JP2524696B2 - デ―タ再生装置 - Google Patents

デ―タ再生装置

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JP2524696B2
JP2524696B2 JP60006253A JP625385A JP2524696B2 JP 2524696 B2 JP2524696 B2 JP 2524696B2 JP 60006253 A JP60006253 A JP 60006253A JP 625385 A JP625385 A JP 625385A JP 2524696 B2 JP2524696 B2 JP 2524696B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はデータ再生装置に関し、特に、2進データ
列をNRZI変調方式(Non Return to Zero Inverted)あ
るいはNRZL(Non Return to Zero Level)変調方式によ
って変調し、たとえば光ディスク装置あるいは磁気ディ
スク装置などの所定の伝送系に記録再生を行ない、再生
された信号に基づいて、誤りなく元のNRZIデータあるい
はNRZLデータに復号するようなデータ再生装置に関す
る。
[従来の技術] 近年、多量のデータの記録再生装置として、追記形光
ディスク装置や磁気ディスク装置が開発され、実用に供
されている。また、オーディオ信号をディジタル化して
再生を行なうCD装置(Compact Disc)が実用化されてい
る。
ここでは、この発明に関する応用装置として、追記形
光ディスク装置を例にして説明を行なうが、消去可能な
光ディスク装置あるいは磁気ディスク装置などにもこの
発明は広範な装置に応用可能である。
第2図は従来の光ディスク装置におけるディスク上の
記録ピットを示す図であり、第3図は変調データに対す
る各方式の波形図である。
まず、第2図において、Pはトラック間隔であり、d
は最小ピットの直径であり、Tは記録ピット間の最小間
隔である。トラック1のピットは記録ピット形状が同一
であり、RZ記録(Return Zero)ピットと呼ばれてい
る。一方、トラック2のピットは記録ピット形状が各ピ
ットごとに異なり、NRZ記録(Non Return to Zero)ピ
ットと呼ばれている。RZ方式あるいはNRZ方式は、ディ
ジタル変調されたデータの記録方式であり、第3図を参
照して、この記録方式について説明する。
RZ方式は第3図(b)に示すように、ディジタル変調
を行なったデータで、“1"である幅のパルスを生じる。
NRZ方式は、第3図(c)および(d)に示すように、N
RZI方式とNRZL方式とに分けられる。NRZI方式は“1"で
極性が反転し、NRZL方式はデータ極性を信号レベルにそ
のまま対応させたものである。この第3図から理解され
るように、RZ方式はデータ信号の立上がり部のみがデー
タの“1"を示す情報を持っているのに対して、NRZ方式
はデータ信号の立上がりおよび立下がり部がともに“1"
を示す情報を持っている。
第4図はMFM変調データに対する各方式の記録ピット
を示す図である。第4図(b)に示すように、MFM(Mod
ified FM)変調データは、前述の第3図で説明したよう
に、第4図(c)に示すRZ方式,第4図(e)に示した
NRZI方式の記録信号となり、記録信号の極性がハイレベ
ルのとき、ディスク上にピットが形成される。
一方、前述の第2図において、最小ピット間隔Tが最
小ピット形状dにより決定されるとすると(一般にはT
≒2d)、RZ方式の最小ピット間隔はT0/2であり、NRZI方
式ではT0となる。dが同一である場合、NRZI方式はRZ方
式の2倍のデータ転送速度で書込み可能となり、記録密
度が2倍になる。しかし、NRZ方式の欠点としては、ピ
ットの先端および後端がともに復号に必要な情報を持っ
ているため、ピットの形状が非常に重要になる。第4図
において、各方式の復号可能な検出窓幅は、各方式とも
に±0.25T0である。
第5図は記録ピットに対する再生信号および検出信号
を示す図である。次に、第5図を参照して、光ディスク
に記録されたピットの再生波形と、検出データの歪みに
ついて説明する。第5図(a)はRZ方式の記録ピットで
あり、各ピットの再生波形は第5図(b)の実線で示さ
れるガウシャン分布波形となり、連続再生波形は点線で
示される波形となる。この波形を所定のレベルVでレベ
ル弁別すると、第5図(c)に示す検出信号が得られ
る。この検出信号は記録されたピットの前縁および後縁
の非対称性などにより歪みが生じており、検出信号は記
録信号に対してΔT1の位相歪みを持つことになる。しか
し、RZ方式の復号は、前述のごとく、ピットの前縁また
は後縁の一方に対応する情報のみを利用するため、この
種の歪みは誤り原因とはならない。
一方、第5図(d)に示すように、NRZ方式で記録さ
れたピットは、その再生波形が第5図(e)に示す点線
となり、検出信号は第5図(f)のようになり、記録信
号の時間幅T2に対して、T2+ΔT2の幅をもって検出され
る。この場合、ΔT2は検出信号(第5図(f))をNRZ
復号時に誤り要因となる。
第6図はNRZI方式の復号タイミングを示す図である。
第6図(a)は記録NRZ信号であり、その反転区間は正
しい時間、たとえば或るピットの長さがT0となる。第5
図(b)は再生検出信号であり、このピット長がT0+Δ
T0で検出されたものとする。復号においては検出信号
(第6図(b))より立上がり部および立下がり部のエ
ッジ信号(第6図(c))を作成し、このエッジ信号c
に位相同期した復号クロック信号(第6図(d))を作
成する。復号クロック信号dはエッジ信号cとの位相誤
差を最小にするごとくループが形成されている。このた
め、検出信号bのエッジ信号cと復号クロック信号dと
の位相誤差は理想的にはΔT0/2の値を持つ。検出データ
は復号クロック信号dの1周期(第6図(e)の1マス
分)の復号窓幅内に、エッジ信号cがあれば“1"とな
り、なければ“0"となり、NRZ復号データfが得られ
る。
第6図から理解されるように、再生信号がピットの前
縁および後縁を正しく検出しない場合、あるいは再生信
号の直流変動などにより、弁別レベルが変化したとき、
検出信号にデューティ変化が生じ、再生データエラーを
生じやすくなる。
この検出信号のデューティ変化は、記録されたピット
形状に大きく依存する。一方、記録時におけるピット形
状はレーザダイオードの電流特性と媒体特性に大きく依
存する。記録ピットを正しくなすためには、レーザダイ
オードの記録電流パワーをディスクのトラック系によ
り、精密に制御する必要があり、また一般に温度が上昇
すると、レーザダイオードの量子化効率が低下し、電流
量を増加しなければならない。このための制御系のハー
ドウェア量の増加を含めて、最適なNRZ波形のピットを
常にディスク上に形成することが困難であるのが現実の
装置である。このため、現在発表あるいは発売されてい
る追記形光ディスク装置においては、NRZ記録を採用す
ることなく、RZ方式を採用している。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のごとく、NRZ記録方式は、RZ記録方式に比べ
て、記録データ量が約2倍に増大する利点があるが、記
録ピットの前縁と後縁の再生検出データに位相誤差が生
じるため、データ誤りとなるという欠点があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、NRZIまたはNR
ZL記録であっても、波形歪みの影響を受けにくいデータ
再生装置を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るデータ再生装置は、レーザ光によって
記録領域と未記録領域とが形成されて変調データが書込
まれた光ディスク媒体から前記記録領域の前縁と後縁と
の両方の位置を求めて情報を再生するデータ再生装置に
おいて、前記光ディスク媒体の表面を走査し前記レーザ
光によって形成された前記記録領域と前記未記録領域と
を検出する検出手段、前記検出手段の検出結果に基づい
て、前記記録領域の前縁の位置に関する情報を含む第1
のデータ列を出力する第1のデータ列生成手段、前記検
出手段の検出結果に基づいて、前記記録領域の後縁の位
置に関する情報を含む第2のデータ列を出力する第2の
データ列生成手段、前記第1および第2のデータ列生成
手段から出力された前記第1および第2のデータ列を保
持する保持手段、および前記保持手段に保持された前記
第1および第2のデータ列を共通のクロック信号に同期
して読出し1つのデータ列として出力する読出手段を備
えたことを特徴としている。
また、前記第1のデータ列生成手段は、前記検出手段
が前記記録領域の前縁を検出したことに応じて第1のパ
ルス信号を出力する第1のパルス生成手段、前記第1の
パルス生成手段から出力された前記第1のパルス信号に
同期した第1のクロック信号を出力する第1の位相同期
手段、および前記第1のパルス生成手段から出力された
前記第1のパルス信号と前記第1の位相同期手段から出
力された前記第1のクロック信号とに基づいて前記第1
のデータ列を生成する第1の復調手段を含み、前記第2
のデータ列生成手段は、前記検出手段が前記記録領域の
後縁を検出したことに応じて第2のパルス信号を出力す
る第2のパルス生成手段、前記第2のパルス生成手段か
ら出力された前記第2のパルス信号に同期した第2のク
ロック信号を出力する第2の位相同期手段、および前記
第2のパルス生成手段から出力された前記第2のパルス
信号と前記第2の位相同期手段から出力された前記第2
のクロック信号とに基づいて前記第2のデータ列を生成
する第2の復調手段を含むこととしてもよい。
また、前記保持手段は、前記第1の位相同期手段から
出力された前記第1のクロック信号に同期して前記第1
の復調手段で生成された前記第1のデータ列を記憶する
第1の記憶手段、および前記第2の位相同期手段から出
力された前記第2のクロック信号に同期して前記第2の
復調手段で生成された前記第2のデータ列を記憶する第
2の記憶手段を含み、前記読出手段は、前記共通のクロ
ック信号に同期して前記第1および第2の記憶手段から
前記第1および第2のデータ列を並列に読出す読出制御
手段、および前記読出制御手段によって読出された前記
第1のデータ列と前記第2のデータ列とを加算し1つの
データ列として出力する加算手段を含むこととしてもよ
い。
[作用] この発明では、記録ピットが正常なピットより大きく
あるいは小さくなっても、その前縁のみをとらえた信号
は歪みを生じておらず、またその後縁のみをとらえた信
号は歪みが生じていないことを利用し、検出信号のNRZ
復号するに際して、検出信号の前縁信号のみを用いて第
1の復号データ列を作成し、後縁信号のみを用いて第2
の復号データ列を作成すると、得られたデータのシーケ
ンスはその加算信号が、復号されるNRZ信号となる。し
たがって、この発明に従えば、再生検出パルスの前縁と
後縁に発生する位相歪みあるいはデータを検出するとき
の弁別レベルの誤差による検出パルスの位相歪みの影響
をなくし、従来のRZ記録方式にほぼ等しい再生位相歪み
でもってデータを復号することが可能となり、再生デー
タ誤り率の増大がなく、装置の記録データ量が約2倍に
向上する。
[実施例] 第7図はこの発明の原理を説明するための図であっ
て、記録ピットの歪みに対する再生信号波形図である。
第7図(a)は記録波形であり、第7図(b)は正常な
記録ピットを示し、第7図(e)は小さく記録されたピ
ットを示し、第7図(h)は大きく記録されたピットを
示している。また、第7図(c),(f),(i)はそ
れぞれ各ピットの再生信号であり、第7図(d),
(g),(j)はそれぞれ検出信号である。第7図
(d)から明らかなように、検出信号dは位相歪みを生
じておらず、ピットイの検出幅はT1である。これに対し
て、第7図(e)に示すピットの幅はT1−ΔT1−ΔT2
なり、また第7図(h)に示すピットの幅はT1+ΔT3
ΔT4のように歪みを生じている。
このため、前述のごとく、従来のNRZ方式では、復調
クロックに対して、第7図(e)に示す波形では(ΔT1
+ΔT2)/2の復調マージンロスを生じ、第7図(h)に
示す波形では、(ΔT3+ΔT4)/2の復調マージンロスを
生じ、データ誤りが増加する。
これに対して、第7図(g)および(j)の検出信号
の立上がり信号間隔および立下がり信号間隔は、それぞ
れT1+T2およびT2+T3となり、再生波形の歪みは発生し
ない。それゆえに、立上がり信号あるいは立下がり信号
のみでデータを復号した場合、位相歪みなしの復号が行
なわれることになる。
第10図は、NRZL方式およびNRZI方式による変調信号に
基づき記録した記録ピットから復号立上がり信号と復号
立下がり信号を個々に取出して、第1の復号データと第
2の復号データを得るための経過を示すタイムチャート
である。
今、たとえば、NRZL方式で“1110000110"となる変調
データ(第10図(b))を記録したとする。このとき形
成される記録ピットの形状は第10図(a)のようにな
る。一方、これと同一形状の記録ピットをNRZI方式で形
成すると、そのときの変調信号は“1001000101"(第10
図(d))となる。
そして、この記録ピットからの再生パルス信号は第10
図(f)のごときものであって、この再生パルス信号の
うち立上がり信号のみを利用した第1の復号データは
“1000000100"(第10図(g))となり、立下がり信号
のみを利用した第2の復号データは“0001000001"(第1
0図(h))となる。但し、第1および第2の復号デー
タの相互間の時間的な位相は同期していない。このた
め、第1の復号データと第2の復号データとを後述の第
8図に示すように、独立したメモリに書込み、その後共
通のクロック信号およびアドレス信号を用いて2つのメ
モリの内容を同時に読出して加算すると、その加算信号
は元のNRZI信号となる。また、第1の復号データはフリ
ップフロップをセットし、第2の復号データでそのフリ
ップフロップをリセットすると、そのフリップフロップ
の出力はNRZL信号となる。
一方、第1の復号データと第2の復号データの時間位
相差が、復号窓幅に比べて小さい場合、前述の独立した
メモリを用いることなく第1の復号データと第2の復号
データの加算信号を復号NRZI信号とし、第1の復号デー
タあるいは第2の復号データのクロック信号のどちらか
あるいは両者より作成したクロック信号を復号クロック
信号として用いても同様の結果を得ることができる。
第1図はこの発明の一実施例の概略ブロック図であ
る。まず、第1図を参照して、この発明の一実施例の構
成について説明する。光ディスク装置からの再生信号は
2値化手段としてのコンパレータ回路1に与えられる。
このコンパレータ回路1は再生信号を予め定めるレベル
でレベル弁別し、2値化信号を出力するものである。コ
ンパレータ回路1でレベル弁別された2値化信号は立上
がり信号検出回路2と立下がり信号検出回路5とに与え
られる。立上がり信号検出回路2は2値化信号の立上が
り部分を検出して立上がり信号を出力するものであり、
立下がり信号検出回路5は2値化信号の立下がり部分を
検出して立下がり信号を出力するものである。立上がり
信号検出回路2から出力された立上がり信号は位相同期
回路3とデータ復号回路4とに与えられる。位相同期回
路3は立上がり信号に同期した第1の復号フロック信号
を発生するものである。この位相同期回路3から発生さ
れた第1の復号クロック信号はデータ復号回路4に与え
られる。データ復号回路4は位相同期回路3から与えら
れた第1の復号クロック信号に基づいて、立上がり信号
検出回路2の出力により第1の復号データを出力するも
のである。データ復号回路4で出力された第1の復号デ
ータはOR回路8に与えられる。
一方、前述の立下がり信号検出回路5から出力された
立下がり信号は位相同期回路6とデータ復号回路7とに
与えられる。位相同期回路6は立下がり信号に同期した
第2の復号クロック信号を発生するものである。この第
2の復号クロック信号はデータ復号回路7に与えられる
とともに、インバータ10によって反転されてラッチ9の
クロックパルス入力端にも与えられる。データ復号回路
7は位相同期回路6からの第2の復号クロック信号に基
づいて、立下がり信号検出回路5で検出された立下がり
信号から第2の復号データを出力するものである。この
データ復号回路7で復調された第2の復号データはOR回
路8に与えられる。OR回路8はデータ復号回路4および
7からそれぞれ出力された第1および第2の復号データ
を加算するものであって、その加算出力をラッチ9に与
える。ラッチ9はOR回路8から与えられた第1および第
2の復号データを第2の復号クロック信号に基づいてラ
ッチし、復調データを出力する。なお、インバータ10で
反転された第2の復号クロック信号は復調クロック信号
として出力される。
第9図は第1図の動作を説明するためのタイムチャー
トであり、(b)〜(j)は図1のb〜jに対応してい
る。次に、第1図および第9図を参照して、この発明の
一実施例の具体的な動作について説明する。第9図
(a)は元データ列であり、MFM変調された場合につい
て考察すると、MFM変調信号のNRZI波形は第9図(b)
に示すようになる。この信号が光ディスク上に記録さ
れ、再生された後、コンパレータ回路1に与えられる。
コンパレータ回路1は再生された信号を予め定めるレベ
ルでレベル弁別し、第9図(c)に示すレベル弁別信号
を出力する。このレベル弁別信号cは記録信号bに比べ
て、波形歪みにより、データの間隔がΔT0だけ異なって
いる、このレベル弁別信号cは立上がり信号検出回路2
と立下がり信号検出回路5にそれぞれ与えられる。立上
がり信号検出回路2はレベル弁別信号の立上がり部分を
検出し、第9図(d)に示す立上がり信号dを出力す
る。
一方、立下がり信号検出回路5はレベル弁別信号cの
立下がり部分を検出し、第9図(g)に示す立下がり信
号gを出力する。立上がり信号検出回路2から出力され
た立上がり信号dは位相同期回路3に与えられ、位相同
期回路3はその立上がり信号dに同期した第9図(e)
に示す第1の復号クロック信号eを出力する。一方、位
相同期回路6も同様にして、立下がり信号gに同期し
て、第9図(h)に示す第2の復号クロック信号hを出
力する。
データ復号回路4は第1の復号クロック信号eに基づ
いて、立上がり信号により第9図(f)に示す第1の復
号データfを出力する。同様にして、データ復号回路7
は第2の復号クロック信号hに基づいて、立下がり信号
gにより第9図(i)に示す第2の復号データiを出力
する。復号されたデータf,iはOR回路8を介してラッチ
9に与えられる。ラッチ9はインバータ10によって極性
反転された第2の復号クロック信号に基づいて、そのデ
ータをラッチし、復調データjを出力する。
なお、第1図に示した実施例は、各復号クロック信号
e,hの走査が復号マージン±T0/4(T;元データのビット
間隔)に比べて小さい場合に適用可能であって、復号ク
ロック信号eとhとの位相差が大きい場合には次の第8
図に示す実施例を適用すればよい。
第8図はこの発明の他の実施例の概略ブロック図であ
る。まず、第8図を参照して、構成について説明する。
前述の第1図に示した位相同期回路3から出力される第
1の復号クロック信号eはカウンタ11とメモリ16とに与
えられる。カウンタ11は第1の復号クロック信号eを計
数し、メモリ16の書込アドレスを指定するための書込ア
ドレス信号を発生するものである。このカウンタ11から
出力された書込アドレス信号はセレクタ14に与えられ
る。また、第1図に示したデータ復号回路4からの第1
の復号データfはメモリ16に与えられる。同様にして、
第1図に示した位相同期回路6から出力される第2の復
号クロック信号hはカウンタ12とメモリ17とに与えれ
る。カウンタ12は第2の復号クロック信号hを計数し、
メモリ17の書込アドレスを指定するための書込アドレス
信号を出力する。この書込アドレス信号はセレクタ15に
与えられる。また、第1図に示したデータ復号回路7か
らの第2の復号データiは、メモリ17に与えられる。
さらに、読出クロック信号がカウンタ13とメモリ16と
17とに与えられる。カウンタ13はメモリ16と17のそれぞ
れの読出アドレスを指定するための読出アドレス信号を
出力する。この読出アドレス信号はセレクタ14,15に与
えられる。セレクタ14はR/W信号に基づいて、カウンタ1
1から出力された書込アドレス信号とカウンタ13から出
力された読出アドレス信号を選択してメモリ16に与える
ものである。また、セレクタ15はR/W信号に基づいて、
カウンタ12からの書込アドレス信号とカウンタ13からの
読出アドレス信号のいずれかを選択してメモリ17に与え
る。メモリ16,17から読出された復号データはOR回路18
を介して復調データとして出力される。
次に、動作について説明する。書込時には、R/W信号
により、セレクタ14はカウンタ11からの書込アドレス信
号を選択し、セレクタ15もカウンタ12からの書込アドレ
ス信号を選択する。このとき、メモリ16,17はそれぞれ
記録モードになっている。そして、メモリ16は第1の復
号データfを書込み、メモリ17は第2の復号データiを
書込む。読出時には、R/W信号により、セレクタ14,15は
それぞれカウンタ13からの読出アドレス信号を選択す
る。そして、メモリ16,17がそれぞれ読出モードにな
り、読出クロック信号に同期して第1および第2の復号
データが読出される。メモリ16から読出された第1の復
号データおよびメモリ17から読出された第2の復号デー
タはOR回路18を介して出力される。
なお、R/W信号は、一般に記録データがフレーム単位
で構成されている場合には、再生フレーム単位で切換わ
り、第8図と同様な回路部を2個設けることにより、連
続した再生データを復号することが可能となる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、2値化信号の前縁
あるいは後縁をそれぞれ独立に復号し、その後2種類の
復号データを情報源として保持手段および読出手段によ
り記録ピットの歪みを除去するように読出しているの
で、従来光ディスク装置などにおいて、記録ピットの歪
みにより再生信号の波形歪みが生じ、そのため記録方式
にRZ記録で記録せざるを得なかったのに比べて、NRZ記
録で記録および再生が可能になる。この場合の再生波形
歪みに対して、波形歪みに関与しないデータ復号方式を
構成することが可能となり、その結果ディスクへの記録
密度をRZ記録方式に比べて約2倍に向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。
第2図は光ディスク上の記録ピットを示す図である。第
3図は変調データに対する各方式の波形図である。第4
図はMFM変調データに対する各方式の記録ピットを示す
図である。第5図は記録ピットに対する再生信号および
検出信号を示す図である。第6図はNRZI方式の復号タイ
ミングを示す図である。第7図は記録ピットの歪みに対
する再生信号波形図である。第8図はこの発明の他の実
施例の概略ブロック図である。第9図は第1図の動作を
説明するためのタイムチャートである。第10図はNRZI信
号と復号立上がり信号と復号立下がり信号を示すタイム
チャートである。 図において、1はコンパレータ回路、2は立上がり信号
検出回路、3,6は位相同期回路、4,7はデータ復号回路、
5は立下がり信号検出回路、8はOR回路、9はラッチ、
11,12,13はカウンタ、14,15はセレクタ、16,17はメモリ
を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光によって記録領域と未記録領域と
    が形成されて変調データが書込まれた光ディスク媒体か
    ら前記記録領域の前縁と後縁との両方の位置を求めて情
    報を再生するデータ再生装置において、 前記光ディスク媒体の表面を走査し前記レーザ光によっ
    て形成された前記記録領域と前記未記録領域とを検出す
    る検出手段、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記録領域の前
    縁の位置に関する情報を含む第1のデータ列を出力する
    第1のデータ列生成手段、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記記録領域の後
    縁の位置に関する情報を含む第2のデータ列を出力する
    第2のデータ列生成手段、 前記第1および第2のデータ列生成手段から出力された
    前記第1および第2のデータ列を保持する保持手段、お
    よび 前記保持手段に保持された前記第1および第2のデータ
    列を共通のクロック信号に同期して読出し1つのデータ
    列として出力する読出手段を備えた、データ再生装置。
  2. 【請求項2】前記第1のデータ列生成手段は、 前記検出手段が前記記録領域の前縁を検出したことに応
    じて第1のパルス信号を出力する第1のパルス生成手
    段、 前記第1のパルス生成手段から出力された前記第1のパ
    ルス信号に同期した第1のクロック信号を出力する第1
    の位相同期手段、および 前記第1のパルス生成手段から出力された前記第1のパ
    ルス信号と前記第1の位相同期手段から出力された前記
    第1のクロック信号とに基づいて前記第1のデータ列を
    生成する第1の復調手段を含み、 前記第2のデータ列生成手段は、 前記検出手段が前記記録領域の後縁を検出したことに応
    じて第2のパルス信号を出力する第2のパルス生成手
    段、 前記第2のパルス生成手段から出力された前記第2のパ
    ルス信号に同期した第2のクロック信号を出力する第2
    の位相同期手段、および 前記第2のパルス生成手段から出力された前記第2のパ
    ルス信号と前記第2の位相同期手段から出力された前記
    第2のクロック信号とに基づいて前記第2のデータ列を
    生成する第2の復調手段を含むことを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】前記保持手段は、 前記第1の位相同期手段から出力された前記第1のクロ
    ック信号に同期して前記第1の復調手段で生成された前
    記第1のデータ列を記憶する第1の記憶手段、および 前記第2の位相同期手段から出力された前記第2のクロ
    ック信号に同期して前記第2の復調手段で生成された前
    記第2のデータ列を記憶する第2の記憶手段を含み、 前記読出手段は、 前記共通のクロック信号に同期して前記第1および第2
    の記憶手段から前記第1および第2のデータ列を並列に
    読出す読出制御手段、および 前記読出制御手段によって読出された前記第1のデータ
    列と前記第2のデータ列とを加算し1つのデータ列とし
    て出力する加算手段を含むことを特徴とする、特許請求
    の範囲第2項記載のデータ再生装置。
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