JPH0816756A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH0816756A
JPH0816756A JP6151957A JP15195794A JPH0816756A JP H0816756 A JPH0816756 A JP H0816756A JP 6151957 A JP6151957 A JP 6151957A JP 15195794 A JP15195794 A JP 15195794A JP H0816756 A JPH0816756 A JP H0816756A
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JP
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image
data
image processing
pixel
processing system
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JP6151957A
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Hiroshi Itagaki
浩 板垣
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像入力装置と画像処理装置と画像出力装置
とが接続された画像処理システムにおいて、不正装置が
接続された場合に出力画像を劣化させることにより、不
正接続を防止できるような画像処理システムを提供する
ことを目的とする。 【構成】 画像入力装置において画像データはLUT5
02でバンド毎にデータ変換され、更にFIFO504
とLIFO505とで異なる1ライン毎の画素の並びを
スイッチ506でランダム切り替えることにより、画素
並び順がランダムに異なる画像データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理システムに関
し、特に、画像入力装置と画像処理装置と画像出力装置
とが接続された画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理システムは、例えば複写
機に代表されるように装置単体で画像データの入力及び
出力がなされる装置が一般的であった。しかしながら、
近年、画像処理装置のネットワーク化が進み、例えば画
像データの入力装置であるスキャナと、出力装置である
プリンタというように、必要な機能を有する装置を組み
合わせてシステムを構成する傾向が強くなってきてい
る。特に、カラー複写機においては、スキャナとプリン
タのインタフェース部を備え、外部のコンピュータに画
像の入出力を行うことにより、スキャナとプリンタの組
み合せのみでは実現不可能であった様々な画像処理を行
う機能を備えるようになった。即ち、コンピュータを外
部の画像処理装置として使用することが可能となった。
このようなシステムにおいては、スキャナ及びプリンタ
は外部のホストコンピュータからも制御可能であり、操
作性にも優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像処理システムにおいては、例えばス
キャナとプリンタ間、スキャナと画像処理装置(コンピ
ュータ)間、画像処理装置(コンピュータ)とプリンタ
間のビデオインターフェイスには特に規格はなく、各装
置独自のインタフェース仕様となっている。
【0004】一方、ビデオインターフェイスを構成して
いる通信線および画像データ線等においては、実際に通
信されているデータをモニタすることができ、しかも各
プリンタに使用可能な各種コマンドが公開されている。
これらを考慮すると、ビデオインターフェイスの信号形
態を第3者が認識することはある程度可能である。
【0005】従って、該ビデオインタフェース仕様に合
致するようなインタフェースを有した外部装置を画像処
理装置に接続する等、本来画像処理システムにおいて接
続されることを想定されていない装置との接続(以下、
不正接続と称する)が実際に行われる可能性がある。そ
のような不正接続下では、画像処理システムの本来の性
能が十分に発揮できないばかりでなく、予測不可能な事
故等の発生を招いてしまう場合も考えられる。
【0006】従って本発明においては、不正接続時にお
いて出力画像を劣化させることにより、不正接続を防止
できるような画像処理システムを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は以下の構成を備える。
【0008】即ち、画像入力装置と画像処理装置と画像
出力装置とが接続された画像処理システムにおいて、前
記画像入力装置及び前記画像処理装置はそれぞれ、画像
データに対して所定の変換方法で変換を行うデータ変換
手段と、前記データ変換手段により変換された画像デー
タの画素並び順を変更する画素順変更手段と、前記画素
順変更手段により画素並び順を変更された画像データを
送信する画像送信手段とを有し、前記画像処理装置及び
前記画像出力装置はそれぞれ、画像データを受信する画
像受信手段と、前記受信手段により受信した画像データ
の画素並び順を前記画素順変更手段による変更前の順に
戻すように変更する画素順逆変更手段と、前記画素順逆
変更手段により画素並び順を変更された画像データに対
して前記所定の変換方法と逆の変換を行うデータ逆変換
手段とを有することを特徴とする。
【0009】更に、前記画像入力装置及び前記画像処理
装置はそれぞれ、前記データ変換手段による所定の変換
方法を複数保持する変換方法保持手段を有し、前記デー
タ変換手段は画像データの所定領域毎に前記変換方法保
持手段に保持されている複数の変換方法から異なる変換
方法を選択して変換を行い、前記画像処理装置及び前記
画像出力装置はそれぞれ、前記データ逆変換手段による
逆変換方法を複数保持する逆変換方法保持手段を有し、
前記データ逆変換手段は画像データの所定領域毎に前記
逆変換方法保持手段に保持されている複数の逆変換方法
から対応する逆変換方法を選択して変換を行うことを特
徴とする。
【0010】例えば、前記変換方法保持手段はデータ変
換テーブルを保持していることを特徴とする。
【0011】例えば、前記データ変換テーブルはルック
アップテーブルであることを特徴とする。
【0012】例えば、前記逆変換方法保持手段はデータ
逆変換テーブルを保持していることを特徴とする。
【0013】例えば、前記データ逆変換テーブルはルッ
クアップテーブルであることを特徴とする。
【0014】例えば、前記所定領域は前記画像入力装置
の主走査方向1走査分の領域であることを特徴とする。
【0015】例えば、前記画素順変更手段はFIFOメ
モリと、LIFOメモリとを備え、前記FIFOメモリ
と前記LIFOメモリとを切り替えることにより画素順
の変更を行うことを特徴とする。
【0016】例えば、前記画素順変更手段はランダムに
画素順を変更することを特徴とする。
【0017】例えば、前記画素順変更手段は画素1ライ
ン毎に画素順を変更することを特徴とする。
【0018】例えば、前記画素順逆変更手段はFIFO
メモリと、LIFOメモリとを備え、前記FIFOメモ
リと前記LIFOメモリを切り替えることにより、画素
順の変更を行うことを特徴とする。
【0019】例えば、前記画素順逆変更手段はランダム
に画素順を変更することを特徴とする。
【0020】例えば、前記画素順逆変更手段は画素1ラ
イン毎に画素順を変更することを特徴とする。
【0021】例えば、前記画像出力装置はインクジェッ
トプリンタであることを特徴とする。
【0022】
【作用】以上の構成により、画像入力装置と画像処理装
置との間において、互いにその動作が保証されていない
装置が接続された場合、画像データの所定バンド毎にデ
ータ変換テーブルによりデータ変換が行われ、更に、ラ
イン毎の画素並び順をランダムに切り替える。これは、
画像入力装置と画像出力装置間、また、画像処理装置と
画像出力装置間とにおいても同様である。
【0023】従って、画像入力装置、画像処理装置、画
像出力装置間のどれかについて不正接続が行われた場合
には劣化した画像しか得られないため、不正接続を防止
することができるという特有の作用効果が得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0025】<第1実施例>本実施例においては、画像
入力装置であるスキャナ部と、画像出力装置であるプリ
ンタ部とをスキャナプリンタとして1台の装置とし、画
像処理装置としてコンピュータに接続され、画像メモリ
を備えるメモリユニットを例として説明を行う。
【0026】図1は、本発明の一実施例におけるシステ
ムの概略構成図を示す。図1において、101はカラー
スキャナ及びインクジェット方式のプリンタより構成さ
れるスキャナプリンタであり、圧板105の下に原稿を
置いてコピースタートキー104を押下することによ
り、スキャナプリンタ101単独でカラー複写画像を得
ることができる。また、スキャナプリンタ101で読み
取られた画像は、同時にインタフェースケーブル107
を介してデジタルデータとして、外部のメモリユニット
201に送ることもできる。メモリユニット201に送
られた画像データは、例えばGP−IB等の汎用I/F
108を介してホストコンピュータ301に送られ、さ
まざまな画像編集処理を可能としている。ホストコンピ
ュータ301において処理された画像データは、メモリ
ユニット201を介してスキャナプリンタ101に送ら
れ、編集画像を出力することができる。
【0027】次に、図2にスキャナプリンタ101の詳
細構成を示し、説明する。
【0028】図2において、後述するスイッチユニット
7を境に左側がスキャナ部、右側がプリンタ部の構成を
示す。また、各構成はCPU19により制御されてお
り、CPU19にはその制御プログラム及び後述する変
換テーブルを格納しているROM20、作業用領域とな
るRAM21が接続されている。
【0029】スキャナ部において1はCCDラインセン
サ(以下、CCDと称する)であり、3はその拡大図で
ある。3で示されるように、CCD1は走査方向にR,
G,B,R,G,B,…と各色のセンサが並んでおり、
R,G,Bを一組として、1画素としている。
【0030】CCD1の走査の様子を図4に示す。図4
に示すように、CCD1は原稿に対して横方向のCCD
主走査と、縦方向のCCD副走査を順次行なうことによ
り、原稿全体の走査を行う。CCD主走査はVE信号に
同期して行われ、CCD副走査はBVE信号に同期して
第1走査,第2走査…として、順次行っていく。CCD
1は、例えばパルスモータ等により駆動され、CPU1
9の制御によって、任意の領域を走査できるようになっ
ている。
【0031】本実施例において、CCD1は読み取った
データをプリンタ部に送る場合と、メモリユニット20
1に送る場合とではその走査方法が異なる。以下、その
違いを図5を参照して説明する。
【0032】図5の(a)は、プリンタ部に画像データ
を転送する場合の走査方法を説明するための図である。
まず第1走査において、CCD1の読み取り幅はCCD
1の全画素幅であり、画素1〜132の132画素を読
み込んでいる。しかし、プリンタ出力幅として、画素2
〜129の128画素を出力し、他の画素は捨ててい
る。これは、プリンタ部がデータを出力する際に、誤差
拡散法等の出力データの周辺のデータを用いて2値化す
る2値化手法を採用しているためである。そして第2走
査において、図に示されるように4画素分の領域を再び
読み込み、2値化の際のつなぎ処理、および出力データ
として用いている。このようにプリンタ部へ出力する場
合には、CCD1は各走査毎に数画素の重ね読みを行な
っている。
【0033】一方、図5の(b)は、メモリユニット2
01に読み取りデータを転送する場合の走査方法を説明
するための図である。図5の(b)においては、第1走
査と第2走査とで重なり部分をなくし、CCD1の読み
取り幅132画素いっぱいに、読み出しを行っている。
これは、読み取った画像データをメモリユニット201
へ転送するのみで、2値化処理を行う必要がないためで
ある。従って、メモリユニット201へ画像データを転
送する場合は、プリンタ部へ出力する場合と比較して走
査回数を減らすことができるため、走査の高速化が望め
る。
【0034】以上説明したように、本実施例においては
プリンタ部に出力する場合と、メモリユニット201へ
転送する場合とで、CCD1の走査モードを変えてい
る。
【0035】図2において、CCD1により読み取られ
たアナログの画像信号はA/D変換器2によってデジタ
ル信号に変換され、以下デジタル信号として処理され
る。
【0036】図6に、以上説明したスキャナ部における
原稿読み取り時のタイミングチャートを示す。図6の
(a)において、BVEのパルスは原稿に対してCCD
主走査の開始点を示し、VEのパルスはCCD主走査の
タイミングを決定している。CCD1は主走査方向に移
動しながら、各VE毎に画像の読み取りを行なう。図6
の(b)は、図6の(a)に示される1つのVEにおけ
る画像データの読み取りの様子を拡大したものであり、
ビデオクロックVCLKに同期して、各画素はR,G,
Bを1画素とする点順次で転送されている。
【0037】画像信号は、次にシェーディング補正部4
に入力され、CCD1の特性に合わせて白補正・黒補正
が行なわれる。シェーディング補正部4から出力された
信号は、黒文字処理部A5に入力される。ここでは原稿
における黒文字を検出し、プリント時の色にじみをなく
し、黒文字の鮮鋭化を行なうべく処理を行なう。黒文字
処理部A5に入力された画像データは、黒文字の検出
後、各画素毎に、その画素の処理を決定するための8ビ
ットデータXが付加される。図6の(c)に、黒文字処
理後の画像データの様子を示し、データXの詳細情報を
図7に示す。図7に示されるように、データXの第0ビ
ットに黒文字処理の有無が付加される。更に、同図に示
すように他の画像処理情報についても付加される。
【0038】図2に戻り、黒文字処理部A5においてデ
ータXが付加された画像データは、変倍部6にて所望の
大きさに変倍(拡大/縮小)され、LUT・LINES
EL部17に入力される。
【0039】ここで、図8にLUT・LINESEL部
17の詳細構成を示し、説明する。
【0040】図8において、LUT・LINESEL部
17はセレクタ501,LUT502,バッファメモリ
503によりLUT処理部510を構成し、ファースト
・イン・ファースト・アウト(FIFO)メモリ50
4,ラスト・イン・ファースト・アウト(LIFO)メ
モリ505,スイッチ506,パラレル/シリアル(P
/S)変換部507,選択データメモリ508によりL
INESEL部520を構成する。
【0041】まずLUT処理部510において、CPU
19により発生された乱数により、ROM20内に予め
格納されている複数のデータ変換テーブル(LUT)の
うちの一つが選択され、それがLUT502を構成する
RAMに書き込まれる。これら乱数発生、データ変換テ
ーブル選択、LUT502への書込みはバンドスキャン
(BVE,1回の副走査)毎に行なわれる。そして、L
UT502に設定されたバンド毎のLUTにより、バン
ド毎に異なるデータ変換が行なわれる。尚、セレクタ5
01はCPU19からの制御によりCPU・DMAモー
ドとビデオモードとを選択し、バッファメモリ503で
はCPU19よりのデータをLUT502で変換するこ
ともできる。
【0042】そして、画像データは次にLINESEL
部520へ入力される。CPU19によって1バンド分
に相当するライン数(VE数に相当)のビットデータが
乱数的に発生され、予め選択データメモリ508に格納
されている。選択データメモリ508から読み出された
ビットデータはP/S変換器507を介してVE毎のシ
リアルビットに変換され、スイッチ506の選択信号と
して供給される。スイッチ506のA端子にはFIFO
メモリ504からの画像データ出力が、B端子にはLI
FOメモリ505の画像データ出力が接続されおり、F
IFOメモリ504からはライン方向に画像データが書
込まれた先頭番地から順に出力され、LIFOメモリ5
05からはライン方向に画像データが書込まれた最終番
地から順に出力される。VE毎の選択信号に従ってスイ
ッチ506を切り替えることにより、VE毎に画素並び
順がランダムに異なる画像データが出力される。
【0043】以上説明したようにしてバンド毎にLUT
によりデータ変換され、ライン毎に画素並び順がランダ
ムに切り替えられた画像データは、スイッチユニット
7、インタフェースケーブル107を介してメモリユニ
ット201に転送される。また、スイッチユニット7は
メモリユニット201が接続されていない場合、その選
択によってLUT・LINESEL部17から出力され
た画像データを、直接LUT・LINESEL部18に
転送することもでき、この場合、スキャナプリンタ10
1単独でカラー複写を行うことになる。尚、スキャナプ
リンタ101で単独複写を行う場合、例えばLUT・L
INESEL部17,LUT・LINESEL部18を
介さずに、変倍部6から出力されたデータをデータXデ
コード部8に直接入力するようにしてもよい。
【0044】また、スイッチユニット7はメモリユニッ
ト201からの画像データを、スキャナプリンタ101
のLUT・LINESEL部18に出力するように選択
することもできる。尚、メモリユニット201内の画像
メモリ407は、3バンド分の画像データを格納し得る
容量を有している。
【0045】LUT・LINESEL部17、またはメ
モリユニット201からインタフェースケーブル107
を介して出力される画像信号は、スイッチユニット7か
ら出力されてLUT・LINESEL部18に入力され
る。LUT・LINESEL部18では、図8に示した
LUT・LINESEL部17でバンド毎に選択された
LUTと逆特性のLUTがROM20より選択され、ま
た、ライン毎に切り替えられる画素並び順が逆となるよ
うに処理され、元の画像データが復元される。
【0046】次に画像データはデータXデコード部8に
入力される。データXデコード部8では、各画素データ
に付加されているデータXの内容をデコードし、それぞ
れの処理ブロックに対して、上述した図7に示した内容
の制御信号を出力する。そして各処理ブロックは、その
制御信号に基づいた画像処理を行なう。
【0047】そして画像データは、LOG変換部9、マ
スキング部10にて濃度変換およびインクの特性に合わ
せたマスキング演算処理が行なわれた後、エッジ処理部
11にて画像の先鋭化が行なわれ、ヘッドシェーディン
グ部12に入力される。ここでは、プリンタヘッド16
のバラツキによりインクの吐出量、方向などが各画素間
で一定ではないため、それらの補正を信号処理によって
行なう。13のγテーブルは、出力濃度を決める変換テ
ーブルであり、操作者が所望の濃度に調整できるように
なっている。2値化部14では、図7に示した制御信号
MIXDATA,NEGA,PHOTOに基づいて多値
の画像データから2値の画像データに変換を行なう。そ
して黒文字処理部B15にて制御信号KBに基づいて黒
文字処理が行なわれ、インクジェット方式のプリンタヘ
ッド16にて画像の出力が行なわれる。尚、プリンタヘ
ッド16における出力のタイミングも、上述したCCD
1と同様に、BVE,VE等の同期信号に従っている。
【0048】以下、図3にメモリユニット201の詳細
構成を示し、説明する。
【0049】メモリユニット201はCPU414によ
りその各構成が制御される。ROM420には、上述し
たスキャナプリンタ101内のROM20と同様、複数
のLUTが格納されている。
【0050】スキャナプリンタ101からメモリユニッ
ト201にインタフェースケーブル107を介して転送
された画像データは、まずLUT・LINESEL部4
17に入力される。このLUT・LINESEL部41
7では、スキャナプリンタ101のLUT・LINES
EL部17において各バンド毎に選択されたLUTと逆
特性のLUTがROM420より選択され、また、ライ
ン毎に切り替えられる画素並び順が逆となるように処理
され、元の画像データが復元される。
【0051】復元された画像データは入力マスキング部
401に入力される。メモリユニット201に送られて
くる画像データは、CCD1の色分解フィルタの特性の
ままであるため、ここで例えばNTSC規格等の一般の
規格に適合させるための演算を行なう。上記演算によ
り、ホストコンピュータ301での色データの扱いを統
一することができ、プリンタ出力時における色再現性の
規格化も可能となる。尚、入力マスキング部401にお
いて、各画素のデータXについては演算を行なわずに通
過させる。
【0052】入力マスキング処理後の画像データは、ス
ムージング部402および合成部403に入力される。
スムージング部402では、モワレによる画像劣化を防
止すべくスムージング処理が行なわれる。この時、スム
ージングに用いるマトリクスは、2×1,2×2,3×
3と3段階に選択できるようになっており、CPU41
4からのデータセットにより、選択可能である。尚、ス
ムージング部402においても、データXについては演
算を行わない。尚、合成部403における動作について
は後述する。
【0053】スムージング部402から出力された画像
データはγテーブル部404に入力され、スキャナプリ
ンタ101で入力された画像を、操作者の所望の階調特
性に変換する。この際に使用するγテーブルも、上述し
たスキャナプリンタ101内のγテーブル13と同様、
CPU414からセットできるように構成されている。
尚、スムージング部402、γテーブル部404共に、
ホストコンピュータ301からのコマンドによってCP
U414を介して操作者が自由に処理モードを選択する
ことができる。
【0054】γテーブル部404によって補正された画
像データは、FIFO405を介して、画像メモリ40
7のアドレス発生部408によって指定されるアドレス
に格納される。
【0055】画像メモリ407、およびアドレス発生部
408は、スキャナプリンタ101からの画像同期クロ
ックVCLKのタイミングによって制御を行なうのでは
なく、メモリユニット201内のOSC部409から得
られるクロックIVCLKによって、例えばメモリリフ
レッシュ制御等の各種制御を行なっている。従って、V
CLKからIVCLKへのクロック変換を行なうため
に、画像メモリ407における画像データの入出力時に
FIFO405,406を設けている。これにより、例
えばスキャナプリンタ101に何らかの異常が発生し、
クロックVCLKが停止した場合でも、画像メモリ40
7の内容を失うことがなく、速やかに復帰を行うことが
できる。
【0056】ここで、図9に画像メモリ407のアドレ
ス構成を示す。図9において、メモリアドレスはBVE
方向にリニアであるとする。画像メモリ407に格納さ
れる画像データは、スキャナプリンタ101で用いる画
像データの形式と異なるため、スキャナプリンタ101
への入出力モード(以下、ビデオモードと称する)の場
合、画像メモリ407上のアドレスの演算がより複雑に
なる。一方、ホストコンピュータ301からI/O41
5を介し、CPU414の制御で画像メモリ407に例
えばDMA転送等により画像データを転送する場合(以
下、CPU・DMAモードと称する)、ホストコンピュ
ータ301における画像データ、即ち画像ファイルの形
式は、横方向(BVE方向)1ライン毎に線順次となっ
ている場合が多く、従って画像メモリ407上のアドレ
ス演算は容易である。
【0057】以下、画像メモリ407における「スキャ
ナプリンタ101からの画像データ書込み」、「ホスト
コンピュータ301への画像データ読み出し」、「ホス
トコンピュータ301からの画像データ書込み」、「ス
キャナプリンタ101への画像データ読み出し」につい
て、説明する。
【0058】[スキャナプリンタから画像メモリへのデ
ータ書込み]図10に、スキャナプリンタ101から入
力された画像データとアドレス発生部408から出力さ
れるアドレスのタイミングチャートを示す。BVE,V
Eのタイミング制御により、クロックVCLKに同期し
て画像データがFIFO405に順次書込まれる。その
後、少し時間をおいてアドレス発生部408からFIF
ORE信号が出力され、FIFO405から画像データ
がクロックIVCLKに同期して順次読み出される。同
時に、アドレス発生部408も順次カウントアップ、も
しくは演算を行ない、画像メモリ407上でアドレスA
として指定される番地にデータが書込まれる。
【0059】ここで、ホストコンピュータ301のアプ
リケーションソフトがデータXをサポートしていない場
合は、アドレスの演算手段を変更するのみで対応がとれ
る。この場合、アドレス発生部408から図10のアド
レスBに示すようなアドレスを順次出力すれば、画像メ
モリ407のデータXの格納領域に、他のデータを格納
することができる。即ち、図10においてVEの2ライ
ン目以降は、データXの格納されるアドレス(n,n+
3,…)に対して、次ラインのRデータを書込む。その
結果の画像メモリ407のアドレス構成を図11に示
す。図11において、画像メモリ407上にデータXは
結果的になくなる(格納されない)ことになる。これに
より、ホストコンピュータがデータXをサポートしてい
ない場合でも画像メモリ407を有効に使用することが
でき、本実施例においては4バンド分のデータを格納す
ることができる。
【0060】次に、上述したように画像メモリ407の
アドレスを発生するアドレス発生部408の詳細構成を
図12に、そのタイミングチャートを図13に示す。
【0061】図13に示すように、スキャナプリンタ1
01に対して画像読み込みの起動がかかった場合等に
は、BVEがLレベルの間に、図12に示すセレクタ9
19はCPU414で制御される信号SETにより、予
めレジスタ901に設定しておいた読み出しスタートア
ドレスを選択する。この期間にOSC部409がVE信
号に基づいて作成するHS信号がLレベルになると、セ
レクタ902により上記スタートアドレスが選択され、
クロックIVCLKに従ってカウンタ903にスタート
アドレスがロードされる(時刻t1)。この時、フリッ
プ・フロップ904にもスタートアドレスがセットされ
る。そしてBVEがHレベルとなると同時に画像リクエ
スト信号REQがLレベルとなる(時刻t2)。
【0062】1ラインのデータ読み出し期間を規定する
ラインイネーブル信号LEの発生について説明する。H
S信号によってリセットされたカウンタ905の出力
は、コンパレータ906に入力されてレジスタ907に
予めセットしておいたラインイネーブルスタート値と比
較され、値が合致した場合に一致パルスをフリップ・フ
ロップ908に出力する(時刻t3)。また、同様にコ
ンパレータ909はレジスタ910に設定してあるライ
トンネーブル終了値と合致した場合、一致パルスをフリ
ップ・フロップ908に出力する。フリップ・フロップ
908はJ−Kフリップ・フロップであり、これら2つ
の一致パルスの期間、即ちレジスタ907とレジスタ9
10に設定される値で決まる期間、ラインイネーブル信
号LEを出力できる。このラインイネーブル信号LE
は、カウンタ911,903およびFIFO405のリ
ードイネーブル信号となり、順次読み出されたデータが
指定されたアドレスに格納される。
【0063】クロックIVCLKをカウントするカウン
タ911と、レジスタ913の設定値をコンパレータ9
12で比較することによって、コンパレータ912はク
ロックIVCLK4つ毎に、ロード信号LDを発生す
る。発生したロード信号LDはカウンタ903のロード
信号となり、カウンタ903の出力アドレスと予めレジ
スタ915に設定しておいた値とが加算回路914にて
加算された値を、セレクタ902を介してカウンタ90
3にロードする。レジスタ915に設定される値は、図
9を例にとると「m」となり(図10のアドレスA参
照)、図11を例とすると「n」となる(図10のアド
レスB参照)。
【0064】カウントが進み次のHSが入力されると、
上述したフリップ・フロップ904に設定されている値
とレジスタ916に設定されている値とが加算回路91
7にて加算され、セレクタ918,919,902を通
って次のラインの先頭番地としてカウンタ903にロー
ドされる。レジスタ916に設定される値は、上述した
ようにデータXのサポートの有無に応じて変更する。図
9を例にとると「4」(図10のアドレスA参照)であ
り、図11を例にとると「3」(図10のアドレスB参
照)となる。以上説明したように、カウンタ903から
出力されるアドレスが、セレクタ1201を介して画像
メモリ407に与えられ、これによって、読み込まれた
画像データが画像メモリ407に格納される。尚、セレ
クタ1201の詳細、また、カウンタ920の詳細につ
いては後述する。
【0065】[画像メモリからホストコンピュータへの
データ読み出し]図3において、画像メモリ407に格
納された画像データはCPU414の制御でDMA転送
によりI/O415に送られ、インタフェースケーブル
108を介してホストコンピュータ301に転送され
る。この場合の画像メモリ407の読みだしアドレス
も、アドレス発生部408で発生される。以下、画像メ
モリ407からホストコンピュータ301へデータ読み
出しを行う際のアドレス発生部408の詳細構成を図1
4に示し、説明する。尚、図14において、セレクタ1
201及びカウンタ903は上述した図12と同様であ
る。
【0066】図14において、画像メモリ407は上述
したビデオモードとCPU・DMAモードとで、アドレ
ス発生手段が違う構成となっている。これは、ビデオモ
ードの場合転送レートが速く、CPU・DMAモードと
同じアクセス手段をとれないためである。
【0067】図14において、セレクタ1201はビデ
オモードとCPU・DMAモードとの切り換えを行い、
操作者の所望するモードに応じてCPU414により選
択できる。セレクタ1202は、CPU410から直接
アクセスできるモード(以下、CPUモードと称する)
と、DMA転送を行なうモード(以下、DMAモードと
称する)とを選択できる。例えばCPUモードを選択し
た場合、CPU414から出力されるアドレスとレジス
タ1204に設定される値とを加算回路1203にて加
算したアドレスが出力される。本実施例では、データX
をサポートする場合に画像メモリ407は3バンド分の
画像データを格納しており、これはCPU414が直接
アドレス指定可能なメモリ空間から逸脱してしまう容量
である。このため、本実施例においてはアドレスを加算
することにより、CPU414がアクセス可能なメモリ
空間を拡張している。
【0068】DMAモードの場合、DMAスタートアド
レスを設定するレジスタ1206と、読み出し信号IO
RDもしくは書込み信号IOWRをクロックとするフリ
ップ・フロップ1207の出力を加算したデータがアド
レスとして出力される。フリップ・フロップ1207
は、加算回路1209の出力信号を信号IORD・IO
WRのパルス毎にラッチし、その出力をレジスタ120
8の設定値と加算する加算回路1209に返している。
これにより、例えばレジスタ1208の設定値が「3」
の場合は3の倍数、「4」の場合は4の倍数がフリップ
・フロップ1207の出力として得られる。
【0069】従って、DMAモードにおいて結果的に出
力されるアドレスは、スタートアドレスに信号IORD
・IOWRのパルス毎にある整数の倍数を加算したアド
レスとなる。これは、上述した図9に示すように画像デ
ータはリニアアドレス方向に対して点順次に格納されて
いるため、例えばRデータのみを所望する線順次転送の
場合、スタートアドレス「0」に4の倍数を加算したア
ドレスを発生する必要があるからである。また、スター
トアドレス設定時には、フリップ・フロップ1207を
リセットしておく。
【0070】また、IOWRパルスはレートマルチプラ
イヤ1210に入力され、この出力によってIOWRパ
ルス自身を間引くことにより、ホストコンピュータ30
1からの画像転送時に縮小転送も可能となる。これは、
IOWRパルスを間引くことにより画像メモリ407の
アドレスが更新されないためである。
【0071】以上説明したように、アドレス発生部40
8においてセレクタ1201は、ビデオモードとCPU
・DMAモードとのアドレス発生の切り替えを行うこと
ができる。
【0072】[ホストコンピュータから画像メモリへの
データ書込み]次に、ホストコンピュータ301から画
像メモリ407へ画像データを書き込む場合について説
明する。
【0073】図3において、ホストコンピュータ301
で編集処理された画像データは、インタフェースケーブ
ル108を介し順次I/O415に転送される。転送さ
れた画像データは、メモリユニット201内では上述し
たDMA転送により画像メモリ407に格納される。こ
の時、図14においてスタートアドレスレジスタ120
6に設定されるスタートアドレスから、信号IORDに
より順次アドレスを発生させる。
【0074】例えば、線順次の場合ならば「3」もしく
は「4」毎のアドレスを発生するべくレジスタ1208
の値を設定する。ここで、ホストコンピュータ301が
データXをサポートしているならば設定値を「4」とす
ることにより、画像メモリ407は図9に示すように画
像データを格納し、データXをサポートしていない場合
には設定値を「3」とすることにより、図11に示すよ
うにデータX以外の画像データを格納する。
【0075】[画像メモリからスキャナプリンタへのデ
ータ読み出し]以下、画像メモリ407からスキャナプ
リンタ101へ画像データを読み出す場合について、詳
細に説明する。
【0076】ホストコンピュータ301から画像メモリ
407へ画像データの転送が終了すると、図14に示す
セレクタ1201によりカウンタ903からの信号を選
択して、アドレスバスをビデオモードとする。ビデオモ
ードにおける画像メモリ407からの画像読み出しは、
書き込み時と同様に、図12に示すレジスタ901にセ
ットするスタートアドレスからBVE,VEおよびIV
CLKのタイミング制御により順次アドレスが演算さ
れ、このアドレスに従って読み出しが行なわれる。
【0077】上述した図11に示すように、ホストコン
ピュータ301がデータXをサポートしない場合の読み
出しタイミングチャートを図15に示す。LE信号がL
レベルとなる(時刻t11)と同時に、図12に示すカ
ウンタ903,911がカウントを開始し、アドレスを
発生する。この時、図15のタイミングチャートに示す
ように、常にデータRが余分に読み出される。同時に、
2ビットのカウンタ920も動作させ、2ビットの信号
γSELを発生させる。信号γSELは、図3に示すγ
テーブル410に入力して色毎にγテーブルを選択する
ためのものであり、カラーバランスの調整もしくはカラ
ーパレットとしての機能等を可能にするものである。γ
SELが「0」の時はRテーブル、「1」の時はGテー
ブル、「2」の時はBテーブルを選択する。γSELが
「3」の時は、データX発生用テーブルが選択される。
データX発生用テーブルは、ホストコンピュータ301
がデータXをサポートしている場合はデータスルーの設
定をし、サポートしていない場合はどんな入力データに
対しても一定のデータをデータXとして出力されるよう
に設定している。従って本実施例においては、図15に
示すように常にデータRを余分に読み出しておき、これ
をデータXに変換している。
【0078】本実施例においてホストコンピュータ30
1から画像データをスキャナプリンタ101へ出力する
場合、まず、上述したようにアドレスを演算しながらホ
ストコンピュータ301から画像メモリ407への第1
走査分のデータ転送が終了すると、画像メモリ407か
らスキャナプリンタ101への第1走査分のデータ出力
が行われる。そして、ホストコンピュータ301から第
2走査分の画像データが画像メモリ407へ転送され、
次いで第2走査分の画像データがスキャナプリンタ10
1へ出力される。この処理を繰り返すことにより、ホス
トコンピュータ301からのスキャナプリンタ101へ
の1画像の出力が行われる。
【0079】尚、スキャナプリンタ101へ画像データ
を出力する場合、図5の(a)に示したつなぎ処理も必
要であり、以下にその処理について説明する。
【0080】図16は、スキャナプリンタ101からの
出力画像と、画像メモリ407に格納されている画像と
の関係を示す図である。図16において、ホストコンピ
ュータ301から画像メモリ407への第1の転送によ
り、第1転送画素(第1走査分)の転送が終了すると、
画像メモリ407からVE方向に132画素ずつ読み出
しが行なわれる。そのうち、プリンタヘッド16により
出力が行なわれるのは、画素2から画素129までの1
28画素である。他の画素は、図5の(a)において説
明したようにつなぎ処理として処理され、出力は行われ
ない。プリンタヘッド16の第2走査時にメモリ407
から読み出される画像データの読み出し開始番地は、第
1走査時の画素129に相当するが、画素132までは
ホストコンピュータ301から画像メモリ407へ転送
済みであるため、第2転送画像のデータ転送開始番地
は、画素133以降の132画素分として、出力終了し
た画像メモリ407の空き領域に転送を行なう。
【0081】以上説明したように、ホストコンピュータ
301から画像メモリ407へ順次転送処理を行なうこ
とによって、画像メモリ407を効率よく使用でき、同
時にインタフェースケーブル108上のデータ転送回数
も減らすことができる。
【0082】以上のようにして画像メモリ407より読
み出された画像データは、図3に示すγテーブル41
0、拡大補間部411を通って所望の大きさに拡大さ
れ、黒文字処理部C416において黒文字処理が行われ
る。そして、FIFO406に入力され、IVCLKか
らVCKLへのクロックの変換が行なわれ、合成部41
2に入力される。この時、スキャナプリンタ101のス
キャナ部から原稿画像データが同時に読み込まれている
場合には、合成部412にて画像メモリ407に格納さ
れている画像(メモリ画像)とスキャナプリンタ101
によって読み込まれた新たな画像(スキャナ画像)との
合成出力(リアルタイム合成出力)を得ることができ
る。この合成のタイミングは領域信号発生部413が発
生するSELECT信号に基づいて行なわれ、各画像デ
ータを所望の位置に合成することができる。
【0083】そして合成部412から出力された画像デ
ータは、LUT・LINESEL部418において各バ
ンド毎に上述したスキャナプリンタ101のLUT・L
INESEL部17と同様の処理を行い、インタフェー
スケーブル107を介してスキャナプリンタ101へ転
送される。そして、スイッチユニット7によりLUT・
LINESEL部18へ送られ、LUT・LINESE
L部18では上述したLUT・LINESEL部417
と同様に、元の画像データを再現する。
【0084】尚、本実施例において、各LUT・LIN
ESEL部17,18,417,418は、同様の構成
である。
【0085】以上説明したように本実施例によれば、ス
キャナプリンタ101とメモリユニット201間におい
て互いにその動作が保証されていない装置を接続した場
合に、バンド毎のLUTによるデータ変換、及びライン
毎の画素並び順のランダムな切替えにより、正常な画像
再現が不可能になるため、不正接続の防止を行うことが
できる。
【0086】<第2実施例>以下、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0087】第2実施例における装置構成は、上述した
第1実施例と同様であるため説明を省略するが、各LU
T部の詳細構成が第1実施例において図8に示した構成
と異なる。第2実施例におけるLUT・LINESEL
部17の詳細構成を図17に示す。図17において、上
述した図8と同様の構成については同一番号を付す。
【0088】上述した第1実施例においては、LUT・
LINESEL部17,18,416,417の有する
LUT502はRAMにより構成され、CPU19又は
414によって発生された乱数に従って、ROM20又
はROM420にプログラムと共に格納されている複数
のLUTのうちの一つを選択し、このLUTをRAMで
構成されるLUT502に書込むことによって、バンド
毎の画像データ変換を実現した。
【0089】第2実施例においては、図17に示すよう
に、図8におけるLUT502を複数のLUTを格納し
たROMにより構成されるLUT部509とすることに
より、上述した図8に示すCPU・DMAモードとビデ
オモードとを選択するセレクタ501、メモリバッファ
503、及びCPUのアドレスバス,データバス,コン
トロール信号(RD,WE,VIDEO/CPU SE
LECT)ラインが不用となり、CPUのポートライン
として、LUT部509に格納されるLUT数のバイナ
リ値に相当するセレクト信号が必要のみですむため、L
UT・LINESEL部17の構成が簡略化できる。
【0090】以上説明したように第2実施例によれば、
単純な構成で上述した第1実施例と同様の効果が得られ
るため、より安価に不正接続の防止を行うことができ
る。
【0091】<第3実施例>以下、本発明に係る第3実
施例について説明する。
【0092】第3実施例における装置構成は、上述した
第1実施例と同様であるため説明を省略するが、ビデオ
モード時のアドレス発生部408の詳細構成が第1実施
例において図12に示した構成と異なる。第3実施例に
おけるビデオモード時のアドレス発生部408の詳細構
成を図18に示し、それにより簡素化されるメモリユニ
ット201の詳細構成を図19に示す。
【0093】上述した第1実施例または第2実施例にお
いては、LUT・LINESEL部17,18,41
6,417の各LINESEL部を図8または図17で
示すように構成することにより、ライン毎に画素並び順
がランダムに異なる画像データを出力する例について説
明した。
【0094】第3実施例においては、メモリユニット2
01のLUT・LINESEL部417に含まれるLI
NESEL部520の機能を、後述するように画像メモ
リ407のアドレス発生方式を変えることにより、置き
換える。
【0095】図18は、第3実施例におけるビデオモー
ド時のアドレス発生部408の詳細構成であり、上述し
た図12と同様の構成には同一番号を付し、説明を省略
する。図18において、レジスタ952にはBVE方向
における画素数(図9における「m」又は図10におけ
る「n」)にVE方向の有効画素数(LEによって決ま
る画素数)を乗算した値が設定されている。以下、BV
E方向における画素数を「m」、VE方向の有効画素数
を「k」として、以下説明する。
【0096】例えばデータXをサポートしている場合を
考えると、レジスタ916には「4」、レジスタ952
には「km」がセットされているため、加算器917の
出力値とレジスタ952の出力値とが加算器951によ
って加算されて順次「km,km+4,km+8,…」
が出力され、セレクタ953の一方入力に供給される。
セレクタ953の他方入力には、加算器917の出力
「0,4,8,…」が順次供給されて、SEL信号によ
りVE毎に先頭画素のアドレスが切り換えられる。
【0097】セレクタ953から出力される先頭画素の
アドレスは、セレクタ918,919,902を介して
HSによりカウンタ903にセットされる。また、加算
/減算切換部950は、SEL信号によってVE方向で
順方向書込み/読み出しの場合は加算器に切り換えら
れ、逆方向書込み/読み出しの場合は減算器に切り換え
られる。従って、VE方向で順方向の場合はアドレス
「0,m,2m,…」が、逆方向の場合はアドレス「k
m,(k−1)m,(k−2)m,…」がセレクタ90
2を介してカウンタ903にセットされる。
【0098】以上説明したように、アドレス発生部40
8にLINESEL部520の機能を持たせることによ
り、図3に示すメモリユニット201のLUT・LIN
ESEL部417を、図19に示すようにLUT部41
9とすることができる。LUT部419の詳細構成は、
即ち、上述した図8または図17に示すLUT部510
と同様である。
【0099】以上説明したように第3実施例によれば、
ビデオモード時のアドレス発生部408に先頭画素アド
レスを切り替える機能を持たせることにより、LUT部
419を簡単な構成に置き替えることができる。
【0100】尚、上述した第1〜第3実施例において
は、スキャナプリンタ101のプリンタ部として、イン
クジェットプリンタを例として説明を行ったが、例えば
電子写真式等、どのようなプリンタであっても良い。
【0101】また、上述した各実施例においては、スキ
ャナプリンタ101と、ホストコンピュータ301に接
続されたメモリユニット201とのインタフェースにつ
いて説明を行ったが、メモリユニット201は、例えば
ホストコンピュータ301に含まれるような構成として
もよいし、ホストコンピュータ301に接続されずに、
メモリユニット201単体で画像処理可能な構成として
もよい。
【0102】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像入力装置と画像処理装置と画像出力装置からなる画像
処理システムにおいて、互いにその動作が保証されてい
ない装置を接続した場合に、画像データの所定のバンド
毎のデータ変換テーブルによるデータ変換及びライン毎
の画素並び順をランダムに切り替えることにより、正常
な画像再現が不可能になるため、不正接続の防止を行う
ことができる。
【0104】従って、画像処理システムの本来の特性が
十分に発揮されるばかりでなく、予測不可能な事故等の
発生を防ぐことができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例における画像処理システ
ムの概略構成を示す図である。
【図2】本実施例におけるスキャナプリンタの詳細構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施例におけるメモリユニットの詳細構成を
示すブロック図である。
【図4】本実施例におけるCCDラインセンサの走査を
説明するための図である。
【図5】本実施例における原稿読み取り幅と出力幅との
関係を示す図である。
【図6】本実施例における原稿読み取り時のタイミング
チャートである。
【図7】本実施例におけるデータXの各ビット内容を示
す図である。
【図8】本実施例におけるLUT・LINESEL部の
詳細構成を示すブロック図である。
【図9】本実施例においてデータXをサポートする場合
の画像メモリ内容を示す図である。
【図10】本実施例におけるアドレス発生部動作を示す
タイミングチャートである。
【図11】本実施例においてデータXをサポートしない
場合の画像メモリ内容を示す図である。
【図12】本実施例におけるビデオモード時のアドレス
発生部の詳細構成を示す図である。
【図13】本実施例におけるビデオモード時のアドレス
発生部のタイミングチャートである。
【図14】本実施例におけるCPU・DMAモード時の
アドレス発生部の詳細構成を示す図である。
【図15】本実施例におけるCPU・DMAモード時の
アドレス発生部のタイミングチャートである。
【図16】本実施例におけるプリンタ部への画像出力を
説明するための図である。
【図17】本発明にかかる第2実施例におけるLUT・
LINESEL部の詳細構成を示すブロック図である。
【図18】本発明にかかる第3実施例におけるビデオモ
ード時のアドレス発生部の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図19】第3実施例におけるメモリユニットの詳細構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 スキャナプリンタ 107 インターフェイスケーブル 201 メモリユニット 301 ホストコンピュータ 1 CCDラインセンサ 16 プリンタヘッド 17,18,417,418 LUT・LINESEL
部 407 画像メモリ 408 アドレス発生部 504 FIFO 505 LIFO 506 スイッチ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置と画像処理装置と画像出力
    装置とが接続された画像処理システムにおいて、 前記画像入力装置及び前記画像処理装置はそれぞれ、 画像データに対して所定の変換方法で変換を行うデータ
    変換手段と、 前記データ変換手段により変換された画像データの画素
    並び順を変更する画素順変更手段と、 前記画素順変更手段により画素並び順を変更された画像
    データを送信する画像送信手段とを有し、 前記画像処理装置及び前記画像出力装置はそれぞれ、 画像データを受信する画像受信手段と、 前記受信手段により受信した画像データの画素並び順を
    前記画素順変更手段による変更前の順に戻すように変更
    する画素順逆変更手段と、 前記画素順逆変更手段により画素並び順を変更された画
    像データに対して前記所定の変換方法と逆の変換を行う
    データ逆変換手段とを有することを特徴とする画像処理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記画像入力装置及び前記画像処理装置
    はそれぞれ、前記データ変換手段による所定の変換方法
    を複数保持する変換方法保持手段を更に有し、 前記データ変換手段は画像データの所定領域毎に前記変
    換方法保持手段に保持されている複数の変換方法から異
    なる変換方法を選択して変換を行い、 前記画像処理装置及び前記画像出力装置はそれぞれ、前
    記データ逆変換手段による逆変換方法を複数保持する逆
    変換方法保持手段を更に有し、 前記データ逆変換手段は画像データの所定領域毎に前記
    逆変換方法保持手段に保持されている複数の逆変換方法
    から対応する逆変換方法を選択して変換を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記変換方法保持手段はデータ変換テー
    ブルを保持していることを特徴とする請求項2記載の画
    像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記データ変換テーブルはルックアップ
    テーブルであることを特徴とする請求項3記載の画像処
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記逆変換方法保持手段はデータ逆変換
    テーブルを保持していることを特徴とする請求項2記載
    の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記データ逆変換テーブルはルックアッ
    プテーブルであることを特徴とする請求項5記載の画像
    処理システム。
  7. 【請求項7】 前記所定領域は前記画像入力装置の主走
    査方向1走査分の領域であることを特徴とする請求項2
    記載の画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記画素順変更手段はFIFOメモリ
    と、LIFOメモリとを備え、 前記FIFOメモリと前記LIFOメモリとを切り替え
    ることにより画素順の変更を行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記画素順変更手段はランダムに画素順
    を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記画素順変更手段は画素1ライン毎
    に画素順を変更することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理システム。
  11. 【請求項11】 前記画素順逆変更手段はFIFOメモ
    リと、LIFOメモリとを備え、 前記FIFOメモリと前記LIFOメモリを切り替える
    ことにより、画素順の変更を行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記画素順逆変更手段はランダムに画
    素順を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理システム。
  13. 【請求項13】 前記画素順逆変更手段は画素1ライン
    毎に画素順を変更することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理システム。
  14. 【請求項14】 前記画像出力装置はインクジェットプ
    リンタであることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    システム。
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