JPH08168880A - 配管自動溶接ヘッド - Google Patents

配管自動溶接ヘッド

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JPH08168880A
JPH08168880A JP31486494A JP31486494A JPH08168880A JP H08168880 A JPH08168880 A JP H08168880A JP 31486494 A JP31486494 A JP 31486494A JP 31486494 A JP31486494 A JP 31486494A JP H08168880 A JPH08168880 A JP H08168880A
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gear
clutch
pipe
shaped
welding head
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JP31486494A
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Masao Okugawa
正雄 奥川
Akio Tejima
秋雄 手島
Toru Iijima
亨 飯島
Masayuki Iguchi
雅之 井口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管自動溶接ヘッドを配管から離脱できるよ
うにする。 【構成】 C字状をした歯車保持部13aに回転自在に
保持されるU字状歯車18を、配管7の外周を包囲する
よう配置して、駆動モータ20を駆動し、歯車列22を
介してU字状歯車18に駆動力を伝達することにより、
U字状歯車18を配管7の周囲に回転させ、U字状歯車
18に取付けられたトーチ部によって配管7の外周を溶
接させるようにし、歯車列22の中にクラッチ用歯車4
6を設け、クラッチ機構38を用いて、クラッチ用歯車
46を、隣接する各中間歯車23,25,26との噛合
状態を解除させる方向に動かすことにより、U字状歯車
18を自由に回るようにし、U字状歯車18を配管7か
ら取外せるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管自動溶接ヘッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気プラント等の現場据付工事や補修工
事において、狭隘部に設けられた配管に対して溶接を施
工する場合、配管自動溶接ヘッドを使用することがあ
る。
【0003】図4〜図8は、従来の配管自動溶接ヘッド
の一例の概略を示すもので、1は溶接ヘッド本体であ
り、該溶接ヘッド本体1は台車状の下部フレーム2と、
下部フレーム2の上部に取付けられた上部フレーム3に
よって構成されている。
【0004】該上部フレーム3は、先端部にほぼU字状
の切欠部4aを有する平板状の下部部材4と、該下部部
材4の上部に複数の支持部材5を介して互いに平行とな
るよう固定された、先端部にほぼU字状の切欠部6aを
有する平板状の上部部材6とによって形成されている。
【0005】前記上部フレーム3における下部部材4の
切欠部4aには、溶接対象となる配管7の外周面に外接
するよう、その内周面が多角形状をし、上方から見てU
字状をした位置決めパッド8が切欠部4aの内底部に沿
って取付けられており、同様に、上部部材6の切欠部6
aには、溶接対象となる配管7の外周面に外接するよ
う、その内周面が多角形状をし、上方から見てU字状を
した位置決めパッド9が切欠部6aの内底部に沿って取
付けられている。
【0006】尚、図4中、10は前記下部部材4下面中
央部における切欠部4a近傍に、下方へ延びるスタッド
11を介して、下部フレーム2の底面よりも僅かに下方
へ位置するように設けられたボールキャスタであり、溶
接ヘッド本体1の移動を容易になし得るよう取付けられ
ている。
【0007】上部フレーム3の下部部材4と上部部材6
との間には、上下方向へ延びる軸28及びリニアベアリ
ング29並びに図示しない昇降装置を介して昇降自在に
トーチ駆動ユニット12が取付けられている。
【0008】該トーチ駆動ユニット12は、図6及び図
7に示すように、先端部にほぼC字状の歯車保持部13
aを有し、該歯車保持部13aの周囲における上蓋13
bと底板13cに、周方向へ所定の間隔を置いて複数の
案内ローラ14を植設された薄い箱型のトーチ駆動ユニ
ットケーシング13と、周方向へ延びて前記案内ローラ
14を収容するガイド溝17をその上下面に有し、前記
トーチ駆動ユニットケーシング13の歯車保持部13a
内に、溶接対象となる配管7の周囲を回転し得るように
保持された、切欠部15を有するU字状歯車18と、前
記トーチ駆動ユニットケーシング13下面の反歯車保持
部13a側の所定位置に、トーチ駆動ユニットケーシン
グ13の内部へモータ軸19を突出させて取付けられた
駆動モータ20と、前記モータ軸19に取付けられたモ
ータピニオン21と、該モータピニオン21と前記U字
状歯車18外周に形成された歯16との間に、相互に噛
合って駆動モータ20の駆動力をU字状歯車18まで伝
達し得るよう配列された歯車列22とによって構成され
ている。
【0009】該歯車列22は、前記モータピニオン21
に噛合う第1の中間歯車23と、該第1の中間歯車23
に噛合う第2の中間歯車24と、該第2の中間歯車24
に対して噛合う2個の第3の中間歯車25,25と、該
第3の中間歯車25,25を介してV字形の2方向へ分
岐する第4の中間歯車26,26と、該第4の中間歯車
26,26に噛合い且つ前記U字状歯車18の歯16に
噛合う歯車27,27とにより形成されている。
【0010】尚、図8中、30はU字状歯車18の下面
に取付けられたトーチユニットであり、切欠部31aを
有してU字状歯車18と略同形をなすU字状の基板31
に、配管7の中心へトーチ先端を向けて設けたトーチ部
32や、該トーチ部32へワイヤ33を供給するための
ワイヤ角度調整ユニット34及びワイヤ調整ユニット3
5や、AVCユニット36などが配置されている。
【0011】又、図4・図5中、37は上部フレーム3
の後端部に接続された所要の長さを有する操作桿であ
り、溶接ヘッド本体1を溶接対象となる配管7へ接近さ
せる際に溶接ヘッド本体1を進退動させ得るようになっ
ている。
【0012】そして、狭隘部に設けられた配管7に対し
て溶接作業を実施する際には、U字状歯車18の切欠部
15をトーチ駆動ユニットケーシング13の歯車保持部
13a及び上部フレーム3の切欠部4a,6aに位相合
せした状態で、操作桿37の端部を把持して溶接ヘッド
本体1を押出すことにより、溶接対象となる配管7の溶
接を必要とする部分へ、前記上部フレーム3の各切欠部
4a,6aに設けた位置決めパッド8,9を当接させ
る。
【0013】その後、図示しない昇降装置を作動してト
ーチ駆動ユニット12を昇降させて、トーチ部32のト
ーチ先端の高さを配管7の溶接部分に合致させる。
【0014】そして、溶接を開始させると共にトーチ駆
動ユニット12の駆動モータ20を作動させることによ
り歯車列22を介してU字状歯車18を回転駆動し、該
U字状歯車18に取付けられているトーチユニット30
を配管7の外周に沿って回動させ、トーチ部32で配管
7の溶接部分を溶接する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
配管自動溶接ヘッドでは、溶接作業中などにトーチ駆動
ユニット12の駆動モータ20が故障したり、電気系統
にトラブルが発生したりして、U字状歯車18の切欠部
15がトーチ駆動ユニットケーシング13の歯車保持部
13aと位相がずれた位置で停止してしまうと、U字状
歯車18が配管7に引っ掛かったままとなって溶接ヘッ
ド本体1を取外すことができなくなるという問題があっ
た。
【0016】本発明は、前述の実情に鑑み、歯車駆動ユ
ニットの歯車列の噛合いを外すことが可能な配管自動溶
接ヘッドを提供することを目的としてなしたものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端にほぼC
字状をした歯車保持部を有するトーチ駆動ユニットケー
シングを設け、配管の外周に対して着脱自在なU字状歯
車を、配管の周囲を回転自在となるよう前記歯車保持部
に取付け、U字状歯車に配管へ向けてトーチ部を取付け
ると共に、U字状歯車に歯車列を介して駆動モータを接
続した配管自動溶接ヘッドにおいて、歯車列を構成する
各中間歯車の中にクラッチ用歯車を介在させると共に、
該クラッチ用歯車を、隣接する各中間歯車との噛合状態
を解除させる方向に動かすクラッチ機構を設けたことを
特徴とする配管自動溶接ヘッドにかかるものである。
【0018】この場合において、クラッチ機構が、クラ
ッチ用歯車を回転自在に支承すると共にクラッチ用歯車
を軸方向に摺動可能に支持する支持軸と、クラッチ用歯
車の片面側を軸方向他面側へ付勢する弾性体と、クラッ
チ用歯車の他面側を係止するクラッチ操作レバーと、ク
ラッチ操作レバーのクラッチ用歯車への係止状態の解除
手段とを備えるようにしても良い。
【0019】又、クラッチ用歯車を歯車列内へ押戻す復
帰操作軸と、クラッチ操作レバーを支持軸へ向けて付勢
する第二の弾性体とを備えるようにしても良い。
【0020】
【作用】本発明の作用は、以下の通りである。
【0021】C字状をした歯車保持部に回転自在に保持
されるU字状歯車を、配管の外周を包囲するよう配置し
て、駆動モータを駆動し、歯車列を介してU字状歯車に
駆動力を伝達することにより、U字状歯車を配管の周囲
に回転させ、U字状歯車に取付けられたトーチ部によっ
て配管の外周を溶接させる。
【0022】この際、駆動モータ等にトラブルが発生す
ると、U字状歯車の噛合いなどにより、U字状歯車が回
らなくなるので、U字状歯車を配管から取外せなくな
る。
【0023】そこで、クラッチ機構を用いて、クラッチ
用歯車を、隣接する各中間歯車との噛合状態を解除させ
る方向に動かすことにより、U字状歯車が自由に回るよ
うになるので、U字状歯車を配管から取外せるようにな
る。
【0024】具体的には、索状体などの解除手段を引い
てクラッチ操作レバーを動かし、クラッチ操作レバーの
クラッチ用歯車の他面側への係止状態を解除することに
より、弾性体がクラッチ用歯車の片面側を軸方向他面側
へ付勢し、クラッチ用歯車を支持軸に沿って軸方向へ摺
動させ、クラッチ用歯車の隣接する各中間歯車との噛合
状態を解除させる。
【0025】噛合状態を解除されたクラッチ用歯車は、
復帰操作軸により弾性体の弾性力に抗してクラッチ用歯
車を歯車列内へ押戻し、第二の弾性体によりクラッチ操
作レバーを支持軸へ向けて付勢させ、クラッチ操作レバ
ーをクラッチ用歯車の他面側へ再び係止させる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0027】図1〜図3は本発明の一実施例を表すもの
であり、図中、図4〜図8と同じものについては同じ符
号を付すことにより説明を省略する。
【0028】本実施例では、図6に示す歯車駆動ユニッ
トにおける第2の中間歯車24の位置に、下記のような
クラッチ機構38を取付ける。
【0029】即ち、図3に示すように、上端部のフラン
ジ40がトーチ駆動ユニットケーシング13の上蓋13
b内面に当接固定され、トーチ駆動ユニットケーシング
13の底板13cに貫通固定される中空の支持軸39を
設ける。
【0030】該支持軸39内に上端の小径部42aを摺
動自在に挿通され、下端の大径部42bがトーチ駆動ユ
ニットケーシング13から下方へ延びる復帰操作軸42
を設ける。
【0031】更に上端にフランジ44aを有し、下端部
に径方向へ延びる小孔45を有するフランジ付ブッシュ
44を、前記支持軸39に対して上下方向へ摺動自在に
外嵌する。
【0032】前記フランジ付ブッシュ44の外周に、歯
車列22中を構成する中間歯車23,25と互いに噛合
可能なクラッチ用歯車46を、軸受47を介して回転自
在に設ける。
【0033】前記クラッチ用歯車46の下面に、フラン
ジ付ブッシュ44のフランジ44aとの間でクラッチ用
歯車46を挾持するクラッチリング48を設け、クラッ
チリング48に形成した径方向に延びる小孔49と、フ
ランジ付ブッシュ44に形成した前記小孔45と、支持
軸39に形成した上下方向に延びる長孔41と、復帰操
作軸42の小径部42aに形成した径方向に延びる小孔
43との間に、ピン50を嵌挿する。
【0034】前記支持軸39内における、トーチ駆動ユ
ニットケーシング13の上蓋13bと復帰操作軸42の
小径部42aとの間に、復帰操作軸42やフランジ付ブ
ッシュ44やクラッチリング48やクラッチ用歯車46
を、一体的に下方へ付勢するコイルバネ51などの弾性
体を介装する。
【0035】尚、クラッチ用歯車46等の昇降範囲は、
支持軸39に形成された長孔41により規制される。
又、弾性体は、ゴムや板バネを折り曲げたものなど何で
も良く、支持軸39上端のフランジ40とフランジ付ブ
ッシュ44上端のフランジ44aとの間に設けても良
い。
【0036】更に、図1に示すように、トーチ駆動ユニ
ットケーシング13内に、一端をピン53によって水平
方向へ回動可能に枢支され、トーチ駆動ユニットケーシ
ング13のほぼ幅方向へ延びるクラッチ操作レバー52
を設け、該クラッチ操作レバー52の中間部でクラッチ
リング48の下端を係止し得るようにすると共に、クラ
ッチ操作レバー52の他端に図4・図5に示す操作桿3
7に沿って設けられたクラッチワイヤ54などの係止状
態解除手段としての索状体の先端を結び付ける。
【0037】尚、索状体は、クラッチワイヤ54の他に
鎖や樹脂製ロープなど何でも良い。
【0038】そして、図1に示すように、前記クラッチ
操作レバー52を枢支するピン53にコイル部分を外嵌
し、一端をトーチ駆動ユニットケーシング13の側壁に
当接させ、他端をクラッチ操作レバー52に引掛けて、
前記クラッチ操作レバー52を支持軸39に当接する方
向へ付勢するネジリバネ55などの第二の弾性体を設け
る。
【0039】尚、図1中、56は、クラッチ用歯車46
に噛合う第3の中間歯車25,25に対して、クラッチ
用歯車46の反対側から噛合うように配置した係合歯車
である。又、第二の弾性体は、金属製や樹脂製の板バネ
やゴムなど何でも良い。
【0040】この係合歯車56は、第3の中間歯車2
5,25及び第4の中間歯車26,26を介してV字形
の2方向へ分岐し、U字状歯車18に噛合う歯車27,
27のいずれか一方が、切欠部15の位置でU字状歯車
18から外れた状況下で、クラッチ機構38を作動させ
てクラッチ用歯車46を歯車列22から離脱させた場合
に、第3の中間歯車25から歯車27に至る歯車列22
の一方が空回りして、歯車27が再びU字状歯車18と
噛合うことができなくなることを防止するために設けら
れたものである。
【0041】次に作動について説明する。
【0042】狭隘部に設けられた配管7に対する溶接作
業を実施する際には、U字状歯車18の切欠部15をト
ーチ駆動ユニットケーシング13の歯車保持部13a及
び上部フレーム3の切欠部4a,6aに位相合せし、且
つ前記クラッチ用歯車46が歯車列22内で隣接する各
中間歯車23,25と噛合い、前記クラッチ操作レバー
52の中間部が前記クラッチリング48の下面を係止し
てクラッチ用歯車46の高さ位置を保持していることを
確認した上で、図4〜図8と同様に操作を行なって配管
7を溶接する。
【0043】このとき、トーチ駆動ユニット12の駆動
モータ20が故障したり、電気系統にトラブルが発生し
た場合には、作業員がクラッチレバー52のクラッチ用
歯車46への係止状態解除手段としてのクラッチワイヤ
54を引張ることにより、クラッチワイヤ54が結び付
けられたクラッチ操作レバー52をネジリバネ55の弾
性力に抗して支持軸39から離隔する方向へ変位させ
る。
【0044】すると、クラッチリング48の下面を係止
していたクラッチ操作レバー52のクラッチリング48
に対する係止状態が解除され、復帰操作軸42と、該復
帰操作軸42にピン50を介して一体化されたフランジ
付ブッシュ44及びクラッチリング48と、両者間で挟
持されたクラッチ用歯車46とが、コイルバネ51の弾
性力により、ピン50が支持軸39に形成された長孔4
1の下端部で止められるまで一体的に下方へ降下され
る。
【0045】こうしてクラッチ用歯車46が歯車列22
から離脱される結果、歯車列22の噛合いが断絶してU
字状歯車18が自由に回動できるようになる。
【0046】そこで、操作桿37を介して溶接ヘッド本
体1を引張るか、或いは、溶接ヘッド本体1を細かく進
退動させる等して、配管7に引掛かっているU字状歯車
18の位相を強制的にずらせることにより、U字状歯車
18の切欠部15をトーチ駆動ユニットケーシング13
の歯車保持部13aに合わせ、配管7から溶接ヘッド本
体1を解放して、手元へ引き寄せることが可能となる。
【0047】或いは、U字状歯車18が自由に回動でき
る状態となっているので、図示しない補助具などを挿入
してU字状歯車18の位相を変えるようにしても良い。
【0048】本発明によれば、モータ軸19に取付けら
れたモータピニオン21とU字状歯車18との間に、相
互に噛合って駆動モータ20の駆動力をU字状歯車18
へ伝達し得るように配列された歯車列22にクラッチ機
構38を組込み、該クラッチ機構38を遠隔操作して歯
車列22の噛合いを途中から断絶させることによりU字
状歯車18を自由に回転させ得るようにしたので、駆動
モータ20が故障したり、電気系統にトラブルが発生し
た場合でも、U字状歯車18を溶接対象となる配管7か
ら引き離して溶接ヘッド本体1を容易に手元へ引き寄せ
ることができる。
【0049】又、手元に引き寄せた溶接ヘッド本体1に
対し、離脱させたクラッチ用歯車46を歯車列22中へ
復帰させる場合には、コイルバネ51の弾性力に抗して
復帰操作軸42を押上げるようにする。
【0050】すると、復帰操作軸42にピン50やフラ
ンジ付ブッシュ44やクラッチリング48を介して一体
的に取付けられているクラッチ用歯車46が歯車列22
中に戻され、クラッチリング48の下面がクラッチ操作
レバー52より高くなった時に、ネジリバネ55によっ
て付勢されているクラッチ操作レバー52が支持軸39
側へ回動してクラッチリング48の下面を係止するの
で、簡単に元の状態に復帰される。
【0051】尚、本発明は前述の実施例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、溶接作業中にトーチ駆
動ユニットにトラブルが発生した場合に、クラッチ機構
を操作することによってU字状歯車を回転自在とするこ
とができるようになり、溶接ヘッド本体を容易に手元へ
引き寄せることが可能となるという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるトーチ駆動ユニット
を上方から見た概略断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2に関連するクラッチ機構部分を拡大した側
方断面図である。
【図4】従来の配管自動溶接ヘッドの一例を表す概略側
面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のトーチ駆動ユニットを上方から見た概略
断面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図4のVIII−VIII矢視図である。
【符号の説明】
7 配管 13 トーチ駆動ユニットケーシング 13a 歯車保持部 18 U字状歯車 20 駆動モータ 22 歯車列 23,25,26 中間歯車 32 トーチ部 38 クラッチ機構 39 支持軸 42 復帰操作軸 46 クラッチ用歯車 51,55 弾性体(コイルバネ,ネジリバネ) 52 クラッチ操作レバー 54 索状体(クラッチワイヤ)
フロントページの続き (72)発明者 井口 雅之 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にほぼC字状をした歯車保持部を有
    するトーチ駆動ユニットケーシングを設け、配管の外周
    に対して着脱自在なU字状歯車を、配管の周囲を回転自
    在となるよう前記歯車保持部に取付け、U字状歯車に配
    管へ向けてトーチ部を取付けると共に、U字状歯車に歯
    車列を介して駆動モータを接続した配管自動溶接ヘッド
    において、歯車列を構成する各中間歯車の中にクラッチ
    用歯車を介在させると共に、該クラッチ用歯車を、隣接
    する各中間歯車との噛合状態を解除させる方向に動かす
    クラッチ機構を設けたことを特徴とする配管自動溶接ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 クラッチ機構が、クラッチ用歯車を回転
    自在に支承すると共にクラッチ用歯車を軸方向に摺動可
    能に支持する支持軸と、クラッチ用歯車の片面側を軸方
    向他面側へ付勢する弾性体と、クラッチ用歯車の他面側
    を係止するクラッチ操作レバーと、クラッチ操作レバー
    のクラッチ用歯車への係止状態の解除手段とを備えた、
    請求項1記載の配管自動溶接ヘッド。
  3. 【請求項3】 クラッチ用歯車を歯車列内へ押戻す復帰
    操作軸と、クラッチ操作レバーを支持軸へ向けて付勢す
    る第二の弾性体とを備えた請求項2記載の配管自動溶接
    ヘッド。
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