JPH08169335A - 鉄道車両連結部の隙間防止用安全具 - Google Patents
鉄道車両連結部の隙間防止用安全具Info
- Publication number
- JPH08169335A JPH08169335A JP6334916A JP33491694A JPH08169335A JP H08169335 A JPH08169335 A JP H08169335A JP 6334916 A JP6334916 A JP 6334916A JP 33491694 A JP33491694 A JP 33491694A JP H08169335 A JPH08169335 A JP H08169335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- railway vehicle
- safety device
- preventing
- bag body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T30/00—Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラットホームから車両連結面間への転落を
防止でき、しかも車両の外観を損なうことのない鉄道車
両連結面の隙間防止用安全具を提供する。 【構成】 鉄道車両の対向する連結面間の隙間を少なく
するために該連結面の外側端部に対向して取り付けられ
る安全具であって、連結面への取り付け部12を基部に
有する可撓性袋体11と、該袋体内で発泡成形された弾
性発泡体14とよりなる。
防止でき、しかも車両の外観を損なうことのない鉄道車
両連結面の隙間防止用安全具を提供する。 【構成】 鉄道車両の対向する連結面間の隙間を少なく
するために該連結面の外側端部に対向して取り付けられ
る安全具であって、連結面への取り付け部12を基部に
有する可撓性袋体11と、該袋体内で発泡成形された弾
性発泡体14とよりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両の隣合う車
両間の隙間にプラットホームから人が誤って転落するの
を防止するため、隣合う車両の対向する連結面の外側端
部に取り付けられて連結面間の隙間を少なくする鉄道車
両連結面の隙間防止用安全具に関する。
両間の隙間にプラットホームから人が誤って転落するの
を防止するため、隣合う車両の対向する連結面の外側端
部に取り付けられて連結面間の隙間を少なくする鉄道車
両連結面の隙間防止用安全具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駅のプラットホームと鉄道車両と
の隙間は、プラットホームから人が転落しないように間
隔が狭められている。一方、車両の連結部では、車両間
の通路用幌の外側とプラットホームとの間に人が入れる
程度の隙間が存在する。この隙間には、酔った人や子供
などが誤って転落することが考えられる。
の隙間は、プラットホームから人が転落しないように間
隔が狭められている。一方、車両の連結部では、車両間
の通路用幌の外側とプラットホームとの間に人が入れる
程度の隙間が存在する。この隙間には、酔った人や子供
などが誤って転落することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記の点に鑑みてなされたものであって、プラットホーム
から車両連結面間への転落を防止でき、しかも車両の外
観を損なうことのない鉄道車両連結面の隙間防止用安全
具を提供しようとするものである。
記の点に鑑みてなされたものであって、プラットホーム
から車両連結面間への転落を防止でき、しかも車両の外
観を損なうことのない鉄道車両連結面の隙間防止用安全
具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
鉄道車両の対向する連結面間の隙間を少なくするために
該連結面の外側端部に対向して取り付けられる安全具で
あって、前記連結面への取り付け部を基部に有する可撓
性袋体と、該袋体内で発泡成形された弾性発泡体とより
なることを特徴とする鉄道車両連結部の隙間防止用安全
具に係る。
鉄道車両の対向する連結面間の隙間を少なくするために
該連結面の外側端部に対向して取り付けられる安全具で
あって、前記連結面への取り付け部を基部に有する可撓
性袋体と、該袋体内で発泡成形された弾性発泡体とより
なることを特徴とする鉄道車両連結部の隙間防止用安全
具に係る。
【0005】
【作用】図4に示すように、この発明の安全具10,1
0は、鉄道車両の対向する連結面51,52においてプ
ラットホーム側となる外側端部に、おのおのの先端を僅
か離した状態で取り付けられる。それによって、前記連
結面51,52の間には安全具10,10が柵状に形成
されるので、前記連結車両部におけるプラットホームと
の隙間が少なくなる。また、外からの押圧に対する形状
保持性にも優れており、人などが前記隙間に転落するの
を防ぐことができる。しかも、この安全具10の内部に
は弾性発泡体が形成されているので、人と接触した場合
でも怪我をさせるおそれがない。さらに、弾性発泡体を
覆う可撓性袋体は塗膜等の薄い樹脂被膜と比べ、強度お
よび耐久性に優れるため、安全具の耐久性がきわめて高
くなる。加えてその袋体内で弾性発泡体が形成されてい
るため、袋体と弾性発泡体は一体化しており、鉄道車両
の走行時に袋体が風圧などでビビリ音を発するおそれが
ない。
0は、鉄道車両の対向する連結面51,52においてプ
ラットホーム側となる外側端部に、おのおのの先端を僅
か離した状態で取り付けられる。それによって、前記連
結面51,52の間には安全具10,10が柵状に形成
されるので、前記連結車両部におけるプラットホームと
の隙間が少なくなる。また、外からの押圧に対する形状
保持性にも優れており、人などが前記隙間に転落するの
を防ぐことができる。しかも、この安全具10の内部に
は弾性発泡体が形成されているので、人と接触した場合
でも怪我をさせるおそれがない。さらに、弾性発泡体を
覆う可撓性袋体は塗膜等の薄い樹脂被膜と比べ、強度お
よび耐久性に優れるため、安全具の耐久性がきわめて高
くなる。加えてその袋体内で弾性発泡体が形成されてい
るため、袋体と弾性発泡体は一体化しており、鉄道車両
の走行時に袋体が風圧などでビビリ音を発するおそれが
ない。
【0006】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の隙間防止用安全具の一例を示
す中間を省略した斜視図、図2はその横断面図、図3は
図1の縦断面図、図4は前記隙間防止用安全具を鉄道車
両の連結面間に取り付けた状態を示す斜視図、図5はそ
の取り付け構造を示す平面図、図6はカーブ部分におけ
るこの発明の安全具の作用を示す概略平面図である。
明する。図1はこの発明の隙間防止用安全具の一例を示
す中間を省略した斜視図、図2はその横断面図、図3は
図1の縦断面図、図4は前記隙間防止用安全具を鉄道車
両の連結面間に取り付けた状態を示す斜視図、図5はそ
の取り付け構造を示す平面図、図6はカーブ部分におけ
るこの発明の安全具の作用を示す概略平面図である。
【0007】また、図7ないし図11はこの発明の他の
例を示したものである。図7は部材挿通用空間に配線が
挿通された安全具を示す平面図、図8は可撓性袋体の表
面に警告表示部を有する安全具の斜視図、図9はその横
断面図、図10は部材挿通用空間に取り付け金具を嵌着
した安全具の横断面図である。
例を示したものである。図7は部材挿通用空間に配線が
挿通された安全具を示す平面図、図8は可撓性袋体の表
面に警告表示部を有する安全具の斜視図、図9はその横
断面図、図10は部材挿通用空間に取り付け金具を嵌着
した安全具の横断面図である。
【0008】図1ないし図3に示されるように、この発
明の隙間防止用安全具10は、可撓性袋体11と弾性発
泡体14とからなる。この隙間防止用安全具10の形状
は横断面形状が略半楕円形に形成され、鉄道車両の対向
する連結面の上下方向に、その円弧面どうしが僅か離れ
るように取り付けられる。本実施例では、上下長さが約
1000〜2000mm程度、幅(対向する連結面に垂
直となる方向の幅)200〜230mm程度、厚みは3
0〜50mm程度とされ、また、安全具10先端間の間
隔は100mm程度となるように取り付けられる。
明の隙間防止用安全具10は、可撓性袋体11と弾性発
泡体14とからなる。この隙間防止用安全具10の形状
は横断面形状が略半楕円形に形成され、鉄道車両の対向
する連結面の上下方向に、その円弧面どうしが僅か離れ
るように取り付けられる。本実施例では、上下長さが約
1000〜2000mm程度、幅(対向する連結面に垂
直となる方向の幅)200〜230mm程度、厚みは3
0〜50mm程度とされ、また、安全具10先端間の間
隔は100mm程度となるように取り付けられる。
【0009】可撓性袋体11は、弾性発泡体14を保護
し雨や埃などの侵入を防ぐためのもので、その基部に隙
間防止用安全具10を鉄道車両の連結面に取り付けるた
めの取り付け部12を有しており、前記安全具10の表
面を一体に覆っている。この可撓性袋体11は適度な柔
軟性を有する材質によって構成され、弾性発泡体14の
変形や外部からの圧力などに対応してその形状を変化さ
せることができる。また、前記可撓性袋体11を車両の
色にマッチした所望の色にすることにより、車両の美観
を統一しデザイン性を高めることができる。
し雨や埃などの侵入を防ぐためのもので、その基部に隙
間防止用安全具10を鉄道車両の連結面に取り付けるた
めの取り付け部12を有しており、前記安全具10の表
面を一体に覆っている。この可撓性袋体11は適度な柔
軟性を有する材質によって構成され、弾性発泡体14の
変形や外部からの圧力などに対応してその形状を変化さ
せることができる。また、前記可撓性袋体11を車両の
色にマッチした所望の色にすることにより、車両の美観
を統一しデザイン性を高めることができる。
【0010】前記可撓性袋体11としては、塩化ビニー
ルや適当な熱可塑性ゴムをブロー成形またはスラッシュ
成形などで所定の袋形状としたもの、あるいは前記材質
をシート状に構成し、縫成または溶着などで袋状に形成
したもの、さらには、帆布などの表面にゴムなどを塗布
して防水加工してなるものを袋状としたものなどを用い
ることができる。また、この実施例の可撓性袋体11
は、縦仕切り13によって先端側11aと取り付け側1
1bとに区画され、その取り付け側11bに部材挿通用
空間17と前記取り付け部12が形成されている。
ルや適当な熱可塑性ゴムをブロー成形またはスラッシュ
成形などで所定の袋形状としたもの、あるいは前記材質
をシート状に構成し、縫成または溶着などで袋状に形成
したもの、さらには、帆布などの表面にゴムなどを塗布
して防水加工してなるものを袋状としたものなどを用い
ることができる。また、この実施例の可撓性袋体11
は、縦仕切り13によって先端側11aと取り付け側1
1bとに区画され、その取り付け側11bに部材挿通用
空間17と前記取り付け部12が形成されている。
【0011】前記取り付け部12は、この隙間防止用安
全具10の連結面外側面10aと連結面内側面10bの
端部に沿って上下方向に設けられ、当該隙間防止用安全
具10の内側または外側方向に屈曲したフランジ形状と
されている。そして、図5に示すように、鉄道車両の連
結面に固定された取り付け金具54と、前記部材挿通用
空間17に挿通された雨樋53との間に取り付け部12
が挟持されてこの隙間防止用安全具10が固定されるよ
うになっている。
全具10の連結面外側面10aと連結面内側面10bの
端部に沿って上下方向に設けられ、当該隙間防止用安全
具10の内側または外側方向に屈曲したフランジ形状と
されている。そして、図5に示すように、鉄道車両の連
結面に固定された取り付け金具54と、前記部材挿通用
空間17に挿通された雨樋53との間に取り付け部12
が挟持されてこの隙間防止用安全具10が固定されるよ
うになっている。
【0012】一方、前記先端側11aの内部には弾性発
泡体14が形成されている。この弾性発泡体14は、外
からの押圧に対しては適度な形状保持性を有し、かつ車
両がカーブして安全具10,10の間隔が狭くなり、そ
の先端どうしが干渉した際には撓むことができるものか
らなる。前記弾性発泡体14として好ましくは、比重
0.1程度の軟質または半硬質のウレタンフォームが用
いられる。
泡体14が形成されている。この弾性発泡体14は、外
からの押圧に対しては適度な形状保持性を有し、かつ車
両がカーブして安全具10,10の間隔が狭くなり、そ
の先端どうしが干渉した際には撓むことができるものか
らなる。前記弾性発泡体14として好ましくは、比重
0.1程度の軟質または半硬質のウレタンフォームが用
いられる。
【0013】この弾性発泡体14は、発泡成形金型(図
示せず)内に配置された可撓性袋体11内に、所定量の
液状発泡原料を注入して発泡硬化させ、前記可撓性袋体
11と一体に弾性発泡体14を形成することにより得ら
れる。
示せず)内に配置された可撓性袋体11内に、所定量の
液状発泡原料を注入して発泡硬化させ、前記可撓性袋体
11と一体に弾性発泡体14を形成することにより得ら
れる。
【0014】さらに、前記可撓性袋体11の底面には前
記弾性発泡体14に到る空気孔16が開口している。こ
の空気孔16は、弾性発泡体14の弾性変形および復元
を迅速とするだけでなく、前記空気孔16に真空ポンプ
などと連結して前記可撓性袋体11内の空気を抜くこと
により、前記弾性発泡体14を収縮させることもでき
る。特に前記隙間防止用安全具10が不要な鉄道車両の
走行時などには、このようにして当該隙間防止用安全具
10を収縮させておけば、風圧などで振動し異音を発す
るのを、より確実に防ぐことができる。
記弾性発泡体14に到る空気孔16が開口している。こ
の空気孔16は、弾性発泡体14の弾性変形および復元
を迅速とするだけでなく、前記空気孔16に真空ポンプ
などと連結して前記可撓性袋体11内の空気を抜くこと
により、前記弾性発泡体14を収縮させることもでき
る。特に前記隙間防止用安全具10が不要な鉄道車両の
走行時などには、このようにして当該隙間防止用安全具
10を収縮させておけば、風圧などで振動し異音を発す
るのを、より確実に防ぐことができる。
【0015】しかも、前記連結面外側面10aと連結面
内側面10bにはそれぞれ縦溝15が形成されているの
で、前記隙間防止用安全具10を収縮させる場合にコン
パクトに折り畳むことができる。本例ではこの縦溝15
は、各面に2本づつ設けられているとともに前記連結面
外側面10aではその間隔が広く、連結面内側面10b
では狭くなっているので、前記隙間防止用安全具10の
収縮時に前記連結面内側面10b側に向けて屈曲させて
畳むことができ、車両側面から突出して走行時の邪魔に
なることもない。
内側面10bにはそれぞれ縦溝15が形成されているの
で、前記隙間防止用安全具10を収縮させる場合にコン
パクトに折り畳むことができる。本例ではこの縦溝15
は、各面に2本づつ設けられているとともに前記連結面
外側面10aではその間隔が広く、連結面内側面10b
では狭くなっているので、前記隙間防止用安全具10の
収縮時に前記連結面内側面10b側に向けて屈曲させて
畳むことができ、車両側面から突出して走行時の邪魔に
なることもない。
【0016】なお、前記縦溝15は、安全具10の形状
や弾性発泡体の弾力性などに応じて適当な本数を設ける
ことができる。また、前記縦溝15の本数を連結面外側
面10a側が連結面内側面10b側より少なくなるよう
にしても、同様の効果を得ることができる。
や弾性発泡体の弾力性などに応じて適当な本数を設ける
ことができる。また、前記縦溝15の本数を連結面外側
面10a側が連結面内側面10b側より少なくなるよう
にしても、同様の効果を得ることができる。
【0017】また、図6から理解されるように、鉄道車
両側へ突出するようにカーブしたプラットホームHで
は、連結面間の隙間が狭まるため、前記隙間防止安全具
10は互いに先端が干渉して圧縮されるが、さらに縦溝
15を前記の間隔差あるいは本数差で設けることによ
り、隙間防止用安全具10は圧縮されながら内側(プラ
ットホームHとは反対側)へ曲がるようになる。その結
果、隙間防止用安全具10のプラットホームHへの出っ
張りをより小さくでき、プラットホーム端の通行を妨げ
るおそれがなくなる。
両側へ突出するようにカーブしたプラットホームHで
は、連結面間の隙間が狭まるため、前記隙間防止安全具
10は互いに先端が干渉して圧縮されるが、さらに縦溝
15を前記の間隔差あるいは本数差で設けることによ
り、隙間防止用安全具10は圧縮されながら内側(プラ
ットホームHとは反対側)へ曲がるようになる。その結
果、隙間防止用安全具10のプラットホームHへの出っ
張りをより小さくでき、プラットホーム端の通行を妨げ
るおそれがなくなる。
【0018】図7は前記部材挿通用空間に電線を配した
例である。符号55は電線である。本例では隙間防止用
安全具10の取り付け部12を外側に屈曲させ、ボルト
56などで連結面に固定している。さらに、この例では
縦溝15を連結面外面側10aで1本、連結面内面側で
10bで2本としている。
例である。符号55は電線である。本例では隙間防止用
安全具10の取り付け部12を外側に屈曲させ、ボルト
56などで連結面に固定している。さらに、この例では
縦溝15を連結面外面側10aで1本、連結面内面側で
10bで2本としている。
【0019】図8および図9に示される隙間防止用安全
具は、その連結面外面側の表面に警告表示部が設けられ
たものである。符号20は隙間防止用安全具、21は取
り付け部、22は縦溝、25は警告表示部である。前記
警告表示部25は、適宜のシートまたはテープ状物の表
面に蛍光塗料26が塗布されたり、反射材が設けられて
おり、可撓性袋体23の表面の適当な位置に帯状に貼着
されている。なお、この警告表示部25は前記可撓性袋
体23の表面に直接螢光塗料などで描いてもよい。
具は、その連結面外面側の表面に警告表示部が設けられ
たものである。符号20は隙間防止用安全具、21は取
り付け部、22は縦溝、25は警告表示部である。前記
警告表示部25は、適宜のシートまたはテープ状物の表
面に蛍光塗料26が塗布されたり、反射材が設けられて
おり、可撓性袋体23の表面の適当な位置に帯状に貼着
されている。なお、この警告表示部25は前記可撓性袋
体23の表面に直接螢光塗料などで描いてもよい。
【0020】図10に示される隙間防止用安全具は、部
材挿通用空間に金属などからなる略コの字状の取り付け
金具を固着し、前記取り付け金具により縦仕切りを構成
した例である。図中の符号30は隙間防止用安全具、3
1は弾性発泡体、32は可撓性袋体、33は取り付け
部、34は部材挿通用空間、35は取り付け金具であ
る。この実施例の隙間防止用安全具30は、発泡成形金
型(図示せず)内に可撓性袋体32と取り付け金具35
をセットし、前記可撓性袋体32内に液状発泡原料を注
入して弾性発泡体31を可撓性袋体32および取り付け
金具35と一体に形成することにより、容易に得られ
る。この実施例では、取り付け金具35と可撓性袋体3
2と弾性発泡体31が一体になっているため、取り付け
強度に優れ、また走行時の風圧などでビビリ音を発する
のをより少なくできる。
材挿通用空間に金属などからなる略コの字状の取り付け
金具を固着し、前記取り付け金具により縦仕切りを構成
した例である。図中の符号30は隙間防止用安全具、3
1は弾性発泡体、32は可撓性袋体、33は取り付け
部、34は部材挿通用空間、35は取り付け金具であ
る。この実施例の隙間防止用安全具30は、発泡成形金
型(図示せず)内に可撓性袋体32と取り付け金具35
をセットし、前記可撓性袋体32内に液状発泡原料を注
入して弾性発泡体31を可撓性袋体32および取り付け
金具35と一体に形成することにより、容易に得られ
る。この実施例では、取り付け金具35と可撓性袋体3
2と弾性発泡体31が一体になっているため、取り付け
強度に優れ、また走行時の風圧などでビビリ音を発する
のをより少なくできる。
【0021】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
隙間防止用安全具によれば、車両連結部の隙間を少なく
することができるため、プラットホームと連結面との間
の隙間に人が転落するのを防ぐことができる。また、こ
の隙間防止用安全具は、車両間の通路用幌をこの安全具
で一部隠蔽することができるため、車両連結部の美観を
損なうことがない。しかも、可撓性袋体によって弾性発
泡体が覆われているため、耐久性に優れ、さらに前記弾
性発泡体が可撓性袋体内で発泡成形されたものであるた
め、可撓性袋体と弾性発泡体間に隙間がなく、風圧など
でビビリ音などを発するおそれもない。
隙間防止用安全具によれば、車両連結部の隙間を少なく
することができるため、プラットホームと連結面との間
の隙間に人が転落するのを防ぐことができる。また、こ
の隙間防止用安全具は、車両間の通路用幌をこの安全具
で一部隠蔽することができるため、車両連結部の美観を
損なうことがない。しかも、可撓性袋体によって弾性発
泡体が覆われているため、耐久性に優れ、さらに前記弾
性発泡体が可撓性袋体内で発泡成形されたものであるた
め、可撓性袋体と弾性発泡体間に隙間がなく、風圧など
でビビリ音などを発するおそれもない。
【図1】この発明の隙間防止用安全具の一例を示す中間
を省略した斜視図である。
を省略した斜視図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】図1の縦断面図である。
【図4】前記隙間防止用安全具を鉄道車両の連結面間に
取り付けた状態を示す斜視図である。
取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】その隙間防止用安全具の取り付け構造を示す平
面図である。
面図である。
【図6】カーブ部分におけるこの発明の安全具の作用を
示す概略平面図である。
示す概略平面図である。
【図7】部材挿通用空間に配線が挿通された安全具を示
す平面図である。
す平面図である。
【図8】可撓性袋体の表面に警告表示部を有する安全具
の斜視図である。
の斜視図である。
【図9】その横断面図である。
【図10】部材挿通用空間に取り付け金具を固着した安
全具の平面図である。
全具の平面図である。
10 隙間防止用安全具 11 可撓性袋体 12 取り付け部 13 縦仕切り 14 弾性発泡体 15 縦溝 16 空気孔 17 部材挿通用空間 25 警告表示部 51 連結面 52 連結面
Claims (6)
- 【請求項1】 鉄道車両の対向する連結面間の隙間を少
なくするために該連結面の外側端部に対向して取り付け
られる安全具であって、前記連結面への取り付け部を基
部に有する可撓性袋体と、該袋体内で発泡成形された弾
性発泡体とよりなることを特徴とする鉄道車両連結部の
隙間防止用安全具。 - 【請求項2】 請求項1において、袋体および弾性発泡
体の連結面内側面と連結面外側面に各々縦溝を有するこ
とを特徴とする鉄道車両連結部の隙間防止用安全具。 - 【請求項3】 請求項1または2において、袋体にその
底面から袋体内の発泡体に到る空気孔を有することを特
徴とする鉄道車両連結部の隙間防止用安全具。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
連結面外側となる袋体の表面に、反射材または蛍光塗料
からなる警告表示部を有することを特徴とする鉄道車両
連結部の隙間防止用安全具。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
袋体の内部が縦仕切りにより取り付け側と先端側に区画
され、該先端側空間内で弾性発泡体が発泡成形されてい
ることを特徴とする鉄道車両連結部の隙間防止用安全
具。 - 【請求項6】 請求項5において、縦仕切りにより区画
された袋体の取り付け側に配管または配線などの部材挿
通用空間を有することを特徴とする鉄道車両連結部の隙
間防止用安全具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6334916A JPH08169335A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 鉄道車両連結部の隙間防止用安全具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6334916A JPH08169335A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 鉄道車両連結部の隙間防止用安全具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169335A true JPH08169335A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18282676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6334916A Pending JPH08169335A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 鉄道車両連結部の隙間防止用安全具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08169335A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11198804A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Sansei Corporation:Kk | 鉄道車両連結部間からの転落防止装置 |
JP2010269770A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Kinki Sharyo Co Ltd | 衝撃吸収装置及び車両 |
JP2016088271A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 直流電気鉄道車両の直流磁界シールド装置 |
EP3418154A1 (de) * | 2017-06-21 | 2018-12-26 | Hübner GmbH & Co. KG | Windleitelement zur anordnung zwischen zwei fahrzeugteilen eines schienenfahrzeugs |
CN112265560A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-26 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 栅栏、车厢连接结构及轨道车辆 |
KR20220065288A (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-20 | (주)신형이앤지 | 철도차량 갱웨이의 내부보호커버체 |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6334916A patent/JPH08169335A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11198804A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Sansei Corporation:Kk | 鉄道車両連結部間からの転落防止装置 |
JP2010269770A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Kinki Sharyo Co Ltd | 衝撃吸収装置及び車両 |
JP2016088271A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 直流電気鉄道車両の直流磁界シールド装置 |
EP3418154A1 (de) * | 2017-06-21 | 2018-12-26 | Hübner GmbH & Co. KG | Windleitelement zur anordnung zwischen zwei fahrzeugteilen eines schienenfahrzeugs |
RU2706592C1 (ru) * | 2017-06-21 | 2019-11-19 | Хюбнер ГмбХ энд Ко. КГ | Дефлекторный элемент для размещения между двумя частями транспортного средства рельсового транспорта |
US10981583B2 (en) | 2017-06-21 | 2021-04-20 | HÜBNER GmbH & Co. KG | Wind directional system for arrangement between two vehicle parts of a rail vehicle |
CN112265560A (zh) * | 2020-10-28 | 2021-01-26 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 栅栏、车厢连接结构及轨道车辆 |
KR20220065288A (ko) * | 2020-11-13 | 2022-05-20 | (주)신형이앤지 | 철도차량 갱웨이의 내부보호커버체 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5320380A (en) | Cover for an airbag assembly | |
JPH08169335A (ja) | 鉄道車両連結部の隙間防止用安全具 | |
US6017038A (en) | Moulding for window plate of vehicle | |
US5893601A (en) | Vehicle door top armrest | |
JP2005178658A (ja) | カーテンエアバッグのガイド装置及びカーテンエアバッグ装置 | |
US20150183382A1 (en) | Hinge arm fitting feature | |
DE69803248D1 (de) | Integrierter luftkanal für das armaturenbrett eines kraftfahrzeuges | |
JP2004025929A (ja) | エアバッグ装置 | |
US20030025305A1 (en) | Air bag cover assembly | |
JP4800217B2 (ja) | 自動車両のステアリングコラムカバーとライニング部との間に配置されるシール部材、シール部材とライニング部からなる装置、およびシール部材をライニング部に取り付ける方法 | |
DE50006205D1 (de) | Anbindung für die Instrumententafel eines mit einem Airbag ausgerüsteten Personenkraftwagens | |
JP4248980B2 (ja) | ベルトラインウェザーストリップ | |
JP2019093915A (ja) | 車両用内装部材 | |
JP2006008084A (ja) | 車両用内装部材 | |
JP3787517B2 (ja) | エアバッグドア付車両用内装品 | |
CA1206183A (en) | Rain protective molding for automobile and method for making the same | |
JP4929872B2 (ja) | 自動車のドアのシール構造 | |
JPH0618023U (ja) | 自動車用ウインドモールディング | |
JP2005255159A (ja) | 自動車の乗員のための膝保護装置 | |
JP2906947B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JPS6061377A (ja) | スポイラ− | |
JP3159019B2 (ja) | 自動車用ドアガラスラン | |
JPH04238728A (ja) | 自動車用ウェザーストリップ | |
JP3865177B2 (ja) | 樹脂部品の構造 | |
JP4168970B2 (ja) | 発泡成形品における機能部品の取り付け構造 |