JPH08165177A - ミクロ細孔セラミックの製造方法 - Google Patents

ミクロ細孔セラミックの製造方法

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JPH08165177A
JPH08165177A JP7149498A JP14949895A JPH08165177A JP H08165177 A JPH08165177 A JP H08165177A JP 7149498 A JP7149498 A JP 7149498A JP 14949895 A JP14949895 A JP 14949895A JP H08165177 A JPH08165177 A JP H08165177A
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ceramic
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mixture
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JP7149498A
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John P Dismukes
ジョン・ピー・ディスミュークス
Jack W Johnson
ジャック・ダブリュー・ジョンソン
Jr Edward William Corcoran
エドワード・ウィリアム・コーコラン・ジュニア
Joseph Vallone
ジョセフ・バローン
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
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Exxon Research and Engineering Co
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/0022Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof obtained by a chemical conversion or reaction other than those relating to the setting or hardening of cement-like material or to the formation of a sol or a gel, e.g. by carbonising or pyrolysing preformed cellular materials based on polymers, organo-metallic or organo-silicon precursors

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面積が50m2/gより大きく、ミクロ細孔
の平均直径が20オングストロームより小さく、細孔容
積が約0.015cm3/gより大きいミクロ細孔開放
気泡構造を有するミクロ細孔セラミック物質を提供す
る。 【構成】 セラミック前駆体と珪素を含まないセラミッ
ク、炭素又は分解温度が400℃より高い無機化合物か
ら選ばれる微細粒子との混合物から成るプレセラミック
複合中間組成物を不活性雰囲気下又はアンモニア雰囲気
下で、最高1100℃の温度まで温度をコントロールし
ながら加熱してセラミック中間体を熱分解し、ミクロ細
孔セラミック生成物を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開放気孔のあるミクロ
細孔セラミックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔性物質は、多くの化学処理工業及び
その応用分野において、特に重要な役割を果たしてい
る。薄膜による分離は、化学的回収、精製、及び除湿の
ような分野では不可欠である。多孔性酸化物(例えば、
クレー、シリカ、アルミナ、及びゼオライト)は、水素
化分解、水素化脱硫、改質、重合のような石油精製反応
及び化学反応における、触媒又は触媒担体として選択的
に使用される物質である。
【0003】薄膜技術に関しては、一般的には約250
℃より低い温度での使用に限られている重合型薄膜より
も、無機薄膜の方が多くの利点を有する。これらの利点
としては、i)処理温度が高いこと、ii)構造が完全
であり、大きい圧力差やバックフラッシュに対して耐久
能力があること、iii)耐腐蝕性が改善されているこ
と、が挙げられる。多孔性酸化物(例えば、酸化アルミ
ニウム)及び炭素薄膜は、これらの特徴のいくつかは満
たしてはいるが、未だに、強度、靭性、構造の完全性、
温度安定性、耐水性、耐酸素性、熱衝撃抵抗性、小分子
や気体に対する分子選択性、及び高流動性を改良したよ
り進歩した物質が要求されている。
【0004】同様の考え方が、特に約500℃より高い
温度における安定性及び熱衝撃抵抗性に関して、クレー
型及び金属酸化物型触媒又は触媒担体に適用できる。
【0005】Si−C、Si−N、Si−C−N、Si
−B−C、Si−B−N、Al−N、Si−Al−N、
B−Al−N及びそれらの関連型セラミック物質は、前
記の性質の多くを満たしているように見える。しかしな
がら、多孔性酸化物薄膜又は触媒担体を調製するために
典型的に使用されるゾル−ゲル合成法は、その製法が水
を必要とするため、前述の型のセラミック調製法とは相
容れないものである。同様に、これらのセラミックの焼
結又は反応型焼結では、効果的な分子分離及び前述の他
の用途に対しては、不均一で一般に大きすぎる約0.1
〜約1000ミクロンの細孔サイズを持つ物質を形成す
る。化学蒸着法(CVD法)では、ミクロ細孔セラミッ
ク層を作成できるが、これは高価で、複合セラミック組
成物をつくる能力が限られた高温処理となる傾向があ
る。
【0006】最近、研究者達は、出発物質としてセラミ
ック前駆体を使用するセラミック調製の改良方法を発見
した。セラミック前駆体とは、不活性雰囲気下、高温
で、例えば、約700〜1000℃より高温、好ましく
は、1000℃より高温で、熱分解して化学結合を開裂
し、熱分解時の最高温度に依存して水素、有機化合物、
叉その類似物のような物質種を放出する物質、化合物、
オリゴマー、又はポリマーのことである。その結果得ら
れる分解生成物は、Si−C結合(炭化珪素)、Si−
N結合(窒化珪素)、または、セラミック前駆体が何で
あるかに依存して変化する他の結合構造、例えば、Si
−C−N、Si−N−B、B−N、Al−N及び他の結
合構造、更にそれらの構造の組み合わせを含む典型的に
無定形セラミックである。これらの無定形セラミック生
成物の結晶化には、通常、更に1200〜1600℃の
範囲の高温が必要である。
【0007】ポリカルボシラン、ポリシラン、ポリカル
ボシロキサン、ポリシラザン、及びそのらの類似物質な
どの種々のセラミック前駆体を、1200℃以上の高温
で熱分解すると、炭化珪素及び/又は窒化珪素のような
セラミック生成物を生じることが、例えば、M.Peu
ckert等著、「Ceramics from Or
ganometallic Polymers」、Ad
v.Mater.2,398−404(1990)に開
示されている。
【0008】熱分解中、前述のようなセラミック前駆体
は、メタン、高分子量炭化水素分子、低分子量前駆体フ
ラグメントを含めて、水素、有機化合物のような種々の
ガス状分解物質種を放出する。これらのガスは、生成時
にプレセラミック媒体中で、合体する傾向があり、その
結果、体積増加すなわち膨張して、容積の大きい、かさ
密度の小さい物質を形成する。これらの混入されたガス
は、セラミック前駆体が、架橋したり、硬化する時、調
製中のセラミック物質中に小さな気泡を形成することも
可能であり、その結果、開放気泡ミクロ細孔の量を著し
く増加させることなく、メソ細孔又はマクロ細孔の孤立
気泡構造を有する低密度のセラミックを生じることにな
る。
【0009】大きい気体体積を生ずるセラミック前駆体
を利用して、稠密な非多孔性セラミック物質を得ようと
する場合には、非常に長時間にわたり、極くわずかずつ
温度上昇させて、及び/又は、真空下で熱分解を行い、
ガス状物質が形成される温度において、これらガス状物
質を除去する必要がしばしばある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ミクロ細孔
の平均幅(直径)が20オングストロームより小さく、
該ミクロ細孔構造の細孔容積が約0.015m3/gより
大きく、好ましくは0.05m3/gより大きく、表面積
が50m2/gより大きく、好ましくは100m2/gより
大きく、開放気孔のあるミクロ細孔気泡構造を有する無
定形ミクロ細孔セラミック物質を提供する。また、本発
明は、セラミック前駆体及び、珪素を含まないセラミッ
ク、炭素、分解温度が1000℃より高い無機化合物及
びそれらの混合物から成るグループから選択される微細
粒子状物質の混合物から成るプレセラミック複合中間組
成物を提供する。但しそのプレセラミック複合中間組成
物は、最高温度が約1100℃より低い温度で、不活性
雰囲気下又はアンモニア雰囲気下で熱分解すると、本発
明のミクロ細孔セラミックを生成するものである。用語
「珪素を含まないセラミック」を、本出願で使用する時
は、酸化物相を除くものと定義する。また、次のa)
b)c)から成る本発明のミクロ細孔セラミックスの調
製方法も提供されている。a)数平均分子量が約200
〜約100,000g/moleの範囲にあるセラミッ
ク前駆体オリゴマー又はポリマーが30重量部〜約99
重量部、及び珪素を含まないセラミック、炭素、分解温
度が1000℃より高い無機化合物及びそれらの混合物
から成るグループの中から選択される粒子状物質が約1
重量部〜70重量部から成る緊密混合液を生成するこ
と。但し、該粒子は、約10ミクロンより小さい平均粒
径を持つこと。 b)不活性ガス又はアンモニアガスの
存在下で、約400℃〜約1100℃の範囲の最高温度
まで、中間温度において保温時間を持たせた連続段階
で、加熱時間及び保温時間の合計時間が約5〜約50時
間の間で、該混合物を徐々に加熱してミクロ細孔セラミ
ック生成物を作成すること。 及びc)該ミクロ細孔セ
ラミック生成物を冷却すること。
【0011】本発明に従って調製したミクロ細孔セラミ
ックは、一般的には、表面積が無定形相及び粒子を合わ
せた重量に基づき約50〜約400m2/gの範囲にあ
り、また、無定形相ミクロ細孔の容積0.015〜約
0.17cm3/gであり、セラミック生成物中のミクロ
細孔の体積分率が約5%〜約32%の範囲にある。
【0012】本発明に従って調製したセラミックは、薄
膜分離構造の活性層としてまた触媒担体として、バルク
吸収剤(bulk sorbent)の応用分野で特に
有用である。
【0013】
【課題を解決するための手段】用語「ミクロ細孔セラミ
ック」を、本出願で使用する時は、細孔が平均幅(直
径)で20オングストロームより小さい多孔性構造を有
するセラミックを意味する。ミクロ細孔物質に対するこ
の定義及び物理吸着と化学吸着の挙動については、S.
J.Gregg & K.S.W.Sing著、「Ad
sorption,Surface Area and
Porosity」,AcademicPress,
New York,1982及びS.Lowell &
J.F.Shields著、「Powder Sur
face Area and Porosity」,C
hapman and Hall,New York,
3rd Edition,1984に開示されている。
この用語は、平均幅20〜約500オングストロームを
有する細孔に対応する用語「メソ細孔」、及び平均幅約
500オングストロームより大きい細孔に対応する用語
「マクロ細孔」と対比されるものである。更に詳細に
は、用語「ミクロ細孔」は、実質的にすべての細孔が約
2〜約20オングストロームの幅を有する構造に対応す
る。表面積及びミクロ細孔の容積は、窒素吸着等温線か
ら計算され、その測定は、自動定流量装置を用いて77
°Kで行われる。全表面積は、BET法を使って計算さ
れる。また、ミクロ細孔の容積及びメソ細孔/マクロ細
孔の表面積は、前述Greggの本に記載されているよ
うに、T−プロット法を使って計算される。全表面積か
らメソ細孔/マクロ細孔の表面積を差し引くと、ミクロ
細孔の表面積が推定される。
【0014】本発明の目的に合う好ましいセラミック前
駆体物質としては、ポリシラザン、ポリカルボシラザ
ン、ペルヒドロポリシラザン、ポリカルボシラン、ビニ
ル性ポリシラン、アミンボラン、ポリフェニルボラザ
ン、カルボランシロキサン、ポリシラスチレン、ポリチ
タノカルボシラン、アルマン、ポリアラザン、及びその
類似物質のようなオリゴマー及びポリマー、また、それ
らの混合物が挙げられる。これらの熱分解生成物は、S
i−O−N,Si−Al−O−N及びTi−O−Cのよ
うなオキシカーバイドやオキシナイトライド型結合鎖の
他に、Si−C,Si−N,Si−C−N,Si−B,
Si−B−N,Si−B−C,Si−C−N−B,Si
−Al−N−C,Si−Al−N,Al−N,B−N,
Al−N−B及びB−N−Cから選ばれた結合鎖から成
る構造単位を含むセラミック組成物を生じる。前駆体と
して好ましくは、数平均分子量が約200〜約100,
000g/moleの範囲にあり、更に好ましくは、約
400〜約20,000g/moleの範囲にあるこれ
らのオリゴマー及びポリマーが挙げられる。これらのオ
リゴマー前駆体及びポリマー前駆体の化学に関しては、
更にJ.E.Mark,H.R.Allcock,及び
R.West著の研究書「InorganicPoly
mers」,Prentice Hall,1992に
開示されている。
【0015】ポリシラザンの特に好ましい例は、米国特
許第4,937,304号及び第4,950,381号
に開示されており、その全体の開示は、ここでは、この
引用によって行われているものとする。これらの物質
は、例えば−Si(H)(CH3)−NH−及び−Si
(CH3)2−NH−の繰り返し単位を含み、無水溶媒中
で、示性式R1SiHX2及びR23SiX2を有するモ
ノマーの一種または混合物をアンモニアと反応させるこ
とによって調製される。前記示性式中、R1,R2及びR3
は、炭化水素、アルキルシリル、又はアルキルアミノか
ら選ばれた同一又は異なる基であってもよく、またX2
はハロゲンである。ポリシラザンは、好ましくは、アン
モニアと反応させるモノマーとしてメチルジクロロシラ
ン、又はメチルジクロロシランとジメチルジクロロシラ
ンの混合物を使用して調製される。この前駆体の高温熱
分解(>1300℃)での主生成物は、窒化珪素(Si
34)及び炭化珪素(SiC)である。これらの前駆体
は、日本のチッソ社から商品名NCP−100及びNC
P−200(数平均分子量は、それぞれ約6300及び
1300である。)の市販品として入手できる。
【0016】ポリシラザン前駆体のもう一つの種類とし
て、次の構造単位を有するポリオルガノ(ヒドロ)シラ
ザンがある。 [(RSiHNH)X(R1SiH)1.5N]1-X 但し、RとR1は、同じでも異なっていてもよく、炭化
水素、アルキルシリル、アルキルアミノ、又はアルコキ
シであり、0.4<x<1である。これらの物質は、米
国特許第4,659,850号に開示されており、この
全体の開示は、ここでは、この引用によって行われてい
るものとする。
【0017】他のセラミック前駆体の好ましい例として
は、[(フェニル)(メチル)Si−Si(メチル)2]
nなる構造を有するポリシラスチレンがある。これは、
日本の日本曹達社から商品名「ポリシラスチレン−12
0」として市販品が入手できる。この物質は、数平均分
子量が約2000であり、熱分解主生成物は、炭化珪素
及び炭素である。
【0018】更に他のセラミック前駆体の好ましい例と
しては、数平均分子量が約1000〜7000の範囲に
ある(Si(CH3)2CH2)n及び/又は(Si(H)
(CH3)CH2)nなる構造単位を有するポリカルボシラ
ンがある。ポリカルボシランとして好ましい物質は、D
ow Corning社から商品名「PC−X9−63
48(Mn=1420g/mole)」、又日本の日本
カーボン社から商品名「PC−X9−6348(Mn=
1420g/mole)」の市販品として入手できる。
これらの物質の不活性雰囲気下での熱分解主生成物は、
炭化珪素及び過剰な炭素である。
【0019】本発明で有用なビニル性ポリシランは、U
nion Carbide社から商品名「Y−1204
4」の市販品として入手できる。これらの物質は、熱分
解主生成物として過剰な炭素と共に炭化珪素を生成す
る。
【0020】ポリアラザン(アルマン)セラミック前駆
体として好ましい物質には、R−Al−N−R’なる繰
り返し単位を有するものがある。但し、RとR’は、炭
化水素基(特にC1〜C4アルキル)であり、同じであっ
ても異なっていてもよい。またこれらの前駆体について
は、「Better Ceramics Throug
h Chemistry」,MRS Symposiu
m Proceedings,Vol.271の項目
「Polymer Precursors For A
luminum Nitride Ceramic
s」,J.A.Jensen,pp.845−850に
記載されている。これらの物質の熱分解主生成物は、窒
化アルミニウムである。
【0021】セラミック前駆体として他の好ましい物質
は、当業者には自明であり、特にSiC,Si34,S
i−C−N,B−N,Si−B−N,B4C−BN−
C,Si−B−C,Si−Al−N,B−Al−N及び
Al−N熱分解生成物のような無定形相又は結晶相を生
じる前駆体である。
【0022】セラミック前駆体物質と混合される固体粒
子状物質は、平均粒径が10ミクロンより小さい粉末の
形状であっても、又は長さが1mmより短く平均直径が
10ミクロンより小さい細かく切断されたファイバの形
状であってもよい。これらの粒子は、B−Al−N,B
−N−C及びAl−N−Bのような結合鎖の組み合わせ
を含むセラミックの他に、アルミニウムの窒化物、ホウ
素、モリブデン、マンガン、チタン、ジルコニウム、タ
ングステン及び他の耐火物即ち希土類金属の窒化物又は
炭化物のような珪素を含まないセラミックから成ってい
てもよい。これらの粒子は、結晶型又は無定形原子構造
のいずれの構造をもっていてもよい。
【0023】他のタイプの粒子として、カーボンブラッ
ク、カーボンファイバ、天然又は合成ダイヤモンド及び
管状のフラーレン(fullerenes)のような種
々の形状の炭素を使用してもよい。
【0024】更に他のタイプの粒子として、分解温度が
400℃より高い、好ましくは500℃〜1100℃よ
り高い非セラミック無機化合物を利用してもよい。これ
らの例としては、クレー、シリカライト及びゼオライト
(ゼオライトX、ゼオライトY、ベータゼオライト、ゼ
オライトL、ゼンライトZSM−5、ZSM−11、Z
SM−25及びそれらの類似物)のような結晶性アルミ
ン酸シリカ(silica−aluminates)の
他に、周期率表のII、III、IV、V、VI、VII及びVIII族
の金属及び非金属の酸化物、水酸化物、硫化物、及びそ
れらの類似化合物(アルミナ<酸化アルミニウム>、シ
リカ、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸化カルシ
ウム及びそれらの類似物)が挙げられる。
【0025】本発明に従って調製したミクロ細孔セラミ
ックで達成できる表面積及びミクロ細孔率は、セラミッ
ク前駆体と混合して複合中間体を形成する粒子の平均粒
径又は平均直径とは、正反対に変化することが判明し
た。平均粒径又は平均直径が大きい場合、即ち20ミク
ロン以上の場合、粒子はプレセラミック媒体内に残留し
てはっきりと2相に、即ちそれぞれ高濃度粒子及び低濃
度粒子から成る稠密相及び体積の大きい非ミクロ細孔相
を生じる傾向がある。平均粒径又は平均直径は、好まし
くは10ミクロンより小さく、より好ましくは5ミクロ
ンより小さく、更に好ましくは約0.1〜約2ミクロン
である。必要なら、市販品として入手できる物質の粒径
が大きい場合には、マイナス100℃より低い温度の極
低温粉砕を含め、適切ないかなる手段によっても粉砕し
て、凝集体がなく平均粒径がこれらの好ましい範囲内に
入るようにすることができる。
【0026】本発明に従って達成されるミクロ細孔開放
気泡セラミック構造が生成される要因は、完全には理解
されているわけではないが、融解した、又はガラス状の
プレセラミックポリマー媒体内に分散された個々の固体
粒子が、温度上昇に伴ってその媒体中に生成する分解ガ
スの大きな気泡の核生成を阻止するように作用するもの
と考えられている。このため分解ガスは、拡散によって
媒体からより容易に抜け出し、その結果セラミック物質
の体積増大を伴う膨張の進行を抑制する。セラミック前
駆体分子から分子種を取り除くと、架橋を伴って、大量
のミクロ細孔を混入させ、その結果凝固したセラミック
物質の表面積の増大を促すテンプレート効果が提供され
る。
【0027】本発明の熱分解セラミックで達成される全
表面積及びミクロ細孔率の両方に影響を与えることが判
明したもう一つの要因は、添加粒子と混合して複合中間
体を形成するセラミック前駆体の量である。この割合
は、セラミック前駆体30重量部〜約99重量部及びそ
れに対応して粒子約1重量部〜70重量部の範囲内で変
化させる。熱分解後の表面積が約150m2/gより大き
く、ミクロ細孔容積が0.03cm3/gより大きく、好
ましくは0.05cm3/gより大きいミクロ細孔セラミ
ックは、粒子と混合されて複合中間体を形成するセラミ
ック前駆体の量が、前駆体40重量部〜約80重量部、
粒子は前駆体と合わせて全体が100重量部となるよう
に調整した時に、達成できる。最も好ましい範囲は、セ
ラミック前駆体が約50重量部〜約70重量部、添加粒
子がそれに対応して約30重量部〜約50重量部であ
る。その理由は、この後者の比率で各要素を含む複合中
間体が、200m2/gより大きい熱分解後の表面積及び
0.08cm3/gより大きいミクロ細孔容積を生み出す
ことができるからである。
【0028】本発明のミクロ細孔セラミック組成物は、
先ずセラミック前駆体と添加粒子の緊密混合物を作って
複合中間体を形成し、次に不活性雰囲気下又はアンモニ
ア雰囲気下で約400℃〜1100℃の範囲の最終温度
まで、中間温度で保温時間を持たせた連続段階を経て、
その複合中間体を熱分解することによって得られる。
【0029】複合中間体混合物は、セラミック前駆体媒
体内で均一な粒子の分散物を提供するのに適していれ
ば、いかなる方法によって形成してもよい。このため、
組成物成分は、乾燥状態で、粉砕、ボールミル処理又は
微粉砕してもよい。また、セラミック前駆体の溶剤であ
る有機液体中に非常に細かい添加粒子の懸濁液を作り、
前駆体を溶剤に解かしてスラリーとし、組成物成分をス
ラリー混合し、大気圧下又は真空中30〜80℃の温度
で溶剤を蒸発させて均一に分散された粒子を有するセラ
ミック前駆体から成る複合中間体を得てもよい。次に複
合体を粉砕して微粒子成形粉末を提供してもよい。
【0030】溶液混合法に適した溶剤としては、テトラ
ヒドロフラン、ジエチルエーテル及びジメチルエーテル
のようなエーテル類の他に、ベンゼン、トルエン、及び
ヘキサンのような芳香族及び脂肪族炭化水素が挙げられ
る。スラリー混合法を使う場合、好ましくは、セラミッ
ク前駆体及び粒子は、全体の重量比で固体が約20重量
%〜50重量%の範囲内に入るようにして溶剤に添加す
るとよい。超音波混合法及び/又は適当な分散剤は、有
機溶媒中に非常に細かい粒子の懸濁液を形成するのを促
進するために利用できる。
【0031】必要なら、熱分解する前に、複合中間体
を、ペレット、平板、ファイバ、薄膜、又は他の三次元
形状のようないかなる所望の形に変形してもよい。乾燥
複合体は、押出成形機又は液圧プレスを使って加熱又は
無加熱で成形してもよいし、また、適当な成形キャビテ
ィ内に複合中間体を入れて熱分解を行なって成形しても
よい。ファイバは、複合中間体の融解物または溶液スラ
リーを押出成形又は紡糸することによって成形してもよ
い。一方、分離薄膜は、複合中間体の融解物又は溶液ス
ラリーを他のセラミックのような適当な基体の表面上に
塗布し、その構造物を既知のスピン又は回転コーティン
グ法で処理して基体の表面上に複合中間体の均一な薄い
塗布物を形成し、その後溶剤が存在している場合には、
加熱によりその溶剤を蒸発させて成形してもよい。
【0032】前述の通り、次に、アルゴン、ヘリウム、
又は窒素のような流動する不活性ガス下、又は流動する
アンモニアガス下で、複合中間体を加熱することによっ
て、その熱分解を行なう。その際、セラミック生成物の
均一性を保つために中間温度で適切な保温時間を持た
せ、叉最高加熱温度で最終保温時間を持たせるように温
度変化をコントロールし、その後にセラミック最終生成
物を徐々に冷やしながら室温に戻す。加熱速度は、毎分
約0.5〜10℃でもよいが、より好ましくは毎分約
0.5〜6℃、最も好ましくは毎分約0.5〜3℃の範
囲がよい。一般的に言えば、ミクロ細孔セラミックを作
成するには、約200℃〜Tmaxの間の温度をいくつか
選んで約0.5〜約5時間の間で種々の保温時間を設
け、毎時約30℃〜400℃の範囲の加熱速度で、約4
00℃〜約1100℃の範囲の最高温度(Tmax)まで、
複合中間体を徐々に加熱する。加熱時間と保温時間の合
計時間は、約5〜約50時間、より好ましくは約8〜約
24時間の範囲内で変化させてよい。保温時間と保温温
度は、セラミック前駆体の分解及び反応速度論により規
定される。そのため保温時間と保温温度は、前駆体組
成、及び保温温度における又は保温温度付近における特
定の分子種、例えばCH4,H2,高分子量炭化水素、もし
くはH−C−N種、又は前駆体フラグメント、の放出速
度に、保温温度またはその付近の温度におけるサンプル
量損失によって反映されるように依存する。不活性ガス
又はアンモニアガスの流速は、毎分約100〜約100
0ccの範囲で変えてもよい。
【0033】本発明の更に好ましい実施態様では、以下
のスケジュールに従って不活性ガス又はアンモニアガス
を終始流しながら、熱処理炉又はマッフル炉の中で、熱
分解を行なう。 i)第一段階では、例えばヘリウムのような不活性ガス
で炉をフラッシングした後、最後に0.5〜3時間に渡
って温度を約200±25℃まで上昇させ、0.5〜5
時間、好ましくは1〜2時間その温度に保ち、それから
温度を上昇させる。 ii)第二段階では、約0.5〜5時間、好ましくは1
〜2時間に渡って温度を約300±25℃まで上昇さ
せ、0.5〜5時間、好ましくは1〜2時間その温度に
保ち、それから再び温度を上昇させる。 iii)第三段階では、最大約5時間、好ましくは最大
2時間に渡って、Tmax又は約500±25℃のうち低い
方の温度まで温度を上昇させ、0.5〜5時間、好まし
くは1〜2時間その温度に保つ。 iv)Tmaxが500℃より高い第四段階では、最大約
5時間、好ましくは最大2時間に渡ってTmax又は約7
00±25℃のうち低い方の温度まで温度を上昇させ、
0.5〜5時間、好ましくは1〜2時間その温度を保
つ。 v) Tmaxが700℃と1100℃の間にある後続の段
階では、 最大5時間、好ましくは1〜3時間に渡って
温度をTmaxまで上昇させ、0.5〜5時間、好ましく
は1〜2時間温度をTmaxに保つ。
【0034】本発明の最も好ましい実施態様では、前記
のように、約200℃,300℃,500℃,及び70
0℃(但し、Tmaxが700℃より高い場合にはTmax
於いても)の各温度で1〜2時間の保温時間を持たせて
複合中間体の加熱を行い、続いて、冷却期間中不活性ガ
ス又はアンモニアを流し続けながら熱分解セラミックを
maxから室温に戻す。
【0035】複合中間体に存在する粒子の粒径及び量の
他に、ミクロ細孔セラミックで達成できる表面積及びミ
クロ細孔率の両方に影響を与えるもう一つの要因は、加
熱されるセラミックの最終温度である。表面積及びミク
ロ細孔率は、Tmaxが1100℃に近づくにつれて減少
する傾向にあり、又最高約700℃±150℃のTmax
において最高レベルに達する傾向にあることが、不活性
ガス又はアンモニアガス下で熱分解されるほとんどの複
合中間体に対して明らかになった。このため、Tmax
約500℃〜約850℃の間、より好ましくは約550
℃〜約750℃の間で変化させるような加熱スケジュー
ルにすることがより好ましい。
【0036】
【実施例】以下の実施例は、本発明を具体的に説明した
ものである。実施例及び表で使われている以下の名称
は、次のような意味を有す。 NCP−100 : 日本のチッソ社から入手できるポ
リシラザン重合体で、数平均分子量は約6300g/m
ole、融点は約200℃である。 NCP−200 : 日本のチッソ社から入手できるポ
リシラザン重合体で、数平均分子量は約1300g/m
ole、融点は約100℃である。 PCS : 日本の日本カーボン社から入手で
きるポリカルボシラン・プレセラミック重合体で(米国
での販売はDow Chemical社である)、数平
均分子量は約2000g/mole、融点は約100℃
である。 PSS : 日本の日本曹達社から入手できる
ポリシラスチレン・プレセラミック重合体で、数平均分
子量は約2000g/mole、融点は約200℃であ
る。
【0037】実施例1(D23−2 − D25−3) 表1に明記されているプレセラミック重合体(PCP)
1.8g及び表1に記されているように粒径約1ミクロ
ン又は0.05ミクロンのアルミナ(Al23)1.2
gの混合物を、めのう乳鉢及び乳棒ですりつぶすことに
より調製した。次にすりつぶした混合物は、0.6cm
のアルミナ製ボールと一緒に40cc入りのポリスチレ
ン製ジャーにそれぞれ入れて48時間ローリングミルで
混合した。次に、その混合物を酸化アルミニウム製ボー
トにそれぞれ移して熱処理炉の鋼製ライナーに挿入し
た。
【0038】続いて、その物質をヘリウム(He)中で
最終温度500℃、600℃、700℃、850℃又は
1000℃まで加熱した。使用した温度−時間手順は、
全般的には次の通りである。流速300cc/分で30
分間Heでパージングする。60分間で200℃まで加
熱し、240分間その温度に保つ。次に120分間で3
00℃まで加熱し、続いて300分間その温度に保つ。
続いて、120分間で400℃まで加熱し、その後30
0分間その温度に保つ。そして120分間で500℃ま
で加熱する。これが最終温度の場合、120分間その温
度に保ってから、冷却して室温に戻す。700℃までの
実施スケジュールに対しては、120分間で500℃か
ら700℃まで加熱し、120分間その温度に保った
後、冷却して室温に戻す。850℃までの実施スケジュ
ールに対しては、120分間で700℃から850℃ま
で加熱して、120分間その温度に保った後、冷却して
室温に戻す。1000℃までの実施に対しては、120
分間で850℃から1000℃まで加熱し、120分間
その温度に保った後、冷却して480分間で室温に戻
す。
【0039】生じた緻密な又は粒状の生成物は、すべて
タイプ1の窒素吸着等温線を示した。各サンプルの表面
積及びミクロ細孔容積は、表1に示されている。
【0040】
【表1】 サンプル Al23粒径 PCP 表面積 ミクロ細孔容積 最高温度 番号 (ミクロン) (m2/g) (cm3/g) (℃) D23-2 0.05 NCP-200 323 0.1186 500 D23-1 0.05 NCP-100 331 0.1214 500 D24-2 0.05 NCP-200 372 0.1441 600 D24-1 0.05 NCP-100 321 0.1196 600 D18-4 1 NCP-200 198 0.0793 700 D18-5 0.05 NCP-200 212 0.0834 700 D26-2 0.05 NCP-200 260 0.1021 850 D26-1 0.05 NCP-100 158 0.0590 850 D26-3 0.05 PCS 164 0.0652 850 D25-2 0.05 NCP-200 130 0.0507 1000 D25-1 0.05 NCP-100 66 0.0232 1000 D25-3 0.05 PCS 87 0.0328 1000
【0041】表1のデータは、PCP/Al23混合比
が60/40の時、生じたセラミック生成物の表面積及
びミクロ細孔容積が、最高熱分解温度の関数として、正
反対に変化する傾向にあることを示している。
【0042】実施例2(D18−3) NCP−200ポリシラザン1.8g及び平均粒径約1
ミクロンのシリカライト粉末1.2gの混合物を、実施
例1のように調製し、処理した。その混合物は、実施例
1に記されているように、流動するヘリウム中で熱分解
した。但し、加熱はTmaxが約700℃のところで中止
した。生じた生成物は、タイプ1の窒素吸着等温線を示
し、表面積は190m2/g、ミクロ細孔容積は0.07
99cm3/gであった。
【0043】実施例3(D18−1) ポリシラザン−セラミック混合物は、実施例2に記載さ
れている方法で調製した。但しシリカライトのかわりに
代表的なカーボンブラック粉末を使用した。生じた生成
物サンプルは、タイプ1の窒素吸着等温線を示し、表面
積は260m2/g、ミクロ細孔容積は0.1002cm
3/gであった。
【0044】実施例4(D18−2) ポリシラザン−セラミック混合物は、実施例2に記載さ
れている方法で調製した。但しシリカライトのかわりに
1ミクロンより小さい繊維状のカーボン粉末を使用し
た。生じた生成物サンプルは、タイプ1の窒素吸着等温
線を示し、表面積は149m2/g、ミクロ細孔容積は
0.0534cm3/gであった。
【0045】実施例5(D34−1) ポリシラザン−セラミック混合物は、実施例2に記載さ
れている方法で調製した。但しシリカライトのかわりに
平均粒径約1.6ミクロンの窒化アルミニウムセラミッ
ク粉末を使用した。生じた生成物サンプルは、タイプ1
の窒素吸着等温線を示し、表面積は192m2/g、ミク
ロ細孔容積は0.0769cm3/gであった。
【0046】実施例6 表2に明記されているポリシラザン・プレセラミック重
合体を各3gと同様に表2に明記されている粉末物質2
gとを二段階の溶液混合法によって混合し、四種類の一
連の混合物を得た。二つの物質を混合し、次にそれをガ
ラスビーカー中の約15ccのトルエンに添加した。ポ
リシラザンは溶解し、撹袢して粉末状添加物と共にスラ
リーを形成した。次に、トルエンをホットプレート上で
蒸発させた。ポリシラザン重合体及び粉末を完全に混合
したサンプルを酸化アルミニウム・ボートに入れて鋼製
熱処理炉に挿入した。次にサンプルは、実施例2に記述
されたスケジュールを使って、He中で700℃まで加
熱した。生じた各熱分解サンプルは、それぞれタイプ1
の窒素吸着等温線を示し、ミクロ細孔性を証明した。こ
れらの生成物サンプルのそれぞれの表面積及びミクロ細
孔容積は、表2に示されている。
【0047】
【表2】 サンプル PCP 第二相 Tmax ミクロ細孔 表面積 番号 (℃) 容積(cm3/g) (m2/g) D11-4 NCP-100 5μダイヤモンド 700 0.0144 45 D12-5 NCP-100 1μゼオライト 700 0.0349 108 “LZ210" D12-6 NCP-100 1μゼオライト 700 0.0459 120 “L" D16-5 NCP-100 0.6μTiO2 700 0.0257 81
【0048】実施例7 (PCP/金属酸化物)混合物
に対する700℃までの加熱効果 表3に明記されているポリカルボシラン・プレセラミッ
ク重合体(Dow Corning社のPC−X9−6
348)各1.8gと、同様に表3に明記されている金
属酸化物粉末1.2gとを、二段階混合法で混合して、
五種類の異なる一連の混合物を作成した。CERAC社
から市販品として手に入れた金属酸化物粉末は、最初に
ふるいにかけて粒径が20μmより小さくなるように
し、次にポリカルボシラン物質と共に乳鉢及び乳棒で混
合した。次に表3の五つの混合物はそれぞれ0.6cm
のアルミナ製ボールと共に40cc入りのポリスチレン
製プラスチック・ジャーに入れて2時間ローリングミル
で混合した。生じた物質は、実施例2に記載されている
スケシュールを使ってHe中で700℃まで加熱した。
生じたセラミック生成物サンプルは、それぞれタイプ1
の窒素吸着等温線を示し、それらはミクロ細孔性がある
ことが実証される。熱分解サンプルのそれぞれの表面積
及びミクロ細孔容積は、表3に示されている。
【0049】
【表3】 サンプル PCP 第二相 Tmax ミクロ細孔容積 表面積 番号 (℃) (cm3/g) (m2/g) D46-1 PCS ZnO 700 0.0551 148 D46-2 PCS MgO 700 0.0991 244 D46-3 PCS FeO 700 0.0154 51 D46-4 PCS CuO 700 0.0144 52 D46-5 PCS NiO 700 0.0566 149
【0050】実施例8 (PCP/第二相)混合物の1
300℃までの加熱効果 表4に記された二つのサンプルは、次のように調製され
た。NCP−200プレセラミック重合体(PCP)
1.8gを、60/40混合物を提供するように、Al
23又はAlN1.2gと混ぜて混合物を作成した。次
に、その混合物を、0.6cmのアルミナ製ボールと共
に40cc入りのポリスチレン製ジャーに入れて48時
間ローリングミルで混合した。次に生じた物質は、流動
するHe中で最終温度1300℃まで加熱した。室温か
ら1000℃までのスケジュールは、実施例1に既に記
されたものと同じにした。1000℃から1300℃ま
での加熱は、120分間で行い、60分間1300℃を
保った後、冷却して480分間で室温に戻した。130
0℃までも加熱することによって得られるミクロ細孔率
はかなり小さいことが、表4のミクロ細孔体積からわか
る。比較的高い表面積になるのは、タイプ1の等温線が
得えられなかったという事実が証明するように、細かい
粒子の表面積によるものである。
【0051】
【表4】 1300℃まで加熱した実施例8のサンプル サンプル PCP 第二相 Tmax ミクロ細孔容積 表面積 番号 (℃) (cm3/g) (m2/g) D31-1 NCP-200 0.5μAl23 1300 0.0028 62 D31-2 NCP-200 1.6μAlN 1300 0.0003 9
【0052】実施例9 アンモニアガス中で熱分解した
(PCP/第二相)混合物のミクロ細孔率 表5に記されている一連のサンプルは、次のようにして
調製した。プレセラミック重合体(PCP)1.8g
と、第二相(1.6ミクロンのAlN粉末を第二相とし
て使用した)1.2gを混ぜて混合物を作成した。各混
合物は、0.6cmのアルミナ製ボールと共に40cc
入りのポリスチレン製ジャーに入れて2時間ローリング
ミルで混合した。生じた混合物はそれぞれ酸化アルミニ
ウム製ボートに入れて熱処理炉の鋼製ライナーに挿入し
た。次に300cc/分の流速で流れるアンモニアの中
で、実施例2に記載の加熱スケジュールに従って最高温
度700℃まで加熱した。生じた生成物サンプルは、そ
れぞれタイプ1の窒素吸着等温線を示し、それらがミク
ロ細孔性であることを実証した。熱分解されたそれぞれ
のサンプルの表面積及びミクロ細孔容積は、表5に示さ
れている。
【0053】
【表5】 アンモニアガス中の熱分解 サンプル 第二相 PCP 表面積 ミクロ細孔容積 最高温度 番号 (m2/g) (cm3/g) (℃) 38-4 1.6μAlN PCS 318 0.1283 700 39-3 1.6μAlN NCP-200 141 0.0573 700 39-6 1.6μAlN NCP-100 179 0.0719 700 39-9 1.6μAlN PSS 113 0.0447 700
【0054】実施例10(D35−3)−対照実施例 NCP−200ポリシラザンのサンプル3gを乳鉢及び
乳棒で粉砕し、実施例1に示された加熱スケジュールに
従ってアルミナるつぼ中でそれだけで加熱した。700
℃まで加熱した後、生じた生成物サンプルは、窒素吸着
で調べるとミクロ細孔はなく、ミクロ細孔容積はゼロ
で、非常に小さい表面積(<1m2/g)を示した。
【0055】実施例11(D35−2)−対照実施例 NCP−100ポリシラザンのサンプル3gを乳鉢及び
乳棒で粉砕し、実施例1に示された加熱スケジュールに
従ってアルミニウム製るつぼ中でそのまま加熱した。7
00℃まで加熱した後、生じた生成物サンプルは、窒素
吸着で調べるとミクロ細孔はなく、非常に小さい表面積
(<1m2/g)を示した。
【0056】実施例12(D35−5)−対照実施例 NCP−100ポリシラザンをPSSポリシラスチレン
に変えて、実施例11を繰り返した。700℃まで加熱
した後、生じた生成物は、ミクロ細孔は観察されず、表
面積は1m2/gより小さかった。
【0057】実施例13(D36−1)−対照実施例 NCP−100ポリシラザンをPCSポリカルボシラン
に変えて、実施例11を繰り返した。700℃まで加熱
した後、生じた生成物は、ミクロ細孔は観察されず、表
面積は1m2/gより小さかった。対照実施例10〜1
3は、不活性ヘリウムガス中で粒子状添加物を含まない
種々のセラミック前駆体を加熱しても、本発明の対象物
質であるミクロ細孔構造を有するセラミック生成物を提
供できないことを証明している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャック・ダブリュー・ジョンソン アメリカ合衆国ニュージャージー州08809、 クリントン、サンライズ・サークル9 (72)発明者 エドワード・ウィリアム・コーコラン・ジ ュニア アメリカ合衆国ペンシルバニア州18042、 イーストン、ストッカー・ミル・ロード 2149 (72)発明者 ジョセフ・バローン アメリカ合衆国ニュージャージー州07203、 ローゼル、ウェスト・シックスス・アベニ ュー513

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)数平均分子量が200〜100,
    000g/moleの範囲にあるセラミック前駆体オリ
    ゴマー又はポリマーを30〜99重量部と、珪素を含ま
    ないセラミック、炭素、分解温度が400℃より高い無
    機化合物及びそれらの混合物から成るグループの中から
    えらばれた粒子状物質であって、10ミクロンより小さ
    い平均粒径又は平均直径を有する粒子状物質を1〜70
    重量部とから成る緊密混合物を作成し、 (b)不活性ガス又はアンモニアガスの存在下で、40
    0℃〜1100℃の範囲の最高温度まで、いくつかの中
    間温度で保温時間を設定した連続段階にし、加熱時間と
    保温時間の合計時間を5〜50時間にして、該混合物を
    徐々に加熱してミクロ細孔セラミック生成物を生成し、 (c)該ミクロ細孔セラミック生成物を冷却すること、
    を特徴とする、表面積が50m2/gより大きく、平均直
    径が20オングストロームより小さい開放気孔のミクロ
    細孔の容積が0.015cm3/gより大きいミクロ細孔
    セラミック生成物を製造する方法。
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