JP2544031Y2 - 指圧器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、自分一人で全身のツボ
を的確にとらえ刺激する事の出来る指圧器具に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】電磁力による振動又はローラーの移動等
を体の一部に当ててマッサージをする電動機器、手に持
って肩や背中に当てるものから、座布団形、椅子形、ベ
ッド等のものがある。またベルト形で腰部のぜい肉取り
を目的としたものもある。ゆっくりと凸部の動きによっ
て押す指圧代用器と呼ばれるものもある。中には電気を
使わないイボイボの付いた足踏器や大きい四つのイボの
付いたものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は叙上のどの機種も、使用中の気持の良さに重点をお
きすぎ、ツボに集中するものがなく、長時間たっても効
き目が弱く、又使用範囲が限定され、他の部位に使用で
きないものがほとんどである。又不自然な姿勢を強制さ
れマッサージ効果を充分発揮できないなど多くの欠点が
あった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は その欠点をな
くす為に開発したもので、楽な姿勢で全身のツボを集中
して刺激できる事を目標に、長年にわたって研究をすす
めたものである。先ず、人体の中心線上にあるツボ以外
は、左右対象の位置に各々一つづつのツボがある。それ
を応用し成形することが最高であることに気付いた。そ
こで成人の親指の太さの円柱２を、ツボとツボとの間隔
に配置しツボを容易に探る指圧器具を臀部に直角にお
き、その上に仰向けに寝、順番に腰、背中、肩、首筋と
移動させながら、自分の体重を利用して最大限の指圧効
果を得る事ができる。又、頭から足の裏まで指圧器具を
移動する事により全身の指圧が可能になる。

【０００５】

【実施例】蒲鉾形の板体１の縦中心Ａから、左右均等に
前列６個及び後列４個の穴（３）をあけ該穴に、先端を
丸めた円柱２を植設して成形する。図２平面図に示す通
り、前列の円柱２ｃ−２ｃ’は、後列の円柱２ｅ−２
ｅ’の中心点から半径の４分の３内列にずらし、２ｂ−
２ｂ’は２ｄ−２ｄ’の中心点から直径の４分の３内列
にずらしてある。図３の断面より明らかな様に円柱２、
１０個の内、前列内側４個の円柱２ｂ、２ｂ’、２ｃ、
２ｃ’は、他の円柱２ａ、２ａ’、２ｄ、２ｄ’、２
ｅ、２ｅ’より露出部分が３分の１程度短縮してある。
以上が本考案の構成であるが、この組立てた形状を合成
樹脂、炭素繊維その他の素材にて成型する事もできる。
なお図３に示す様に板体の底に滑り止め材４を取付け
る。

【０００６】

【考案の効果】本考案は以上のような構成により前列後
列のいくつかの円柱２がツボをとらえる事ができた。又
段差を付けた事によりツボの奥深く刺激する事ができ段
差によって弧状部分、首筋、背中、腰などの接触に違和
感がない、仰向け又は腹ばいの楽な姿勢で、体重を利用
し的確にツボをとらえ指圧する事ができた。又同時に全
身の皮膚を刺激して血行を良くし器管、機能の働きを促
し健康維持に役立つし、電動力を使用しないので静か
で、精神の安定、ストレスの解消にもなり、登山とか競
技会へ行く時に持参して緊張又は、ひえの為硬直した筋
肉などを数分で治す。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】 斜視図である。

【図２】 平面図である。

【図３】 図２のＢ−Ｂ’線断面図である。

【図４】 使用状態の説明図である。

【符号の説明】

１ 蒲鉾形の板体 ２ 円柱 ３ 穴 ４ 滑り止め材

Claims (3)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 蒲鉾形の板体１の縦中心線Ａから、左右
   均等に前列６個及び後列４個の穴３をあけ、該穴３に先
   端を丸めた円柱２を植設して組立て成形した指圧器具。
2. 【請求項２】 請求項１の円柱２に於ける１０個の内の
   前列の内側４個の円柱２ｂ、２ｃ、２ｃ’、２ｂ’は他
   の円柱２ａ、２ａ’、２ｄ、２ｄ’、２ｅ２ｅ’より露
   出部分が３分の１程度短縮してある請求項１の指圧器具
3. 【請求項３】 請求項１に記載した通りに組立てた形状
   を合成樹脂や、炭素繊維その他の素材にて成型した請求
   項１の指圧器