JPH08166667A - 簡易色分解装置 - Google Patents

簡易色分解装置

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JPH08166667A
JPH08166667A JP26790195A JP26790195A JPH08166667A JP H08166667 A JPH08166667 A JP H08166667A JP 26790195 A JP26790195 A JP 26790195A JP 26790195 A JP26790195 A JP 26790195A JP H08166667 A JPH08166667 A JP H08166667A
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JP
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filter
screen
film
original
color separation
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Application number
JP26790195A
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English (en)
Inventor
Masato Nakajima
真人 中島
Asako Nakatsugawa
麻子 中津川
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱いが簡単で廉価な小型色分解装置を得
て、簡易孔版印刷装置による本格的なカラー印刷を実現
する。 【解決手段】 色分解装置を、ストロボ光源、二値化ス
クリーンと波長選択フィルタを一体化したフィルタ・ス
クリーンユニットを適正スクリーン角度で露光位置に設
定するフィルタホルダーを備えた構成とする。本発明の
小型色分解装置で作成した色分解原稿のコピーを版下と
し、簡易孔版製版・印刷装置でカラー画像再現が可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易印刷用の小型
色分解装置に関する。詳しくは、家庭用の簡易孔版製版
装置に用いる版下原稿を作成する光学的色分解装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般事務所や家庭では、事務書類から年
賀はがきの印刷まで孔版方式の簡易印刷装置が広く使用
されている。孔版方式は、比較的印圧範囲に余裕があ
り、印刷対象が幅広いため、簡単な製版機構と印圧機構
で構成された簡易印刷装置で手軽に画質のよい印刷物が
得られる。
【0003】このような簡易印刷装置の製版は感熱性フ
ィルムを用いた版材が用いられている。光吸収発熱性物
質を有するインクあるいはトナー等で作成された版下原
稿と版材を密着させてフラッシュバルブの閃光により露
光し、画像部分の熱により版材に微細孔をあけて版を作
成するものが普及している。
【0004】上記の簡易孔版印刷装置は、一枚の刷版に
多色のインクを用いることで、多色印刷を容易に行うこ
とができる。刷版上で、印刷箇所により適当な色インク
を配して、1回の印刷で多色刷りを実現させている。ま
た、色別の複数の刷版による重ね刷りも可能である。
【0005】本格的にカラー画像を再現する印刷を行う
場合は、カラー原稿を色分解して色版を用意し、重ね刷
りが必要となる。色分解は、網掛けを施すために用いら
れるフィルターを介して感光材に撮影する写真的方法か
ら発達し、現在利用されている色分解装置は、業務用、
一般用いずれも画像を読み取るスキャナおよびコンピュ
ータで構成され、版下ないし製版出力装置とともに用い
るものである。
【0006】家庭で利用しやすい一般用の簡易色分解装
置としては、色分解ソフトを搭載したパーソナルコンピ
ュータとカラースキャナを組み合わせたもので、原稿と
なるカラー写真等をスキャナで読み込んで、カラー画像
情報を取り入れ、データ処理により色分解と二値化を行
うものがある。画像情報の入力手段として、密着型ライ
ンセンサーやCCDカメラ等を使用した簡易色分解装置
も提案されている。
【0007】従来の簡易孔版印刷装置でカラー印刷を行
う場合も、パーソナルコンピュータに専用の色分解ソフ
トを搭載し、カラースキャナ等を接続した簡易色分解装
置を用いる。処理された画像情報は、専用の出力装置を
用いて、版材に直接製版出力させる他、原稿として版下
出力させる場合が考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、一般用の
簡易色分解装置を簡易孔版印刷装置とともに用いて、家
庭で容易にカラー印刷を行うことが可能となっている。
しかし、従来の簡易色分解装置は、専用ソフトを組み込
んでパーソナルコンピュータを操作する必要があるた
め、取り扱いに習熟を要し、利用者が限定されている。
【0009】カラースキャナ等、画像情報を入力する機
器が特に高価なため、色分解装置そのもののコストに反
映され、簡易印刷装置用の色分解装置としては価格に難
点があることから、一般への普及が妨げられている。
【0010】このような事情により、従来の簡易孔版印
刷装置では、一枚の刷版に各色のインクを用いる簡易的
なカラー印刷が行われているが、印刷する画像が単純な
構成である場合に可能なものであって、複雑なカラー印
刷物を得ることはできない。
【0011】本格的なカラー画像を再現するためには、
通常のカラー印刷と同様に使用するインク毎に対応し
た、最低3枚の色版による重ね刷りが必要になる。現実
には、各色成分に分解された複数の版下を頒布し、簡易
孔版印刷装置に備えられた製版装置を用いて製版を行う
か、あるいは、製版された色版そのものを提供するとい
う方法により、簡易孔版印刷装置で、カラー印刷が行わ
れるにとどまっている。
【0012】本発明は、取り扱いが簡単で廉価な小型色
分解装置を得て、簡易孔版印刷装置による本格的なカラ
ー印刷を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、原稿を色分解フィルタと二値化スクリ
ーンを介して感材に撮影する光学的方法による小型簡易
色分解装置を構成する。本発明の簡易色分解装置は、主
に、光源と拡散ボックスおよび拡散板を備えた光源部、
透過原稿を保持する原稿ホルダー、二値化スクリーンと
波長選択フィルタを一体化したフィルタ・スクリーンユ
ニット、結像レンズ及び記録用感材を設置する画像記録
部から成る。
【0014】図1に本発明の簡易色分解装置の一例の概
略断面図を示す。光源部には、光源2と光源からの光を
拡散させる散光ボックス3がある。光源2は、スイッチ
部1の電源投入操作により、チャージされる。フィルム
ホルダー4の光源2側にはフィルム原稿5がセットさ
れ、フィルム原稿5とフィルムホルダー4との間には、
二値化スクリーンと波長選択フィルタを一体化したフィ
ルタ・スクリーンユニット7を備えている。フィルタ・
スクリーンユニット7は二値化スクリーン側をフィルム
原稿5に向けてセットされている。光源2からの光は散
光ボックス3を経て、フィルム原稿5とフィルタ・スク
リーンユニット7を透過し、光学系レンズ6により記録
フィルム8に結像する。撮影した記録フィルム8は、フ
ィルム排出部9からローラーを通って取り出される。
【0015】本発明の簡易色分解装置に用いる透過原稿
はポジ、ネガとも利用可能であるが、透過原稿と記録フ
ィルムとは、ポジ−ポジ、または、ネガ−ネガの組み合
わせが適当である。ただし、家庭での利用を考慮する
と、透過原稿、記録フィルムとも入手と取り扱いが容易
なものでなければならないため、現時点では、スライド
用の35mmポジフィルムを原稿とし、ポジタイプのイ
ンスタントフィルムとともに用いることが考えられる。
【0016】透過原稿と記録フィルムがネガ−ポジ、ポ
ジ−ネガの組み合わせであっても製版で反転させたり、
記録フィルム原稿から反転させて版下を作成することに
より対応することも可能である。例えば、ネガ原稿から
の反射光を色分解に利用する光学系を確立するなど、装
置機構によりネガポジ反転を行うことが考えられる。普
及の著しい35mmネガフィルムを原稿とする場合、ネ
ガタイプの記録フィルムが適しているが、上述の手段に
よりネガポジ反転を行うことにより、ポジタイプの記録
フィルムと組み合わせても利用可能である。
【0017】記録フィルムは、現像処理の手間が要らな
いインスタントフィルムが適当であるが、その他の印画
紙であっても、画像記録部の給排紙機構や現像手段を対
応させることにより、利用は可能である。また銀塩系感
光材に限らず、非銀塩系の感材等を用いることも可能で
ある。
【0018】その他、従来の簡易孔版印刷装置との併用
を考慮すれば、反転機能を備えたデジタルコピー機等を
用いて、インスタントフィルム原稿をネガポジ反転して
版下を作成する方法、従来の簡易孔版印刷装置に用いる
製版マスターの特性を逆転させて、製版時にネガポジ反
転する方法などが挙げられる。
【0019】フィルムホルダーは、原稿フィルムを平ら
に保持すること、装着時における内部レンズに対する位
置精度が高いこと、フィルムの取り付け、取り外しが簡
単で、フィルムを傷つけないものであることが要求され
る。例えば、二段階の原稿押さえによって、平面性、保
持力、位置精度を向上させた、二段式のコンパクトのよ
うな形状を有するフィルムホルダーが適当である。
【0020】本発明の簡易色分解装置に用いる光源は、
良好な画質を保持しつつ、家庭での利用を図るには、照
明光として波長の偏りがない白色光源であること、必要
な光量が得られるものであって、容易かつ安全な電力を
利用できるもの、安価であることが条件となる。また、
電源として、家庭用電力や、特に安全性から、乾電池等
の利用が望ましい。
【0021】一方、光学的に色分解を行う場合、色分解
に適した波長、色温度等の特性とコストとの兼ね合いか
ら、ハロゲンランプが適当であるとされている。しか
し、ハロゲンランプは、通電時の発熱量が大きく、放熱
を促す構造が必要なため、装置が大型に成らざるを得な
い。また、立上り光量が安定しないため、必然的に長時
間露光になり、安全性、操作性において不利になる、寿
命に伴ってランプ交換の必要がある。本発明の簡易色分
解装置の光源としてはストロボが適当である。
【0022】光源ムラを解消して均一な照明を得るた
め、あるいは、低電力光源の光量を有効に用いてエネル
ギー効率を高めるため、光源の特性によっては、光源部
に散光ボックスおよび拡散板を備える。散光ボックスは
内部を白色塗料等で塗装したもので、発光が部品に吸収
されず、原稿に到達するようにしたものである。
【0023】光軸上に置かれる拡散板は、光軸を中心と
して平盤円形で、周縁に向かって徐々に薄くなる形状を
有する乳白色のプラスチック板等である。光強度の大き
い画面中央部分を厚くすることにより光源ムラを解消す
る。この散光ボックスと拡散板によって、ストロボ光の
光源ムラが補正されて、均一な照明光が得られる。この
ほかに、記録フィルムの感度や、色分解のバランス調整
を行うため、露光量を調整するフィルタが備えられる。
【0024】本発明の簡易色分解装置に用いるフィルタ
・スクリーンユニットは、3枚の波長選択フィルタと連
動する二値化スクリーンを一体化したものである。シア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の印刷イン
クを重ね刷りして色を再現するため、波長選択フィルタ
にはこれらの補色である赤(R)、緑(G)、青紫
(B)の3枚を使用する。R波長域画像はC用原稿とし
て、G波長域画像はM用原稿として、B波長域画像はY
原稿としてそれぞれ利用する。
【0025】たくさんの色を再現するために、使用する
波長選択フィルタの波長特性は可視光域の波長欠損が無
いように、各フィルタの透過波長域を少しずつ重複させ
る。また各色の波長選択フィルタの透過波長ピークに間
隔をとり、色の偏りを防ぐ。例えば大体450nm、5
30nm、610nm付近にピークを設定するとよい。
【0026】使用する透過原稿のRGBのバランス特性
に対応させ、また、各フィルタとも同じ露光時間で色分
解が出来るように、適切な透過濃度のフィルタを用い
る。また、露光時間の微調整機構を備えて、撮影条件が
適正でない場合等にも対応し、色調整を行うこともでき
る。
【0027】図2に本発明の簡易色分解装置に用いる二
値化スクリーンの一例を示す。二値化スクリーンは、図
のように透過シート上に黒点が一定の方向に配列された
ものである。二値化スクリーンは、光学系の焦点深度内
で、原稿または記録フィルムに平行であれば、原稿フィ
ルムに近接させるか、もしくは画像記録フィルムに重ね
るか、いずれの位置にも設置が可能である。
【0028】本発明の装置では、二値化スクリーンを原
稿フィルム面に接近させ、結像レンズの焦点範囲内にフ
ィルム原稿とスクリーンを平行に設置している。ここに
設置することにより、スクリーンの黒丸点のエッヂをは
っきりさせ、階調の再現性を高めることができる。ただ
し、二値化スクリーンはレンズにより、記録フィルム上
で拡大されるため、記録フィルム上でのスクリーン線数
から、用いる二値化スクリーンのスクリーン線数を決定
する。
【0029】原稿を透過した光は、その光強度によっ
て、二値化スクリーンの透明部分を透過する光の量も変
化する。そのため、インスタントフィルムに記録される
画像は、二値化スクリーンの黒丸点の形状に習った、大
小の黒点となる。これらの黒点は、網点と同じ効果とな
り、その大小で階調の再現がなされる。例えば、ポジタ
イプのインスタントフィルムを用いた場合、記録後の点
が大きいほど、その部分のインク濃度が高い事を示す。
【0030】なお、ここに挙げた例では、二値化スクリ
ーンの黒点が単純な円形状であるが、黒点の配列、大き
さ、濃度等、二値化スクリーンの形状を変えることによ
り、中間調再現幅を広げることができる。
【0031】二値化スクリーンのスクリーン角は、モア
レ縞を防ぐため、色版毎に方向を変え、各色版のスクリ
ーンの方向が近接しないようにスクリーン角を設定しな
ければならない。例えば、Rフィルタには45度の二値
化スクリーン、Gフィルタには75度、Bフィルタには
15度、といったように、各スクリーン角に30度以上
差をつけて固定すると、常に印刷結果のモアレ縞が目立
たない。
【0032】本発明の簡易色分解装置では、スクリーン
角の設定を容易にするため、波長選択フィルタに合わせ
て二値化スクリーンも所定の角度に設定され一体化され
たフィルタ・スクリーンユニットを用いる。本発明の簡
易色分解装置に用いるフィルタ・スクリーンユニット
は、RGBの波長選択フィルタそれぞれについて、いつ
も適正なスクリーン角であるため、モアレは常に最小限
に抑えられる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の簡易色分解装置の他の実
施例について図面とともに説明する。図3は本発明の実
施例における簡易色分解装置の横断面図である。主な構
成は、チャージランプ10、電源スイッチ11、ストロ
ボ12、拡散ボックス13、原稿ホルダー14、拡散板
15、結像レンズ16、フィルタ・スクリーンユニット
17、フィルタホルダー18、フィルタ交換用ダイヤル
19、レバー20、バッテリー21、画像記録部22、
波長選択フィルタ23、二値化スクリーン24となって
いる。
【0034】この装置では光源としてストロボ12を用
いている。このストロボはカメラ用に用いられるものと
同等で、小型かつ安価で、波長の偏りがない白色光が得
られ、電池で使用できる。本実施例の簡易色分解装置で
は、単三電池4本からなるバッテリー21を電源とし、
ストロボ12、現像時間計測用30秒タイマー、電動排
紙機構などを作動させる。電池の出力を安定させ、寿命
を伸ばすため、タイマー使用中およびフィルム排紙中の
ストロボチャージは行わない回路になっている。
【0035】ストロボとフィルム原稿の間に備えられた
拡散ボックス13および拡散板15は、ストロボの光束
ムラを解消し、光量の損失を最低限に抑える。光束は拡
散ボックス13を通って散乱し、拡散板15によって光
束のムラが解消されて、フィルム原稿を照明する。フィ
ルム原稿の透過光は、波長選択フィルタ23と二値化ス
クリーン24を一体化したフィルタ・スクリーンユニッ
ト17の二値化スクリーン24と波長選択フィルタ23
の順に透過し、光学系により画像記録部22の記録フィ
ルム面に結像する。
【0036】波長選択フィルタ23は、例えば大体45
0nm、530nm、610nm付近に透過波長ピーク
を有し、それぞれの透過波長域端が少々重複するものを
用いることにより、可視光域の波長を確保し、色の偏り
を防ぐ。印刷インクの波長特性を考慮して選定された波
長選択フィルタによって、良好な色再現を得る。また、
記録フィルムの感度や原稿の濃度に応じて、NDフィル
タを用いて濃度調節を行う。
【0037】フィルタホルダー18は、フィルタ交換用
ダイヤル19の回転に連動し、装着したフィルタ・スク
リーンユニット17のRGBの波長選択フィルタを交換
し、それぞれを露光位置に合わせる。フィルタ交換用ダ
イヤル19を操作してフィルタホルダー18を回転させ
ると、フィルタホルダー18に設けられた切れ込みによ
り、RGBの波長選択フィルタ23がそれぞれ露光位置
で順次停止するようになっている。
【0038】二値化スクリーン24は、原稿濃度に応じ
た網点を得るためには、原稿または記録フィルムについ
て、平行な状態かつ結像レンズの焦点深度内に設置する
のが望ましい。本発明では、スクリーン角の設定を容易
にするため、二値化スクリーンを、波長選択フィルタと
一体化したフィルタ・スクリーンユニット17とし、原
稿側に設置したフィルタホルダー18に装着して用いて
いる。
【0039】二値化スクリーン24は、記録フィルム上
に拡大されることを考慮して、スクリーン線数を決定す
る必要がある。本実施例の構成では、記録フィルム上で
70線程度にするには、用いる二値化スクリーンのスク
リーンの線数は200線程度である。
【0040】本実施例の簡易色分解装置に用いる結像レ
ンズ16の焦点深度は約0.1mmであるが、フィルタ
ホルダーの回転動作を行うため、フィルタ・スクリーン
ユニット17と原稿との間に最低でも1mm以上の間隔
が必要であるため、焦点深度に収まらない。そこで、本
実施例では、フィルタホルダー18を原稿ホルダー14
から2〜3mm離れた位置に退避させておき、露光時に
原稿方向に移動させる。本実施例では、レバー20の操
作により、フィルタホルダー18を移動させフィルタ・
スクリーンユニット17を原稿に押し付ける。フィルタ
ホルダー18が、板ばねにより、レバーを倒しきってか
ら元の位置に戻るまでの間、フィルタ・スクリーンユニ
ット17は原稿に押し付けられている。
【0041】本実施例の簡易色分解装置では、画像記録
に感光性フィルムを用いるため、遮光が必要となる。装
置内部に暗箱を設け、結像レンズ側に内部シャッターを
設けることにより、記録フィルムの遮光を保つ。内部シ
ャッターにはソレノイドシャッターを採用し、フィルタ
ホルダー18の移動に続いて、一定時間開放される。内
部シャッターの開放時間は、ストロボの発光時間よりも
長い時間であって、常に一定時間である。
【0042】図4は図3の簡易色分解装置の上断面図で
ある。本実施例の簡易色分解装置では、フィルタホルダ
ー18を原稿に押し付けるレバー20の操作により、内
部シャッターとストロボも作動させる。レバー20を倒
すと、フィルタホルダー18が移動しフィルタ・スクリ
ーンユニット17 が原稿に押し付けられ、続いて、結
合レンズ16と記録フィルムとの間に設けられている遮
光板が開かれて内部シャッターが開放し、その間にスト
ロボの発光スイッチが入る。発光直後には内部シャッタ
ーが閉じ、レバーが元の位置に戻るとフィルタホルダー
も退避する仕組みになっている。
【0043】本実施例では、記録フィルムと印刷用イン
クの波長特性を考慮し、波長選択フィルタの濃度調整を
行っているため、適正露光により撮影された原稿であれ
ば、各色とも一回のレバー操作による同一の露光条件で
ほぼ適正な色分解が得られる。さらに、結像レンズの絞
りを調節するダイヤルまたは濃度変換用のNDフィルタ
を備えたホルダーを回転させるダイヤルを備えることに
より、原稿の明暗に応じて濃度調節を行うことも可能で
ある。
【0044】この実施例では、簡素な装置として、フィ
ルタ交換用ダイヤル19とレバー20で操作する構成と
したが、他の構成として、例えば、フィルタ交換用ダイ
ヤルをワンタッチのボタンにし、順次波長選択フィルタ
が入れ替わる、あるいはフィルタホルダーの回転をレバ
ー操作に連動させ、レバーを操作すると、自動的にフィ
ルタ・スクリーンユニットを設定して露光を行い、レバ
ー操作の都度、フィルタ・スクリーンユニットが入れ替
わるなど操作性を向上させることも可能である。
【0045】原稿フィルムについても、平らに保持さ
れ、位置精度が結像レンズの焦点深度範囲内であること
が要求される。本実施例の、原稿ホルダー14は内側の
原稿押さえと外側の原稿挟みから成り、内側の原稿押さ
えで原稿フィルムを固定してから、さらに外側の原稿は
さみで固定する構造にしているが、原稿フィルムの着脱
が簡単で、フィルムを傷つけないものとして、原稿ホル
ダーと内側の原稿押さえを一体化したものがさらに優れ
ている。また、原稿を固定する際に、シールなどによっ
て軽く原稿をホルダーに張り付ける方法も考えられる。
この場合、ホルダーの構造はより簡素なものでも十分で
ある。
【0046】本実施例の簡易色分解装置の画像記録部2
2の排紙機構は手動排紙型と、電動排紙型の2種が適用
できる。手動排紙型は簡素な機構で済み、電動排紙型
は、使用者が不慣れな場合でも対応でき、フィルム引き
出しに失敗したり、現像時間の計測や、フィルムからの
廃棄物等の処理が煩わしいなどの問題を避けられる。こ
れらは、装置本体は共通で、排紙部分の交換によって、
手動排紙型/電動排紙型に切り替えられる。
【0047】本実施例では、使用した記録フィルムがポ
ジタイプであるため、フィルム原稿は35mmカラーポ
ジフィルムとする。しかし、本実施例の簡易色分解装置
は一例には限定されず、当然、ネガタイプの記録フィル
ムとネガタイプのフィルム原稿を用いることもできる。
例えば35mmカラーネガフィルムをフィルム原稿と
し、記録フィルムにネガタイプを使用することも可能で
ある。
【0048】さらに、ポジタイプの記録フィルムとネガ
タイプのフィルム原稿との組み合わせ、あるいは、ネガ
タイプの記録フィルムとポジタイプのフィルム原稿との
組み合わせも可能である。ただし、本発明の簡易色分解
装置内でネガポジ反転を行う手段を組み込み、あるい
は、得られた記録フィルムからネガポジ反転を行う必要
がある。用いるフィルム原稿、記録フィルムの感度や色
特性に合わせて、露光条件やフィルタ・スクリーンユニ
ットに調整を行うと良い。例えば、カラーネガフィルム
の色バランスに見合った透過率を備えた波長選択フィル
タを用いることにより、透過光量を調整し、印刷時の色
再現を調整する。
【0049】本実施例の簡易色分解装置を上述のように
構成し、標準仕様通りに露光を行う条件では、インスタ
ントフィルムの感度や、フルカラーインクの波長特性を
考慮して、波長選択フィルタ濃度が調整されており、各
色版共に一回の露光によって十分な光量、また色バラン
スが実現されている。
【0050】その他、本実施例の簡易色分解装置には以
下のような構成を備えている。画像記録部が手動排紙型
である場合、手動でインスタントフィルムを引き出して
現像時間を計測する必要がある。そこでインスタントフ
ィルムの現像時間に合わせ、スイッチを入れると30秒
後にアラームがなるような電子回路を備える。
【0051】本実施例の簡易色分解装置を操作する際、
フィルタ交換用ダイヤルの誤操作を防ぐため、RGBフ
ィルタのいずれを選択しているかを認識できるような表
示が必要である。そこで、装置中央付近などの見やすい
箇所に、小さなフィルタ表示窓を設ける。フィルタ表示
窓から、フィルタホルダーの回転に連動し、色や文字で
フィルタないし露光される版の表した色板等を表示し
て、選択したフィルタを示す。
【0052】以下、本実施例の手動排紙型の簡易色分解
装置を用いて、35mmポジカラーフィルムの原稿から
ポジタイプの記録フィルムに露光を行い、簡易孔版印刷
装置を用いて印刷を行う手順について説明する。
【0053】まず、原稿ホルダー14にフィルム原稿1
5を挟み込む。35mmポジカラーフィルム(スライド
フィルム)はマウントから取り出し、1コマにカットし
たサイズのフィルムとして原稿ホルダー14に装着す
る。この時、フィルムの画面を原稿ホルダーの開口に合
わせ、そのまま静かに原稿ホルダーを閉じる。
【0054】次に、記録フィルムを装置に設置する。記
録フィルムをパッケージから取り出し、付属の遮光紙を
付けたまま、画像記録部22に装着する。蓋を閉じ、内
部を完全に遮光してから、遮光紙を引き抜き、記録フィ
ルムをセットする。
【0055】既に、RフィルタとC版用スクリーン、G
フィルタとM版用スクリーン、BフィルタとY版用スク
リーンをそれぞれ一体化したフィルタ・スクリーンユニ
ット17が装置にセットされている。この3組のフィル
タとスクリーンは、一つのユニットとして構成されてい
て、スクリーンの方を原稿フィルムに密着させることが
できる。
【0056】図5はフィルタホルダー18をフィルム原
稿15側から示した概略図である。フィルタ・スクリー
ンユニット17は、フィルタホルダー18に装着されて
おり、フィルタ交換用ダイヤル19を回転することによ
り、順に入れ替わる。フィルタ交換用ダイヤル19を操
作すると、フィルタホルダー18の回転に連動して、フ
ィルタ表示窓に選択したフィルタないし露光される版を
示す色板等が表示される。例えばRフィルタが光軸上に
ある場合、フィルタ窓にはCマークが表示される。ここ
ではRGBの順にフィルタを掛けて露光を行うものとす
る。
【0057】露光スイッチのセットは、露光ツマミ(レ
ンズ絞り)を回し、通常は標準の目盛りに合わせるが、
用いるフィルム原稿にとって、露光オーバーないし露光
アンダーとなる場合に、標準より絞りを開く目盛り、絞
りを綴じる目盛りに合わせて露光調整を行う。電源スイ
ッチ11を入れ、チャージランプ10の点灯によりスト
ロボチャージを確認する。図6は図4のレバー20を画
像記録部22側から見た概略側面図であり、露光はレバ
ー20を倒すことによって行われる。
【0058】レバー20が倒れて、定位置に戻る動作に
より、板バネを介してフィルタホルダー18が移動しフ
ィルタ・スクリーンユニット17が原稿に押しつけら
れ、遮光板が開き、ストロボ12の発光スイッチが入
る。レバーが戻ると遮光板も定位置に戻り、露光が完了
する。図7はフィルタースクリーンユニットの斜視図で
ある。
【0059】露光が済んだ記録フィルムの黒タブを引
き、露光済みのフィルムを取り出す。取り出すと同時に
図示されていない装置上部のボタンを押すと、予め設定
されたタイマーが作動し、30秒後に現像終了を知らせ
るアラームが鳴る。現像後、C版用の色分解写真が得ら
れる。Gフィルタ、Bフィルタについても同様の手順で
露光を行い、3組のフィルタを掛けて各色一回ずつ、計
3回露光を行うと色分解が完了する。
【0060】簡易孔版印刷装置を用いて孔版印刷を行う
ため、得られた3枚の色分解写真を公知のコピー機でコ
ピーし、版下原稿とする。通常のアナログコピー機を用
いる場合は、若干薄目のコピーを行いトナーの付着量を
少なくするとよい。得られた版下原稿を簡易孔版印刷装
置の製版部にセットし、フラッシュ製版を行い、CMY
の3つの版を作成する。C版、M版、Y版の順に見当を
合わせて重ね印刷し、カラー印刷物を得る。
【0061】本実施例の簡易色分解装置を従来の簡易孔
版印刷装置と併用する場合、光吸収発熱性物質を含む画
材で描かれた版下原稿を必要とするため、光吸収発熱性
物質を含まない画材で描かれた原稿はカーボントナーを
用いる電子コピー機により原稿を作成する必要がある。
画像記録に、感光により光吸収発熱性の画像が形成され
るような感材を採用すれば、電子コピー機が必要なくな
る。
【0062】本実施例に示す簡易色分解装置は、引伸ば
し倍率は、原稿フィルムと画像記録フィルムの長辺か
ら、約2.75倍である。また、本実施例の簡易色分解
装置は、35mmポジカラーフィルムを原稿とする。
【0063】図8に原稿ホルダ内にフィルタ・スクリー
ンユニットを組み込んだ例の原稿ホルダの正面図を、図
9にその側面図を示す。この例では、ペンケース型の原
稿ホルダ30を開き、マウント済みのフィルム原稿26
を原稿保持部31に設置する形状になっている。この原
稿ホルダの光源側には拡散板27を、また結像レンズ側
には開口部29をそれぞれ設けている。フィルタ・スク
リーンユニット25は、原稿保持部31および開口部2
9の上下に、蝶番32によって固定されている。
【0064】このフィルタ・スクリーンユニットを原稿
に重ねたときに原稿に接する面に、コンタクトスクリー
ンを配置する。原稿保持部はばね28によって原稿ホル
ダ30に固定されているため、フィルタ・スクリーンユ
ニットを原稿に重ね、原稿ホルダを閉じて色分解装置に
装着すると、ばね28によって原稿26がフィルタ・ス
クリーンユニット25に押しつけられる構造になってい
る。そのため、フィルタ・スクリーンユニット25と原
稿26が結像用レンズに対して常に一定の位置に保た
れ、かつ原稿とコンタクトスクリーンを密着させる効果
がある。
【0065】光源からの光は、拡散板27により拡散
し、原稿26を均一な照度で照明する。原稿からの透過
光は、フィルタ・スクリーンユニット25を透過した
後、開口部29から結像レンズに向かう。
【0066】図8および図9に示すような原稿ホルダを
使用することによって、マウント済みのフィルタ原稿を
使用することが可能になる。また前記実施例におけるフ
ィルタ・スクリーンユニットを押しつけるためのレバー
操作を省略することができる。同時にフィルタ・スクリ
ーンユニットの回転機構も不要になるため、装置の構造
がさらに簡略化できる。
【0067】
【発明の効果】上記のように本発明の簡易色分解装置
は、波長選択フィルタと二値化スクリーンが一体化した
フィルタ・スクリーンユニットをフィルタ交換用ダイヤ
ルの操作に連動して回転するフィルタホルダーに装着し
て装置に組み込んでいる。フィルタホルダーの移動、内
部シャッターの開閉、ストロボ発光を一回のレバー操作
で行い、常に一定の露光条件で露光される構造となって
いる。そのため、レバー等の単純な操作で、二値化スク
リーンを適切なスクリーン角度でセットし、適性露光を
行うことが出来る。
【0068】光源には、例えばストロボを用いているた
め、電源を乾電池で供給できる。特殊な電力を必要とせ
ず、操作が容易であるため、誰でも利用できる安全で機
能的な色分解装置が得られる。上述のように、本発明の
簡易色分解装置は、色分解に光学的手法を採用したた
め、装置の小型化が可能で、市販の安価な部品を用いて
構成することもできる。そのため色分解装置の中で、画
期的な小型機と低価格機として提供できるため、家庭用
装置として普及が期待できる。従来の簡易孔版印刷装置
と併用することにより、家庭で本格的なカラー印刷が実
現する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易色分解装置に用いる二値化スクリ
ーンの説明図である。
【図2】本発明の簡易色分解装置の一例の概略断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例における簡易色分解装置の横断
面図である。
【図4】本発明の実施例における簡易色分解装置の上断
面図である。
【図5】本発明の実施例における簡易色分解装置のフィ
ルタホルダーの説明図である。
【図6】本発明の実施例における簡易色分解装置の装置
横のレバーの説明図である。
【図7】本発明の実施例における簡易色分解装置のフィ
ルタースクリーンユニットの斜視図である。
【図8】本発明の実施例における装置において、原稿ホ
ルダ内にフィルタ・スクリーンユニットを組み込んだ例
の原稿ホルダの正面図である。
【図9】本発明の実施例における装置において、原稿ホ
ルダ内にフィルタ・スクリーンユニットを組み込んだ例
の原稿ホルダの側面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ部 2 光源 3 散光ボックス 4 フィルムホルダー 5 フィルム原稿 6 光学系レンズ 7 フィルタ・スクリーンユニット 8 記録フィルム 9 フィルム排出部 10 チャージランプ 11 電源スイッチ 12 ストロボ 13 拡散ボックス 14 原稿ホルダー 15 拡散板 16 結像レンズ 17 フィルタ・スクリーンユニット 18 フィルタホルダー 19 フィルタ交換用ダイヤル 20 レバー 21 バッテリー 22 画像記録部 23 波長選択フィルタ 24 二値化スクリーン 25 フィルタ・スクリーンユニット 26 マウント済みフィルム原稿 27 拡散板 28 ばね 29 開口部 30 原稿ホルダ 31 原稿保持部 32 蝶番

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に色分解および二値パター
    ン化する装置において、複数の二値化スクリーンと波長
    選択フィルタを一体化したフィルタ・スクリーンユニッ
    トを順次切り替えて露光するフィルタ・スクリーンユニ
    ット切り換え手段を備えたことを特徴とする色分解装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿を光学的に色分解および二値パター
    ン化する装置において、発光源としてストロボを用いた
    光源、複数の二値化スクリーンと波長選択フィルタを一
    体化したフィルタ・スクリーンユニットを順次切り替え
    て露光するフィルタ・スクリーンユニット切り換え手段
    を備えたことを特徴とする色分解装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の二値化スクリーンと波長選択
    フィルタを一体化したフィルタ・スクリーンユニットの
    各々の露光時のスクリーン角度を互いにモワレ干渉縞を
    発生させない方向に設定することを特徴とする請求項1
    または2記載の色分解装置。
JP26790195A 1994-10-13 1995-09-21 簡易色分解装置 Pending JPH08166667A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26790195A JPH08166667A (ja) 1994-10-13 1995-09-21 簡易色分解装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27310394 1994-10-13
JP6-273103 1994-10-13
JP26790195A JPH08166667A (ja) 1994-10-13 1995-09-21 簡易色分解装置

Publications (1)

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JPH08166667A true JPH08166667A (ja) 1996-06-25

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