JPH08169291A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH08169291A JPH08169291A JP6333639A JP33363994A JPH08169291A JP H08169291 A JPH08169291 A JP H08169291A JP 6333639 A JP6333639 A JP 6333639A JP 33363994 A JP33363994 A JP 33363994A JP H08169291 A JPH08169291 A JP H08169291A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- air bag
- tear line
- horn switch
- door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホーンスイッチの操作性がよく、ドアの飛散
が防止されるエアバッグ装置を提供する。 【構成】 ステアリングホイールに、ホーンスイッチ2
2と折り畳まれたエアバッグ21と、このホーンスイッ
チ22とエアバッグ21とを収納するエアバッグカバー
11とを配設すると共に、エアバッグ21展開時にエア
バッグカバー11がテアライン12から破断してヒンジ
部13を介してドア14を形成するようにしたエアバッ
グ装置10において、前記エアバッグカバー11の内面
に、前記ホーンスイッチ22面に当接する凸条15を前
記テアライン12に沿って設け、この凸条15の端部を
前記ヒンジ部13に臨ませた。
が防止されるエアバッグ装置を提供する。 【構成】 ステアリングホイールに、ホーンスイッチ2
2と折り畳まれたエアバッグ21と、このホーンスイッ
チ22とエアバッグ21とを収納するエアバッグカバー
11とを配設すると共に、エアバッグ21展開時にエア
バッグカバー11がテアライン12から破断してヒンジ
部13を介してドア14を形成するようにしたエアバッ
グ装置10において、前記エアバッグカバー11の内面
に、前記ホーンスイッチ22面に当接する凸条15を前
記テアライン12に沿って設け、この凸条15の端部を
前記ヒンジ部13に臨ませた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグ装置に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のエアバッグ装置について説
明する。
明する。
【0003】ステアリングホイールに配置されて、エア
バッグカバー3の内面と折り畳まれたエアバッグ2との
間に薄板状のホーンスイッチ7を配設したエアバッグ装
置1は、例えば実開平5−82709号公報に開示され
たものが知られている。
バッグカバー3の内面と折り畳まれたエアバッグ2との
間に薄板状のホーンスイッチ7を配設したエアバッグ装
置1は、例えば実開平5−82709号公報に開示され
たものが知られている。
【0004】このエアバッグ装置1では図8及び図9に
示すように、エアバッグカバー3は例えば硬質樹脂から
なるカバー構造体3aおよび取付け部3bと、そのカバ
ー構造体3a外面全体を覆い、且つエアバッグ2展開時
にテアライン4から開裂してドア5を形成するような軟
質樹脂からなる被覆層6とで形成されている。このエア
バッグカバー3の上面はホーンスイッチ7の押圧面を形
成しているので、エアバッグカバー3の内面はスムーズ
な平面を形成しているとともに、図8における左右方向
に沿って複数のリブ状の突起8が平行に設けられてホー
ンスイッチ7面に当接し、エアバッグカバー3のホーン
スイッチ7当接面全体が厚くなるのを防止している。
示すように、エアバッグカバー3は例えば硬質樹脂から
なるカバー構造体3aおよび取付け部3bと、そのカバ
ー構造体3a外面全体を覆い、且つエアバッグ2展開時
にテアライン4から開裂してドア5を形成するような軟
質樹脂からなる被覆層6とで形成されている。このエア
バッグカバー3の上面はホーンスイッチ7の押圧面を形
成しているので、エアバッグカバー3の内面はスムーズ
な平面を形成しているとともに、図8における左右方向
に沿って複数のリブ状の突起8が平行に設けられてホー
ンスイッチ7面に当接し、エアバッグカバー3のホーン
スイッチ7当接面全体が厚くなるのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、エアバッグカバー3の端末で連結された
平行なリブ状突起8のたわみ変形によってホーンスイッ
チ7が作動するようにしてあるので、たわみ変形に対し
てエアバッグカバー3の図8における上面の左右方向の
引張り抵抗力が大きく、このためにホーン吹鳴の操作荷
重が大きくて操作性がよくない。また、ホーンスイッチ
7操作ではエアバッグカバー3の中心部を押す場合があ
り、特にテアライン4の近傍では櫛状に連結されたリブ
状突起8の変形に対する引張り抵抗力が大きく、操作性
の悪化が顕著であるという問題点を有していた。
来の構成では、エアバッグカバー3の端末で連結された
平行なリブ状突起8のたわみ変形によってホーンスイッ
チ7が作動するようにしてあるので、たわみ変形に対し
てエアバッグカバー3の図8における上面の左右方向の
引張り抵抗力が大きく、このためにホーン吹鳴の操作荷
重が大きくて操作性がよくない。また、ホーンスイッチ
7操作ではエアバッグカバー3の中心部を押す場合があ
り、特にテアライン4の近傍では櫛状に連結されたリブ
状突起8の変形に対する引張り抵抗力が大きく、操作性
の悪化が顕著であるという問題点を有していた。
【0006】また、リブ状の突起8の変形に対する引張
り抵抗力を小さくすると、エアバッグ2展開時の衝撃に
よるドア5の飛散のおそれもある。
り抵抗力を小さくすると、エアバッグ2展開時の衝撃に
よるドア5の飛散のおそれもある。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ホーンスイッチの操作性がよく、ドアの飛散が防止
されるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
で、ホーンスイッチの操作性がよく、ドアの飛散が防止
されるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のエアバッグ装置は、ステアリングホイール
に、ホーンスイッチと折り畳まれたエアバッグと、この
ホーンスイッチとエアバッグとを収納するエアバッグカ
バーとを配設すると共に、エアバッグ展開時にエアバッ
グカバーがテアラインから破断してヒンジ部を介してド
アを形成するようにしたエアバッグ装置において、前記
エアバッグカバーの内面に、前記ホーンスイッチ面に当
接する凸条を前記テアラインに沿って設け、この凸条の
端部を前記ヒンジ部に臨ませた構成を有している。
に本発明のエアバッグ装置は、ステアリングホイール
に、ホーンスイッチと折り畳まれたエアバッグと、この
ホーンスイッチとエアバッグとを収納するエアバッグカ
バーとを配設すると共に、エアバッグ展開時にエアバッ
グカバーがテアラインから破断してヒンジ部を介してド
アを形成するようにしたエアバッグ装置において、前記
エアバッグカバーの内面に、前記ホーンスイッチ面に当
接する凸条を前記テアラインに沿って設け、この凸条の
端部を前記ヒンジ部に臨ませた構成を有している。
【0009】また、この目的を達成するために本発明の
エアバッグ装置は、前記エアバッグカバーの内面に前記
凸条に沿う凹条を設け、この凹条の端部を前記ヒンジ部
に臨ませた構成を有している。
エアバッグ装置は、前記エアバッグカバーの内面に前記
凸条に沿う凹条を設け、この凹条の端部を前記ヒンジ部
に臨ませた構成を有している。
【0010】
【作用】この構成によって、エアバッグカバーの内面に
設けたヒンジ部からテアラインに沿って伸びる凸条によ
って、ヒンジ部を補強しドア全体を滑らかに連結するよ
うに作用するので、エアバッグ展開時にドアの形状が確
実に保持されてドアの飛散が防止される。また、凸条が
厚肉に形成されていて構造体としての作用をするので、
押圧力を受けても相対的に大きくたわみ変形をすること
がなく、凸条に沿う相対的薄肉部にたわみ変形と伸びを
生じて凸条にストロークが得られるので、ホーンスイッ
チの操作性がよい。
設けたヒンジ部からテアラインに沿って伸びる凸条によ
って、ヒンジ部を補強しドア全体を滑らかに連結するよ
うに作用するので、エアバッグ展開時にドアの形状が確
実に保持されてドアの飛散が防止される。また、凸条が
厚肉に形成されていて構造体としての作用をするので、
押圧力を受けても相対的に大きくたわみ変形をすること
がなく、凸条に沿う相対的薄肉部にたわみ変形と伸びを
生じて凸条にストロークが得られるので、ホーンスイッ
チの操作性がよい。
【0011】また、エアバッグカバーの内面に凸条に沿
って設けた凹条によって、凸条に沿う凹条にたわみ変形
と伸びを生じて凸条にストロークが得られるので、ホー
ンスイッチの操作性がよい。
って設けた凹条によって、凸条に沿う凹条にたわみ変形
と伸びを生じて凸条にストロークが得られるので、ホー
ンスイッチの操作性がよい。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
3を参照しながら説明する。
3を参照しながら説明する。
【0013】図において、11はエアバッグカバー、1
2はテアライン、13はヒンジ部、14はドア、15は
リブ状突起(凸条)である。
2はテアライン、13はヒンジ部、14はドア、15は
リブ状突起(凸条)である。
【0014】ステアリングホイールに配設されたエアバ
ッグ装置10は、エアバッグ21とエアバッグ21を膨
脹させるインフレータ23と、常時は折り畳まれたエア
バッグ21を収納するエアバッグカバー11などで構成
されており、エアバッグ21は軟質樹脂、例えば熱可塑
性エラストマーを射出成形して形成されている。また、
エアバッグカバー11の内面にはエアバッグカバー11
に当接して、エアバッグカバー11の押圧時に作動する
シート状ホーンスイッチ22を備えている。
ッグ装置10は、エアバッグ21とエアバッグ21を膨
脹させるインフレータ23と、常時は折り畳まれたエア
バッグ21を収納するエアバッグカバー11などで構成
されており、エアバッグ21は軟質樹脂、例えば熱可塑
性エラストマーを射出成形して形成されている。また、
エアバッグカバー11の内面にはエアバッグカバー11
に当接して、エアバッグカバー11の押圧時に作動する
シート状ホーンスイッチ22を備えている。
【0015】エアバッグカバー11にはテアライン12
が設けられており、両側辺部12aと中央部12bとで
略H字形状を形成し、H字形状の各端部12cは略J字
形状に折り返されている。このテアライン12はエアバ
ッグ21の展開時に破断してドア14を形成するように
薄肉に形成されており、J字形状の端部12c同士を結
ぶ範囲がドア14のヒンジ部13を形成している。尚、
テアライン12の各端部12cはJ字形状の代わりに、
図4に示すようなストップホール12dを設けてもよ
い。
が設けられており、両側辺部12aと中央部12bとで
略H字形状を形成し、H字形状の各端部12cは略J字
形状に折り返されている。このテアライン12はエアバ
ッグ21の展開時に破断してドア14を形成するように
薄肉に形成されており、J字形状の端部12c同士を結
ぶ範囲がドア14のヒンジ部13を形成している。尚、
テアライン12の各端部12cはJ字形状の代わりに、
図4に示すようなストップホール12dを設けてもよ
い。
【0016】また、エアバッグカバー11の内面には図
2に示すような複数のリブ状突起15が設けられてお
り、突起15の先端はホーンスイッチ22に当接してい
る。そして最外周のリブ状突起16はヒンジ部13の始
点16aからテアライン12に略沿って中央部16bを
経て、ヒンジ部13の終点16cまで連続している。ま
た、最外周のリブ状突起16に隣接する内側のリブ状突
起17は17aを始点としてリブ状突起16の内側に沿
って終点17cまで連続して形成されている。このよう
にして数本のリブ状突起15が年輪状に形成されてお
り、テアライン12bを軸としてこれと対称の位置にも
同様に数本のリブ状突起15が年輪状に形成されてい
る。
2に示すような複数のリブ状突起15が設けられてお
り、突起15の先端はホーンスイッチ22に当接してい
る。そして最外周のリブ状突起16はヒンジ部13の始
点16aからテアライン12に略沿って中央部16bを
経て、ヒンジ部13の終点16cまで連続している。ま
た、最外周のリブ状突起16に隣接する内側のリブ状突
起17は17aを始点としてリブ状突起16の内側に沿
って終点17cまで連続して形成されている。このよう
にして数本のリブ状突起15が年輪状に形成されてお
り、テアライン12bを軸としてこれと対称の位置にも
同様に数本のリブ状突起15が年輪状に形成されてい
る。
【0017】以上のように構成されたエアバッグ装置1
0は、エアバッグカバー11の内面の突起15はヒンジ
部13からテアライン12aに沿って中央テアライン1
2b近傍まで連続しており、この連続した突起15がヒ
ンジ部13の補強作用と、ドア14全体を滑らかに連結
する作用とを有しているので、エアバッグ装置10の作
動時にテアライン12からドア14が開いてエアバッグ
21を膨出させる場合に、この衝撃によるドア14の飛
散が防止される。
0は、エアバッグカバー11の内面の突起15はヒンジ
部13からテアライン12aに沿って中央テアライン1
2b近傍まで連続しており、この連続した突起15がヒ
ンジ部13の補強作用と、ドア14全体を滑らかに連結
する作用とを有しているので、エアバッグ装置10の作
動時にテアライン12からドア14が開いてエアバッグ
21を膨出させる場合に、この衝撃によるドア14の飛
散が防止される。
【0018】また常時は、エアバッグカバー11を押圧
すると突起15が厚肉に形成されていて構造体としての
作用をするので、押圧力を受けても相対的に大きくたわ
み変形をすることがなく、また、例えば隣接する突起1
6と突起17との間にあって突起16、17に対して相
対的に薄肉となっている部分は相対的に容易に変形する
ので、押圧力を受けた突起16は隣接する突起17に押
圧力を伝播することが少ない。従って、エアバッグカバ
ー11は荷重を受けた部分に近接する相対的薄肉部にた
わみ変形および伸びの作用を生じて突起にストロークが
得られる。
すると突起15が厚肉に形成されていて構造体としての
作用をするので、押圧力を受けても相対的に大きくたわ
み変形をすることがなく、また、例えば隣接する突起1
6と突起17との間にあって突起16、17に対して相
対的に薄肉となっている部分は相対的に容易に変形する
ので、押圧力を受けた突起16は隣接する突起17に押
圧力を伝播することが少ない。従って、エアバッグカバ
ー11は荷重を受けた部分に近接する相対的薄肉部にた
わみ変形および伸びの作用を生じて突起にストロークが
得られる。
【0019】このようにして、エアバッグカバー11の
突起15に上下方向の移動ストロークが得られるので、
エアバッグカバー11の押圧操作によって、内側に配設
されているホーンスイッチ22の接点を閉じる動作が確
実になる。また、中央テアライン12bの近傍部にあっ
てもテアライン12bに沿って平行なリブ状突起15が
形成されているので、上記と同様にスイッチの操作性が
良好である。
突起15に上下方向の移動ストロークが得られるので、
エアバッグカバー11の押圧操作によって、内側に配設
されているホーンスイッチ22の接点を閉じる動作が確
実になる。また、中央テアライン12bの近傍部にあっ
てもテアライン12bに沿って平行なリブ状突起15が
形成されているので、上記と同様にスイッチの操作性が
良好である。
【0020】以上のように、エアバッグカバー11の内
部のヒンジ部13からテアライン12に沿って突起15
を設けることにより、エアバッグカバー11の飛散を防
止できるとともに、ホーンスイッチ22の良好な操作性
を得ることができる。
部のヒンジ部13からテアライン12に沿って突起15
を設けることにより、エアバッグカバー11の飛散を防
止できるとともに、ホーンスイッチ22の良好な操作性
を得ることができる。
【0021】尚、本実施例では単純平板に連続するリブ
状突起15を設けたが、例えば図5のように、リブ状突
起15と凹条19とを交互に連続させて配置したもの
や、また図6のように、幅広状の突起15の上にさらに
突起20を設けたものでも上記と同様の作用効果を有す
る。
状突起15を設けたが、例えば図5のように、リブ状突
起15と凹条19とを交互に連続させて配置したもの
や、また図6のように、幅広状の突起15の上にさらに
突起20を設けたものでも上記と同様の作用効果を有す
る。
【0022】また、例えば図2に示したリブ状突起18
のように、一端18aがヒンジ部13を始点として中央
テアライン12b方向に伸びているが、他端はヒンジ部
13に終点を形成していないようなリブ状突起18であ
ってもよく、また、年輪状の突起15ではなく直線状の
突起でもよい。さらに、図7のようにリブ状突起15に
分岐あるいはループ等の形状を与えてもよい。
のように、一端18aがヒンジ部13を始点として中央
テアライン12b方向に伸びているが、他端はヒンジ部
13に終点を形成していないようなリブ状突起18であ
ってもよく、また、年輪状の突起15ではなく直線状の
突起でもよい。さらに、図7のようにリブ状突起15に
分岐あるいはループ等の形状を与えてもよい。
【0023】また、上記の凹条19において部分的に不
連続な箇所を形成する場合でも、不連続箇所の多少およ
び不連続部の長さを調節することにより、ホーンスイッ
チ22操作性とエアバッグ21展開特性の調整をするこ
とができる。同様にリブ状突起15の高さ、幅などの形
状設定により上記の調整が可能である。従って、広範な
温度範囲において安定した展開性能を得るための材料選
定をするとともに、本発明を適用することによって、内
蔵するホーンスイッチ22の吹鳴操作性能を満足するエ
アバッグ装置10の設計が可能になる。
連続な箇所を形成する場合でも、不連続箇所の多少およ
び不連続部の長さを調節することにより、ホーンスイッ
チ22操作性とエアバッグ21展開特性の調整をするこ
とができる。同様にリブ状突起15の高さ、幅などの形
状設定により上記の調整が可能である。従って、広範な
温度範囲において安定した展開性能を得るための材料選
定をするとともに、本発明を適用することによって、内
蔵するホーンスイッチ22の吹鳴操作性能を満足するエ
アバッグ装置10の設計が可能になる。
【0024】また、本実施例ではホーンスイッチ22を
内蔵したステアリングホイール用エアバッグ装置10に
ついて説明したが、その他のスイッチ、例えばオーディ
オ装置や室内空調機器の操作スイッチなどを組み込んだ
エアバッグ装置に使用することも可能である。
内蔵したステアリングホイール用エアバッグ装置10に
ついて説明したが、その他のスイッチ、例えばオーディ
オ装置や室内空調機器の操作スイッチなどを組み込んだ
エアバッグ装置に使用することも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、ステアリングホ
イールに、ホーンスイッチと折り畳まれたエアバッグ
と、このホーンスイッチとエアバッグとを収納するエア
バッグカバーとを配設すると共に、エアバッグ展開時に
エアバッグカバーがテアラインから破断してヒンジ部を
介してドアを形成するようにしたエアバッグ装置におい
て、前記エアバッグカバーの内面に、前記ホーンスイッ
チ面に当接する凸条を前記テアラインに沿って設け、こ
の凸条の端部を前記ヒンジ部に臨ませることにより、エ
アバッグカバーの内面に設けた凸条によって、ヒンジ部
を補強しドア全体を滑らかに連結するように作用するの
で、エアバッグ展開時にドアの形状が確実に保持されド
アの飛散が防止される。また、凸条が厚肉に形成されて
いて構造体としての作用をするので、押圧力を受けても
相対的に大きくたわみ変形をすることがなく、凸条に沿
う相対的薄肉部にたわみ変形と伸びを生じて凸条にスト
ロークが得られるので、ホーンスイッチの操作性がよい
エアバッグ装置を実現できるものである。
イールに、ホーンスイッチと折り畳まれたエアバッグ
と、このホーンスイッチとエアバッグとを収納するエア
バッグカバーとを配設すると共に、エアバッグ展開時に
エアバッグカバーがテアラインから破断してヒンジ部を
介してドアを形成するようにしたエアバッグ装置におい
て、前記エアバッグカバーの内面に、前記ホーンスイッ
チ面に当接する凸条を前記テアラインに沿って設け、こ
の凸条の端部を前記ヒンジ部に臨ませることにより、エ
アバッグカバーの内面に設けた凸条によって、ヒンジ部
を補強しドア全体を滑らかに連結するように作用するの
で、エアバッグ展開時にドアの形状が確実に保持されド
アの飛散が防止される。また、凸条が厚肉に形成されて
いて構造体としての作用をするので、押圧力を受けても
相対的に大きくたわみ変形をすることがなく、凸条に沿
う相対的薄肉部にたわみ変形と伸びを生じて凸条にスト
ロークが得られるので、ホーンスイッチの操作性がよい
エアバッグ装置を実現できるものである。
【0026】また、前記エアバッグカバーの内面に前記
凸条に沿う凹条を設け、この凹条の端部を前記ヒンジ部
に臨ませることにより、凸条に沿う凹条にたわみ変形と
伸びを生じて凸条にストロークが得られるので、ホーン
スイッチの操作性がよいエアバッグ装置が得られる。
凸条に沿う凹条を設け、この凹条の端部を前記ヒンジ部
に臨ませることにより、凸条に沿う凹条にたわみ変形と
伸びを生じて凸条にストロークが得られるので、ホーン
スイッチの操作性がよいエアバッグ装置が得られる。
【図1】本発明の一実施例におけるエアバッグ装置の断
面図である。
面図である。
【図2】同エアバッグ装置のエアバッグカバーの背面図
である。
である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】同エアバッグ装置の他のエアバッグカバーの背
面図である。
面図である。
【図5】同エアバッグ装置の凸条に凹条を設けたエアバ
ッグカバーの断面図である。
ッグカバーの断面図である。
【図6】同エアバッグ装置の凸条に凸条を重ねたエアバ
ッグカバーの断面図である。
ッグカバーの断面図である。
【図7】同エアバッグ装置の他の凸条を設けたエアバッ
グカバーの断面図である。
グカバーの断面図である。
【図8】従来のエアバッグ装置の断面図である。
【図9】図8のB−B線に沿う断面図である。
10 エアバッグ装置 11 エアバッグカバー 12 テアライン 13 ヒンジ部 14 ドア 15 リブ状突起(凸条) 21 エアバッグ 22 ホーンスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングホイールに、ホーンスイッ
チと折り畳まれたエアバッグと、このホーンスイッチと
エアバッグとを収納するエアバッグカバーとを配設する
と共に、エアバッグ展開時にエアバッグカバーがテアラ
インから破断してヒンジ部を介してドアを形成するよう
にしたエアバッグ装置において、前記エアバッグカバー
の内面に、前記ホーンスイッチ面に当接する凸条を前記
テアラインに沿って設け、この凸条の端部を前記ヒンジ
部に臨ませたことを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項2】 前記エアバッグカバーの内面に前記凸条
に沿う凹条を設け、この凹条の端部を前記ヒンジ部に臨
ませたことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333639A JPH08169291A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6333639A JPH08169291A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169291A true JPH08169291A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18268307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6333639A Pending JPH08169291A (ja) | 1994-12-16 | 1994-12-16 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08169291A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6835439B1 (en) | 1997-07-23 | 2004-12-28 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Panel for air bags and method of manufacturing the same |
JP2011245926A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ装置のカバー |
JP2015202746A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | ダイキョーニシカワ株式会社 | エアバッグドア部を有する車両用内装品 |
-
1994
- 1994-12-16 JP JP6333639A patent/JPH08169291A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6835439B1 (en) | 1997-07-23 | 2004-12-28 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Panel for air bags and method of manufacturing the same |
JP2011245926A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ装置のカバー |
JP2015202746A (ja) * | 2014-04-11 | 2015-11-16 | ダイキョーニシカワ株式会社 | エアバッグドア部を有する車両用内装品 |
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