JPH08164176A - ローラ治療具およびその製法 - Google Patents
ローラ治療具およびその製法Info
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- JPH08164176A JPH08164176A JP6333963A JP33396394A JPH08164176A JP H08164176 A JPH08164176 A JP H08164176A JP 6333963 A JP6333963 A JP 6333963A JP 33396394 A JP33396394 A JP 33396394A JP H08164176 A JPH08164176 A JP H08164176A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
- A61H15/00—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains
- A61H15/0092—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains hand-held
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- A61H2201/00—Characteristics of apparatus not provided for in the preceding codes
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61N2/00—Magnetotherapy
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
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- Y10T29/4956—Fabricating and shaping roller work contacting surface element
- Y10T29/49561—Fabricating and shaping roller work contacting surface element toothed roller
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が容易でありかつ治療効果に優れたロー
ラ治療具を提供する。 【構成】 ローラ治療具１は、操作軸２と、操作軸２の
中央部に回動自由に配備される押圧ローラ３とから成
る。前記操作軸２は、押圧ローラ３を支持する中央の金
属棒と、金属棒の両端に嵌合されてリベット８により固
定される金属パイプ６，６とから成り、各金属パイプ６
の外側端部には軟質ゴム製のグリップ５が被せられてい
る。前記押圧ローラ３は軟質ゴムなどの弾性体より成
り、一対の球状体を窪み部を介して一体連結した形態の
ものである。各球状体の外周面には、人体と接触する最
大径の部分に沿って半球状の小突起９が２列に等間隔に
一体突設され、内部には円環状の磁界発生源が、前記小
突起９の列設位置に対応させて埋設されている。
ラ治療具を提供する。 【構成】 ローラ治療具１は、操作軸２と、操作軸２の
中央部に回動自由に配備される押圧ローラ３とから成
る。前記操作軸２は、押圧ローラ３を支持する中央の金
属棒と、金属棒の両端に嵌合されてリベット８により固
定される金属パイプ６，６とから成り、各金属パイプ６
の外側端部には軟質ゴム製のグリップ５が被せられてい
る。前記押圧ローラ３は軟質ゴムなどの弾性体より成
り、一対の球状体を窪み部を介して一体連結した形態の
ものである。各球状体の外周面には、人体と接触する最
大径の部分に沿って半球状の小突起９が２列に等間隔に
一体突設され、内部には円環状の磁界発生源が、前記小
突起９の列設位置に対応させて埋設されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、操作軸上に支持され
た押圧ローラを患部に押し当てて転動させることによ
り、マッサージおよび磁気治療を行うローラ治療具と、
このローラ治療具を製作するための製法とに関する。
た押圧ローラを患部に押し当てて転動させることによ
り、マッサージおよび磁気治療を行うローラ治療具と、
このローラ治療具を製作するための製法とに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ローラ治療具として、両端にグリ
ップを有する操作軸の中央部にゴムなどの弾性体より成
る押圧ローラを軸受を介して回転自由に配備した構造の
ものが存在する。このローラ治療具を使用する場合、患
者本人もしくは第三者が操作軸の両端のグリップを把持
し、押圧ローラを患部に押し当て、加圧状態で転動させ
る。しかしながらこの種のローラ治療具では、押圧力に
より筋肉などを外部よりもみほぐすというマッサージ効
果しか得られず、治療効果に乏しいという問題があっ
た。
ップを有する操作軸の中央部にゴムなどの弾性体より成
る押圧ローラを軸受を介して回転自由に配備した構造の
ものが存在する。このローラ治療具を使用する場合、患
者本人もしくは第三者が操作軸の両端のグリップを把持
し、押圧ローラを患部に押し当て、加圧状態で転動させ
る。しかしながらこの種のローラ治療具では、押圧力に
より筋肉などを外部よりもみほぐすというマッサージ効
果しか得られず、治療効果に乏しいという問題があっ
た。
【０００３】ところで人体に外部より磁界を作用させた
とき、血行が良好となり、こりなどの症状が軽快すると
いう磁気治療効果が認められている。そこで、前記押圧
ローラの外周面に沿って複数個の永久磁石を埋設するこ
とにより、マッサージ効果に加えて磁気治療効果が得ら
れるローラ治療具を製作する試みがなされている。
とき、血行が良好となり、こりなどの症状が軽快すると
いう磁気治療効果が認められている。そこで、前記押圧
ローラの外周面に沿って複数個の永久磁石を埋設するこ
とにより、マッサージ効果に加えて磁気治療効果が得ら
れるローラ治療具を製作する試みがなされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらローラ治
療具の押圧ローラは、ゴムなどの弾性材料を型成形して
製作されるため、永久磁石を決められた位置の決められ
た深さに埋設するのが容易でなく、押圧ローラの表面よ
り永久磁石の一部が露出するなど、不良品の発生率が高
いという問題がある。
療具の押圧ローラは、ゴムなどの弾性材料を型成形して
製作されるため、永久磁石を決められた位置の決められ
た深さに埋設するのが容易でなく、押圧ローラの表面よ
り永久磁石の一部が露出するなど、不良品の発生率が高
いという問題がある。
【０００５】この発明は、上記問題に着目して成された
もので、押圧ローラに埋設される磁界発生源として円環
状の磁界発生源を用いることにより、製作が容易であり
かつ治療効果に優れたローラ治療具を提供することを目
的とする。
もので、押圧ローラに埋設される磁界発生源として円環
状の磁界発生源を用いることにより、製作が容易であり
かつ治療効果に優れたローラ治療具を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、両端にグリ
ップを有する操作軸の中央部に弾性体より成る押圧ロー
ラが回転自由に配備されたローラ治療具において、前記
押圧ローラに、人体と接触する外周部に沿って、円環状
の磁界発生源を埋設したものである。
ップを有する操作軸の中央部に弾性体より成る押圧ロー
ラが回転自由に配備されたローラ治療具において、前記
押圧ローラに、人体と接触する外周部に沿って、円環状
の磁界発生源を埋設したものである。
【０００７】請求項２の発明にかかるローラ治療具で
は、前記押圧ローラは中央部にくびれ部を有し、このく
びれ部を挟んで両側に前記磁界発生源がそれぞれ埋設さ
れている。
は、前記押圧ローラは中央部にくびれ部を有し、このく
びれ部を挟んで両側に前記磁界発生源がそれぞれ埋設さ
れている。
【０００８】請求項３の発明にかかるローラ治療具で
は、前記押圧ローラは円盤状であって、人体と接触する
外周部に沿って前記磁界発生源が埋設されている。
は、前記押圧ローラは円盤状であって、人体と接触する
外周部に沿って前記磁界発生源が埋設されている。
【０００９】請求項４の発明にかかるローラ治療具で
は、前記磁界発生源として、非磁性体の金属環の外周面
に複数個の永久磁石を等間隔に埋め込まれたものが用い
られている。
は、前記磁界発生源として、非磁性体の金属環の外周面
に複数個の永久磁石を等間隔に埋め込まれたものが用い
られている。
【００１０】請求項５の発明にかかるローラ治療具で
は、前記磁界発生源として、外周面に沿って着磁された
円環状の永久磁石が用いられている。
は、前記磁界発生源として、外周面に沿って着磁された
円環状の永久磁石が用いられている。
【００１１】請求項６の発明にかかるローラ治療具で
は、前記押圧ローラは、人体と接触する外周部に沿って
複数の小突起が等間隔に突設されている。
は、前記押圧ローラは、人体と接触する外周部に沿って
複数の小突起が等間隔に突設されている。
【００１２】請求項７の発明は、ローラ治療具の製法で
あって、円環状の磁界発生源の内孔へ棒状の治具を挿入
してこの治具上に円環状の磁界発生源を支持する準備工
程と、前記治具に支持された円環状の磁界発生源と弾性
材料とを型内に導入して加圧することにより前記磁界発
生源が埋設された押圧ローラを型成形する成形工程と、
型成形された押圧ローラより前記治具を抜き取る治具抜
取工程と、押圧ローラの内孔へ軸受を嵌め、軸受内に操
作軸を挿通して操作軸の中央部に押圧ローラを回転自由
に支持させる組立工程とを一連に実施してローラ治療具
を製作するものである。
あって、円環状の磁界発生源の内孔へ棒状の治具を挿入
してこの治具上に円環状の磁界発生源を支持する準備工
程と、前記治具に支持された円環状の磁界発生源と弾性
材料とを型内に導入して加圧することにより前記磁界発
生源が埋設された押圧ローラを型成形する成形工程と、
型成形された押圧ローラより前記治具を抜き取る治具抜
取工程と、押圧ローラの内孔へ軸受を嵌め、軸受内に操
作軸を挿通して操作軸の中央部に押圧ローラを回転自由
に支持させる組立工程とを一連に実施してローラ治療具
を製作するものである。
【００１３】
【作用】操作軸の両端のグリップを把持して押圧ローラ
を患部に押し当て、加圧状態で転動させると、押圧ロー
ラによる押圧力に加えて、押圧ローラに埋設された磁界
発生源より発生した磁界が患部に作用する。
を患部に押し当て、加圧状態で転動させると、押圧ロー
ラによる押圧力に加えて、押圧ローラに埋設された磁界
発生源より発生した磁界が患部に作用する。
【００１４】請求項２のローラ治療具では、押圧ローラ
は中央部にくびれ部を有するので、この押圧ローラを患
部に押し当てて転動させると、くびれ部を挟む両側が人
体に接し、人体の２か所に押圧力および磁界が作用す
る。
は中央部にくびれ部を有するので、この押圧ローラを患
部に押し当てて転動させると、くびれ部を挟む両側が人
体に接し、人体の２か所に押圧力および磁界が作用す
る。
【００１５】請求項３のローラ治療具では、押圧ローラ
は円盤状であるので、この押圧ローラを患部に押し当て
て転動させると、前記押圧ローラの外周面が人体に接
し、人体の１か所に押圧力および磁界が作用する。
は円盤状であるので、この押圧ローラを患部に押し当て
て転動させると、前記押圧ローラの外周面が人体に接
し、人体の１か所に押圧力および磁界が作用する。
【００１６】請求項４のローラ治療具では、永久磁石の
埋設位置より磁界が発生し、また請求項５のローラ治療
具では、磁極の位置より磁界が発生し、これら磁界が人
体に作用する。
埋設位置より磁界が発生し、また請求項５のローラ治療
具では、磁極の位置より磁界が発生し、これら磁界が人
体に作用する。
【００１７】請求項６のローラ治療具では、押圧ローラ
を患部に押し当てて転動させると、押圧ローラの外周部
に沿って突設された小突起が人体を局所的に刺激する。
を患部に押し当てて転動させると、押圧ローラの外周部
に沿って突設された小突起が人体を局所的に刺激する。
【００１８】請求項７の製法によれば、円環状の磁界発
生源を棒状の治具に支持させた状態で磁界発生源と弾性
材料とを型内に導入して押圧ローラを成形するので、磁
界発生源が適正位置に埋設された押圧ローラを得ること
ができる。
生源を棒状の治具に支持させた状態で磁界発生源と弾性
材料とを型内に導入して押圧ローラを成形するので、磁
界発生源が適正位置に埋設された押圧ローラを得ること
ができる。
【００１９】
【実施例】図１は、この発明の第１実施例にかかるロー
ラ治療具の外観を示す。このローラ治療具１は、操作軸
２と、この操作軸２の中央部に回動自由に配備される押
圧ローラ３とから成る。前記操作軸２は、図２に示すよ
うに、押圧ローラ３を支持する中央の金属棒４と、この
金属棒４の両端に嵌合されてリベット８により固定され
る金属パイプ６，６とから成るもので、各金属パイプ６
の外側端部には軟質ゴム製のグリップ５が被せられてい
る。前記金属棒４は押圧ローラ３より若干長尺であり、
押圧ローラ３の両端より突出した部分に前記金属パイプ
６，６が嵌め込まれる。
ラ治療具の外観を示す。このローラ治療具１は、操作軸
２と、この操作軸２の中央部に回動自由に配備される押
圧ローラ３とから成る。前記操作軸２は、図２に示すよ
うに、押圧ローラ３を支持する中央の金属棒４と、この
金属棒４の両端に嵌合されてリベット８により固定され
る金属パイプ６，６とから成るもので、各金属パイプ６
の外側端部には軟質ゴム製のグリップ５が被せられてい
る。前記金属棒４は押圧ローラ３より若干長尺であり、
押圧ローラ３の両端より突出した部分に前記金属パイプ
６，６が嵌め込まれる。
【００２０】前記押圧ローラ３は軟質ゴムなどの弾性体
より成り、中央の窪み部３ｃを介して一対の球状体３
ａ，３ｂを一体連結した形態のものである。各球状体３
ａ，３ｂの外周面には、人体と接触する最大径の部分に
沿って半球状の小突起９が２列に等間隔に一体突設され
ている。各球状体３ａ，３ｂの内部には、図２および図
３に示すように、円環状の磁界発生源１０，１０が、前
記小突起９の列設位置に対応させて埋設されている。
より成り、中央の窪み部３ｃを介して一対の球状体３
ａ，３ｂを一体連結した形態のものである。各球状体３
ａ，３ｂの外周面には、人体と接触する最大径の部分に
沿って半球状の小突起９が２列に等間隔に一体突設され
ている。各球状体３ａ，３ｂの内部には、図２および図
３に示すように、円環状の磁界発生源１０，１０が、前
記小突起９の列設位置に対応させて埋設されている。
【００２１】押圧ローラ３には、前記操作軸２の金属棒
４の軸径に対し十分に大きな内径の中空孔１１が長さ方
向に貫通開設されている。前記中空孔１１は、中央部１
１ａと、この中央部１１ａよりわずかに大径の両側の端
部１１ｂ，１１ｂとから成り、中央部１１ａの両端部に
各磁界発生源１０，１０が位置している。なお中央部１
１ａと各磁界発生源１０の内孔１３とは、内径が一致す
る。
４の軸径に対し十分に大きな内径の中空孔１１が長さ方
向に貫通開設されている。前記中空孔１１は、中央部１
１ａと、この中央部１１ａよりわずかに大径の両側の端
部１１ｂ，１１ｂとから成り、中央部１１ａの両端部に
各磁界発生源１０，１０が位置している。なお中央部１
１ａと各磁界発生源１０の内孔１３とは、内径が一致す
る。
【００２２】押圧ローラ３の中空孔１１および磁界発生
源１０の内孔１３へ操作軸２が挿入され、操作軸２の金
属棒４上に押圧ローラ３が位置している。中空孔１１の
各端部１１ｂ，１１ｂに軸受１５および滑止めリング１
４，１４が緊密嵌合され、前記軸受１５，１５を介して
金属棒４上に押圧ローラ３が回動自由に支持される。押
圧ローラ３の内周面と操作軸２の金属棒４との間には、
前記中空孔１１の中央部１１ａによる空洞部１２が生成
され、前記空洞部１２により、ローラ治療具の使用時の
押圧ローラ３の変形が許容される。
源１０の内孔１３へ操作軸２が挿入され、操作軸２の金
属棒４上に押圧ローラ３が位置している。中空孔１１の
各端部１１ｂ，１１ｂに軸受１５および滑止めリング１
４，１４が緊密嵌合され、前記軸受１５，１５を介して
金属棒４上に押圧ローラ３が回動自由に支持される。押
圧ローラ３の内周面と操作軸２の金属棒４との間には、
前記中空孔１１の中央部１１ａによる空洞部１２が生成
され、前記空洞部１２により、ローラ治療具の使用時の
押圧ローラ３の変形が許容される。
【００２３】前記滑止めリング１４は合成樹脂製であ
り、軸受１５が中空孔１１の中央部１１ａ側に位置ずれ
するのを防止する。軸受１５は、外輪部が滑止めリング
１４に、内輪部が前記金属パイプ６の端面に、それぞれ
係止されて、その位置ずれが防止される。
り、軸受１５が中空孔１１の中央部１１ａ側に位置ずれ
するのを防止する。軸受１５は、外輪部が滑止めリング
１４に、内輪部が前記金属パイプ６の端面に、それぞれ
係止されて、その位置ずれが防止される。
【００２４】図４および図５は、前記磁界発生源１０の
構成を示す。この磁界発生源１０は、アルミニウムなど
の非磁性体から成る円環状の金属環１６の外周面に複数
の取付孔を等間隔に穿設し、各取付孔に円柱状の永久磁
石１７を埋設して構成される。前記金属環１６は、各球
状体３ａ，３ｂに突設された小突起９の列の幅と同程度
の厚みを有し、球状体３ａ，３ｂの最大径より小さい外
径を有する。前記の各永久磁石１７は、Ｎ極を外側へ向
けて金属環１６に埋設してあるが、Ｎ極とＳ極とが交互
に外側へ向くよう金属環１６に埋設してもよい。なお磁
界発生源１０は、図６に示すように、外周面に沿って着
磁された円環状の永久磁石１８をもって構成することも
できる。
構成を示す。この磁界発生源１０は、アルミニウムなど
の非磁性体から成る円環状の金属環１６の外周面に複数
の取付孔を等間隔に穿設し、各取付孔に円柱状の永久磁
石１７を埋設して構成される。前記金属環１６は、各球
状体３ａ，３ｂに突設された小突起９の列の幅と同程度
の厚みを有し、球状体３ａ，３ｂの最大径より小さい外
径を有する。前記の各永久磁石１７は、Ｎ極を外側へ向
けて金属環１６に埋設してあるが、Ｎ極とＳ極とが交互
に外側へ向くよう金属環１６に埋設してもよい。なお磁
界発生源１０は、図６に示すように、外周面に沿って着
磁された円環状の永久磁石１８をもって構成することも
できる。
【００２５】図７は、この発明の第２実施例にかかるロ
ーラ治療具１の外観を示す。この実施例のものは、押圧
ローラ１９が円盤状であり、この押圧ローラ１９には小
突起９の列に対応させて１個の磁界発生源１０が埋設し
てある。なおこの実施例の他の構成のうち、第１実施例
に対応する構成は、同一の符号を付与することで説明を
省略する。
ーラ治療具１の外観を示す。この実施例のものは、押圧
ローラ１９が円盤状であり、この押圧ローラ１９には小
突起９の列に対応させて１個の磁界発生源１０が埋設し
てある。なおこの実施例の他の構成のうち、第１実施例
に対応する構成は、同一の符号を付与することで説明を
省略する。
【００２６】上記した第１実施例のローラ治療具１は、
以下に詳述する準備工程と、成形工程と、治具抜取工程
と、組立工程とを一連に実施することにより製作される
もので、図８には成形工程の概略が示してある。まず準
備工程では、押圧ローラ３内に埋設すべき２個の磁界発
生源１０，１０と、図９に示される棒状の治具２４とを
用意し、各磁界発生源１０，１０の内孔１３，１３へ前
記治具２４を挿入して、この治具２４上に各磁界発生源
１０，１０を所定の距離だけ離して支持する。
以下に詳述する準備工程と、成形工程と、治具抜取工程
と、組立工程とを一連に実施することにより製作される
もので、図８には成形工程の概略が示してある。まず準
備工程では、押圧ローラ３内に埋設すべき２個の磁界発
生源１０，１０と、図９に示される棒状の治具２４とを
用意し、各磁界発生源１０，１０の内孔１３，１３へ前
記治具２４を挿入して、この治具２４上に各磁界発生源
１０，１０を所定の距離だけ離して支持する。
【００２７】前記棒状治具２４は押圧ローラ３より若干
長尺に形成され、磁界発生源１０の内孔１３の内径と同
じ外径をもつ軸部２５と、前記軸部２５の両端に位置し
軸部２５よりやや大きい外径を有する係止部２６Ａ，２
６Ｂとから成る。一方の係止部２６Ａは軸部２５に一体
形成され、他方の係止部２６Ｂは軸部２５に着脱可能に
なっており、係止部２６Ｂには、軸部２５の端面に形成
されたネジ孔２７と螺合するネジ部２８が突設してあ
る。軸部２５は、２個の磁界発生源１０，１０の埋設間
隔に応じた長さに形成される。
長尺に形成され、磁界発生源１０の内孔１３の内径と同
じ外径をもつ軸部２５と、前記軸部２５の両端に位置し
軸部２５よりやや大きい外径を有する係止部２６Ａ，２
６Ｂとから成る。一方の係止部２６Ａは軸部２５に一体
形成され、他方の係止部２６Ｂは軸部２５に着脱可能に
なっており、係止部２６Ｂには、軸部２５の端面に形成
されたネジ孔２７と螺合するネジ部２８が突設してあ
る。軸部２５は、２個の磁界発生源１０，１０の埋設間
隔に応じた長さに形成される。
【００２８】準備工程では、一方の係止部２６Ｂを軸部
２５から分離し、各磁界発生源１０，１０の内孔１３，
１３に前記軸部２５を挿通した後、係止部２６Ｂを軸部
２５に取り付ける。これにより各磁界発生源１０，１０
は係止部２６Ａ，２６Ｂに当って係止される。
２５から分離し、各磁界発生源１０，１０の内孔１３，
１３に前記軸部２５を挿通した後、係止部２６Ｂを軸部
２５に取り付ける。これにより各磁界発生源１０，１０
は係止部２６Ａ，２６Ｂに当って係止される。
【００２９】つぎに成形工程では、図８に示されるよう
な一対の上型２１，下型２２を用いて前記磁界発生源１
０，１０が埋設された押圧ローラ３を型成形する。各型
２１，２２は、押圧ローラ３の外形に沿う型穴を有して
おり、前記治具２４に支持された状態の磁界発生源１
０，１０と、原料である板状ゴム２３，２３とを型内へ
導入した後、上型２１と下型２２を閉じて加熱状態で加
圧する。これにより前記板状ゴム２３，２３が加熱変形
し、上型２１および下型２２により押圧ローラ３の形状
に成形されると共に、磁界発生源１０，１０が押圧ロー
ラ３内に埋設される。
な一対の上型２１，下型２２を用いて前記磁界発生源１
０，１０が埋設された押圧ローラ３を型成形する。各型
２１，２２は、押圧ローラ３の外形に沿う型穴を有して
おり、前記治具２４に支持された状態の磁界発生源１
０，１０と、原料である板状ゴム２３，２３とを型内へ
導入した後、上型２１と下型２２を閉じて加熱状態で加
圧する。これにより前記板状ゴム２３，２３が加熱変形
し、上型２１および下型２２により押圧ローラ３の形状
に成形されると共に、磁界発生源１０，１０が押圧ロー
ラ３内に埋設される。
【００３０】つづく治具抜取工程では、成形された押圧
ローラ３より治具２４を抜き取る。まず押圧ローラ３の
一端より突出している治具２４の係止部２６Ｂを取り外
して軸部２５から分離させた後、押圧ローラ３の他端よ
り、係止部２６Ａを引っ張って軸部２５を抜き取る。治
具２４を抜き取った後の、押圧ローラ３内に形成される
空間が中空孔１１となる。
ローラ３より治具２４を抜き取る。まず押圧ローラ３の
一端より突出している治具２４の係止部２６Ｂを取り外
して軸部２５から分離させた後、押圧ローラ３の他端よ
り、係止部２６Ａを引っ張って軸部２５を抜き取る。治
具２４を抜き取った後の、押圧ローラ３内に形成される
空間が中空孔１１となる。
【００３１】最後の組立工程では、押圧ローラ３の中空
孔１１の両端部１１ｂ，１１ｂに、それぞれ滑止めリン
グ１４，１４および軸受１５，１５を嵌合し、前記軸受
１５，１５内に操作軸２の金属棒４を挿通して押圧ロー
ラ３を回動自由に支持させる。その後、前記金属棒４の
両端の押圧ローラ３より突出している部分に金属パイプ
６，６をそれぞれ嵌め込み、金属パイプ６，６の端面を
軸受１５，１５に当接させ、金属パイプ６，６および金
属棒４をリベット８，８により固定する。
孔１１の両端部１１ｂ，１１ｂに、それぞれ滑止めリン
グ１４，１４および軸受１５，１５を嵌合し、前記軸受
１５，１５内に操作軸２の金属棒４を挿通して押圧ロー
ラ３を回動自由に支持させる。その後、前記金属棒４の
両端の押圧ローラ３より突出している部分に金属パイプ
６，６をそれぞれ嵌め込み、金属パイプ６，６の端面を
軸受１５，１５に当接させ、金属パイプ６，６および金
属棒４をリベット８，８により固定する。
【００３２】図１０は、第１実施例にかかるローラ治療
具１の使用方法を示す。まず患者Ｐをうつ伏せにして寝
かせて、治療を施す者Ｑが操作軸２の両端のグリップ
５，５を握り、押圧ローラ３を患者Ｐの背面などに押し
当てる。このとき押圧ローラ３の中央のくびれ部３ｃが
ちょうど脊椎上に位置するので、この状態で操作軸２に
体重をかけて押圧ローラ３による加圧力を作用させつつ
押圧ローラ３を脊椎に沿って転動させる。この加圧力に
より脊椎に沿う筋肉がほぐされ、押圧ローラ３上の小突
起９がつぼを圧刺激して、すぐれたマッサージ効果が得
られる。また磁界発生源１０より発生した磁力線が人体
内に作用して、磁気治療効果も得られる。
具１の使用方法を示す。まず患者Ｐをうつ伏せにして寝
かせて、治療を施す者Ｑが操作軸２の両端のグリップ
５，５を握り、押圧ローラ３を患者Ｐの背面などに押し
当てる。このとき押圧ローラ３の中央のくびれ部３ｃが
ちょうど脊椎上に位置するので、この状態で操作軸２に
体重をかけて押圧ローラ３による加圧力を作用させつつ
押圧ローラ３を脊椎に沿って転動させる。この加圧力に
より脊椎に沿う筋肉がほぐされ、押圧ローラ３上の小突
起９がつぼを圧刺激して、すぐれたマッサージ効果が得
られる。また磁界発生源１０より発生した磁力線が人体
内に作用して、磁気治療効果も得られる。
【００３３】なお患者本人がグリップ５，５を握って、
患部に押圧ローラ３を押し当てつつ転動させて、マッサ
ージすることも可能である。また、第２実施例のローラ
治療具１も、第１実施例と同様の方法で製作され、また
第１実施例のローラマッサージ具１と同様にして使用さ
れる。
患部に押圧ローラ３を押し当てつつ転動させて、マッサ
ージすることも可能である。また、第２実施例のローラ
治療具１も、第１実施例と同様の方法で製作され、また
第１実施例のローラマッサージ具１と同様にして使用さ
れる。
【００３４】
【発明の効果】この発明は上記の如く、押圧ローラに、
人体と接触する外周部に沿って円環状の磁界発生源を埋
設したから、押圧ローラによるマッサージ効果に加え
て、磁気治療効果も得られる。しかも磁界発生源を決め
られた位置の決められた深さに埋設でき、押圧ローラの
表面より磁界発生源が露出することもない。
人体と接触する外周部に沿って円環状の磁界発生源を埋
設したから、押圧ローラによるマッサージ効果に加え
て、磁気治療効果も得られる。しかも磁界発生源を決め
られた位置の決められた深さに埋設でき、押圧ローラの
表面より磁界発生源が露出することもない。
【００３５】請求項２の発明では、押圧ローラは中央部
にくびれ部を有し、このくびれ部を挟んで両側に前記磁
界発生源がそれぞれ埋設されているから、押圧ローラを
背面に押し当てた時、くびれ部がちょうど脊椎上に位置
し、脊椎の両側の筋肉に押圧力と磁界とを作用させるこ
とができる。
にくびれ部を有し、このくびれ部を挟んで両側に前記磁
界発生源がそれぞれ埋設されているから、押圧ローラを
背面に押し当てた時、くびれ部がちょうど脊椎上に位置
し、脊椎の両側の筋肉に押圧力と磁界とを作用させるこ
とができる。
【００３６】請求項３の発明では、押圧ローラは円盤状
であって、人体と接触する外周部に沿って前記磁界発生
源が埋設されているから、脚部などにマッサージと磁気
治療とを施すことができる。
であって、人体と接触する外周部に沿って前記磁界発生
源が埋設されているから、脚部などにマッサージと磁気
治療とを施すことができる。
【００３７】請求項４の発明では、磁界発生源は、非磁
性体の金属環の外周面に複数個の永久磁石を等間隔に埋
め込んで形成されているから、磁界発生源の製作が容易
であり、繰り返し使用しても、永久磁石が脱落するおそ
れはない。
性体の金属環の外周面に複数個の永久磁石を等間隔に埋
め込んで形成されているから、磁界発生源の製作が容易
であり、繰り返し使用しても、永久磁石が脱落するおそ
れはない。
【００３８】請求項５の発明では、磁界発生源として外
周面に沿って着磁された円環状の永久磁石を用いたか
ら、磁界発生源の製作コストが安価である。
周面に沿って着磁された円環状の永久磁石を用いたか
ら、磁界発生源の製作コストが安価である。
【００３９】請求項６の発明では、押圧ローラの、人体
と接触する外周部に沿って複数の小突起が等間隔に突設
されているから、小突起により患部を局所的に押圧刺激
できる。
と接触する外周部に沿って複数の小突起が等間隔に突設
されているから、小突起により患部を局所的に押圧刺激
できる。
【００４０】請求項７の発明では、棒状の治具上に磁界
発生源を支持させ、上型と下型との間に棒状治具に支持
された円環状の磁界発生源とゴムの原料とを導入して加
圧することにより磁界発生源が埋設された押圧ローラを
型成形するから、磁界発生源の埋設および位置決めを容
易かつ正確に行うことができ、ローラ治療具の製作が容
易であると共に、磁界発生源が露出して不良品が発生す
るなどのおそれもない。
発生源を支持させ、上型と下型との間に棒状治具に支持
された円環状の磁界発生源とゴムの原料とを導入して加
圧することにより磁界発生源が埋設された押圧ローラを
型成形するから、磁界発生源の埋設および位置決めを容
易かつ正確に行うことができ、ローラ治療具の製作が容
易であると共に、磁界発生源が露出して不良品が発生す
るなどのおそれもない。
【図１】この発明の第１実施例にかかるローラ治療具の
外観を示す正面図である。
外観を示す正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】押圧ローラの一部を破断した正面図である。
【図４】磁界発生源の外観を示す斜視図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】磁界発生源の他の実施例を示す平面図である。
【図７】この発明の第２実施例にかかるローラ治療具の
外観を示す正面図である。
外観を示す正面図である。
【図８】第１実施例のローラ治療具の製法を示す説明図
である。
である。
【図９】棒状の治具の一部を破断した正面図である。
【図１０】第１実施例のローラ治療具の使用方法を示す
説明図である。
説明図である。
【符号の説明】 １ ローラ治療具 ２ 操作軸 ３，１９ 押圧ローラ ３ｃ くびれ部 ５ グリップ ９ 小突起 １０ 磁界発生源 １６ 金属環 １７，１８ 永久磁石 ２１ 上型 ２２ 下型 ２３ ゴム ２４ 棒状治具
Claims (7)
- 【請求項１】 両端にグリップを有する操作軸の中央部
に弾性体より成る押圧ローラが回転自由に配備されたロ
ーラ治療具において、 前記押圧ローラには、人体と接触する外周部に沿って、
円環状の磁界発生源が埋設されて成るローラ治療具。 - 【請求項２】 前記押圧ローラは、中央部にくびれ部を
有し、このくびれ部を挟んで両側に前記磁界発生源がそ
れぞれ埋設されている請求項１に記載されたローラ治療
具。 - 【請求項３】 前記押圧ローラは、円盤状であって、人
体と接触する外周部に沿って前記磁界発生源が埋設され
ている請求項１に記載されたローラ治療具。 - 【請求項４】 前記磁界発生源は、非磁性体の金属環の
外周面に複数個の永久磁石を等間隔に埋め込まれて成る
請求項１〜３項のいずれかに記載されたローラ治療具。 - 【請求項５】 前記磁界発生源は、外周面に沿って着磁
された円環状の永久磁石である請求項１〜３項のいずれ
かに記載されたローラ治療具。 - 【請求項６】 前記押圧ローラは、人体と接触する外周
部に沿って複数の小突起が等間隔に突設されている請求
項１〜３のいずれかに記載されたローラ治療具。 - 【請求項７】 円環状の磁界発生源の内孔へ棒状の治具
を挿入してこの治具上に円環状の磁界発生源を支持する
準備工程と、 前記治具に支持された円環状の磁界発生源と弾性材料と
を型内に導入して加圧することにより前記磁界発生源が
埋設された押圧ローラを型成形する成形工程、型成形さ
れた押圧ローラより前記治具を抜き取る治具抜取工程
と、 押圧ローラの内孔へ軸受を嵌め、軸受内に操作軸を挿通
して操作軸の中央部に押圧ローラを回転自由に支持させ
る組立工程とを一連に実施してローラ治療具を製作する
ことを特徴とするローラ治療具の製法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333963A JP2944443B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ローラ治療具およびその製法 |
| TW083112000A TW322422B (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-21 | |
| TW086202038U TW317750U (en) | 1994-12-15 | 1994-12-21 | Method of fabricating roller therapeutic appliance |
| US08/367,638 US5575760A (en) | 1994-12-15 | 1995-01-03 | Roller therapeutic appliance |
| US08/532,913 US5621969A (en) | 1994-12-15 | 1995-09-22 | Method of fabricating roller therapeutic appliance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333963A JP2944443B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ローラ治療具およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08164176A true JPH08164176A (ja) | 1996-06-25 |
| JP2944443B2 JP2944443B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=18271951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6333963A Expired - Fee Related JP2944443B2 (ja) | 1994-12-15 | 1994-12-15 | ローラ治療具およびその製法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5575760A (ja) |
| JP (1) | JP2944443B2 (ja) |
| TW (2) | TW317750U (ja) |
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