JPH08168410A - 赤外線照射機構および送風器を備えた毛髪処理装置 - Google Patents

赤外線照射機構および送風器を備えた毛髪処理装置

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JPH08168410A
JPH08168410A JP7149517A JP14951795A JPH08168410A JP H08168410 A JPH08168410 A JP H08168410A JP 7149517 A JP7149517 A JP 7149517A JP 14951795 A JP14951795 A JP 14951795A JP H08168410 A JPH08168410 A JP H08168410A
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    • A45D20/04Hot-air producers
    • A45D20/08Hot-air producers heated electrically

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線照射機構および送風器を備えた毛髪処
理装置において、赤外線照射機構の照射効率を低下させ
ないで、赤外線照射によって送風空気を十分に加熱する
ことができるように改良する。 【構成】 頭髪の加熱および乾燥用の、赤外線照射機構
1および送風器8を備えた毛髪処理装置で、赤外線照射
機構1に風洞7が設けられている。この送風器8は、送
風器8によって送られる空気9の少なくとも一部分がこ
の風洞7を通過するように配置されており、その結果、
赤外線放射が冷却されて減ずることなく、空気9を赤外
線放射により加熱できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線照射機構および
送風器を備えた、人の頭髪を加熱および乾燥するための
毛髪処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線照射機構を一個あるいは複数個備
えると共に、送風器を備えた毛髪処理装置はすでに公知
である。この場合赤外線照射機構は、頭髪に赤外線を照
射し、それによって頭髪を加熱することを目的として使
用されている。加熱によって乾燥工程あるいは化学反応
工程、たとえば毛髪のパーマネントウエーブ加工が加速
される。その場合に送風器から空気が送られ、これによ
って毛髪の乾燥時間が短縮される。
【0003】被処理者に不快感を与えないために、送風
器から頭髪に向かって送られる空気は前もって加熱され
るが、その方策として公知の装置においては赤外線照射
機構の近くを空気が流れるような仕組みになっており、
そしてその場合に赤外線照射機構の廃熱によって送風空
気が加熱される。
【0004】しかし空気流によって赤外線照射機構は冷
却される。照射効率は温度の四乗に比例するので、この
ような冷却は照射効率の著しい低下を招く。一般にはこ
れは受け入れられないことである。そこで送風空気を加
熱するために、公知の毛髪処理装置においては補助加熱
装置が使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に基づ
いて、赤外線照射機構および送風器を備えた毛髪処理装
置において、赤外線照射機構の照射効率を低下させない
で、赤外線照射によって送風空気を十分に加熱すること
ができるように改良することが、課題となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかしてこの課題は、特
許請求の範囲の第1項の記載に基づいて解決される。す
なわち本発明においては、赤外線照射機構内に風洞が設
けられており、送風器によって送られる空気の少なくと
も一部分がこの風洞を通過するように、送風器が配置さ
れている。
【0007】本発明によれば、赤外線照射機構の照射効
率を低下させることなく、送風空気を十分に加熱するこ
とができる。
【0008】風洞は赤外線照射機構内に設けられてい
る。風洞の境界は、赤外線照射機構運転時には、相当に
高温となる。風洞は全長にわたってこの高温境界域に囲
まれている。従って風洞内を流れる空気は相当に強く加
熱される。しかし空気の道程が一定に保持され、毛髪処
理装置においては運転後短時間の内に一定の出力で照射
が行われ、それによって照射機構が一定の温度に加熱さ
れるために、毛髪に対して送風空気の温度は一定に保持
される。本発明においては赤外線照射機構の温度低下は
送風空気による対流によって阻止されるので、赤外線照
射機構は常に一定の照射効率を維持することができる。
【0009】請求項2ないし15に記載の特徴は本発明
の対象物の望ましい形態を表している。
【0010】赤外線照射機構の赤外線放射源の周囲に反
射器が備え付けられていることによって(請求項2)、
所望の方向における赤外線放射源の照射効率がより一層
高められる。また赤外線照射機構のケーシングと反射器
の間に風洞が配置されていることは(請求項3)、有利
である。このような配置であることによって、反射器お
よびケーシングは運転時非常に高温になるので、風洞が
非常に良好に加熱される。ケーシングおよび反射器は風
洞内を流れる空気によって冷却され、それによって、こ
の部分に触れることを考えた場合、技術的に余分な出費
をすることなく、装置の安全性を高めることができる。
それに加えてさらに赤外線照射機構内に集積されている
構成部品の故障を回避することができる。
【0011】風洞の吸引口が赤外線照射機構の赤外線放
射側に設けられていることによって(請求項4)、空気
は吸引口に入る前に赤外線放射源によって予め加熱され
る。空気の少なくとも一部は循環されるために、送風器
から送り出される空気はより高温に熱せられる。
【0012】送風空気が比較的長い区間において加熱さ
れると共に、この区間における空気の流速が比較的低い
場合には、送風空気は非常に暖かくなる。また赤外線放
射源が棒状形態であり、風洞が赤外線放射源に対して接
線方向に延びている場合には(請求項5)、非常に良好
な加熱効果を上げることができる。この場合に、別の実
施例に基づいて、吸引口が反射器の照射線放出側の一方
の端部とケーシングの間に一つ、そして反射器の照射線
放出側のもう一方の端部とケーシングの間に一つ設けら
れていることによって(請求個6)、送風空気の温度を
さらに望ましい状態に管理することができる。この場合
に複数の反射器を備え付けることができる。またこの場
合に吸引口を、たとえば赤外線放射源に対して平行な、
細長いスリットの形状ににすることができる。
【0013】反射器は風洞の排気口として働く通気口を
少なくとも一つ備えていることが望ましい(請求項
7)。これによって風洞内で加熱された空気は赤外線照
射機構のほぼ中央から吹き出される。吹き出された空気
は赤外線放射源の近くを通るために、温度は低下しな
い。ところでその場合にそれ以上空気が加熱されないよ
うに、赤外線放射源上あるいは赤外線放射源のすぐ横に
おいて加熱空気の誘導が可能である。その場合赤外線放
射源は本質的には影響を受けない。さらに別の実施形態
において、赤外線照射機構内に反射器をそれぞれ一つづ
つ備えた赤外線放射源が二つ備え付けられていること、
および風洞の一部分が二つの反射器の間に通じているこ
とによって(請求項8)、二つの反射器の両側の熱が中
央あるいは概ね中央の排気口に送られる。風洞内にある
反射器の放熱板によって(請求項9)、風洞内において
空気がさらに加熱される(請求項9)。反射器の放熱板
には放熱ひれを取り付けることができる。
【0014】送風器が赤外線照射機構の風洞内に配置さ
れているという実施形態によって(請求項10)、毛髪
処理装置は非常にコンパクトな構造とすることができ
る。この場合空気は赤外線照射機構の吸引口から赤外線
照射器構内に吸引され、風洞を経て排気口に送られる。
【0015】風洞の排気口が円形の赤外線照射機構の中
央にただ一つ設けられていて、この排気口が防護格子で
覆われていることによって(請求項11)、相当に大き
な断面積の排出口から空気を吹き出すことが可能であ
る。吸引口は円形の赤外線照射機構の外周に接して環状
のスリット形態で設けることができる。防護格子は送風
器に手を挟まないように防護する役割を持っている。特
定の使用目的に対して送風空気の温度が十分でない場合
は、風洞内に補助の加熱装置を設置することによって
(請求項12)、送風空気の温度を高めることができ
る。この補助加熱装置は接続および遮断が可能である
(請求項13)。
【0016】毛髪全部を十分に加熱するために、毛髪処
理装置に対して複数の赤外線照射機構を備え付けること
ができる(請求項14)。この場合一般的には全赤外線
照射機構に対して送風器を一つづつ装置する必要はな
い。ほとんどの場合、赤外線照射機構の一つを本発明に
よる形態とするだけで十分である。
【0017】吸引口に毛髪あるいは他の不用な物体が吸
引されるのを阻止するために、吸引口は防護格子で覆わ
れている(請求項15)。
【0018】
【実施例】図1ないし10には本発明の実施例が挙げら
れている。赤外線照射機構1はケーシング2内において
反射器3を備えており、この反射器が赤外線放射源5で
ある二本の赤外線管4を囲んでいる(図1、図2)。反
射器3は解放面6を有し、この方向において乾燥すべき
毛髪に対して赤外線が照射される。反射器3とケーシン
グ2の間に風洞7が設けられており、この風洞7内に送
風器8が配置されている。送風器8によって空気9(矢
印によって表されている)が吸引口10において吸引さ
れ、排気口11から吹き出される。空気はその道程中
に、相当に熱せられた構造部品、反射器3およびケーシ
ング2に沿って熱せられる。この加熱空気9が乾燥すべ
き頭髪に向けて吹き出される。吸引口10は赤外線照射
機構1の、赤外線照射側6に配置されており、そこを通
して周りの空気が吸引される。赤外線放射源5は棒状で
あり、風洞7は赤外線放射源5に対して接線方向に延び
ている。図3および4においては反射器3は排気口11
として通気口12を備えており、また送風器8としてプ
ロペラ送風器13が装置されている。赤外線照射機構1
は上部および下部にそれぞれ吸引口10を一つづつ備え
ている。図1および2に示されている実施例に比して、
この場合は排気口11は中央寄りに、すなわち赤外線放
射源5の近くに配置されている。これによって風洞7内
において熱せられた空気9は、照射される赤外線によっ
てさらに加熱される。
【0019】他の実施例(図5、図6)においては、吸
引口10はケーシング2と反射器3a、3bの照射側の
端部14、15の間にある。二つの反射器3a、3bは
それぞれ赤外線放射源5を取り囲んでいる。風洞7の一
部7aが反射器3aと反射器3bの間を通っている。こ
れによって吹き出される空気9は風洞7から出る少し手
前において相当に加熱される。
【0020】図7および図8に示されている実施例の場
合は、風洞7の吸引口10および排出口11は同様に防
護格子16によって覆われている。この場合風洞7は一
方が反射器3によって、他方が型板(ガイド板)17に
よって仕切られている。送風器8は風洞7内に備え付け
られている。風洞7内における層流を改善するために、
風洞7に送風器8に接して流れを誘導するための仕切り
18が取り付けられている。
【0021】図9および図10に示されている実施例に
おいては、円形赤外線照射機構1の中央に送風器8が配
置されている。風洞7の排気口11は中央に一つだけ設
けられている。排気口11は安全のために防護格子16
で覆われている。赤外線放射源5は湾曲しており、供給
路19と連結されている(図10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤外線放射源を二つ備えた赤外線照射機構の垂
直断面図である。この場合赤外線放射源は一つの反射器
によって囲まれており、ケーシングと反射器の間に風洞
が通っており、矢印によって示される空気に対して吸引
口および排気口が設けられており、送風器は風洞内に配
置されている。
【図2】図1に示されている対象物の側面図である。
【図3】赤外線放射源を一つと送風器を一つ備えた赤外
線照射機構の垂直断面図である。この場合赤外線放射源
は通気孔を備えた反射器によって囲まれており、送風器
はプロペラの形態を有する。
【図4】図3に示されている対象物の側面図である。
【図5】赤外線放射源を二つ備えた赤外線照射機構の垂
直断面図である。この場合赤外線放射源はそれぞれ別の
反射器によって囲まれており、赤外線照射機構の中央に
排気口が配置されている。
【図6】図5に記載されている対象物の側面図である。
【図7】赤外線放射源を二つ備えた円形赤外線照射機構
の垂直断面図である。この場合赤外線放射源はそれぞれ
別の反射器によって囲まれており、反射器と型板の間に
風洞が設けられており、風洞の吸引口と排気口に防護格
子が取り付けられている。
【図8】図7に示されている対象物の側面図である。
【図9】赤外線放射源を二つ備えた円形赤外線照射機構
の垂直断面図である。この場合赤外線放射源は一つの反
射器によって囲まれており、送風器はプロペラ送風器で
あり、風洞の吸引口は周辺部分にに配置されており、排
気口は中央に配置されていて、防護格子で保護されてい
る。
【図10】図9に示されている対象物の側面図である。
【符号の説明】
1 赤外線照射機構 2 ケーシング 3、3a、3b 反射器 4 赤外線管 5 赤外線放射源 6 面 7 風洞 7a 風洞の一部 8 送風器 9 空気 10 吸引口 11 排出口 12 通気口 13 プロペラ 14、15 端部 16 保護格子 17 型板 18 仕切り 19 供給路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテフェン グルデン ドイツ連邦共和国、64289 ダルムシュタ ット、アン デル シュライフミューレ 2 (72)発明者 デトレフ マッティンガー ドイツ連邦共和国、64404 ビッケンバッ ハ、アムミュールグラーベン 5

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線照射機構および送風器を備え、そ
    の場合に送風空気が赤外線照射機構に供給される熱エネ
    ルギーによって加熱されるという方式の頭髪の加熱およ
    び乾燥用毛髪処理装置において、赤外線照射機構内に赤
    外線照射機構(1)の放射熱によってのみ加熱され得る
    風洞(7)が設けられており、その場合に送風器(8)
    によって送られる空気(9)の少なくとも一部分がこの
    風洞(7)を通過することができるように、送風器
    (8)に関して風洞(7)が配置されていることを特徴
    とする毛髪処理装置。
  2. 【請求項2】 赤外線照射機構(1)が、赤外線放射源
    (5)を取り囲んだ反射器(3)を備えていることを特
    徴とする、請求項1に記載の毛髪処理装置。
  3. 【請求項3】 風洞(7)が赤外線照射機構(1)のケ
    ーシング(2)と反射器(3)の間に設けられているこ
    とを特徴とする、請求項2に記載の毛髪処置装置。
  4. 【請求項4】 風洞(7)の吸引口(10)が赤外線照
    射機構(1)の赤外線を放射する面(6)に配置されて
    いることを特徴とする、請求項1あるいは請求項3に記
    載の毛髪処理装置。
  5. 【請求項5】 赤外線放射源(5)の形状が棒状であ
    り、風洞(7)が赤外線放射源(5)に接して延びてい
    ることを特徴とする、請求項3あるいは請求項4に記載
    の毛髪処理装置。
  6. 【請求項6】 反射器(3a)の一方の放射側端部(1
    4)とケーシング(2)の間に風洞(7)の吸引口(1
    0)が設けられており、さらに反射器(3b)の他方の
    放射側端部(15)とケーシング(2)の間にも風洞
    (7)の吸引口(10)が設けられていることを特徴と
    する、請求項4に記載の毛髪処理装置。
  7. 【請求項7】 反射器(3)が風洞(7)の排気口(1
    1)部分に通気口(12)を少なくとも一つ備えている
    ことを特徴とする、請求項3あるいは請求項4に記載の
    毛髪処理装置。
  8. 【請求項8】 赤外線照射機構(1)内に二つの赤外線
    放射源(5)が備え付けられていて、それらにそれぞれ
    反射器が一つづつ(3a、3b)備え付けられており、
    風洞(7)の一部(7a)がこれら二つの反射器(3
    a、3b)の間を通っていることを特徴とする、請求項
    3あるいは請求項4に記載の毛髪処理装置。
  9. 【請求項9】 風洞(7)が反射器の放熱板の周囲を巡
    っていることを特徴とする、請求項1に記載の毛髪処理
    装置。
  10. 【請求項10】送風器(8)が赤外線照射機構(1)の
    風洞(7)内に配置されていることを特徴とする、請求
    項1、請求項3あるいは請求項4に記載の毛髪処理装
    置。
  11. 【請求項11】送風器(8)が円形の赤外線照射機構
    (1)の中央に配置されていること、風洞(7)の排気
    口(11)がただ一つ赤外線照射機構(1)の中央に設
    けられていること、および排気口(11)が防護格子
    (16)によって覆われていることを特徴とする、請求
    項10に記載の毛髪処理装置。
  12. 【請求項12】風洞(7)内に補助加熱装置が備え付け
    られていることを特徴とする、請求項11に記載の毛髪
    処理装置。
  13. 【請求項13】補助加熱装置が接続および遮断可能であ
    ることを特徴とする、請求項12に記載の毛髪処理装
    置。
  14. 【請求項14】毛髪処理装置に対して複数の赤外線照射
    機構が備え付けられていることを特徴とする、請求項1
    に記載の毛髪処理装置。
  15. 【請求項15】風洞(7)の吸引口(10)が防護格子
    (16)で覆われていることを特徴とする、請求項1あ
    るいは請求項6に記載の毛髪処理装置。
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