリップの表裏面に対向する各電
極両エッジ部にそれぞれ絶縁板を設け、操作側、駆動側
の絶縁板を各々別々に電極上を手動あるいはアクチュエ
ータを用いてスライドさせ、電極エッジ部を覆う量、す
なわちマスク位置を制御するので、差厚めっきを行う場
合にも表裏面でエッジ部の電流量をそれぞれ独立に調整
できるので、めっき厚によらずエッジオーバコートを防
止することが可能となった。
き槽において、金属ストリップの表裏面に対向する各電
極両エッジ部にそれぞれ絶縁板を設け、操作側、駆動側
の絶縁板を各々別々に電極上を手動あるいはアクチュエ
ータを用いてスライドさせ、電極エッジ部を覆う量、す
なわちマスク位置を制御するので、差厚めっきを行う場
合にも表裏面でエッジ部の電流量をそれぞれ独立に調整
できるので、めっき厚によらずエッジオーバコートを防
止することが可能となった。
【０００７】またエッジマスクのように絶縁板自体はコ
ーナー部を持たず、単に電極上をスライドさせるだけな
ので、コーナー部に金属ストリップが接触してその端部
を損傷するといった問題が発生しなくなる。
ーナー部を持たず、単に電極上をスライドさせるだけな
ので、コーナー部に金属ストリップが接触してその端部
を損傷するといった問題が発生しなくなる。
【０００８】
【実施例】本発明を図１および図２を用いて説明する。
図１は本発明の１実施例を示す縦型めっき槽の側断面図
であり、図２は図１のＡＡ矢視平面図である。鋼帯３を
デフレクタロール１によってめっき槽６に導き、電極４
間に通電してクロムめっきを行う縦型めっき槽の設備に
おいて、鋼帯３の両面の電極４両エッジ部に合成樹脂性
の絶縁板５を設け、油圧シリンダ８によってシャフト７
を介して鋼帯３の幅およびめっき量に応じて絶縁板５が
それぞれ独立に電極上を矢印Ｙの方向にスライドする機
構にし、電極の両エッジ部を覆う幅を制御し、電流量を
調整した。
図１は本発明の１実施例を示す縦型めっき槽の側断面図
であり、図２は図１のＡＡ矢視平面図である。鋼帯３を
デフレクタロール１によってめっき槽６に導き、電極４
間に通電してクロムめっきを行う縦型めっき槽の設備に
おいて、鋼帯３の両面の電極４両エッジ部に合成樹脂性
の絶縁板５を設け、油圧シリンダ８によってシャフト７
を介して鋼帯３の幅およびめっき量に応じて絶縁板５が
それぞれ独立に電極上を矢印Ｙの方向にスライドする機
構にし、電極の両エッジ部を覆う幅を制御し、電流量を
調整した。
【０００９】また鋼帯表裏面に、従来の断面コの字型の
エッジマスクを用いる場合と本発明のエッジオーバコー
ト防止装置を用いる場合について、次に示す条件でクロ
ムの差厚めっきを行った。 （従来例） 鋼帯幅：８４５ｍｍ 電極幅：１１００ｍｍ 目標目付量：表面７５ｇ／ｍ2 、裏面５０ｇ／ｍ2 鋼帯マスク幅：鋼帯エッジより２ｍｍ （実施例） 鋼帯幅：８４５ｍｍ 電極幅：１１００ｍｍ 目標目付量：表面７５ｇ／ｍ2 、裏面５０ｇ／ｍ2 電極マスク幅−表：電極エッジより１３２ｍｍ 電極マスク幅−裏：電極エッジより１３０ｍｍ 従来例の結果を図３（ａ）に、実施例の結果を図３
（ｂ）にそれぞれ示す。
エッジマスクを用いる場合と本発明のエッジオーバコー
ト防止装置を用いる場合について、次に示す条件でクロ
ムの差厚めっきを行った。 （従来例） 鋼帯幅：８４５ｍｍ 電極幅：１１００ｍｍ 目標目付量：表面７５ｇ／ｍ2 、裏面５０ｇ／ｍ2 鋼帯マスク幅：鋼帯エッジより２ｍｍ （実施例） 鋼帯幅：８４５ｍｍ 電極幅：１１００ｍｍ 目標目付量：表面７５ｇ／ｍ2 、裏面５０ｇ／ｍ2 電極マスク幅−表：電極エッジより１３２ｍｍ 電極マスク幅−裏：電極エッジより１３０ｍｍ 従来例の結果を図３（ａ）に、実施例の結果を図３
（ｂ）にそれぞれ示す。
【００１０】本発明の方が、特にめっき厚の厚い鋼板表
面において従来例より鋼板エッジ部のめっき厚の均一性
が優れていることが分かる。また、本発明の場合、鋼帯
の蛇行及び急激な幅変動に対しても鋼帯に損傷を与える
という危険性がなくなった。なお、この実施例では縦型
めっき槽を例に説明したが、本発明は横型めっき槽にお
いても適用できることは言うまでもない。
面において従来例より鋼板エッジ部のめっき厚の均一性
が優れていることが分かる。また、本発明の場合、鋼帯
の蛇行及び急激な幅変動に対しても鋼帯に損傷を与える
という危険性がなくなった。なお、この実施例では縦型
めっき槽を例に説明したが、本発明は横型めっき槽にお
いても適用できることは言うまでもない。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、めっき槽における金属ストリ
ップ両面の電極両エッジ部に絶縁板を設け、板幅、めっ
き量に応じて絶縁板を各々独立に電極上でスライドさ
せ、電極エッジ部を覆う幅を変え電流量を調整するよう
にしたので、差厚めっき時においてもエッジオーバコー
トが防止できるようになった。また、鋼帯の損傷も発生
しないようにできた。
ップ両面の電極両エッジ部に絶縁板を設け、板幅、めっ
き量に応じて絶縁板を各々独立に電極上でスライドさ
せ、電極エッジ部を覆う幅を変え電流量を調整するよう
にしたので、差厚めっき時においてもエッジオーバコー
トが防止できるようになった。また、鋼帯の損傷も発生
しないようにできた。
【図１】本発明の１実施例を示す縦型めっき槽の側断面
図。
図。
【図２】図１のＡＡ矢視平面図。
【図３】エッジ部でのめっき付着量の変化を示すグラフ
で、（ａ）は従来例、（ｂ）は本発明例を示す。
で、（ａ）は従来例、（ｂ）は本発明例を示す。
１ デフレクタロール ２ シンクロール ３ 鋼帯 ４ 電極 ５ 絶縁板 ６ めっき槽 ７ シャフト ８ 油圧シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 金属ストリップの連続式電気めっき設備
において、金属ストリップの表裏面に対向する各電極両
エッジ部にそれぞれ絶縁板を設け、該絶縁板を各々独立
に電極上をスライドさせ、そのマスク位置を制御できる
ようにしたことを特徴とする電気めっきのエッジオーバ
コート防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32228294A JPH08176889A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 電気めっきのエッジオーバコート防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32228294A JPH08176889A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 電気めっきのエッジオーバコート防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176889A true JPH08176889A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18141905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32228294A Pending JPH08176889A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 電気めっきのエッジオーバコート防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08176889A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100376477B1 (ko) * | 1998-12-21 | 2003-06-12 | 주식회사 포스코 | 가용성양극을사용하는수직형전기도금조의모서리과도금방지장치 |
| KR100428576B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2004-04-28 | 주식회사 포스코 | 스트립의 도금편차를 해소하는 불용성 아노드 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP32228294A patent/JPH08176889A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100376477B1 (ko) * | 1998-12-21 | 2003-06-12 | 주식회사 포스코 | 가용성양극을사용하는수직형전기도금조의모서리과도금방지장치 |
| KR100428576B1 (ko) * | 1999-12-24 | 2004-04-28 | 주식회사 포스코 | 스트립의 도금편차를 해소하는 불용성 아노드 |
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