JPH08172830A - 多条田植機 - Google Patents

多条田植機

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JPH08172830A
JPH08172830A JP32897894A JP32897894A JPH08172830A JP H08172830 A JPH08172830 A JP H08172830A JP 32897894 A JP32897894 A JP 32897894A JP 32897894 A JP32897894 A JP 32897894A JP H08172830 A JPH08172830 A JP H08172830A
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movable seedling
seedling
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Hiromasa Kajitani
博正 梶谷
Nobuhiro Aoki
伸浩 青木
Teruhiko Tsuda
輝彦 津田
Yukinori Takami
幸徳 高見
Toshihiko Kato
俊彦 加藤
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回動支点部のガタの発生を防止し、固定苗載
せ部に対し可動苗載せ部を安定した状態で支持する。 【構成】 この多条田植機1は、苗載せ部13a,13
bを横方向に複数配置し、展開状態において横方向の最
外側に位置する可動苗載せ部13bを固定苗載せ部13
aに折り畳み可能としている。そして、前記可動苗載せ
部13bの背面の縦方向の上下に、一端を可動苗載せ部
13bの横方向外側部に回動自在に軸(21)着され、
かつ他端を固定苗載せ部13a側に回動自在に軸(3
2)着された一対のリンクアーム20,20を設け、こ
れら一対のリンクアーム20,20を補強用の橋絡部材
55a,55bにより一体的に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の苗載せ部を横方
向に配置した多条田植機に係り、詳しくは展開および折
り畳み可能な苗載せ台の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多条田植機は、苗を載置した苗載せ部を
横方向に複数配置して苗載せ台を形成し、展開状態にお
いて横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ
部に折り畳み可能としたものであるが、条数が多くなる
ほど、機体から左右横方向に突出する量が大きくなるた
め、一般の路上を走行する時は車両基準に合わず、従っ
て例えば左右の最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗
載せ部に対して折り畳むようにしている。
【0003】このような多条田植機の一例として、最外
側に位置する可動苗載せ部を、該可動苗載せ部の背面の
縦方向の上下に設けた夫々のリンクアームにより支持
し、折り畳み時には可動苗載せ部を横方向に引き出し
て、その状態から可動苗載せ部を起こして回転させるこ
とにより、前記可動苗載せ部を固定苗載せ部に対して重
合配置するようにしたものがある。また、前記可動苗載
せ部の引き出し操作を容易にするために、可動苗載せ部
の横方向外側に把手を設けたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような多条田植え
機において、可動苗載せ部を支持するために可動苗載せ
部の縦方向の上下に設けた夫々のリンクアームが単独で
構成された場合は、回動作用を行うリンクアームの支点
部のガタにより全体的に支持部にガタが発生し、可動苗
載せ部の折り畳みをスムーズに行うことが困難となる。
【0005】また、展開状態において固定苗載せ部に対
し可動苗載せ部を1点で支持する構成とした場合は、支
持が不安定となって展開状態において固定苗載せ部と可
動苗載せ部が水平にならず傾きを生じて、通常の作業状
態に支障をきたすことになる。
【0006】更に、折り畳み時に可動苗載せ部を横方向
にそのまま引き出して、その状態から可動苗載せ部を起
こして回転させると、苗台を仕切るスクレイパーがエプ
ロンに挟まった状態となっているため、スクレイパーの
先端部分に過大負荷が作用してスクレイパーの破損に至
るおそれがある。
【0007】更にまた、可動苗載せ部に引き出し用の把
手を設けたものは、この把手を可動苗載せ部と略水平に
設けてあるため、可動苗載せ部から把手が大きくはみ出
して苗載せ台の左右動のときに他の物体と当接したり、
操作しにくい等の課題があった。
【0008】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、可動苗載せ
部を支持する支持部材の回動支点部におけるガタの発生
を防止して可動苗載せ部の支持を安定化させると共に、
可動苗載せ部の折り畳み時に他の部材との干渉を防止し
て折り畳み操作をスムーズにできるようにした多条田植
機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、苗を載置する苗載せ部(13a,13
b)を横方向に複数配置して苗載せ台(12)を形成
し、展開状態において少なくとも横方向最外側に位置す
る可動苗載せ部(13b)を固定苗載せ部(13a)に
折り畳み可能とした多条田植機(1)において、前記可
動苗載せ部(13b)の背面の縦方向の上下に、一端を
可動苗載せ部(13b)の横方向外側部に回動自在に軸
(21)着され他端を固定苗載せ部(13a)側に回動
自在に軸(32)着された一対のリンクアーム(20,
20)を設けると共に、これら一対のリンクアーム(2
0,20)を橋絡部材(55a,55b)により連結し
一体構造とした、ことを特徴とする。
【0010】そして、前記リンクアーム(20)を、ガ
イドプレート(27)を介して横方向外側に引き出し可
能に設けると共に、該ガイドプレート(27)に、引き
出し方向に伸びる長穴(30)およびガイド部(56)
を形成し、この長穴(30)の中を前記他端の回動軸
(32)が移動自在となるように構成すると共に、前記
ガイド部(56)にはリンクアーム(20)に設けたガ
イドピン(57)が当接することにより、前記長穴(3
0)とガイド部(56)とで可動苗載せ部(13b)を
水平に保持するようにした、ことを特徴とする。
【0011】また、前記ガイドプレート(27)の引き
出し方向の終端部に、可動苗載せ部(13b)の引き出
しの際にリンクアーム(20)に設けた前記ガイドピン
(57)が乗り上げて可動苗載せ部(13b)を前記他
端の回動軸(32)を中心としてわずかに上方へ回動さ
せるための突起部(58)を形成した、ことを特徴とす
る。
【0012】更に、前記可動苗載せ部(13b)の背面
で該可動苗載せ部(13b)を支持するリンクアーム
(20)の横方向外側の回動軸(21)の略中央に、苗
載せ面に対して横方向下側に傾斜する把手(60)を設
け、この把手(60)により可動苗載せ部(13b)の
折り畳み操作を可能とした、ことを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成に係る本発明によれば、可動苗載せ
部(13b)の背面の縦方向の上下に、一端を可動苗載
せ部(13b)の横方向外側部に回動自在に軸(21)
着され、かつ他端を固定苗載せ部(13a)側に回動自
在に軸(32)着された一対のリンクアーム(20,2
0)を設け、しかもこれら一対のリンクアーム(20,
20)を橋絡部材(55a,55b)により一体的に連
結したので、この橋絡部材(55a,55b)によりリ
ンクアーム(20,20)の強度アップが図られ、回動
支点部におけるガタの発生が防止されると共に、可動苗
載せ部(13b)の支持を安定化することが可能とな
る。
【0014】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1は、この発明の苗載せ装置を装着した
乗用の多条田植え機を示すもので、乗用田植え機1はそ
の前側が走行車2となっており、その後側に苗載せ装置
3が昇降リンク機構5を介して装着・支持されている。
【0017】前記走行車2は、前輪6および後輪7によ
り支持されている走行機体8を有しており、この走行機
体8の前輪6より前方にエンジン部9が搭載されてい
る。また、前記苗載せ装置3は、その下部にフロート1
0が配置され、このフロート10の上方に植付け装置1
1が配置されると共に、この植付け装置11の上方には
苗載せ台12が、斜め前方に向けて傾斜して配設されて
いる。
【0018】この苗載せ台12は、図2に示すように、
複数条の苗を載置する固定苗載せ部13aと、同様に複
数条の苗を載置する可動苗載せ部13bと、これら固定
苗載せ部13aおよび可動苗載せ部13bを載置・慴動
するエプロン15とから成る。前記固定苗載せ部13a
は横方向に複数配置され、この固定苗載せ部13aの横
方向の更に外側に前記可動苗載せ部13bが配置されて
いる。
【0019】以上において、本発明においては、前記可
動苗載せ部13bの背面の縦方向の上下に、一端を可動
苗載せ部13bの横方向外側部に回動自在に軸着され他
端を固定苗載せ部13a側に回動自在に軸着された一対
のリンクアームを設けると共に、これら一対のリンクア
ームを橋絡部材により連結し一体構造としている。
【0020】すなわち、図3〜図6に示すように、前記
可動苗載せ部13bの背面の縦方向の上下には、一端を
可動苗載せ部13bの横方向外側部において支点軸21
により回動自在に軸着され、かつ他端を固定苗載せ部1
3a側において枢軸32,32により回動自在に軸着さ
れた一対のリンクアーム20,20が設けられている。
そして、これら一対のリンクアーム20,20は、橋絡
部材としての補強軸55a,55bにより夫々一体的に
連結されている。
【0021】なお、可動苗載せ部13bの背面には、断
面L形の固定金具22,22がボルト23,23により
取り付けられていて、この固定金具22,22は前記支
点軸21により連結補強されている。
【0022】一方、固定苗載せ部13aの背面には、ボ
ルト26,26により断面L形の金具25,25が前記
の固定金具22,22に略対応して取り付けられてい
て、この金具25,25はステー24により連結補強さ
れている。このステー24の両端側には、断面U字形の
ガイドプレート27,27が取り付けられていて、この
ガイドプレート27の側壁には長手方向に沿い長孔30
が穿設されていると共に、ガイドプレート27の一側端
面には長孔30と同方向に伸びるガイド面56が形成さ
れている。
【0023】そして、このガイドプレート27における
断面U字形の側壁内に、リンクアーム20の他端部が挟
装されていて、このリンクアーム20の他端部とガイド
プレート27の側壁とを貫通するように、前記枢軸32
が長孔30内を摺動自在に取り付けられている。これに
より、リンクアーム20はガイドプレート27に対し回
動自在に軸(32)着されると共に、前記枢軸32を介
してガイドプレート27の長孔30に沿い苗載せ台12
の横方向外側に引き出し可能となっている。
【0024】また、リンクアーム20の前記枢軸32に
近い側にはガイドピン57が植設されていて、ガイドプ
レート27の前記ガイド面56にこのガイドピン57が
当接することにより、前記長穴30とこのガイド面56
とで可動苗載せ部13bを固定苗載せ部13aに対し略
水平に保持するようにしている。
【0025】更に、前記ガイド面56の引き出し方向の
終端部には突起部58が形成されていて、可動苗載せ部
13bを横方向外側に引き出すとき、前記枢軸32が長
孔30の終端部に位置する時点で、前記ガイドピン57
がこの突起部58に乗り上げることになる。このため、
可動苗載せ部13bは枢軸32を中心としてわずかに上
方(図の時計方向)へ回動し、これによりスクレイパー
61がエプロン62から離れ、該スクレイパー61の破
損が未然に防止される。
【0026】次に、可動苗載せ部13bの背面に設けら
れた前記支点軸21には、該支点軸21と一体的に支持
部材59が溶接固定されており、更にこの支持部材59
には把手60が取り付けられている。しかも、この把手
60を苗載せ面に対して横方向下側に傾斜して設けてい
て、この把手60を利用することにより、可動苗載せ部
13bの引き出しから折り畳み操作までスムーズに行う
ことができる。
【0027】なお、前記可動苗載せ部13bの背面に
は、展開状態の可動苗載せ部13bと固定苗載せ部13
aとを連結する連結部材33が設けられている。この連
結部材33は手元側にハンドルを有し、かつ連結杆33
aとネジ部33bとを有している。前記連結杆33a
は、可動苗載せ部13bの背面の横方向両端部を貫通す
るようにして設けられている。
【0028】そして、図6に示すように、可動苗載せ部
13bは、展開状態においては、固定苗載せ部13a側
に設けられたナット部33dに連結部材33のネジ部3
3bが螺合されると共に、図5に示すように、接合部4
0の縦方向の中間部においてクランプ部材44a,44
bにより連結され、更に接合部40の縦方向の上部にお
いてクランプ部材44c,44dにより連結される。
【0029】また、折り畳み状態においては、図4
(a)および図9に示すように、可動苗載せ部13bに
隣接する固定苗載せ部13aの表面側に立設された起立
部材34にナット部34aが設けられていて、このナッ
ト部34aに前記連結部材33のネジ部33bが螺合さ
れると共に、固定苗載せ部13a側に設けられた係合凸
部34bに、可動苗載せ部13b側に設けられた係合凹
部33c(図8参照)が係合されて、可動苗載せ部13
bが保持される。こうして、苗載せ台12の折り畳み状
態では、固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bとの
同じ面を同一方向に向けて重合配置されることになる。
【0030】また、図4(a)(b)および図5に示す
ように、前記固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13b
には、夫々植付け装置11に苗を送るコンベヤベルトか
ら成る苗搬送部16a,16bが装着されている。これ
ら固定苗載せ部13aの苗搬送部16aと可動苗載せ部
13bの苗搬送部16bは、駆動軸によって駆動され
る。また、固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bの
それぞれの苗載置面には苗押えガイド17が装着されて
いる。
【0031】前記苗押えガイド17は、図3および図1
0に示すように、前記固定苗載せ部13aと可動苗載せ
部13bのそれぞれの苗載置面において、リブ54に固
定された取付金具63に上下調節自在に装着されてい
る。すなわち、図4(a)に示すように、固定苗載せ部
13aと可動苗載せ部13bの接合部40には、2分割
されて対向配置されたリブ54a,54bが形成され、
かつその対向面が開放状態となった穴に前記苗押えガイ
ド17が挿入装着されている。このため、前記リブ54
a,54bに夫々取付プレート65,65を設け、この
取付プレート65,65間に苗押えガイド17の支持部
を係止する止め具64をリベットにより上下に位置ズレ
させて設けている。この止め具64,64を上下に位置
ズレさせて設けることにより、該止め具64,64の相
互間の接触による干渉を防止して苗押えガイド17の穴
からの離脱を防止している。これにより、可動苗載せ部
13bが折り畳み状態にあっても、苗押えガイド17が
リブ54から外れることはない。
【0032】また、図3に示すように、縦送りベルトを
巻き掛けするローラ軸の縦送り軸受けブラケット41と
前記ガイドプレート27とをボルト43により連結し
て、リンクアーム20を支持するガイドプレート27の
強度を増加させると共に、リブ54の補強をも行うよう
にしている。
【0033】更に、前記縦送り軸受けブラケット41に
中間金具42を上下動自在に締結し、この中間金具42
を介して苗係止用の前板部材66を苗載せ台12の縦方
向下方に伸長させてから上方に反り返るように延設する
ことで、前板部材66の剛性を高めると共に、ビーク6
7との隙間調整も容易にできるようにしている。
【0034】次に、図6〜図9に基づき本実施例の作用
を説明する。
【0035】図6は、固定苗載せ部13aと可動苗載せ
部13bが横方向に配置された展開状態を示し、この状
態から可動苗載せ部13bを折り畳むには、連結部材3
3のハンドルを操作して連結杆33aを固定苗載せ部1
3a側のナット部33dから外す。続いて、把手60を
掴んでこれを横方向外側に引っ張ると、図7に示すよう
に、リンクアーム20はその枢軸32とガイドピン57
が長孔30とガイド面56に沿ってスライドし、可動苗
載せ部13bが固定苗載せ部13aから引き出される。
更に、前記リンクアーム20を横方向外側に引っ張る
と、リンクアーム20の枢軸32が長孔30の端部に当
接されると共に、ガイドピン57がガイド面56の突起
部58に乗り上げる。これにより、リンクアーム20お
よび可動苗載せ部13bは、枢軸32を中心として内側
(時計方向)に若干回転して傾斜する。
【0036】次に、図8に示すように、可動苗載せ部1
3bを支点軸21を中心として外側(反時計方向)に回
動させると、可動苗載せ部13bに固定された固定金具
22がストッパピン37に当たり、可動苗載せ部13b
はその位置で停止する。
【0037】続いて、図9に示すように、図8の状態か
ら把手60を掴み、リンクアーム20と可動苗載せ部1
3bを同時に内側(時計方向)に回転させて、リンクア
ーム20を略直角状態に起立配置させる。そして、連結
部材33のハンドルを操作し、連結杆33aの先端のネ
ジ部33bを起立部材34のナット部34aに螺合さ
せ、更に可動苗載せ部13b側の係合凹部33c(図8
参照)を固定苗載せ部13a側の係合凸部34bに係合
させる。これにより、固定苗載せ部13aと可動苗載せ
部13bの同じ面を同一方向に向けた折り畳み状態に重
合配置することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、可
動苗載せ部の背面の縦方向の上下に一対のリンクアーム
を設け、このリンクアームを橋絡部材により一体的に連
結したことにより、回動支点部のガタの発生が防止され
て可動苗載せ部の支持を安定化することができる。
【0039】また、ガイドプレートにリンクアームをガ
イドする長穴とガイド部を形成したことにより、この長
穴とガイド部とで可動苗載せ部を安定的に支持してスム
ーズな折り畳み操作ができると共に、展開状態において
も固定苗載せ部に対し可動苗載せ部が傾斜するおそれが
ない。
【0040】更に、ガイドプレートの引き出し方向の終
端部に突起部を形成し、この突起部の作用で可動苗載せ
部をわずかに上方に回動させてから折り畳み動作を行う
ことになるから、折り畳み時に他の部材との干渉を防止
することができる。
【0041】更にまた、可動苗載せ部を支持するリンク
アームの横方向外側の回動軸に把手を設けたので、可動
苗載せ部の引き出しから折り畳みまでの操作をスムーズ
に行うことができる。そして、この把手をリンクアーム
の略中央に設けてあるので、バランス良くかつ楽に可動
苗載せ部をセットしたり折り畳んだりすることができ
る。また、前記把手を苗載せ面に対して横方向下側に傾
斜して設けたことにより、苗載せ面から横方向へのはみ
だしを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植機の側
面図である。
【図2】苗載せ装置を展開した状態の多条田植機の平面
図である。
【図3】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植機の要
部側面図である。
【図4】(a)は多条田植機の苗搬送部を示す概略平面
図であり、(b)はその正面図である。
【図5】苗載せ装置を展開した状態の平面図である。
【図6】苗載せ装置を展開した状態の正面図である。
【図7】リンクアームを横方向に少し引き出した状態の
正面図である。
【図8】リンクアームを横方向に引き出した後、可動苗
載せ部を外側に回動させた状態の正面図である。
【図9】可動苗載せ部を折り畳んだ状態の正面図であ
る。
【図10】苗押えガイドを止め具で係止した状態を示す
拡大図である。
【符号の説明】
1 乗用田植え機 2 走行車 3 苗載せ装置 11 植付け装置 12 苗載せ台 13a 固定苗載せ部 13b 可動苗載せ部 20 リンクアーム 21 支点軸 22 固定金具 24 ステー 25 金具 26 ボルト 27 ガイドプレート 30 長孔 32 枢軸 33 連結部材 33a 連結杆 33b ネジ部 33c 係合凹部 33d ナット部 34 起立部材 34a ナット部 34b 係合凸部 37 ストッパピン 40 接合部 41 縦送り軸受けブラケット 55a,55b 補強軸 56 ガイド面 57 ガイドピン 58 突起部 59 支持部材 60 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 輝彦 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 高見 幸徳 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 加藤 俊彦 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗を載置する苗載せ部を横方向に複数配
    置して苗載せ台を形成し、展開状態において少なくとも
    横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ部に
    折り畳み可能とした多条田植機において、 前記可動苗載せ部の背面の縦方向の上下に、一端を可動
    苗載せ部の横方向外側部に回動自在に軸着され他端を固
    定苗載せ部側に回動自在に軸着された一対のリンクアー
    ムを設けると共に、 これら一対のリンクアームを橋絡部材により連結し一体
    構造とした、 ことを特徴とする多条田植機。
  2. 【請求項2】 前記リンクアームを、ガイドプレートを
    介して横方向外側に引き出し可能に設けると共に、 該ガイドプレートに、引き出し方向に伸びる長穴および
    ガイド部を形成し、 この長穴の中を前記他端の回動軸が移動自在となるよう
    に構成すると共に、 前記ガイド部にはリンクアームに設けたガイドピンが当
    接することにより、 前記長穴とガイド部とで可動苗載せ部を水平に保持する
    ようにした、 ことを特徴とする請求項1記載の多条田植機。
  3. 【請求項3】 前記ガイドプレートの引き出し方向の終
    端部に、可動苗載せ部の引き出しの際にリンクアームに
    設けた前記支持ピンが乗り上げて可動苗載せ部を前記他
    端の回動軸を中心としてわずかに上方へ回動させるため
    の突起部を形成した、 ことを特徴とする請求項1,2記載の多条田植機。
  4. 【請求項4】 前記可動苗載せ部の背面で該可動苗載せ
    部を支持するリンクアームの横方向外側の回動軸の略中
    央に、苗載せ面に対して横方向下側に傾斜する把手を設
    け、 この把手により可動苗載せ部の折り畳み操作を可能とし
    た、 ことを特徴とする請求項1〜3記載の多条田植機。
JP32897894A 1994-12-28 1994-12-28 多条田植機 Expired - Fee Related JP3556717B2 (ja)

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