JPH08167161A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH08167161A
JPH08167161A JP30578894A JP30578894A JPH08167161A JP H08167161 A JPH08167161 A JP H08167161A JP 30578894 A JP30578894 A JP 30578894A JP 30578894 A JP30578894 A JP 30578894A JP H08167161 A JPH08167161 A JP H08167161A
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和彦 甲野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラッキング制御ループを開いている場合、あ
るいはトラッキング制御が外れている場合に、ドロップ
アウト検出信号が誤検出することを防止する光ディスク
装置を提供する。 【構成】トラッキング制御ループを開閉するスイッチ1
0と、ディスク1からの反射光量の低下によってドロッ
プアウトを検出するコンパレータ22と、トラッキング
制御ループを開いた場合にコンパレータ22の出力信号
を無効にする手段とにより構成する。 【効果】トラッキング制御が外れた場合にドロップアウ
トが誤検出することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置における
ドロップアウト検出に関する。
【0002】
【従来の技術】近年光ディスク装置においては、民生用
のオーディオ/ビデオの分野でも記録/再生可能なシス
テムが提案されており、オーディオ用のミニディスク
(以下MDと略する)等がその一例として挙げられる。
民生用の再生専用ディスクとしてはコンパクトディスク
(以下CDと略する)が既に広く一般に受け入れられて
おり、従来のLPレコードに比べてディスク表面の傷等
に対して強く、取扱いが容易な点が特徴の一つとして挙
げられる。
【0003】その特徴を生かすために、CDプレーヤー
では、従来からディスク表面の傷等に対するドロップア
ウト対策が重要視されてきた。記録/再生が可能なMD
等のシステムにおいても、ディスクをカートリッジに収
めたとしても、ディスク製造工程で発生するドロップア
ウトや、プレーヤで再生中にピックアップがディスク表
面に衝突することによって生じるドロップアウト等が存
在するために、従来のCDと同様のドロップアウト対策
が必要である。
【0004】CDのような再生専用の光ディスクシステ
ムにおいては、常に情報信号が記録されていることが保
証されているので、情報信号の欠落によってドロップア
ウトを検出する方法が一般的である(特開平1−929
72号公報を参照)。しかし、たとえばMDのように記
録/再生を前提とする光ディスクシステムにおいては、
情報信号が常に記録されているとは限らないため、情報
信号の欠落でドロップアウト検出を行うとシステム的に
問題が生ずる。たとえば、ドロップアウト検出信号でト
ラッキングサーボをホールドする場合(特開昭59−1
42757号公報を参照)を考えると、未記録領域にお
いては常時ドロップアウト検出されてトラッキングサー
ボがホールドされることになり、記録開始位置までアク
セスすることが困難になる。そのため、MDのように記
録/再生を前提とする光ディスクシステムにおいては、
情報信号の欠落ではなく、ディスクからの反射光量の低
下によってドロップアウト検出することが有効かつ合理
的な方法である。
【0005】以下に、上記した方法に基づいた従来の光
ディスク装置について説明する。図5は従来の光ディス
ク装置のブロック図である。図5において、構成要素と
して1は光ディスク、2は光ディスク1を回転させる回
転手段、3は光ディスク1の記録面上に光ビームを集光
して光スポットを形成し、その反射光を光検出器で受光
する光ピックアップ、4,5,6,7は各々光ピックア
ップ3の構成要素であり、4は光ビームを光ディスク1
の記録面上に集光する集光レンズ、5および7は3ビー
ム法に基づいて光ビームスポットと情報トラックの相対
位置誤差を検出するための光検出器、6は光ディスク1
からの反射光量を検出する光検出器、8は集光レンズ4
を光ディスク1の情報トラックと垂直方向に移動させる
ことにより光ビームスポットを移動させるトラッキング
アクチュエータ、9は光検出器5の出力から光検出器7
の出力を減算することによって3ビームトラッキングエ
ラー信号を生成して出力する差動増幅器、10はトラッ
キング制御ループを開閉するスイッチ、11はスイッチ
10の制御信号入力端子であり、スイッチ10は制御信
号入力端子11の入力が“H”レベルの場合にループを
閉じ、“L”レベルの場合にループを開く動作を行う。
12は差動増幅器9が出力するトラッキングエラー信号
をスイッチ10を通して入力し、位相補償や低域利得補
償等のフィルタ処理を行ってトラッキングアクチュエー
タ8を駆動することにより、光ビームスポットを情報ト
ラックに追従させるトラッキング制御手段、13は光検
出器6の出力を増幅して反射光量信号を出力する増幅
器、14はNPN型トランジスタ、15は定電流源、1
6はコンデンサであり、増幅器13、トランジスタ14
および定電流源15によって増幅器13が出力する反射
光量信号のピーク電圧をホールドするピークホールド回
路が形成されている(コンデンサ16の両端にピーク電
圧がチャージされる)。17および18は抵抗器、19
は基準電圧VRを発生する基準電圧源であり、コンデン
サ16にチャージされたピーク電圧を基準電圧VR に対
して抵抗器17および18で分圧している。20はNP
N型トランジスタ、21は定電流源であり、トランジス
タ20および定電流源21によってエミッタホロワのバ
ッファ回路を構成している。22はトランジスタ20の
エミッタ電圧(増幅器13が出力する反射光量信号をト
ランジスタ20のベース/エミッタ間電圧分だけレベル
シフトした電圧)と、抵抗17および18で分圧された
電圧(増幅器13が出力する反射光量信号をトランジス
タ20のベース/エミッタ間電圧分だけレベルシフト
し、かつピークホールドした電圧を、さらに基準電圧V
R に対して抵抗17および18で分圧した電圧)を比較
して比較結果を2値信号で出力してドロップアウト検出
信号として出力するコンパレータ、25はトラッキング
制御ループの開閉を制御するシステムコントローラ、2
6はシステムコントローラ25の制御信号出力端子であ
る。
【0006】以上の各構成要素よりなる従来の光ディス
ク装置について、以下、各構成要素の関係と動作につい
て説明する。トラッキング制御ループを閉じる場合は、
システムコントローラ25は制御信号出力端子26から
“H”の制御信号を出力し、これがスイッチ10の制御
信号入力端子11に入力されることによりスイッチ10
が閉じる。これにより、差動増幅器9が出力するトラッ
キングエラー信号がトラッキング制御手段12に加えら
れ、光ビームスポットを情報トラックに追従させる。ト
ラッキング制御ループを開く場合は、システムコントロ
ーラ25は制御信号出力端子26から“L”の制御信号
を出力し、これがスイッチ10の制御信号入力端子11
に入力されることによりスイッチ10が開いている。こ
の状態では、差動増幅器9が出力するトラッキングエラ
ー信号はトラッキング制御手段12に加えられないので
トラッキング制御は行われない。
【0007】また、光検出器6の出力によってドロップ
アウト検出信号が生成される。これについて図6を用い
て説明する。図6は従来例におけるドロップアウト検出
の動作信号波形を示す波形図である。
【0008】図6において、横軸は時間、縦軸は電圧値
を示しており、aはNPN型トランジスタ20のエミッ
タ電圧波形であり、ディスクからの反射光量信号を示し
ている。bはNPN型トランジスタ14のエミッタ電圧
波形であり、ディスクからの反射光量信号のピークホー
ルド値を示している(aおよびbは、いずれも増幅器1
3が出力する反射光量信号に対してトランジスタのベー
ス/エミッタ間電圧分だけレベルシフトしているので、
相対的なレベル関係は保存されている。)。cはコンパ
レータ22の非反転入力端子電圧波形であり、反射光量
信号のピークホールド値bを基準電圧VR に対して抵抗
17および18によって分圧した信号を示している。V
R は基準電圧源19が生成する基準電圧、dはコンパレ
ータ22の出力電圧波形(ドロップアウト検出信号波
形)を各々示している。また、T1はトラッキング制御
ループが閉じている期間、T2 はトラッキング制御ルー
プが開いている期間である。
【0009】トラッキング制御ループが閉じている期間
(T1 )にディスク表面の汚れ等のドロップアウトが発
生すると、図6に示すようにディスクからの反射光量信
号aが一時的に低下する。このとき、反射光量のピーク
ホールド値bは図6に示すようにドロップアウト直前の
反射光量をホールドしており、抵抗分圧されたピークホ
ールド信号cはピークホールド値bより若干低い電圧値
でホールドされているので、反射光量信号aと抵抗分圧
されたピークホールド信号cとをコンパレータ22で比
較することにより、図6に示すように反射光量信号aが
低下した部分をドロップアウトとして検出することがで
きる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、トラッキング制御ループを開いた場合
(図6に示す期間T2 )において、ドロップアウト検出
が誤検出するいう問題点を有していた。これについて以
下図5、図6および図7を用いて説明する。
【0011】図7は光ディスクの断面形状と反射光量の
関係を示す模式図である。図7において、Aは光ディス
クの情報トラックと垂直方向の断面を表しており、aは
情報信号が記録されるオントラック(グルーブ)領域、
bは隣接するオントラック領域に挟まれたオフトラック
(ランド)領域である。Bは光ディスクからの反射光量
のレベルを表している。
【0012】MD等のシステムでは、図7でわかるよう
にオントラック領域aの溝幅の方がオフトラック領域b
の溝幅より大きい。これは情報信号を記録する領域を充
分確保するためである。ここで、光ビームスポットをデ
ィスク面上に照射した場合の反射光量は、トラック溝に
よる干渉によって変化する。光ビームスポット径はほぼ
オントラック領域aの溝幅程度であるため、トラック溝
による干渉の影響はオフトラック領域bの方がオントラ
ック領域aよりも大きい。したがって、ディスクからの
反射光量は図7のBに示すようにオフトラック領域bの
方がオントラック領域aより低下する。
【0013】次に、図6において期間T1 はトラッキン
グ制御ループを閉じているため、光ビームスポットはオ
ントラック領域に照射されている。期間T2 はトラッキ
ング制御ループを開いているため、ディスクの偏心や外
部振動等によって光ビームスポットはオントラック領域
とオフトラック領域とを交互に照射する。故に期間T2
における反射光量信号aは、図6に示すように光ビーム
スポットがオフトラック領域を通過する毎に周期的に低
下する。これは基本的にドロップアウトと同様の現象と
見なされるので、オフトラック領域においてドロップア
ウト検出信号が誤検出する恐れがある。トラッキング制
御ループを開いた場合にドロップアウト検出信号が誤検
出すると、システムとして重大な問題が発生する可能性
がある。たとえば、フォーカス制御のドロップアウト対
策のために、ドロップアウト検出信号に応じてフォーカ
ス制御信号をホールドする等の対策を行っていた場合、
シーク時等にトラッキング制御ループを開いた場合に、
誤検出されたドロップアウト信号に応じてフォーカス制
御信号が頻繁にホールドされ、フォーカス制御が乱され
る、あるいは外れるという事態を招く。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、トラッキング制御ループを開いている場合、あるい
はトラッキング制御ループを閉じていても、光ビームス
ポットが正しくオントラック領域に追従していない場合
に、ドロップアウト検出の誤検出を防止する光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ディスク装置は、トラッキング制御ループ
を開閉する開閉手段と、トラッキング制御ループを開い
た場合に、反射光量によって検出されたドロップアウト
を無効とする手段との構成を有するか、あるいは、トラ
ッキング制御状態判別手段と、トラッキング制御状態判
別手段によって光スポットがトラックに正しく追従して
いないと判別された場合に、反射光量によって検出され
たドロップアウトを無効とする手段との構成を有する
か、あるいは、トラッキング制御ループを開閉する開閉
手段と、トラッキング制御ループを開いた場合にドロッ
プアウトの検出感度を低下させる手段との構成を有する
か、あるいは、トラッキング制御状態判別手段と、トラ
ッキング制御状態判別手段によって光スポットがトラッ
クに正しく追従していないと判別された場合にドロップ
アウトの検出感度を低下させる手段との構成を有するも
のである。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、光ビームスポッ
トがオフトラック領域を通過して光ディスクからの反射
光量が低下した場合でも、トラッキング制御ループを開
いてる場合にドロップアウト検出を無効とする、あるい
は光スポットがトラックに正しく追従していないと判別
された場合にドロップアウト検出を無効とする、あるい
はトラッキング制御ループを開いた場合にドロップアウ
ト検出感度を低下させる、あるいは光スポットがトラッ
クに正しく追従していないと判別された場合にドロップ
アウト検出感度を低下させることによって、ドロップア
ウトの誤検出が防止される。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例の光デ
ィスク装置のブロック図である。図1において構成要素
の1〜22および25、26は従来例の図5で説明した
ものと同様であるので説明を省略する。
【0018】本実施例の特徴は、コンパレータ22の出
力をシステムコントローラ25の制御信号出力端子26
から出力される制御信号でマスクしてドロップアウト検
出信号として出力するANDゲート23と、13〜23
によって構成されるドロップアウト検出手段24を設け
たことにある。
【0019】以上のように構成された第1の実施例の光
ディスクについて、以下その動作について図面を用いて
説明する。図8は第1の実施例におけるドロップアウト
検出の動作信号波形を示す波形図である。
【0020】図8において、横軸は時間、縦軸は電圧値
を示しており、a、b、c、d、VR およびT1 、T2
は従来例で説明した図6と同様であるので説明を省略す
る。eはシステムコントローラ25の制御信号出力端子
26から出力される制御信号波形であり、トラッキング
制御ループを閉じる場合は“H”レベル、トラッキング
制御ループを開く場合は“L”レベルである。fはAN
Dゲート23の出力信号波形、すなわちドロップアウト
検出信号波形である。g、h、i、VR2は本発明の第2
の実施例の動作を説明するための信号波形であり、ここ
では説明に用いない。
【0021】トラッキング制御の方法およびドロップア
ウト検出の基本的な動作については従来例と同様であ
る。トラッキング制御ループを開いた場合は、偏心等の
影響により光ビームスポットがオントラック領域とオフ
トラック領域を交互に照射するので、図8の期間T2 に
示すようにそれに応じて反射光量信号aが周期的に低下
してコンパレータ22の出力dが間欠的に“H”レベル
となり、ドロップアウトが誤検出される。しかし、ここ
でANDゲート23によってコンパレータ22の出力d
を制御信号eでマスクしており、トラッキング制御ルー
プを開いている期間T2 においては制御信号eが“L”
レベルであるから、ドロップアウト検出信号fは常に
“L”レベルとなる。
【0022】以上のように本実施例によれば、トラッキ
ング制御ループを開閉するスイッチと、トラッキング制
御ループを開いた場合にコンパレータの出力をマスクす
るANDゲートを設けることにより、トラッキング制御
ループを開いた場合に、オフトラック領域で反射光量が
低下することによって誤検出されるドロップアウトを無
効にすることができる。
【0023】図2は本発明の第2の実施例の光ディスク
装置のブロック図である。図2において構成要素1〜
9、12〜22は従来例の図5で説明したものと同様で
あるので説明を省略する。本実施例の特徴は差動増幅器
9が出力するトラッキングエラー信号によって光ビーム
スポットが情報トラックに正しく追従しているかどうか
を判別するトラッキング制御状態判別手段30を設けた
ことにある。なお、31、32、33、34は各々トラ
ッキング制御状態判別手段30の構成要素であり、32
は基準電圧VR2を発生する基準電圧源、31は差動増幅
器9が出力するトラッキングエラー信号を基準電圧VR2
と比較して2値信号を出力するコンパレータ、33はコ
ンパレータ31の出力信号の立ち上がりエッジから立ち
下がりエッジまでの時間を所定時間まで引き延ばすモノ
マルチバイブレータ、34はモノマルチバイブレータ3
3の出力信号の極性を反転するインバータである。23
は、コンパレータ22の出力をトラッキング制御状態判
別手段30の出力でマスクしてドロップアウト検出信号
として出力するANDゲートであり、24は構成要素1
3〜23によって構成されるドロップアウト検出手段で
ある。
【0024】以上のように構成された第2の実施例の光
ディスク装置について、以下その動作について図面を用
いて説明する。図8は第2の実施例におけるドロップア
ウト検出の動作信号波形を示す波形図である。
【0025】図8において、横軸は時間、縦軸は電圧値
を示しており、a、b、c、d、VR およびT1 、T2
は従来例の図5で説明したものと同様であるので説明を
省略する。gは差動増幅器9が出力するトラッキングエ
ラー信号波形、VR2は基準電圧源32が生成する基準電
圧、hはコンパレータ31の出力波形、iはインバータ
34の出力波形(すなわちトラッキング制御状態判別手
段30の出力波形)、fはANDゲート23の出力波形
(すなわちドロップアウト検出信号波形)である。eは
本発明の第1の実施例の動作を説明するための信号波形
であり、ここでは説明に用いない。
【0026】トラッキング制御の方法およびドロップア
ウト検出の基本的な動作については従来例と同様であ
る。外乱振動等の影響によってトラッキング制御が外れ
て光ビームスポットが情報トラックを横切る場合、光ビ
ームスポットがオントラック領域とオフトラック領域を
交互に照射するので、図8の期間T2 に示すようにそれ
に応じて反射光量信号aが周期的に低下してコンパレー
タ22の出力dが間欠的に“H”レベルとなり、ドロッ
プアウトが誤検出される。これをANDゲート23によ
ってマスクしてオフトラック領域で誤検出したドロップ
アウト検出を無効とする点では第1の実施例と同様であ
る。
【0027】本実施例が第1の実施例と異なるのは、第
1の実施例がシステムコントローラ25の制御信号に応
じてトラッキング制御ループを開いた場合にコンパレー
タ22の出力をマスクしたのに対し、本実施例ではトラ
ッキング制御ループを開いているか閉じているかに関わ
らず、トラッキング制御状態判別手段30によって光ビ
ームスポットが情報トラックに正しく追従していないと
判別された場合にドロップアウト検出信号をマスクする
点である。第1の実施例は、構成は容易であるが、トラ
ッキング制御ループを閉じている場合に外乱振動等によ
ってトラッキング制御が乱れた場合には、ドロップアウ
トを誤検出する可能性があり、これによりシステムとし
て重大な問題が発生する可能性がある。たとえば、フォ
ーカス制御のドロップアウト対策のために、ドロップア
ウト検出信号に応じてフォーカス制御信号をホールドす
る等の対策を行っていた場合には、外乱振動でトラッキ
ング制御が乱されてドロップアウトが誤検出されるとそ
れに応じてフォーカス制御信号がホールドされ、フォー
カス制御が外れる等の事態を招く恐れがある。本実施例
ではこのような場合でもドロップアウトの誤検出を防止
することができるので、フォーカス制御系に影響を与え
ることがない。
【0028】次にトラッキング制御状態判別手段30の
動作について説明する。外乱振動等によってトラッキン
グ制御が乱されて光ビームスポットがオントラック領域
とオフトラック領域を交互に通過した場合、トラッキン
グエラー信号gは図8の期間T2 に示すようなS字状の
波形となる。これをコンパレータ31によって、トラッ
キングエラー信号のピーク値より若干低い値に設定され
た基準電圧VR2と比較すると、コンパレータ31の出力
には図8のhに示すような間欠的なパルス波形が得られ
る。この波形をモノマルチバイブレータ33によって立
ち上がりから立ち下がりまでの時間間隔を引き延ばすし
てインバータ34で極性を反転すると、図8のiに示す
ようなトラッキング制御状態判別信号が得られる。ここ
でANDゲート23を用いて、コンパレータ22の出力
信号dをトラッキング制御状態判別信号iでマスクする
ことによって、図8の期間T2 において誤検出されたド
ロップアウト検出信号を無効にすることができる。
【0029】以上のように本実施例によれば、トラッキ
ング制御状態判別手段と、トラッキング制御状態判別手
段によって光スポットが情報トラックに正しく追従して
いないと判別された場合にコンパレータの出力信号をマ
スクするANDゲートを設けることにより、外乱振動等
によってトラッキング制御が乱された場合にオフトラッ
ク領域で反射光量が低下することによって誤検出される
ドロップアウトを無効にすることができる。
【0030】図3は本発明の第3の実施例の光ディスク
装置のブロック図である。図3において構成要素1〜2
2および25、26は従来例の図5で説明したものと同
様であるので説明を省略する。本実施例の特徴は構成要
素13〜22で構成されるドロップアウト検出手段24
に抵抗器40、抵抗器40の両端を開閉するスイッチ4
1、システムコントローラ25の制御信号出力端子26
から出力される制御信号を入力するスイッチ41の制御
信号入力端子41を設け、その“H”レベルで抵抗器4
0の両端を閉じ、“L”レベルで開くようにした構成に
ある。
【0031】以上のように構成された第3の実施例の光
ディスク装置について、以下その動作について図面を用
いて説明する。図9は第3の実施例におけるドロップア
ウト検出の動作信号波形を示す波形図である。
【0032】図9において、横軸は時間、縦軸は電圧値
を示しており、a、b、VR およびT1 、T2 は従来例
の図5で説明したものと同様であるので説明を省略す
る。eはシステムコントローラ25の制御信号出力端子
26から出力される制御信号波形であり、トラッキング
制御ループを閉じる場合は“H”レベル、トラッキング
制御ループを開く場合は“L”レベルである。jはコン
パレータ22の非反転入力端子波形、fはコンパレータ
22の出力波形(すなわちドロップアウト検出信号波
形)である。
【0033】トラッキング制御の方法およびドロップア
ウト検出の基本的な動作については従来例と同様であ
る。トラッキング制御ループを開いた場合は、偏心など
の影響により光ビームスポットがオントラック領域とオ
フトラック領域を交互に照射するので、図9の期間T2
に示すようにそれに応じて反射光量信号aが周期的に低
下する。第1および第2の実施例では、このような期間
T2 における反射光量の低下によって検出されたコンパ
レータ22の出力を、ANDゲートでマスクすることに
よりドロップアウト検出を無効としていたが、本実施例
では反射光量のピークホールド値の抵抗分圧比を変える
ことによってドロップアウト検出感度を低下させて誤検
出を防止する。以下その動作について説明する。
【0034】トラッキング制御ループが閉じている場合
は、システムコントローラ25の制御信号出力端子26
から“H”レベルの制御信号eが出力されてスイッチ4
1が閉じており、トランジスタ14のエミッタ電圧(反
射光量のピークホールド電圧b)は基準電圧VR に対し
て抵抗17および18で分圧される(スイッチ41の導
通抵抗は無視できるものとする)。このときの分圧前お
よび分圧後のピークホールド電圧は、図9の期間T1 に
おけるbおよびjに各々示されている。トラッキング制
御ループを開いた場合は、システムコントローラ25の
制御信号出力端子26から“L”レベルの制御信号eが
出力されてスイッチ41が開き、トランジスタ14のエ
ミッタ電圧(反射光量のピークホールド電圧b)は基準
電圧VRに対して抵抗17、40および18で分圧され
る。このときの分圧前および分圧後のピークホールド電
圧は、図9の期間T2 におけるbおよびjに各々示され
ている。このように、トラッキング制御ループを開いた
場合に、同時にスイッチ41を開いて抵抗分圧比を変更
することにより、図9のjに示すように分圧後のピーク
ホールド電圧jのレベルを低下させ、ドロップアウトの
検出感度を低下させている。これによって、図9の期間
T2 に示すように光ビームスポットがオフトラック領域
を通過して反射光量信号aが低下した場合でも、ドロッ
プアウトの誤検出を防止することができる。
【0035】また、第1および第2の実施例は構成は容
易であるが、ドロップアウト検出信号をマスクする構成
であるため、光ビームスポットがオフトラック領域を通
過するときに同時にドロップアウトが存在していたとし
ても、これを検出することはできなかった。これに対し
て本実施例では、ドロップアウト検出感度を低下させる
構成であるので、図9の期間T2 に示すようにトラッキ
ング制御ループを開いた状態において同時にドロップア
ウトが存在した場合でも、トラッキング制御ループを閉
じた場合より若干検出感度が低下するだけで、これを検
出することが可能である。
【0036】トラッキング制御ループを開いた場合にド
ロップアウトが確実に検出できれば、システム的に極め
て有用である。たとえばトラッキング制御ループを開い
てシーク動作を行う場合、シーク中でもドロップアウト
検出信号が確実に検出できれば、これに応じてフォーカ
ス制御信号をホールドすることにより、シーク中にディ
スク表面の傷等によってフォーカス制御が外れることを
防止することができ、アクセス動作の安定性を向上させ
ることができる。
【0037】以上のように本実施例によれば、トラッキ
ング制御ループを開閉するスイッチと、トラッキング制
御ループを開いた場合にドロップアウトの検出感度を低
下させる手段とを設けることにより、トラッキング制御
ループを開いた場合に、オフトラック領域で反射光量が
低下することによるドロップアウトの誤検出を防止する
ことができ、かつ、その状態で同時にドロップアウトが
存在した場合にはこれを検出することができる。
【0038】図4は本発明の第4の実施例の光ディスク
装置のブロック図である。図4において構成要素1〜
9、12〜22は従来例の図5で説明したものと同様で
あるので説明を省略する。また構成要素30〜34は第
2の実施例の図2で説明したものと同様であるので説明
を省略する。また構成要素40〜42は実施例3で説明
したものと同じであるので説明を省略する。本実施例の
特徴はドロップアウト検出手段24におけるスイッチ4
1の制御信号入力端子42にトラッキング制御状態判別
手段30の出力信号を入力するようになし、“H”レベ
ルで抵抗器40の両端を閉じ、“L”レベルで開くよう
にしたことにある。
【0039】以上のように構成された第4の実施例の光
ディスク装置について、以下その動作について図面を用
いて説明する。図10は第4の実施例におけるドロップ
アウト検出の動作信号波形を示す波形図である。
【0040】図10において、横軸は時間、縦軸は電圧
値を示しており、a、b、VR およびT1 、T2 は従来
例の図5で説明したものと同様であり、g、h、iおよ
びVR2は第2の実施例の図8で説明したものと同様であ
り、jおよびfは第3の実施例の図9で説明したものと
同様であるので説明を省略する。
【0041】トラッキング制御の方法およびドロップア
ウト検出の基本的な動作については従来例と同様であ
る。外乱振動等の影響によってトラッキング制御が外れ
て光ビームスポットが情報トラックを横切る場合、光ビ
ームスポットがオントラック領域とオフトラック領域を
交互に照射するので、図10の期間T2 に示すようにそ
れに応じて反射光量信号aが周期的に低下する。本実施
例では、トラッキング制御状態判別手段30によって光
ビームスポットが情報トラックに正しく追従していない
と判別された場合に、反射光量のピークホールド値の抵
抗分圧比を変えることによってドロップアウト検出感度
を低下させて誤検出を防止する。以下その動作について
説明する。
【0042】トラッキング制御状態判別手段30の動作
は第2の実施例と同様であるので説明を省略する。トラ
ッキング制御状態判別手段30によって光ビームスポッ
トが情報トラックに正しく追従していると判別されてい
る場合は、スイッチ41の制御入力端子には“H”レベ
ルが入力されてスイッチ41が閉じており、トランジス
タ14のエミッタ電圧(反射光量のピークホールド電圧
b)は基準電圧VR に対して抵抗17および18で分圧
される(スイッチ41の導通抵抗は無視できるものとす
る)。このときの分圧前および分圧後のピークホールド
電圧は、図10の期間T1 におけるbおよびjに各々示
されている。トラッキング制御状態判別手段30によっ
て光ビームスポットが情報トラックに正しく追従してい
ないと判別された場合は、スイッチ41の制御入力端子
には“L”レベルが入力されてスイッチ41が開き、ト
ランジスタ14のエミッタ電圧(反射光量のピークホー
ルド電圧b)は基準電圧VR に対して抵抗17、40お
よび18で分圧される。このときの分圧前および分圧後
のピークホールド電圧は、図10の期間T2 におけるb
およびjに各々示されている。このように、トラッキン
グ制御状態判別手段30の出力に応じてスイッチ41を
開いて抵抗分圧比を変更することにより、図10のjに
示すように分圧後のピークホールド電圧jのレベルを低
下させ、ドロップアウト検出感度を低下させることがで
きる。これによって、図10の期間T2 に示すように光
ビームスポットがオフトラック領域を通過するときに反
射光量信号aが低下した場合でも、ドロップアウトの誤
検出を防止することができる。
【0043】また第3の実施例と同様に、ドロップアウ
ト検出感度を低下させる構成であるので、図10の期間
T2 に示すように外乱振動等によってトラッキング制御
が外れて光ビームスポットが情報トラックを横切ってい
る状態において同時にドロップアウトが存在した場合で
も、これを検出することが可能である。
【0044】このような状態においてドロップアウトが
確実に検出できれば、システム的に極めて有用である。
外乱振動等によってトラッキング制御が外れて光ビーム
スポットが情報トラックを横切っている状態において同
時にドロップアウトが存在した場合、これをドロップア
ウトとして検出してフォーカス制御信号をホールドする
ことにより、フォーカス制御が外れることを防止するこ
とができ、システムの安定性を向上させることができ
る。
【0045】以上のように本実施例によれば、トラッキ
ング制御状態判別手段と、トラッキング制御状態判別手
段によって光スポットがトラックに正しく追従していな
いと判別された場合にドロップアウトの検出感度を低下
させる手段とを設けることにより、外乱振動等によって
トラッキング制御が乱された場合にオフトラック領域で
反射光量が低下することによるドロップアウトの誤検出
を防止することができ、かつ、その状態で同時にドロッ
プアウトが存在した場合にはこれを検出することができ
る。
【0046】なお、本発明の第1〜第4の実施例におい
て、トラッキングエラー信号は3ビーム法で検出すると
したが、プッシュプル法、ウオブリング法、位相差法等
の何れの方式でも良い。
【0047】また、本発明の第1〜第4の実施例におい
てドロップアウトによる反射光量の低下をトランジス
タ、抵抗、コンデンサを用いたピーク検波回路とコンパ
レータを用いて検出したが、反射光量の低下を検出でき
るものであればどのような手段でもよく、アナログ回路
に限らずディジタル回路やソフトウエア処理等何れの方
法でも実現可能である。
【0048】また、本発明の第1および第2の実施例に
おいて、コンパレータ22の出力信号をANDゲートで
マスクする構成としたが、コンパレータ22の出力信号
を無効にする手段であればどのようなものでもよく、ア
ナログ回路、ディジタル回路、ソフトウエア処理等何れ
の方法でも実現可能である。
【0049】また、本発明の第1および第3の実施例に
おいて、トラッキング制御ループを開閉するスイッチは
トラッキング制御手段の前段に配置したが、トラッキン
グ制御ループ中であればどの位置でもよく、またスイッ
チに限らずトラッキング制御ループを開閉できる手段で
あればどのような手段でもよい。
【0050】また、本発明の第1および第3の実施例に
おいて、トラッキング制御ループを開閉するスイッチを
システムコントローラで制御するとしたが、これは広義
のシステムコントローラであり、通常の機器で用いられ
ているマイクロコンピュータに限らず、システムをコン
トロールするものであれば、アナログ回路、ディジタル
回路、ソフトウエア処理等何れの方法でも実現可能であ
る。
【0051】また、本発明の第2および第4の実施例に
おいて、トラッキング制御状態判別手段はトラッキング
エラー信号を基準値とコンパレータで比較し、モノマル
チバイブレータでパルス幅を引き延ばす構成としたが、
これも光ビームスポットが情報トラックに正しく追従し
ているかどうかを判別する手段であればどのような手段
でもよく、アナログ回路、ディジタル回路、ソフトウエ
ア処理等何れの方法でも実現可能である。
【0052】また、本発明の第3および第4の実施例に
おいて、ドロップアウト検出感度を低下させるために反
射光量のピークホールド値の抵抗分圧比を切り替えた
が、これは検出感度を低下させる方法の一例に過ぎな
い。この他にも、コンパレータ22の入力の何れか一方
にオフセットを印加する、トランジスタ14若しくは2
0のエミッタ電圧出力の何れかをレベルシフトさせる、
基準電圧源19が生成する基準値VR を切り替える、反
射光量信号にローパフフィルタを通してトラックを横切
ることによって生ずる反射光量の周期的な変動成分を減
衰させる、等の様々な方法が考えられ、検出感度を低下
させるものであればどのような方法を用いても本発明の
主旨に何等影響するものではない。またその実現方法に
ついても、アナログ回路に限らず、ディジタル回路やソ
フトウエア処理等何れの方法でも実現可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明はトラッキング制御ループを開閉する開閉手
段と、トラッキング制御ループを開いた場合に、反射光
量によって検出されたドロップアウトを無効とする手段
とを設けるか、あるいはトラッキング制御状態判別手段
と、トラッキング制御状態判別手段によって光スポット
がトラックに正しく追従していないと判別された場合
に、反射光量によって検出されたドロップアウトを無効
とする手段とを設けるか、あるいはトラッキング制御ル
ープを開閉する開閉手段と、トラッキング制御ループを
開いた場合にドロップアウトの検出感度を低下させる手
段とを設けるか、あるいはトラッキング制御状態判別手
段と、トラッキング制御状態判別手段によって光スポッ
トがトラックに正しく追従していないと判別された場合
にドロップアウトの検出感度を低下させる手段を設ける
ことにより、トラッキング制御ループを開いた場合、あ
るいはトラッキング制御ループを閉じていても光ビーム
スポットが正しくオントラック領域に追従していない場
合に、ドロップアウト検出の誤検出を防止することがで
きるので、光ディスクシステムの安定性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光ディスク装置のブロ
ック図
【図2】本発明の第2の実施例の光ディスク装置のブロ
ック図
【図3】本発明の第3の実施例の光ディスク装置のブロ
ック図
【図4】本発明の第4の実施例の光ディスク装置のブロ
ック図
【図5】従来例の光ディスク装置のブロック図
【図6】従来例の光ディスク装置の動作信号波形を示す
波形図
【図7】光ディスクの断面形状と反射光量の関係を示す
模式図
【図8】本発明の第1および第2の実施例の光ディスク
装置における動作信号波形を示す波形図
【図9】本発明の第3の実施例の光ディスク装置におけ
る動作信号波形を示す波形図
【図10】本発明の第4の実施例の光ディスク装置にお
ける動作信号波形を示す波形図
【符号の説明】
10 スイッチ 12 トラッキング制御手段 23 ANDゲート 24 ドロップアウト検出手段 25 システムコントローラ 30 トラッキング制御状態判別手段 41 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトラック形態で情報信号が記録さ
    れている光ディスクを回転させる回転手段と、前記光デ
    ィスクの情報面に光ビームを集光して光スポットを形成
    しその反射光を光検出器で受光する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力によって前記トラックと前記光スポ
    ットのディスク半径方向の相対位置誤差を検出してトラ
    ッキング誤差信号として出力するトラッキング誤差信号
    生成手段と、前記光スポットをディスク半径方向に移動
    させるトラッキングアクチュエータと、前記トラッキン
    グ誤差信号を入力として前記トラッキングアクチュエー
    タを駆動することによりトラッキング制御ループを構成
    して前記光スポットを前記トラックに追従させるトラッ
    キング制御手段と、前記トラッキング制御ループを開閉
    する開閉手段と、前記光検出器の出力によって前記光デ
    ィスク面上のドロップアウトを検出するドロップアウト
    検出手段とを備え、前記ドロップアウト検出手段は、前
    記開閉手段が前記トラッキング制御ループを開いた場合
    にドロップアウト検出を無効とすることを特徴とする光
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】 所定のトラック形態で情報信号が記録さ
    れている光ディスクを回転させる回転手段と、前記光デ
    ィスクの情報面に光ビームを集光して光スポットを形成
    しその反射光を光検出器で受光する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力によって前記トラックと前記光スポ
    ットのディスク半径方向の相対位置誤差を検出してトラ
    ッキング誤差信号として出力するトラッキング誤差信号
    生成手段と、前記光スポットをディスク半径方向に移動
    させるトラッキングアクチュエータと、前記トラッキン
    グ誤差信号を入力として前記トラッキングアクチュエー
    タを駆動することによりトラッキング制御ループを構成
    して前記光スポットを前記トラックに追従させるトラッ
    キング制御手段と、前記光スポットが前記トラックに正
    しく追従しているかどうかを判別するトラッキング制御
    状態判別手段と、前記光検出器の出力によって前記光デ
    ィスク面上のドロップアウトを検出するドロップアウト
    検出手段とを備え、前記ドロップアウト検出手段は、前
    記トラッキング制御状態判別手段で前記光スポットが前
    記トラックに正しく追従していないと判別された場合
    に、ドロップアウト検出を無効とすることを特徴とする
    光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 所定のトラック形態で情報信号が記録さ
    れている光ディスクを回転させる回転手段と、前記光デ
    ィスクの情報面に光ビームを集光して光スポットを形成
    しその反射光を光検出器で受光する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力によって前記トラックと前記光スポ
    ットのディスク半径方向の相対位置誤差を検出してトラ
    ッキング誤差信号として出力するトラッキング誤差信号
    生成手段と、前記光スポットをディスク半径方向に移動
    させるトラッキングアクチュエータと、前記トラッキン
    グ誤差信号を入力として前記トラッキングアクチュエー
    タを駆動することによりトラッキング制御ループを構成
    して前記光スポットを前記トラックに追従させるトラッ
    キング制御手段と、前記トラッキング制御ループを開閉
    する開閉手段と、前記光検出器の出力によって前記光デ
    ィスク面上のドロップアウトを検出するドロップアウト
    検出手段とを備え、前記ドロップアウト検出手段は、前
    記開閉手段が前記トラッキング制御ループを開いた場合
    にドロップアウト検出感度を低下させることを特徴とす
    る光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 所定のトラック形態で情報信号が記録さ
    れている光ディスクを回転させる回転手段と、前記光デ
    ィスクの情報面に光ビームを集光して光スポットを形成
    しその反射光を光検出器で受光する光ピックアップと、
    前記光検出器の出力によって前記トラックと前記光スポ
    ットのディスク半径方向の相対位置誤差を検出してトラ
    ッキング誤差信号として出力するトラッキング誤差信号
    生成手段と、前記光スポットをディスク半径方向に移動
    させるトラッキングアクチュエータと、前記トラッキン
    グ誤差信号を入力として前記トラッキングアクチュエー
    タを駆動することによりトラッキング制御ループを構成
    して前記光スポットを前記トラックに追従させるトラッ
    キング制御手段と、前記光スポットが前記トラックに正
    しく追従しているかどうかを判別するトラッキング制御
    状態判別手段と、前記光検出器の出力によって前記光デ
    ィスク面上のドロップアウトを検出するドロップアウト
    検出手段とを備え、前記ドロップアウト検出手段は、前
    記トラッキング制御状態判別手段で前記光スポットが前
    記トラックに正しく追従していないと判別された場合
    に、ドロップアウト検出感度を低下させることを特徴と
    する光ディスク装置。
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