JPH08167978A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH08167978A
JPH08167978A JP6312047A JP31204794A JPH08167978A JP H08167978 A JPH08167978 A JP H08167978A JP 6312047 A JP6312047 A JP 6312047A JP 31204794 A JP31204794 A JP 31204794A JP H08167978 A JPH08167978 A JP H08167978A
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Yoshihiko Sudo
義彦 須藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペースでモアレの発生を品質に影響を及
ぼさない程度に低減すること。 【構成】 原稿2の画像を結像レンズ13でイメージセ
ンサ33上に投影して画像の読み取りを行う。この場
合、結像レンズ13の倍率が、原稿2での必要解像線数
をLとし結像レンズの瞳径をdとした場合に(1−1/
(Ld+1))1/2よりも小さいので、モアレ消し用の
透光部材23は、結像レンズ13とイメージセンサ33
との間の光軸OA上に挿脱自在に配置される。この結
果、透光部材23をその小さなスペースに収めることが
できるとともに、透光部材23の駆動を容易にしてかつ
透光部材23のコストを下げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像入力装置に関し、さ
らに詳しくは読み取り画像のモアレを読取品質に影響を
及ぼさない程度に低減する画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCDその他の固体撮像素子
等を用いた画像入力装置において、印刷物のように、網
点等で階調性を表す絵柄原稿等を読み取るとモアレが生
じることがある。このモアレは原稿中に周期性を伴った
パターンの絵柄が含まれている場合に生じ、それらの絵
柄の読み取り部分に原稿には存在しない新しい縞状の濃
淡模様が検出される。このようなモアレの発生を抑える
ため、光路上に透光板を配置しデフォーカスを発生させ
てモアレを低減させる技術が特開昭61−269460
号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなモアレ消し用の透光板の厚さが大きな値となってく
るとスペースが増大し、他の光学部品の配置や仕様に制
約が加えられることとなる。特に、光学系移動型の画像
入力装置においては、通常原稿と結像レンズの間にミラ
ーが配設されており、このミラーによって原稿を走査す
るために、透光部材の厚みが増すとミラーのスペースが
制約されて装置の構成が複雑になるという問題がある。
さらに、透光部材の厚みが増すと透光部材の迅速かつ正
確な駆動が困難となり、コストアップをまねくという問
題もある。
【0004】その他、透光部材の厚さが大きな値となっ
てくると、その透過率が減少したりその材料の不均質の
影響が増大するので、装置の光学的な性能が劣化すると
いう問題もある。
【0005】そこで、本発明は、省スペースで簡易かつ
確実にモアレを読取品質に影響を及ぼさない程度に低減
できる光学系を備えた画像入力装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の画像入力装置は、原稿の画像を結像レン
ズでイメージセンサ上に投影して画像の読み取りを行う
画像入力装置において、結像レンズの倍率に応じて原稿
と結像レンズとの間の光軸上と、結像レンズとイメージ
センサとの間の光軸上とのいずれか一方にモアレ消し用
の透光部材が配置されていることを特徴とする。
【0007】請求項2の画像入力装置は、結像レンズの
倍率が、原稿面での必要解像線数をLとし結像レンズの
瞳径をdとした場合に(1−1/(Ld+1))1/2
りも大きく、透光部材が、原稿と結像レンズとの間の光
軸上に挿脱自在に配置されていることを特徴とする。
【0008】請求項3の画像入力装置は、結像レンズの
倍率が、原稿面での必要解像線数をLとし結像レンズの
瞳径をdとした場合に(1−1/(Ld+1))1/2
りも小さく、透光部材が、結像レンズとイメージセンサ
との間の光軸上に挿脱自在に配置されていることを特徴
とする。
【0009】請求項4の画像入力装置は、結像レンズ
が、その倍率が可変であり、透光部材が、原稿面での必
要解像線数をLとし結像レンズの瞳径をdとした場合
に、結像レンズの倍率が(1−1/(Ld+1))1/2
よりも大きいときに、原稿と結像レンズとの間の光軸上
に配置され、結像レンズの倍率が(1−1/(Ld+
1))1/2よりも小さいときに、結像レンズとイメージ
センサとの間の光軸上に配置されることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の画像入力装置では、結像レンズの倍
率に応じて原稿と結像レンズとの間の光軸上と、結像レ
ンズとイメージセンサとの間の光軸上とのいずれか一方
にモアレ消し用の透光部材が配置されているので、結像
レンズの倍率の大きさ如何に拘らずモアレ消し用の透光
部材の厚さを薄くすることができる。この結果、透光部
材を小さなスペースに収めることができるとともに、透
光部材の駆動を容易にしてかつ透光部材のコストを下げ
ることができる。
【0011】請求項2の画像入力装置では、結像レンズ
の倍率が(1−1/(Ld+1))1/2よりも大きく、
透光部材が、原稿と結像レンズとの間の光軸上に挿脱自
在に配置されているので、後述する理由によって、透光
部材を結像レンズとイメージセンサとの間の光軸上に配
置する場合に比較して透光部材の厚さをより減少させる
ことができる。
【0012】請求項3の画像入力装置では、結像レンズ
の倍率が(1−1/(Ld+1))1/2よりも小さく、
透光部材が、結像レンズとイメージセンサとの間の光軸
上に挿脱自在に配置されているので、後述する理由によ
って、透光部材を原稿と結像レンズとの間の光軸上に配
置する場合に比較して透光部材の厚さをより減少させる
ことができる。
【0013】請求項4の画像入力装置では、透光部材
が、倍率可変の結像レンズの倍率が(1−1/(Ld+
1))1/2よりも大きいときに、原稿と結像レンズとの
間の光軸上に配置され、結像レンズの倍率が(1−1/
(Ld+1))1/2よりも小さいときに、結像レンズと
イメージセンサとの間の光軸上に配置されるので、結像
レンズの倍率が可変である場合にも、透光部材の厚さを
最も小さくすることができる。
【0014】
【実施例】図1は、第1実施例に係る画像入力装置の構
成を示す斜視図である。原稿2は、図示を省略する副走
査機構によって、撮像部3に対してAB方向に相対的に
移動する。原稿2のうち線状の走査領域2aからの画像
光は、撮像部3の光軸OA上に配置された投影用の結像
レンズ13とモアレ消し用の透光部材23とをそれぞれ
順次通過してイメージセンサであるCCD33に入射す
る。
【0015】結像レンズ13は、その倍率mが(1−1
/(Ld+1))1/2よりも小さい。ここで、Lは原稿
2上での必要解像線数(ライン/mm)を意味し、dは
瞳径(mm)を意味する。この(1−1/(Ld+
1))1/2の意味については後に詳述する。
【0016】透光部材23は、平行平板ガラスからな
り、そのデフォーカス効果によってモアレの発生を読取
品質に影響を及ぼさない程度に低減する。なお、この透
光部材23は、図示を省略する進退機構によりCD方向
に関して往復動可能になっている。すなわち、この進退
機構により、透光部材23を光軸OA上の動作位置と光
軸OAからはずれた退避位置との間で往復動可能とし、
透光部材23を光軸OA上に挿脱自在とできる。
【0017】尚、透光部材13の挿脱方向はCD方向に
限定されるものではなく、EF方向に挿脱自在に配置し
ても良い。
【0018】CCD33の出力は、原稿2の移動と同期
して読み出され、図示を省略するCCD駆動回路及び信
号処理回路によって処理される。
【0019】図2及び図3は、(1−1/(Ld+
1))1/2の意味を説明したもので、この値よりも結像
レンズ13の倍率が低いときに透光部材23を結像レン
ズ13とCCD33との間の光軸OA上に配置すること
によって、透光部材23の厚さを減少させることができ
ることを説明する。
【0020】図2のように、透光部材23が結像レンズ
13とCCD33の受光面33aとの間の光軸OA上に
挿入された場合、画像光の光路は、透光部材23挿入前
の主光線PL1によって示されるようなものから透光部
材23挿入後の主光線PL2によって示されるようなも
のに変化する。この結果、結像面34aの位置は、CC
D33の受光面33a上の本来の位置から後方側に移動
する。
【0021】この場合、透光部材23の必要な厚さt1
は、以下に詳細に説明するように次式によって与えられ
る。
【0022】t1=δFn(1+m)/(n−1) ここに、δは錯乱円の直径を示し、Fは結像レンズ13
のFナンバーを示し、mは結像レンズ13の倍率を示
し、nは透光部材23の屈折率を示す。
【0023】透光部材23の厚さt1を与える上式は、
以下のようにして求められる。すなわち、錯乱円の直径
δは、図2における幾何的関係から、 δ=d・Δb/(b+Δb) となる。
【0024】ここに、dは既に述べたように瞳径(ここ
では近似的に主平面を通る光束の径)を示し、bは結像
レンズ13の瞳面(ここでは近似的に主平面)から像面
である受光面33aまでの距離を示す。よって、結像レ
ンズ13の焦点距離をfとして、d=f/F、b=f
(1+m)の関係が成り立つ。また、Δbはこの距離b
が透光部材23の挿入によって結像レンズ13の主点か
ら像面までの距離が変動する量を示す。よって、Δb=
t1(1−1/n)の関係が成り立つこととなる。
【0025】したがって、 δ=d・Δb/(b+Δb)、 δ=ft1(1−1/n)/Ff(1+m)、 δ=t1(n−1)/Fn(1+m)、 の関係が成り立ち、透光部材23の厚さt1は以下の数
式で与えられる。
【0026】
【数1】
【0027】図3は、仮に透光部材23が結像レンズ1
3と原稿2の走査領域2aとの間の光軸OA上に挿入さ
れた場合の結像状態を示す図である。画像光の光路は、
透光部材23挿入前の主光線PL1によって示されるよ
うなものから透光部材23挿入後の主光線PL3によっ
て示されるようなものに変化する。この結果、結像面3
4bの位置は、CCD33の受光面33aの位置の後方
に移動する。
【0028】この場合、透光部材23の必要な厚さt2
は、以下に詳細に説明するように次式によって与えられ
る。
【0029】t2=δFnf(1+m)/m(n−1)
(mf+δF) 透光部材23の厚さt2を与える上式は、以下のように
して求められる。すなわち、錯乱円の直径δは、図3に
おける幾何的関係から以下のように与えられる。
【0030】
【数2】
【0031】なお、上式の変形においてd=f/F、b
=f(1+m)の関係を利用した。また、透光部材23
挿入後の結像レンズ13の実効的倍率をm’とすると、
結像位置の移動によって、以下の関係が成り立つ。
【0032】
【数3】
【0033】
【数4】
【0034】ここに、aは結像レンズ13の瞳面(ここ
では近似的に主平面)から原稿2のもとの像面までの距
離を示し、Δaはこの距離aが透光部材23の挿入によ
って変動する量を示す。よって、Δa=−t2(1−1
/n)の関係が成り立つ。したがって、式4の関係式は
以下のように変形される。
【0035】
【数5】
【0036】よって、実効的倍率をm’は以下の数式で
与えられる。
【0037】
【数6】
【0038】この式6及び式3から、Δbは以下の数式
で与えられる。
【0039】
【数7】
【0040】さらに、式2の関係から、錯乱円の直径δ
を与える関係式は以下のように変形される。
【0041】
【数8】
【0042】よって、透光部材23の厚さt2は、以下
の数式で与えられる。
【0043】
【数9】
【0044】以下、結像レンズ13の倍率を同一とし、
原稿2上での必要解像線数Lを同一とするという条件の
下で、結像レンズ13とCCD33の間に挿入される透
光部材23の厚さが薄くなる配置を考える。
【0045】結像レンズ13と原稿2の走査領域2aと
の間の光軸OA上に挿入される透光部材23の厚さt2
と、結像レンズ13とCCD33の受光面33aとの間
の光軸OA上に挿入される透光部材23の厚さt1との
差は、式1と式9より、以下の式で与えられる。
【0046】
【数10】
【0047】ここで、錯乱円の直径δは、原稿2上での
必要解像線数であるLを用いてδ=m/Lで表されるこ
とから、数式10は以下のように変形される。
【0048】
【数11】
【0049】したがって、 −(f−F/L)m2+f>0 の条件を満たすならば、t2−t1>0となる。つまり、 −(fL/fL+F)1/2<m<(fL/fL+F)1/2 の条件を満たすならば、t2−t1>0となる。ここで、
m>0だから、 m<(fL/fL+F)1/2 の条件を満たすならば、t2−t1>0となる。ここで、
F=f/dの関係を利用すると、以下の関係式が満たさ
れるとき、t1<t2となる。
【0050】
【数12】
【0051】このことは、結像レンズ13とCCD33
の間に挿入される透光部材23の厚さt1を薄くするた
めには、結像レンズ13の倍率mが数式12の条件式を
満たすことが必要となることを意味する。したがって、
結像レンズ13の倍率mが数式12の条件式を満たす場
合、透光部材23を結像レンズ13と原稿2との間に挿
入することは望ましくない。なお、結像レンズ13の倍
率mが(1−1/(Ld+1))1/2に一致するとき
は、透光部材23を結像レンズ13とCCD33の間
と、結像レンズ13とCCD33との間とのいずれに挿
入しても、透光部材23の厚さは変わらない。
【0052】第1実施例に係る画像入力装置の具体的な
仕様の一例を以下に説明する。例えば、レンズ焦点距
離:f=150mm、Fナンバー:F=8、錯乱円直
径:δ=0.05mm、光学倍率:m=0.3、透光部
材屈折率:n=1.52とすると、数式1より、結像レ
ンズ13とCCD33の間に挿入される透光部材23の
厚さt1=1.52mmとなる。また、数式9より、結
像レンズ13と原稿2の間に挿入される透光部材23の
厚さt2=16.74mmとなる。
【0053】図4は、第2実施例に係る画像入力装置の
構成を示す斜視図である。原稿2は、第1実施例の場合
と同様図示を省略する副走査機構によって、撮像部10
3に対してAB方向に相対的に移動する。原稿2のうち
線状の走査領域2aからの画像光は、撮像部103の光
軸OA上に配置されたモアレ消し用の透光部材123と
投影用の結像レンズ113とを通過した後、ミラー14
3で3つの光束に分岐されてイメージセンサである3個
のCCD133a、133b、133cに入射する。
【0054】透光部材123は、平行平板ガラスからな
り、そのデフォーカス効果によってモアレの発生を読取
品質に影響を及ぼさない程度に低減する。なお、この透
光部材123は、これを光軸OA上の動作位置と光軸O
Aからはずれた退避位置との間で往復動させる進退機構
(図示を省略)によって挿脱自在となっている。
【0055】結像レンズ113は、その倍率mが(1−
1/(Ld+1))1/2よりも大きい。その理由につい
て以下に説明する。
【0056】図2及び図3を再度参照しつつ説明する
と、上記第1実施例の説明で導いた数式12の関係が満
たされるとき、t1<t2となって結像レンズ13とCC
D33の受光面33aとの間に挿入される透光部材23
の厚さが薄くなる。このことを裏返せば、以下の関係式
が満たされるとき、t2<t1となって結像レンズ13と
原稿2の走査領域2aとの間に挿入される透光部材23
の厚さが薄くなることを意味する。
【0057】
【数13】
【0058】このことは、図4の第2実施例のように、
結像レンズ113と原稿2の間に挿入される透光部材1
23の厚さを薄くするためには、結像レンズ113の倍
率mが数式13の条件式を満たすことが必要となること
を意味する。したがって、結像レンズ113の倍率mが
数式13の条件式を満たす場合、透光部材123を結像
レンズ113とCCD133a〜133cとの間に挿入
することは望ましくない。
【0059】各CCD133a、133b、133cの
出力は、図示を省略するCCD駆動回路及び信号処理回
路によって処理される。この際、各133a、133
b、133cの端部のつなぎ目に対応する部分で位置ズ
レや濃淡を補償することにより、これらの画像信号上で
つなぎ処理を施す。これにより、各CCD133a、1
33b、133cを同一の感度に設定して一直線上に切
れ目なく配置したと同様の1次元画像信号を得ることが
できる。
【0060】図5は、第3実施例の構成を示す斜視図で
ある。この第3実施例は、第1実施例の撮像部3を変形
したものであり、同一部分には同一の符号を付して説明
を省略する。
【0061】結像レンズ213は、その倍率mが(1−
1/(Ld+1))1/2よりも小さい比較的低倍率状態
と、その倍率mが(1−1/(Ld+1))1/2よりも
大きい比較的高倍率状態との間で可変するバリフォーカ
ルレンズである。
【0062】第1透光部材223aは、平行平板ガラス
からなり、そのデフォーカス効果によってモアレの発生
を読取品質に影響を及ぼさない程度に低減する。この第
1透光部材223aは光軸OAに対して挿脱自在となっ
ている。すなわち、この第1透光部材223aは、進退
機構323aに駆動されて、結像レンズ213とCCD
33との間の光軸OA上の動作位置と光軸OAからはず
れた退避位置との間で往復動する。
【0063】第2透光部材223bも、平行平板ガラス
からなり、そのデフォーカス効果によってモアレの発生
を読取品質に影響を及ぼさない程度に低減する。この第
2透光部材223bも光軸OAに対して挿脱自在となっ
ている。すなわち、この透光部材223bは、進退機構
323bに駆動されて、結像レンズ213と原稿2との
間の光軸OA上の動作位置と光軸OAからはずれた退避
位置との間で往復動する。
【0064】再度第1実施例の図2及び図3を参照する
と、結像レンズ13とCCD33の受光面33aとの間
に挿入される透光部材23の厚さを薄くするためには、
結像レンズ13の倍率mが数式12の条件式を満たすこ
とが必要となる。また、結像レンズ13と原稿2の走査
領域2aとの間に挿入される透光部材23の厚さを薄く
するためには、結像レンズ13の倍率mが数式13の条
件式を満たすことが必要となる。このことは、図5に示
す第3実施例において、結像レンズ213の倍率mが数
式12の条件式を満たす比較的低倍率状態にある場合、
第1透光部材223aを駆動して結像レンズ213とC
CD33との間の光軸OA上の動作位置に移動させ、第
2透光部材223bを駆動して退避位置に移動させるこ
とにより、第1透光部材223aの厚さを最も薄くする
ことができることを意味する。また、逆に結像レンズ2
13の倍率mが数式13の条件式を満たす比較的高倍率
状態にある場合、第2透光部材223bを駆動して結像
レンズ213と原稿2との間の光軸OA上の動作位置に
移動させ、第1透光部材223aを駆動して退避位置に
移動させることにより、第2透光部材223bの厚さを
最も薄くすることができることを意味する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の画像入
力装置によれば、結像レンズの倍率に応じて原稿と結像
レンズとの間の光軸上と、結像レンズとイメージセンサ
との間の光軸上とのいずれか一方にモアレ消し用の透光
部材が配置されているので、結像レンズの倍率の大きさ
如何に拘らずモアレ消し用の透光部材の厚さを薄くする
ことができる。この結果、透光部材を小さなスペースに
収めることができるとともに、透光部材の駆動を容易に
してかつ透光部材のコストを下げることができる。
【0066】また、請求項2の画像入力装置によれば、
結像レンズの倍率が(1−1/(Ld+1))1/2より
も大きく、透光部材が、原稿と結像レンズとの間の光軸
上に挿脱自在に配置されているので、透光部材を結像レ
ンズとイメージセンサとの間の光軸上に配置する場合に
比較して透光部材の厚さをより減少させることができ
る。
【0067】また、請求項3の画像入力装置によれば、
結像レンズの倍率が(1−1/(Ld+1))1/2より
も小さく、透光部材が、結像レンズとイメージセンサと
の間の光軸上に挿脱自在に配置されているので、透光部
材を原稿と結像レンズとの間の光軸上に配置する場合に
比較して透光部材の厚さをより減少させることができ
る。
【0068】また、請求項4の画像入力装置によれば、
透光部材が、倍率可変の結像レンズの倍率が(1−1/
(Ld+1))1/2よりも大きいときに、原稿と結像レ
ンズとの間の光軸上に配置され、結像レンズの倍率が
(1−1/(Ld+1))1/2よりも小さいときに、結
像レンズとイメージセンサとの間の光軸上に配置される
ので、結像レンズの倍率が可変である場合にも、透光部
材の厚さを最も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の画像入力装置の斜視図である。
【図2】第1実施例の画像入力装置の働きを説明するた
めの図である。
【図3】第1実施例の画像入力装置の働きを説明するた
めの図である。
【図4】第2実施例の画像入力装置の斜視図である。
【図5】第3実施例の画像入力装置を説明する図であ
る。
【符号の説明】
3 撮像部 13 結像レンズ 23 透光部材 33 CCD 103 撮像部 113 結像レンズ 123 透光部材 133a〜113c CCD 213 結像レンズ 223a、223b 第1及び第2透光部材 323a、323b 進退機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を結像レンズでイメージセン
    サ上に投影して画像の読み取りを行う画像入力装置にお
    いて、 前記結像レンズの倍率に応じて前記原稿と前記結像レン
    ズとの間の光軸上と、前記結像レンズと前記イメージセ
    ンサとの間の光軸上とのいずれか一方にモアレ消し用の
    透光部材が配置されていることを特徴とする画像入力装
    置。
  2. 【請求項2】 前記結像レンズの倍率は、前記原稿面で
    の必要解像線数をLとし前記結像レンズの瞳径をdとし
    た場合に(1−1/(Ld+1))1/2よりも大きく、
    前記透光部材は、前記原稿と前記結像レンズとの間の光
    軸上に挿脱自在に配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記結像レンズの倍率は、前記原稿面で
    の必要解像線数をLとし前記結像レンズの瞳径をdとし
    た場合に(1−1/(Ld+1))1/2よりも小さく、
    前記透光部材は、前記結像レンズと前記イメージセンサ
    との間の光軸上に挿脱自在に配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記結像レンズは、その倍率が可変であ
    り、前記透光部材は、前記原稿面での必要解像線数をL
    とし前記結像レンズの瞳径をdとした場合に、前記結像
    レンズの倍率が(1−1/(Ld+1))1/2よりも大
    きいときに、前記原稿と前記結像レンズとの間の光軸上
    に配置され、前記結像レンズの倍率が(1−1/(Ld
    +1))1/2よりも小さいときに、前記結像レンズと前
    記イメージセンサとの間の光軸上に配置されることを特
    徴とする請求項1記載の画像入力装置。
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