JP3245325B2 - 多条田植機 - Google Patents

多条田植機

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JP3245325B2
JP3245325B2 JP11607395A JP11607395A JP3245325B2 JP 3245325 B2 JP3245325 B2 JP 3245325B2 JP 11607395 A JP11607395 A JP 11607395A JP 11607395 A JP11607395 A JP 11607395A JP 3245325 B2 JP3245325 B2 JP 3245325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の苗載せ部を横方
向に配置した多条田植機に係り、詳しくは可動苗載せ部
を移動させて固定苗載せ部に折り畳み可能とした多条田
植機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多条田植機は、苗を載置した苗載せ部を
横方向に複数配置して苗載せ台を形成し、展開状態にお
いて横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ
部に重合して前記苗載せ台を折り畳み可能としたもので
あるが、条数が多くなるほど、機体から左右横方向に突
出する量が大きくなるため、一般の路上を走行する時は
車両基準に合わず、従って例えば左右の最外側に位置す
る可動苗載せ部を固定苗載せ部に重ね合わせて折り畳む
ようにしている。
【0003】また、前記多条田植え機を展開状態で格納
する場合は、車庫スペースを大きく必要とするので、一
般的には可動苗載せ部を折り畳んだ状態で格納してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
苗載せ台を折り畳む場合に、折り畳み後の可動苗載せ部
やその他の付属部品が機体の横幅よりもはみ出した状態
にあると、路上走行時に車両基準に合わなくなるし、ま
た、可動苗載せ部を無理に固定苗載せ部よりも内側に位
置せしめるようにして折り畳んだ場合は、構造的な要因
から可動苗載せ部の保持が不安定となるおそれがある。
更に、折り畳み構造が複雑であると、操作が煩雑になる
と共に、コストアップの原因にもなりかねない。
【0005】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、苗載せ台の
折り畳みによる横幅の縮小を図ると共に、折り畳み構造
の簡略化により作業性の向上を図り得る多条田植機を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、苗を載置した苗載せ部(13a,13
b)を横方向に複数配置して苗載せ台(12)を形成
し、展開状態において少なくとも横方向最外側に位置す
る可動苗載せ部(13b)を移動させて固定苗載せ部
(13a)に折り畳み可能とした多条田植機(1)にお
いて、前記可動苗載せ部(13b)の背面に、一端を該
可動苗載せ部(13b)の横方向外側部に回動自在に軸
着(21)され、他端を前記固定苗載せ部(13a)側
に回動自在に軸着(32)されたアーム部材(20)を
設け、該アーム部材(20)を外方に引出して回動さ
せ、前記可動苗載せ部(13b)の可動苗載せ面と前記
固定苗載せ部(13a)の固定苗載せ面とが同一方向に
向けて重合配置された折り畳み状態にあるときに、該可
動苗載せ部(13b)の横方向外側部(A面)が、機体
(8)の横方向外側部(B面)と固定苗載せ部(13
a)の横方向外側部(C面)との間に位置するように構
成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、苗を載置した苗載せ部
(13a,13b)を横方向に複数配置して苗載せ台
(12)を形成し、展開状態において少なくとも横方向
最外側に位置する可動苗載せ部(13b)を移動させて
固定苗載せ部(13a)に折り畳み可能とすると共に、
展開状態において横方向外側に位置し前記可動苗載せ部
(13b)を下方で支持する可動エプロン(15b)を
回動させて機体内方の固定エプロン(15a)側に折り
畳み可能とし、更に機体(8)の側方に設けられた線引
き用マーカ(18,19)を回動させて機体内方に折り
畳み可能とした多条田植機(1)において、前記可動苗
載せ部(13b)の背面に、一端を該可動苗載せ部(1
3b)の横方向外側部に回動自在に軸着(21)され、
他端を前記固定苗載せ部(13a)側に回動自在に軸着
(32)されたアーム部材(20)を設け、該アーム部
材(20)を前記可動苗載せ部(13b)と共に外方に
引出して回動させた折り畳み状態では、前記可動苗載せ
部(13b)の可動苗載せ面と前記固定苗載せ部(13
a)の固定苗載せ面とが同一方向に向けて重合配置され
ると共に、前記可動エプロン(15b)及び線引き用マ
ーカ(18,19)の回動支点(37)を、機体(8)
の横方向外側部(B面)よりも内側に位置するように構
成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成により、本発明によれば、可動苗載
せ部(13b)の背面に、一端を該可動苗載せ部(13
b)の横方向外側部に回動自在に軸着(21)され、他
端を固定苗載せ部(13a)側に回動自在に軸着(3
2)されたアーム部材(20)を設け、該アーム部材
(20)を外方に引出して回動させ、前記可動苗載せ部
(13b)の可動苗載せ面と前記固定苗載せ部(13
a)の固定苗載せ面とが同一方向に向けて重合配置され
折り畳み時には、該可動苗載せ部(13b)はその背
面に設けられたアーム部材(20)の前記軸(32)を
中心として回動することにより折り畳まれるため、可動
苗載せ部(13b)の横方向外側面(A面)が、機体
(8)の横方向外側面(B面)と、固定苗載せ部(13
a)の横方向外側面(C面)との間に位置することにな
り、折り畳みに必要な構成部材として、前記アーム部材
(20)を備えるのみで足りるので、折り畳み構造が簡
単になるという利点を有する。また、前記可動苗載せ面
と固定苗載せ面とが同一方向に向けて重合配置された折
り畳み時には、線引き用マーカ(18,19)やエプロ
ンガード(28)も機体内方に折畳まれるが、可動エプ
ロン(15b)及び線引き用マーカ(18,19)の回
動支点(37)が、機体(8)の横方向外側部(B面)
よりも内側に位置しているので、折り畳み時に可動エプ
ロン(15b)や線引き用マーカ(18,19)が機体
側方に突出することはなく、コンパクトに折畳み可能と
なる。
【0009】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0011】図1は、この発明の苗載せ装置を装着した
乗用の多条田植え機を示すもので、乗用田植え機1はそ
の前方が走行車2となっており、その後方に苗載せ装置
3が昇降リンク機構5を介して装着・支持されている。
前記走行車2は、前輪6および後輪7により支持されて
いる走行機体8を有しており、この走行機体8の前輪6
よりも前部にエンジン9が搭載され、その後部に運転席
シート4が設けられている。前記苗載せ装置3は、その
下部にフロート10が配置され、このフロート10の上
方に植付け装置11が配置されると共に、この植付け装
置11の上方には苗載せ台12が、斜め前方に向けて傾
斜して配設されている。
【0012】なお、機体8の後方でかつ機体側方には、
マーカステー18を介してマーカアーム19が折り畳み
自在に設けられている。このマーカアーム19により、
適切な隣接条間を保つべく、直進の目標となるように圃
場の表面に線を引くことが可能となっている。
【0013】前記苗載せ台12は、図2に示すように、
複数条の苗を載置する固定苗載せ部13aと、複数条の
苗を載置する可動苗載せ部13bと、これら固定苗載せ
部13aおよび可動苗載せ部13bを載置・慴動するエ
プロン15とから成る。前記固定苗載せ部13aは横方
向に複数配置され、更にこの固定苗載せ部13aの横方
向の外側に前記可動苗載せ部13bが配置されていて、
この可動苗載せ部13bの折り畳み状態では、可動苗載
せ面と固定苗載せ面とが同一方向に向けて重合配置され
るようになっている(図1の折り畳み状態を参照)。
【0014】図3に示すように、前記固定苗載せ部13
aと可動苗載せ部13bには、夫々植付け装置11に苗
を送るためのコンベヤベルトから成る苗搬送部16a,
16bが装着されていて、これら固定苗載せ部13aの
苗搬送部16aと可動苗載せ部13bの苗搬送部16b
とは、駆動軸によって駆動される。また、固定苗載せ部
13aと可動苗載せ部13bのそれぞれの苗載置面に
は、苗押えガイド17が装着されている。なお、前記フ
ロート10の上方には、植付け装置11が配置されてい
て、固定苗載せ部13aおよび可動苗載せ部13bは前
記エプロン15に沿って左右に慴動できるようになって
いる。
【0015】次に、図3および、苗載せ台の折り畳み状
態を示す図4と図5に示すように、前記可動苗載せ部1
3bの背面の縦方向の上下には、一端を可動苗載せ部1
3bの横方向外側部において支点軸21により回動自在
に軸着され、かつ他端を固定苗載せ部13a側において
枢軸32,32により回動自在に軸着された一対のリン
クアーム20,20が設けられている。なお、可動苗載
せ部13bの背面には、断面L形の固定金具22,22
がボルト23,23により取り付けられていて、この固
定金具22,22は前記支点軸21により連結補強され
ている。
【0016】一方、固定苗載せ部13aの背面には、ボ
ルト26,26により断面L形の金具25,25が前記
の固定金具22,22に略対応して取り付けられてい
て、この金具25,25はステー24により連結補強さ
れている。このステー24の両端側には、断面U字形の
ガイドプレート27,27が取り付けられていて、この
ガイドプレート27の側壁には長手方向に沿い長孔30
が穿設されていると共に、ガイドプレート27の一側端
面には長孔30と同方向に伸びるガイド面56が形成さ
れている。
【0017】そして、このガイドプレート27における
断面U字形の側壁内に、リンクアーム20の他端部が挟
装されていて、このリンクアーム20の他端部とガイド
プレート27の側壁とを貫通するように、前記枢軸32
が長孔30内を摺動自在に取り付けられている。これに
より、リンクアーム20はガイドプレート27に対し回
動自在に軸着されると共に、前記枢軸32を介してガイ
ドプレート27の長孔30に沿い苗載せ台12の横方向
外側に引き出し可能となっている。
【0018】前記リンクアーム20には、その枢軸32
に近い側にガイドピン57が植設されていて、ガイドプ
レート27の前記ガイド面56にこのガイドピン57が
当接することにより、前記長穴30とこのガイド面56
とで可動苗載せ部13bを固定苗載せ部13aに対し略
水平に保持するようにしている。
【0019】また、前記可動苗載せ部13bの背面に
は、展開状態の可動苗載せ部13bと固定苗載せ部13
aとを連結する連結部材33が設けられている。この連
結部材33は手元側にハンドルを有すると共に、可動苗
載せ部13bの背面の横方向両端部を貫通するように設
けられた連結杆33aと、ネジ部33bとを有してい
る。そして、前記可動苗載せ部13bは、展開状態にお
いては、固定苗載せ部13a側のナット部(図示せず)
に連結部材33の前記ネジ部33bが螺合され、かつ、
図3に示すように、接合部40の縦方向の中間部と上部
をクランプ部材44,44’により連結されている。
【0020】更に、可動苗載せ部13bの背面に設けら
れた前記支点軸21には、該支点軸21と一体的に支持
部材59が溶接固定されており、この支持部材59には
把手60が取り付けられている。しかも、この把手60
を苗載せ面に対して横方向下側に傾斜するように設けて
いて、この把手60を用いることで折り畳み操作を簡単
に行うことができる。
【0021】すなわち、折り畳みの際には、図5に示す
ように、前記連結部材33を回動操作して固定苗載せ部
13aと可動苗載せ部13bとの螺合を解除した後、把
手60をつかんで横方向外側に引き出せば、リンクアー
ム20と共に可動苗載せ部13bが同方向に引き出さ
れ、次いで可動苗載せ部13bを外側(図5の矢印D方
向)に略90度回動させ、続いて前記リンクアーム20
を、枢軸32を中心として可動苗載せ部13bと共に内
側(図5の矢印E方向)に略90度回動させれば、最後
に前記連結部材33等により可動苗載せ部13bを起立
部材34に締結するだけで折り畳み操作を完了すること
ができる。こうして、可動苗載せ部13bの折り畳み状
態では、可動苗載せ面と固定苗載せ面とが同一方向に向
けて重合配置されることになる。
【0022】ここで、本発明においては、前記可動苗載
せ部13bが折り畳み状態にあるときに、該可動苗載せ
部13bの横方向外側部が、機体8の横方向外側部と固
定苗載せ部13aの横方向外側部との間に位置するよう
に構成したことを特徴としている。
【0023】すなわち、図6および図7に示すように、
可動苗載せ部13bの横方向外側部(A面)が、機体8
の横方向外側部(B面)と固定苗載せ部13aの横方向
外側部(C面)との間に位置するように構成している。
詳しくは、固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bの
下端部に、これらを載置・慴動するエプロン15が設け
られ、このエプロン15はノブ45を操作することによ
り、折曲点43を中心として固定エプロン15aと可動
エプロン15bとが折曲可能とされていて、前記折曲点
43は機体8の固定エプロン15aの横方向外側面(B
面)よりも内側に位置している。
【0024】そして、前述のように、折り畳み時には、
可動苗載せ部13bはリンクアーム20の枢軸(回動支
点)32を中心として回動して折り畳まれるため、例え
ば可動苗載せ部13bにおける支持部材59の横方向外
側面(A面)が、固定エプロン15aの横方向外側面
(B面)と、固定苗載せ部13aの横方向外側面(C
面)との間に位置するようになっている。
【0025】図8および図9は、エプロン15の折り畳
み構造の詳細を示す図であり、固定エプロン15aと可
動エプロン15bは連結プレート47にて回動可能に連
結されていて、その回動部は前記ノブ45により締結さ
れている。そして、このノブ45と連結プレート47と
の間には、スプリング(圧縮)48が介装されている。
このスプリング48により、ノブ45を緩めても連結プ
レート47がガタつかないため、可動エプロン15bの
抜き差しを安定的に行える。
【0026】この構成により、可動苗載せ部13bの折
り畳みに際しては、前記リンクアーム20を横方向外側
に引き出してから可動苗載せ部13bを外側に略90度
回動作させ、次いで可動苗載せ部13bと共にリンクア
ーム20を内側に略90度回動させれば済み、折り畳み
に必要な構成部材として、前記リンクアーム20を備え
るのみで足りるので苗載せ台の折り畳み構造が簡単にな
る。
【0027】なお、図5〜図7に示したように、可動苗
載せ部13bに隣接する固定苗載せ部13aの表面側に
は起立部材34が立設され、この起立部材34にL型金
具31を介してナット部34aが設けられていて、この
ナット部34aに前記連結部材33のネジ部33bが螺
合される。同様に、起立部材34に設けられた係合凸部
34bに、可動苗載せ部13b側に設けられた係合凹部
33cが係合される。また、起立部材34の上部には連
結パイプ46と共に押圧プレート42が設けられてい
て、この押圧プレート42が可動苗載せ部13b側のリ
ブ端面に当接され、これら螺合部と係合部および当接部
により可動苗載せ部13bが安定的に保持される。こう
して、苗載せ台12の折り畳み状態では、固定苗載せ部
13aと可動苗載せ部13bとの同じ面を同一方向に向
けて重合配置されることになる。
【0028】更に、図7において、苗載せ台12の側方
に設けられた前記マーカアーム19は、機体8から左右
側に突設されたマーカステー18に連結されていて、前
記マーカステー18は中途部に折曲部37を有すると共
に、マーカステー18の端部にはエプロンガード28が
取り付けられている。
【0029】そして、可動苗載せ部13bの折り畳みに
際しては、これらマーカアーム19やエプロンガード2
8も機体内方に折り畳まれるが、前記マーカアーム19
を折り畳むには、前記マーカステー18を折曲部37か
ら略90度折り曲げると共に、マーカアーム19をフッ
ク38内に入れて機体内方に折り畳む。このときのマー
カステー18の折曲部(回動支点)37も、図6に示し
た固定エプロン15aの横方向左側面(B面)よりも内
側に位置している。
【0030】以上により、前記可動エプロン13bの折
曲点43とマーカステー18の折曲部37とは、いずれ
も固定エプロン15aの横方向左側面(B面)よりも内
側に配置されているため、折り畳んだ状態では可動エプ
ロン15bやマーカステー18、およびマーカアーム1
9が機体から左右側方に突出することはない。
【0031】次に、図10〜図13に示すように、折り
畳み時には固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bと
は、隣接するリブ53a,53bの接合部分から分離さ
れるが、その接合部分のリブ53aの下端部にはスクレ
ーパ52が装着されている。そして、折り畳みの際、前
記スクレーパ52は固定苗載せ部13a側に残されるよ
うになっている。一方、可動苗載せ部13bの横方向外
側の一端側のリブ53bにも、前記と別体のスクレーパ
52が装着されていて、しかもリブ53bにはスクレー
パ52の下方移動を規制するストッパ55が設けられて
いる。
【0032】このため、折り畳み時には前記別体のスク
レーパ52は、前記ストッパ55によって脱落が防止さ
れると共に、折り畳み状態から展開状態にする場合、前
記別体のスクレーパ52をエプロン15に嵌めるのみで
良いため、作業が簡単になる。
【0033】また、固定苗載せ部13a側に設けられた
スクレーパ52は、リブ53aに取り付けられた保持部
材54により上下移動自在に保持されていて、前記エプ
ロン15の上下動に応じて移動可能になっている。この
ように、スクレーパ52は保持部材54により上下移動
自在に保持されているから、折り畳み操作を容易に行う
ことができる。
【0034】図14および図15は、苗無し検知センサ
ー用ワイヤハーネスの配線状態を示す図である。
【0035】同図に示すように、配線ケーブル100か
らコネクタ99を介して、メインワイヤハーネス96が
固定苗載せ部13aの背面に沿って配設されており、ま
た、このメインワイヤハーネス96からコネクタ101
を介して、サブワイヤハーネス97がリンクアーム20
に沿って配設されている。これらメインワイヤハーネス
96およびサブワイヤハーネス97は、中途部の数か所
をワイヤバンド98にて締結されながら引き延ばされ
て、センサ102に接続されている。
【0036】以上のように、リンクアーム20に沿って
配線されているため、苗載せ台の折り畳みや展開作業に
も支障をきたすことなく、よってスムーズに折り畳み作
業等を行うことができる。
【0037】次いで、本実施例の多条田植機の全体の作
用を説明する。
【0038】図2および図3に示すように、固定苗載せ
部13aと可動苗載せ部13bが横方向に配置された展
開状態から可動苗載せ部13bを折り畳むには、連結部
材33のハンドルを操作して連結杆33aを固定苗載せ
部13aから外す。続いて、把手60を掴んでこれを横
方向外側に引っ張ると、図5に示すように、リンクアー
ム20はその枢軸32とガイドピン57が長孔30とガ
イド面56に沿ってスライドし、左右いずれかまたは双
方の可動苗載せ部13bが固定苗載せ部13aから引き
出される。
【0039】次いで、可動苗載せ部13bを支点軸21
を中心として外側に回動させると、可動苗載せ部13b
に固定された固定金具22がストッパピン(図示せず)
に当接してその位置で停止する。
【0040】続いて、図5または図6に示すように、リ
ンクアーム20と可動苗載せ部13bを同時に内側に回
転させて、リンクアーム20を略直角状態に起立配置さ
せる。そして、連結部材33のハンドルを操作し、連結
杆33aの先端のネジ部33bを起立部材34のナット
部34aに螺合させ、更に可動苗載せ部13b側の係合
凹部33cを固定苗載せ部13a側の係合凸部34bに
係合させる。これにより、固定苗載せ部13aと可動苗
載せ部13bの同じ面を同一方向に向けた折り畳み状態
に重合配置することができる。
【0041】このとき、可動苗載せ部13bの横方向外
側部(A面)は、機体8の横方向外側部(B面)と固定
苗載せ部13aの横方向外側部(C面)との間に位置し
ており、折り畳み状態において可動苗載せ部13bは安
定的に保持されると共に、この可動苗載せ部13bが機
体8よりも外側にはみ出すことはない。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、
動苗載せ部の可動苗載せ面と固定苗載せ部の固定苗載せ
面とが同一方向に向けて重合配置された折り畳み状態に
あるときに、この可動苗載せ部の横方向外側部が機体の
横方向外側部と固定苗載せ部の横方向外側部との間に位
置するように構成したことにより、苗載せ台の折り畳み
により横幅の縮小を図ることができると共に、折り畳み
構造が簡単化され作業性の向上を図ることができる。
た、本発明によれば、可動エプロン及び線引き用マーカ
の回動支点を、機体の横方向外側部よりも内側に位置す
るように構成したので、可動苗載せ面と固定苗載せ面と
が同一方向に向けて重合配置される可動苗載せ部の折り
畳みに際して、マーカアームやエプロンガードも機体の
内方に折畳めば、可動エプロンやマーカステ−及びマー
カアームも機体から側方に突出することはなく、こうし
て田植機全体をコンパクトに折畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植機の側
面図である。
【図2】苗載せ装置を展開した状態の多条田植機の平面
図である。
【図3】苗載せ装置を展開した状態の平面図である。
【図4】苗載せ装置を折り畳んだ状態の側面図である。
【図5】可動苗載せ部を折り畳む場合の正面図である。
【図6】可動苗載せ部を折り畳んだ状態の正面図であ
る。
【図7】可動苗載せ部を折り畳んだ状態の平面図であ
る。
【図8】エプロンの平面図である。
【図9】エプロンの正面図である。
【図10】苗載せ装置の折り畳み状態を示す側面図であ
る。
【図11】苗載せ台下端部のリブ部の平面図である。
【図12】図11の正面図である。
【図13】図11の側面図である。
【図14】苗載せ装置の折り畳み状態におけるワイヤハ
ーネスの配線状態を示す図である。
【図15】可動苗載せ部を折り畳んだときのワイヤハー
ネスの配線状態を示す図である。
【符号の説明】
1 乗用田植え機 2 走行車 3 苗載せ装置 4 運転席シート 11 植付け装置 13a 固定苗載せ部 13b 可動苗載せ部 15 エプロン 15a 固定エプロン 15b 可動エプロン 18 マーカステー 19 マーカアーム 20 リンクアーム 21 支点軸 24 ステー 27 ガイドプレート 30 長孔 32 枢軸 33 連結部材 34 起立部材 37 折曲部 43 折曲点 47 連結プレート 48 スプリング 52 スクレーパ 53a,53b リブ 54 保持部材 55 ストッパ 96 メインワイヤハーネス 97 サブワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 350 - 353 A01C 11/02 330 A01B 69/02 A01B 73/02 - 73/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗を載置した苗載せ部を横方向に複数配
    置して苗載せ台を形成し、展開状態において少なくとも
    横方向最外側に位置する可動苗載せ部を移動させて固定
    苗載せ部に折り畳み可能とした多条田植機において、前記可動苗載せ部の背面に、一端を該可動苗載せ部の横
    方向外側部に回動自在に軸着され、他端を前記固定苗載
    せ部側に回動自在に軸着されたアーム部材を設け、該ア
    ーム部材を外方に引出して回動させ、前記可動苗載せ部
    の可動苗載せ面と前記固定苗載せ部の固定苗載せ面とが
    同一方向に向けて重合配置された 折り畳み状態にあると
    きに、該可動苗載せ部の横方向外側部が、機体の横方向
    外側部と固定苗載せ部の横方向外側部との間に位置する
    ように構成した、 ことを特徴とする多条田植機。
  2. 【請求項2】 苗を載置した苗載せ部を横方向に複数配
    置して苗載せ台を形成し、展開状態において少なくとも
    横方向最外側に位置する可動苗載せ部を移動させて固定
    苗載せ部に折り畳み可能とすると共に、展開状態におい
    て横方向外側に位置し前記可動苗載せ部を下方で支持す
    る可動エプロンを回動させて機体内方の固定エプロン側
    に折り畳み可能とし、更に機体の側方に設けられた線引
    き用マーカを回動させて機体内方に折り畳み可能とした
    多条田植機において、前記可動苗載せ部の背面に、一端を該可動苗載せ部の横
    方向外側部に回動自在に軸着され、他端を前記固定苗載
    せ部側に回動自在に軸着されたアーム部材を設け、該ア
    ーム部材を前記可動苗載せ部と共に外方に引出して回動
    させた折り畳み状態では、前記可動苗載せ部の可動苗載
    せ面と前記固定苗載せ部の固定苗載せ面とが同一方向に
    向けて重合配置されると共に、 前記可動エプロン及び線
    引き用マーカの回動支点を、機体の横方向外側部よりも
    内側に位置するように構成した、 ことを特徴とする多条田植機。
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