JPH08174762A - 調湿機能を有するセラミック板およびその製法 - Google Patents

調湿機能を有するセラミック板およびその製法

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JPH08174762A
JPH08174762A JP32603194A JP32603194A JPH08174762A JP H08174762 A JPH08174762 A JP H08174762A JP 32603194 A JP32603194 A JP 32603194A JP 32603194 A JP32603194 A JP 32603194A JP H08174762 A JPH08174762 A JP H08174762A
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ceramic plate
layer
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humidity control
decorative
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JP32603194A
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Shigeo Yoshida
繁夫 吉田
Satoru Nagai
了 永井
Yoshio Nagaya
良夫 永冶
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Takasago Industry Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無機発泡多孔質素材の優れた点である軽量
性、断熱性、耐火性、作業性、装飾性を生かしつつ、さ
らに調湿機能を有するセラミック板を提供する。 【構成】 発泡性無機質原料を加熱発泡せしめた基層3
と、該基層3上に積層された、連通気孔を有する化粧層
8とからなるセラミック板であって、前記基層3と化粧
層8とのあいだに、調湿機能を有する無機質粉砕粒5か
らなる調湿層6を介在させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調湿機能を有するセラミ
ック板およびその製法に関する。さらに詳しくは、軽量
大型板であり、断熱性、耐火性、防火性、耐候性に優
れ、装飾性豊かであり、とくに木材に優るとも劣らぬ優
れた調湿機能を有するセラミック板およびその製法に関
する。本明細書において調湿機能とは、吸湿機能および
放湿機能を意味し、たとえば本発明のセラミック板を壁
材として用いたばあいに、室内が高湿度のときは壁材が
湿気を吸収し、逆に室内が低湿度のときは壁材が湿気を
室内に放出するような機能のことをいう。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の日本の建物は、主として木、土、紙により構成されて
おり、屋外の気候に影響され易いものの、構造物のすべ
てが呼吸作用をなしており、高湿度のときは水分を吸収
し、逆に乾燥時には水分を放出して屋内の湿度調整を行
なっていた。
【0003】ところが、昨今の建物はコンクリート構造
に代表されるように密閉型のものが多く、通気性、呼吸
作用のない構造となっている。したがって、湿度の高い
地方ではとくに結露による弊害が大きく、建物の居住性
を低下させていた。
【0004】そこで、従来にあっては、石膏ボードに化
粧紙を貼るとか、コンクリートの表面に吸湿シートを貼
るなどして居住性を保ってきたが、石膏ボードは水に弱
く、また装飾性や強度に劣るという問題があり、吸湿シ
ートは汚れやすく取り替えが必要であるという問題があ
る。したがって、タイルのようなセラミック板であっ
て、しかも調湿機能を有する建材が久しく望まれてい
た。
【0005】かかる調湿機能を有するセラミック板とし
て、本発明者らは発泡体層の中間に調湿無機原料を含む
調湿層を設けることを試みたが、700〜1000℃程
度の低温焼成では焼結して溶着しない調湿無機原料を単
に発泡体層でサンドイッチしたばあい、この中間調湿層
の強度が弱く、したがって表層である発泡体層が脱落し
てしまうという問題があった。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、無機発泡多
孔質素材の優れた点である軽量性、断熱性、耐火性、作
業性、装飾性を生かしつつ、さらに調湿機能を有するセ
ラミック板およびその製法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の調湿機能を有す
るセラミック板は、発泡性無機質原料を加熱発泡せしめ
た基層と、該基層上に積層された、連通気孔を有する化
粧層とからなるセラミック板であって、前記基層と化粧
層とのあいだに、調湿機能を有する無機質粉砕粒からな
る調湿層を介在させてなることを特徴としている。
【0008】前記基層が独立気孔または連通気孔を有し
てなるのが好ましい。
【0009】前記無機質粉砕粒が頁岩からなるのが好ま
しい。
【0010】前記化粧層が焼成温度で溶融しない無機質
粒からなるのが好ましい。
【0011】また発泡性無機質原料を加熱発泡せしめた
基質と、該基層上に積層され、化粧粒と調湿機能を有す
る無機質粉砕粒との混合物を加熱せしめた、連通気孔を
有する化粧層とからなることを特徴としている。
【0012】さらに本発明のセラミック板の製法は、発
泡性無機質原料からなる基層上に化粧層を積層し、えら
れた積層体を加熱焼成して溶化一体化させるセラミック
板であって、前記基層と化粧層とのあいだに、調湿機能
を有する無機質粉砕粒からなる調湿層を設けることを特
徴としている。
【0013】また発泡性無機質原料からなる基層上に、
化粧粒と調湿機能を有する無機質粉砕粒との混合物から
なる化粧層を積層し、えられた積層体を加熱焼成して溶
化一体化させることを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の調湿機能を有するセラミック板によれ
ば、連通気孔を有する化粧層から湿気が出入りして、無
機質粉砕粒により、吸放湿の機能がえられる。また該粉
砕粒は、粒から造粒した造粒物よりも粒強度が高いた
め、切断時に、切断面から脱落しない。その結果、機械
的強度の優れたセラミック板をうることができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の調湿機能
を有するセラミック板およびその製法について説明す
る。
【0016】図1は本発明のセラミック板の要部断面
図、図2は本発明の製法を実施するばあいに用いられる
製造装置の一例を示す概略説明図、図3は本発明のセラ
ミック板の調湿機能を評価した吸放湿量試験を示す説明
図である。
【0017】本発明の調湿機能を有するセラミック板
は、発泡性無機質原料を加熱発泡せしめた基層と、該基
層上に積層され、粒状無機質原料を加熱融着せしめた、
連通気孔を有する化粧層とからなる基本構成とされてい
る。
【0018】前記基層を構成する発泡性無機質原料とし
ては、天然ガラス、人工ガラスなどの粉末に、ドロマイ
ト、炭化硅素などの発泡剤を加えたものを用いてもよい
が、ガラス粉末に代えて火山性天然原料である酸性白
土、抗火石、シラスなどにフラックス成分と発泡剤を加
配して44μm −90%以上になるように微粉砕し
(全重量の90%以上が44μmのフルイを通るこ
と)、この粉体を0.2〜5mmに造粒したものを用い
るのが温度の均一、均一発泡加熱によるガスの発散性な
どにおいて優れているので好ましい。さらに好ましくは
0.5〜3mmがより発泡安定する。
【0019】フラックス成分とは、他の物質に混入せし
めるとその物質の融点を下げる物質であり、たとえばN
2 CO3 、Na2 SiO3 、NaNO3 、Na2 HP
4、Pb3 4 、2PbCO3 ・Pb(OH)2 、B
aCO3 、NaB4 7 ・10H2 O、H3 BO3 、Z
nO、ガラス粉、フリットなどがある。
【0020】基層の内部にはセラミック板の強度を保持
するためにラス網などの補強材を埋設しておくのが好ま
しい。基層は、緻密な独立気孔で構成するのが製品の強
度上好ましいが、後述する化粧層と同様に連通気孔を残
すような構造であってもよい。いずれのばあいであって
も、所望の発泡状態をうるためには、原料種類、配合割
合、ペレットの粒度などを調整する必要がある。基層の
厚さは、とくに限定はなく、セラミック板の厚さや用途
などに応じて適宜選定すればよいが、概ね0.5〜2.
0cmが目安である。
【0021】前記化粧層は、岩石、シャモットなどの粉
砕粒や、タイル顆粒粉などを600℃以上で仮焼きした
仮焼粒などに焼成温度で溶融するフリット、ガラス、釉
薬などをコーティングした粒を化粧粒原料とし、これを
基層に積層し、焼成により粒同士を一体化し、化粧層と
する。化粧層の厚さは、とくに限定されるものではな
く、セラミック板の厚さや用途などに応じて適宜選択す
ればよいが、概ね0.2〜1.0cmが目安である。ま
たコーティング量としては、適宜選択すればよいが、造
粒に対し、概ね10〜80重量%程度である。
【0022】本発明では、前記基層と化粧層とのあいだ
に無機質粉砕粒からなる調湿層を介在させたことに特徴
がある。
【0023】無機質粉砕粒としては、頁岩を好適に用い
ることができるが、本発明では、頁岩に限定されるもの
ではなく、多孔性を有するとともに、適度な空隙を有す
る無機粒子で、調湿能力があるものであれば、頁岩以外
のものを用いることができる。また、本発明において、
調湿層の原料として粉砕粒を用いる理由は、粉から造粒
した造粒物を用いると、強度が弱いため、切断したとき
に切断面の粒がつぶれたり、切断面から造粒物がはがれ
落ちたりして、基層と化粧層との付着が不安定となると
ともに、洗浄時の摩擦等により化粧層の脱落の心配があ
る。また混合〜粉砕〜造粒による工程数が多くなる問題
点があるが、これに対し、粉砕粒は粒強度が高いため、
切断面からの脱落(離脱)の心配がなく、基層と化粧層
とに強固に付着するからである。なお、粉砕粒の粒径
は、とくに限定されるものではなく、散布設備や散布量
などに応じて適宜選定すればよいが、概ね化粧層の厚さ
を薄くするためには0.1〜3mmが目安である。また
散布量は、とくに限定されるものではなく、強度や調湿
能力に応じて適宜設定することができる。
【0024】さらに本発明における無機質粉砕粒は、前
記化粧層の原料に混合して用いることもできる。その混
合比(重量比)としては、ほぼ1対1(無機質粉砕粒:
化粧層原料)程度、好ましくは3対1程度である。この
ばあい、無機質粉砕粒からなる調湿層の単独層を基層と
化粧層とのあいだに介在させたものより、調湿粒の量を
増大させることができ調湿能力を大にすることができ
る。
【0025】つぎに本発明のセラミック板の調湿機能を
評価した一例を説明する。
【0026】セラミック板の試作品としてタイルを用い
た。このタイルの試作方法は、稚内層の珪質頁岩と粘土
窯業原料の配合比を変えつつ、粉砕および混合を行な
い、水分約20%の素地に調製したのち、それを成形圧
200kgf/cm2 で大きさおよそ110×66×1
0mmにプレス成形し、焼成した。焼成条件は電気炉を
用い、加熱速度200℃/h、最高温度800℃、最高
温度での保持時間1時間とした。えられた配合比別の試
作タイルは、その吸放湿変化を調べた結果、珪質頁岩を
配合することによって、極めて優れた調湿機能が発現す
ることがわかった。しかも、その機能は珪質頁岩の配合
量がふえるほど向上することがわかった。その他、えら
れたタイルは、アンモニアなどを吸収して脱臭作用も有
していることもわかった。
【0027】つぎに本発明のセラミック板の製法を説明
する。
【0028】図1〜2に示すように、前述した酸性白
土、シラスなどからなる発泡性無機質原料を第1ホッパ
ー1より適宜の量だけベルトコンベア2上に供給する。
ベルトコンベア2としては、耐熱メッシュベルトを用い
るのが好ましく、そうすることで発泡時の揮散成分を上
下面から均一に拡散させ、かつ、上下面とも均一な熱伝
達を行なうことができる。そののち、基層3となるべき
発泡性無機質原料層上に、散布装置4にて無機質粉砕粒
5を散布し、調湿層6となる層のうえに第2ホッパー7
より化粧層8を構成する前記粉体コーティング無機質粒
を供給する。以上のように形成された積層体を焼成炉9
内に搬入し、昇温、焼成し、しかるのちに徐冷すること
で本発明のセラミック板をうることができる。
【0029】昇温または降温速度は、原料の種類や配合
により異なり本発明においてとくに限定されるものでは
ないが、一例を示すならば、予熱工程(常温→600℃
とする)においては16℃/分(したがって36分で予
熱工程は完了することになる)、焼成工程(600℃→
880℃)においては9.6℃/分、徐冷工程(880
℃→400℃)においては11.2℃/分、冷却工程
(400℃→60℃)においては9.4℃/分である。
【0030】焼成温度は、配合原料のSiO2 、Al2
3 、フラックス成分の割合により決定されるが、メッ
シュベルト2、ロール10などに金属部品を用いるとき
は、その保全のためにもできるだけ低温で焼成するのが
好ましく、具体的には、750℃〜950℃の範囲で焼
成を行なうのが好ましい。好ましいロール10の数は、
セラミック板の厚さや原料の種類や表面パターンなどに
より異なり、本発明においてとくに限定されるものでは
ない。ロール急冷後徐冷帯から冷却帯へ移行させて「ひ
ずみ」応力を除去するよう順次冷却して、基層、調湿層
および化粧層とを一体化せしめることである。こうし
て、平滑であるセラミック板を製造することができる。
【0031】急冷押圧ロールの温度は、製品表面温度よ
り20〜70℃低い温度のロールで押圧すれば、ロール
の融着の防止はできるが、生産性を高めるためには固化
温度まで下げるのが好ましく、したがって、たとえば表
面温度880℃で焼成した発泡セラミック板の表面を6
00℃まで急冷しそののち徐冷帯で固化歪除去を行なう
のが一般的な方法である。
【0032】セラミック板は全工程を通じて25〜28
cm/分程度の速度で焼成炉内を搬送され、炉内に搬入
されてから約144分後に窯出される。
【0033】つぎに本発明のセラミック板を実施例に基
づき説明するが、本発明はもとよりかかる実施例にのみ
限定されるものではない。
【0034】実施例1基層原料の調製 大谷石64.5%(重量%、以下同様)、ソーダ灰18
%、水ガラス粉5%、三立タルク12%およびSiC
0.5%からなる配合原料を10mmφのスチールボー
ルとともにポットミルに入れ4時間のあいだ乾式粉砕し
た。えられた粉末は325メッシュパス96%以上の大
きさであった。この粉末に15%糖蜜液を噴霧しながら
パンペレタイザーにて造粒し、粒径0.5〜2.5mm
の造粒物をえた。
【0035】化粧層コーティング原料の調製 ガラス粉62%、フリット25%、水簸粘度5%および
ケイ酸ジルコニウム8%からなる配合原料を10mmφ
のスチールボールとともにポットミルに入れ5時間のあ
いだ乾式粉砕した。えられた粉末は325メッシュパス
96%以上の大きさであった。
【0036】化粧層原料の調整 福島長石を0.5〜1.5mmに粉砕し、前記コーティ
ング原料30%を粒に対し、2%PVA液を1%スプレ
ーしたあとアイリッヒミキサーに投入、混合し、コーテ
ィング粒をえた。
【0037】調湿層原料の調製 無機質粉砕粒として、頁岩を細かく粉砕したものを使用
した。このときの粉砕粒の平均粒径は約0.5〜3mm
であった。
【0038】焼 成 以上のようにして調製した造粒物などを用いて積層体を
作り、これを焼成して溶化一体化せしめてセラミック板
をえた。
【0039】焼成としては、搬送用に耐熱メッシュベル
トを架設した全長39mのトンネルキルンを用いた。巾
1mのメッシュベルト上に離型材としてアルミナを塗布
し、その上に基層用造粒物を5mmの厚さとなるように
均一にチャージし、その上に調湿層用粉砕粒を500g
/m2 となるようにベース基層上に散布し、さらにその
上に化粧層用造粒物を厚さ3mmとなるように積層し
た。えられた積層体を予熱帯に搬送し、その後順に焼成
帯、急冷帯、徐冷帯、冷却帯と通過させて炉出口より搬
出した。
【0040】なお、焼成温度は850℃であった。メッ
シュベルトの移動速度は25cm/分であり、炉に入れ
て炉から出るまでの所要時間は約240分であった。
【0041】つぎに前記実施例によりえられた本発明の
セラミック板の調湿機能を評価した吸放湿量試験を説明
する。
【0042】図2に示すように、頁岩の粉砕粒を500
g/m2 散布した調湿層から構成される本発明のセラミ
ック板(実施例1)は、板厚10mmの杉板(比較例
1)と調湿クロス貼り石こうボード(厚さ12mm)
(比較例2)と比較して、時間の経過とともに安定した
吸湿量および放湿量がえられることがわかった。
【0043】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
軽量、断熱性、耐久性などの多孔質セラミック板特有の
特長を有するのはもちろんのこと、装飾性豊かであり、
とくに木材に優るとも劣らぬ優れた調湿機能を有し、さ
らには、一体性および機械的強度の改良されたセラミッ
ク板をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック板の要部断面図である。
【図2】本発明の製法を実施するばあいに用いられる製
造装置の一例を示す概略説明図である。
【図3】本発明のセラミック板の調湿機能を評価した吸
放湿量試験を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1ホッパー 2 ベルトコンベア 3 基層 4 散布装置 5 無機質粉砕粒 6 調湿層 7 第2ホッパー 8 化粧層 9 焼成炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永冶 良夫 岐阜県土岐市駄知町2321番地の2 高砂工 業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性無機質原料を加熱発泡せしめた基
    層と、該基層上に積層された、連通気孔を有する化粧層
    とからなるセラミック板であって、前記基層と化粧層と
    のあいだに、調湿機能を有する無機質粉砕粒からなる調
    湿層を介在させてなることを特徴とする調湿機能を有す
    るセラミック板。
  2. 【請求項2】 前記基層が独立気孔を有してなる請求項
    1記載のセラミック板。
  3. 【請求項3】 前記無機質粉砕粒が頁岩からなる請求項
    1または2記載のセラミック板。
  4. 【請求項4】 前記化粧層が焼成温度で溶融しない無機
    質粒からなる請求項1、2または3記載のセラミック
    板。
  5. 【請求項5】 発泡性無機質原料を加熱発泡せしめた基
    質と、該基層上に積層され、化粧粒と調湿機能を有する
    無機質粉砕粒との混合物を加熱せしめた、連通気孔を有
    する化粧層とからなることを特徴とする調湿機能を有す
    るセラミック板。
  6. 【請求項6】 前記基層が連通気孔を有してなる請求項
    1、3、4または5記載のセラミック板。
  7. 【請求項7】 発泡性無機質原料からなる基層上に化粧
    層を積層し、えられた積層体を加熱焼成して溶化一体化
    させるセラミック板であって、前記基層と化粧層とのあ
    いだに、調湿機能を有する無機質粉砕粒からなる調湿層
    を設けることを特徴とする調湿機能を有するセラミック
    板の製法。
  8. 【請求項8】 発泡性無機質原料からなる基層上に、化
    粧粒と調湿機能を有する無機質粉砕粒との混合物からな
    る化粧層を積層し、えられた積層体を加熱焼成して溶化
    一体化させることを特徴とする調湿機能を有するセラミ
    ック板の製法。
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