JPH08175516A - 円筒状体の梱包方法 - Google Patents

円筒状体の梱包方法

Info

Publication number
JPH08175516A
JPH08175516A JP32102294A JP32102294A JPH08175516A JP H08175516 A JPH08175516 A JP H08175516A JP 32102294 A JP32102294 A JP 32102294A JP 32102294 A JP32102294 A JP 32102294A JP H08175516 A JPH08175516 A JP H08175516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer peripheral
steel plate
adhesive tape
cylindrical body
peripheral steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32102294A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ebara
真 江原
Yasuhiro Yamada
恭裕 山田
Shigeki Taniguchi
茂樹 谷口
Kenji Iwano
健二 岩野
Masao Iwata
正雄 岩田
Masao Yamakawa
正夫 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWA CORP KK
JFE Steel Corp
Original Assignee
SHINWA CORP KK
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINWA CORP KK, Kawasaki Steel Corp filed Critical SHINWA CORP KK
Priority to JP32102294A priority Critical patent/JPH08175516A/ja
Publication of JPH08175516A publication Critical patent/JPH08175516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)
  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外周鋼板の巻き付け作業に不具合をきたすこと
がなく、また開梱性も良く、かつ良好な防水性が得られ
る円筒状体の梱包方法を提供する。 【構成】外装材である外周鋼板3の先端と円筒状体であ
る金属板コイル1との固定は接着剤26または両面接着
テープで行いない、外装材3の尾端と円筒状体1との固
定は片面接着テープ9で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば金属板材を巻
いてなる円筒状体の外周面に、これを保護するための外
装材を巻き付けて梱包する円筒状体の梱包方法の改良に
関し、特に円筒状体を能率良く安全に梱包できると共に
開梱性にも優れた梱包方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のボディ成形用の鋼板材
とか缶詰の外装成形用のブリキ材などの金属板は、一般
に円筒状に巻かれたコイルの状態で梱包されて、運搬あ
るいは保管される。この梱包材料には、主として紙また
は樹脂製の包装シートが用いられている。輸出向けの場
合は、船積み時などに荒っぽい取扱い(いわゆるラフハ
ンドリング)を受けることから、包装シートの上を更に
外装材で覆う。
【0003】図4,図5は輸出仕様の金属板コイルの梱
包体構造の一例を示すもので、図4は梱包体の外観斜視
図、図5はその断面図である。円筒状体である金属板コ
イル1は包装シート2により包まれている。更に包装シ
ート2の上から外装材により覆われる。この外装材とし
ては、外周面を覆う外周鋼板3、内周面を覆う内周鋼板
4、筒端面を覆う鋼板製の端面キャップ5、さらに内周
鋼板4の内周面に挿入されて内周鋼板4と端面キャップ
5との重ね合わせ部を補強する鋼板製の補強キャップ6
などが用いられている。
【0004】そして、上記外装材により包まれた後に、
図4に示すように鋼板ベルト7により締め付けられる。
鋼板ベルト7は内周鋼板4の内側から補強キャップ6の
外面を経て、さらに端面キャップ5の外縁の外周被覆面
5aから外周鋼板3の外面に掛け回されて締め付けられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の円筒状態の梱包
方法の場合、例えば金属板コイル1の外周面に巻き付け
る外装材としての外周鋼板3には、ロール状に巻かれた
鋼板コイルから被梱包体である金属板コイル1の外周長
に合わせて切断した長尺の鋼板か、あるいは金属板コイ
ル1の外周長より短い定尺の鋼板二枚をつなぎ合わせて
所要長さにしたものが使用される。そして、それらの外
周鋼板用板材の巻き付け先端部(以下、単に先端部とい
う)と巻き付け後端部(以下、単に後端部という)とに
それぞれ接着テープを貼付して金属コイル外周面に固定
するようにしている。
【0006】例えば本出願人が先に提案した特願平4−
119775号には、定尺に切った二枚の鋼板を接着テ
ープ又はスポット溶接で接合して金属コイルの外周長に
適合させた長さに形成した外周鋼板をローラコンベアで
外装装置に移送し、図6に示すようにその外周鋼板3の
先端部の金属板コイル1と対向する面3aの反対面3b
に片面接着テープ8を貼着すると共に、尾端部に片面接
着テープ9を貼着し、その後、さらに金属コイル1の下
にローラコンベアで移送して、先ず外周鋼板3の先端部
に貼着されている片面接着テープ8を圧接ローラ10で
金属板コイル1の外周面1aに押しつけて接着し、つい
で金属板コイル1を回転させて外周鋼板3を金属板コイ
ル1の外周面1aに巻装していき、一周したところで尾
端部に貼着されている片面接着テープ9を同じく圧接ロ
ーラ10で金属板コイル1の外周面1aに押しつけて接
着する(図7参照)ことにより、外周鋼板3を金属板コ
イル1の外周面1aに固定する方法が開示されている。
【0007】しかしながら、上記特願平4−11977
5号に示された従来の金属コイルのの梱包方法にあって
は、外周鋼板3の先端部に貼着された片面接着テープ8
はおよそ半分程外周鋼板3の先端からはみ出した状態の
ままローラコンベアやマグネットコンベアで搬送される
(図8参照)。その場合、図8に示すように、片面接着
テープ8のはみ出し部分が下方に反り返ってローラコン
ベア11に貼りついてしまい、金属板コイル1の外周に
外周鋼板3を巻き付ける作業に不具合をきたすことが多
いという問題点があった。
【0008】そこで、代案として外周鋼板3の先端部と
尾端部との金属板コイル1の外周面1aへの固定を、片
面接着テープ8ではなく接着剤(コールドグルー、ホッ
トメルト等)を使用して行うことが考えられる。しか
し、接着剤の場合は、外周鋼板3の尾端部幅方向の防水
性が、尾端部の全面を十分に覆う接着テープより劣ると
いう問題点がある。
【0009】また、機能上、接着剤の接着強度は接着テ
ープより強いものとせざるを得ないため、特に開梱の際
には、強固に接着されている外周鋼板の尾端部をつかん
で引き剥がす作業が著しく困難となってしまうという問
題点もある。そこで、この発明は、上記従来の問題点に
着目してなされたものであり、外周鋼板の巻き付け作業
に不具合をきたすことがなく、また開梱時の引き剥がし
性も良く、かつ良好な防水性が得られる円筒状体の梱包
方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の、円筒状体の
梱包方法は、円筒状体の外周に外装材を巻き付けて梱包
する梱包方法であって、外装材の巻き付け先端と円筒状
体との固定は接着剤または両面接着テープで行い、外装
材の巻き付け尾端と円筒状体との固定を片面接着テープ
で行うことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】この発明の円筒状体の梱包方法によれば、外装
材の先端と円筒状体との固定は接着剤または両面接着テ
ープで行う。この場合、接着剤または両面接着テープは
外周鋼板の先端部の円筒状体外周面に接する面に添付す
るので、従来の片面接着テープを使用した場合における
外周鋼板先端からの接着テープのはみ出しはない。した
がって、はみ出した粘着テープが搬送装置に貼りついて
その後の外周鋼板の巻き付け作業に不具合をきたすとい
う現象は生じない。
【0012】また、この発明の円筒状体の梱包方法によ
れば、外装材の尾端と円筒状体との固定は片面接着テー
プで行う。これにより、外周鋼板の尾端部を幅方向の全
面にわたって接着テープで被覆して固定するので、尾端
部の固定個所は片面接着テープで全面的に密封され水分
の侵入する余地はなく、十分な防水性が確保される。ま
た、被覆した片面接着テープはそれほど大きな力を加え
ずに被貼付面から引き剥がすことができるから、梱包さ
れたものを開梱する際には、外周鋼板の尾端部の片面接
着テープを引き剥がすことにより容易に外周鋼板と円筒
状体との固定を解除できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の方法を適用した一実施例を示す
外周鋼板の平面図、図2は外装梱包装置の一例を示す斜
視図、図3は図1の外周鋼板用いて行う金属コイルの外
周梱包作業の態様を説明する模式図である。
【0014】この実施例では、梱包対象である円筒状体
として図4,5に示した輸出仕様のブリキ原板コイル
(TMBP:Tin Mill Black Plate)を用いた(以下、
金属板コイル1という)。また、内装の包装シート2に
は、気化性防錆材(VCI:Volatile CorrosionInhibi
tor)を貼り合わせた紙製シートを用いた。
【0015】包装シート2で包んで常法通りの内装梱包
を行った金属板コイル1の外周面1aを外装する外周鋼
板3は、図2に示す外周鋼板装着装置20にローラコン
ベア11で搬送されてきて所定位置にセットされる。図
示の外周鋼板装着装置20は、ローラコンベア11の他
に、ピンチローラ21と、このピンチローラ21の後段
に配置されたテープ貼着部22及び図示されない接着剤
塗布装置と、さらに後段側において金属板コイル1の下
方に配置され外周鋼板3を金属板コイル1の外周面1a
に対し圧接する二つの圧接ローラ(圧接位置と退避位置
との間に移動可能)23,24等を備えており、金属板
コイル1が外周鋼板装着装置20の後端にトング式マン
ドレル25に回転可能に支持されている。
【0016】その外周鋼板装着装置20にセットした外
周鋼板3の先端部には、図1に示すように、金属板コイ
ル1の外周面1aに向き合う面3aに接着剤としてホッ
トメルト26を、接着剤塗布装置によりコイル幅方向に
長く塗布する。一方、金属板コイル1の尾端部には、前
記金属板コイル1の外周面1aに向き合う面3aとは反
対面3bに片面接着テープ9を、接着テープ貼着部22
によりコイル幅一杯にテープ幅のほぼ半幅分だけ貼着す
る。
【0017】その後、外周鋼板3をローラコンベア11
で予め所定位置にセットされている金属板コイル1の下
方に向けて搬送する。外周鋼板3の先端部が金属板コイ
ル1の下方に移動されたら圧接ローラ23,24を上昇
させ、外周鋼板3の先端部を金属板コイル1の外周面1
aに圧接して圧接ローラ23,24と金属板コイル1と
を回転させながら接着剤26により接着する(図3)。
【0018】この接着後も引き続き外周鋼板3をローラ
コンベア11で送り、金属板コイル1の外周面1aに外
周鋼板3を巻き付けていく。こうして外周鋼板3が金属
板コイル1の外周面1aに一巻きされると、外周鋼板3
の尾端部の片面接着テープ9が圧接ローラ23,24に
より金属板コイル1に圧接されて接着され、金属板コイ
ル1に対する外周鋼板3の外装が完了する。
【0019】こうして、外装材の巻装が完了した後、端
面キャップ等の後段の処理が施される。この実施例によ
れば、外装材である外周鋼板3の先端部と金属板コイル
1との固定を接着剤26で行ったことにより、従来は片
面接着テープを使用して問題になっていた点、すなわち
外周鋼板先端からのはみ出し接着テープがローラコンベ
ア11に貼りつく事故が皆無となり、オペレータの作業
負荷を大幅に低減することができた。
【0020】また、この実施例によれば、外装材である
外周鋼板3の尾端部と金属板コイル1との固定には片面
接着テープ9を用いたことにより、外周鋼板3の尾端を
その全幅にわたって完全に接着テープで被覆し、水分の
侵入する余地がないように全面的に密封された状態で固
定することができて、接着剤を用いた場合に比べて外周
鋼板3の幅方向の防水性が向上し、かつ、片面接着テー
プはそれほど大きな力を加えずに被貼付面から引き剥が
すことができて、梱包の開梱性も向上し、全体として梱
包品質を向上させることができた。
【0021】なお、上記実施例では、外周鋼板3の先端
部の接着にホットメルト接着剤を使用したが、これに限
るものではなく、コールドグルーや、或いは両面接着テ
ープなど、要は外周鋼板の先端部からはみ出さないで接
着機能を果たせるものであれば良い。また、上記実施例
は被梱包体として金属板コイルを対象とした場合を説明
したが、この発明の梱包方法は被梱包体がその他の円筒
状体の場合にも広く適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、外装材の先端と円筒状体との固定は接着剤または両
面接着テープで行うものとしたため、従来の片面接着テ
ープを使用した場合における外周鋼板先端からの接着テ
ープのはみ出しが皆無となり、はみ出した粘着テープが
搬送装置に貼りつくトラブルが防止でき梱包作業性が向
上するという効果を奏する。
【0023】また、この発明によれば、外装材の尾端部
と円筒状体との固定は片面接着テープで行うものとした
ため、当該尾端部をその全幅にわたり全面的に被覆する
ことが容易にできて外装梱包の防水性を十分に確保でき
ると共に、片面接着テープの引き剥がしが容易で開梱性
も良好になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法を適用した一実施例を示す外周
鋼板の平面図である。
【図2】外装梱包装置の一例を示す斜視図である。
【図3】図1の外周鋼板用いた外装梱包作業の態様を説
明する模式図である。
【図4】円筒状に巻き付けた金属板コイルが外装材に覆
われてなる梱包体の外観斜視図である。
【図5】図4に示す梱包体の構造を示す断面図である。
【図6】従来の片面接着テープによる外周鋼板の先端接
着を示す模式図である。
【図7】従来の片面接着テープによる外周鋼板の尾端接
着を示す模式図である。
【図8】従来の片面接着テープによる先端接着のトラブ
ルを示す模式図である。
【符号の説明】
1 円筒状体(金属板コイル) 1a 外周面 3 外装材(外周鋼板) 9 片面接着テープ 26 接着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 恭裕 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 谷口 茂樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 岩野 健二 千葉県千葉市中央区今井2−18−6 株式 会社シンワコーポレーション内 (72)発明者 岩田 正雄 千葉県千葉市中央区今井2−18−6 株式 会社シンワコーポレーション内 (72)発明者 山川 正夫 千葉県千葉市中央区今井2−18−6 株式 会社シンワコーポレーション内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状体の外周に外装材を巻き付けて梱
    包する梱包方法であって、外装材の巻き付け先端と円筒
    状体との固定は接着剤または両面接着テープで行い、外
    装材の巻き付け尾端と円筒状体との固定を片面接着テー
    プで行うことを特徴とする円筒状体の梱包方法。
JP32102294A 1994-12-22 1994-12-22 円筒状体の梱包方法 Pending JPH08175516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32102294A JPH08175516A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 円筒状体の梱包方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32102294A JPH08175516A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 円筒状体の梱包方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08175516A true JPH08175516A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18127927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32102294A Pending JPH08175516A (ja) 1994-12-22 1994-12-22 円筒状体の梱包方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08175516A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI73399C (fi) Foerfarande foer att framstaella saendningsklara tryckalsterpaket som faerdigstaells i fjaellartad formation samt paket framstaellt enligt detta foerfarande.
JPS59500128A (ja) パッケ−ジ材及び包装方法
US6230968B1 (en) Composite can and method of making same
JP2954935B2 (ja) 円筒状容器の開封帯およびそれを装着する方法および装置
JPH08175516A (ja) 円筒状体の梱包方法
US6589648B1 (en) Material coil, especially strapping material coil
JP2004527428A (ja) 閉じバンド
JP3035779B1 (ja) ラベルの貼付方法及びラベルの貼付構造
JP2579075B2 (ja) 鋼板コイルの包装方法
JP3243717B2 (ja) 全周巻用枚葉ラベル
JP2603410B2 (ja) 金属板コイルの梱包方法
JPH0718688Y2 (ja) シ−ト材用巻芯
JP3336499B2 (ja) 全周巻用ロールラベル
CA2229021A1 (en) Method and apparatus for wrapping a roll
JP3496892B2 (ja) 鋼板コイルの梱包構造
JPS641203Y2 (ja)
JP2862660B2 (ja) 巻取紙の紙端剥がれ止め方法
JP2589267B2 (ja) 線材終端末固定方法
JP2002255113A (ja) 金属梱包用テーピング装置
JP3833008B2 (ja) 梱包用バンドコイルユニット
JPH0234187Y2 (ja)
JPH0369766B2 (ja)
JPH06270916A (ja) 金属板コイルの梱包方法
JPS63232114A (ja) 円筒体包装の巻きじまい端接着方法及び装置
JP2535688B2 (ja) 線材コイル梱包シ−ト自動巻き付け装置