JPH08170606A - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH08170606A
JPH08170606A JP31619994A JP31619994A JPH08170606A JP H08170606 A JPH08170606 A JP H08170606A JP 31619994 A JP31619994 A JP 31619994A JP 31619994 A JP31619994 A JP 31619994A JP H08170606 A JPH08170606 A JP H08170606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
pressure chamber
head
end wall
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Pending
Application number
JP31619994A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sato
佐藤  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Kiki Co Ltd filed Critical Jidosha Kiki Co Ltd
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立作業性の向上、重量の軽減および製造価
格の低減を図ることができつつ、フリーピストンの頭部
の破損を可及的に防止することができるシリンダ装置を
提供することを目的とする。 【構成】 ピストン26の頭部26aの凹部32内に、
該頭部の高さに等しい凸部33を形成した構成としてい
る。これにより、ピストンロッド23aによって押され
てピストン26がシリンダ20の端壁20a側に押送さ
れる際、該ピストンの頭部26aが凸部33とともに端
壁20aに当接する。これにより、ピストンロッド23
aによる押圧力が分散され、該ピストン26の頭部26
aに亀裂が入ったりするのが可及的に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】大型車両では、シフトレバーの操作に対
応して電磁切換弁を選択作動させ、それによってシフト
操作用シリンダまたはセレクト操作用シリンダを作動さ
せて変速機の切換えを行うものがある。
【0003】図5〜図7は、このような変速機操作用シ
リンダを示している。このシリンダは、圧縮空気によっ
て作動される。このシリンダは、隔壁1によって画成さ
れる第1シリンダ室2と第2シリンダ室3とを有してい
る。そして、第1シリンダ室2にはメインピストン4が
配設され、第2シリンダ室3にはメインピストン4より
も大きな圧力作用面積をもったフリーピストン5が配設
されている。メインピストン4は、該ピストン4と端壁
6との間に第1圧力室7を画成し、該ピストン4と隔壁
1との間に第2圧力室8を画成している。また、フリー
ピストン5は、該ピストン5と隔壁1との間に大気圧室
9を画成し、該ピストン5と端壁10との間に第3圧力
室11を画成している。また、メインピストン4は、両
面にそれぞれピストンロッド12,13を備えている。
ピストンロッド12はシフトまたはセレクト操作を行う
ものであり、ピストンロッド13は隔壁1を貫通して設
置され、フリーピストン5に当接して、該フリーピスト
ン5を押送するものである。
【0004】そして、上記第1圧力室7は第1の電磁切
換弁14を介し、上記第2圧力室8は第2の電磁切換弁
15を介し、また第3圧力室11は第3の電磁切換弁1
6を介してエアタンク17にそれぞれ接続されている。
これらの電磁切換弁14,15,16は、いずれも非励
磁状態で各圧力室7,8,11を大気に開放し、励磁状
態で各圧力室7,8,11をエアタンク17に連通させ
る。これらの電磁切換弁14,15,16はコントロー
ラ18によって制御される。
【0005】上記したシリンダがシフト操作用シリンダ
の場合には、第1の切換弁14のみを励磁することによ
って第1圧力室7にのみ圧縮空気を供給し、メインピス
トン4を第1シリンダ室2内で隔壁1に最も接近した位
置(第1位置)に移動させて、一方側へのシフト動作を
させ、第1および第3の切換弁14,16を励磁するこ
とによって第1圧力室7と第3圧力室11へ圧縮空気を
供給し、メインピストン4を第1シリンダ室2内におけ
る中間の位置(第2位置)に移動させて、ニュートラル
位置に動作させ、第2の切換弁15のみを励磁して第2
圧力室8に圧縮空気を供給し、メインピストン4を第1
シリンダ室2内で端壁6に最も接近した位置(第3位
置)に移動させて、他方側へのシフト動作をさせてい
る。
【0006】なお、上記したシリンダがセレクト操作用
シリンダの場合には、上記メインピストン4の第1位置
が第1セレクト位置、第2位置が第2セレクト位置、第
3位置が第3セレクト位置となる。
【0007】上記セレクト操作用シリンダでは、シフト
操作用シリンダのシフト動作中、シフト位置に対応さ
せ、第1圧力室7に流体を維持させて、メインピストン
4を第1セレクト位置に保持させ、第1圧力室7および
第3圧力室11に流体を維持させて、メインピストン4
を第2セレクト位置に保持させ、また第2圧力室8に流
体を維持させて、メインピストンを第3セレクト位置に
保持させている。
【0008】また、上記シフト操作用シリンダでは、セ
レクト操作用シリンダのセレクト動作中、第1圧力室7
および第3圧力室11に流体を維持させて、メインピス
トン4を第2位置に保持させている。そして、次のシフ
ト動作の際に、第3圧力室11の流体の排出または第1
圧力室7の流体の排出および第2圧力室8への流体の供
給によって、メインピストン4を作動させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
変速機操作装置では、フリーピストン5が端壁10に近
づいた状態にあるときでも、第3圧力室11内のエアの
出入りがスムーズに行われるように、該フリーピストン
の頭部5aに凹部19が形成されている。シリンダ作動
時には、フリーピストン5の頭部5aはピストンロッド
13によって押され、該フリーピストンが端壁10に当
接する時には、該フリーピストンの頭部5aの凹部19
に力が集中し、該フリーピストンの頭部5aにひび20
が入り、破損するおそれがあった。そこで、フリーピス
トン5の頭部の強度を確保するために、図示しないクッ
ションを用いたり、該フリーピストン自体を強靭な材料
を用いて形成することも考えられた。しかしながら、上
記クッションを追加することは、変速機操作装置の組立
部品の点数を増し、その組立作業性の低下を招くととも
に、その重量の増大を招く不具合があった。また、強靭
な材料は一般的に高価であるため、このような材料を用
いてフリーピストン5を形成することは、変速機操作装
置の製造価格の上昇を招き、好ましくなかった。本発明
は、組立作業性の向上、重量の軽減および製造価格の低
減を図ることができつつ、ピストンの頭部の破損を可及
的に防止することができるシリンダ装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、シリンダハウジング内に摺動自在に配
設したピストンの頭部に凹部を形成し、ピストン押送用
ロッドによって、上記ピストンを上記シリンダハウジン
グの端壁側に押すようにしたシリンダ装置において、上
記ピストンの頭部の凹部内に、該頭部の高さに等しい凸
部を形成した構成としている。
【0011】
【作用】本発明のシリンダ装置では、ピストンロッドに
よって押されてピストンがシリンダの端壁側に押送され
る際、該ピストンの頭部が凸部とともに端壁に当接す
る。これにより、ピストンロッドによる押圧力が分散さ
れ、該ピストンの頭部に亀裂が入ったりするのが可及的
に防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る変速機操作装置の一実施
例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図
3は、本発明に係る変速機操作装置の一実施例を示すも
のである。図1は、本発明に係る変速機操作装置を概念
的に示している。この装置はアクチュエータとしてシフ
ト用シリンダ20および図示しないセレクト用シリンダ
を備えている。なお、セレクト用シリンダは、上記シフ
ト用シリンダ20とほとんど同じ構造であるので、説明
の便宜上、シフト用シリンダ20の構造および作用を参
照することとし、その詳細な説明を省略する。
【0013】シフト用シリンダ20は、図1に示したよ
うに、第1シリンダ室21と第2シリンダ室22を有し
ている。第1シリンダ室21には、メインピストン23
が配設され、該ピストン23によって第1シリンダ室2
1が第1圧力室24と第2圧力室25に画成されてい
る。一方、第2シリンダ室22には、フリーピストン2
6が配設され、該ピストン26によって第2シリンダ室
22が大気圧室27と第3圧力室28に画成されてい
る。そして、このフリーピストン26の圧力作用面積
は、メインピストン23のそれよりも大きい。
【0014】このシフト用シリンダ20の第1圧力室2
4は、第1の電磁切換弁29を介し、第2圧力室25は
第2の電磁切換弁30を介し、また第3圧力室28は第
3の電磁切換弁31を介して、それぞれのエアタンクA
に接続されている。
【0015】上記電磁切換弁29,30,31は、3ポ
ート2位置切換弁であり、図示しないコントローラによ
って制御される。第1の電磁切換弁29は、消磁状態で
第1圧力室24を大気に開放し、コイル29aが励磁さ
れて第1圧力室24をエアタンクAに連通する。また、
第2の電磁切換弁30は、消磁状態で第2圧力室25を
大気に開放し、コイル30aが励磁されて第2圧力室2
5をエアタンクAに連通する。さらにまた、第3の電磁
切換弁31は、消磁状態で第3圧力室28を大気に開放
し、コイル31aが励磁されて第3圧力室28をエアタ
ンクAに連通する。
【0016】上記メインピストン23は、ピストンロッ
ド23aを備えており、該ピストンロッド23aの一端
は、メインピストン23が第1シリンダ室21の中間に
位置し、かつフリーピストン26が最も第1シリンダ室
21方向に位置している状態で、フリーピストン26に
当接する。フリーピストン26の頭部26aには凹部3
2が形成され、該凹部内には該頭部の高さに等しい凸部
33,33が形成されている(図2参照)。凸部33,
33は、凹部32の形状に対応して、それぞれ半月形状
に形成され、これらの凸部33,33間にも凹部32の
一部をなす通路32aが形成されている。このため、凹
部32は、通路32aと、凸部33,33の周りの環状
通路32bと、該環状通路の外側の四方にに突出する4
つの通路32cとから形成される。
【0017】次に、本実施例の変速機操作装置の作用に
ついて説明する。本実施例では、ピストンロッド23a
によって押されてフリーピストン26がシリンダ20の
端壁20a側に押送される際、該フリーピストンの頭部
26aが凸部33,33とともに端壁20aに当接す
る。これにより、ピストンロッド23aによる押圧力が
分散され、該フリーピストンの頭部26aに亀裂が入っ
たりするのが可及的に防止される。図4は、本発明に係
るシリンダ装置の他の実施例を示すものである。この実
施例は、ピストンロッド40と一体に形成したピストン
41に本発明を適用したものである。この例の場合も、
上記実施例と同様に、ピストン41の頭部41aに形成
した凹部42内に、該頭部の高さに等しい凸部43,4
3が形成されている。このような一体型のピストン41
においても、セパレート型のピストン26の場合と同様
な作用効果を得ることができる。なお、本発明に係る凸
部は、上記実施例のような半月形状に限らず、どのよう
な形状に形成しても勿論良い。要は、ピストンの頭部に
加えられるピストンロッドによる押圧力を分散できる形
状であれば良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシリ
ンダ装置によれば、シリンダハウジング内に摺動自在に
配設したピストンの頭部に凹部を形成し、ピストン押送
用ロッドによって、上記ピストンを上記シリンダハウジ
ングの端壁側に押すようにしたシリンダ装置において、
上記ピストンの頭部の凹部内に、該頭部の高さに等しい
凸部を形成した構成としているので、次のような効果を
得ることができる。。
【0019】すなわち、本発明のシリンダ装置では、ピ
ストンロッドによって押されてピストンがシリンダの端
壁側に押送される際、該ピストンの頭部が凸部とともに
端壁に当接する。これにより、ピストンロッドによる押
圧力が分散され、該ピストンの頭部に亀裂が入ったりす
るのが可及的に防止される。これにより、上記ピストン
の頭部の強度を確保するために、クッションを用いた
り、該ピストン自体を強靭な材料を用いて形成する必要
がなくなる。したがって、本発明では、該変速機操作装
置の組立部品の点数を増大せず、しかも、これまでと同
様の比較的安価な材料を用いてピストンを形成すること
ができるので、本発明は、該変速機操作装置の組立作業
性の向上、重量の軽減および製造価格の低減を図ること
ができつつ、そのピストンの頭部の破損を可及的に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリンダ装置を変速機操作装置に
適用した一実施例のシフト用シリンダを示した断面図で
ある。
【図2】本発明に係るシリンダ装置を変速機操作装置に
適用した一実施例のシフト用シリンダのフリーピストン
を示した平面図である。
【図3】本発明に係るシリンダ装置を変速機操作装置に
適用した一実施例のシフト用シリンダの要部を示した断
面図である。
【図4】本発明に係るシリンダ装置の他の実施例を示し
た断面図である。
【図5】従来の変速機操作装置を一部断面で示した概念
図である。
【図6】従来の変速機操作装置のフリーピストンを示し
た平面図である。
【図7】従来の変速機操作装置の要部を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
20 シフト用シリンダ 20a 端壁 21 第1シリンダ室 22 第2シリンダ室 23 メインピストン 23a ピストンロッド 24 第1圧力室 25 第2圧力室 26 フリーピストン 26a 頭部 27 大気圧室 28 第3圧力室 29 第1の電磁切換弁 30 第2の電磁切換弁 31 第3の電磁切換弁 32 凹部 33 凸部 40 ピストンロッド 41 ピストン 41a 頭部 42 凹部 43 凸部 A 高圧のエアタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダハウジング内に摺動自在に配設
    したピストンの頭部に凹部を形成し、ピストン押送用ロ
    ッドによって、上記ピストンを上記シリンダハウジング
    の端壁側に押すようにしたシリンダ装置において、上記
    ピストンの頭部の凹部内に、該頭部の高さに等しい凸部
    を形成したことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 【請求項2】 上記ピストンは、変速機操作装置におい
    て用いられたフリーピストンであることを特徴とする請
    求項1に記載のシリンダ装置。
JP31619994A 1994-12-20 1994-12-20 シリンダ装置 Pending JPH08170606A (ja)

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JP31619994A JPH08170606A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 シリンダ装置

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JP31619994A JPH08170606A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 シリンダ装置

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JPH08170606A true JPH08170606A (ja) 1996-07-02

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ID=18074404

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JP31619994A Pending JPH08170606A (ja) 1994-12-20 1994-12-20 シリンダ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040402

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02