JPH08263802A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH08263802A
JPH08263802A JP6372795A JP6372795A JPH08263802A JP H08263802 A JPH08263802 A JP H08263802A JP 6372795 A JP6372795 A JP 6372795A JP 6372795 A JP6372795 A JP 6372795A JP H08263802 A JPH08263802 A JP H08263802A
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JP
Japan
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magnetic recording
data
circuit
reproducing
waveform
Prior art date
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Pending
Application number
JP6372795A
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English (en)
Inventor
Katsumi Suzuki
勝己 鈴木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再生波形に上下ピーク非対称性が存在する場合
に、再生波形の上下どちらか一方のピークに対して再生
回路を設け、これを用いることによりデータを正しく復
調することを可能にした磁気記憶装置を提供する。。 【構成】記録媒体上に磁化は、例えば再生波形101と
して再生される。この再生波形は、上方のピークを検出
するために再生波形は等化器におくられ波形102を得
る。その後、微分器におくられ微分波形103となる。
この微分波形を用いて再生波形のピークに相当する微分
ゼロクロスパルス104を作る。上方のピークのみを抽
出するために等化される前の再生波形に対してスライス
レベルを設定し、比較器によりゲート105を作る。こ
のゲートと上記パルスとにより再生波形の上方ピークの
みを抽出し、データパルス106を得る。 【効果】MRヘッドによる再生波形のように振幅上下非
対称性が存在する場合もこの影響を少なくすることがで
き、情報データを正しく再生することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録における再生波
形を情報データに正しく再生する装置に係り、MRヘッ
ドを用いた場合のように再生波形の振幅の上下非対称が
存在する場合に情報データを正しく再生することを可能
にした再生回路を設けた磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRヘッドは、素子部が磁界の強さを感
じることにより磁気抵抗が変化する特徴を用い、その電
気抵抗の大きさの違いを検出することによって磁界の大
きさを求めるものである。従来は、磁界の大小、すなわ
ち電気抵抗の大小を検出するために、センス電流と称す
る一定の直流電流を流すことによってMR素子間の電圧
降下にに置換し、再生波形を検出した。この再生波形を
微分方式データ弁別回路方式、つまり再生ヘッドによる
再生波形を微分した微分波形のゼロクロス部分にパルス
を発生させ、そのパルスがデータ弁別窓の中にあるか無
いかによってデータ“1”,“0”を弁別し、データを
再生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方MR素子の印加磁
界と電気抵抗の関係は非線形であり、入力磁界の正値の
場合と負値の場合では電気抵抗の変化率が異なるため
に、P極とN極の振幅に違いが生じる。この再生波形の
従来誘導型ヘッド用の微分方式でデータ弁別回路方式を
適用すると、再生波形のピークの先鋭度に違いが生じ
る。そのため、各ピークでの微分波形のゼロクロス傾斜
に違いが現れる。微分方式データ弁別回路方式では回路
雑音やヘッド雑音が再生波形に重畳されることにより微
分波形傾斜のゆるやかな微分波形傾斜の急峻なピークに
比べてゼロクロスパルスのジッタが大きくなる。このた
め再生回路は上下ピーク双方共に情報再生が最適化され
るようパラメータを設定することできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、再生波形の上下ピークに対し別々の再生回路を設
け、それぞれのピークに対する再生回路の最適化を行っ
たうえでデータを別々に弁別すればよい。
【0005】
【作用】上記手段を用いれば、MRヘッドを用いたとき
のように振幅が上下非対称な再生波形に対してもこの影
響を少なくすることができ、もって正しくデータを再生
することの可能な磁気ディスク装置を得ることができ
る。
【0006】
【実施例】原理を図1を用いて説明する。記録媒体上の
記録磁化は、MRヘッドにより例えば再生波形101と
して再生される。この再生波形は、上方のピークを検出
するために再生波形は上方ピークでのエラーレートが最
小になるように設定された等化器におくられ波形102
を得る。その後、微分器におくられ微分波形103とな
る。この微分波形を用いて再生波形のピークに相当する
微分ゼロクロスパルス104を作る。これだけでは上下
ピークいずれもに対応したパルスが作られてしまう。そ
こで、上方のピークのみを抽出するために等化される前
の再生波形に対してスライスレベルを設定し、比較器に
よりゲート105を作る。このゲートと上記パルスとに
より再生波形の上方ピークのみを抽出し、データパルス
106を得る。
【0007】上記原理を実現する再生回路系の一実施例
を図2に示す。MRヘッド201による再生波形は、自
動利得調整器(AGC)202を経て出力波形となる。
まず上方のピークを検出するために再生波形は上方ピー
クでのエラーレートが最小になるように設定された等化
器203におくられ、その後、LPF204を通過して
微分器205におくられ微分された後パルス化回路20
6におくられる。パルス化回路206は、上記微分波形
を用いて再生波形のピークに相当する微分ゼロクロスパ
ルスを作る。そこで、上方のピークのみを抽出するため
に等化される前の再生波形に対しスライスレベルを設定
し、比較器208によりゲートを作る。このゲートと上
記パルスとにより再生波形の上方ピークのみを抽出し、
弁別回路211により弁別を行いデータを再生する。
【0008】図3に上記再生回路を用いた磁気記録再生
装置の一実施例を具体的なデータを用いて示す。まず、
一方のピークのみ用いて記録データを再生するには、再
生波形の一方のピークのみ検出することで記録データの
全てを再生できるように、データを記録媒体に書き込む
際にあらかじめライトデータを変調しておく必要があ
る。例えば二値情報301「010100010」を記
録媒体に記録する際ライトデータ302を、このライト
データの一ビットに対応して隣接した二つのビットが対
応するよう変調しライトデータ303と作る。このデー
タをMRヘッドにより再生すると、再生波形304とし
て出力される。以下図1で説明した原理と同様に、この
再生波形は上方のピークを検出するために再生波形は上
方ピークでのノイズジッタが最小になるように設定され
た等化器におくられ等化波形305を得て、さらに微分
器におくられ微分波形306となる。その後、この微分
波形を用いて再生波形のピークに相当する微分ゼロクロ
スパルス307を作る。しかし、これだけでは上下ピー
クに対応したパルスが作られてしまうため上方のピーク
のみを抽出するために等化される前の再生波形に対しス
ライスレベルを設定し、比較器によりゲート308を作
る。このゲート308と上記パルス307とにより再生
波形の例えば上方ピークのみを抽出しデータパルス30
9を得て、これより再生データ310を得る。
【0009】上記再生回路を上下ピーク別々に二つ用い
ることによる再生原理を図4を用いて説明する。例えば
二値情報401「010100010」はライトデータ
402により記録媒体上に磁化される。この磁化はMR
ヘッドにより再生波形403として再生される。この再
生波形を波形振幅の上下ピーク別に処理されるため大き
く二つに分ける。まず上方のピークを検出するためにパ
ラメータを最適化した等化器、LPF、比較器により構
成された再生回路におくられ、弁別データ406を得
る。またもう一つは、下方のピークを検出するために前
記上方ピーク再生回路とは独立にパラメータを最適化し
た等化器、LPF、比較器により構成された再生回路に
おくられ、弁別データ409を得る。最後に、弁別デー
タ406と409は復調回路におくられ、これら二つの
弁別データを加え合わせることによりデータ410を再
生する。
【0010】図4に示した原理を実現する回路系の一実
施例を図5に示す。MRヘッド501による再生波形
は、AGC502を経て出力波形となる。この後信号を
波形振幅の上下ピーク別に処理されるため大きく二つに
分ける。まず一つは、上方のピークを検出するためにパ
ラメータを設定した等化器503、LPF505、位相
フィルター(PF)506、比較器510により構成さ
れた上方パルス再生回路におくる。またもう一つの出力
波形は、下方ピークを検出するために上記上方用ピーク
再生データの構成器とはいずれも独立にパラメータを設
定した等化器523、LPF525、位相フィルター
(PF)526、比較器530により構成された上方パ
ルス再生回路におくる。ここでPF526及び526は
LPF505及び525に伴う郡遅延を保証するために
加えられている。これら二つの再生回路により別々に再
生された信号は復調回路119によりおくられ、これら
二つのデータを加え合わせることによりデータを再生す
る。
【0011】復調回路において二つのデータを加え合わ
せる具体的方法として、再生された弁別データを別々に
弁別窓の時間方向に対してずらした弁別データを複数用
意し、これらを加え合わせたデータを作り、これらのデ
ータをあらかじめ記録されている既知のテストパターン
と比較し、正しく再生されている組合せを選びだせばよ
い。図3に上記原理を具体的に1クロックづつずらした
三つのデータを用いる場合を示す。記録データ601に
対して上記再生方法を用いて弁別データを求めると、上
方ピークに対する弁別データ602と下方ピークに対す
る弁別データ603が得られる。まず弁別データ603
に対し弁別データ602を弁別窓半周期分遅らせるとデ
ータ605が得られる。これと弁別データ603と加え
合わせることにより再生データ606が得られる。同様
に弁別データ間での遅れのない弁別データ602と60
3から再生データ604が、弁別データ602に対し弁
別データ603を弁別窓半周期分送らせたデータ607
と弁別データ602からデータ608が得られる。これ
ら再生データをテストパターンと比較し、同一パターン
を得られる加え合わせを正しい再生方法として設定すれ
ば良い。
【0012】図6に示した原理を実現する回路系の実施
例を図7に示す。図7において、上方ピークに対する弁
別回路701により得られる弁別データは三つに分けら
れ、その内一つはディレイ703により弁別窓一つ分遅
らされる。同様に、下方ピークに対する弁別回路702
により得られる弁別データは三つに分けられ、その内一
つはディレイ704により弁別窓一つ分遅らされる。こ
れらの弁別データを図4に示すよう加え合わせると三つ
の異なったデータが得られる。これらのデータをそれぞ
れ比較器705,706,707におくり、あらかじめ
記録してあるテストパターン(これはテストパターン記
憶器708に記録しておく。)と比較し、テストパター
ンと同一パターンを得られる比較器のデータを再生デー
タとして出力することにより復調器を設定する。
【0013】復調回路において正しく再生された再生回
路を設定する作業は、あらかじめデータの前の部分にテ
ストパターンを記録しておいてシーク後オントラック状
態で実データを再生する前に設定を行う方法や、あるい
は装置出荷時に設定(固定)を行っておく方法などが実
施可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、MRヘッドを使用した
時のように再生波形振幅に上下非対称が存在する場合も
これによる影響を最小に抑えることが可能となり、情報
データを正しく再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図。
【図2】本発明を実現する回路系の一実施例。
【図3】ライトデータを変調して本発明の回路系を用い
た再生原理。
【図4】本発明の回路系を並行に用いた再生原理。
【図5】図4に示した原理を実現する回路系の一実施
例。
【図6】三つの修正データを用いての復調回路の原理
図。
【図7】三つの修正データを用いての復調回路系の実施
例。
【符号の説明】
201,501…MRヘッド、206,508,528
…ゼロクロスパルス発生器、211,513,533…
弁別回路、402,403…位相フィルター、 5
40…復調回路、703,704…1クロック遅延回
路、 708…テストパターン記憶器。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体と、この磁気記録媒体に対す
    る情報の記録・再生動作を行う磁気ヘッドと、この磁気
    ヘッドに接続された情報記録・再生回路とからなる磁気
    記録方式であって、再生波形に上下非対称性が存在する
    場合に、再生波形の上下どちらか一方のピークのみに対
    してデータ再生することを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、再生ヘッドとしてMR
    ヘッドを用いた磁気記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、磁気記録媒体に情報を
    記録する場合、上下どちらか一方のピークのみに対して
    データ再生することによりデータを再生できるようライ
    トデータを変調する磁気記録装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、ライトデータ変調とし
    てライトデータの一ビットに対して隣接した二つのビッ
    トが対応するよう変調する磁気記録装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、再生波形の上下ピーク
    それぞれに対して再生回路を備え、これらを並行して設
    けた磁気記録装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、互いに独立にパラメー
    タを設定することが可能なローパスフィルターをそれぞ
    れの再生回路に対し設けた磁気記録装置。
  7. 【請求項7】請求項5において、互いに独立にパラメー
    タを設定することが可能な位相フィルターをそれぞれの
    再生回路に対し設けた磁気記録装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、互いに独立にパラメー
    タを設定することが可能な微分器をそれぞれの再生回路
    に対し設けた磁気記録装置。
  9. 【請求項9】請求項5において、互いに独立名ゼロクロ
    スパルス発生器をそれぞれの再生回路に対し設けた磁気
    記録装置。
  10. 【請求項10】請求項5において、増幅機通過後の再生
    波形を用いて、それぞれの再生回路に対し互いに異なっ
    たスライスレベルの設定が可能である磁気記録装置。
  11. 【請求項11】請求項5において、互いに異なった遅延
    時間の設定が可能である遅延回路をそれぞれの再生回路
    に対し設けた磁気記録装置。
  12. 【請求項12】請求項5において、互いに独立なVFO
    をそれぞれの再生回路に対し設けた磁気記録装置。
  13. 【請求項13】請求項5において、互いに独立に弁別さ
    れる弁別回路をそれぞれの再生回路に対し設けた磁気記
    録装置。
  14. 【請求項14】請求項5において、二つの弁別データを
    一つの再生データとして復調する回路を備えた磁気記録
    装置。
  15. 【請求項15】請求項14において、クロック一つ分遅
    延させる遅延回路を複数備えた磁気記録装置。
  16. 【請求項16】請求項14において、複数のデータ比較
    器を並行に備えた磁気記録装置。
  17. 【請求項17】請求項16において、既知のテストパタ
    ーンを用いて複数のデータ比較器のうち正しく復調する
    回路を選び、その回路におくられたデータを再生データ
    とする回路を設けた磁気記録装置。
JP6372795A 1995-03-23 1995-03-23 磁気記録装置 Pending JPH08263802A (ja)

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JP6372795A JPH08263802A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 磁気記録装置

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JPH08263802A true JPH08263802A (ja) 1996-10-11

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ID=13237732

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JP6372795A Pending JPH08263802A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 磁気記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7965461B2 (en) 2005-11-30 2011-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Information reproducing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7965461B2 (en) 2005-11-30 2011-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Information reproducing apparatus

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