JPH0816966B2 - デジタル磁気記録情報の再生方式 - Google Patents

デジタル磁気記録情報の再生方式

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JPH0816966B2
JPH0816966B2 JP61101921A JP10192186A JPH0816966B2 JP H0816966 B2 JPH0816966 B2 JP H0816966B2 JP 61101921 A JP61101921 A JP 61101921A JP 10192186 A JP10192186 A JP 10192186A JP H0816966 B2 JPH0816966 B2 JP H0816966B2
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伸一郎 和田谷
邦弘 橋本
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株式会社ワイ・イ−・デ−タ
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁束誘導型磁気ヘッドを使用して磁気記録テ
ープや磁気記録デスク等に記録されたデジタル磁気記録
情報を再生する場合の再生方式に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の磁束誘導型磁気ヘッドを使用したデジタル磁気
記録再生装置、例えばフロッピィ・ディスク・ドライブ
装置(以下FDDと称す)は、第1図に示すように磁気ヘ
ッド1による検出信号Aから書込みデジタル情報を復調
する際に、検出信号Aを微分回路4に通した後、ゼロク
ロス点検出回路5(コンパレータ)に与えて第2図
(a)に示すライトデータの点P1,P2,…即ち、ライト
データの立上り点を検出し、その検出信号に基づいてラ
イトデータを復調するようにしている。なお2はアン
プ、3はローパス・フィルタである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来のデジタル磁気記録再生装置において、磁気
ヘッド検出信号Aを微分回路4に通すのはライトデータ
の立上り点を検出するためであるが、微分回路4の入力
信号波形のピーク値の位置P1′,P2′,……が波形干渉
によって第2図(c)に示すように前記点P1,P2,……
に対し、ピークシフトを生じる場合がある。
このピークシフトは、書込みデータパターン及び記録
密度によってその量及び方向が変化するもので、ピーク
シフトがあると、再生信号のビット間隔がライトデータ
のピーク間隔とは相違することになるため、デジタル磁
気記録再生装置の信頼性を下げると共に、高線記録密度
化を妨げることになる。
なお第2図はNRZI変調の“0110"パターンの場合のピ
ークシフトの状態を示したもので、前記従来法による
と、その微分回路4の設計値によっては、低密度側で微
分波形にサドル部を生じてしまい、これによるコンパレ
ータの誤りを妨ぐため保護回路が必要であった。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は従来法とは全く異なる考え方で、デジタル磁
気記録情報を再生することにより、波形干渉等の影響を
受けないでデジタル磁気記録情報を再生する方式を提供
しようとするものである。
即ち、本発明は従来のヘッド信号波形のピーク点を検
出し、それに基づきデジタル磁気記録情報の再生を行う
という方式を破棄し、ヘッド信号波形のゼロクロス点、
即ち、第2図(c)におけるP3点を位置情報としてリー
ドデータを作るという方法である。
本発明は本発明者等の研究による次の知見に基づくも
のである。
即ち、ヘッド信号波形の一つは になる式によって、また他方は によって近似できるので(但し、lはビット間隔)、こ
の近似式を使い、前記の2ビットパターンのヘッド信号
波形を数式で表わすと次式で表わされることになる。
この式を図示すると第3図(b)において実線で示す
波形図となる。
この実線波形のピーク位置は、第3図(a)に示すラ
イトデータの立上り位置P1,P2に対し、Wだけ左右にシ
フトしたもので、実際のヘッド信号波形と近似する。
そして、この波形のゼロクロス点P3に着目すると、ゼ
ロクロス点P3はl/2で、ヘッド/媒体の性能に影響され
ず、常にライトデータのビット間隔lの半分の位置にき
て、波形干渉の影響を受けない。これはどのようなパタ
ーンに対しても、ライトデータの“1"と“1"の間隔の半
分の位置にヘッド信号波形のゼロクロス点がくることを
意味する。
従って、このゼロクロス点を基準としてデジタル磁気
記録信号を再生すれば、誤差のない再生が行なわれるこ
とになる。
本発明はこの知見に基づきなされたもので、ヘッド信
号波形のゼロクロス点を求め、それに基づいてリードデ
ータを再生するようにしたものである。
〔作用〕
本発明によればライトデータに対してシフトのない精
度の高いリードデータを得ることができる。
〔実施例〕
以下MFM変調を使用したデジタル磁気記録装置に適用
した場合の実施例について詳述するが、理解を容易にす
るため、具体的実施例を説明する前にMFM変調を使用し
た従来のデジタル磁気記録装置における書込み及び読み
出しについて説明する。
第4図は従来のMFM変調方式を採ったデジタル磁気記
録再生装置の書込み時におけるブロック図で、MRはデジ
タル磁気記録装置、1は磁束誘導型磁気ヘッド、2はア
ンプ、6はフリップ・フロップ、7は外部コントローラ
(MFM変調変換器)である。
第5図は第4図の回路の各部の信号波形を示すもの
で、今、外部コントローラ7に第5図(a)に示すよう
な元データD0が入力すると、外部コントローラ7によっ
てMFM変換される。
この変換は、周知のように、第1表のアルゴリズムに
従って行なわれる。
第5図(b)では元データD0が1011という4ビットパ
ターンをデータとクロックを合成してMFM変調データ列0
1000101に変換したものを図示したが、元データD0が4
ビットパターンの場合のMFM変調変換表を示すと、第2
表の通りである。
上記のアルゴリズムに従ってMFM変換されたMFM変調デ
ータD1は、磁気記録装置MRに入力し、フリップ・フロッ
プ6で入力信号“1"でヘッド電流方向が切り替えられ
る。
第6図は、MFM変調を使用した従来のデジタル磁気記
録再生装置における再生時(洗出し時)のブロック図
で、1は磁束誘導型磁気ヘッド、2はアンプ、3はロー
パス・フィルタ、4は微分回路、5はコンパレータ、8
は波形整形回路、9はデータセパレータ、91はPLL回
路、92はアンドゲートである。
第7図は元データD0が1011の場合の第6図に示す回路
の各部の出力波形を示すもので、この第7図を参照しな
がら再生時の動作について説明する。
第6図に示す従来のデジタル磁気記録再生装置では、
媒体記録された第7図(b)に示されるMFM変調データ
を取り出すために、第7図(e)図に示すヘッド信号波
形のピーク値がMFM変調データの各ビットに対応するこ
とから、ピーク値の検出をデジタル磁気記録装置MRの内
部の微分回路4、コンパレータ5を使って行い、更に波
形整形回路8を通してMFM変調データを復元し、次いで
データセパレータ9で、元データとクロック信号に判別
することにより、MFM変調データを元データに変換し、
第7図(j)のような復元データを得ている。
この判別は、MFM変調データの同期信号をPLL回路91に
入れて作られる第7図(i)に示される判別用パルス
(一般にデータウインドと呼ばれ、同期信号は媒体フォ
マット上での連続パターンとなる部分で、FDDのIBMファ
ーマットでは、SYNCと呼ばれる元データ“00"の連続ビ
ットを利用している。)と、MFM変調データをアンドゲ
ート92に通して行っている。
この場合PLL回路91の同期信号は、元データ“00"の連
続パターン、すなわちMFM変調信号で“1010"の連続パタ
ーンで同期している。
これはFDDでは2F信号と呼ばれる周波数となってい
る。
以上述べた従来のピーク検出方式では第7図(e)の
ヘッド信号波形のピーク位置がライトデータに対して波
形干渉によりシフトを生じ、このシフトによる誤差はリ
ードデータに含まれて外部VFOに出力されるので、デー
タセパレータ9の誤りとなり、装置の信頼性を下げる要
因となっていた。
これに対し、本発明にかゝる再生方式は、第7図
(e)に示すヘッド信号波形のピーク値を検出して再生
するのではなく、ヘッド信号波形のゼロクロス点を検出
して再生を行うもので、ゼロクロス点は、波形干渉によ
り、シフトを生じず、常にMFM変調データの“1"と“1"
の間にきて、MFM変調データパターンと1対1に対応し
ている。
このため、ゼロクロス点検出データのMFM変調復調回
路をデジタル磁気記録装内部に設けることにより、外部
VFOにピークシフトを含まないMFM変調されたリードデー
タを送ることができる。従って本発明によれば装置の信
頼性を上げることが可能となる。
第8図は本発明にかゝる再生方式を採ったデジタル磁
気記録再生装置の再生時のブロック図を示すもので、第
9図に元データD0が“1011"の場合の各部の出力波形を
示す。なお書込み系は従来のMFM変調で使用されるもの
と同一である。
第8図に示される本発明にかかるデジタル磁気記録情
報の再生回路が従来回路と異なる第1点は、ヘッド信号
波形のピークの間を検出のために微分回路を使用せずに
直ちにヘッド信号をコンパレータ5に通し波形整形回路
8で本検出方式データ列(以後ピーク間データ列と言
う)を得たことであり、第2点はMFM変調復調回路11を
設け、ピーク間データ列からピークシフトを含まない信
頼性の高いMFM変調データ列を復調したことである。
MFM変調の規則とMFMデータ列からピーク間データ列が
作成される規則よりMFM変調データ列からピーク間デー
タ列への変調は第3表に示すように実施される。ピーク
間データ列からMFMデータへの復調は第3表の逆変換を
実現するフローチャート第10図を実施するMFM変調復調
回路11で行われる。なお第10図中、xはピーク間データ
列の値、Nはピーク間データの連続する“0"数である。
〔発明の効果〕 従来のデジタル磁気記録装置は、ヘッドギャプ長や、
ヘッドと媒体間のスペーシングなどのヘッドと媒体に依
存して、ピークシフトの量が変化する為、記録密度が制
限されていた。
本発明再生方式では、本質に波形干渉によるピークシ
フトをなくしたので、同一ヘッド−同一媒体系に対して
より高密度なデジタル磁気記録装置を実現できる効果が
ある。
又、ヘッド−媒体系の種々のパラメータのばらつきが
信頼性に影響を与えない装置を実現でき高品質製品の生
産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁束誘導型磁気ヘッドを使用したデジタ
ル磁気記録再生装置の概略構成を示すブロック図、第2
図はその問題点を説明するための波形図、第3図は本発
明の原理を説明する波形図、第4図は従来の磁束誘導型
磁気ヘッドを使用したデジタル磁気記録再生装置におけ
るMFM変調書き込み回路の構成を示すブロック図、第5
図は第4図の各部の出力波形を示す図、第6図は従来の
磁束誘導型磁気ヘッドを使用したデジタル磁気記録再生
装置におけるMFM変調再生回路の構成を示すブロック
図、第7図は第6図の各部の出力波形を示す図、第8図
は本発明の実施例のブロック図、第9図は第8図の各部
の出力波形を示す図、第10図は本発明実施例における検
出データをMFM変調データに変換するための変換フロー
チャートである。 1……磁束誘導型磁気ヘッド 2……アンプ 3……ローパス・フィルタ 5……コンパレータ 7……外部コントローラ(MFM変調変換器) 8……波形整形回路 9……データセパレータ 10……PLL回路 11……MFM変調復調回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁束誘導型磁気ヘッドを使用するデジタル
    磁気記録再生装置において、ヘッド検出信号をアンプ及
    びローパス・フィルタを介してコンパレータに入力し、
    このコンパレータによりヘッド信号波形のゼロクロス点
    を検出し、その位置検出信号を波形整形回路と復調回路
    に通してデジタル磁気記録情報を再生することを特徴と
    するデジタル磁気記録情報の再生方式。
  2. 【請求項2】磁束誘導型磁気ヘッドを使用すると共に、
    磁気記録媒体に対する入出力情報がMFM変調データであ
    るデジタル磁気記録装置において、磁気記録媒体からMF
    M変調データを再生する際、ヘッド検出アナログ信号を
    アンプ,ローパス・フィルタ、コンパレータ及び波形整
    形回路により、ヘッド信号の波形ピーク間に対応するデ
    ジタル信号を中間情報として取得し、この中間情報から
    MFM変調復調回路を使用してMFM変調データを再生するこ
    とを特徴とする磁気記録情報の再生方式。
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