JPH08174979A - インクリボン搬送装置 - Google Patents

インクリボン搬送装置

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JPH08174979A
JPH08174979A JP31895894A JP31895894A JPH08174979A JP H08174979 A JPH08174979 A JP H08174979A JP 31895894 A JP31895894 A JP 31895894A JP 31895894 A JP31895894 A JP 31895894A JP H08174979 A JPH08174979 A JP H08174979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
gear
planetary
ink
torque limiter
Prior art date
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Pending
Application number
JP31895894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kataoka
義博 片岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP31895894A priority Critical patent/JPH08174979A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板バネを不要にでき、かつインクリボン逆送
時に異音を発生しない熱転写プリンタのインクリボン搬
送装置を提供する。 【構成】 ウォームホイール10の軸に軸支された遊星
レバー12が略L字形状とし、遊星レバー11の他端部
に、トルクリミッタ16のギヤ部16aにかみ込むよう
な爪形状の突起部15を形成する。また、図2に示すよ
うに、トルクリミッタ16にはギヤ部16aが形成され
ている。インクリボン搬送方向の切り換え時に遊星レバ
ー11が動作することにより、遊星レバー11の突起部
15がトルクリミッタ16のギヤ部16aにかみ込んで
その回転を規制する。このように、従来必要であった板
バネを不要とし、板バネのような段差を越えて当接する
動作を繰り返したりしないため、インクリボンを逆送す
る際に異音が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクリボン上のイン
クをサーマルヘッドにより加熱して記録紙上へ転写する
熱転写プリンタのインクリボン搬送装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータの普及に
伴い、モニタ画面上の文字、記号、絵などを出力するプ
リンタのニーズが高まってきている。その中でも、イン
クリボン上のインクをサーマルヘッドで加熱して、記録
紙上に転写する熱転写プリンタは、動作時の騒音の少な
さや装置の小型化に有利な点などで注目されている。
【0003】以下に従来の熱転写プリンタのインクリボ
ン搬送装置について説明する。図4において、8は駆動
源であるモータ、9はモータ8の出力軸に圧入されたウ
ォームギヤ、10はウォームギヤ9とかみ合うハスバ歯
車部10aともう一つの平歯車部10bとが同一軸線上
に設けられたウォームホイール、11はウォームホイー
ル10の軸10cに一端側が軸支された矩形状の遊星レ
バー、12は遊星レバー11の他端側に設けられた軸1
1aに軸支され、ウォームホイール10の平歯車部10
bと常時かみ合う遊星歯車、16は遊星歯車12とかみ
合い自在なギヤ部16aとつめ車部16bとを有し、イ
ンクリボンの未使用の部分が巻回されている供給ロール
を駆動するトルクリミッタ、17はトルクリミッタ16
のつめ車部16bにかみ込むように付勢されて配置され
ている板バネである。
【0004】図5はトルクリミッタ16の構造を示す断
面図である。18はベース、19は摩擦部材、20は回
転部で、この回転部20にギヤ部16aとつめ車部16
bとが設けられている。21は加圧用のコイルバネ、2
2はバネ押さえ、23はインクリボンの供給ロールへ回
転を伝達するキャップである。ベース18、バネ押さえ
22、キャップ23は互いに一体的に固定され、キャッ
プ23に一定以上のトルクがかかることにより回転部2
0とは独立して回転するようになっている。
【0005】以上の各構成要素からなる熱転写プリンタ
ーのインクリボン搬送装置について、以下その動作を説
明する。インクリボン順送時はトルクリミッタ16は矢
印H方向へ回転している。この時板バネ17がトルクリ
ミッタ16のつめ車部20bの回転を阻止しているた
め、キャップ23を含む部分のみが回転し、その結果搬
送されるインクリボンには所望のバックテンションが付
加される。
【0006】インクリボン逆送時は、モータ8の軸を反
時計方向に回転させると、ウォームギヤ9、ウォームホ
イール10の回転により遊星レバー11が矢印G方向へ
揺動されて遊星歯車12がトルクリミッタ16の回転部
20のギヤ部20aとかみ合う。この場合は板バネ17
はつめ車部20bの回転を阻止しないため、トルクリミ
ッタ16は矢印I方向へ回転する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構成では、トルクリミッタ16のつめ車部16bにかみ
込むための板バネが不可欠であり、部品点数が増加して
いた。また、板バネ17はその付勢力でトルクリミッタ
16のつめ車部20bに常時接するため、インクリボン
逆送時には板バネ17がつめ車部16bの段差を越えて
当接する動作を繰り返すため、この際に異音が発生する
という問題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、板バネを不要にでき、かつインクリボン逆送時に異
音を発生しない熱転写プリンタのインクリボン搬送装置
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のインクリボン搬送装置は、インクリボン搬送
方向の切り換え時に動作する遊星レバーに、トルクリミ
ッタのギヤ部にかみ込み自在な突起部を設けたものであ
る。
【0010】
【作用】上記構成によって、インクリボン搬送方向の切
り換え時に遊星レバーが動作することにより、遊星レバ
ーの突起部がトルクリミッタのギヤ部にかみ込みトルク
リミッタのギヤ部の回転を規制する。このように、従来
必要であった板バネが不要となるため、部品点数を従来
より削減できるとともに、インクリボン搬送方向の切り
換え時だけに突起部がトルクリミッタのギヤ部にかみ込
む構造であって、板バネのような段差を越えて当接する
動作を繰り返したりしないため、インクリボンを逆送す
る際に異音が発生しない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、従来のものと同機能のもの
には同符号を付してその説明は省略する。
【0012】図3は熱転写プリンタの一例を示すもので
ある。1は熱転写性のインクを有したインクリボン、2
はこのインクリボン1の未使用の部分が巻回されている
供給ロール、3はインクリボン1の使用済の部分を巻取
る巻取りロール、4は供給ロール2と巻取りロール3を
一体的に収納してあるインクカートリッジ、5は記録
紙、6はインクリボン1のインクを加熱するサーマルヘ
ッド、7はサーマルヘッド6に対して相対的に圧着、離
間が可能なプラテンローラである。
【0013】図1はこの熱転写プリンタのインクリボン
搬送装置の構成を示したものである。このインクリボン
搬送装置においては、ウォームホイール10の軸に軸支
された遊星レバー12が略L字形状とされ、遊星レバー
11の他端部に、トルクリミッタ16のギヤ部16aに
かみ込むような爪形状の突起部15が形成されている。
また、図2に示すように、トルクリミッタ16にはギヤ
部16aは形成されているが、従来のようなつめ車部1
6bは形成されていない。
【0014】なお、14は巻取りロール3を駆動させる
巻取り歯車、13a,13bは遊星歯車12からの動力
を巻取り歯車14に伝達する伝達歯車である。以上の各
構成要素からなる熱転写プリンタについて、図1〜図3
を用いてその動作を説明する。
【0015】まずプリンタ本体が印刷指令を受け取る
と、図示しない駆動ローラが記録紙5を挟持して矢印A
方向に送り込む。これと同時にモータ8の軸を時計回り
方向に回転させることにより、遊星レバー11が矢印E
方向に揺動し、遊星歯車12が伝達歯車13とかみ合っ
て巻取り歯車14が駆動され、巻取りロール3が矢印B
方向に回転されてインクリボン1が搬送される。この際
に、矢印E方向に揺動した遊星レバー11の突起部15
がトルクリミッタ16のギヤ部16bにかみ込む。この
ため、ギヤ部16bの回転は阻止され、インクリボン1
に所望のバックテンションが付加される。インクリボン
1の印刷開始位置が図示しない検知手段により検知さ
れ、かつ記録紙5がインクリボン1とサーマルヘッド6
の間の所定の位置まで引き込まれると、サーマルヘッド
6が降下しプラテンローラ7へ圧着する。この状態で記
録紙5を駆動ローラで矢印A方向と逆の方向へ搬送しな
がらサーマルヘッド6の図示しない発熱体を選択的に加
熱することによりインクリボン1上のインクが記録紙5
に転写されて画像が形成される。
【0016】画像形成後、サーマルヘッド6はプラテン
ローラ7より離間され、記録紙5が排出される。この際
にモータ8の軸を反時計回り方向に回転させることによ
り、遊星レバー11が矢印F方向に揺動して、遊星レバ
ー11の突起部15がトルクリミッタ16のギヤ部16
bから外れるとともに、代わりに遊星歯車12がトルク
リミッタ16のギヤ部16bにかみ込む。これによって
供給ロール2が矢印C方向に回転し、インクリボン1が
巻戻されてたるみが解消される。
【0017】このように、従来必要であった板バネが不
要となるため、部品点数を従来より削減できるととも
に、従来の板バネのような段差を越えて当接する動作を
繰り返したりしないため、インクリボン1を逆送する際
に異音が発生することはない。
【0018】なお、本実施例においてはモータ8の軸の
回転が時計回り方向の際にインクリボン1が順送され、
反時計回り方向の際に逆送する場合を述べたが、ウォー
ムギヤ9の進み方向、ウォームホイール10のハスバ歯
車10aのねじれ方向をそれぞれ逆にしてもよく、この
場合には、モータ8の軸の回転が時計回り方向の際に逆
送、反時計回り方向の際に順送となることは言うまでも
ない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、遊星レバ
ーに、トルクリミッタのギヤ部にかみ込み自在な突起部
を設けることにより、板バネが不要となるため、部品点
数を従来より削減できるとともに、インクリボン搬送方
向の切り換え時だけに突起部がトルクリミッタのギヤ部
にかみ込む構造であって、板バネのような段差を越えて
当接する動作を繰り返したりしないため、インクリボン
を逆送する際に異音が発生せず、動作時の騒音を一層少
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインクリボン搬送装
置の要部構成を示す図
【図2】同インクリボン搬送装置のトルクリミッタの構
成を示す断面図
【図3】熱転写プリンタの構成を示す図
【図4】従来のインクリボン搬送装置の要部を示す構成
【図5】同インクリボン搬送装置のトルクリミッタの構
成を示す断面図
【符号の説明】
1 インクリボン 2 供給ロール 3 巻取りロール 5 記録紙 6 サーマルヘッド 7 プラテンローラ 8 モータ(駆動源) 9 ウォームギヤ 10 ウォームホイール 10a ハスバ歯車部 10b 平歯車部 11 遊星レバー 12 遊星歯車 14 巻取り歯車 15 突起部 16 トルクリミッタ 16a ギヤ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写性のインクを有したインクリボン
    と、このインクリボンの未使用の部分が巻回されている
    供給ロールと、インクリボンの使用済の部分を巻取る巻
    取りロールと、前記供給ロールと前記巻取りロールとを
    選択的に駆動するインクリボン搬送手段と、前記インク
    リボンのインクを加熱するサーマルヘッドと、前記サー
    マルヘッドに対して相対的に圧着、離間が可能なプラテ
    ンローラとを備えた熱転写プリンタにおいて、前記イン
    クリボン搬送手段は、駆動源と、前記駆動源の軸に一体
    的に設けられたウォームギヤと、前記ウォームギヤとか
    み合うハスバ歯車部ともう一つの平歯車部とが同一軸線
    上に設けられたウォームホイールと、前記ウォームホイ
    ールに軸支された遊星レバーと、前記遊星レバーの一端
    側の軸に軸支され、前記ウォームホイールの平歯車部と
    かみ合う遊星歯車と、前記遊星歯車とかみ合い自在なギ
    ヤ部を有するトルクリミッタとを備え、前記遊星レバー
    の他端側に前記トルクリミッタのギヤ部にかみ込み自在
    な突起部を設けたインクリボン搬送装置。
JP31895894A 1994-12-22 1994-12-22 インクリボン搬送装置 Pending JPH08174979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030292A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Shinko Electric Co Ltd カラープリンタ
US8139095B2 (en) 2006-08-28 2012-03-20 Canon Kabushiki Kaisha Recording apparatus and conveyance method

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JP4650143B2 (ja) * 2005-07-26 2011-03-16 シンフォニアテクノロジー株式会社 カラープリンタ
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