JPH08169655A - 昇降機監視制御用光ファイバ配線システム - Google Patents
昇降機監視制御用光ファイバ配線システムInfo
- Publication number
- JPH08169655A JPH08169655A JP6334999A JP33499994A JPH08169655A JP H08169655 A JPH08169655 A JP H08169655A JP 6334999 A JP6334999 A JP 6334999A JP 33499994 A JP33499994 A JP 33499994A JP H08169655 A JPH08169655 A JP H08169655A
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- Japan
- Prior art keywords
- optical
- optical fiber
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- coupler
- wiring
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- Pending
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光スター型配線に光カプラーを使用し、しか
も光カプラー分岐による光レベル低下を補った昇降機監
視制御用の光配線システムを提供する。 【構成】 昇降機監視制御用の中央監視制御装置１と、
Ｎ階に設置された押しボタンパネル等の各端末装置２間
の１：Ｎ通信において、中央監視制御装置１で１セット
の光Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器３を備え、光信号を光カプラ
ー４でＮ分岐し、各端末装置２まで光ファイバ５で伝送
する際、光カプラー４で分岐することによる光レベル低
下を補うためコア外径をＲ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとす
るとき、Ｒ2 ×ｎ2 ＞650 となる光ファイバ５を使用す
る昇降機監視制御用光ファイバ配線システム。
も光カプラー分岐による光レベル低下を補った昇降機監
視制御用の光配線システムを提供する。 【構成】 昇降機監視制御用の中央監視制御装置１と、
Ｎ階に設置された押しボタンパネル等の各端末装置２間
の１：Ｎ通信において、中央監視制御装置１で１セット
の光Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器３を備え、光信号を光カプラ
ー４でＮ分岐し、各端末装置２まで光ファイバ５で伝送
する際、光カプラー４で分岐することによる光レベル低
下を補うためコア外径をＲ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとす
るとき、Ｒ2 ×ｎ2 ＞650 となる光ファイバ５を使用す
る昇降機監視制御用光ファイバ配線システム。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は昇降機監視制御用配線に
光カプラー及び光ファイバを適用した昇降機監視制御用
光ファイバ配線システムに関するものである。
光カプラー及び光ファイバを適用した昇降機監視制御用
光ファイバ配線システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
昇降機監視制御用配線には銅導体上に塩化ビニルやポリ
エチレン等の絶縁被覆を施した屋内配線用電線を複数本
集合したケーブルを、あらかじめ各階の距離に応じてブ
ランチしたものが用いられている。図２はこのような屋
内配線用電線を用いた従来の配線システムの模式図で、
中央監視制御装置１と各階に設置された押しボタンパネ
ル等の端末装置２の間は、ケーブル10内に収容されてい
るあらかじめ各階の距離に応じてブランチされた屋内配
線用電線11により接続されている。
昇降機監視制御用配線には銅導体上に塩化ビニルやポリ
エチレン等の絶縁被覆を施した屋内配線用電線を複数本
集合したケーブルを、あらかじめ各階の距離に応じてブ
ランチしたものが用いられている。図２はこのような屋
内配線用電線を用いた従来の配線システムの模式図で、
中央監視制御装置１と各階に設置された押しボタンパネ
ル等の端末装置２の間は、ケーブル10内に収容されてい
るあらかじめ各階の距離に応じてブランチされた屋内配
線用電線11により接続されている。
【０００３】上述した従来の配線システムにおいては、
ブランチする回数が多くなるにつれ、屋内配線用電線の
本数が多くなってケーブル外径が太く、又重くなる。こ
のため、垂直で狹く、さらに高所な空間で布設作業する
際、作業者への負荷が大きく、時間もかかり布設コスト
が高くなっていた。又布設後も配線するための場所が大
きくなるという問題があった。
ブランチする回数が多くなるにつれ、屋内配線用電線の
本数が多くなってケーブル外径が太く、又重くなる。こ
のため、垂直で狹く、さらに高所な空間で布設作業する
際、作業者への負荷が大きく、時間もかかり布設コスト
が高くなっていた。又布設後も配線するための場所が大
きくなるという問題があった。
【０００４】又従来光ファイバ通信方式を１：Ｎに適用
する方法として、（１）光スター型配線、（２）光タッ
プ型配線の２通りの配線がある。光スター型配線は図３
に示すように、中央の監視制御装置１とその周囲に設置
された各端末装置２を、それぞれ光ファイバ５で接続す
るものである。しかし、この配線ではＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変
換器３がＮ対必要となる。このＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器は
高価で、低コストでは実現できない。又Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ
変換器を少なくするため１ヶ所の装置側に光カプラーを
使用し分岐することが考えられる。しかし、分岐後の光
レベルが落ちて元の電気信号に再生出来なくなるという
問題点を有している。これを補うため初めから高輝度の
光源を使用すると、光源に流れる電流が大きくなって光
源の寿命を著しく縮めることになり信頼性を損なう結果
になる。
する方法として、（１）光スター型配線、（２）光タッ
プ型配線の２通りの配線がある。光スター型配線は図３
に示すように、中央の監視制御装置１とその周囲に設置
された各端末装置２を、それぞれ光ファイバ５で接続す
るものである。しかし、この配線ではＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変
換器３がＮ対必要となる。このＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器は
高価で、低コストでは実現できない。又Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ
変換器を少なくするため１ヶ所の装置側に光カプラーを
使用し分岐することが考えられる。しかし、分岐後の光
レベルが落ちて元の電気信号に再生出来なくなるという
問題点を有している。これを補うため初めから高輝度の
光源を使用すると、光源に流れる電流が大きくなって光
源の寿命を著しく縮めることになり信頼性を損なう結果
になる。
【０００５】図４は光タップ型配線の説明図で、中央監
視制御装置１とＮ個の端末装置２の間を、光ファイバ５
により光カプラー４で分岐して配線したものである。こ
のような光タップ型配線を実施すると、光カプラーの損
失が大きくＮ数がせいぜい３〜４階までが限度で、昇降
機が法的に必要な６階には適用できない。階数を増やす
ために光リピータ12を適応し実現できるが、低コスト化
は不可能である。
視制御装置１とＮ個の端末装置２の間を、光ファイバ５
により光カプラー４で分岐して配線したものである。こ
のような光タップ型配線を実施すると、光カプラーの損
失が大きくＮ数がせいぜい３〜４階までが限度で、昇降
機が法的に必要な６階には適用できない。階数を増やす
ために光リピータ12を適応し実現できるが、低コスト化
は不可能である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、光スター型配線に光カプラーを使用し、しかも
光カプラー分岐による光レベル低下を補った昇降機監視
制御用光ファイバ配線システムを提供するもので、その
特徴は、昇降機監視制御用の中央監視制御装置とＮ階に
設置された押しボタンパネル等の各端末装置間の１：Ｎ
通信において中央監視制御装置で１セットの光Ｅ／Ｏ，
Ｏ／Ｅ変換器を備え、光信号を光カプラーでＮ分岐し、
各端末装置まで光ファイバを伝送する際、光カプラーで
分岐することによる光レベル低下を補うためコア外径を
Ｒ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとするときＲ2 ×ｎ2 ＞650
となる光ファイバを使用することにある。
解消し、光スター型配線に光カプラーを使用し、しかも
光カプラー分岐による光レベル低下を補った昇降機監視
制御用光ファイバ配線システムを提供するもので、その
特徴は、昇降機監視制御用の中央監視制御装置とＮ階に
設置された押しボタンパネル等の各端末装置間の１：Ｎ
通信において中央監視制御装置で１セットの光Ｅ／Ｏ，
Ｏ／Ｅ変換器を備え、光信号を光カプラーでＮ分岐し、
各端末装置まで光ファイバを伝送する際、光カプラーで
分岐することによる光レベル低下を補うためコア外径を
Ｒ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとするときＲ2 ×ｎ2 ＞650
となる光ファイバを使用することにある。
【０００７】
【作用】図２のような従来の昇降機監視制御配線システ
ムにおいて、これに光ファイバを使用し、Ｅ／Ｏ，Ｏ／
Ｅ変換器の数を必要最低減にすることとシステム構成の
簡易化を考えた。Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器はコストを低減
させるためＬＤだけでなく、低価格の面発光ＬＥＤにレ
ンズを取付けたものが適用できる。昇降機監視制御用の
中央監視制御装置とＮ階に設置された押しボタンパネル
等の各端末装置間の１：Ｎ通信において、中央監視制御
装置に１セットのＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器を備え、光信号
を光カプラーでＮ分岐し、各端末まで光ファイバで伝送
する。この際、光カプラーの最大分岐数Ｎは光ファイバ
の損失とＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器のダイナミックレンジで
決まる。
ムにおいて、これに光ファイバを使用し、Ｅ／Ｏ，Ｏ／
Ｅ変換器の数を必要最低減にすることとシステム構成の
簡易化を考えた。Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器はコストを低減
させるためＬＤだけでなく、低価格の面発光ＬＥＤにレ
ンズを取付けたものが適用できる。昇降機監視制御用の
中央監視制御装置とＮ階に設置された押しボタンパネル
等の各端末装置間の１：Ｎ通信において、中央監視制御
装置に１セットのＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器を備え、光信号
を光カプラーでＮ分岐し、各端末まで光ファイバで伝送
する。この際、光カプラーの最大分岐数Ｎは光ファイバ
の損失とＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器のダイナミックレンジで
決まる。
【０００８】中央監視制御装置から送信するとき、光カ
プラーで分岐することによる光レベルの低下を補うた
め、コア外径をＲ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとするとき、
Ｒ2 ×ｎ2 ＞650 となる光ファイバを使用することによ
り、光源の輝度を上げないで法的に昇降機取付けが義務
付けられている６階以上が実現可能となり、コストを低
減し、かつ高信頼性で省配線化が実現できる。
プラーで分岐することによる光レベルの低下を補うた
め、コア外径をＲ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとするとき、
Ｒ2 ×ｎ2 ＞650 となる光ファイバを使用することによ
り、光源の輝度を上げないで法的に昇降機取付けが義務
付けられている６階以上が実現可能となり、コストを低
減し、かつ高信頼性で省配線化が実現できる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の昇降機監視制御用光ファイバ
配線システムの具体例の模式図である。図面に示すよう
に、中央監視制御装置１に１セットの光Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ
変換器３を設置する。コスト低減のため、例えば面発光
ＬＥＤにレンズを取付けたものを使用する。中央監視制
御装置１に設置されたＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器３にＲ2 ×
ｎ2 ＞650 の単心光ファイバ５を接続する。次にＮ階分
の端末装置２をカバーするためＮ分岐の光カプラー４で
Ｎ分岐し、各端末装置２との間をそれぞれ上記同様の光
ファイバ５で接続する。６はこれらの光ファイバ５をケ
ーブル化した多心光ファイバケーブルである。
配線システムの具体例の模式図である。図面に示すよう
に、中央監視制御装置１に１セットの光Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ
変換器３を設置する。コスト低減のため、例えば面発光
ＬＥＤにレンズを取付けたものを使用する。中央監視制
御装置１に設置されたＥ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器３にＲ2 ×
ｎ2 ＞650 の単心光ファイバ５を接続する。次にＮ階分
の端末装置２をカバーするためＮ分岐の光カプラー４で
Ｎ分岐し、各端末装置２との間をそれぞれ上記同様の光
ファイバ５で接続する。６はこれらの光ファイバ５をケ
ーブル化した多心光ファイバケーブルである。
【００１０】次に法的に昇降機取付けが義務付けられて
いる６階分の端末装置をカバーするため６分岐の光カプ
ラーで分岐し評価した。６分岐後の入力に対する光出力
は理論上１心当たり 7.8dBに落ちるが、さらに現実には
過剰に損失が加わる。これを過剰損失と呼び、６分岐タ
イプで過剰損失2.2dBのものを使用したため分岐により1
0.0dB落ちる。一方Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器は低価格で最
も一般的に使用されている最小受信感度が−31dBのもの
を用いた。評価結果を表１に示す。
いる６階分の端末装置をカバーするため６分岐の光カプ
ラーで分岐し評価した。６分岐後の入力に対する光出力
は理論上１心当たり 7.8dBに落ちるが、さらに現実には
過剰に損失が加わる。これを過剰損失と呼び、６分岐タ
イプで過剰損失2.2dBのものを使用したため分岐により1
0.0dB落ちる。一方Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器は低価格で最
も一般的に使用されている最小受信感度が−31dBのもの
を用いた。評価結果を表１に示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の昇降機監
視制御用光ファイバ配線システムによれば、光スター型
配線に光カプラーを使用し、光ファイバとしてＲ2 ×ｎ
2 ＞650 となる光ファイバを使用して光カプラー分岐に
よる光レベル低下を補うことにより、光源の輝度を上げ
る必要がなく、信頼性が高く、低コストでケーブルの軽
量化、省配線化を実現することができる。
視制御用光ファイバ配線システムによれば、光スター型
配線に光カプラーを使用し、光ファイバとしてＲ2 ×ｎ
2 ＞650 となる光ファイバを使用して光カプラー分岐に
よる光レベル低下を補うことにより、光源の輝度を上げ
る必要がなく、信頼性が高く、低コストでケーブルの軽
量化、省配線化を実現することができる。
【図１】本発明光ファイバ配線システムの具体例の模式
図である。
図である。
【図２】屋内配線用電線を用いた従来の配線システムの
模式図である。
模式図である。
【図３】光スター型配線の説明図である。
【図４】光タップ型配線の説明図である。
１ 中央監視制御装置 ２ 端末装置 ３ Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器 ４ 光カプラー ５ 単心光ファイバ ６ 多心光ファイバケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０８Ｂ 1/00
Claims (1)
- 【請求項１】 昇降機監視制御用の中央監視制御装置と
Ｎ階に設置された押しボタンパネル等の各端末装置間の
１：Ｎ通信において、中央監視制御装置で１セットの光
Ｅ／Ｏ，Ｏ／Ｅ変換器を備え、光信号を光カプラーでＮ
分岐し、各端末装置まで光ファイバで伝送する際、光カ
プラーで分岐することによる光レベル低下を補うためコ
ア外径をＲ、開口数（Ｎ，Ａ）をｎとするときＲ2 ×ｎ
2 ＞650 となる光ファイバを使用することを特徴とする
昇降機監視制御用光ファイバ配線システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334999A JPH08169655A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 昇降機監視制御用光ファイバ配線システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6334999A JPH08169655A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 昇降機監視制御用光ファイバ配線システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08169655A true JPH08169655A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18283607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6334999A Pending JPH08169655A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 昇降機監視制御用光ファイバ配線システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08169655A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1541515A2 (en) * | 2003-12-08 | 2005-06-15 | Inventio Ag | Elevator with an all optical control apparatus |
| CN100375707C (zh) * | 2003-12-08 | 2008-03-19 | 因温特奥股份公司 | 具有全光学控制器的电梯 |
| CN114604701A (zh) * | 2022-03-16 | 2022-06-10 | 日立电梯（中国）有限公司 | 一种电梯光通讯装置 |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6334999A patent/JPH08169655A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1541515A2 (en) * | 2003-12-08 | 2005-06-15 | Inventio Ag | Elevator with an all optical control apparatus |
| CN100375707C (zh) * | 2003-12-08 | 2008-03-19 | 因温特奥股份公司 | 具有全光学控制器的电梯 |
| US7380641B2 (en) | 2003-12-08 | 2008-06-03 | Inventio Ag | Elevator with a control using optical fibers |
| EP1541515A3 (en) * | 2003-12-08 | 2009-10-28 | Inventio Ag | Elevator with an all optical control apparatus |
| CN114604701A (zh) * | 2022-03-16 | 2022-06-10 | 日立电梯（中国）有限公司 | 一种电梯光通讯装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050906 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050927 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070621 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070823 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |