JPH0816443A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0816443A
JPH0816443A JP6144563A JP14456394A JPH0816443A JP H0816443 A JPH0816443 A JP H0816443A JP 6144563 A JP6144563 A JP 6144563A JP 14456394 A JP14456394 A JP 14456394A JP H0816443 A JPH0816443 A JP H0816443A
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JP6144563A
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俊彦 ▲吉▼田
Toshihiko Yoshida
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置の大容量化、ファイル数の増大化に
かかわらずファイルアクセスの高速化を可能とする情報
処理装置を提供する。 【構成】 この発明による情報処理装置100は、各周
辺装置の制御を目的とする中央処理装置1と、高速なア
クセスが可能な主記憶装置2と、ハードディスク等から
なる補助記憶装置3と、ビデオRAMなどから構成され
る表示装置4と、キーボード等に代表される入力装置5
と、プリンタに代表される印刷装置6と、ファイル名等
の照合を目的とする照合装置7と、ファイル名ごとのフ
ァイルパス情報を記憶しておく管理情報記憶装置8とか
ら構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報処理装置に関し、
特にファイル管理システムとして階層ディレクトリ構造
を採用している情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の情報処理装置の構成を示
すシステムブロック図である。
【0003】図を参照して、情報処理装置100は、各
周辺装置の制御を目的とする中央処理装置1と、高速な
アクセスが可能なメモリで構成される主記憶装置2と、
ハードディスクやフロッピィディスクなどからなる補助
記憶装置3と、ビデオRAMおよびビデオ制御を目的と
するコントローラやCRTなどから構成される表示装置
4と、キーボードやマウスに代表される入力装置5とか
ら構成される。なお、ここでは情報処理装置の一例とし
て普及しているパーソナルコンピュータを例に挙げて説
明を行なう。また、これらのパーソナルコンピュータで
は、一般にシステムを制御するオペレーションシステム
(以下「OS」という)として、MS−DOS(米国マ
イクロソフト社の商標)によって管理されているものが
多い。
【0004】図14はMS−DOSでファイル管理シス
テムとして採用されている階層ディレクトリ構造を示し
た図である。
【0005】階層ディレクトリ構造とは、下方に成長す
る木の形をなしており(木構造)、一番上が根(ルー
ト)に、ディレクトリは枝に、そして個々のファイルは
葉に例えられている。この図では、STATUS,WO
RKなど(その横に<DIR>として示されている)が
ディレクトリであり、ACCOUNT,LET.DOC
などがファイルになる。一番上の根の部分はその名のと
おりルートディレクトリと呼ばれ、他のすべてのディレ
クトリはサブディレクトリと呼ばれる。
【0006】ファイルが階層ディレクトリ構造によって
管理されているために、ある特定のファイルまたはディ
レクトリをパス(PATH)で指定する。これは、文字
どおり指定するディレクトリやファイルへの到達するた
めの道順を意味しており、この道順を示す文字列をパス
名(PATHNAME)と呼ぶ。本願明細書において
は、パス名と書く場合、特に断りがない場合は、ファイ
ルへ到達するための道順であり、ファイル名は含まない
ものとする。
【0007】また、MS−DOSでは物理的な補助記憶
装置や主記憶装置を指定するための文字列をドライブ名
と呼ぶ。本願明細書においては、ドライブ名とパス名と
をまとめてファイルパスと呼び、ドライブ名、パス名、
ファイル名の全体をまとめてファイル名称と呼ぶ。すな
わちファイル名称は常にその要素であるドライブ名、パ
ス名、ファイル名をすべて指定する必要があるが、MS
−DOSでは、ドライブ名やパス名にそれぞれカレント
ドライブ、カレントディレクトリという概念を導入して
いる。カレントディレクトリとは階層ディレクトリにお
ける現在位置にあたるパス名である。カレントドライブ
も同様に現在選択されているドライブ名が相当する。
【0008】MS−DOSでは、カレントドライブ、カ
レントディレクトリからの相対的なファイル名称の指定
も可能でファイル名称が簡略化できるようになってい
る。
【0009】上記の内容に基づいて図14を参照する
と、“C:”はドライブ名に対応する。木構造の基にな
るディレクトリをルートディレクトリと呼ぶ。“C:”
の下に続く囲まれている部分がルートディレクトリに当
たる。囲みの中はそれぞれディレクトリに含まれるファ
イルおよびサブディレクトリ名が登録されている。名称
の右に<DIR>があるものがサブディレクトリであ
る。サブディレクトリ中もまたルートディレクトリと同
様の構造となっている。このように繰返し階層化するこ
とにより多くのファイル名を管理することが可能とな
る。ファイルパスは上述のようにルートディレクトリか
らの道順に当たる。たとえば、サブディレクトリ¥ST
ATUS¥JANにあるファイルLET1.DOCに対
するファイルパスは、¥STATUS¥JANとなり、
またそのファイル名はLET1.DOCとなる。
【0010】このとき、ファイルを特定するファイル名
称はC:¥STATUS¥JAN¥LET1.DOCと
なる。たとえば、カレントドライブが“C:”でカレン
トディレクトリが¥STATUSであるときは、ファイ
ルを特定する場合、¥JAN¥LET1.DOCで良い
ことになる。
【0011】次に、PATH環境変数について説明す
る。PATH環境変数は、一般的に複数のファイルパス
からなり、主にコマンドラインインタプリタで使用され
る。具体的にはPATH環境変数は前述のカレントドラ
イブやカレントディレクトリと同じようにファイルを特
定する手段を簡便にするために導入されている機構で、
ファイルを検索する際に検索を行なうべきファイルパス
を記述する。たとえば、PATH C:¥;C:¥ST
ATUSと指定され、かつLET1.DOCとファイル
指定すると、システムは自動的にC:¥のディレクト
リ、次に¥STATUSの順にファイルLET1.DO
Cが検索される。
【0012】図15は図13の情報処理装置において、
アプリケーションプログラムに基づいて行なわれるファ
イルのアクセス動作の内容を示したフローチャートであ
る。
【0013】まず、ステップS501で、操作者がキー
ボードより起動アプリケーション名称を入力する。この
とき、与えられるアプリケーション名称は、システムが
管理するファイル管理システムの登録ファイル名称であ
る。具体的には、アプリケーションプログラムによりフ
ァイル管理システムとして特定のファイル名称が決定さ
れている。
【0014】キーボードより入力された指示データは、
MS−DOSのインタフェースに準拠したデータに変換
され、MS−DOS内の各種デバイス制御部を通じシス
テム管理部にそのデータが渡され、コマンドラインイン
タプリタに文字列の形式で渡される(S502)。
【0015】コマンドラインインタプリタはその文字列
を解釈し、その指示が内部処理コマンドに関するものか
否かが、ステップS503で判別される。内部コマンド
であれば、内部コマンドの実行を行ない(S505)、
終了後再びキーボードからの入力待ちに戻る。一方、内
部処理コマンド以外の場合は、すべてアプリケーション
プログラムの起動とみなし、そのアプリケーションプロ
グラムの実行に必要なファイルを検索し、起動実行を行
なう。アプリケーションの起動は最終的には該当するフ
ァイルのファイル名称をOSにプロセス起動として受け
渡すことにより可能となる。
【0016】操作者は、アプリケーション起動の際に指
示するデータとしてファイルパス、ファイル名のすべて
を与える必要があるが、毎回すべてを指定するのには非
常に不便となるため、システムとしてはカレントドライ
ブやカレントディレクトリ、またPATH環境変数とい
った概念を導入している。
【0017】すなわち、ステップS504で操作者によ
り与えられた文字列をファイル名称と考え、そこにファ
イルパスが記述されているか否かが判別される。ファイ
ルパスが記述されている場合にはそのままファイル名称
をOSにプロセス起動として受け渡す(S510)。
【0018】一方、ファイルパスの入力が省略された場
合、まずカレントドライブ内のカレントディレクトリが
検索され、そこに該当ファイルが存在するか否かが判別
される(S506)。もし、該当ファイルが存在するな
らば、そのファイル名称をOSにプロセス起動として受
け渡す(S510)。
【0019】一方、カレントディレクトリに該当ファイ
ルが存在していない場合は、PATH環境変数が登録さ
れているか否かが判別される(S507)。PATH環
境変数が登録されていない場合は、エラー表示を行な
い、再びキーボードからの入力待ちに戻る。
【0020】一方、PATH環境変数が登録されている
場合は、そのファイルパスに基づいたディレクトリに該
当するファイルがあるか否かが検索され、そこに該当フ
ァイルが存在するか否かが判別される(S508)。該
当するファイルがあった場合、そのファイルパスをつけ
たファイル名称を生成する(S509)。該当ファイル
が見当たらない場合は、ステップS507に戻り、次の
PATH環境変数が登録されているか否かを判断し(S
507)、以下上記手順を繰返す。
【0021】このようにして得られたファイル名称はO
Sのシステム管理部に伝えられ(S510)、起動に必
要となる補助記憶装置3を選択し、各種デバイス制御
部、各種デバイス装置を通じて主記憶装置2上に必要な
ファイルを転送してアプリケーションが起動され、実行
される(S511)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の情
報処理装置では、記憶装置の大容量化、ファイル数の増
大化等に伴い、ファイルのアクセスの高速化という点に
問題が生じてきている。
【0023】すなわち、技術の進歩とともに、補助記憶
装置の大容量化が進み、一方、アプリケーションのデー
タの大容量化、データファイルの分散化が図られてきて
いる。これによって、1つの補助記憶装置で管理される
ファイル数、ファイル容量ともに増大し、これをより効
果的に管理するための上述の階層ディレクトリ構造がよ
り複雑化する傾向にある。
【0024】このため、階層ディレクトリ構造の複雑化
に伴い、ファイルのリスト情報の取得に関する時間が級
数的に増加している。また、階層ディレクトリ構造の複
雑化に伴い、ファイルのいかなる検索を行なうにしても
検索に使われる時間が級数的に増加している。さらに、
アプリケーションの起動過程においてOSが提供してい
るPATH環境変数による簡便なファイル指定方法は次
の2つの問題に直面することになる。
【0025】PATH環境変数は複数のファイルパスを
記述することができるが、それには限界があり、複雑化
する一方のファイル構造に対応できない。階層が多段階
になったり、ファイルパス数が増えることでPATH環
境変数の記憶領域に限界が生じてきた。
【0026】また、検索領域のファイルパスの数やファ
イルパスに含まれる検索対象ファイル数の増加に伴い、
ファイル検索そのものに割かれる時間が級数的に増加
し、実際のアプリケーションプログラムの起動時間より
も多くかかる場合などが生じるといった問題がある。
【0027】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、記憶装置の大容量化、ファイル数
の増大化にかかわらず、ファイルアクセスの高速化を可
能とする情報処理装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る情
報処理装置は、処理プログラムの実行に基づいてファイ
ルを作成する作成手段と、作成されたファイルを格納す
る第1の記憶手段と、格納されたファイルに対して格納
場所を含む情報を生成する生成手段と、生成された情報
を格納する第2の記憶手段とを備えたものである。
【0029】請求項2の発明に係る情報処理装置は、請
求項1の発明において、実行しようとする処理プログラ
ムに基づいて必要なファイルを第2の記憶手段に格納さ
れている情報に基づいて検索する検索手段と、検索手段
の検索出力に応答して、対応するファイルを第1の記憶
手段から取出して処理を実行する実行手段とをさらに備
えたものである。
【0030】請求項3の発明に係る情報処理装置は、請
求項2の情報処理装置において、第2の記憶手段は、実
行手段によって実行される処理内容に基づいて、所定の
順序に情報を並べて格納するものである。
【0031】請求項4の発明に係る情報処理装置は、請
求項3の情報処理装置において、格納される情報はファ
イルパス名を含み、実行手段は検索されたファイルのフ
ァイルパス名に基づいて所望のファイルを取出すもので
ある。
【0032】
【作用】請求項1の発明においては、処理プログラムの
実行によるファイルの作成に応じてそのファイルが格納
される場所を含む情報が生成される。
【0033】請求項2の発明においては、請求項1の発
明の作用に加えて、必要なファイルが第2の記憶手段に
格納されている情報から検索される。
【0034】請求項3の発明においては、請求項2の発
明の作用に加えて、第2の記憶手段は格納すべき情報を
所定の順序に並べて格納する。
【0035】請求項4の発明においては、請求項3の発
明の作用に加えて、第2の記憶手段に格納される情報は
ファイルパス名を含み、実行手段は検索されたファイル
のファイルパス名に基づいて所望のファイルを取出す。
【0036】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による情報処理装
置の構成を示すシステムブロック図である。
【0037】図を参照して、情報処理装置100は、各
周辺装置の制御を目的とする中央処理装置1と、高速な
アクセスが可能なメモリで構成される主記憶装置2と、
ハードディスクやフロッピィディスクなどからなる補助
記憶装置3と、ビデオRAMおよびビデオ制御を目的と
するコントローラやCRTなどから構成される表示装置
4と、キーボードやマウスに代表される入力装置5と、
プリンタに代表される印刷装置6と、ファイル名等の照
合を目的とした照合装置7と、ファイル名のファイルパ
ス情報を記憶しておく管理情報記憶装置8とから構成さ
れ、これらは互いに制御信号バス、データバス等で接続
されている。
【0038】なお、管理情報記憶装置8については、独
立させる代わりに、主記憶装置2または補助記憶装置3
の内部に設けることも可能である。
【0039】ファイルリスト登録処理は主記憶装置2に
格納されたプログラムに基づいて実行され、このプログ
ラムは登録処理の組込みを行なう非常駐部と実際に処理
の実行を行なう常駐部とに分かれる。具体的には非常駐
部は常駐部をシステムに組込む前作業と現在対象として
いる補助記憶装置内の階層ディレクトリ構造のファイル
リストを作成する作業を行なう。常駐部においてはユー
ザが使用するOSやアプリケーションの操作によって発
生する補助記憶装置内の階層ディレクトリ構造のファイ
ルリストの追加、削除、変更などの作業を監視し、補助
記憶装置内の最新の階層ディレクトリ構造のファイルリ
ストを作成する。このように常駐部は主記憶装置2に常
に保持されてシステムを監視することにより、ファイル
の状況を常時把握する。したがって、ユーザは通常の操
作を行なうのみで常駐部の働きによって無意識のうちに
自動的に最新のファイルリスト情報が作成されることに
なる。
【0040】図2はこの発明の一実施例による上記の非
常駐部のファイルリスト登録処理の組込みを行なうフロ
ーチャートである。
【0041】この登録処理プログラムは通常のアプリケ
ーションプログラムのプロセスと同様にプロセス起動さ
れるが、プロセスの実行過程において図のような処理が
行なわれる。
【0042】まず、ユーザが指定した補助記憶装置3に
登録されているファイルリストの生成を行ない、管理情
報記憶装置8内に登録する(S1)。図3はこうして生
成されて管理情報記憶装置8内に登録されているファイ
ルリストの一例である。すなわち現在ユーザが指定した
補助記憶装置に登録されているファイルのフルパス名
が、後述する照合順序で登録されている。次に、OSへ
のファイルオープン/クローズ要求をトラップ(横取
り)し(S2)、さらにOSへのファイル名称変更、削
除要求をトラップ(横取り)する(S3)。つまり、そ
れぞれの処理がエントリに到達した際に、ファイルリス
ト登録処理の常駐部に制御が移されることになる。
【0043】次にファイルリスト登録処理の常駐部の処
理とともにこれらのデータを含めた形でOSに対して常
駐終了プロセス完了通知を発行する(S4)。この常駐
終了プロセス完了通知は通常のプロセス完了通知と異な
り、プロセス完了後も主記憶装置の上に留まり、システ
ムの拡張を可能にする処理である。すなわち、このシス
テム拡張手法を用いてファイルリスト登録処理が実行さ
れている。
【0044】図4は図2のステップS2においてOSへ
のファイルオープン要求がトラップされたときのファイ
ルリスト登録処理の常駐部の処理を示すフローチャート
である。
【0045】OSへのファイルオープン要求があると、
ステップS11でファイルが新規作成される可能性があ
るか否かが判別される。可能性がない場合は、ファイル
リスト登録処理は不要であるのでOSに戻る。一方、新
規作成される可能性がある場合には現在のカレントドラ
イブ/カレントディレクトリからそのファイル名のファ
イルパス名を得て(S12)、そのファイル名を一時保
存する(S13)。そして、本来のOSのファイルオー
プン要求を呼出してOSシステムを実行する(S1
4)。次に、OSシステムの処理が成功したか否かが判
別される(S15)。この処理が成功の場合はOPEN
ハンドル番号(ファイルのオープン処理ごとに与えられ
る固有番号)をインデックスとしてファイルフルパス名
を管理して(S16)、ファイルオープン要求における
常駐部の処理が終了する。
【0046】図5は図2のステップS2においてファイ
ルクローズ要求がトラップされたときのファイルリスト
登録処理の常駐部の処理を示すフローチャートである。
【0047】OSへのファイルクローズ要求があると、
その要求が保存しているOPENハンドル番号に対応す
るファイルのファイルクローズか否かが判別される(S
21)。そのファイルのクローズでない場合は新規ファ
イルでないと考えられ、ファイルリストに登録する必要
がないためOSへ戻る。一方、そのファイルがクローズ
される場合は、本来のOSのファイルクローズ要求を呼
出してOSシステムが実行される(S22)。次にOS
処理が成功したか否かが判別される(S23)。OS処
理が成功した場合はOPENハンドル番号をインデック
スとして管理されているファイルフルパス名を取出し、
管理情報記憶装置8に格納されているファイルリスト情
報にそのファイルフルパス名を追加して登録管理を行な
い(S24)、処理は終了する。
【0048】図6は、図2のステップS3においてOS
へのファイル名称変更エントリがトラップされたときの
ファイルリスト登録処理の常駐部の処理を示すフローチ
ャートである。
【0049】OSへのファイル名変更要求があるとステ
ップS31で現在のカレントドライブ/カレントディレ
クトリからそのファイル名のフルパス名を得る。そして
フルパス名と管理情報記憶装置8に格納されているファ
イルリスト登録情報との照合を行ない(S32)、該当
ファイルが存在するか否かが判別される(S33)。該
当ファイルが存在しないときは登録処理は不要であるの
でOSに戻る。一方、該当ファイルが存在した場合は本
来のOSのファイル名変更要求を呼出してOSシステム
を実行し(S34)、その処理が成功したか否かが判別
される(S35)。その処理が成功した場合は、その該
当するファイル情報で管理情報記憶装置8に格納されて
いるファイルリスト登録情報を変更して(S36)、登
録処理は終了する。
【0050】図7は図2のステップS3においてOSへ
のファイル削除要求エントリがトラップされたときのフ
ァイルリスト登録処理の常駐部の処理を示すフローチャ
ートである。
【0051】OSへのファイル削除要求があると、ステ
ップS41で現在のカレントドライブ/カレントディレ
クトリからファイル名のフルパス名を得る。そしてその
フルパス名と管理情報記憶装置8に格納されているファ
イルリストの登録情報との照合を行ない(S42)、該
当ファイルが存在するか否かが判別される(S43)。
該当ファイルが存在しないときは、登録処理は不要であ
るのでOSに戻る。一方、該当ファイルが存在した場合
は本来のOSのファイル削除要求を呼出してOSシステ
ムを実行し(S44)、その処理が成功したか否かが判
別される(S45)。処理が成功した場合は、その該当
するファイルの情報を管理情報記憶装置8に格納されて
いるファイルリスト登録情報から削除する。これによっ
て登録処理は終了する。
【0052】ファイルリスト登録情報ソーティング処理
は主記憶装置2に格納されたプログラムに基づいて実行
され、このプログラムはソーティング処理の組込みを行
なう非常駐部と実際に処理の実行を行なう常駐部に分か
れる。
【0053】図8はこの発明の一実施例による上記の非
常駐部のファイルリスト登録情報ソーティング処理の組
込みを行なうフローチャートである。
【0054】このソーティング処理プログラムは通常の
アプリケーションプログラムのプロセスと同様にプロセ
ス起動されるが、プロセスの実行過程において図のよう
な処理が行なわれる。まず、ステップS51でOSへの
PATH変更要求をトラップ(横取り)し、次にOSへ
のカレントドライブ/カレントディレクトリ変更要求を
トラップ(横取り)する(S52)。つまり、それぞれ
の処理がエントリに到達した際にファイルリスト登録情
報ソーティング処理の常駐部に制御が移されるようにす
る。
【0055】次に、ファイルリスト登録情報ソーティン
グ処理の常駐部の処理とともに、これらのデータを含め
た形でOSに対して常駐終了プロセス完了通知を発行す
る(S53)。この常駐終了プロセス完了通知は通常の
プロセス完了通知と異なり、プロセス完了後も主記憶装
置の上に留まりシステムの拡張を可能にする処理であ
る。すなわち、このシステム拡張手法を用いてファイル
リスト登録情報ソーティング処理が実行されている。
【0056】図9は図8のステップS51においてPA
TH変更要求がトラップされたときのファイルリスト登
録情報ソーティング処理の常駐部の処理を示すフローチ
ャートである。
【0057】OSへのPATH変更要求またはカレント
ドライブ/カレントディレクトリ変更要求があると、フ
ァイルの照合時においてより迅速に検索ができるように
カレントドライブ/カレントディレクトリに属するファ
イルを先頭に配置し(ステップS61)、その後は指定
されたPATH環境変数の順に従って、管理情報記憶装
置8内のファイルリスト登録情報を並べ変えて(S6
2)、処理は終了する。
【0058】このように並べられたファイルリスト情報
を、図14で示されたディレクトリ構造図と図3で示さ
れたファイルリスト例を参照して説明する。この例では
カレントドライブが“C:”であり、カレントディレク
トリが¥STATUSとなっている。そしてPATH環
境変数が以下の順に指定されている場合である。
【0059】 PATH C:¥STATUS;C:¥JAN PATH C:¥STATUS;C:¥PLAN PATH C:¥STATUS;C:¥SALES PATH C:¥WORK;C:¥WP PATH C:¥WORK;C:¥PRIVATE PATH C:¥WORK;C:¥SCHEDULE ファイルパス名設定処理は主記憶装置2に格納されたプ
ログラムに基づいて実行され、このプログラムはファイ
ルパス名設定処理の組込みを行なう非常駐部と実際の処
理の実行を行なう常駐部に分かれる。
【0060】図10は、この発明の一実施例による上記
非常駐部のファイルパス名設定処理の組込みを行なうフ
ローチャートである。
【0061】このファイルパス名設定処理プログラム
は、通常のアプリケーションプログラムのプロセスと同
様にプロセス起動されるが、プロセスの実行過程におい
て図のような処理が行なわれる。
【0062】まず、ステップS71でOSへのファイル
オープン要求をトラップ(横取り)し、次にOSへのプ
ロセス起動要求をトラップ(横取り)する(S72)。
つまり、それぞれの処理がエントリに到達した際にファ
イルパス名設定の常駐部に制御が移されるようにするも
のである。
【0063】次に、ファイルパス名設定処理の常駐部と
ともにこれらのデータを含めた形でOSに対して常駐終
了プロセス完了通知を発行する(S73)。この常駐終
了プロセス完了通知は通常のプロセス完了通知と異な
り、プロセス完了後も主記憶装置の上に留まりシステム
の拡張を可能にする処理である。すなわち、このシステ
ム拡張手法を用いてファイルパス名設定処理が実行され
る。
【0064】図11はファイルパス名設定処理の常駐部
(ファイルパス名設定部)のフローチャートである。図
9のファイルリスト登録ソーティング処理により現在の
カレントドライブ/カレントディレクトリに属するファ
イルを先頭にし、その後はPATH環境変数の順に従っ
て、管理情報記憶部8に格納されているファイルリスト
情報は並び変えられている。OSに対するファイルアク
セス要求またはOSに対するプロセス起動要求、すなわ
ちユーザによって入力された文字列が入力情報として照
合装置7に送られる。そして照合装置7で、該当するフ
ァイルとそのファイルリスト登録情報との照合を行ない
(S81)、該当するファイルがファイルリスト情報に
存在するか否かが判別される(S82)。該当するファ
イルが存在した場合は、その該当するファイルのファイ
ルリスト情報を管理情報記憶装置8から取出し、そのフ
ルパス情報をOSのシステム管理部に渡して(S8
3)、ファイルパス名設定処理は終了する。すなわち、
該当ファイルが存在するとファイル名称として管理情報
記憶装置8のファイルパスデータをあたかもユーザによ
り入力された文字列のようにOSのシステム管理部に受
け渡す。
【0065】このとき、従来であればユーザにより入力
された文字列はファイルパス名が省略された形であるの
でファイル検索処理が施されるはずであるが、上述のよ
うにファイルパスは完全な形式でコマンドラインインタ
プリタに渡されるため、ファイル検索処理を行なうこと
なく迅速にファイル名称をOSのシステム管理部に受け
渡すことによりプロセス起動要求を送ることができる。
そして起動に必要となる補助記憶装置3を選択し、各種
デバイス制御部、各種デバイス装置を通じて主記憶装置
2上にアプリケーションを起動してその実行が行なわれ
る。このようにして、従来のシステムでは必要であった
ファイル検索処理がデータ検索処理のみに置換えること
ができる。したがって、各種の物理的なデバイス装置を
駆動させることなく目的のアプリケーションの起動を迅
速に行なうことができるため、高速な情報処理が実現さ
れる。
【0066】図12は図11のステップS81の照合処
理の具体的内容を示すフローチャートである。
【0067】まずステップS91で照合装置7は、管理
情報記憶装置8から1つのファイルリスト情報を取出
す。このとき、すべてのファイルリスト情報が終了して
いたか否かが判別される(S92)。終了していた場合
は、照合すべきファイルリストの情報が最早ないことに
なるので、エラー終了とする。ファイルリスト情報が終
了していない場合は、そのリスト情報と指定ファイルと
の照合を行なう(S93)。この照合処理はファイルリ
スト情報のフルパス名との照合となるので、フルパス名
の最後に現われたディレクトリ記号(¥)以降の内容、
すなわちそのファイル名と指定ファイルとを比較するこ
とになる。そしてそれらが一致すれば指定ファイルに対
応したファイルリスト情報を受け渡して(S94)、照
合処理は終了する。
【0068】なお、上記実施例では、OSとしてMS−
DOSを基準とし、これの階層ディレクトリ構造を対象
としているが、他のOSであっても、同様な階層ディレ
クトリ構造を有するようなシステムにも同様に本願発明
が適用できるのは言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
処理プログラムの実行によるファイルの作成に応じて、
そのファイルが格納される場所を含む情報が生成される
ので、最新のファイルのリスト情報が取得できる。
【0070】請求項2の発明は以上説明したとおり、請
求項1の発明の効果に加えて、必要なファイルが第2の
記憶手段に格納されている情報から検索されるので、フ
ァイルの検索、実行が効率的に行なわれる。
【0071】請求項3の発明は以上説明したとおり、請
求項2の発明の効果に加えて、第2の記憶手段は格納す
べき情報を所定の順序に並べて格納するので、ファイル
の検索がより高速化される。
【0072】請求項4の発明は以上説明したとおり、請
求項3の発明の効果に加えて、第2の記憶手段に格納さ
れる情報はファイルパス名を含み、実行手段は検索され
たファイルのファイルパス名に基づいて所望のファイル
を取出すので、所望のファイルの取出しが効率的に行な
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による情報処理装置の構成
を示すシステムブロック図である。
【図2】図1の情報処理装置において、ファイルリスト
登録処理の組込みを行なう非常駐部のフローチャートで
ある。
【図3】図1の情報処理装置において生成されるファイ
ルリスト登録情報の一例を示した図である。
【図4】図2のステップS2において、OSへのファイ
ルオープン要求がトラップされたときのファイルリスト
登録処理の常駐部の処理を示すフローチャートである。
【図5】図2のステップS2において、OSへのファイ
ルクローズ要求がトラップされたときのファイルリスト
登録処理の常駐部の処理を示すフローチャートである。
【図6】図2のステップS3において、OSへのファイ
ル名称変更のエントリがトラップされたときのファイル
リスト登録処理の常駐部の処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】図2のステップS3において、OSへのファイ
ル削除要求のエントリがトラップされたときのファイル
リスト登録処理の常駐部の処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】図1の情報処理装置において、ファイルリスト
登録情報ソーティング処理の組込みを行なう非常駐部の
フローチャートである。
【図9】図8のステップS51において、PATH変更
要求がトラップされたときのファイルリスト登録情報ソ
ーティング処理の常駐部の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】図1の情報処理装置において、ファイルパス
名設定処理の組込みを行なう非常駐部のフローチャート
である。
【図11】図10のステップS71およびステップS7
2において、ファイルオープンまたはプロセス起動要求
がトラップされたときのファイルパス名設定処理の常駐
部の処理を示すフローチャートである。
【図12】図11のステップS81の照合処理の具体的
内容を示すフローチャートである。
【図13】従来の情報処理装置の構成を示すシステムブ
ロック図である。
【図14】一般のMS−DOSによる階層ディレクトリ
構造の一例を示した図である。
【図15】図13の従来の情報処理装置におけるアプリ
ケーションプログラムに基づいて行なわれる、ファイル
のアクセス動作の内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 主記憶装置 3 補助記憶装置 4 表示装置 5 入力装置 6 印刷装置 7 照合装置 8 管理情報記憶装置 なお、図において同一符号は同一または相当部分を示
す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理プログラムの実行に基づいてファイ
    ルを作成する作成手段と、 前記作成されたファイルを格納する第1の記憶手段と、 前記格納されたファイルに対して格納場所を含む情報を
    生成する生成手段と、 前記生成された情報を格納する第2の記憶手段とを備え
    た、情報処理装置。
  2. 【請求項2】 実行しようとする処理プログラムに基づ
    いて、必要なファイルを前記第2の記憶手段に格納され
    ている情報に基づいて検索する検索手段と、 前記検索手段の検索出力に応答して、対応するファイル
    を前記第1の記憶手段から取出して処理を実行する実行
    手段とをさらに備えた、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の記憶手段は、前記実行手段に
    よって実行される処理内容に基づいて、所定の順序に前
    記情報を並べて格納する、請求項2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記格納される情報はファイルパス名を
    含み、前記実行手段は、前記検索されたファイルのファ
    イルパス名に基づいて所望のファイルを取出す、請求項
    3記載の情報処理装置。
JP6144563A 1994-06-27 1994-06-27 情報処理装置 Withdrawn JPH0816443A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6144563A JPH0816443A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 情報処理装置

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Publications (1)

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JPH0816443A true JPH0816443A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15365160

Family Applications (1)

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JP6144563A Withdrawn JPH0816443A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 情報処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175461A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Denki Information Technology Corp 通信システム及びサーバ及び端末装置及び通信システムの通信方法及びサーバ用プログラム及び端末用プログラム

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JP2011175461A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Denki Information Technology Corp 通信システム及びサーバ及び端末装置及び通信システムの通信方法及びサーバ用プログラム及び端末用プログラム

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