JPH08167633A - 電子部品の接合方法およびそれに用いる接合装置 - Google Patents
電子部品の接合方法およびそれに用いる接合装置Info
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- JPH08167633A JPH08167633A JP6332371A JP33237194A JPH08167633A JP H08167633 A JPH08167633 A JP H08167633A JP 6332371 A JP6332371 A JP 6332371A JP 33237194 A JP33237194 A JP 33237194A JP H08167633 A JPH08167633 A JP H08167633A
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- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3489—Composition of fluxes; Methods of application thereof; Other methods of activating the contact surfaces
-
- H—ELECTRICITY
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
- H05K3/363—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering
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- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 前工程としてフラックスの塗布を必要とせ
ず、簡略に電子部品を接合できる接合方法を提供する。 【構成】 配線基板11上の配線13にフィルムキャリ
アテープ16の電極17を重ね、接合装置19のヒート
ブロック20を電極17の上に載せる。このとき、ヒー
ト電極21にパルス電流を流し、かつフラックス供給管
22より接合部にフラックスを所定量供給することで、
加熱とフラックス供給とを同時に行う。このようにする
ことにより、フラックスを塗布するという前工程をなく
すことができ、電子部品の接合を簡略化することができ
る。
ず、簡略に電子部品を接合できる接合方法を提供する。 【構成】 配線基板11上の配線13にフィルムキャリ
アテープ16の電極17を重ね、接合装置19のヒート
ブロック20を電極17の上に載せる。このとき、ヒー
ト電極21にパルス電流を流し、かつフラックス供給管
22より接合部にフラックスを所定量供給することで、
加熱とフラックス供給とを同時に行う。このようにする
ことにより、フラックスを塗布するという前工程をなく
すことができ、電子部品の接合を簡略化することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子部品の接合方法
およびそれに用いる接合装置に関する。
およびそれに用いる接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品の接合方法とし
ては、例えば図8に示すような方法が知られている。こ
の方法では、まずICチップ(図示省略する)が搭載さ
れ、所定の接続部分の樹脂テープ2が除去されている部
分において銅箔パターンでなる電極3の表裏両面を露出
させたフィルムキャリアテープ1を用意する。同図中2
Aは、フィルムキャリアテープ1の接続部分の樹脂テー
プ2が除去されて形成された孔である。また、フィルム
キャリアテープ1が接合される配線基板4を図示しない
ステージ上に用意する。この配線基板4は、絶縁基板5
の表面に配線6のパターンが形成されている。なお、こ
の配線6における接続部分(接続パッド)の表面には、
ハンダメッキ層7が形成されている。
ては、例えば図8に示すような方法が知られている。こ
の方法では、まずICチップ(図示省略する)が搭載さ
れ、所定の接続部分の樹脂テープ2が除去されている部
分において銅箔パターンでなる電極3の表裏両面を露出
させたフィルムキャリアテープ1を用意する。同図中2
Aは、フィルムキャリアテープ1の接続部分の樹脂テー
プ2が除去されて形成された孔である。また、フィルム
キャリアテープ1が接合される配線基板4を図示しない
ステージ上に用意する。この配線基板4は、絶縁基板5
の表面に配線6のパターンが形成されている。なお、こ
の配線6における接続部分(接続パッド)の表面には、
ハンダメッキ層7が形成されている。
【0003】なお、ここでフィルムキャリアテープ1と
配線基板4とを電気的に接合するに当たり、接続部分の
酸化の抑制及び接合時のハンダメッキとのぬれ性を向上
するため、フィルムキャリアテープ1の電極3の表面ま
たは配線基板4の配線6の表面(図8ではハンダメッキ
層7の表面)に、もしくは電極3および配線6の表面
に、予めフラックス(図示省略する)を塗布してある。
その後、フィルムキャリアテープ1の電極3をステージ
上の配線基板4の配線(接続パッドのハンダメッキ層
7)6に当接させ、図8に示すように、ヒートブロック
8で電極3を押えつつ加熱処理を施している。この方法
によって、ハンダメッキ層7を溶融した後冷却すること
により、電極3と配線6との間をハンダメッキ層7が固
着してフィルムキャリアテープ1と配線基板4とが電気
的に接続した状態で接合される。
配線基板4とを電気的に接合するに当たり、接続部分の
酸化の抑制及び接合時のハンダメッキとのぬれ性を向上
するため、フィルムキャリアテープ1の電極3の表面ま
たは配線基板4の配線6の表面(図8ではハンダメッキ
層7の表面)に、もしくは電極3および配線6の表面
に、予めフラックス(図示省略する)を塗布してある。
その後、フィルムキャリアテープ1の電極3をステージ
上の配線基板4の配線(接続パッドのハンダメッキ層
7)6に当接させ、図8に示すように、ヒートブロック
8で電極3を押えつつ加熱処理を施している。この方法
によって、ハンダメッキ層7を溶融した後冷却すること
により、電極3と配線6との間をハンダメッキ層7が固
着してフィルムキャリアテープ1と配線基板4とが電気
的に接続した状態で接合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、上記したように、接続部分の酸化
を防止するため、フィルムキャリアテープ1の電極3の
表面または配線基板4の配線6の表面に、もしくは電極
3および配線6の表面に、予めフラックス(図示省略す
る)を塗布しておく工程が必要となり、接合作業が煩雑
となるという問題点があった。またフラックス塗布後か
ら接合までの時間が長いと周辺の塵埃がフラックスにつ
きやすくなり、その塵埃により、ショートしてしまう恐
れがあった。この発明が解決しようとする課題は、前工
程としてフラックスの塗布を必要とせず、簡略に電子部
品を接合させる方法および接合装置を得るにはどのよう
な手段を講じればよいかという点にある。
うな従来の方法では、上記したように、接続部分の酸化
を防止するため、フィルムキャリアテープ1の電極3の
表面または配線基板4の配線6の表面に、もしくは電極
3および配線6の表面に、予めフラックス(図示省略す
る)を塗布しておく工程が必要となり、接合作業が煩雑
となるという問題点があった。またフラックス塗布後か
ら接合までの時間が長いと周辺の塵埃がフラックスにつ
きやすくなり、その塵埃により、ショートしてしまう恐
れがあった。この発明が解決しようとする課題は、前工
程としてフラックスの塗布を必要とせず、簡略に電子部
品を接合させる方法および接合装置を得るにはどのよう
な手段を講じればよいかという点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、一方の電極と他方の電極とを接合させる電子部
品の方法において、前記一方の電極を接合材料を介して
前記他方の電極に当接するように支持した状態で加熱
し、同時に前記一方の電極と前記他方の電極との当接部
の周囲にフラックスを供給することを、その解決手段と
している。請求項2記載の発明は、一方の電子部品の電
極を接合材料を介して他方の電子部品の電極に当接させ
る支持手段と、前記一方の電子部品の電極と前記他方の
電子部品の電極との当接部を加熱する加熱手段と、前記
当接部の周囲にフラックスを供給するフラックス供給手
段と、を備えることを、解決手段としている。また、請
求項3記載の発明は、前記加熱手段がレーザ光照射手段
であることを特徴としている。またさらに、請求項4記
載の発明は、前記一方の電子部品NO電極は複数であ
り、前記一方の電子部品の電極間にフラックスを供給す
る供給口を備えることを特徴としている。
発明は、一方の電極と他方の電極とを接合させる電子部
品の方法において、前記一方の電極を接合材料を介して
前記他方の電極に当接するように支持した状態で加熱
し、同時に前記一方の電極と前記他方の電極との当接部
の周囲にフラックスを供給することを、その解決手段と
している。請求項2記載の発明は、一方の電子部品の電
極を接合材料を介して他方の電子部品の電極に当接させ
る支持手段と、前記一方の電子部品の電極と前記他方の
電子部品の電極との当接部を加熱する加熱手段と、前記
当接部の周囲にフラックスを供給するフラックス供給手
段と、を備えることを、解決手段としている。また、請
求項3記載の発明は、前記加熱手段がレーザ光照射手段
であることを特徴としている。またさらに、請求項4記
載の発明は、前記一方の電子部品NO電極は複数であ
り、前記一方の電子部品の電極間にフラックスを供給す
る供給口を備えることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明においては、一方の電子部品の電極と
他方の電子部品の電極とを接合材料を介した状態で支持
して加熱し、同時にこれらの電極の当接部の周囲にフラ
ックスを供給するため、ハンダ付けに際して接続部分の
酸化を抑制できる作用がある。特に、加熱と同時にフラ
ックスを供給できるため、前工程としてのフラックス塗
布工程を省略することができるとともに、当接部及びそ
の周辺にフラックスによる塵埃の付着が従来に比して低
減することができる。また、加熱手段をレーザ光照射で
行う構成とすることにより、接合材料を迅速に溶融及び
硬化させる作用があり、生産性を向上することができ
る。さらに、電極間にフラックスを供給する供給口を備
える構成とすることにより、接合工程中にフラックスを
均一に電極に浸す作用がある。
他方の電子部品の電極とを接合材料を介した状態で支持
して加熱し、同時にこれらの電極の当接部の周囲にフラ
ックスを供給するため、ハンダ付けに際して接続部分の
酸化を抑制できる作用がある。特に、加熱と同時にフラ
ックスを供給できるため、前工程としてのフラックス塗
布工程を省略することができるとともに、当接部及びそ
の周辺にフラックスによる塵埃の付着が従来に比して低
減することができる。また、加熱手段をレーザ光照射で
行う構成とすることにより、接合材料を迅速に溶融及び
硬化させる作用があり、生産性を向上することができ
る。さらに、電極間にフラックスを供給する供給口を備
える構成とすることにより、接合工程中にフラックスを
均一に電極に浸す作用がある。
【0007】
【実施例】以下、この発明に係る電子部品の接合方法お
よびそれに用いる接合装置の詳細を図面に示す実施例に
基づいて説明する。 (実施例1)本実施例は、配線基板の配線にフィルムキ
ャリアテープの電極を接合させる場合に本発明を適用し
た例である。
よびそれに用いる接合装置の詳細を図面に示す実施例に
基づいて説明する。 (実施例1)本実施例は、配線基板の配線にフィルムキ
ャリアテープの電極を接合させる場合に本発明を適用し
た例である。
【0008】本実施例の電子部品の接合方法は、まず、
図1に示すようにステージ10の上に、配線基板11と
液晶パネル12とを載置する。配線基板11は、例えば
ガラスエポキシ、紙エポキシ、セラミックなどでなる基
板の表面に配線ピッチが0.4mm〜1.0mmの複数の配線13
がパターン形成されている。さらに、配線13の接続パ
ッド部の表面にはハンダメッキ層14が形成されてい
る。液晶パネル12の周辺部のITO配線(図示省略す
る)には、ICチップ15を搭載したフィルムキャリア
テープ16の一端部の電極が、例えば異方性導電接着剤
により接続されている。ここで、フィルムキャリアテー
プ16の他端部の複数の電極(接合リード)17が配線
基板11表面の配線(接続パッド)13の表面のハンダ
メッキ層14上に重なるように位置決めする。なお、フ
ィルムキャリアテープ16は、樹脂テープ18の一側表
面に銅箔パターンでなる電極17を形成したものであ
り、配線基板11の配線13とハンダ接合させる部分で
は電極17が両面を露出してある。そして、本実施例で
は、図1に示すような接合装置19を用いてハンダ付け
を行う。
図1に示すようにステージ10の上に、配線基板11と
液晶パネル12とを載置する。配線基板11は、例えば
ガラスエポキシ、紙エポキシ、セラミックなどでなる基
板の表面に配線ピッチが0.4mm〜1.0mmの複数の配線13
がパターン形成されている。さらに、配線13の接続パ
ッド部の表面にはハンダメッキ層14が形成されてい
る。液晶パネル12の周辺部のITO配線(図示省略す
る)には、ICチップ15を搭載したフィルムキャリア
テープ16の一端部の電極が、例えば異方性導電接着剤
により接続されている。ここで、フィルムキャリアテー
プ16の他端部の複数の電極(接合リード)17が配線
基板11表面の配線(接続パッド)13の表面のハンダ
メッキ層14上に重なるように位置決めする。なお、フ
ィルムキャリアテープ16は、樹脂テープ18の一側表
面に銅箔パターンでなる電極17を形成したものであ
り、配線基板11の配線13とハンダ接合させる部分で
は電極17が両面を露出してある。そして、本実施例で
は、図1に示すような接合装置19を用いてハンダ付け
を行う。
【0009】具体的には、図2に示すように、配線基板
11の配線(接続パッド)13の上に、フィルムキャリ
アテープ16の他端部の電極17をそれぞれ対応させて
載せ、電極17の上に接合装置19を載せる。この接合
装置19は、発熱体金属として例えばNi−CrやM
o、SUSなどでなる断面略U字状のヒートブロック2
0と、このヒートブロック20の上部両側面に設けられ
たヒート電極21と、ヒートブロック20の下部の支持
手段としての支持板20Aに貫通してフラックスをヒー
トブロック20下部の吐出ノズル22Aより吐出させる
フラックス供給管22と、を備えている。この接合装置
では、パルスヒート方式を用いて、ヒート電極21にパ
ルス電流を流しインターバル加熱を行う。すなわち、通
常は低電流で低温度に保持し、接合(ボンディング)時
のみ高電流を流して高温度に立ち上げる。
11の配線(接続パッド)13の上に、フィルムキャリ
アテープ16の他端部の電極17をそれぞれ対応させて
載せ、電極17の上に接合装置19を載せる。この接合
装置19は、発熱体金属として例えばNi−CrやM
o、SUSなどでなる断面略U字状のヒートブロック2
0と、このヒートブロック20の上部両側面に設けられ
たヒート電極21と、ヒートブロック20の下部の支持
手段としての支持板20Aに貫通してフラックスをヒー
トブロック20下部の吐出ノズル22Aより吐出させる
フラックス供給管22と、を備えている。この接合装置
では、パルスヒート方式を用いて、ヒート電極21にパ
ルス電流を流しインターバル加熱を行う。すなわち、通
常は低電流で低温度に保持し、接合(ボンディング)時
のみ高電流を流して高温度に立ち上げる。
【0010】また、フラックス供給管22は、図示しな
いフラックス供給装置に接続されている。このフラック
ス供給管22とフラックス供給装置とでフラックス供給
手段が構成されている。そして、接合装置19を電極1
7の上に載せて接合を行う際に、フラックスを吐出ノズ
ル22Aから所定量吐出するようになっている。さら
に、本実施例では、フラックス供給管22の本数を、接
続させる電極17の数より1本少ない本数とし、それぞ
れのフラックス供給管22が支持板20Aを電極17に
当接させた際に、フラックス供給管22の吐出ノズル2
2Aが電極17どうしの間に位置するように設定されて
いる。このため、図3に示すように、配線13の上に載
せられた電極17の間にフラックス23が吐出され、複
数の電極17のうち幅方向の両端の電極17を越えて幅
方向外側にフラックス23が浸出しないようにしてい
る。
いフラックス供給装置に接続されている。このフラック
ス供給管22とフラックス供給装置とでフラックス供給
手段が構成されている。そして、接合装置19を電極1
7の上に載せて接合を行う際に、フラックスを吐出ノズ
ル22Aから所定量吐出するようになっている。さら
に、本実施例では、フラックス供給管22の本数を、接
続させる電極17の数より1本少ない本数とし、それぞ
れのフラックス供給管22が支持板20Aを電極17に
当接させた際に、フラックス供給管22の吐出ノズル2
2Aが電極17どうしの間に位置するように設定されて
いる。このため、図3に示すように、配線13の上に載
せられた電極17の間にフラックス23が吐出され、複
数の電極17のうち幅方向の両端の電極17を越えて幅
方向外側にフラックス23が浸出しないようにしてい
る。
【0011】本実施例においては、吐出ノズルから吐出
されたフラックスが配線13と電極17との接合面に浸
透すると同時に、ヒートブロック20によって加熱され
て活性化される。さらに、蒸気となったフラックスが接
合部の細部にまで行きわたるので、配線13と電極17
との接合面の酸化を抑制するとともにハンダメッキのぬ
れ性が良好なので電気的特性の良いハンダ付けとするこ
とができる。また、所定量のフラックスを吐出した後、
フラックスの供給を止め、ハンダが十分溶融した後、ヒ
ート電極21の電流を切り、ヒートブロック20を冷却
させる。ハンダが融点以下になり、十分保持できるまで
固まったらヒートブロック20を上昇させて接合工程が
終了する。このように、本実施例では、フラックスを前
以て塗布する必要がないため、接合工程の所要時間を短
縮することができる。
されたフラックスが配線13と電極17との接合面に浸
透すると同時に、ヒートブロック20によって加熱され
て活性化される。さらに、蒸気となったフラックスが接
合部の細部にまで行きわたるので、配線13と電極17
との接合面の酸化を抑制するとともにハンダメッキのぬ
れ性が良好なので電気的特性の良いハンダ付けとするこ
とができる。また、所定量のフラックスを吐出した後、
フラックスの供給を止め、ハンダが十分溶融した後、ヒ
ート電極21の電流を切り、ヒートブロック20を冷却
させる。ハンダが融点以下になり、十分保持できるまで
固まったらヒートブロック20を上昇させて接合工程が
終了する。このように、本実施例では、フラックスを前
以て塗布する必要がないため、接合工程の所要時間を短
縮することができる。
【0012】(実施例2)図4は本発明に係る接合装置
の実施例2の要部を示す斜視図である。この実施例にお
いては、ヒートブロック20下部の支持板20Aの下面
に開口する吐出ノズル22Aを結ぶように溝22Bを条
設したものである。このため、接合時にフラックスが溝
22Bを通って、電極17と配線13との接合部に行き
わたるようにしている。なお、他の構成は上記した実施
例1と同様である。本実施例では、フラックス供給管2
2の1本に故障があってもすべての接合部にフラックス
を供給できるという利点がある。
の実施例2の要部を示す斜視図である。この実施例にお
いては、ヒートブロック20下部の支持板20Aの下面
に開口する吐出ノズル22Aを結ぶように溝22Bを条
設したものである。このため、接合時にフラックスが溝
22Bを通って、電極17と配線13との接合部に行き
わたるようにしている。なお、他の構成は上記した実施
例1と同様である。本実施例では、フラックス供給管2
2の1本に故障があってもすべての接合部にフラックス
を供給できるという利点がある。
【0013】(実施例3)図5〜図7は、本発明の実施
例3を示している。図6は図5のA−A断面図、図7は
接合装置の底面図である。図中、24は接合装置を示し
ている。この接合装置は、レーザ光25を照射するレー
ザ光照射手段26と、レーザ光25を透過させて電極1
7と配線13とを接合させる部分にレーザ光25を導く
透明部材27と、電極17を配線基板11側に支持する
支持手段としての押え板28と、フラックス供給手段と
してのフラックス供給路29とを備えている。また、押
え板28と透明部材27とは、ホルダ30で一体的に支
持されている。
例3を示している。図6は図5のA−A断面図、図7は
接合装置の底面図である。図中、24は接合装置を示し
ている。この接合装置は、レーザ光25を照射するレー
ザ光照射手段26と、レーザ光25を透過させて電極1
7と配線13とを接合させる部分にレーザ光25を導く
透明部材27と、電極17を配線基板11側に支持する
支持手段としての押え板28と、フラックス供給手段と
してのフラックス供給路29とを備えている。また、押
え板28と透明部材27とは、ホルダ30で一体的に支
持されている。
【0014】透明部材27は、直方体形状の例えばガラ
ス板でなる。この透明部材22の両側面のそれぞれに
は、フラックスがフラックス供給路29から導入される
フラックス供給溝31A、31Bが形成されている。フ
ラックス供給溝31Aは、図5に示すように、透明部材
27の側面上部に幅方向にわたって形成された1本の溝
であり、フラックス供給路溝31Bは上記フラックス供
給溝31Aより透明部材側面の下縁にむけて形成された
例えば5本の溝である。この透明部材27は、図6に示
すように、例えばセラミックでなる長方形状の押え板2
8、28に挟まれ、さらにその上部外周をホルダ30で
囲むことにより支持されている。この押え板28は、透
明部材27を挟んだ状態で透明部材27の下端より下方
にやや突出する突出部28Aを有している。また、押え
板28およびホルダ30には、上記したようにフラック
ス供給溝31Aに連通するフラックス供給路29が形成
されている。なお、フラックス供給溝31A、31Bは
フラックスを流通させる供給路となり、ホルダ30のフ
ラックス供給路29から供給されたフラックスを突出部
28A側に供給することができる。なお、ホルダ30に
形成されたフラックス供給路29は、図示しないフラッ
クス供給手段に接続されている。
ス板でなる。この透明部材22の両側面のそれぞれに
は、フラックスがフラックス供給路29から導入される
フラックス供給溝31A、31Bが形成されている。フ
ラックス供給溝31Aは、図5に示すように、透明部材
27の側面上部に幅方向にわたって形成された1本の溝
であり、フラックス供給路溝31Bは上記フラックス供
給溝31Aより透明部材側面の下縁にむけて形成された
例えば5本の溝である。この透明部材27は、図6に示
すように、例えばセラミックでなる長方形状の押え板2
8、28に挟まれ、さらにその上部外周をホルダ30で
囲むことにより支持されている。この押え板28は、透
明部材27を挟んだ状態で透明部材27の下端より下方
にやや突出する突出部28Aを有している。また、押え
板28およびホルダ30には、上記したようにフラック
ス供給溝31Aに連通するフラックス供給路29が形成
されている。なお、フラックス供給溝31A、31Bは
フラックスを流通させる供給路となり、ホルダ30のフ
ラックス供給路29から供給されたフラックスを突出部
28A側に供給することができる。なお、ホルダ30に
形成されたフラックス供給路29は、図示しないフラッ
クス供給手段に接続されている。
【0015】次に、本実施例の接合装置24の作用、動
作を説明する。配線基板11の配線13のハンダメッキ
層14上に重ねたフィルムキャリアテープ16の電極1
7に、接合装置24の押え板28下部の突出部28Aを
当接させて所定圧力で押圧する。そして、レーザ照射手
段26からレーザ光25を照射させ、このレーザ光25
を透明部材27を介して、フィルムキャリアテープ16
の電極17と配線基板11の配線13上のハンダメッキ
層14とが当接する部分に照射させる。これにより、ハ
ンダメッキ層14は溶融し、固化した際に電極17と配
線13とをハンダ接合させる。なお、本実施例では、レ
ーザとして金属の熱吸収率が高くビーム径を絞ることの
できるYAGレーザを用いた。このとき、フラックスを
フラックス供給路29より導入することにより、このフ
ラックスがフラックス供給溝31A、31Bを通って上
記した当接部分の周囲に供給される。すると、フラック
スの作用により、ハンダ接合部の酸化を抑制するととも
に、ぬれ性を向上することができる。この結果、接合部
分のハンダとの接合性が向上する。なお、電極17を配
線基板11の配線13に当接させた状態でレーザ光を照
射するため、ハンダを瞬時に溶融させる作用がある。ま
た、レーザ光の照射を受けた部分のみが加熱されるた
め、電極17と配線13との当接部分の周囲が余熱によ
る影響を受けず、冷却時間が従来のヒートブロックに比
べて短くなり、スループットが向上する。
作を説明する。配線基板11の配線13のハンダメッキ
層14上に重ねたフィルムキャリアテープ16の電極1
7に、接合装置24の押え板28下部の突出部28Aを
当接させて所定圧力で押圧する。そして、レーザ照射手
段26からレーザ光25を照射させ、このレーザ光25
を透明部材27を介して、フィルムキャリアテープ16
の電極17と配線基板11の配線13上のハンダメッキ
層14とが当接する部分に照射させる。これにより、ハ
ンダメッキ層14は溶融し、固化した際に電極17と配
線13とをハンダ接合させる。なお、本実施例では、レ
ーザとして金属の熱吸収率が高くビーム径を絞ることの
できるYAGレーザを用いた。このとき、フラックスを
フラックス供給路29より導入することにより、このフ
ラックスがフラックス供給溝31A、31Bを通って上
記した当接部分の周囲に供給される。すると、フラック
スの作用により、ハンダ接合部の酸化を抑制するととも
に、ぬれ性を向上することができる。この結果、接合部
分のハンダとの接合性が向上する。なお、電極17を配
線基板11の配線13に当接させた状態でレーザ光を照
射するため、ハンダを瞬時に溶融させる作用がある。ま
た、レーザ光の照射を受けた部分のみが加熱されるた
め、電極17と配線13との当接部分の周囲が余熱によ
る影響を受けず、冷却時間が従来のヒートブロックに比
べて短くなり、スループットが向上する。
【0016】以上、実施例1〜3までを説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。なお、各実施例で
は、配線基板の配線にフィルムキャリアテープの電極を
接合させる場合に本発明を適用して説明したが、他の電
子部品を接合させる場合にも勿論適用が可能である。上
記実施例1〜3は接合材料としてハンダメッキを用いた
が、異方導電性接着剤を用いてもよい。また、上記実施
例1および2では、加熱手段としてパルスヒート方式の
電気ヒータを用いたがコンスタントヒート方式等を用い
てもよい。
発明はこれらに限定されるものではなく構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。なお、各実施例で
は、配線基板の配線にフィルムキャリアテープの電極を
接合させる場合に本発明を適用して説明したが、他の電
子部品を接合させる場合にも勿論適用が可能である。上
記実施例1〜3は接合材料としてハンダメッキを用いた
が、異方導電性接着剤を用いてもよい。また、上記実施
例1および2では、加熱手段としてパルスヒート方式の
電気ヒータを用いたがコンスタントヒート方式等を用い
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、前工程としてフラックスの塗布を必要とせ
ず、簡略に電子部品を接合させる効果を奏する。
明によれば、前工程としてフラックスの塗布を必要とせ
ず、簡略に電子部品を接合させる効果を奏する。
【図1】本発明の実施例1の断面説明図。
【図2】本発明の実施例1の斜視図。
【図3】本発明の実施例1の要部断面図。
【図4】本発明の実施例2の斜視図。
【図5】本発明の実施例3の側面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【図7】本発明の実施例3の底面図。
【図8】従来の接合方法を示す断面図。
11 配線基板 13 配線 14 ハンダメッキ層 16 フィルムキャリアテープ 17 電極 19 接合装置 20 ヒートブロック 21 ヒート電極 22 フラックス供給管 22A 吐出ノズル 22B 溝 23 フラックス 24 接合装置 25 レーザ光 26 レーザ照射手段 27 透明部材 28 押え板 29 フラックス供給路 31A、31B フラックス供給溝
Claims (4)
- 【請求項1】 一方の電子部品の電極と他方の電子部品
の電極とを接合させる電子部品の接合方法において、 前記一方の電子部品の電極を接合材料を介して前記他方
の電子部品の電極に当接するように支持した状態で加熱
し、同時に前記一方の電子部品の電極と前記他方の電子
部品の電極との当接部の周囲にフラックスを供給するこ
とを特徴とする電子部品の接合方法。 - 【請求項2】 一方の電子部品の電極を接合材料を介し
て他方の電子部品の電極に当接させる支持手段と、 前記一方の電子部品の電極と前記他方の電子部品の電極
との当接部を加熱する加熱手段と、 前記当接部の周囲にフラックスを供給するフラックス供
給手段と、を備えることを特徴とする接合装置。 - 【請求項3】 前記加熱手段がレーザ光照射手段である
請求項2記載の接合装置。 - 【請求項4】 前記一方の電子部品の電極は複数であ
り、前記フラックス供給手段が、前記一方の電子部品の
電極間にフラックスを供給する供給口を備える請求項2
または請求項3記載の接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6332371A JPH08167633A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 電子部品の接合方法およびそれに用いる接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6332371A JPH08167633A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 電子部品の接合方法およびそれに用いる接合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167633A true JPH08167633A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18254221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6332371A Pending JPH08167633A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 電子部品の接合方法およびそれに用いる接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08167633A (ja) |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP6332371A patent/JPH08167633A/ja active Pending
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