JPH08166253A - 磁気式エンコーダ - Google Patents

磁気式エンコーダ

Info

Publication number
JPH08166253A
JPH08166253A JP6333431A JP33343194A JPH08166253A JP H08166253 A JPH08166253 A JP H08166253A JP 6333431 A JP6333431 A JP 6333431A JP 33343194 A JP33343194 A JP 33343194A JP H08166253 A JPH08166253 A JP H08166253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
code plate
magnetizing
pole
encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6333431A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Katsura
公一 桂
Motomasa Imai
基勝 今井
Makoto Arai
眞 新井
Yasushi Ono
康 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6333431A priority Critical patent/JPH08166253A/ja
Publication of JPH08166253A publication Critical patent/JPH08166253A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着磁の際に位置ずれがあっても着磁寸法のず
れが生じない磁気式エンコーダを提供する。 【構成】 磁気パターンを有する磁気符号板1と、磁気
符号板の磁極1a、1b、2a、2bを検出する磁気検
出手段と、磁気検出手段からの信号に基づいて磁気符号
板に対する相対移動を検出する相対移動検出手段とを備
えた磁気式エンコーダにおいて、磁気符号板1の磁極の
境界に沿って所定の幅で溝3が設けられている。着磁作
業時に磁気符号板1と着磁装置との間で位置ずれが生じ
たとしても、その位置ずれを溝3で吸収することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気式エンコーダに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の磁気式エンコーダの磁気符
号板を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のC−C線に沿う断面図である。
【0003】従来の磁気式エンコーダとしては、図5
(a)及び(b)に示すように、所定の磁気パターンを
有するリング状の磁気符号板50を図示しない電動機等
の回転軸に装着し、磁気符号板50の磁極51a、51
b、52a、52bを図示しない磁気センサによって検
出し、この磁気センサからの信号に基づいて回転軸の回
転数及び回転方向を検出するものが知られている。
【0004】磁気符号板50は、外側の円形トラックに
それぞれ形成されたS極である磁極51a及びN極であ
る磁極51bと、内側の円形トラックにそれぞれ形成さ
れたN極である磁極52a及びS極である磁極52bと
を有している。各磁極は周方向にほぼ180°の角度に
わたって形成されている。図5(a)及び(b)におい
て、符号53で示す破線は各磁極の境界を示している。
【0005】前記磁気符号板50を作る際には、ゴム磁
石に使用される軟質の磁性材料でできたリング状の磁性
体を図3に示すような所定の磁気パターンを有する着磁
装置30の上面に密着させ、着磁装置30のコイル31
に電流を流してこの着磁装置30を電磁石にする。これ
によって、リング状の磁性体の表面の、着磁装置30の
磁極31a、31b、32a、32bと接触する部分
が、対応する磁極と逆極性にそれぞれ着磁される。この
後にリング状の磁性体を着磁装置30から取り外すと、
その磁性体に磁気が保持され、所定の磁気パターンの磁
極51a、51b、52a、52bを有するリング状の
磁気符号板50ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した着磁を行う
際、ゴム磁石に使用されるのような軟質の磁性体を押し
付けて着磁装置30の上面に密着させると、その軟質の
磁性体が変形し、位置合わせされた磁性体の表面と着磁
装置30の上面との位置がずれてしまうことがある。
【0007】上述の従来技術では、このような位置ずれ
が生じると、リング状の磁性体の表面は連続する平坦な
面であるため、その位置ずれの量がそのまま着磁寸法の
ずれになってしまう。
【0008】図6(a)はリング状の磁性体の表面と着
磁装置30の上面との位置ずれがない状態で着磁を行っ
た場合の説明図、同図(b)はリング状の磁性体の表面
と着磁装置30の上面との位置ずれがある状態で着磁を
行った場合の説明図である。
【0009】前記位置ずれがない場合には、S極(磁極
51a、52b)とN極(磁極52a、51b)とが同
じ寸法(同じ径方向の幅)で着磁される(図6(a)参
照)。これに対して、前記位置ずれがある場合には、S
極とN極とが同じ寸法で着磁されない(図6(b)参
照)。このような着磁寸法のずれがあると、磁気センサ
の信号に悪影響を与え、精度の高い検出を行うことがで
きないという問題があった。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は着磁の際に位置ずれがあっても着
磁寸法のずれが生じない磁気式エンコーダを提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の磁気式エンコーダは、磁気パタ
ーンを有する磁気符号板と、前記磁気符号板の磁極を検
出する磁気検出手段と、前記磁気検出手段からの信号に
基づいて前記磁気符号板に対する相対移動を検出する相
対移動検出手段とを備えた磁気式エンコーダにおいて、
前記磁気符号板の磁極の境界に沿って所定の幅で非磁性
領域が設けられている。
【0012】また、請求項2記載の発明の磁気式エンコ
ーダは、前記非磁性領域は前記磁気符号板の表面に形成
された溝である。
【0013】更に、請求項3記載の発明の磁気式エンコ
ーダは、前記溝に非磁性材料が充填されている。
【0014】
【作用】請求項1記載の磁気式エンコーダでは、磁気符
号板の磁極の境界に沿って所定の幅で非磁性領域が設け
られているので、着磁作業時に磁気符号板と着磁装置と
の間で位置ずれが生じたとしても、その位置ずれを非磁
性領域で吸収することができ、磁気パターンの各磁極が
着磁寸法のずれなく、正しい寸法で形成される。
【0015】また、磁極の境界に沿って所定の幅で非磁
性領域が設けられているので、磁気符号板の内部で発生
する磁界が弱くなり、その分だけ外部に発生する磁界が
強くなる。
【0016】請求項2記載の磁気式エンコーダでは、着
磁作業時に磁気符号板と着磁装置との間で位置ずれが生
じたとしても、その位置ずれを溝で吸収することがで
き、磁気パターンの各磁極が着磁寸法のずれなく、正し
い寸法で形成される。
【0017】請求項3記載の磁気式エンコーダでは、溝
に充填された非磁性材料によって磁気符号板の剛性が高
められる。
【0018】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】図1はこの発明の一実施例に係る磁気式エ
ンコーダの磁気符号板を示し、同図(a)は平面図、同
図(b)は同図(a)のAーA線に沿う断面図である。
【0020】磁気式エンコーダのリング状の磁気符号板
(磁気符号板)1は、外側の円形トラックにそれぞれ形
成されたS極である磁極1a及びN極である磁極1b
と、内側の円形トラックにそれぞれ形成されたN極であ
る磁極2a及びS極である磁極2bとを有している。各
磁極は周方向にほぼ180°の角度にわたって形成され
ている。各磁極1a、1b、2a、2bの境界に沿って
所定の幅で溝(非磁性領域)3が形成されている。
【0021】リング状の磁気符号板1を作る際には、ゴ
ム磁石に使用されるような軟質の磁性材料でできたリン
グ状の磁性体を図3に示すような所定の磁気パターンを
有する着磁装置30の上面に密着させ、着磁装置30の
コイル31に電流を流してこの着磁装置30を電磁石に
する。これによって、リング状の磁性体の表面の、着磁
装置30の磁極31a、31b、32a、32bと接触
する部分が、対応する各磁極とは逆極性にそれぞれ着磁
される。この後にリング状の磁性体を着磁装置30から
取り外すと、磁性体に磁気が保持され、所定の磁気パタ
ーンの磁極1a、1b、2a、2bを有するリング状の
磁気符号板1ができる。
【0022】図2(a)はリング状の磁性体の表面と着
磁装置30の上面との位置ずれがない状態で着磁を行っ
た場合の説明図、同図(b)はリング状の磁性体の表面
と着磁装置30の上面との位置ずれがある状態で着磁を
行った場合の説明図である。
【0023】上述の着磁を行う際、位置合わせされたリ
ング状の磁性体の表面と着磁装置30の上面との位置が
ずれていない場合には、リング状の磁性体の表面の、着
磁装置30の磁極31a、31b、32a、32bと接
触する部分がそれぞれ同じ寸法で着磁される(図2
(a)参照)。
【0024】一方、上述した着磁を行う際に、位置合わ
せされたリング状の磁性体の表面と着磁装置30の上面
との位置がリング状の磁性体の変形等によりずれてしま
ったとしても、リング状の磁性体の各磁極1a、1b、
2a、2bの境界に沿って所定の幅で溝3が設けられて
いるので、その位置ずれを溝3で吸収することができ、
それぞれ同じ寸法幅の磁極1a、1b、2a、2bが形
成される。
【0025】上述のようにこの実施例の磁気式エンコー
ダによれば、着磁を行う際に、位置合わせされたリング
状の磁性体の表面と着磁装置30の上面との位置がずれ
てしまったとしても、磁気符号板1の各磁極1a、1
b、2a、2bを着磁寸法のずれなく、正しい寸法で形
成することができる(図2(b)参照)。
【0026】また、着磁の際におけるリング状の磁性体
の表面と着磁装置30の上面との位置合わせでの公差を
大きくすることができ、これによって位置合わせ作業が
簡単になり、作業効率が向上する。
【0027】更に、磁気符号板1の各磁極1a、1b、
2a、2bの境界に沿って所定の幅で非磁性領域である
溝3が設けられているので、磁気符号板1の内部で発生
する磁界が図5に示す上記従来の磁気符号板50と比べ
弱くなり、その分だけ外部に発生する磁界を強くするこ
とができる。これによって磁気符号板1を小型化するこ
とができる。
【0028】図4はこの発明の別の実施例に係る磁気式
エンコーダの磁気符号板を示し、同図(a)は平面図、
同図(b)は同図(a)のBーB線に沿う断面図であ
る。この実施例の説明において上述の実施例と同様の部
位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0029】この実施例に係る磁気符号板1は、図4
(a)及び(b)に示すように、非磁性領域である溝3
に非磁性材料4が充填されている点で上述の実施例と異
なる。
【0030】この実施例によれば、溝3に充填された非
磁性材料4によってリング状の磁気符号板1の剛性が高
められる。
【0031】また、この実施例の磁気式エンコーダによ
れば、溝3に非磁性材料4が充填されているので、磁気
符号板1の内部で発生する磁界が上記一実施例よりも弱
くなり、外部に発生する磁界をより一層強くすることが
でき、磁気符号板1をより小型化することができる。
【0032】なお、この発明は、ロータリエンコーダに
限定されるものではなく、ドラム式の磁気式エンコーダ
にも適用することができるとともに、直進可動部の移動
量及び移動方向を検出する磁気式エンコーダに用いられ
る直線状の磁気符号板にも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の磁気
式エンコーダによれば、着磁作業時に磁気符号板と着磁
装置との間で位置ずれが生じたとしても、その位置ずれ
を非磁性領域で吸収することができるので、磁気パター
ンの各磁極が着磁寸法のずれなく、正しい寸法で形成さ
れる。
【0034】また、磁極の境界に沿って所定の幅で非磁
性領域が設けられているので、磁気符号板の内部で発生
する磁界が弱くなり、その分だけ外部に発生する磁界が
強くなり、磁気符号板を小型化することができる。
【0035】請求項2記載の磁気式エンコーダによれ
ば、着磁作業時に磁気符号板と着磁装置との間で位置ず
れが生じたとしても、その位置ずれを溝で吸収すること
ができ、磁気パターンの各磁極が着磁寸法のずれなく、
正しい寸法で形成される。
【0036】請求項3記載の磁気式エンコーダによれ
ば、溝に充填された非磁性材料によって磁気符号板の剛
性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る磁気式エンコ
ーダの磁気符号板を説明するための図である。
【図2】図2はリング状の磁性体の表面と着磁装置の上
面との位置ずれがない状態で着磁を行った場合と位置ず
れがある状態で着磁を行った場合とを説明するための図
である。
【図3】図3は着磁装置を示す斜視図である。
【図4】図4はこの発明の別の実施例に係る磁気式エン
コーダの磁気符号板を説明するための図である。
【図5】図5は従来の磁気式エンコーダの磁気符号板を
説明するための図である。
【図6】図6はリング状の磁性体の表面と着磁装置の上
面との位置ずれがない状態で着磁を行った場合と位置ず
れがある状態で着磁を行った場合とを説明するための図
である。
【符号の説明】
1 磁気符号板 1a、1b、2a、2b 磁極 3 溝 4 非磁性材料
フロントページの続き (72)発明者 大野 康 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気パターンを有する磁気符号板と、 前記磁気符号板の磁極を検出する磁気検出手段と、 前記磁気検出手段からの信号に基づいて前記磁気符号板
    に対する相対移動を検出する相対移動検出手段とを備え
    た磁気式エンコーダにおいて、 前記磁気符号板の磁極の境界に沿って所定の幅で非磁性
    領域が設けられていることを特徴とする磁気式エンコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記非磁性領域は前記磁気符号板の表面
    に形成された溝であることを特徴とする請求項1記載の
    磁気式エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記溝に非磁性材料が充填されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気式エンコーダ。
JP6333431A 1994-12-15 1994-12-15 磁気式エンコーダ Withdrawn JPH08166253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6333431A JPH08166253A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 磁気式エンコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6333431A JPH08166253A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 磁気式エンコーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08166253A true JPH08166253A (ja) 1996-06-25

Family

ID=18266035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6333431A Withdrawn JPH08166253A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 磁気式エンコーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08166253A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249790A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Carl Freudenberg Kg 角度測定装置及びその製造方法
JP2009529679A (ja) * 2006-03-09 2009-08-20 フェデラル−モーグル コーポレイション 油槽エンコーダシール
JP6064072B1 (ja) * 2016-07-21 2017-01-18 和光精機株式会社 磁気式エンコーダ用ドラム及び当該ドラムを備えたアブソリュートエンコーダ
CN110091919A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 伯恩斯公司 带开槽磁体的sas

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249790A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Carl Freudenberg Kg 角度測定装置及びその製造方法
JP2009529679A (ja) * 2006-03-09 2009-08-20 フェデラル−モーグル コーポレイション 油槽エンコーダシール
JP6064072B1 (ja) * 2016-07-21 2017-01-18 和光精機株式会社 磁気式エンコーダ用ドラム及び当該ドラムを備えたアブソリュートエンコーダ
CN110091919A (zh) * 2018-01-31 2019-08-06 伯恩斯公司 带开槽磁体的sas

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3740984B2 (ja) 電動機の磁極位置検出装置
US4547714A (en) Low magnetic leakage flux brushless pulse controlled d-c motor
JPH09510775A (ja) 回転あるいは角運動を検出するための装置
JPH0245803B2 (ja)
CN115053079B (zh) 位置检测装置
JPH08166253A (ja) 磁気式エンコーダ
US20050145302A1 (en) Method for producing a magnetic multipole encoder
JP4600858B2 (ja) リニアモータ
JPH048926B2 (ja)
JP7308091B2 (ja) 回転検出装置
JPS6349948Y2 (ja)
JPH05244754A (ja) 回転検出装置付モータの着磁方法
JP2002199669A (ja) 永久磁石の着磁方法
JPH04212016A (ja) 回転数検出器
JPH0638480A (ja) ブラシレスモータのロータ
JPH0429529Y2 (ja)
KR200159419Y1 (ko) 모터의 자성체 구조
JP2782830B2 (ja) リニアサーボモータ
JPH04364348A (ja) ブラシレス直流モータ
JPH046169Y2 (ja)
JPH0735365Y2 (ja) 着磁ヨーク
JP3074913B2 (ja) モータのpg信号検出装置
JP2982468B2 (ja) 着磁体およびその製造方法
JPH0774020A (ja) 多極着磁磁石とその着磁方法
CN118119825A (zh) 转速检测器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305