JP2002255113A - 金属梱包用テーピング装置 - Google Patents
金属梱包用テーピング装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】金属梱包作業において、確実にテープを仮固定
できる金属梱包用テーピング装置を提供すること 【解決手段】被金属梱包材１の表面にテープを貼付する
テープ貼付装置と、被金属梱包材１表面の貼付位置に移
動し、被金属梱包材１の表面にテープを貼付するテープ
貼付装置２と、テープ貼付装置を被金属梱包材表面に貼
付位置に押圧するテープ貼付装置押圧調整手段３と、テ
ープ貼付装置２のテープ貼り付け部の直前の被金属梱包
材１の表面に向かって油膜除去手段４を設けることを特
徴とする
できる金属梱包用テーピング装置を提供すること 【解決手段】被金属梱包材１の表面にテープを貼付する
テープ貼付装置と、被金属梱包材１表面の貼付位置に移
動し、被金属梱包材１の表面にテープを貼付するテープ
貼付装置２と、テープ貼付装置を被金属梱包材表面に貼
付位置に押圧するテープ貼付装置押圧調整手段３と、テ
ープ貼付装置２のテープ貼り付け部の直前の被金属梱包
材１の表面に向かって油膜除去手段４を設けることを特
徴とする
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ストリップコ
イル等の金属梱包に使用する金属梱包用テーピング装置
に関する。
イル等の金属梱包に使用する金属梱包用テーピング装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属ストリップコイル等の梱包作
業において、作業性の問題から、金属バンドによる締め
付け結束に先だって、これらの資材を仮固定するテーピ
ングを行う。例えば、特開昭６２−１８２０１２号公
報、特開平５−２９４３０９号公報、特開昭６３−２７
４８７０公報、特開平８−１１９２２４号公報に記載の
技術等種々の装置が提案され得ている。上述の、特開昭
６２−１８２０１２号公報に記載の技術は、包装用内筒
紙と外周及び端面の包装紙折り込み端の重なり部に、コ
イル内周の円周方向に粘着性テープを貼り付けて包装紙
折り込み端をコイル内周に固定する内周面テープ張り付
け装置が提案されている。また、特開平５−２９４３０
９号公報では、巻取コイルを梱包する鉄板の尾端をテー
プで固定する際に、押付ロールを退避位置から作動位置
に移動させて被貼着対象に押し付けるとともに、貼着テ
ープを被貼着対象に貼着ロールで貼り付ける。巻取ロー
ルの更なる回動に伴い、押付ロールによつて貼着テープ
が帯鋼に押し付けられるようになると、テープ張力調節
手段により、貼着テープが帯鋼により安定に保持される
ようにそれまで小さく保持されていた貼着テープの張力
を増大させ、貼付される貼着テープに弛みが生じないよ
うにすることで、被貼着対象を巻取位置で効率よくテー
ピングする技術が開示されている。特開平８−１１９２
２４号公報では、コイル外径エッジ部分へのテープ貼付
作業をロポツトにより自動化し、梱包作業の自動化を推
進するもので、ロボツトのアーム先端に取り付けられる
テーピングヘツドにおいて、粘着テープを保持するテー
プホルダと、繰り出された粘着テープをコイルの外周面
に押しつけて粘着させ、粘着テープを任意の位置で切断
し、ロール外周面に押しつけて粘着させた粘着テープを
折り曲げる構成となっている。
業において、作業性の問題から、金属バンドによる締め
付け結束に先だって、これらの資材を仮固定するテーピ
ングを行う。例えば、特開昭６２−１８２０１２号公
報、特開平５−２９４３０９号公報、特開昭６３−２７
４８７０公報、特開平８−１１９２２４号公報に記載の
技術等種々の装置が提案され得ている。上述の、特開昭
６２−１８２０１２号公報に記載の技術は、包装用内筒
紙と外周及び端面の包装紙折り込み端の重なり部に、コ
イル内周の円周方向に粘着性テープを貼り付けて包装紙
折り込み端をコイル内周に固定する内周面テープ張り付
け装置が提案されている。また、特開平５−２９４３０
９号公報では、巻取コイルを梱包する鉄板の尾端をテー
プで固定する際に、押付ロールを退避位置から作動位置
に移動させて被貼着対象に押し付けるとともに、貼着テ
ープを被貼着対象に貼着ロールで貼り付ける。巻取ロー
ルの更なる回動に伴い、押付ロールによつて貼着テープ
が帯鋼に押し付けられるようになると、テープ張力調節
手段により、貼着テープが帯鋼により安定に保持される
ようにそれまで小さく保持されていた貼着テープの張力
を増大させ、貼付される貼着テープに弛みが生じないよ
うにすることで、被貼着対象を巻取位置で効率よくテー
ピングする技術が開示されている。特開平８−１１９２
２４号公報では、コイル外径エッジ部分へのテープ貼付
作業をロポツトにより自動化し、梱包作業の自動化を推
進するもので、ロボツトのアーム先端に取り付けられる
テーピングヘツドにおいて、粘着テープを保持するテー
プホルダと、繰り出された粘着テープをコイルの外周面
に押しつけて粘着させ、粘着テープを任意の位置で切断
し、ロール外周面に押しつけて粘着させた粘着テープを
折り曲げる構成となっている。
【０００３】更に、特開昭６３−２７４８７０公報に
は、金属梱包のテーピング装置に関するものである。こ
こで、金属梱包は、金属ストリップコイル等を輸出等す
る場合に、製品の外装を金属製の外周板、側板等で覆
い、これらを金属バンドによる締め付け結束により固定
する梱包で、作業性の問題から、金属バンドによる締め
付け結束に先だって、これらの資材を仮固定するテーピ
ングを行う。この特開昭６３−２７４８７０公報に記載
の技術は、両面テープを用いコイル金属梱包用内外周板
となる切板の先，後端テーピングを行う技術で、両面テ
ープと両面テープの補助紙の取り扱いに工夫がされてい
る。
は、金属梱包のテーピング装置に関するものである。こ
こで、金属梱包は、金属ストリップコイル等を輸出等す
る場合に、製品の外装を金属製の外周板、側板等で覆
い、これらを金属バンドによる締め付け結束により固定
する梱包で、作業性の問題から、金属バンドによる締め
付け結束に先だって、これらの資材を仮固定するテーピ
ングを行う。この特開昭６３−２７４８７０公報に記載
の技術は、両面テープを用いコイル金属梱包用内外周板
となる切板の先，後端テーピングを行う技術で、両面テ
ープと両面テープの補助紙の取り扱いに工夫がされてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
金属梱包作業において、外装を覆っている金属製の外周
板、側板等は、一般には防錆のために塗油が施されてお
り、油膜の粘着阻害液体の除去を除去せずにテーピング
を行っている為、従来広く使用されている汎用性のある
セロハンテープ等を用いてのテープ貼付作業では、上記
テーピングの接着が十分ではなく、はずれ易くい為、仮
止めの後本梱包を急ぐ必要があった。そこで、本発明で
は、金属梱包作業において、確実にテープを仮固定でき
る金属梱包用テーピング装置を提供することにある。
金属梱包作業において、外装を覆っている金属製の外周
板、側板等は、一般には防錆のために塗油が施されてお
り、油膜の粘着阻害液体の除去を除去せずにテーピング
を行っている為、従来広く使用されている汎用性のある
セロハンテープ等を用いてのテープ貼付作業では、上記
テーピングの接着が十分ではなく、はずれ易くい為、仮
止めの後本梱包を急ぐ必要があった。そこで、本発明で
は、金属梱包作業において、確実にテープを仮固定でき
る金属梱包用テーピング装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項１記
載の金属梱包用テーピング装置は、被金属梱包材表面の
貼付位置に移動し、被金属梱包材表面にテープを貼付す
るテープ貼付装置と、テープ貼付装置を被金属梱包材表
面の貼付位置に押圧するテープ貼付装置押圧調整手段
と、テープ貼付装置のテープ貼り付け部直前の被金属梱
包材表面に向かって油膜除去手段を設けることを特徴と
する
載の金属梱包用テーピング装置は、被金属梱包材表面の
貼付位置に移動し、被金属梱包材表面にテープを貼付す
るテープ貼付装置と、テープ貼付装置を被金属梱包材表
面の貼付位置に押圧するテープ貼付装置押圧調整手段
と、テープ貼付装置のテープ貼り付け部直前の被金属梱
包材表面に向かって油膜除去手段を設けることを特徴と
する
【０００６】請求項２の金属梱包用テーピング装置は、
上記テープ貼付装置において、テープを供給する部分に
テープの張力を調整する張力調整手段を設けたことを特
徴とする。
上記テープ貼付装置において、テープを供給する部分に
テープの張力を調整する張力調整手段を設けたことを特
徴とする。
【０００７】請求項３記載の金属梱包用テーピング装置
は、上記金属梱包用テーピング装置おいて、テープ貼付
装置のテープの貼付部に橇型ガイドを設けると共に、テ
ーピング方向先頭側の橇型ガイドの被金属梱包材表面側
にワイパーを設ける油膜除去手段とすることを特徴とす
る。
は、上記金属梱包用テーピング装置おいて、テープ貼付
装置のテープの貼付部に橇型ガイドを設けると共に、テ
ーピング方向先頭側の橇型ガイドの被金属梱包材表面側
にワイパーを設ける油膜除去手段とすることを特徴とす
る。
【０００８】請求項４記載の金属梱包用テーピング装置
は、上記のワイパーの油膜除去手段のワイパーにおい
て、テーピング方向先頭側に向かってワイパーの向きを
凸形状の山形としたことを特徴とする。また請求項５記
載の金属梱包用テーピング装置は、上記ワイパーの油膜
除去手段のワイパーをテーピング方向に複数個設けたこ
とを特徴とする。
は、上記のワイパーの油膜除去手段のワイパーにおい
て、テーピング方向先頭側に向かってワイパーの向きを
凸形状の山形としたことを特徴とする。また請求項５記
載の金属梱包用テーピング装置は、上記ワイパーの油膜
除去手段のワイパーをテーピング方向に複数個設けたこ
とを特徴とする。
【０００９】本発明に係る金属梱包用テーピング装置
は、所定の被金属梱包材表面の貼付位置にロボット等適
宜な移動手段でテープ貼付装置を移動し、テープ貼付装
置自体をテープ貼付装置押圧調整手段により、被金属梱
包材表面に押圧量が調整されて押圧される。このとき、
油膜除去手段により、テープ貼付装置のテープ貼り付け
部の直前の被金属梱包材表面の油膜が除去された部分に
テープの貼付が行われ、テープの粘着力の低下を防止す
る。
は、所定の被金属梱包材表面の貼付位置にロボット等適
宜な移動手段でテープ貼付装置を移動し、テープ貼付装
置自体をテープ貼付装置押圧調整手段により、被金属梱
包材表面に押圧量が調整されて押圧される。このとき、
油膜除去手段により、テープ貼付装置のテープ貼り付け
部の直前の被金属梱包材表面の油膜が除去された部分に
テープの貼付が行われ、テープの粘着力の低下を防止す
る。
【００１０】そして、前記テープの貼付の際に、被金属
梱包材表面の油膜の除去が行われるのであるが、多少油
膜等が残存する場合ある。このため、テープを供給する
部分にテープの張力を調整する張力調整手段を設け、テ
ープ貼付する際に、貼付部分のテープの張力を軽減し、
テープの粘着力の低下を防止することで、一旦貼着下部
分が剥がれることを防止する。
梱包材表面の油膜の除去が行われるのであるが、多少油
膜等が残存する場合ある。このため、テープを供給する
部分にテープの張力を調整する張力調整手段を設け、テ
ープ貼付する際に、貼付部分のテープの張力を軽減し、
テープの粘着力の低下を防止することで、一旦貼着下部
分が剥がれることを防止する。
【００１１】また、油膜除去手段として、請求項３記載
に記載の如く、テープ貼付装置のテープの貼付部に橇型
ガイドを用いると共に、テーピング方向先頭側の橇型ガ
イドの被金属梱包材表面側にワイパーを設ける構成とす
ることにより、前記テープ貼付装置押圧調整手段によ
り、被金属梱包材表面にワイパーを介し押付けることと
なり、適度な油膜の除去が行えると共に、橇型ガイドと
ゴム等よりなるワイパーによりテープ貼付装置のテーピ
ングをするヘッドの破損保護機能をも有している。
に記載の如く、テープ貼付装置のテープの貼付部に橇型
ガイドを用いると共に、テーピング方向先頭側の橇型ガ
イドの被金属梱包材表面側にワイパーを設ける構成とす
ることにより、前記テープ貼付装置押圧調整手段によ
り、被金属梱包材表面にワイパーを介し押付けることと
なり、適度な油膜の除去が行えると共に、橇型ガイドと
ゴム等よりなるワイパーによりテープ貼付装置のテーピ
ングをするヘッドの破損保護機能をも有している。
【００１２】更に、上記のワイパーの形状をテーピング
方向先頭側に向かってワイパーの向きを凸形状の山形と
することにより、被金属梱包材表面に介在する油膜を左
右に分けながらの除去することで、被金属梱包材表面の
塗布した油膜の分布の偏りを防止することが出来、被金
属梱包材表面に油粒となることを防止する。また、ワイ
パーをテーピング方向先頭側に向かって複数個設けたこ
とにより確実に油膜の除去が行える。
方向先頭側に向かってワイパーの向きを凸形状の山形と
することにより、被金属梱包材表面に介在する油膜を左
右に分けながらの除去することで、被金属梱包材表面の
塗布した油膜の分布の偏りを防止することが出来、被金
属梱包材表面に油粒となることを防止する。また、ワイ
パーをテーピング方向先頭側に向かって複数個設けたこ
とにより確実に油膜の除去が行える。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る金属梱包用テーピング装置について説明する。図１
は、本発明に使用する金属梱包用テーピング装置の概略
正面図、図２は同上の側面図、図３は橇状ガイドを下方
から見た斜視図、図４は橇状ガイドにを上方から見た斜
視図である。本発明は、被金属梱包材１表面の貼付位置
に移動し、被金属梱包材１表面にテープ５を貼付するテ
ープ貼付装置２と、テープ貼付装置２を被金属梱包材１
の表面のテープ貼付位置に押圧するテープ貼付装置押圧
調整手段３と、テープ貼付装置２のテープ貼り付け部の
直前の被金属梱包材１の表面に向かって油膜除去手段４
とよなる。
係る金属梱包用テーピング装置について説明する。図１
は、本発明に使用する金属梱包用テーピング装置の概略
正面図、図２は同上の側面図、図３は橇状ガイドを下方
から見た斜視図、図４は橇状ガイドにを上方から見た斜
視図である。本発明は、被金属梱包材１表面の貼付位置
に移動し、被金属梱包材１表面にテープ５を貼付するテ
ープ貼付装置２と、テープ貼付装置２を被金属梱包材１
の表面のテープ貼付位置に押圧するテープ貼付装置押圧
調整手段３と、テープ貼付装置２のテープ貼り付け部の
直前の被金属梱包材１の表面に向かって油膜除去手段４
とよなる。
【００１４】（テープ貼付装置２）テープ貼付装置２
は、被金属梱包材１の表面に貼付するテープ５と、テー
プ５を保持し、被金属梱包材１の表面にテープ５を直接
貼付するテープヘッド部２０にテープを供給するテープ
供給部２１とよりなる。テープ５は従来から使用してい
る例えばセロハンテープ、クラフトテープ等適宜の貼着
テープを用いている。また、テープヘッド部２０は従来
使用している部材と同様の構成を用いる。テープ供給部
２１には、テープ５を供給する部分にテープ５の張力を
調整する張力調整手段が付加されている。この張力調整
手段は、例えばテープ本体５０を保持する軸２２と同芯
にスイングアーム２３を枢支している。このスイングア
ーム２３はその一端に調整シリンダー２４を軸支し、ス
イングアーム２３の他端のガイドロール２５を上下に移
動可能としている。例えば調整シリンダー２４を伸長す
ることでガイドロール２５の位置を図１の点線部分まで
移動させることが出来る。従って、ガイドロール２５の
位置を調整することで、テープ本体５０とロール２６と
の間の長さを調整しテープヘッド部２０に供給するテー
プ５の張力を調整している。また、テープ貼付装置２
は、例えば産業用６軸多関節ロボットのロボットアーム
６の先端に取りつけ、被金属梱包材１の外周板、側板等
の表面に各部位に移動可能としている。
は、被金属梱包材１の表面に貼付するテープ５と、テー
プ５を保持し、被金属梱包材１の表面にテープ５を直接
貼付するテープヘッド部２０にテープを供給するテープ
供給部２１とよりなる。テープ５は従来から使用してい
る例えばセロハンテープ、クラフトテープ等適宜の貼着
テープを用いている。また、テープヘッド部２０は従来
使用している部材と同様の構成を用いる。テープ供給部
２１には、テープ５を供給する部分にテープ５の張力を
調整する張力調整手段が付加されている。この張力調整
手段は、例えばテープ本体５０を保持する軸２２と同芯
にスイングアーム２３を枢支している。このスイングア
ーム２３はその一端に調整シリンダー２４を軸支し、ス
イングアーム２３の他端のガイドロール２５を上下に移
動可能としている。例えば調整シリンダー２４を伸長す
ることでガイドロール２５の位置を図１の点線部分まで
移動させることが出来る。従って、ガイドロール２５の
位置を調整することで、テープ本体５０とロール２６と
の間の長さを調整しテープヘッド部２０に供給するテー
プ５の張力を調整している。また、テープ貼付装置２
は、例えば産業用６軸多関節ロボットのロボットアーム
６の先端に取りつけ、被金属梱包材１の外周板、側板等
の表面に各部位に移動可能としている。
【００１５】（テープ貼付装置押圧調整手段３）テープ
貼付装置押圧調整手段３は、テープ貼付装置２とロボッ
トアーム６先端部分の間に、図２に示す如くサスペンシ
ョン・ブラケット３０を介して設ける構成である。この
サスペンション・ブラケット３０は、テープ貼付装置２
のテーピングヘツド２０が被金属梱包材１の貼付対象物
の貼付面に対して直角方向に摺動するようにレール３１
上を移動可能に構成すると共に、空気圧シリンタ３２等
により、押付力を付与している。従って、テープ貼付装
置２が被金属梱包材１の貼付対象物の貼付面に対して直
角方向に適正な圧力で押圧することが出来、テーピング
ヘツド２０の姿勢にかかわらず、被金属梱包材１との間
で安定した押付力を付与することが出来、確実にテーピ
ングを行える。また、サスペンション・ブラケット３０
は、対象物の設置位置ズレや形状誤差に対ずるテーピン
グヘッドの破損保護の機能も有する。
貼付装置押圧調整手段３は、テープ貼付装置２とロボッ
トアーム６先端部分の間に、図２に示す如くサスペンシ
ョン・ブラケット３０を介して設ける構成である。この
サスペンション・ブラケット３０は、テープ貼付装置２
のテーピングヘツド２０が被金属梱包材１の貼付対象物
の貼付面に対して直角方向に摺動するようにレール３１
上を移動可能に構成すると共に、空気圧シリンタ３２等
により、押付力を付与している。従って、テープ貼付装
置２が被金属梱包材１の貼付対象物の貼付面に対して直
角方向に適正な圧力で押圧することが出来、テーピング
ヘツド２０の姿勢にかかわらず、被金属梱包材１との間
で安定した押付力を付与することが出来、確実にテーピ
ングを行える。また、サスペンション・ブラケット３０
は、対象物の設置位置ズレや形状誤差に対ずるテーピン
グヘッドの破損保護の機能も有する。
【００１６】（油膜除去手段４）油膜除去手段４は、テ
ープ貼付装置２のテープ貼り付け部の直前の被金属梱包
材１表面の油膜の除去を行うものであり、例えばテープ
貼付装置２のテーピングヘッド２０の貼付部に図３図４
に示す如く、橇型ガイド４０の裏面（被金属梱包材表面
に対向する面）に、ゴム等適宜材料よりなるワイパー４
１を設ける構成としている。橇型ガイド４０は、対の橇
板４２、４２の前側でテーピング方向先頭側の被金属梱
包材表面に対向する面に、ワイパー４１を設けている。
そして橇板４２、４２の後方の空間にテーピングヘツド
２０からのテープ５の貼り出しを行う。ワイパー４１
は、例えば図３に示す如く、テーピング方向先頭側に向
かって、凸形状の山形とした３つの帯状突起よりなる。
ここで、テーピング方向先頭側に向かって、凸形状の山
形とすることで、被金属梱包材１の表面に介在する油膜
等を左右に分けながらの除去し、被金属梱包材１の表面
の塗布した油膜等の分布の偏りを防止することが出来、
被金属梱包材表面に油粒となることを防止する。また、
ワイパー４１をテーピング方向先頭側に向かって複数個
設けたことにより確実に油膜等の除去がより確実とな
る。なお、上述の実施の形態では、ワイパー４１を用い
た油膜除去手段を用いているが、これに限らず、例えば
エアを貼付面となる部分に吹き付け油膜を除去しても良
い。また、図長４３は、橇状ガイド４０を補強する補強
ガイドである。
ープ貼付装置２のテープ貼り付け部の直前の被金属梱包
材１表面の油膜の除去を行うものであり、例えばテープ
貼付装置２のテーピングヘッド２０の貼付部に図３図４
に示す如く、橇型ガイド４０の裏面（被金属梱包材表面
に対向する面）に、ゴム等適宜材料よりなるワイパー４
１を設ける構成としている。橇型ガイド４０は、対の橇
板４２、４２の前側でテーピング方向先頭側の被金属梱
包材表面に対向する面に、ワイパー４１を設けている。
そして橇板４２、４２の後方の空間にテーピングヘツド
２０からのテープ５の貼り出しを行う。ワイパー４１
は、例えば図３に示す如く、テーピング方向先頭側に向
かって、凸形状の山形とした３つの帯状突起よりなる。
ここで、テーピング方向先頭側に向かって、凸形状の山
形とすることで、被金属梱包材１の表面に介在する油膜
等を左右に分けながらの除去し、被金属梱包材１の表面
の塗布した油膜等の分布の偏りを防止することが出来、
被金属梱包材表面に油粒となることを防止する。また、
ワイパー４１をテーピング方向先頭側に向かって複数個
設けたことにより確実に油膜等の除去がより確実とな
る。なお、上述の実施の形態では、ワイパー４１を用い
た油膜除去手段を用いているが、これに限らず、例えば
エアを貼付面となる部分に吹き付け油膜を除去しても良
い。また、図長４３は、橇状ガイド４０を補強する補強
ガイドである。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、本発明は構成が簡易であり安
価に生産できる他、金属梱包作業の仮止めのテープ貼付
作業テープに際し、油膜除去手段を設ける構成であるこ
とより、外装梱包の金属製の外周板等に存在する塗油等
の粘着阻害液体をテーピング直前に除去することで確実
なテーピングを行うことが出来る。また、テープ貼付装
置押圧調整手段のサスペンション・ブラケットを設けて
いることより、貼付対象物の位置誤差やサイズ誤差に拘
わらず、テーピンクヘッドを破損することなく安定した
ワイパーの押付による確実な油膜除去と、テーピング動
作が可能となった。更に、テープ貼付作業時に、テーピ
ングの時にテープにかかる張力を調整できることより、
接着時のテープを剥がす力がかかることがなく、金属梱
包作業において、より確実にテープを仮固定できる等の
優れた効果を有する。
価に生産できる他、金属梱包作業の仮止めのテープ貼付
作業テープに際し、油膜除去手段を設ける構成であるこ
とより、外装梱包の金属製の外周板等に存在する塗油等
の粘着阻害液体をテーピング直前に除去することで確実
なテーピングを行うことが出来る。また、テープ貼付装
置押圧調整手段のサスペンション・ブラケットを設けて
いることより、貼付対象物の位置誤差やサイズ誤差に拘
わらず、テーピンクヘッドを破損することなく安定した
ワイパーの押付による確実な油膜除去と、テーピング動
作が可能となった。更に、テープ貼付作業時に、テーピ
ングの時にテープにかかる張力を調整できることより、
接着時のテープを剥がす力がかかることがなく、金属梱
包作業において、より確実にテープを仮固定できる等の
優れた効果を有する。
【図１】本発明に使用する金属梱包用テーピング装置の
概略正面図。
概略正面図。
【図２】本発明に使用する金属梱包用テーピング装置の
概略側面図。
概略側面図。
【図３】本発明に使用する橇状ガイドを下方から見た斜
視図。
視図。
【図４】本発明に使用する橇状ガイドを上方から見た斜
視図。
視図。
１ 被金属梱包材 ２ テープ貼付装置 ２０ テープヘッド部 ２１ テープ供給部 ２２ 軸 ２３ スイングアーム ２４ 調整シリンダー ２５、２６ ガイドロール ３ テープ貼付装置押圧調整手段 ３０ サスペンション・ブラケット ３１ レール ３２ 空気圧シリンタ ４ 油膜除去手段 ４１ ワイパー ４２ 橇板 ５ テープ ６ ロボットアーム
Claims (5)
- 【請求項１】被金属梱包材表面の貼付位置に移動し、被
金属梱包材表面にテープを貼付するテープ貼付装置と、 テープ貼付装置を被金属梱包材表面の貼付位置に押圧す
るテープ貼付装置押圧調整手段と、 テープ貼付装置のテープ貼り付け部直前の被金属梱包材
表面に向かって油膜除去手段を設けることを特徴とする
金属梱包用テーピング装置。 - 【請求項２】請求項１記載のテープ貼付装置において、
テープを供給する部分にテープの張力を調整する張力調
整手段を設けたことを特徴とする金属梱包用テーピング
装置。 - 【請求項３】請求項１又は２記載の金属梱包用テーピン
グ装置おいて、テープ貼付装置のテープの貼付部に橇型
ガイドを設けると共に、テーピング方向先頭側の橇型ガ
イドの被金属梱包材表面側にワイパーを設ける油膜除去
手段とすることを特徴とする金属梱包用テーピング装
置。 - 【請求項４】請求項３記載のワイパーの油膜除去手段の
ワイパーにおいて、テーピング方向先頭側に向かってワ
イパーの向きを凸形状の山形としたことを特徴とする金
属梱包用テーピング装置。 - 【請求項５】請求項３たは４記載のワイパーの油膜除去
手段のワイパーをテーピング方向に複数個設けたことを
特徴とする金属梱包用テーピング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001053735A JP2002255113A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 金属梱包用テーピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001053735A JP2002255113A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 金属梱包用テーピング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002255113A true JP2002255113A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18914164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001053735A Withdrawn JP2002255113A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 金属梱包用テーピング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002255113A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111216962A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-06-02 | 汕头市顺鑫隆印刷机械有限公司 | 一种盒垛自动对齐捆扎生产线 |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001053735A patent/JP2002255113A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111216962A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-06-02 | 汕头市顺鑫隆印刷机械有限公司 | 一种盒垛自动对齐捆扎生产线 |
| CN111216962B (zh) * | 2020-03-13 | 2024-04-26 | 汕头市顺鑫隆印刷机械有限公司 | 一种盒垛自动对齐捆扎生产线 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |