JPH081681B2 - 音声記録装置 - Google Patents
音声記録装置Info
- Publication number
- JPH081681B2 JPH081681B2 JP3290967A JP29096791A JPH081681B2 JP H081681 B2 JPH081681 B2 JP H081681B2 JP 3290967 A JP3290967 A JP 3290967A JP 29096791 A JP29096791 A JP 29096791A JP H081681 B2 JPH081681 B2 JP H081681B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- input terminal
- buffer
- mode
- circuit
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声記録装置に関するも
のであり、特にVTR(ビデオテープレコーダ)におけ
る標準音声信号の記録装置に関する。
のであり、特にVTR(ビデオテープレコーダ)におけ
る標準音声信号の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにおいては音声専用の記録トラッ
クに記録する標準音声信号を記録前にイコライジングす
ることを行なうが、その場合、EPモードやSPモード
の如き記録速度モードに応じたイコライジングを施すよ
うにしている。
クに記録する標準音声信号を記録前にイコライジングす
ることを行なうが、その場合、EPモードやSPモード
の如き記録速度モードに応じたイコライジングを施すよ
うにしている。
【0003】図5はそのようにEP/SPモードに応じ
たイコライジングを行なう従来の回路を示しており、図
中1は演算増幅器であり、その(+)入力端子に音声信
号が供給される。抵抗R3、R4を介して出力側から負
帰還がかけられた(−)入力端子にはディスクリート部
品としてのインダクタンスコイルL、コンデンサC1
1、抵抗R11の第1直列回路2が接地点との間に接続
されているとともに、コンデンサC12、抵抗R12、
スイッチ4より成る第2直列回路3が前記インダクタン
スコイルL及びコンデンサC11の接続中点(イ)と接
地点との間に接続されている。
たイコライジングを行なう従来の回路を示しており、図
中1は演算増幅器であり、その(+)入力端子に音声信
号が供給される。抵抗R3、R4を介して出力側から負
帰還がかけられた(−)入力端子にはディスクリート部
品としてのインダクタンスコイルL、コンデンサC1
1、抵抗R11の第1直列回路2が接地点との間に接続
されているとともに、コンデンサC12、抵抗R12、
スイッチ4より成る第2直列回路3が前記インダクタン
スコイルL及びコンデンサC11の接続中点(イ)と接
地点との間に接続されている。
【0004】そして、SPモードのときはスイッチ4が
OFFとなって第2直列回路3のコンデンサC12と抵
抗R12は作動せず、第1直列回路2のみが作動する。
この状態では、共振周波数は図2に示す如く中高帯域に
おいて比較的高い周波数f1となり、そのf1を中心と
して増幅器1のゲインがブーストされる。
OFFとなって第2直列回路3のコンデンサC12と抵
抗R12は作動せず、第1直列回路2のみが作動する。
この状態では、共振周波数は図2に示す如く中高帯域に
おいて比較的高い周波数f1となり、そのf1を中心と
して増幅器1のゲインがブーストされる。
【0005】次に、EPモードではスイッチ4がONに
なって第1直列回路2以外に第2直列回路3も動作す
る。この状態では共振周波数は中高帯域において低い周
波数となり、そのf2を中心として増幅器1のゲインが
ブーストされる。このようにして音声信号は各記録速度
モードにおいて、それぞれ所定の帯域がブーストされる
ようにイコライジングされ、しかる後、後続回路(図示
せず)へ導かれ最終的に磁気ヘッドを介して磁気テープ
の音声専用トラックに記録される。尚、図2において中
高帯域より更に高い部分に関してはブーストされていな
いが、これはVTRの標準音声信号では、そのような帯
域にまで音声信号が存しないからである。
なって第1直列回路2以外に第2直列回路3も動作す
る。この状態では共振周波数は中高帯域において低い周
波数となり、そのf2を中心として増幅器1のゲインが
ブーストされる。このようにして音声信号は各記録速度
モードにおいて、それぞれ所定の帯域がブーストされる
ようにイコライジングされ、しかる後、後続回路(図示
せず)へ導かれ最終的に磁気ヘッドを介して磁気テープ
の音声専用トラックに記録される。尚、図2において中
高帯域より更に高い部分に関してはブーストされていな
いが、これはVTRの標準音声信号では、そのような帯
域にまで音声信号が存しないからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来例は
増幅器1の負帰還側にディスクリ−トなインダクタンス
コイルLを使用しているので、このインダクタンスコイ
ルLを介して外部環境(例えば、テレビ受像機)と電磁
誘導を起こし、ノイズを発生する虞が大きかった。しか
も、ディスクリ−トのインダクタンスコイルLはコンデ
ンサや抵抗に比較してコストが割高であるため全体的に
コストが高くつくとともに接続等の作業を要するという
欠点がある。本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、外部環境との電磁誘導の虞がなく、しかも安
価で製造上も有利なイコライジング回路を有する音声記
録装置を提供することを目的とする。
増幅器1の負帰還側にディスクリ−トなインダクタンス
コイルLを使用しているので、このインダクタンスコイ
ルLを介して外部環境(例えば、テレビ受像機)と電磁
誘導を起こし、ノイズを発生する虞が大きかった。しか
も、ディスクリ−トのインダクタンスコイルLはコンデ
ンサや抵抗に比較してコストが割高であるため全体的に
コストが高くつくとともに接続等の作業を要するという
欠点がある。本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、外部環境との電磁誘導の虞がなく、しかも安
価で製造上も有利なイコライジング回路を有する音声記
録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、記録媒体に音声信号を記録する前に音声
信号のイコライジングを行なう音声記録装置において、
音声信号が入力される増幅器と、前記増幅器に接続され
たシミュレ−テッド・インダクタ回路と、を備える構成
となっている。
め本発明では、記録媒体に音声信号を記録する前に音声
信号のイコライジングを行なう音声記録装置において、
音声信号が入力される増幅器と、前記増幅器に接続され
たシミュレ−テッド・インダクタ回路と、を備える構成
となっている。
【0008】
【作用】このような構成によると、従来のコイルに相当
するのがシミュレ−テッド・インダクタ回路であるが、
このシミュレ−テッド・インダクタ回路はコイルでない
ので、外部環境がコイルを有していて磁界を発生するよ
うな場合であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、
外部からノイズを拾う可能性が少なく、高品質の音声信
号を記録できる。
するのがシミュレ−テッド・インダクタ回路であるが、
このシミュレ−テッド・インダクタ回路はコイルでない
ので、外部環境がコイルを有していて磁界を発生するよ
うな場合であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、
外部からノイズを拾う可能性が少なく、高品質の音声信
号を記録できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明を実施した音声記録装置のイコ
ライジング回路部分を示しているが、ここではインダク
タンスとしてICで構成されたシミュレ−テッド・イン
ダクタ回路を使用しているので、先にこのシミュレ−テ
ッド・インダクタ回路を図3、図4に従って説明する。
ライジング回路部分を示しているが、ここではインダク
タンスとしてICで構成されたシミュレ−テッド・イン
ダクタ回路を使用しているので、先にこのシミュレ−テ
ッド・インダクタ回路を図3、図4に従って説明する。
【0010】図3に示されるシミュレ−テッド・インダ
クタ回路はバッファ11と、そのバッファ11の入力を
バイアス点12に接続する抵抗R1と、バッファ11の
出力側に接続された抵抗RoがIC内部に構成され、外
付けとしてコンデンサC1、Coが図示のように接続さ
れている。
クタ回路はバッファ11と、そのバッファ11の入力を
バイアス点12に接続する抵抗R1と、バッファ11の
出力側に接続された抵抗RoがIC内部に構成され、外
付けとしてコンデンサC1、Coが図示のように接続さ
れている。
【0011】図4は前記バッファ11の構成を具体的に
して示す図3の対応図であり、ここでバッファ11はN
PNトランジスタ14と、そのエミッタ電流iを供給す
る定電流源13とから成っている。尚、トランジスタ1
4のコレクタは電源Vccに接続されている。
して示す図3の対応図であり、ここでバッファ11はN
PNトランジスタ14と、そのエミッタ電流iを供給す
る定電流源13とから成っている。尚、トランジスタ1
4のコレクタは電源Vccに接続されている。
【0012】図1は前記シミュレ−テッド・インダクタ
回路をコンデンサCoを介して図5で説明した演算増幅
器1の(−)入力端子に接続している。更に、図1では
コンデンサCoと並列にコンデンサCo’を設け、このコ
ンデンサCo’をSPモ−ドとEPモ−ドに応じて作動
状態としたり、不作動状態としたりするように切り換え
を行なうべくスイッチングトランジスタ15を設けてい
る。このスイッチングトランジスタ15のベ−スにはE
Pモ−ド時はハイレベル、SPモ−ド時はロ−レベルの
電圧が与えられる。その結果、図2のイコライジング特
性が得られる。図1において、コンデンサCo、Co’以
外は全てICで構成できる。
回路をコンデンサCoを介して図5で説明した演算増幅
器1の(−)入力端子に接続している。更に、図1では
コンデンサCoと並列にコンデンサCo’を設け、このコ
ンデンサCo’をSPモ−ドとEPモ−ドに応じて作動
状態としたり、不作動状態としたりするように切り換え
を行なうべくスイッチングトランジスタ15を設けてい
る。このスイッチングトランジスタ15のベ−スにはE
Pモ−ド時はハイレベル、SPモ−ド時はロ−レベルの
電圧が与えられる。その結果、図2のイコライジング特
性が得られる。図1において、コンデンサCo、Co’以
外は全てICで構成できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、シミ
ュレーテッド・インダクタ回路はコイルでないので、外
部環境がコイルを有していて磁界を発生するような場合
であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、外部から
ノイズを拾う可能性が少なく、高品質の音声信号を記録
できるという効果がある。しかも、従来のディスクリー
トなコイルを用いた場合に比しコストが安く且つIC化
ができるので製造上も有利である。また、回路構成がシ
ンプルである。
ュレーテッド・インダクタ回路はコイルでないので、外
部環境がコイルを有していて磁界を発生するような場合
であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、外部から
ノイズを拾う可能性が少なく、高品質の音声信号を記録
できるという効果がある。しかも、従来のディスクリー
トなコイルを用いた場合に比しコストが安く且つIC化
ができるので製造上も有利である。また、回路構成がシ
ンプルである。
【図1】本発明を実施した音声記録装置のイコライジン
グ回路部分を示す図。
グ回路部分を示す図。
【図2】そのイコライジング特性を示す図。
【図3】シミュレ−テッド・インダクタ回路の基本構成
図。
図。
【図4】その一部を具体的にして示す回路図。
【図5】従来例の要部を示す図。
1 増幅器 10 シミュレ−テッドインダクタでIC内部に内蔵さ
れる部分、 15 スイッチングトランジスタ Co、Co’、C1 コンデンサ
れる部分、 15 スイッチングトランジスタ Co、Co’、C1 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】VTRにおいて記録媒体に音声信号を記録
する前に音声信号のイコライジングを行なう音声記録装
置であって、 第1の入力端子に音声信号が入力され、第2の入力端子
と出力端子間に帰還回路が接続された演算増幅器と、前
記第2の入力端子と一定電位との間に接続されたイコラ
イジング用のシミュレーテッド・インダクタ回路とを備
え、前記シミュレーテッド・インダクタ回路が、 入力端子がバイアス点に接続されたバッファと、 前記バッファの入力端子に一端が接続された第1のコン
デンサと、 前記バッファの出力端子に一端が接続され他端が前記第
1のコンデンサの他端に接続された抵抗と、 前記抵抗と第1のコンデンサとの接続点と前記演算増幅
器の第2の入力端子に接続された第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサと並列に接続された第3のコンデ
ンサと、 EPモードとSPモードとで前記第3のコンデンサを作
動状態と不作動状態とに切り換えるスイッチ手段と、 から成ることを特徴とする 音声記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290967A JPH081681B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 音声記録装置 |
US07/957,553 US5327102A (en) | 1991-10-09 | 1992-10-08 | Sound recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290967A JPH081681B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 音声記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05101307A JPH05101307A (ja) | 1993-04-23 |
JPH081681B2 true JPH081681B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=17762760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290967A Expired - Lifetime JPH081681B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 音声記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081681B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6135425U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-03-04 | 株式会社東芝 | 録音増幅回路 |
JPH01133202U (ja) * | 1988-02-26 | 1989-09-11 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3290967A patent/JPH081681B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05101307A (ja) | 1993-04-23 |
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