JPH08176268A - ポリウレタンウレア成形物の製造方法 - Google Patents

ポリウレタンウレア成形物の製造方法

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JPH08176268A
JPH08176268A JP6322805A JP32280594A JPH08176268A JP H08176268 A JPH08176268 A JP H08176268A JP 6322805 A JP6322805 A JP 6322805A JP 32280594 A JP32280594 A JP 32280594A JP H08176268 A JPH08176268 A JP H08176268A
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polyurethane
diisocyanate
reaction
diamine
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JP6322805A
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Yasuhiro Matsuzaka
康弘 松坂
Naohiro Murata
尚洋 村田
Hiroshi Takayanagi
弘 高柳
Keiko Ishikawa
恵子 石川
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明で、粘度変化やゲルの発生を抑制した安
定性の良いポリウレタン溶液を製造し、機械物性の良い
成形物を製造する。 【構成】 比較的高分子のジオールと、有機ジイソシア
ナートとを反応させてプレポリマーを製造したのち、溶
媒に溶解し、ジアミン又はジアミンとモノアミンの混合
物により鎖延長反応を行わせることによりポリウレタン
溶液を製造する系に於いて、特定の有機ジイソシアナー
トを使用する。 【効果】 安定性の良いポリウレタン溶液を製造でき、
物性の良いポリウレタン成形物を製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッチ方式によるポリウ
レタンウレア溶液(以下ポリウレタン溶液という)、ポ
リウレタンウレア成形物(以下ポリウレタン成形物とい
う)の製造方法に関する。詳しくは、有機ジイソシアナ
ートとして4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナー
トをベースとする有機ジイソシアナートと活性水素を2
個有するジオールとの末端イソシアナートプレポリマー
を用いて、有機溶媒中でジアミン、あるいはジアミン/
モノアミン混合系において鎖延長反応を行うことによっ
て透明で安定なポリウレタン溶液を製造し、ヒステリシ
スロスの少ないポリウレタン成形物を製造する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、実質的に橋かけ構造を有しないポ
リウレタン溶液から弾性繊維、弾性フィルム、エラスト
マー状の各種成形品、人工皮革の表面膜や各種塗料など
の表面被覆物、含浸剤などに優れたゴム状弾性を有する
種々の物品が製造されている。また、天然ゴムと比べて
機械強度が大きく、更に耐久性にも優れているという特
徴をもっている。このポリウレタン成形物は、有機ジイ
ソシアナートと比較的高分子のジオールによるプレポリ
マー化反応を行い、その後、溶媒を添加後ジアミン等を
用いて鎖延長反応を行う2つの工程より製造されてい
る。この溶液を用いる方法は固体状のポリウレタンをそ
のまま加熱溶融することにより成形する方法に比べて室
温で流動性に富む系を扱えるため一般に取り扱いが容易
であり、装置的、工程的にも、より簡単に製造できる特
徴がある。
【0003】しかしながら、溶液を用いてポリウレタン
ウレア(以下ポリウレタンという)を製造する場合にお
いても、溶液中のポリマー濃度(以下NVという)が高
くなればなるほど、末端にイソシアナート基を有するポ
リウレタンプレポリマーと多価アミノ化合物との反応の
段階において急激かつ局所的に反応が進行し、溶液の粘
度が上昇することにより、部分的に流動性のないところ
と流動性のある所が生じたり、また、極端に粘度が上昇
する場合は直ちに全体が流動性のない固まった状態(以
下ゲル化と称する)になってしまう。このような、鎖延
長反応の粘度上昇に伴う溶液の不均一化が生ずると、そ
の後の成形や含浸などの作業性が著しく不良になってし
まい、また、反応直後は一旦均一で透明な溶液が得られ
てもその後の保存により迅速あるいは徐々に溶液の粘度
や性状が変化して「にごり」や「ゲル化」を生じ、同様
に作業性をそこなう等、溶液の不安定性に起因するトラ
ブルが多く、このような主として反応の急激さに伴う溶
液性状の問題がこの種の重合体の製造方法、加工技術に
おいて大きな問題点となっている。
【0004】このような問題を解決するための方法とし
て、透明でゲル化しにくい安定な溶液を製造する事が考
えられ、例えば、特公昭47−637号公報には、アジ
ペートポリオールとポリテトラメチレングリコールを併
用して用いる製造方法が開示されているが、アジペート
ポリオールとポリテトラメチレングリコールそれぞれの
長所が活かされず、性能的には単体使用に劣る。特公昭
47−35317号公報には、イソシアナート基の当量
以下のジアミンと水を用いて鎖延長を行うことにより安
定なポリウレタン溶液の安定化法が開示されているが、
発生する炭酸ガスの処理や物性の面で問題がある。特公
昭49−11476号公報には、鎖延長剤溶液中にウレ
タンプレポリマーを導入することで安定なポリウレタン
溶液の製造方法が開示されているが、高粘度のプレポリ
マーを反応器中に挿入しなければならず、実施には困難
を伴う。
【0005】鎖延長剤を変えることや、添加剤を添加し
てポリウレタン溶液を安定化する方法として、特公昭4
9−40006号公報には、脂環式ジアミン、芳香族ジ
メチルアミン、置換イミノビス脂肪族アミンを用いたポ
リウレタン重合体溶液の製造方法が開示されており、特
開昭47−15498号公報には、金属アセチルアセト
ンを用いたポリウレタン重合体溶液の製造方法が開示さ
れており、特開昭48−12347号公報には、蟻酸リ
チウム、アセチルアセトンナトリウムを添加してポリ尿
素エラストマー溶液の安定化方法が開示されており、特
開平3−139514号公報には、リチウム塩、脂肪族
脂環式連鎖停止剤を用いたポリウレタン尿素エラストマ
ーが開示されており、特開平3−279415号公報に
は、対称性ジアミン、非対称性ジアミンを用いたポリウ
レタン弾性繊維が開示されており、特開昭50−786
98公報には、ヒドラジンやジアミン液の添加条件を特
定してポリウレタン溶液を製造する方法が記載されてい
るが、、物性の低下と共に製造に特殊な物質を系内に混
入するので、用途的に制限される。
【0006】さらに、特開平2−70720号公報のよ
うに、ゲル化してしまった紡糸液の粉砕方法について開
示されている例もあるが、ゲル化してしまった溶液を粉
砕して利用可能にする方法としては有効であるが、最初
からゲル化しにくいポリウレタン溶液を製造できれば必
要の無い物である。これらの解決法は、それぞれ上述の
欠点を持っている。さらに、一定の長さに伸長した後荷
重を取り除いたとき、ポリウレタン成形物の弾性回復性
は天然ゴムの回復性に比べ、劣るという欠点がある。こ
のため、種々の弾性機能についてより一層の改良が求め
られている。すなわち、弾性機能として、高い破断伸
度、変形歪みに対する応力変動が小さいこと、伸縮時の
ヒステリシス損失が小さいことが望まれている。
【0007】これらの弾性機能の改良を目的として種々
の低融点ジオールを用いる試みがなされているが、上記
の弾性機能を満足する水準には至っていない。例えば、
低融点ジオール成分としてエーテルエステルジオールを
用いたブロックポリポリウレタン(特開昭59−179
513)ではジオール成分にエステル結合基が存在する
ために耐加水分解性、耐カビ性等の耐久性に劣り、新た
な問題を生じている。また、ジオール成分としてポリテ
トラメチレングリコールにエチレンオキサイド、プロピ
レンイキサイド、ポリブチレンオキサイドなどを付加し
たジオール、または、テトラヒドロフランと前記アルキ
レンオキサイドとの共重合アルキレンエーテルグリコー
ルを用いたポリウレタン重合体は耐水性や耐光性等の耐
久性がポリテトラメチレングリコールのみを使用したポ
リウレタンに比較して大幅に低下する欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の方法のような特殊な物質を用いるこ
となく、紡糸用原液、フィルムあるいは成形用の溶液、
表面被覆用の塗料溶液、若しくは含浸剤、接着剤溶液と
して、透明で安定性が良く、作業性の良い、ポリウレタ
ン溶液を得、また、溶媒を除去して成形物を製造する際
の物性向上を目的として、プレポリマーと鎖延長剤の反
応、そして反応後の経時変化における凝集性を制御する
ことで、安定性の良いポリウレタン溶液を製造し、さら
に、溶媒除去時のミクロ相分離構造を制御することによ
り高物性の成形品を製造することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決するために鋭意検討した結果、有機ジイソシア
ナートと活性水素を2個含む分子量250〜4000の
直鎖状分子と反応させ、得られたプレポリマーを溶媒に
希釈し、ジアミン・モノアミン混合物の溶液を用いて鎖
延長してポリウレタン溶液を製造する際に、有機ジイソ
シアナートとして特定のイソシアナートを用いることに
より、室温(25℃)で放置しても30日間以上ゲル化
せず、使用に際して充分に溶液の性状の安定したポリウ
レタン溶液を製造でき、さらにその成形物の機械物性が
増すことを見出し本発明に到達した。
【0010】すなわち、本発明は、次の通りである。有
機ジイソシアナートと活性水素を2個有する分子量25
0〜4000の直鎖状分子とを反応させてプレポリマー
を製造したのち、有機溶媒中でジアミン、又はジアミン
とモノアミンとの混合物を用いて鎖延長させてポリウレ
タンウレア溶液を製造し、有機溶媒を湿式又は乾式法で
除去して成形物を製造する際に、有機ジイソシアナート
として、(a)2,4’−体(2,2’−体を含む、以
下同じ)を2〜50%含有し、残りが、4,4’−体で
あるジフェニルメタンジイソシアナート(以下MDIと
いう)、であって、(b)酸分と加水分解性塩素の和が
20ppm以下のものを用いることを特徴とするポリウ
レタンウレア成形物の製造方法。
【0011】本発明者らはこのような特定の有機溶媒を
用いることにより、鎖延長反応中、または、成形品を製
造する際の溶媒除去中において、ポリマーのミクロ相分
離構造を制御し、ポリウレタン溶液の安定性を飛躍的に
増大させ、また、成形物の機械物性を高めることができ
た。本発明方法におけるポリウレタン溶液の製造方法は
公知の方法と同様に次の2工程より成立している。すな
わち、活性水素を2個有する分子量250〜4000の
直鎖状分子と有機ジイソシアナートの反応によりイソシ
アナート末端プレポリマーを製造する第1工程、このイ
ソシアナート末端プレポリマーを溶媒に溶解後、ジアミ
ンあるいは、ジアミン/モノアミン混合物の溶液を装入
することにより鎖延長反応を行わせる第2工程である。
【0012】本発明におけるポリウレタン溶液の製造の
第1工程は、活性水素を2個有する分子量250〜40
00の直鎖状分子に対し当量比で過剰量の有機ジイソシ
アナートを反応させて製造する。本発明方法において使
用する有機ジイソシアナートは、2,4’−体を2〜5
0%含有し、残りが4,4’−体であるMDIであっ
て、酸分と加水分解性塩素の和が20ppm以下のもの
である。2,4’−体の含量が2%未満であると2,
4’−体を含有する効果が小さくなってしまい、50%
を超えると成形品の強度が低下してしまうため、いずれ
も好ましくない。
【0013】さらに、後述するJIS K−1665で
定義される有機ジイソシアナート中に含まれる酸分、加
水分解性塩素の存在は安定性、凝集性に重要な寄与を
し、それぞれの和が20ppmを超えて含まれていると
安定性が悪くなり、20ppm以下が好ましく、さらに
好ましくは10ppmである。なお、MDIは固形で入
手しても良いし、溶融状態で入手して使用しても良いが
溶融状態のMDIの方が溶解作業を省けるので好まし
い。
【0014】活性水素を有する分子量250〜4000
の直鎖状分子としては、ポリエーテルグリコール、ポリ
エステルグリコール、又はこれらの共重合体、混合物等
が挙げられる。分子量が250未満では弾性性能が悪
く、4000超ではポリエーテルグリコール、ポリエス
テルグリコール製造上困難となる。適当なポリエーテル
グリコールの主なものはポリアルキレンエーテル、たと
えばポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリ
コール、ポリヘキサメチレングリコール等である。ま
た、これらを製造する際に用いる単量体の混合物より製
造されたランダム共重合体、製造方法を変えたブロック
共重合体も用いる事ができる。成形物の物性より好適に
用いられるのはポリテトラメチレングリコールである。
【0015】ポリエステルグリコールは公知のように、
2塩基酸と低分子グリコールとの重縮合より得られる。
2塩基酸としてはコハク酸、アジピン酸、スペリン酸、
セバシン酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル
酸、アゼライン酸等が用いられ、また、低分子グリコー
ルとしてはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレングリ
コール、シクロヘキサン−1,4−ジオール等が使用で
きる。
【0016】有機ジイソシアナートと活性水素を2個有
する分子量250〜4000の直鎖状分子との当量比は
1.1〜2.4が好ましく、さらに好ましくは1.4〜
2.0である。当量比が1.0、すなわち等当量の時は
この第1工程で分子量が実質上無限大になり、その後の
製造が不可能になる恐れがあるので好ましくなく、ま
た、当量比が2.4を超えると反応しない有機ジイソシ
アナートが末端イソシアナートプレポリマー中に大量に
存在することからその後の鎖延長反応時に溶液が不透明
になる、不溶成分が大量に生成する、粘度が急上昇して
攪拌羽根に絡み付く等の事態を引き起こす原因になるた
め好ましくない。
【0017】第1工程の装入順序は有機ジイソシアナー
トと活性水素を2個有する分子量250〜4000の直
鎖状分子を一括あるいは反応が進行する時間よりも十分
に短い時間であればどちらにどちらを装入して反応させ
てもかまわないが、有機ジイソシアナートを活性水素を
2個有する分子量250〜4000の直鎖状分子に少量
ずつ滴下、あるいは定量ポンプ等で連続装入する場合、
極端に長い時間をかけて装入するとやはり分子量が実質
上無限大になるため注意を要する。第1工程の反応温度
は好ましくは30〜120℃、さらに好ましくは50〜
80℃であり、30℃より反応温度が低いと反応時間が
延びてしまい、工業的に好ましくなく、また、120℃
より反応温度が高いとアロハネート結合等が生成する等
副反応が大量に起こり、粘度の上昇、ゲル化などを起こ
す原因となるため好ましくない。
【0018】第2工程で使用する溶媒としては、ポリウ
レタンの中でもポリウレタンウレアに対して溶解能があ
り、かつ、分子中にイソシアナート基と通常の条件では
反応しない化合物が好適に使用出来る。例えば、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミ
ド、N−メチルホルムアニリド、N−ホルミルピペリジ
ン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチル
アセトアミド、N,N−ジメチルプロピオンアミド、N
−メチル−α−ピロリドン、N−メチル−α−ピペリド
ン、N−メチルカプロラクタム等のN置換アミド類、N
−テトラメチルウレア、N−アセチル−α−ピロリド
ン、N−アセチル−α−ピペリドン、N−アセチルカプ
ロラクタムなどのN置換ウレア類、N−テトラメチルチ
オウレアなどのN置換チオウレア類、ジメチルスルホキ
シド、テトラメチレンスルホキシド、ジエチルスルホキ
シド、ジイソプロピルスルホキシド、ジ−n−プロピル
スルホキシド、ジイソブチルスルホキシド、ジ−n−ブ
チルスルホキシドなどのスルホキソド類、及び、ヘキサ
メチルホスホリルアミド、ヘキサエチルホスホリルアミ
ドなどのN置換ホスホリルアミド類、N,N’−ジメチ
ルイミダゾリジノンなどのN置換イミダゾリジノン類、
およびこれらの混合物が挙げられる。また、溶媒中の水
分は、イソシアナート基と反応するため、蒸留あるいは
モレキュラ−シ−ブズ等の脱水剤を用いて脱水、精製す
ることが望ましい。
【0019】ジアミンは、末端イソシアナートプレポリ
マーと鎖延長するものであり、分子中にイソシアナート
基と反応できる1級または2級のアミノ基を2個有する
ものであれば良いが、鎖延長剤として、例えば、エチレ
ンジアミン、ヒドラジン、プロピレンジアミン、トリメ
チレンジアミン、N−メチルトリメチレンジアミン、テ
トラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p−
フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、m−ト
リレンジアミン、p−トリレンジアミン、m−キシリレ
ンジアミン、p−キシリレンジアミン、4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、2,4’−ジアミノジフェニル
メタン、3,3’−ジクロル−4,4’−ジアミノジフ
ェニルメタン、1,5−ナフチレンジアミン、ピペラジ
ン、1,4−シクロヘキシルジアミンなどの無機あるい
は有機のジアミン類が用いられる他、アミド基を分子中
に2個有する化合物や尿素およびその誘導体も使用可能
である。モノアミンは、分子中にイソシアナート基と反
応できるアミノ基を1個有するものであり、例えば、ジ
エチルアミン、ジブチルアミン、ピペリジン、アニリン
などが使用できる。
【0020】第2工程の鎖延長反応は、末端イソシアナ
ートプレポリマーの溶液にイソシアナート基の当量より
少ないジアミン溶液を装入して反応後、モノアミンを装
入して反応を終了させても良く、また、始めからジアミ
ン/モノアミン混合溶液を装入して反応させ、最後にモ
ノアミン溶液を装入して反応を終了させても良く、さら
に、始めから過剰量のジアミン/モノアミンの混合溶液
を挿入して反応させても良い。また、逆に鎖延長剤、末
端停止剤の溶液に末端イソシアナートプレポリマーを装
入し、反応させても良い。なお、増粘が停止したら、加
温しても良い。第2工程の反応温度はイソシアナート基
とアミノ基の反応が速いため、室温以下、好ましくは1
5℃以下で反応を行う事が望ましい。必要があれば、氷
冷等の措置を行っても良い。
【0021】本発明方法によれば、紡糸用原液、フィル
ムあるいは成型用の溶液、等に好適に使用できるポリマ
ー濃度10%〜60%のポリウレタン溶液を製造でき
る。本発明方法においては、公知の添加剤、たとえば、
染料、顔料、酸化防止剤、つや消し剤、帯電防止剤、紫
外線吸収剤等を得られたポリウレタン溶液に添加するこ
とも出来る。本発明方法に於いてポリウレタン溶液より
成形物を製造する際に溶媒を除去する方法としては、ポ
リウレタン溶液を水、あるいは水/有機溶媒混合系に入
れ、溶解することにより溶媒を除去する方法でもよく、
また、ポリウレタン溶液を高温中、真空中に入れ蒸発に
より溶媒を除去する方法でも良い。本発明方法における
成形物の形状は成形法により、フィルム、シート、糸状
体にすることができる。
【0022】本発明方法において酸分、加水分解性塩素
は、以下に示す測定法により測定した。 <酸分測定法>JIS K1556(トリレンジイソシ
アナート試験方法)記載の方法に準拠して行った。すな
わち、攪拌子を入れた300ミリリットルビーカ−にプ
ロピルアルコール100ミリリットルをはかり込み、マ
グネチックスターラー上に乗せてかき混ぜながら試料を
加え、速やかに時計皿でビーカーを覆い、30℃で20
分反応させる。液温を20℃に保ってカロメル電極とガ
ラス電極を装入し、N/100アルコール性水酸化カリ
ウム溶液を0.05ミリリットルずつ滴下し、得られた
滴定曲線の変曲点を終点とする。この試験には同一条件
で空試験を行う。 <HC分測定法>JIS K1556(トリレンジイソ
シアナート試験方法)記載の方法に準拠して行った。す
なわち、攪拌子を入れた300ミリリットルビーカ−に
プロピルアルコール100mlをはかり込み、マグネチ
ックスターラー上に乗せてかき混ぜながら試料を加え、
速やかに時計皿でビーカーを覆い、白色の結晶が析出し
始めたら水100mlを加え、その液面の高さに印をつ
け、30分煮沸し、20℃まで、冷却する。液温を20
℃に保って時計皿とビーカーの壁面を水で洗い、さらに
水を加えて先に印のつけたところまで液面をそろえ、攪
拌子でかき混ぜながら硝酸10滴を加えて指示電極を入
れる。一方、参照電極を別に作った30%硝酸アンモニ
ウム溶液中に入れ、両者を塩酸で連絡し、電位差適定装
置またはmVスケールにセットしたpHメーターに接続
し、N/100硝酸銀溶液を用いて滴定し、得られた滴
定曲線の変曲点を終点とする。この試験には同一条件で
空試験を行う。
【0023】
【実施例】つぎに、本発明を実施例により更に詳細に説
明するが、これらの実施例は本発明を限定するものでは
ない。実施例及び比較例の結果を表1示す。例中特に断
らない限りすべての部および比率は重量基準による。
【0024】
【表1】
【0025】実施例、比較例の物性測定は、下記の方法
及び装置によって求めた。 フィルムの物性測定:フィルムの引っ張り強度、伸度
は、25℃においてテンシロンにより測定した(伸長速
度は、毎分300mm)。 応力緩和率:応力緩和率は、以下の手順にしたがって
算出する。試験片を300%伸長後、1分間放置し、つ
いで元の位置に戻して3分間放置する。これをくり返
し、5回目の1分間放置後の応力と1回目の300%伸
長時の応力の比を以下の計算式により計算する(JIS
L−1096を応用した)。 応力緩和率=100×(T−T’)/T (T:1回目300%伸長時の応力、T’:5回目1分
間放置後の応力)
【0026】実施例1 数平均分子量1984のポリヘキサメチレングリコ−ル
(以下PTMEGとする)1177部と、4,4’−M
DI 95%と2,4’−MDI 5%(ガスクロ面積
比)からなる、酸分、加水分解性塩素の和が7ppmで
ある有機ジイソシアナート(三井東圧化学(株)製)2
23部とをガラス製反応器に仕込み後、窒素気流下85
℃で120分反応させ、末端イソシアナートプレポリマ
ー(以下プレポリマーと称する)を製造した。反応後、
トルクメ−タ−の付いている反応器にプレポリマー、
N,N−ジメチルホルムアミド(以下DMFと称する)
1400部を装入して攪拌、溶解後、反応器を氷冷し
た。反応器の中に、あらかじめエチレンジアミン15.
3部、ジエチルアミン4.1部、DMF4180部を混
合しておいた溶液を1分以内で加え、15℃以下で反応
を行った。トルクメ−タ−の値が安定したら氷冷をや
め、添加剤として酸化防止剤のノクラックNS−30
(大内新興化学工業(株)製)28.0部、T−328
(チバガイギ−社製)9.8部を添加し、後反応として
反応器の温度を50℃まで上昇させてて透明なポリウレ
タン溶液を得た。反応後のポリマー濃度は20%であっ
た。このポリウレタン溶液の合成直後の粘度は25℃で
5800センチポイズ(cps 25℃)であった。こ
の溶液の25℃における粘度の値を測定した。さらに、
25℃における経時変化を目視により測定したところ3
0日以上極度な増粘、白濁等がなく安定であった。
【0027】また、製造されたポリウレタン溶液をガラ
ス板上にキャストした後、100℃で6時間乾燥を行
い、厚さ100μmのフィルムを製造し、物性試験に供
した。フィルムの物性は引っ張り強度が725kg毎平
方センチメートル、伸度は690%、応力緩和率は16
%で、充分に高物性であり、しかも、ヒステリシスロス
の少ないフィルムであることが分かった。
【0028】実施例2 実施例1と同一の反応器、反応条件にて、使用する溶媒
をジメチルアセトアミド(以下DMAcという)に変え
る以外は同様にしてポリウレタン溶液を製造し、フィル
ムを製造した。合成直後のポリウレタン溶液の粘度は3
900cps(25℃)であった。また、このポリウレ
タン溶液は25℃に放置したところ、極端な粘度上昇や
ゲル化、白濁等がなく30日間以上安定であった。ま
た、フィルムの物性は引っ張り強度が732kg毎平方
センチメートル、伸度は690%、応力緩和率は17%
で、充分に高物性であり、ヒステリシスロスの少ないフ
ィルムであることが分かった。
【0029】実施例3〜4 実施例1と同一の反応器、反応条件にて、使用する有機
ジイソシアナートの2,4’−MDIの含量を3%、3
5%(ガスクロ面積比)と変えてポリウレタン溶液を製
造した。それぞれの有機ジイソシアナートの酸分、加水
分解性塩素の和はそれぞれ9ppm、6ppmであっ
た。粘度はそれぞれ4800cps、4200cpsで
あった。また、このポリウレタン溶液は25℃に放置し
たところ、極端な粘度上昇やゲル化、白濁等がなく30
日間以上安定であった。また、フィルムの物性は引っ張
り強度がそれぞれ713kg毎平方センチメートル、6
90kg毎平方センチメートル、伸度はそれぞれ710
%、685%、応力緩和率はそれぞれ15%、14%
で、充分に高物性であり、ヒステリシスロスの少ないフ
ィルムであることが分かった。
【0030】比較例1 実施例1と同一の反応器、反応条件にて、使用する有機
ジイソシアナートの2,4’−MDIの含量が1%、
4,4’−MDIが99%(ガスクロ面積比)であり、
酸分、加水分解性塩素の和が9ppmの有機ジイソシア
ナートを用いてポリウレタン溶液を製造し、フィルムを
製造した。合成直後の粘度は6600cpsであった。
このポリウレタン溶液は25℃に放置しておくと3日後
にゲル化したことから、実施例と比較して安定性はなか
った。また、フィルムの物性は引っ張り強度が738k
g毎平方センチメートル、伸度は680%、応力緩和率
は23%であり、引っ張り強度は大きいが、ヒステリシ
スロスの大きいフィルムであることが分かった。
【0031】比較例2〜3 実施例1と同一の反応器、反応条件にて、使用する有機
ジイソシアナートの2,4’−MDIの含量がそれぞれ
5%、35%(ガスクロ面積比)であり、酸分、加水分
解性塩素の和がそれぞれ60ppm、100ppm、の
有機ジイソシアナートを用いてポリウレタン溶液を製造
した。合成直後の粘度はそれぞれ6200cps、48
00cpsであった。また、このポリウレタン溶液は2
5℃に放置しておくとそれぞれ10日後、12日後にゲ
ル化したことから、実施例と比較して安定性はなかっ
た。また、フィルムの物性は引っ張り強度がそれぞれ7
09kg毎平方センチメートル、676kg毎平方セン
チメートル、伸度はそれぞれ702%、681%、応力
緩和率はそれぞれ29%、28%であり、どちらもヒス
テリシスロスの大きいフィルムであることが分かった。
【0032】実施例5 数平均分子量1005のPTMEG1020部と、4,
4’−MDI95%と2,4’−MDI5%(ガスクロ
面積比)からなる、酸分、加水分解性塩素の和が7pp
mである有機ジイソシアナート380部とをガラス製反
応器に仕込み後、窒素気流下85℃で120分反応さ
せ、プレポリマーを製造した。反応後、トルクメ−タ−
の付いている反応器にプレポリマー、N,N’−ジメチ
ルホルムアミド(以下DMFという)1400部を装入
して攪拌、溶解後、反応器を氷冷した。反応器の中に、
あらかじめエチレンジアミン26.4部、ジエチルアミ
ン7.1部、DMF4180部を混合しておいた溶液を
1分以内で加え、反応を行った。後反応、添加剤の添
加、測定は実施例1と同様に行った。合成直後の粘度は
5000cpsであった。このポリウレタン溶液は25
℃に放置したところ30日以上安定であった。また、フ
ィルムの物性は引っ張り強度がそれぞれ760kg毎平
方センチメートル、伸度はそれぞれ650%、応力緩和
率は19%であり、充分に高物性であり、ヒステリシス
ロスの少ないフィルムであることが分かった。
【0033】比較例4 2,4’−MDIの含量が5%、4,4’−MDIの含
量が95%(ガスクロ面積比)であり、酸分、加水分解
性塩素の和がそれぞれ60ppm有機ジイソシアナート
を用いて実施例5と同様にしてポリウレタン溶液を製造
した。合成直後の粘度は5100cpsであった。この
ポリウレタン溶液は25℃に放置したところ10日後に
ゲル化した。また、フィルムの物性は引っ張り強度が7
46kg毎平方センチメートル、伸度は610%、応力
緩和率は31%であり、ヒステリシスロスの大きいフィ
ルムであることが分かった。
【0034】実施例6 数平均分子量1995のポリエチレングリコ−ルアジペ
−ト(以下EGAという)1179部と、4,4’−M
DI95%と2,4’−MDI5%(ガスクロ面積比)
からなる、酸分、加水分解性塩素の和が7ppmである
有機ジイソシアナート222部とをガラス製反応器に仕
込み後、窒素気流下85℃で120分反応させ、プレポ
リマーを製造した。反応後、トルクメ−タ−の付いてい
る反応器にプレポリマー、N,N’−ジメチルホルムア
ミド(以下DMFという)1400部を装入して攪拌、
溶解後、反応器を氷冷した。反応器の中に、あらかじめ
エチレンジアミン15.3部、ジエチルアミン4.1
部、DMF4180部を混合しておいた溶液を1分以内
で加え、反応を行った。後反応、添加剤の添加、測定は
実施例1と同様に行った。合成直後の粘度は3800c
psであった。このポリウレタン溶液は25℃に放置し
たところ30日以上安定であった。また、フィルムの物
性は引っ張り強度が650kg毎平方センチメートル、
伸度はそれぞれ680%、応力緩和率は25%であり、
充分に高物性であり、ヒステリシスロスの少ないフィル
ムであることが分かった。
【0035】比較例5 2,4’−MDIの含量が5%、4,4’−MDIの含
量が95%(ガスクロ面積比)であり、酸分、加水分解
性塩素の和がそれぞれ60ppm有機ジイソシアナート
を用いて実施例6と同様にしてポリウレタン溶液を製造
した。合成直後の粘度は3900cpsであった。この
ポリウレタン溶液は25℃に放置したところ10日後に
ゲル化した。また、フィルムの物性は引っ張り強度が6
32kg毎平方センチメートル、伸度は672%、応力
緩和率は36%であり、ヒステリシスロスの大きいフィ
ルムであることが分かった。
【0036】
【発明の効果】本発明方法に従えば、ポリウレタン溶液
を製造する際に用いるイソシアナートとして、2,4’
−MDIを2〜50%含有する、酸分、加水分解性塩素
の少ない4,4’−MDIを用いることにより、従来の
ようなポリウレタン溶液の経時変化より発生するポリウ
レタン溶液のゲル化、白濁化を操作が繁雑にすることな
く、防ぐことが出来、さらに、溶液中、溶媒除去時のポ
リマーの凝集性、ミクロ相分離構造を制御することによ
り物性面でも優れた成形物を製造出来るので、弾性繊維
やフィルムを製造するための製造方法として好適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 恵子 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ジイソシアナートと活性水素を2個
    有する分子量250〜4000の直鎖状分子とを反応さ
    せてプレポリマーを製造したのち、有機溶媒中でジアミ
    ン、又はジアミンとモノアミンとの混合物を用いて鎖延
    長させてポリウレタンウレア溶液を製造し、有機溶媒を
    湿式又は乾式法で除去してポリウレタンウレア成形物を
    製造する際に、有機ジイソシアナートとして、(a)
    2,4’−体(2,2’−体を含む)を2〜50%含有
    し、残りが、4,4’−体であるジフェニルメタンジイ
    ソシアナート、であって、(b)酸分と加水分解性塩素
    の和が20ppm以下のものを用いることを特徴とする
    ポリウレタンウレア成形物の製造方法。
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