JPH08169813A - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

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JPH08169813A
JPH08169813A JP7268470A JP26847095A JPH08169813A JP H08169813 A JPH08169813 A JP H08169813A JP 7268470 A JP7268470 A JP 7268470A JP 26847095 A JP26847095 A JP 26847095A JP H08169813 A JPH08169813 A JP H08169813A
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water
insoluble
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dentifrice composition
capsule
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JP7268470A
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Inventor
Akitsugu Maeda
晃嗣 前田
Yasushi Katayama
靖 片山
Hirohisa Kamimura
裕久 上村
Ryozo Nakai
良三 中井
Hidenori Yoshida
秀徳 吉田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)平均粒径が0.2〜3mmのカプセ
ル剤0.1〜10重量%及び(B)水不溶性材料が結着
された平均粒径50〜500μmの水不溶性顆粒1〜5
0重量%を含有しており、(A)及び(B)成分の平均
粒径比が、(A)/(B)≧1の関係を有し、(A)及
び(B)成分の配合比が、(A)/(B)≦2の関係を
有している歯磨組成物。 【効果】 ブラッシングにより(B)成分が崩壊し、そ
れが(A)成分の破壊を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラッシングによ
り極めて容易にカプセル剤が破壊され、薬効成分等の内
容物を速やかに口腔内に放出・浸透させることができ
る、カプセル剤を含む歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種薬効成分、香味剤、色素等の有用成
分を含む歯磨組成物のなかには、それらの有用成分を内
包させたカプセル剤を配合しているものがある。このよ
うにカプセル剤が配合された歯磨組成物は、有用成分の
安定性が向上されるとともに、薬効成分を口腔内の適所
に適量投与したり、香味剤及び色素の添加効果を使用時
において口腔内で発現させたりできる点で優れている。
【0003】このようなカプセル剤含有歯磨組成物とし
ては、芯物質が有色油性物質であるカプセル膜中に少な
くとも一部が埋没した状態でカプセル膜を覆うがごとく
不溶性塩が析出してなる不透明マイクロカプセル(特公
昭63−48580号公報)のように色素を内包してな
る不透明マイクロカプセル剤を含有するもの;付香材料
をカプセル充填した歯磨剤(特開昭49−453号公
報)、粒状形態のフレーバー及びそれをカプセル化する
マトリックスからなる可食組成物に、増強されたフレー
バー及び甘味を付与するための自動流動粒状デリバリー
システム(特開平1−193216号公報)、セラッ
ク、グリセリン脂肪酸エステル及び賦形剤からなるコー
ティング物質で被覆した香料包接シクロデキストリン顆
粒と、顆粒状歯磨ベースを混合してなる香味の変化する
顆粒状歯磨組成物(特公平5−58404号公報)のよ
うに香味成分を内包したカプセル剤を含有するもの;水
溶性薬効剤固体粉末を芯形成用熱可塑性樹脂又は高融点
ワックス様物質中に分散させてなる細粒を、芯形成用熱
可塑性樹脂又は高融点ワックス様物質よりも低融点の被
覆用高融点ワックス様物質で被覆した細粒状カプセルを
配合した歯磨(特公昭50−25011号公報)、ビタ
ミン、生薬及びその抽出物等の水溶性薬剤を芯物質と
し、これをワックス様物質等の親油性物質で被覆し、更
にゼラチン等の親水性物質で被覆した二重カプセル及び
それを含有する歯磨組成物(特開昭61−225115
号公報)のような薬効成分を内包したカプセル剤を含有
するもの等が知られている。
【0004】このようなカプセル剤を含有する歯磨組成
物には、通常のブラッシングによりカプセル剤が容易に
破壊されることが要求される。しかし、上記した従来の
組成物に含有されているカプセル剤は、製造時における
破損を防止するため等の理由で、カプセル剤の膜厚を厚
くする等の強度向上手段が採用されている。また、球状
のカプセル剤は、元来が歯ブラシでは破壊されにくいと
いう性質を有しており、前記の膜厚の増加とも関連し
て、カプセル剤が破壊されにくいこと及びカプセル剤に
よる使用感の低下が問題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、ブラッシングにより極めて容易に破壊すること
ができ、内容物を速やかに口腔内に放出することができ
る歯磨組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、カプセル剤とともに特定の水不溶性顆粒を配合
し、更にそれらの粒径範囲及び配合比を選定することに
より、水不溶性顆粒がカプセル剤の破壊助剤となって上
記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】本発明は、(A)平均粒径が0.2〜3mm
のカプセル剤0.1〜10重量%及び(B)水不溶性材
料が結着された平均粒径50〜500μmの水不溶性顆
粒1〜50重量%を含有しており、(A)及び(B)成
分の平均粒径比が、(A)/(B)≧1の関係を有し、
(A)及び(B)成分の配合比が、(A)/(B)≦2
の関係を有していることを特徴とする歯磨組成物を提供
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる(A)成分のカプ
セル剤は、薬効成分、色素及び香味剤等の内容物が被膜
により被覆されてなるものである。
【0009】カプセル剤の被膜形成物質としては、親水
性ポリマー、親油性ポリマー又は炭化水素系ワックス類
等を用いることができる。これらのうち親水性ポリマー
としては、ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、、グア
ーガム、キサンタンガム、ペクチン、アルブミン、寒
天、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、カラギーナ
ン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス等を挙げることができ、親油性ポリマーとしては、エ
チルセルロース、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ塩化ビニル、シリ
コーン等を挙げることができ、炭化水素系ワックス類と
しては、パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリン
ワックス、ポリエチレンワックス、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、エチレングリコールジステアレ
ート、ソルビタントリステアレート、ミツロウ、カルナ
ウバロウ等を挙げることができる。これらの被膜形成物
質は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0010】カプセル剤の内容物としては、通常、歯磨
組成物に用いられる薬効成分、香味剤、色素類等であれ
ば特に制限されるものではなく、本発明においては特に
それらのなかでも親油性であるものが好ましい。この内
容物は、歯磨組成物の形態及び製造方法等に応じて、液
状、粉末状、ゲル状等の所望の形態にすることができ
る。
【0011】薬効成分としては、虫歯予防剤、抗微生物
剤、ビタミン、酵素、抗炎症剤等を挙げることができ、
より具体的には、フッ化ナトリウム、フッ化錫、モノフ
ルオロリン酸ナトリウム、ビタミンE、ビタミンC、デ
キストラナーゼ、ムタナーゼ、塩化ナトリウム、グリチ
ルリチン酸塩、グリチルレチン酸、アズレン、ジヒドロ
コレステロール、クロルヘキシジン、エピジヒドロコレ
ステロール、イソプロピルメチルフェノール、トリクロ
ロカルバニリド、トリクロサン、ハロカルバン、ヒノキ
チオール、アラントイン、トラネキサム酸、プロポリ
ス、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩
化ベンザルコニウム、銅クロロフィリンナトリウム、塩
化リゾチーム等を挙げることができる。香味剤として
は、付香性アルデヒド、エステル、アルコール等を挙げ
ることができ、より具体的には、スペアミント油、ぺパ
ーミント油、チョウジ油、セージ油、ユーカリ油、ロー
レル油、シナモン油、ケイヒ油、レモンライム油、グレ
ープフルーツ油、メントール、カルボン、サリチル酸メ
チル、サリチル酸エチル、オイゲノール、カンファー、
ジンジャー、エチルアセテート、ジエチルケトン、ユー
カリプトール、ペッパー、ローズ、イソプロピルメチル
フェノール、マルトール、アネトール等を挙げることが
できる。色素類としては無機又は有機色素を挙げること
ができ、より具体的には、コバルトブルー、コバルトグ
リーン、黄色酸化鉄、酸化チタン、雲母、亜鉛末、アル
ミニウム粉末等の無機顔料、青色1号、赤色2号等のタ
ール系色素のようなレーキ顔料、銅クロロフィル、β−
カロチン、ヒノキチオール鉄錯塩等を挙げることができ
る。
【0012】また、カプセル剤の内容物としては、賦形
剤として、更に油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級脂肪
酸類、高級アルコール類、エステル類、精油類、シリコ
ーン油類、糖類等を配合することができる。
【0013】油脂類としては、大豆油、ヌカ油、ホホバ
油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ
脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク
油、牛脂、豚脂等の天然油脂又はこれらの天然油脂を水
素添加して得られる硬化油及びミリスチン酸グリセリ
ド、2−エチルへキサン酸グリセリド、トリカプリン酸
グリセリド、トリカプリル酸グリセリド等の合成トリグ
リセリド等を挙げることができる。ロウ類としては、カ
ルナウバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等を挙げる
ことができる。炭化水素類としては、流動パラフィン、
ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワック
ス、セレシン、スクワラン、プリスタン等を挙げること
ができる。高級脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレ
イン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソス
テアリン酸等を挙げることができる。高級アルコール類
としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンア
ルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等
を挙げることができる。エステル類としては、オクタン
酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸
イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸
ブチル、オレイン酸デシル等を挙げることができる。精
油類としては、ハッカ油、ジャスミン油、ショウノウ
油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ
ヒ油、ヘルガモット油、ミカン油、ショウブ油、パイン
油、ラベンダー油、ベイ油、グローブ油、ヒバ油、バラ
油、ユーカリ油、レモン油、ペパーミント油、ローズ
油、セージ油等を挙げることができる。シリコーン類と
しては、ジメチルポリシロキサン等を挙げることができ
る。糖類としては、ショ糖、乳糖、ソルビトール、キシ
リトール、澱粉、デキストリン、デキストラン、結晶性
セルロース等を挙げることができる。
【0014】(A)成分のカプセル剤の製造方法は特に
制限されるものではなく、公知の製造方法、例えば、界
面重合法、液中硬化被覆法等の化学的方法、コアセルべ
ート法等の物理化学的方法、流動床法等の物理的方法を
適用することができるが、特に2重ノズル滴下法が好ま
しい。
【0015】本発明で用いる(A)成分のカプセル剤
は、平均粒径が0.2〜3mmであり、特に0.3〜2m
m、更に0.5〜2mmであることが好ましい。この平均
粒径が0.2mm未満の場合、ブラッシングにより破壊さ
れにくく、口腔内に残存するカプセル剤により使用感が
低下する。また、平均粒径が3mmを超える場合、口腔内
における違和感・異物感が増大して使用感が低下し、製
品の外観も損なわれる。
【0016】また、本発明で用いる(A)成分のカプセ
ル剤は(B)成分の水不溶性顆粒との間においては、平
均粒径比が(A)/(B)≧1の関係を有するものであ
る。(A)成分の平均粒径が(B)成分の平均粒径より
小さい場合には、同じ配合組成においては1個のカプセ
ル剤が接触する水不溶性顆粒の絶対数が少なくなるので
カプセル剤が破壊されにくくなる。本発明においては、
(A)成分の平均粒径が(B)成分の平均粒径の2〜1
0倍であることが特に好ましい。
【0017】更に、本発明で用いる(A)成分のカプセ
ル剤は、1個当たりの破壊強度が1〜50g/個が好ま
しく、特に1〜20g/個であることが、ブラッシング
により破壊されやすいため好ましい。この破壊強度は、
歯磨組成物から取り出したカプセル剤1個に対し上方よ
り荷重をかけ続け、カプセル剤(被膜)が破壊された時
の荷重量で示されるものである。本発明における破壊強
度は、圧縮試験機KES−F3(加藤鉄工所社製)にお
いて速度を50秒/mmにして測定した。
【0018】また、本発明で用いる(A)成分のカプセ
ル剤は、カプセル剤における被膜形成物質の被膜率(カ
プセル剤全重量に対する被膜形成物質の重量百分率)が
1〜80重量%であることが好ましく、特に5〜50重
量%であることが、製造時において破壊されにくく、一
方、使用時において適度な破壊性を付与し、内容物を容
易に放出できるので好ましい。
【0019】本発明の歯磨組成物中における(A)成分
のカプセル剤の配合量は、0.1〜10重量%であり、
特に0.1〜5重量%であることが好ましい。この配合
量が0.1重量%未満の場合、薬効等の発現効果が不十
分となり、10重量%を超える場合、口腔内における違
和感・異物感が増大して使用感が低下し、製品外観も損
なわれる。
【0020】本発明で用いる(B)成分の水不溶性顆粒
は、水不溶性材料が結合・接着されているものである。
【0021】この水不溶性材料としては、通常、歯の研
磨剤として用いられるものであれば特に制限されず、第
二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、不溶性メ
タリン酸ナトリウム、シリカ、水酸化アルミニウム、リ
ン酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシ
ウム、ゼオライト、複合アルミノケイ酸塩、炭酸マグネ
シウム、ベンガラ及び硫酸カルシウム等を挙げることが
でき、これらは1種又は2種以上を組み合わせて用いる
ことができる。これらの水不溶性材料としては粒径が
0.1〜20μmのものが好ましく、特に1〜10μm
のものが好ましい。
【0022】(B)成分の水不溶性顆粒中における水不
溶性材料の含有量は、20〜90重量%が好ましく、特
に50〜90重量%であることが、(A)成分のカプセ
ル剤の破壊性が良くなるため好ましい。
【0023】本発明では水不溶性材料を水不溶性結合剤
なしで結合、接着するか、または水不溶性結合剤で結合
接着した水不溶性顆粒を使用できる。水不溶性結合剤な
しで結合、接着された顆粒としては、沈降法、ゲル法に
より、例えば次のような製造法に従って製造した湿式法
シリカ顆粒が挙げられる。
【0024】(1)予めpHの調整されているシリカヒド
ロゾルを、これとは非親和性の油のような媒体中に懸濁
させ、懸濁中に固化させて、不純物を洗浄除去後、乾燥
する方法。 (2)シリカヒドロゾルを空気中に噴霧させてゲル化
し、不純物を洗浄除去後、乾燥する方法。
【0025】また、水不溶性結合剤としては、有機系又
は無機系のいずれも用いることができる。この有機系の
結合剤としては、ヒドロキシセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、キサ
ンタンガム、カラギーナン等の多糖類、天然繊維、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン、シリコーン
等の水不溶性ポリマー、パラフィン、高級アルコール、
ワックス等の油脂類を挙げることができる。また、無機
系の結合剤としては、コロイダルシリカ、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム、ベントナイト、モンモリロナイ
ト、カオリン、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウムゲル、アルミナゾル、炭酸マ
グネシウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウ
ム、水酸化マグネシウム等を挙げることができる。これ
らのなかでも(B)成分の水不溶性顆粒の物性を変化さ
せることなく安定に保持できるため無機系の結合剤が好
ましく、特に噴霧造粒法で(B)成分を製造する場合の
操作が容易であるため、コロイダルシリカ、メタケイ酸
アルミン酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、水
酸化マグネシウムが好ましい。
【0026】これらの結合剤は1種又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。これらの結合剤を組み合
わせて用いる場合には、比較的顆粒の賦形剤的に作用す
る結合剤、例えば、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、合成ケイ酸アルミニウム、水酸化マグネシウムと、
接着性が強く顆粒の強度を著しく上昇させるように作用
する結合剤、例えば、コロイダルシリカ、アルミナゾル
を組み合わせて用いることが、本発明の目的を達成する
に充分な強度を保持したまま、水不溶性材料等の種類及
び量を自在に変化させ、所望の(B)成分を得ることが
できるため好ましい。
【0027】(B)成分の水不溶性顆粒中における水不
溶性結合剤の含有量は、10〜80重量%が好ましく、
特に10〜50重量%であることが、歯磨組成物の製造
時において(B)成分を崩壊させることがなく、一方、
ブラッシングにより(B)成分を崩壊させることができ
る程度の結着力を付与できるため好ましい。
【0028】(B)成分の水不溶性顆粒には、上記した
(A)成分と同様の薬効成分及び色素類も配合すること
ができ、この場合、色素類の配合量は(B)成分中にお
いて0.01〜10重量%が適当である。
【0029】(B)成分の水不溶性顆粒の製造方法は特
に制限されるものではなく、公知の噴霧造粒法、押出造
粒法等を適用することができるが、これらのなかでも噴
霧造粒法が、顆粒形状が真球状となり、ブラッシングに
より歯を傷つけることが少なく、製造後の取扱も容易で
あるため好ましい。
【0030】(B)成分の水不溶性顆粒は、平均粒径が
50〜500μmであり、特に100〜400μm、更
に100〜300μmが好ましい。この平均粒径が50
μm未満の場合、顆粒が歯ブラシの毛先から逃げやすく
なるため通常のブラッシングでは崩壊しにくくなる。ま
た、平均粒径が500μmを超える場合、(A)成分が
破壊されにくくなったり、口腔内における違和感・異物
感が増大して使用感が低下したりする。
【0031】また、(B)成分の水不溶性顆粒は、崩壊
強度が0.1〜10g/個が好ましく、特に1〜10g
/個であることが、(B)成分の崩壊により(A)成分
の破壊性を高めることができるため好ましい。なお、本
発明の崩壊強度の測定は、熱応力分析装置(セイコー社
製;SS−10)を用いて一定荷重(2g/min )をか
けることにより行うものである。
【0032】本発明の歯磨組成物中における(B)成分
の水不溶性顆粒の配合量は、1〜50重量%であり、特
に3〜30重量%であることが好ましい。この配合量が
1重量%未満の場合、(A)成分のカプセル剤と接触す
る顆粒の絶対数が少なくなるため(A)成分が破壊され
にくくなり、50重量%を超える場合、口腔内における
違和感・異物感(例えば、シャリシャリ感)が大きくな
るため使用感が低下する。
【0033】本発明の歯磨組成物においては、(A)成
分と(B)成分の配合比が(A)/(B)≦2、特に好
ましくは(A)/(B)≦1となる関係を有するもので
ある。(A)成分の配合量が(B)成分の配合量の2倍
を超える場合、(A)成分に接触する(B)成分の絶対
数が少なくなり、(A)成分が破壊されにくくなる。ま
たカプセル剤の破壊強度>水不溶性顆粒の崩壊強度の関
係にあることがより好ましい。
【0034】本発明の歯磨組成物には、上記成分以外に
も一般に口腔用製剤に用いられる口腔用ベヒクル、例え
ば、粘結剤、界面活性剤、研磨剤、湿潤剤、香料、甘味
料、防腐剤、水等を配合することができる。
【0035】これらのうち粘結剤としては、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナン、
アラビアゴム、ポリビニルアルコール、トラガントガ
ム、デンプン、ポリアクリル酸ナトリウム等を挙げるこ
とができる。また、通常歯磨組成物に用いられているも
のであれば特に制限されず、アシルグルタミン酸ナトリ
ウムやアシルサルコシン酸ナトリウム等のアシルアミノ
酸塩類、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸エス
テル塩類等のイオン性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン・
ポリオキシプロピレンブロック共重合体等の非イオン性
界面活性剤等を挙げることができる。
【0036】これらの口腔ベヒクルの配合量は、例え
ば、粘結剤は0.5重量%以下、特に0.1〜5重量
%、更に0.5〜5重量%、界面活性剤は1〜40重量
%、湿潤剤及び水は合計で10〜85重量%を配合する
ことができる。本発明の歯磨組成物は、練り歯磨、粉歯
磨、液状歯磨等の所望の形態にすることができる。ま
た、本発明の(A)及び(B)成分は、水を含有する種
々の組成物、例えば、クリーム、軟膏の配合成分として
も適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の歯磨組成物は、(A)成分のカ
プセル剤の平均粒径が0.2〜3mm及び(B)成分の水
不溶性材料が結着された水不溶性顆粒の平均粒径が50
〜500μmであり、かつ(A)/(B)≧1の関係を
有している。また、(A)成分の含有量が0.1〜10
重量%及び(B)成分の含有量が1〜50重量%で、か
つ(A)及び(B)成分の配合比が(A)/(B)≦2
の関係を有している。カプセル剤及び顆粒は、ブラッシ
ングより歯と歯の間、歯と歯茎のすき間などの口腔内局
所に集まりやすい。そしてそこで顆粒とカプセルがぶつ
かりあい、また顆粒が一気に崩壊し、それがカプセルに
ぶつかる、すなわちカプセルと顆粒の接触頻度が多くな
るので、カプセルの破壊をより一層円滑に進行させるこ
とができる。その結果、(A)成分の内容物が、完全に
かつ極めて速やかに口腔内局所に放出・浸透されるた
め、薬効成分の効果をより確実に発現させることができ
る。更に、この水不溶性材料は研磨剤としても作用す
る。また、(B)成分が崩壊し易く、(A)成分が破壊
され易いことと、それらがいずれも適度な粒径であるこ
とから、口腔内での違和感・異物感が小さく、使用感が
優れている。更に、(A)成分がその存在を目視で確認
することができる程度の大きさであるので、使用者に安
心感及び薬効等の発現による期待感を与えことができ、
その一方で、使用をためらわせるような異物感(不快
感)を与えることもない。また、本発明の歯磨組成物
は、製造時及び保存時において内容物が漏出することが
非常に少なく、成分安定性が高い。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0039】製造例1(ゼラチン・アルギン酸ナトリウ
ム被覆カプセル剤) 被膜液処方として、ゼラチン15重量%、アルギン酸ナ
トリウム5重量%及び精製水80重量%を用い、内容物
液処方としては、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリ
セリン(ココナードMT,花王(株)製,カプリル酸と
カプリン酸混合物のトリグリセリド)40重量%、β−
グリチルレチン酸50重量%及びエタノール10重量%
を用い、2重ノズル滴下法により成形したのち、1%塩
化カルシウム溶液に浸漬し、カプセル剤を製造した。な
お、内容物液のノズル径は0.8mm、被膜液のノズル径
は1.0mmであり、被膜タンク及び被膜ラインの温度は
75℃、冷却液の温度は25℃に設定した。
【0040】このようにして得られたカプセル剤は、平
均粒径1mm、被膜率15.6%であった。なお、粒径は
ノギスにより測定し、被膜率は1個のカプセルの全重量
を測定し、次にそれを破壊し、被膜部分のみの重量を測
定し求めた。値はいずれも20個の平均値である。ま
た、カプセル剤の一つを破壊して、内部のβ−グリチル
レチン酸を0.0025Mリン酸酸性メタノール水溶液
(75v/v %)で抽出し、その量を高速液体クロマトグ
ラフィー(日立製作所製;L−6000)を用いて定量
したところ、42.2%であった。
【0041】製造例2(セレシン被覆カプセル剤) 乳糖50重量%、ショ糖10重量%及びβ−グリチルレ
チン酸40重量%を撹拌型造粒装置により混合、造粒し
て球状造粒物を得た。次に、球状造粒物のうち平均粒径
が450μmのものを、装置内径360mmの転動型造粒
装置内において充分に転動(回転数200r.p.m.)さ
せ、この転動している造粒物に対して、100℃で溶融
させたセレシンをノズルより噴霧し(噴霧速度20ml/
min )、カプセル剤を得た。このカプセル剤の平均粒径
は0.75mm、被膜率は48.2%であった(いずれも
20個の平均値)。この被膜率は、1個のカプセル剤を
ヘキサンに浸漬して被膜であるセレシンを溶解・除去し
たのち、内容物である造粒物の重量を求め、カプセル総
重量から造粒物の重量を引いたものを被膜の重量とし、
被膜率を求めた。また、製造例1と同様にしてβ−グリ
チルレチン酸量を定量したところ、20.7%であっ
た。
【0042】比較製造例1(セレシン被覆カプセル剤) 製造例2と同様にして、同様の処方で、平均粒径30μ
mの球状造粒物を得、これを用いて平均粒径0.1mm、
被膜率43.8重量%のカプセル剤を得た。製造例1と
同様にしてβ−グリチルレチン酸量を定量したところ、
22.5%であった。
【0043】製造例3(水不溶性顆粒) 水不溶性材料としての研磨性シリカ60重量%と、水不
溶性結合剤としての合成ケイ酸アルミニウム30重量%
及びコロイダルシリカ10重量%を含有する水スラリー
(水の含有量は約60%)を撹拌ミキサーに入れ、12
0分間撹拌混合したのち、噴霧造粒機により水不溶性顆
粒を製造した。この顆粒全量の99%が粒径50〜50
0μmであり、平均粒径は220μmであった。この顆
粒について、熱応力分析装置(セイコー社製;SS−1
0)を用いて一定荷重(2g/min )で顆粒1個当たり
の崩壊強度を測定し、同様にして測定した顆粒20個当
たりの平均値を求めたところ、6.2g/個であった。
【0044】比較製造例2(水不溶性顆粒) 製造例3で得た水不溶性顆粒のうち、粒径が500μm
を超えるものをふるい分け、それを比較用の水不溶性顆
粒とした。この顆粒の平均粒径は700μm、崩壊強度
は16.7g/個であった。
【0045】比較製造例3(水不溶性顆粒) 製造例3で得た水不溶性顆粒のうち、粒径が50μm未
満のものをふるい分け、それを比較用の水不溶性顆粒と
した。この顆粒の平均粒径は35μm、崩壊強度は0.
8gであった。
【0046】実施例1、2及び比較例1〜5 表1に示す組成(重量%表示)の歯磨剤を常法により製
造した。これらの歯磨剤について、カプセル剤の破壊強
度及びβ−グリチルレチン酸の放出量を下記方法に測定
した。結果を表1に示す。
【0047】(1)破壊強度 上記した方法により測定し、20個の平均値で表示し
た。 (2)β−グリチルレチン酸の放出量(破壊容易性) まず、図1に示すように、エポキシ樹脂製の台座(歯
茎)上に直径7mm、長さ80mmのガラス管(歯)を接着
・固定し、歯のモデルを作製した。次に、各歯磨剤1g
を歯ブラシに精密に量り取り、歯のモデル上でスクラビ
ング法を用いて一定荷重(ブラシ部面積当り300g)
でブラッシング(1秒間に3〜4ストローク)した。1
分間又は3分間ブラッシングしたのち、放出されたβ−
グリチルレチン酸量を製造例1と同様にして測定した。
放出量は、カプセル配合時のβ−グリチルレチン酸量に
対するこの測定量の割合により表示した。
【0048】
【表1】
【0049】カプセル剤の組成が同じであっても、粒径
が0.75mm(実施例2)の場合と0.1mm(比較例
1)の場合では、β−グリチルレチン酸の放出量に大き
な差があった。この結果から、(A)成分の平均粒径が
0.2mm未満の場合はカプセル剤の破壊性が劣ることが
明らかとなった。なお、平均粒径が3mmを超える(A)
成分を含む歯磨剤を別途製造したところ、明らかに製品
外観が悪く、それを使用したところ、口腔内での違和感
・異物感が大きく、不快であった。また、比較例1は、
(A)成分と(B)成分の平均粒径比(A)/(B)=
0.45であるため、(A)成分と接触する(B)成分
の絶対数が少なく、他の比較例2〜5と比べた場合でも
最も破壊性が劣っていた。また、比較例3のように顆粒
(B)の粒径が小さすぎるとカプセル(A)が破壊され
にくくなる。更に、同一のカプセル剤を用いた場合でも
(実施例1と比較例2、3)、水不溶性顆粒の平均粒径
が500μmを超える場合(比較例2)と50μm未満
の場合(比較例3)は、実施例1(平均粒径220μ
m)と比べるとβ−グリチルレチン酸の放出量に大きな
差があった。この結果から、(B)成分の平均粒径が5
0〜500μmの範囲外の場合はカプセル剤の破壊性が
劣ることが明らかとなった。また、(A)成分と(B)
成分との配合比(A)/(B)が2を超える場合(比較
例4=4、比較例5=2.7)は、実施例1と全く同一
成分であっても、カプセル剤の破壊性が劣っていた。
【0050】実施例3
【表2】 練り歯磨 (成分) (重量%) カプセル剤* 2.0 水不溶性研磨剤顆粒(製造例3のもの) 6.0 グリセリン 30.0 ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック 共重合体(平均分子量10000) 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.1 カラギーナン 0.2 サッカリンナトリウム 1.0 メチルパラベン 0.2 香料 0.8 精製水 バランス
【0051】 *(カプセル剤処方) 被膜処方:寒天(溶解度1.2,ゼリー強度900g/cm2 ) 5重量% 精製水 95重量% 内容物液処方:トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリン 90重量% ビタミンE 10重量%
【0052】製造例1の製法に準じてカプセル剤を製造
した。ただし、内容物液のノズル径は、0.40mm、被
膜液のノズル径は0.50mmとした。このようにして得
られたカプセル剤は、粒径は0.50mm(顕微鏡にて測
定、20個の平均値)、被膜率は8.5%、破壊強度は
10.5g/個であった。
【0053】実施例4 実施例3の水不溶性研磨剤顆粒を下記の湿式法シリカ顆
粒に置き換えて練り歯磨を調製した。このシリカ顆粒
は、一次粒子径4.0nmのシリカヒドロゾルを空気中に
噴霧させてゲル化させ、精製水で洗浄後、乾燥させるこ
とにより製造した。
【0054】得られた顆粒は、30メッシュ篩を通過す
るが、200メッシュ篩を通過しない粒径(平均粒径2
00μm)を有し、崩壊強度は2.5g/個であり、研
磨力はRDA値60であり、比表面積は280m2 /g
であり、細孔容積は1.90ml/gのものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】内容物の放出量を測定する試験方法の説明図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 良三 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 吉田 秀徳 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均粒径が0.2〜3mmのカプセ
    ル剤0.1〜10重量%及び(B)水不溶性材料が結着
    された平均粒径50〜500μmの水不溶性顆粒1〜5
    0重量%を含有しており、(A)及び(B)成分の平均
    粒径比が、(A)/(B)≧1の関係を有し、(A)及
    び(B)成分の配合比が、(A)/(B)≦2の関係を
    有していることを特徴とする歯磨組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分のカプセル剤の被膜形成物質
    が、親水性ポリマー、親油性ポリマー又は炭化水素系ワ
    ックス類である請求項1記載の歯磨組成物。
  3. 【請求項3】 親水性ポリマーが、ゼラチン、カゼイ
    ン、アラビアガム、寒天、アルギン酸塩、ポリビニルア
    ルコール、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース
    ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
    ロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシ
    プロピルメチルセルロースから選ばれる1以上である請
    求項2記載の歯磨組成物。
  4. 【請求項4】 親油性ポリマーが、エチルセルロース、
    ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリル酸、ポリ
    メタクリル酸、ポリ塩化ビニル及びシリコーンから選ば
    れる1以上である請求項2記載の歯磨組成物。
  5. 【請求項5】 炭化水素系ワックス類が、パラフィン、
    セレシン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレ
    ンワックス、セチルアルコール、ステアリルアルコー
    ル、エチレングリコールジステアレート、ソルビタント
    リステアレート、ミツロウ及びカルナウバロウから選ば
    れる1以上である請求項2記載の歯磨組成物。
  6. 【請求項6】 (B)成分を構成する水不溶性材料が、
    第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、不溶性
    メタリン酸ナトリウム、シリカ、水酸化アルミニウム、
    リン酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カル
    シウム、ゼオライト、複合アルミノケイ酸塩、炭酸マグ
    ネシウム、ベンガラ及び硫酸カルシウムから選ばれる1
    以上である請求項1記載の歯磨組成物。
  7. 【請求項7】 (B)成分が水不溶性材料を水不溶性結
    合剤で結着した水不溶性顆粒である請求項1記載の歯磨
    組成物。
  8. 【請求項8】 (B)成分を構成する水不溶性結合剤
    が、水不溶性無機系結合剤である請求項7記載の歯磨組
    成物。
  9. 【請求項9】 水不溶性無機系結合剤が、コロイダルシ
    リカ、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ベントナイ
    ト、モンモリロナイト、カオリン、合成ケイ酸アルミニ
    ウム、ケイ酸カルシウム、水酸化アルミニウムゲル、ア
    ルミナゾル、炭酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイ
    ト、酸化マグネシウム及び水酸化マグネシウムから選ば
    れる1以上である請求項8記載の歯磨組成物。
  10. 【請求項10】 (A)成分のカプセル剤の破壊強度が
    1〜50g/個である請求項1記載の歯磨組成物。
  11. 【請求項11】 (B)成分の水不溶性顆粒の崩壊強度
    が0.1〜10g/個である請求項1記載の歯磨組成
    物。
  12. 【請求項12】 カプセル剤の破壊強度>水不溶性顆粒
    の崩壊強度の関係にある請求項10又は11記載の歯磨
    組成物。
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