JPH08170584A - 定量吐出装置 - Google Patents

定量吐出装置

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JPH08170584A
JPH08170584A JP6315360A JP31536094A JPH08170584A JP H08170584 A JPH08170584 A JP H08170584A JP 6315360 A JP6315360 A JP 6315360A JP 31536094 A JP31536094 A JP 31536094A JP H08170584 A JPH08170584 A JP H08170584A
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JP
Japan
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double
degrees
constant
acting plunger
discharge
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Pending
Application number
JP6315360A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Azuma
俊博 東
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AZUMA GIKEN KK
Original Assignee
AZUMA GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で吐出量の脈動を無くし、回転速
度に比例して高圧で一定量の液体を吐出できる定量吐出
装置の提供にある。 【構成】 この発明の定量吐出装置100は、2つの複
動式プランジャーポンプ1、2と、各複動式プランジャ
ーポンプ1、2のプランジャー4、5を下死点から90
度までの間は等加速度で増速し、90度から上死点まで
の間は前記等加速度で減速し、上死点から270度まで
の間は前記等加速度で増速し、270度から下死点まで
の間は前記等加速度で減速するカム機構3とを有し、前
記カム機構3は90度位相をずらして各プランジャー
4、5を駆動し、2つの複動式プランジャーポンプ1、
2の吐出量の和を一定とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微量の液体を高圧で
脈動なく供給する用途に適した定量吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの成形においては、連続的
に射出される樹脂の射出量の1/100程度の量の硬化
剤を、射出成形機の射出口で混入する必要がある。硬化
剤の吐出は、50気圧以上、毎分5cc程度の高圧、微
量であるとともに、樹脂との混合割合が一定であること
が要求される。硬化剤の吐出にはプランジャーポンプが
最適であるが、脈動を低減させるため極めて多数のプラ
ンジャーポンプを小さい位相差で並設するか、プランジ
ャーポンプの脈動に同期させて樹脂の射出量を脈動させ
ることが必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、多数のプラ
ンジャーポンプの組み合わせは装置が大型化してコスト
高になる欠点があり、樹脂の射出量とポンプの吐出量を
完全に同期させることは困難であるため、混合割合のば
らつきが生じ易い欠点があった。この発明の目的は、簡
単な構造で吐出量の脈動を無くし、回転速度に比例して
正確に一定量の液体を高圧で吐出できる定量吐出装置の
提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の定量吐出装置
は、2つの複動式プランジャーポンプと、各複動式プラ
ンジャーポンプのプランジャーを下死点から90度まで
の間は等加速度で増速し、90度から上死点までの間は
前記等加速度で減速し、上死点から270度までの間は
前記等加速度で増速し、270度から下死点までの間は
前記等加速度で減速するカム機構とを有し、前記カム機
構は90度位相をずらして各プランジャーを駆動し、2
つの複動式プランジャーポンプの吐出量の和を一定とす
ることを特徴とする。
【0005】
【発明の作用および効果】この発明の定量吐出装置で
は、カムによりプランジャーを等加速度で増速・減速さ
せているのでプランジャーポンプの吐出量が直線的に増
減する。このポンプを2つ組み合わせて位相差を持たせ
て作動させることにより、脈動のない高圧の吐出量が得
られる。請求項2、3の構成では、定量吐出装置の構造
が簡単であり、製造、組み付けが容易にできる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明にかかる定量吐出装置100
を示す。定量吐出装置100は、平行して並設された2
つの複動式プランジャーポンプ1および2と有する。2
00は定量吐出装置100の液体吸込路、300は定量
吐出装置100の吐出路となっている。複動式プランジ
ャーポンプ1および2は、カム機構3により駆動され
る。
【0007】複動式プランジャーポンプ1および2は、
シリンダー11および12と、複動プランジャー4およ
び5とを備える。シリンダー11および12は、先端
(図示下端)には吸込口と吐出口とを兼ねる先端側出入
口13および23が設けられ、後端(図示上端)には吸
込口と吐出口とを兼ねる後端側出入口14および24が
設けられている。なお、吸込口と吐出口とを別に設け
て、それぞれにチェック弁を設けてもよい。
【0008】先端側出入口13および23、並びに後端
側出入口14および24は、それぞれ吸込路200およ
び吐出路300に連結している。吸込路200と先端側
出入口13および23との間には、逆止弁15および2
5が設けられている。先端側出入口13および23、並
びに後端側出入口14および24の間には、逆止弁16
および26が設けられている。
【0009】プランジャー4、5は、シリンダー11、
12と摺動する頭部41、51を有し、頭部41、51
の先側の有効断面積S1 は、後側の有効断面積S2 の1
/2に設定してある。これにより、複動式プランジャー
ポンプ1および2は、プランジャー4、5の図示下降行
程において、吐出行程にある頭部41、51の下側の容
積から吐出される吐出量Vの1/2が、逆止弁16、2
6を介して吸入行程にある頭部41、51の上側の容積
に吸入される。この結果、複動式プランジャーポンプ1
および2は、プランジャー4、5の複動において、等し
い吐出量を有する。
【0010】カム機構3は、ローラー32、42を介し
て、プランジャー4、5の後端に接触し、プランジャー
4、5を往復動させるカム6、7を備える。カム6、7
は、図2に示す如く、回転中心に偏心した円Cに対し
て、0度と180度の位置で一致し、その中間は幾分外
側に膨出した滑らかなカム面Kを有する。このカム面K
は、図3に示す曲線Aの軌跡を有し、プランジャー4、
5が等加速度で変位するように設定されている。
【0011】図3は、プランジャー4、5の位置と吐出
量との関係を示す。吐出量は、カム6、7の回転角が0
度から90度まで直線で増大し、90度から180度ま
で直線で減少し、180度から270度まで直線で増大
し、270度から360度まで直線で減少する。
【0012】カム6、7は90度位相をずらせて減速ギ
ア付き両軸モーター8の出力軸81、82に取り付けら
れている。モーター8が回転すると、カム6、7が回転
しプランジャー4、5を駆動する。プランジャー4、5
は、図3に示す一定加速度で往復動し、図4に示す吐出
量で吐出し、吐出路300に吐出される吐出量の和は一
定になる。
【0013】この実施例では、両軸モーター8と、複動
式プランジャーポンプ1、2および逆止弁15、16、
25、26とを用いているので、コンパクトで、簡単な
構成で回転速度に比例した一定の高圧吐出量が得られ
る。とくに往動と複動の吐出量の比が2:1とし、往動
行程に吐出される吐出量の1/2を吸入側に吸入させる
ことにより、定量吐出の設計が容易になるとともに、一
定の微量液体の吐出が確実にできる利点がある。さら
に、一方の複動式プランジャーポンプ1または2の吐出
量が零になった時点で逆止弁15、16または25、2
6の切換がなされる。このため、切換時の漏れが防止で
き、吐出量を正確に一定量に制御できる利点がある。
【0014】なお、2つの複動式プランジャーポンプ
1、2は直交して配され、各複動式プランジャーポンプ
1、2のプランジャー4、5を、1つのカム6、7に9
0度の角度差で配設してもよい。この発明の定量吐出装
置は、プランジャーポンプを用いているので、高圧で微
量の液体の吐出ができ、かつ脈動を消して正確に一定量
を吐出できるので、樹脂の射出の際に硬化剤を供給する
液体吐出装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の定量吐出装置の概略構成図である。
【図2】カムの平面図である。
【図3】プランジャーの位置と吐出量との関係を示すグ
ラフである。
【図4】プランジャーポンプおよび定量吐出装置の吐出
量を示すグラフである。
【符号の説明】
1、2 複動式プランジャーポンプ 3 カム機構 4、5 複動プランジャー 6、7 カム 8 両軸モーター 100 定量吐出装置 200 液体吸込路 300 吐出路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの複動式プランジャーポンプと、各
    複動式プランジャーポンプのプランジャーを下死点から
    90度までの間は等加速度で増速し、90度から上死点
    までの間は前記等加速度で減速し、上死点から270度
    までの間は前記等加速度で増速し、270度から下死点
    までの間は前記等加速度で減速するカム機構とを有し、
    前記カム機構は90度位相をずらして各プランジャーを
    駆動し、2つの複動式プランジャーポンプの吐出量の和
    を一定とすることを特徴とする定量吐出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記2つの複動式プ
    ランジャーポンプは平行して並列され、前記カム機構
    は、1つの両軸モーターの出力軸に90度の位相差で取
    り付けられた2つのカムを有することを特徴とする定量
    吐出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記2つの複動式プ
    ランジャーポンプは直交して配され、各複動式プランジ
    ャーポンプのプランジャーは、1つのカムに90度の角
    度差で配設したことを特徴とする定量吐出装置。
  4. 【請求項4】 樹脂硬化剤の吐出装置であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の定量吐出装置。
JP6315360A 1994-12-19 1994-12-19 定量吐出装置 Pending JPH08170584A (ja)

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