JPH0660563A - 音声記録装置 - Google Patents

音声記録装置

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Publication number
JPH0660563A
JPH0660563A JP20659892A JP20659892A JPH0660563A JP H0660563 A JPH0660563 A JP H0660563A JP 20659892 A JP20659892 A JP 20659892A JP 20659892 A JP20659892 A JP 20659892A JP H0660563 A JPH0660563 A JP H0660563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
capacitor
buffer
series circuit
mode
Prior art date
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Pending
Application number
JP20659892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Sugibayashi
英明 杉林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP20659892A priority Critical patent/JPH0660563A/ja
Priority to US07/957,553 priority patent/US5327102A/en
Publication of JPH0660563A publication Critical patent/JPH0660563A/ja
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部環境との電磁誘導の虞がなく、またその
特性の設定が容易で、しかも安価で製造上も有利なイコ
ライジング回路を有する音声記録装置を得る。 【構成】 音声信号が入力される演算増幅器1と、この
演算増幅器1に接続されたシミュレーテッド・インダク
タ回路5とを備え、このシミュレーテッド・インダクタ
回路5は、その入力側に所定のバイアスが与えられるバ
ッファ6と、このバッファ6の出力側を演算増幅器1に
接続する抵抗R11或いはR11’とコンデンサC11
の直列回路と、この直列回路と並列に接続される抵抗R
13とコンデンサC13の直列回路とを少なくとも含ん
でいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声記録装置に関するも
のであり、特にVTR(ビデオテープレコーダ)におけ
る標準音声信号の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRにおいては音声専用の記録トラッ
クに記録する標準音声信号を記録前にイコライジングす
ることを行なうが、その場合、EPモードやSPモード
の如き記録速度モードに応じたイコライジングを施すよ
うにしている。
【0003】図5はそのようにEP/SPモードに応じ
たイコライジングを行なう従来の回路を示しており、図
中1は演算増幅器であり、その(+)入力端子に音声信
号が供給される。抵抗R3、R4を介して出力側から負
帰還がかけられた(−)入力端子にはディスクリート部
品としてのインダクタンスコイルL、コンデンサC1、
抵抗R1の第1直列回路2が接地点との間に接続されて
いるとともに、コンデンサC2、抵抗R2、スイッチ3
より成る第2直列回路4が前記インダクタンスコイルL
及びコンデンサC1の接続中点(イ)と接地点との間に
接続されている。
【0004】そして、SPモードの時はスイッチ3がO
FFとなって第2直列回路4のコンデンサC2と抵抗R
2は作動せず、第1直列回路2のみが作動する。この状
態では、共振周波数は図6に示す如く中高帯域において
比較的高い周波数f1となり、そのf1を中心として演
算増幅器1のゲインがブーストされる。即ち、共振周波
数f1は、
【数1】 となり、そのf1付近(即ち、ブースト帯域部分)のゲ
インGv1は、
【数2】 となる。但し、
【数3】 とする。
【0005】次に、EPモードではスイッチ3がONに
なって第1直列回路2以外に第2直列回路4も動作す
る。この状態では共振周波数は中高帯域において低い周
波数f2となり、そのf2を中心として演算増幅器1の
ゲインがブーストされる。即ち、共振周波数f2は、
【数4】 となり、そのf2付近のゲインGv2は、
【数5】 となる。但し、
【数6】 とする。
【0006】このようにして音声信号は各記録速度モー
ドにおいて、夫々所定の帯域がブーストされるようにイ
コライジングされ、しかる後、後続回路(図示せず)へ
導かれ最終的に磁気ヘッドを介して磁気テープの音声専
用トラックに記録される。尚、図6において中高帯域よ
り更に高い部分に関してはブーストされていないが、こ
れはVTRの標準音声信号では、そのような帯域にまで
音声信号が存しないからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来例は
演算増幅器1の負帰還側にディスクリートなインダクタ
ンスコイルLを使用しているので、このインダクタンス
コイルLを介して外部環境(例えば、テレビ受像機)と
電磁誘導を起こし、ノイズを発生する虞が大きかった。
しかも、ディスクリートのインダクタンスコイルLはコ
ンデンサや抵抗に比較してコストが割高であるため全体
的にコストが高くつくとともに接続等の作業を要すると
いう欠点がある。
【0008】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、外部環境との電磁誘導の虞がなく、またその
特性の設定が容易で、しかも安価で製造上も有利なイコ
ライジング回路を有する音声記録装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、記録媒体に音声信号を記録する前に音声
信号のイコライジングを行なう音声記録装置において、
音声信号が入力される増幅器と、この増幅器に接続され
たシミュレーテッド・インダクタ回路とを備え、このシ
ミュレーテッド・インダクタ回路は、その入力側に所定
のバイアスが与えられるバッファと、このバッファの出
力側を前記増幅器に接続する抵抗とコンデンサの直列回
路と、この直列回路と並列に接続されるインピーダンス
回路網とを含んでいるものである。そして、前記バッフ
ァの出力側で、直列回路の抵抗とインピーダンス回路網
とを夫々切換えてイコライジング特性を異ならせるスイ
ッチ手段を設けたものである。
【0010】
【作用】このような構成によると、従来のコイルに相当
するのがシミュレーテッド・インダクタ回路であるが、
このシミュレーテッド・インダクタ回路はコイルでない
ので、外部環境がコイルを有していて磁界を発生するよ
うな場合であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、
外部からノイズを拾う可能性が少なく、高品質の音声信
号を記録できる。
【0011】そして、このようなシミュレーテッド・イ
ンダクタ回路ではバッファの出力側に接続された直列回
路の抵抗を切換えることで、その共振周波数が変えられ
ることになり、またそのインピーダンス回路網を切換え
ることで、その共振周波数を変えることなくゲインと共
振の鋭さが変えられることになるので、最適なイコライ
ジング特性が容易に設定できることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実現した音声記録装置のイコ
ライジング回路部分について図面と共に説明する。尚、
従来と同一部分については同一符号を付すと共にその説
明を省略する。本実施例では、抵抗R3、R4を介して
出力側から負帰還がかけられた演算増幅器1の(−)入
力端子に、図1に示すようなシミュレーテッド・インダ
クタ回路5を接続してEPモードやSPモードの如き記
録速度モードに応じたイコライジングを施すようにした
ものである。
【0013】ここで、シミュレーテッド・インダクタ回
路5はバッファ6と、このバッファ6の入力側をバイア
ス点7に接続する抵抗R12と、バッファ6の出力側に
夫々設けらSPモード及びEPモードの時に夫々ONと
なる第1スイッチ8及び第2スイッチ9A、9Bと、こ
の第1スイッチ8のON時にバッファ6の出力側に接続
される抵抗R11と、第2スイッチ9AのON時にバッ
ファ6の出力側に接続される抵抗R11’と、この抵抗
R11或いはR11’と共に直列回路を構成してバッフ
ァ6の出力側を演算増幅器1の(−)入力端子に接続す
るコンデンサC11と、このコンデンサC11と抵抗R
11或いはR11’の接続中点(ロ)とバッファ6の入
力側間に接続されるコンデンサC12と、第2スイッチ
9BのON時に抵抗R11’とコンデンサC11の直列
回路に並列に接続されるインピーダンス回路網、この場
合抵抗R13とコンデンサC13の直列回路とで構成さ
れている。
【0014】従って、SPモードの時は第1スイッチ8
がON、第2スイッチ9A、9BがOFFとなって抵抗
R11がバッファ6の出力側に接続され、この抵抗R1
1がコンデンサC11との直列回路として作動すること
になる。この状態では、共振周波数f11が抵抗R1
1、R12とコンデンサC11、C12で決まり、その
f11を中心として演算増幅器1のゲインがブーストさ
れ、SPモード時に最適なイコライジング特性を得るこ
とができる。即ち、共振周波数f11は、
【数7】 となり、そのf11付近での共振の鋭さ(良好度)Q1
とゲインGv11は、
【数8】 となる。但し、
【数9】 とする。
【0015】そして、EPモードの時は第1スイッチ8
がOFF、第2スイッチ9A、9BがONとなって抵抗
R11’、R13とコンデンサC13がバッファ6の出
力側に接続され、この抵抗R11’がコンデンサC11
との直列回路として作動し、それと並列に抵抗R13と
コンデンサC13の直列回路が作動することになる。
【0016】この状態では、共振周波数f12が抵抗R
11’で決まり、即ち
【数10】 となり、そのf12を中心として演算増幅器1のゲイン
がブーストされることになる。この時、抵抗R13を大
きくするとf12付近での共振の鋭さQ2を鋭くするこ
とができ(図2参照)、またコンデンサC13を大きく
するとf12付近でのゲインGv12を大きくすること
ができるので(図3参照)、共振周波数f12を変えず
に共振の鋭さQ2とゲインGv12が設定でき、EPモ
ード時に最適なイコライジング特性を得ることができ
る。尚、ブースト帯域部分以外の一定部分でのゲインG
vは、
【数11】 となる。
【0017】次に、図4はバッファ6とその出力側に設
けられたSP/EP/LPモードに応じた第1、第2、
第3スイッチ8、9A、9B、10A、10Bを、演算
増幅器1と共に半導体集積回路11(以下、「IC」と
いう)内部に構成した場合の具体的な実施例を示す。こ
こで、各スイッチ8、9A、9B、10A、10Bとし
ては低インピーダンスのバッファ6の出力側に配される
ことからIC化に適したアナログスイッチ、この場合図
示のように相補接続構成のトランジスタが用いられてお
り、これらトランジスタのベース側には各モードに応じ
てハイレベルのコントロール信号が与えられるようにな
っている。
【0018】このようにすると、SPモードの時にはI
C11内部でコントロール信号により第1スイッチ8の
みがONとなって、その時の共振周波数f11、共振の
鋭さQ1、ゲインGv11とで、SPモード時に適した
イコライジング特性を設定することができる。
【0019】そして、EPモードの時にはIC11内部
でコントロール信号により第2スイッチ9A、9Bのみ
がONとなって、EPモード時に適したイコライジング
特性を抵抗R11’、R13、コンデンサC13とによ
り設定することができる。即ち、抵抗R11’のみで共
振周波数f12を設定し、抵抗R13とコンデンサC1
3によりf12を変えずに共振の鋭さQ2とゲインGv
12を設定することができる。
【0020】同様に、LPモードの時にはIC11内部
でコントロール信号により第3スイッチ10A、10B
のみがONとなって、LPモード時に適したイコライジ
ング特性を、抵抗R11”,R14、コンデンサC14
とにより設定することができる。即ち、抵抗R11”の
みで共振周波数f13を設定し、抵抗R14とコンデン
サC14によりf13を変えずに共振の鋭さQ3とゲイ
ンGv13を設定することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ミュレーテッド・インダクタ回路はコイルでないので、
外部環境がコイルを有していて磁界を発生するような場
合であっても、電磁誘導を受けにくい。従って、イコラ
イジングを施す際に外部からノイズを拾う可能性が少な
く、高品質の音声信号を記録できるという効果がある。
しかも、そのイコライジング特性の設定が容易で、従来
のディスクリートなコイルを用いた場合に比しコストが
安く且つIC化ができるので製造上も有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実現した音声記録装置のイコライジ
ング回路部分を示す図。
【図2】 その抵抗R13の変化に対するイコライジン
グ特性を示す図。
【図3】 そのコンデンサC13の変化に対するイコラ
イジング特性を示す図。
【図4】 その具体的な実施例を示す図。
【図5】 従来例のイコライジング回路部分を示す図。
【図6】 そのイコライジング特性を示す図。
【符号の説明】
1 演算増幅器 5 シミュレーテッド・インダクタ回路 6 バッファ 8、9A、9B 第1、第2スイッチ R11、R11’ 抵抗 C13 コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に音声信号を記録する前に音声
    信号のイコライジングを行なう音声記録装置において、
    音声信号が入力される増幅器と、この増幅器に接続され
    たシミュレーテッド・インダクタ回路とを備え、このシ
    ミュレーテッド・インダクタ回路は、その入力側に所定
    のバイアスが与えられるバッファと、このバッファの出
    力側を前記増幅器に接続する抵抗とコンデンサの直列回
    路と、この直列回路と並列に接続されるインピーダンス
    回路網とを含んでいることを特徴とする音声記録装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファの出力側で、直列回路の抵
    抗とインピーダンス回路網とを夫々切換えてイコライジ
    ング特性を異ならせるスイッチ手段を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の音声記録装置。
JP20659892A 1991-10-09 1992-08-03 音声記録装置 Pending JPH0660563A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20659892A JPH0660563A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 音声記録装置
US07/957,553 US5327102A (en) 1991-10-09 1992-10-08 Sound recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20659892A JPH0660563A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 音声記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660563A true JPH0660563A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16526049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20659892A Pending JPH0660563A (ja) 1991-10-09 1992-08-03 音声記録装置

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JP (1) JPH0660563A (ja)

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