JPH08175944A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH08175944A JPH08175944A JP33588494A JP33588494A JPH08175944A JP H08175944 A JPH08175944 A JP H08175944A JP 33588494 A JP33588494 A JP 33588494A JP 33588494 A JP33588494 A JP 33588494A JP H08175944 A JPH08175944 A JP H08175944A
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- sodium
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- polyethylene glycol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温保存安定性に優れ、、長期間の保存後も
安定で使用感の良好なアルキル硫酸塩含有の口腔用組成
物を得る。 【構成】 アルキル硫酸塩とN−アシルメチルタウリン
塩とポリエチレングリコールとを併用して配合する。
安定で使用感の良好なアルキル硫酸塩含有の口腔用組成
物を得る。 【構成】 アルキル硫酸塩とN−アシルメチルタウリン
塩とポリエチレングリコールとを併用して配合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温安定性に優れ、長
期間の保存後も安定で使用感の良いアルキル硫酸塩含有
の口腔用組成物に関する。
期間の保存後も安定で使用感の良いアルキル硫酸塩含有
の口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
歯磨等の口腔用組成物にアルキル硫酸塩を配合すること
が行われているが、このアルキル硫酸塩含有の口腔用組
成物は、低温保存時にツブやシワが発生してしまうとい
う問題がある。この問題の改善策としては、例えばアシ
ルザルコシネートを添加する方法が特開平5−1557
44号公報に記載されているが、この場合は香味が悪く
なるという欠点がある。
歯磨等の口腔用組成物にアルキル硫酸塩を配合すること
が行われているが、このアルキル硫酸塩含有の口腔用組
成物は、低温保存時にツブやシワが発生してしまうとい
う問題がある。この問題の改善策としては、例えばアシ
ルザルコシネートを添加する方法が特開平5−1557
44号公報に記載されているが、この場合は香味が悪く
なるという欠点がある。
【0003】また、アルキル硫酸塩は、練歯磨よりも粘
度の低い液状歯磨に配合すると、低温保存時にゲル化や
不均一化が生じることがある。
度の低い液状歯磨に配合すると、低温保存時にゲル化や
不均一化が生じることがある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
低温安定性に優れ、長期間保存しても安定で、かつ泡立
ち及び香味が良く、使用感にも優れたアルキル硫酸塩含
有口腔用組成物を提供することを目的とする。
低温安定性に優れ、長期間保存しても安定で、かつ泡立
ち及び香味が良く、使用感にも優れたアルキル硫酸塩含
有口腔用組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、アルキル硫
酸塩とN−アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリ
コールとを併用することにより、意外にもこれら三成分
が相乗的に作用して、低温保存後にツブ、シワが発生し
たり、粘度の低い液状歯磨として調製して低温保存した
場合にゲル化や不均一化が生じることがなく、低温安定
性に優れ、長期間保存後も安定で泡立ちが良く、香味も
良好であり、使用感にも優れた口腔用組成物が得られる
ことを知見した。
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、アルキル硫
酸塩とN−アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリ
コールとを併用することにより、意外にもこれら三成分
が相乗的に作用して、低温保存後にツブ、シワが発生し
たり、粘度の低い液状歯磨として調製して低温保存した
場合にゲル化や不均一化が生じることがなく、低温安定
性に優れ、長期間保存後も安定で泡立ちが良く、香味も
良好であり、使用感にも優れた口腔用組成物が得られる
ことを知見した。
【0006】即ち、N−アシルメチルタウリン塩は、口
腔粘膜に優しい発泡剤として知られており、これをアル
キル硫酸塩と併用することも公知である(特開昭56−
140913号公報)が、N−アシルメチルタウリン塩
をアルキル硫酸塩に併用しただけでは低温安定性は十分
改善されない。ところが、このようなアルキル硫酸塩と
N−アシルメチルタウリン塩とを併用した系にポリエチ
レングリコールを配合した場合、他の多価アルコール
類、例えばグリセリン、ソルビトール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどでは低温安定性が改良されず、また単にアルキル
硫酸塩にポリエチレングリコールを配合しただけでは全
く効果がないにもかかわらず、優れた低温安定性を与え
るという予想外の効果が得られることを知見し、本発明
をなすに至ったものである。
腔粘膜に優しい発泡剤として知られており、これをアル
キル硫酸塩と併用することも公知である(特開昭56−
140913号公報)が、N−アシルメチルタウリン塩
をアルキル硫酸塩に併用しただけでは低温安定性は十分
改善されない。ところが、このようなアルキル硫酸塩と
N−アシルメチルタウリン塩とを併用した系にポリエチ
レングリコールを配合した場合、他の多価アルコール
類、例えばグリセリン、ソルビトール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどでは低温安定性が改良されず、また単にアルキル
硫酸塩にポリエチレングリコールを配合しただけでは全
く効果がないにもかかわらず、優れた低温安定性を与え
るという予想外の効果が得られることを知見し、本発明
をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、アルキル硫酸塩とN−
アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリコールとを
併用してなることを特徴とする口腔用組成物を提供す
る。
アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリコールとを
併用してなることを特徴とする口腔用組成物を提供す
る。
【0008】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨等の練状口腔用組
成物、液状歯磨、水歯磨、洗口剤等の液状口腔用組成物
として調製し得るもので、アルキル硫酸塩とN−アシル
メチルタウリン塩とポリエチレングリコールとを併用し
てなるものである。
と、本発明の口腔用組成物は、練歯磨等の練状口腔用組
成物、液状歯磨、水歯磨、洗口剤等の液状口腔用組成物
として調製し得るもので、アルキル硫酸塩とN−アシル
メチルタウリン塩とポリエチレングリコールとを併用し
てなるものである。
【0009】ここで、アルキル硫酸塩としては、アルキ
ル基の炭素数が8〜16のもの、例えばラウリル硫酸ナ
トリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
ル基の炭素数が8〜16のもの、例えばラウリル硫酸ナ
トリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0010】上記アルキル硫酸塩の配合量は、組成物全
体の0.2〜5%(重量%、以下同様)、特に0.8〜
3%とすることが好ましい。アルキル硫酸塩の配合量が
0.2%未満では、アルキル硫酸塩による十分な泡立ち
性を確保できず、N−アシルメチルタウリン塩を添加し
ても泡立ちを十分に改良ことができない場合があり、5
%より多く配合すると、味が悪くなり使用に耐えなかっ
たり、N−アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリ
コールとの併用効果も十分発揮されない場合がある。
体の0.2〜5%(重量%、以下同様)、特に0.8〜
3%とすることが好ましい。アルキル硫酸塩の配合量が
0.2%未満では、アルキル硫酸塩による十分な泡立ち
性を確保できず、N−アシルメチルタウリン塩を添加し
ても泡立ちを十分に改良ことができない場合があり、5
%より多く配合すると、味が悪くなり使用に耐えなかっ
たり、N−アシルメチルタウリン塩とポリエチレングリ
コールとの併用効果も十分発揮されない場合がある。
【0011】また、N−アシルメチルタウリン塩として
は、アシル基の炭素数が8〜16、特に12〜14のも
のが好適であり、アシル基の炭素数が8より小さいもの
は、組成物の味を悪くしてしまう場合があり、16より
大きいものは発泡性が低下してしまう場合がある。
は、アシル基の炭素数が8〜16、特に12〜14のも
のが好適であり、アシル基の炭素数が8より小さいもの
は、組成物の味を悪くしてしまう場合があり、16より
大きいものは発泡性が低下してしまう場合がある。
【0012】N−アシルメチルタウリンの塩としては、
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム、有機アミン塩などが挙げられる。
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム、有機アミン塩などが挙げられる。
【0013】このようなN−アシルメチルタウリン塩と
して具体的には、N−ミリストイルメチルタウリンナト
リウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N
−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等が例示され
る。
して具体的には、N−ミリストイルメチルタウリンナト
リウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N
−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム等が例示され
る。
【0014】N−アシルメチルタウリン塩の配合量は、
アルキル硫酸塩/N−アシルメチルタウリン塩のモル比
が10:1〜1:2、特に5:1〜1:1となる範囲が
好適である。アルキル硫酸塩/N−アシルメチルタウリ
ン塩比が10を超えると、N−アシルメチルタウリン
塩、ポリエチレングリコールの効果が及ばない場合があ
り、1/2未満になると泡立ちが悪くなる場合がある。
アルキル硫酸塩/N−アシルメチルタウリン塩のモル比
が10:1〜1:2、特に5:1〜1:1となる範囲が
好適である。アルキル硫酸塩/N−アシルメチルタウリ
ン塩比が10を超えると、N−アシルメチルタウリン
塩、ポリエチレングリコールの効果が及ばない場合があ
り、1/2未満になると泡立ちが悪くなる場合がある。
【0015】更に、ポリエチレングリコールとしては、
重合度が200〜6000、特に400〜4000のも
のが好適である。重合度が200より低い重合度のもの
は刺激性がある場合があり、6000を超える重合度の
ものは水性/油性バランスが水性側に偏りすぎて効果が
十分に発揮されない場合がある。
重合度が200〜6000、特に400〜4000のも
のが好適である。重合度が200より低い重合度のもの
は刺激性がある場合があり、6000を超える重合度の
ものは水性/油性バランスが水性側に偏りすぎて効果が
十分に発揮されない場合がある。
【0016】ポリエチレングリコールの配合量は、組成
物全体の0.05〜5%、特に0.2〜4%が好適であ
る。ポリエチレングリコールの配合量が0.05%未満
では効果が不十分となる場合があり、5%を超えて配合
すると味が悪くなる場合がある。
物全体の0.05〜5%、特に0.2〜4%が好適であ
る。ポリエチレングリコールの配合量が0.05%未満
では効果が不十分となる場合があり、5%を超えて配合
すると味が悪くなる場合がある。
【0017】本発明の口腔用組成物には、上記必須成分
以外にその剤型に応じてその他の任意成分を配合するこ
とができる。例えば、歯磨組成物の場合には、研磨剤と
してリン酸水素カルシウム・二水和物、リン酸水素カル
シウム・無水和物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシ
ウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結
晶性シリカ、沈降性無定形シリカ、アルミノシリケー
ト、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、微結晶セ
ルロース、レジン、第三リン酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、ゼオライト等の基材の1種又は2種以上を混
合して用いることができる。
以外にその剤型に応じてその他の任意成分を配合するこ
とができる。例えば、歯磨組成物の場合には、研磨剤と
してリン酸水素カルシウム・二水和物、リン酸水素カル
シウム・無水和物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシ
ウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結
晶性シリカ、沈降性無定形シリカ、アルミノシリケー
ト、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、微結晶セ
ルロース、レジン、第三リン酸マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、ゼオライト等の基材の1種又は2種以上を混
合して用いることができる。
【0018】また、任意成分としてカルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸
塩、カラゲナン、アラビアガム、キサンタンガム、ポリ
ビニルアルコール、ゼラチン等の粘結剤、ソルビトー
ル、グリセリン、ブロピレングリコール等の粘稠剤、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナ
ッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、N−ラ
ウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルジエタノ
ールアミド、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤、ペパー
ミント、スペアミント等の製油、l−メントール、カル
ボン、オイゲノール、アネトール等の香料素材などの香
料、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘス
ペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラル
チン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチ
ン等の甘味剤、防腐剤、塩化リゾチーム、デキストラナ
ーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロロヘキシジン又はそ
の塩、ソルビン酸、アレキシジン、ヒノキチオール、塩
化セチルピリジニウム、塩化ブンゼトニウム、トリクロ
サン、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキ
サム酸、アズレン、ビタミンE、モノフルオロリン酸ナ
トリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第一錫、水溶性第
一又は第二リン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、ヘキサメタリン酸塩、第四アンモニウム化合物、塩
化ナトリウム等の有効成分等、溶剤としてエタノール、
水等を配合し得る。なお、これら任意成分の配合量は、
本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができ
る。
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸
塩、カラゲナン、アラビアガム、キサンタンガム、ポリ
ビニルアルコール、ゼラチン等の粘結剤、ソルビトー
ル、グリセリン、ブロピレングリコール等の粘稠剤、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナ
ッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、N−ラ
ウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルジエタノ
ールアミド、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤、ペパー
ミント、スペアミント等の製油、l−メントール、カル
ボン、オイゲノール、アネトール等の香料素材などの香
料、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘス
ペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラル
チン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチ
ン等の甘味剤、防腐剤、塩化リゾチーム、デキストラナ
ーゼ、溶菌酵素、ムタナーゼ、クロロヘキシジン又はそ
の塩、ソルビン酸、アレキシジン、ヒノキチオール、塩
化セチルピリジニウム、塩化ブンゼトニウム、トリクロ
サン、アラントイン、ε−アミノカプロン酸、トラネキ
サム酸、アズレン、ビタミンE、モノフルオロリン酸ナ
トリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第一錫、水溶性第
一又は第二リン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸
塩、ヘキサメタリン酸塩、第四アンモニウム化合物、塩
化ナトリウム等の有効成分等、溶剤としてエタノール、
水等を配合し得る。なお、これら任意成分の配合量は、
本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、低温安定性に
優れ、長期間保存後も安定で泡立ちが良く香味も良好で
あり、使用感にも優れているもので、各種剤型に調製し
て幅広く使用することができる。
優れ、長期間保存後も安定で泡立ちが良く香味も良好で
あり、使用感にも優れているもので、各種剤型に調製し
て幅広く使用することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
る。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
る。
【0021】〔実験例〕練歯磨の低温安定性と使用感 表1に示す種類及び配合量のアルキル硫酸ナトリウム、
N−アシルメチルタウリン塩、ポリエチレングリコール
を使用して下記組成の練歯磨を調製し、0℃で3週間低
温保存後、練歯磨の外観及び使用感を下記基準に従って
評価した。結果を表1に示す。練歯磨の組成 リン酸カルシウム 50.0% ソルビトール(70%) 30.0 ラウリル硫酸ナトリウム(SDS) 表1に示す量 表1に示すN−アシルメチルタウリン塩 表1に示す量 表1に示すポリエチレングリコール(PEG) 表1に示す量 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 防腐剤 0.5精製水 残 合計 100.0% 外観は練歯磨のツブやシワを目視にて判定した。 外観: ◎ ツブ、シワが全くなく良い。 ○ ツブ、シワが若干認められるが、問題とならない。 △ ツブ、シワが認められ、やや問題がある。 × ツブ、シワがあり悪い。 使用感は実使用を行い官能評価を行った。 使用感(味) : ○ 良い × 悪い 使用感(泡立ち): ◎ 非常に良い(十分な泡立ちが
ある) ○ 良い(やや少ないが許容範囲内) △ やや悪い(不十分) × 悪い(全く不足) 表1の結果より、本発明の練歯磨は、外観、使用感とし
ての味及び泡立ちに優れていることが確認された。
N−アシルメチルタウリン塩、ポリエチレングリコール
を使用して下記組成の練歯磨を調製し、0℃で3週間低
温保存後、練歯磨の外観及び使用感を下記基準に従って
評価した。結果を表1に示す。練歯磨の組成 リン酸カルシウム 50.0% ソルビトール(70%) 30.0 ラウリル硫酸ナトリウム(SDS) 表1に示す量 表1に示すN−アシルメチルタウリン塩 表1に示す量 表1に示すポリエチレングリコール(PEG) 表1に示す量 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 防腐剤 0.5精製水 残 合計 100.0% 外観は練歯磨のツブやシワを目視にて判定した。 外観: ◎ ツブ、シワが全くなく良い。 ○ ツブ、シワが若干認められるが、問題とならない。 △ ツブ、シワが認められ、やや問題がある。 × ツブ、シワがあり悪い。 使用感は実使用を行い官能評価を行った。 使用感(味) : ○ 良い × 悪い 使用感(泡立ち): ◎ 非常に良い(十分な泡立ちが
ある) ○ 良い(やや少ないが許容範囲内) △ やや悪い(不十分) × 悪い(全く不足) 表1の結果より、本発明の練歯磨は、外観、使用感とし
ての味及び泡立ちに優れていることが確認された。
【0022】
【表1】
【0023】〔実験例2〕表2に示す種類及び配合量の
アルキル硫酸ナトリウム、N−アシルメチルタウリン
塩、ポリエチレングリコールを使用して下記組成の液状
歯磨を調製し、0℃で3週間低温保存時の流動性及び外
観を下記基準に従って評価した。結果を表2に示す。液状歯磨の組成 無水ケイ酸 20.0% ソルビトール(70%) 65.0 ラウリル硫酸ナトリウム 表1に示す量 表1に示すN−アシルメチルタウリン塩 表1に示す量 表1に示すポリエチレングリコール 表1に示す量 サッカリンナトリウム 0.15 キサンタンガム 0.4 防腐剤 0.5精製水 残 合計 100.0% 流動性は容器を逆さまにしたときの流れを目視にて判定
した。 流動性: ◎ 非常に良い(容器を逆さまにしたときす
ぐ流れる) ○ 良い(ややゆっくり流れる) △ やや悪い(非常にゆっくり流れる) × 悪い(流れない) 均一性については目視にて判定した。 均一性: ○ 目視で完全に均一 △ やや不均一な層が認められる × ゲル層とゾル層に完全に分離 表2の結果より、本発明の液状歯磨は、流動性及び均一
性に優れていることが確認された。
アルキル硫酸ナトリウム、N−アシルメチルタウリン
塩、ポリエチレングリコールを使用して下記組成の液状
歯磨を調製し、0℃で3週間低温保存時の流動性及び外
観を下記基準に従って評価した。結果を表2に示す。液状歯磨の組成 無水ケイ酸 20.0% ソルビトール(70%) 65.0 ラウリル硫酸ナトリウム 表1に示す量 表1に示すN−アシルメチルタウリン塩 表1に示す量 表1に示すポリエチレングリコール 表1に示す量 サッカリンナトリウム 0.15 キサンタンガム 0.4 防腐剤 0.5精製水 残 合計 100.0% 流動性は容器を逆さまにしたときの流れを目視にて判定
した。 流動性: ◎ 非常に良い(容器を逆さまにしたときす
ぐ流れる) ○ 良い(ややゆっくり流れる) △ やや悪い(非常にゆっくり流れる) × 悪い(流れない) 均一性については目視にて判定した。 均一性: ○ 目視で完全に均一 △ やや不均一な層が認められる × ゲル層とゾル層に完全に分離 表2の結果より、本発明の液状歯磨は、流動性及び均一
性に優れていることが確認された。
【0024】
【表2】
【0025】 〔実施例1〕練歯磨 プロピレングリコール 3.0% ポリエチレングリコール#400 1.0 カルボキシメチルセルロース 1.2 カラギーナン 0.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 ソルビット 35 サッカリンナトリウム 0.1 トラネキサム酸 0.05 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8 水酸化アルミニウム 45 アルミナ 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3 香料 1.0精製水 残 合計 100.0%
【0026】 〔実施例2〕液状歯磨 ポリエチレングリコール#400 3.0 カルボキシメチルセルロース 1.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.01 ソルビット 50 グリセリン 15 サッカリンナトリウム 0.2 NaF 0.21 シリカ 20 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ラウロイルジエタノールアマイド 0.3 N−ミリストイルメチルタウリンナトリウム 0.3 香料 0.8精製水 残 合計 100.0%
【0027】 〔実施例3〕練歯磨 ポリエチレングリコール#400 2.5 キサンタンガム 0.5 ポリアクリル酸ナトリウム 0.5 パラオキシ安息香酸ブチル 0.03 ソルビット 34 サッカリンナトリウム 0.1 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8 リン酸水素カルシウム 45 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 モノラウリン酸デカグリセリル 0.5 N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.3 香料 1.2精製水 残 合計 100.0%
【0028】 〔実施例4〕練歯磨 プロピレングリコール 3.0% ポリエチレングリコール#4000 0.3 カルボキシメチルセルロース 1.2 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.12 ソルビット 32 サッカリンナトリウム 0.15 トラネキサム酸 0.05 グリチルリチン酸二カリウム 0.05 水酸化アルミニウム 42 二酸化チタン 0.5 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.5 香料 1.0精製水 残 合計 100.0%
【0029】 〔実施例5〕練歯磨 プロピレングリコール 3.0% ポリエチレングリコール#400 0.5 キサンタンガム 0.6 カラギーナン 0.4 ソルビット 25 サッカリンナトリウム 0.1 トラネキサム酸 0.05 塩化ナトリウム 10 炭酸カルシウム 48 アルミナ 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ポリオキシエチレン(n=20)硬化ヒマシ油 0.3 N−ミリストイルメチルタウリンナトリウム 0.6 香料 0.9精製水 残 合計 100.0%
【0030】 〔実施例6〕練歯磨 プロピレングリコール 2.5% ポリエチレングリコール#4000 0.7 カルボキシメチルセルロース 0.8 カラギーナン 0.4 パラオキシ安息香酸メチル 0.15 グリセリン 22 サッカリンナトリウム 0.3 リン酸水素カルシウム 52 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 1.0 香料 0.8精製水 残 合計 100.0%
【0031】 〔実施例7〕練歯磨 プロピレングリコール 3.0 ポリエチレングリコール#4000 0.5 カルボキシメチルセルロース 0.8 カラギーナン 0.2 パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 グリセリン 24 サッカリンナトリウム 0.04 トラネキサム酸 0.05 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8 シリカ 18 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.3 N−ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3 香料 1.1精製水 残 合計 100.0%
【0032】 〔実施例8〕練歯磨 プロピレングリコール 2.5% ポリエチレングリコール#400 1.0 キサンタンガム 0.3 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 ソルビット 40 サッカリンナトリウム 0.05 水酸化アルミニウム 52 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.2 香料 1.0精製水 残 合計 100.0%
【0033】 〔実施例9〕練歯磨 ポリエチレングリコール#400 2.0 キサンタンガム 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.15 ソルビット 35 グリセリン 20 サッカリンナトリウム 0.12 炭酸カルシウム 42 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 モノラウリン酸デカグリセリル 0.3 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3 香料 1.2精製水 残 合計 100.0%
【0034】 〔実施例10〕液状歯磨 ポリエチレングリコール#400 4.0 キサンタンガム 0.2 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 ソルビット 40 サッカリンナトリウム 0.04 トラネキサム酸 0.05 グリチルリチン酸二カリウム 0.05 NaF 0.21 シリカ 20 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3 香料 0.8精製水 残 合計 100.0%
【0035】 〔実施例11〕液状歯磨 プロピレングリコール 3.0% ポリエチレングリコール#4000 1.0 キサンタンガム 0.1 ポリアクリル酸ナトリウム 0.6 グリセリン 30 サッカリンナトリウム 0.1 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8 シリカ 18 アルミナ 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2.3 N−ミリストイルメチルタウリンナトリウム 0.4 香料 0.6精製水 残 合計 100.0%
【0036】 〔実施例12〕洗口剤 ポリエチレングリコール#400 2.5 パラオキシ安息香酸ブチル 0.2 グリセリン 15 サッカリンナトリウム 0.15 トラネキサム酸 0.05 グリチルリチン酸二カリウム 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 0.8 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.2 エチルアルコール 8 香料 0.7精製水 残 合計 100.0%
【0037】 〔実施例13〕洗口剤 ポリエチレングリコール#4000 1.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 ソルビット 20 サッカリンナトリウム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 0.2 エチルアルコール 15 香料 1.0精製水 残 合計 100.0%
Claims (1)
- 【請求項1】 アルキル硫酸塩とN−アシルメチルタウ
リン塩とポリエチレングリコールとを併用してなること
を特徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33588494A JPH08175944A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33588494A JPH08175944A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08175944A true JPH08175944A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18293459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33588494A Pending JPH08175944A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08175944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003129097A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-05-08 | Shiseido Co Ltd | 洗浄剤組成物 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP33588494A patent/JPH08175944A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003129097A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-05-08 | Shiseido Co Ltd | 洗浄剤組成物 |
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