JPH0845185A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH0845185A
JPH0845185A JP18136494A JP18136494A JPH0845185A JP H0845185 A JPH0845185 A JP H0845185A JP 18136494 A JP18136494 A JP 18136494A JP 18136494 A JP18136494 A JP 18136494A JP H0845185 A JPH0845185 A JP H0845185A
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JP
Japan
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signal
binarized
circuit
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JP18136494A
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Junichi Takeda
純一 武田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時多値検出を行うための閾値を適切なレベ
ルに維持でき、デジタル情報をエラーを生じることなく
再生できるようにする。 【構成】 情報記録媒体に記録されたデジタル情報を再
生するに際し、前記記録媒体から再生された再生信号を
波形等化後、少なくとも2つ以上の閾値Th1 ,Th2
で2値化してデータ検出を行う情報再生装置において、
前記2値化された2値化信号のパルス幅と、この2値化
信号を同期クロックで同期化後の信号のパルス幅が同じ
になるように前記閾値Th1 ,Th2 を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に記録さ
れたデジタル情報を再生する情報再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスク装置などのような
情報記録再生装置に対して情報の高密度記録が要求さ
れ、こうした要求に応える方法としてパーシャルレスポ
ンス等化という等化検出方法が考えられている。このパ
ーシャルレスポンス等化においては、符号間干渉を付加
したままデータ検出を行うことにより、等化器出力の周
波数特性を狭帯域にすることが可能となり、その結果、
情報の高密度化を実現するというものである。
【0003】図10はパーシャルレスポンスの一例とし
て、PR(1,1)等化の概念を説明するためのブロッ
ク図、図11は図10の各部の信号を示した信号波形図
である。図10において、27は記録データx0 (t) を
NRZI変換して、記録信号x1 (t) を出力するための
プリコーダである。図11(a)は記録媒体に記録すべ
き記録データ、図11(b)はその記録データをプリコ
ーダ27でNRZI変換して得られた記録信号である。
28はこのようにプリコーダ27で変調して得られた記
録信号を記録媒体に記録し、それを再生するための記録
再生系である。この記録再生系28で記録媒体に記録さ
れた記録信号を再生すると、図11(c)のような再生
信号が得られる。ここで、PR(1,1)等化において
は情報を再生する場合、図11(c)のように2つの閾
値Th1 ,Th2 が設定され、再生信号と2つの閾値を
比較することで、データの検出が行われる。即ち、判定
器29では0<Th2 <1、1<Th1 <2なる2つの
閾値Th1 ,Th2 と再生信号y(t) を比較し、y(t)
<Th2 またはy(t) >Th1 ならば0と判定し、Th
2 <y(t) <Th1 ならば1と判定することで、図11
(d)のような再生デジタル信号x0 ′(t) が生成され
る。
【0004】図12はPR(1,1)等化を採用した情
報再生装置の概略構成を示したブロック図である。図1
2において、1は再生信号の高周波ノイズを除去するL
PF(ローパスフィルター)、2は再生信号の波形等化
を行う波形等化回路である。ここではPR(1,1)等
化が行われる。3は波形等化後の再生信号の振幅を一定
に制御するAGC(オートゲインコントロール)回路で
ある。ここで、PR(1,1)等化においては、前述の
ように2つの閾値Th1 ,Th2 が設定されるのである
が、従来ではこの閾値を設定する場合、ピークホールド
回路30で再生信号のピーク値、ボトムホールド回路3
1で再生信号のボトム値がそれぞれ検出される。そし
て、得られたピーク値からボトム値までのレベルの3/
4が閾値Th1 としてコンパレータ7に与えられ、1/
4が閾値Th2 としてコンパレータ11に与えられる。
コンパレータ7及び11ではそれぞれ設定された閾値で
再生信号が2値化され、得られた2値化信号をアンド回
路6で合成することで再生デジタル信号が生成される。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の閾値の設定方法では、図13(a)のように再
生信号が正常なときは問題ないが、例えば媒体欠陥や汚
れなどによって再生信号が図13(b)のように歪んだ
状態になった場合は、正確にボトム値が検出できないの
で、閾値を適切なレベルに設定できなかった。そのた
め、コンパレータで2値化する際にパルス幅が変動して
しまい、変動が大きすぎると、データエラーが発生する
という問題があった。
【0006】また、記録媒体として光磁気ディスクを用
いて光変調記録を行う場合、論理“1”のときに光ビー
ムを記録パワーにし、論理“0”のときに光ビームのパ
ワーを低下させてデジタル情報の記録が行われる。しか
し、記録パワーが強すぎるとそれによって記録されるマ
ークが光ビームを照射しない領域に食い込むことにな
り、相対的に論理“1”の長さが論理“0”の長さより
も長くなってしまう。従って、このような場合は、アイ
パターンが図14(b)のようになり(図14(a)は
正常なアイパターン)、閾値Th1 のレベルが信号レベ
ル3/4では最適でなく、閾値Th2 のレベルが信号レ
ベルの1/4では最適でなくなるという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、常時多値検出を行うための閾値
を適切なレベルに維持でき、デジタル情報をエラーを生
じることなく再生することが可能な情報再生装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体に記録されたデジタル情報を再生するに際し、前
記記録媒体から再生された再生信号を波形等化後、少な
くとも2つ以上の閾値で2値化してデータ読出を行う情
報再生装置において、前記2値化された2値化信号のパ
ルス幅と、この2値化信号を同期クロックで同期化後の
信号のパルス幅が同じになるように前記閾値を制御する
ことを特徴とする情報再生装置によって達成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の情報再生装置の一実
施例を示したブロック図である。なお、図1では図12
の従来装置と同一部分は同一符号を付してある。図1に
おいて、光磁気ディスク(図示せず)から再生された再
生信号はLPF(ローパスフィルター)1で高周波ノイ
ズが除去された後、波形等化回路2でデータ検出に最適
な波形等化が行われる。ここでは、PR(1,1)波形
等化を行うものとする。波形等化後の再生信号はAGC
回路3で振幅が一定となるように制御される。PR
(1,1)特性は図14(a)に示すように信号波形が
データ識別点で“0”,“1”または“2”となるもの
である。従って、再生データを検出する場合は、2つの
コンパレータに閾値Th1 ,Th2 を設定して再生信号
を2つのコンパレータでそれぞれ2値化し、得られた2
つの2値化信号をアンド回路でアンドをとって再生デー
タの検出が行われる。
【0010】AGC回路3で振幅を制御された再生信号
は、2値化回路4及び5に送られ、閾値Th1 ,Th2
での2値化が行われる。即ち、2値化回路4では3値検
出の一方の閾値Th1 で再生信号の2値化が行われ、2
値化回路5では3値検出のもう一方の閾値Th2 で再生
信号の2値化が行われる。2値化回路4,5で得られた
2値化信号はアンド回路6で合成して再生デジタル信号
が生成され、更にこの再生デジタル信号は後段の復調回
路(図示せず)に送られてデータの復調が行われる。
【0011】2値化回路4は、再生信号を閾値Th1
2値化するコンパレータ7、コンパレータ7の2値化信
号から同期クロックを抽出するPLL回路8、コンパレ
ータ7の2値化信号を同期クロックによって同期化する
データセパレータ9から構成されている。また、2値化
回路4内にはコンパレータ7に閾値Th1 を出力するた
めのスライスレベル生成回路10が設けられており、詳
しく後述するようにコンパレータ7の2値化信号とデー
タセパレータ9の出力信号のパルス幅が等しくなるよう
に閾値Th1 の制御が行われる。更に、2値化回路5も
同様に再生信号を閾値Th2 で2値化するコンパレータ
11、同期クロックを抽出するPLL回路12、2値化
信号を同期化するデータセパレータ13、閾値Th2
生成するスライスレベル生成回路14から構成されてい
る。スライスレベル生成回路14では、同様にコンパレ
ータ11の2値化信号とデータセパレータ13の出力信
号のパルス幅が等しくなるよう閾値Th2 の制御が行わ
れる。
【0012】図2はスライスレベル生成回路10の具体
的な構成を示した回路図である。図中15はコンパレー
タ7の2値化信号の立ち下がりとデータセパレータ9の
出力信号の立ち下がりの時間差のパルス信号を出力する
ゲート回路、16はコンパレータ7の2値化信号の立ち
上がりとデータセパレータ9の出力信号の立ち上がりの
時間差のパルス信号を出力するゲート回路である。ま
た、17はゲート回路15のパルス幅だけオンしてコン
デンサCをチャージする定電流源、18はゲート回路1
6のパルス幅だけオンしてコンデンサCの電荷をディス
チャージする定電流源、19は増幅器でその出力が閾値
Th1 として出力される。
【0013】図3は2値化回路4の各部の信号を示した
信号波形図である。図3(a)はコンパレータ7の2値
化信号、図3(b)はPLL回路8で抽出された同期ク
ロックである。データセパレータ9では図3(c)のよ
うに同期クロックにより2値化信号が同期化される。こ
こで、コンパレータ7の2値化信号とデータセパレータ
9の出力信号はゲート回路15及び16に入力され、ゲ
ート回路15では図3(d)のように2値化信号の立ち
下がりとデータセパレータ9の出力信号の立ち下がりの
時間差に相当する幅のパルス信号が出力される。また、
ゲート回路16では図3(e)のように2値化信号の立
ち上がりとデータセパレータ9の出力信号の立ち上がり
の時間差に相当する幅のパルス信号が出力される。
【0014】定電流源17ではゲート回路15からパル
ス信号が出力されると、そのパルス信号の幅の時間だけ
オンし、このオン時間中に定電流源17によってコンデ
ンサCがチャージされる。また、定電流源18はゲート
回路16のパルス幅の時間だけオンし、この時間中にコ
ンデンサCの電荷がディスチャージされる。このように
2値化信号とデータセパレータ9の出力信号の立ち下が
り時間差だけコンデンサCをチャージし、立ち上がり時
間差だけコンデンサCをディスチャージすることで、コ
ンデンサCの電荷が0になるように閾値Th1 が制御さ
れる。従って、立ち下がりの時間差と立ち上がりの時間
差が同じになるように制御がかかり、その結果、コンパ
レータ7の2値化信号のパルス幅とデータセパレータ9
の出力信号のパルス幅が同じになる。このようにスライ
スレベル生成回路10では、2値化信号と同期化後の信
号のパルス幅を比較して2つの信号のパルス幅が同じに
なるように閾値Th1 の制御が行われる。また、スライ
スレベル生成回路14も全く同じ構成であり、同様にコ
ンパレータ11の2値化信号とデータセパレータ13の
出力信号のパルス幅が同じになるように閾値Th2 の制
御が行われる。
【0015】次に、上記実施例の具体的な情報再生動作
を図4に基づいて説明する。図4は前述のように2値化
出力とデータセパレータ出力のパルス幅が等しくなるよ
うに閾値Th1 とTh2 を制御し、コンパレータ7の閾
値Th1 とコンパレータ11の閾値Th2 が再生信号に
対して適正に設定されているときの各部の信号を示した
タイムチャートである。図4(a)は記録データ、図4
(b)はその記録データをプリコーダでプリコードした
記録信号である。光磁気ディスクにはこのような記録信
号が記録され、それを再生すると図4(c)のような再
生信号が得られる。図4(c)の再生信号はAGC回路
3を介した信号である。コンパレータ7では図4(c)
のように再生信号とスライスレベル生成回路10の閾値
Th1 を比較して図4(d)のように2値化され、PL
L回路8では得られた2値化信号から図4(e)のよう
な同期クロックが抽出される。データセパレータ9では
抽出された同期クロックにより図4(f)のように2値
化信号が同期化される。
【0016】また、コンパレータ11では図4(c)の
ように再生信号とスライスレベル生成回路14の閾値T
2 を比較して図4(g)のように2値化され、PLL
回路12ではその2値化信号から図4(h)のような同
期クロックが抽出される。データセパレータ13では抽
出された同期クロックにより図4(i)のように2値化
信号が同期化される。データセパレータ9及び13の出
力信号はアンド回路6で図4(j)のように合成され、
再生デジタル信号が生成される。そして、得られた再生
デジタル信号は後段の復調回路(図示せず)へ送られ、
再生データが生成される。
【0017】ここで、コンパレータ7,11の閾値が適
切でない場合、例えば図5に示すように閾値Th1 が何
らかの原因で適正レベルでない場合は、2値化信号のパ
ルス幅に異常が生じる。図5の例では、閾値Th1 の変
動によって図5(d)のようにコンパレータ7の2値化
信号のパルス幅が狭くなっている。こうしたパルス幅の
変動は、ある程度はデータセパレータ9の同期化によっ
て図5(f)のように正常な状態に修復できるのである
が、パルス幅の変動が大きくなると本来の同期化の目的
であるノイズなどのジッターの吸収ができなくなってデ
ータエラーを起こしてしまう。このような場合、本実施
例では、前述のように2値化信号のパルス幅とデータセ
パレータで同期化後のパルス幅を比較し、この2つのパ
ルス幅が同じになるように閾値を制御するので、常時閾
値を適正なレベルに維持することができ、これによって
2値化信号のパルス幅が変動することがなくなるので、
データエラーの発生を抑制することができる。また、前
述のように光磁気ディスクに光変調方式で記録する際に
記録パワーが強すぎた場合であっても、閾値のレベルを
適切なレベルに設定することができる。
【0018】図6は本発明の第2実施例を示したブロッ
ク図である。なお、図6では図1の実施例と同一部分は
同一符号を付し、また図1のLPF1、波形等化回路
2、AGC回路3は省略して示してある。波形等化は図
1と同様にPR(1,1)等化を行うものとし、スライ
スレベル生成回路10及び14では図1と同様に閾値T
1 ,Th2 の制御が行われる。この実施例では、コン
パレータ7の2値化信号とコンパレータ11の2値化信
号がアンド回路21で合成され、PLL回路22ではそ
の合成された信号から同期クロックが抽出される。ま
た、アンド回路6でデータセパレータ9及び13の信号
を合成して得られた再生デジタル信号は、データセパレ
ータ23によって、PLL回路23の同期クロックで再
同期を行うように構成されている。
【0019】図7は図6の各部の信号を示した信号波形
図である。図7(a)はコンパレータ7の2値化信号、
図7(b)はPLL回路8の同期クロック、図7(c)
はデータセパレータ9で同期化された信号である。ま
た、図7(d)はコンパレータ11の2値化信号、図7
(e)はPLL回路12の同期クロック、図7(f)は
データセパレータ13で同期化された信号である。ここ
では、図7(b),(e)から明らかなように2つの同
期クロックに位相ずれが生じている例を示しているが、
このように位相ずれが生じた場合は、図7(g)のよう
にアンド回路6で合成して得られた再生デジタル信号の
パルス幅が狭くなってしまう。そのため、これをそのま
ま復調回路で復調すると、正常にデータを再生できない
事態が生じる。
【0020】そこで、本実施例では、コンパレータ7及
び11の2値化信号がアンド回路21で図7(h)のよ
うに合成され、PLL回路23ではその合成した信号か
ら図7(i)のように同期クロックが抽出される。そし
て、データセパレータ23では得られた同期クロックに
よってゲート回路6の再生デジタル信号が再度同期化さ
れ、図7(j)のようにパルス幅の変動の修復された再
生デジタル信号が生成される。このように本実施例で
は、2値化信号を合成した信号から同期クロックを抽出
し、得られた同期クロックを用いて再生デジタル信号を
再同期することにより、同期クロックに位相ずれが生じ
た場合であっても、位相ずれに伴なう再生デジタル信号
のパルス幅の変動を修復でき、正常にデータを復調する
ことができる。
【0021】図8は本発明の第3実施例を示したブロッ
ク図である。図8においても図1と同一部分は同一符号
を付し、また図1のLPF1、波形等化回路2、AGC
回路3は省略して示してある。波形等化は、図1と同様
にPR(1,1)等化が行われ、閾値の制御も図1と同
様に行われる。この実施例では、データセパレータ9で
同期化された信号はPLL回路8の同期クロックにより
FIFO24に入力され、データセパレータ13で同期
化された信号も同様にPLL回路12の同期クロックに
よりFIFO25に入力される。FIFO24及び25
は信号を記憶するFIFOメモリのことである。FIF
O24及び25に記憶された信号は、リファレンスクロ
ック26によって同時に読み出され、この読み出された
信号をアンド回路6で合成することで再生デジタル信号
が生成される。
【0022】図9は図8の各部の信号を示した信号波形
図である。図9(a)はコンパレータ7の2値化信号、
図9(b)はPLL回路8の同期クロック、図9(c)
はデータセパレータ9の出力信号である。また、図9
(d)はコンパレータ11の2値化信号、図9(e)は
PLL回路12の同期クロック、図9(f)はデータセ
パレータ13の出力信号である。ここでも、PLL回路
8と12の同期クロックは図9(b),(e)のように
位相がずれている。このように2つの同期クロックの位
相がずれると、前述のようにデータセパレータ9と13
の出力信号を合成した場合、パルス幅が変動し、データ
の復調に悪影響を与えてしまう。図9(g)はこのパル
ス幅の変動を示している。
【0023】そこで、本実施例では、データセパレータ
9,13の同期化された信号はそれぞれ同期クロックに
よってFIFO24,25に取り込まれ、そのFIFO
24と25の信号を読み出すときは、図9(h)のリフ
ァレンスクロック26によって同時に読み出される。読
み出された信号はアンド回路6で合成され、図9(i)
のように再生デジタル信号が生成される。このように一
度FIFO24,25に信号を取り込み、その信号をリ
ファレンスクロック26で同時に読み出すことにより、
同期クロックの位相がずれたとしても、FIFO24と
25の出力信号の位相が揃うので、正確な再生デジタル
信号を得ることができる。
【0024】なお、以上の実施例では、パーシャルレス
ポンス波形等化として、PR(1,1)等化を採用した
装置を例として説明したが、本発明はこれに限ることな
く、例えばPR(1,2,1)特性など他の波形等化に
も適用できることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2値化信
号のパルス幅とこれを同期クロックで同期化後の信号の
パルス幅が同じになるように閾値を制御することによ
り、常時閾値を最適なレベルに維持することができるの
で、常に正常な再生デジタル信号を得ることができ、デ
ータエラーの発生を抑止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の一実施例を示したブロ
ック図である。
【図2】図1の実施例のスライスレベル生成回路を詳細
に示した回路図である。
【図3】図2のスライスレベル生成回路の動作を説明す
るための信号波形図である。
【図4】図1の実施例の各部の信号を示した信号波形図
である。
【図5】図1の実施例において閾値が適正なレベルでな
いと仮定したときの各部の信号を示した信号波形図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示したブロック図であ
る。
【図7】図6の実施例の各部の信号を示した信号波形図
である。
【図8】本発明の第3実施例を示したブロック図であ
る。
【図9】図8の実施例の各部の信号を示した信号波形図
である。
【図10】パーシャルレスポンスPR(1,1)波形等
化の概念を説明するためのブロック図である。
【図11】図10の各部の信号を示した信号波形図であ
る。
【図12】従来のパーシャルレスポンス波形等化を採用
した情報再生装置の概略ブロック図である。
【図13】正常な再生信号と媒体欠陥などで歪んだ再生
信号を示した図である。
【図14】PR(1,1)波形等化のアイパターンを示
した図である。
【符号の説明】
1 LPF(ローパスフィルター) 2 波形等化回路 3 AGC回路 6,21 アンド回路 7,11 コンパレータ 8,12,22 PLL回路 9,13,23 データセパレータ 10,14 スライスレベル生成回路 15,16 ゲート回路 17,18 定電流源 24,25 FIFO C コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に記録されたデジタル情報
    を再生するに際し、前記記録媒体から再生された再生信
    号を波形等化後、少なくとも2つ以上の閾値で2値化し
    てデータ検出を行う情報再生装置において、前記2値化
    された2値化信号のパルス幅と、この2値化信号を同期
    クロックで同期化後の信号のパルス幅が同じになるよう
    に前記閾値を制御することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つ以上の閾値で2値化
    された2値化信号を合成した信号から同期クロックを抽
    出し、この抽出された同期クロックにより前記2値化信
    号の同期化後の信号を合成して得られた再生デジタル信
    号の再同期を行うことを特徴とする請求項1の情報再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つ以上の閾値で2値化
    された2値化信号の同期化後の信号をそれぞれ同期クロ
    ックでFIFOメモリに取り込むと共に、このFIFO
    メモリに記憶された信号を同一のリファレンスクロック
    で読み出して合成することにより、再生デジタル信号を
    生成することを特徴とする請求項1の情報再生装置。
JP18136494A 1994-08-02 1994-08-02 情報再生装置 Pending JPH0845185A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150624A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 日本電気株式会社 等化装置、等化方法及びプログラム

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WO2010150624A1 (ja) * 2009-06-23 2010-12-29 日本電気株式会社 等化装置、等化方法及びプログラム
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