JPS5935252Y2 - 磁石を内臓した経穴接当片 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として靴下の内面に着脱自在に添着し、足裏
の所望の経穴（ツボ）の最も効果のある位置に接当押圧
磁気効果が期待出来る磁石を内蔵した経穴接当片に関す
る。

周知の如く、漢方医学によると身体の五臓六腑の正常な
機能の営みを続けるエネルギーの循環系を構成する経線
上にエネルギー（気血）の滞りやすい所としてツボが存
在し、此の部位に補法、湯洗により生体機能の不調和を
整え治療することが古来より行なわれていることは公知
であり特に足裏は心臓や脳からいちばん遠い距離Ｉ／ｃ
あるため血液の流れや伝達が届きにくいのみならず、足
裏は血管や神経が非常に複雑に入りくんでいる故に、運
動不足の人が足の土踏壕ずをマツサージしたり竹を踏ん
でツボを刺激し健康の維持増進をはかることは意味があ
り、大きな効果が期待出来ることも証明されているため
期かる効果を期待して種々の製品が研究開発されている
が、いずれも使用場所、接当場所に拘束を受ける欠点を
有していた。

本考案は期かる欠点を除去し、靴下内面の適宜場所に簡
単に移動添着出来、動きの激しい足裏の所望のツボに最
良の位置関係で接当出来、通常の歩行状態でツボに対し
最高の抑圧、磁気効果が期待出来る磁石を内蔵した経穴
接当片を提供する目的で考案されたものである。

以下、実施の−ｆｌｌを示す図面について説明すると１
／ｌｉ円形に裁断形成した面ファスナーである。

２は面フアスナ−１の上面に面フアスナ−１と同径に形
成接着した両面接着テープである。

３は両面接着テープ２の上面中心位置に載置接着した強
磁性の磁石で、上半部を球冠形に膨出してＮ極に形成し
、膨出したＮ極側を上向きに前記両面接着テープ２上に
接着固定する。

４は磁石３の上側より包被し、且つ円周囲を両面テープ
２に高周波にて圧溶着した人造皮革シートである。

５は人造皮革シート４の中心部に穿設した孔である。

本考案は斯かる構成なる故に磁石３は例えば公知の強磁
性のフェライト磁石で形成せしめると一層好結果が得ら
れる。

故に、本考案を実施し、例えば足裏のツボの一つである
温泉（ゆうせん）に接当したい場合は第３図及び第４図
に示す如く靴下底部の内面の温泉の対応位置に、本考案
品のＮ極側を内向きにして面フアスナ−１を利用して靴
下底内面に添着せしめると、通常の靴下を履用した状態
で常に磁石３の球冠膨出部で人造皮革４面を介して温泉
を押圧し、磁力線の強い刺激効果とも相俟って温泉部に
作用する。

又、本考案の更に大きな特徴は、足の大きさ形状により
各自微差があるが位置がずれた場合は簡単に剥がして最
良場所に移動出来、又、足裏のツボも前記爪先側の温泉
の他に、然谷（ねんこく）、水束（すいせん）、商丘（
しようきゅう）等のツボが土踏１ず部附近に多数存在し
此れらのツボもそれぞれ経紹によって身体の五臓六腑と
重要な関連を有する故に例えば足が疲れた場合或は胃腸
が弱った場合肩が凝った等それぞれの症状に関連する最
適のツボを刺激することが最も望ましいが、本考案品は
此れらの最適のツボ部に次々と移動接当することが可能
で通常の靴下の履用状態で最高の抑圧、磁気効果が期待
出来、又、過酷な運動をする時などは靴下から簡単に剥
脱保管が可能であるため破損の懸念が少なく、長期間の
使用にも耐え、添着場所はかならずしも靴下内に限定さ
れるものではなく肌着内面に添着して使用すれば皮膚か
ぶれの懸念の全くない磁気治療効果が期待出来る考案で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施の一例を示す斜視図である。 第２図は縦断面図である。第３図は本考案品を靴下内部
に添着した状態を示す斜視図である。 第４図は本考案品を靴下内部に添着した状態を示す一部
縦断欠截図である。 １・・・・・・面フアスナ−，２・・・・・・両面接着
テープ、３・・・・・・磁石、４・・・・・・人造皮革
シート、５・・・・・・孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円形に裁断形成した面フアスナ−１の上面に、面フアス
   ナ−１と同径に形成した両面接着テープ２を接着し両面
   接着テープ２の上面中心位置に、上半部を球冠形に膨出
   してＮ極に形成した磁石３をＮ極側を上向きにして接着
   固定し、中心部に孔５を穿設した人造皮革シート４を前
   記磁石３の上側より包被し、且つ円周囲を両面テープ２
   の上面に圧溶着せしめたことを特徴とする磁石を内蔵し
   た経穴接当片。