JPH08163653A - シリアル通信切替方法 - Google Patents

シリアル通信切替方法

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JPH08163653A
JPH08163653A JP6298093A JP29809394A JPH08163653A JP H08163653 A JPH08163653 A JP H08163653A JP 6298093 A JP6298093 A JP 6298093A JP 29809394 A JP29809394 A JP 29809394A JP H08163653 A JPH08163653 A JP H08163653A
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JP
Japan
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communication
pulse width
serial
communication speed
external device
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Application number
JP6298093A
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English (en)
Inventor
Kazuo Iwase
一夫 岩瀬
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 元々の通信プロトコルを変更することなく通
信速度の異なる複数の外部装置を適宜選択使用したとき
にも自動的にシリアル通信を可能とすること。 【構成】 1は内燃機関を制御するためのECU(電子
制御装置)、2はMPU(マイクロコンピュータ)、3
は通信用インタフェース回路、4A,4Bはシリアル通
信線5A,5Bを介してECU1の通信用インタフェー
ス回路3に適宜接続される外部装置である。ECU1の
MPU2に入力される外部装置4Aまたは外部装置4B
からのシリアル信号のパルス幅が計測され、そのパルス
幅に基づいてシリアル信号の通信速度が算出され、その
通信速度に応じてMPU2の通信速度が設定される。こ
れにより、ECU1のMPU2側で外部装置4A,4B
のシリアル信号の通信速度が自動的に判定され設定され
るため、外部装置4A,4Bの通信プロトコルを変更す
ることなく接続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信速度の異なる複数
の外部装置とのシリアル通信を適宜選択可能とするシリ
アル通信切替方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアル通信切替方法に関連する
先行技術文献としては、特開平4−203343号公報
にて開示されたものが知られている。このものでは、シ
リアル通信されるシリアル信号内に予め使用される外部
装置の切替コードを含んでいるシステム構成が示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のシス
テム構成において、例えば、既に外部装置との間で1対
1のシリアル通信が完成しており、新しく通信速度の異
なる外部装置を追加し、必要に応じて2つの外部装置を
選択使用できるようにするには、最初の外部装置の通信
プロトコルも変更する必要があった。ところが、このよ
うな変更は、既に完成している方の外部装置まで仕様変
更を余儀なくされることから容易に受入れられるもので
はなかった。
【0004】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、元々の通信プロトコルを変
更することなく通信速度の異なる複数の診断テスタ等の
外部装置を適宜選択使用したときにも自動的にシリアル
通信が可能なシリアル通信切替方法の提供を課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるシリア
ル通信切替方法は、電子制御装置のマイクロコンピュー
タに外部装置からのシリアル信号を入力する信号入力手
順と、前記信号入力手順で入力された前記シリアル信号
のパルス幅を計測するパルス幅計測手順と、前記パルス
幅計測手順で計測された前記パルス幅に基づいて前記シ
リアル信号の通信速度を算出する通信速度演算手順と、
前記通信速度演算手順で算出された前記通信速度に応じ
て前記マイクロコンピュータの通信速度を設定する通信
速度設定手順とからなるものである。
【0006】請求項2にかかるシリアル通信切替方法
は、請求項1における前記パルス幅計測手順が、前記外
部装置からのシリアル信号のうち受信側のパルス幅のみ
計測するものである。
【0007】請求項3にかかるシリアル通信切替方法
は、請求項1または請求項2における前記パルス幅計測
手順が、前記外部装置からのシリアル信号の受信側のパ
ルス幅を所定期間のみ計測するものである。
【0008】請求項4にかかるシリアル通信切替方法
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つにおける前記
通信速度設定手順が、通信速度の異なる複数の前記外部
装置からの前記シリアル信号の受信側の通信速度に応じ
て前記マイクロコンピュータの通信速度を設定するもの
である。
【0009】
【作用】請求項1のシリアル通信切替方法においては、
電子制御装置のマイクロコンピュータに信号入力手順で
入力される外部装置からのシリアル信号のパルス幅がパ
ルス幅計測手順で計測され、そのパルス幅に基づいてシ
リアル信号の通信速度が通信速度演算手順にて算出さ
れ、その通信速度に応じてマイクロコンピュータの通信
速度が通信速度設定手順で設定される。このようにし
て、外部装置のシリアル信号の通信速度に基づいてその
外部装置と接続される電子制御装置のマイクロコンピュ
ータの通信速度が設定される。
【0010】請求項2のシリアル通信切替方法のパルス
幅計測手順では、請求項1の作用に加えて、外部装置か
らのシリアル信号のうち受信側のパルス幅のみが計測さ
れる。このため、外部装置のシリアル信号の受信時のみ
のパルス幅が計測される。
【0011】請求項3のシリアル通信切替方法のパルス
幅計測手順では、請求項1または請求項2の作用に加え
て、外部装置からのシリアル信号の受信側のパルス幅が
所定期間のみ計測される。このように、電子制御装置の
マイクロコンピュータでは接続される外部装置のシリア
ル信号の受信側のパルス幅の計測のために所定期間が設
定され、接続状態が安定したのちにパルス幅が計測され
る。
【0012】請求項4のシリアル通信切替方法の通信速
度設定手順では、請求項1乃至請求項3のいずれか1つ
の作用に加えて、複数の外部装置の通信速度が異なって
いてもシリアル信号の受信側の通信速度に応じて電子制
御装置のマイクロコンピュータの通信速度が適合するよ
うに設定される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。
【0014】図1は本発明の一実施例にかかるシリアル
通信切替方法を使用したシステムを示す概略構成図であ
る。
【0015】図1において、1は図示しない内燃機関を
制御するためのECU(ElectronicControl Unit:電子
制御装置)、2はマイクロコンピュータであるMPU(M
icroProcessing Unit)である。MPU2はシリアル通
信機能及びパルス幅計測機能を有する、例えば、モトロ
ーラ社製MC68HC11A8である。3は通信用イン
タフェース回路であり、ECU1はMPU2及び通信用
インタフェース回路3等から構成される。4A,4Bは
シリアル通信線5A,5Bを介してECU1の通信用イ
ンタフェース回路3に適宜接続される、例えば、診断テ
スタ等の外部装置であり、外部装置4Aと外部装置4B
とは通信速度が異なっているものとする。ECU1の通
信用インタフェース回路3は、外部接続される外部装置
4Aまたは外部装置4Bからのシリアル信号を送信信号
または受信信号に分離し、送信信号はMPU2のシリア
ル通信端子TXD、受信信号はMPU2のシリアル通信
端子RXD及びパルス幅計測用入力端子ICに接続す
る。図1ではECU1の通信用インタフェース回路3に
外部装置4Aが選択接続されている。
【0016】次に、本発明の一実施例にかかるシリアル
通信切替方法で使用されているMPU2の処理手順を図
2、図3及び図4のフローチャートに基づき、図5のタ
イミングチャート及び図6のパルス幅(μs)と通信速
度(BPS:Bits Per Second)との関係を示す表を参照
して説明する。なお、ECU1に所定電圧が供給される
とMPU2は起動状態となる。
【0017】〈シリアル通信制御ルーチン:図2参照〉
ステップS101で通信機能の初期設定としての通信速
度設定、通信書式設定等及び通信信号のパルス幅計測用
割込みが許可される。次にステップS202に移行し
て、シリアル通信終了判定用タイマ値が予め設定された
5秒以上であるかが判定される。ステップS102の判
定条件が成立するときには、ステップS103に移行
し、通信信号のパルス幅計測割込みが許可される。ステ
ップS103では、シリアル通信が終了したと判断され
た後で再びシリアル通信が開始されたときの最初のシリ
アル信号の通信速度が計測可能となるように準備され、
ステップS104に移行する。一方、ステップS102
の判定条件が成立しないときには、ステップS103が
スキップされる。ステップS104では内燃機関制御処
理が実行され、ステップS102に戻り同様の処理が繰
返される。
【0018】〈パルス幅計測用割込みルーチン:図3参
照〉外部装置4Aからシリアル信号がECU1のMPU
2のパルス幅計測用入力端子ICに入力されると、図5
(a)のタイミングチャートにおけるシリアル信号の時
刻t0 〜t9 のいずれかのタイミングでパルス幅計測用
割込みが発生する。
【0019】図3において、ステップS201でシリア
ル信号の波形立上がりかまたは波形立下がりかが判定さ
れる。ステップS201の判定条件が成立しないとき、
即ち、シリアル信号が波形立下がり時の時刻t0 で波形
立上がりであると、ステップS202に移行し、シリア
ル信号の波形立下がり時の時刻t0 が記憶され、本ルー
チンを終了する。一方、ステップS201の判定条件が
成立するとき、即ち、シリアル信号が波形立上がり時の
時刻t1 〜t9 であるとステップS203に移行する。
ステップS203では、ステップS202で記憶された
時刻t0 と今回の時刻t1 〜t9 のいずれかのタイミン
グにおける最初のシリアル信号の波形立上がり時刻との
差に基づいてパルス幅が計測される。図5(b)は、$
ECコードを受信した場合の具体例であり、時刻t0 〜
t3 の時間に相当するパルス幅を計測すると、385μ
sであった。次にステップS204に移行して、ステッ
プS203で計測されたパルス幅を図6の表で比較検索
し一致する箇所の通信速度を求めた後、通信速度の設定
が実行される。即ち、図5(b)では、ステップS20
3で計測されたパルス幅が385μsであったので、図
6の表で比較検索すると通信速度7812.5BPSと
通信速度10400BPSとの2種類が該当することと
なる。ステップS204では、まず、通信速度781
2.5BPSが設定される。なお、残りの通信速度10
400BPSの設定は後述のステップS311で行われ
る。次にステップS205に移行して、ステップS20
4で算出された通信速度が複数あるかが判定される。ス
テップS205の判定条件が成立するときには、ステッ
プS206に移行し、複数速度用フラグがセットされた
のち、ステップS207に移行する。一方、ステップS
205の判定条件が成立しないときには、ステップS2
06がスキップされる。ステップS207では、パルス
幅計測が禁止され、本パルス幅計測用割込みルーチンを
終了する。
【0020】〈シリアル通信用割込みルーチン:図4参
照〉図4のフローチャートはシリアル信号の受信時また
は送信時に発生される割込み信号により起動される。
【0021】ステップS301で通信エラーが発生した
かが判定される。ステップS301の判定条件が成立せ
ず通信正常であるときには、ステップS302に移行
し、受信側の割込み信号であるかが判定される。本シス
テムでは、外部装置4Aより要求コマンドを受信後に応
答データを送信するようになっており、ステップS30
2の判定では、まず、ステップS303に移行し、受信
側の処理として外部装置4Aからの要求コマンドが解析
される。次にステップS304に移行して、受信処理を
終了するかが判定される。ステップS304の判定条件
が成立するときには、ステップS305に移行し、処理
が受信側に設定され最初の送信コードが送信される。こ
のときの通信速度は、図3のステップS204または後
述のステップS311で設定される。一方、ステップS
302の判定条件が成立しないときには、ステップS3
06に移行し、送信側の処理としてステップS303で
解析された要求コマンドに応じた応答データが送信され
る。次にステップS307に移行して、送信処理を終了
するかが判定される。ステップS307の判定条件が成
立するときには、ステップS308に移行し、処理が受
信側に設定される。ステップS305またはステップS
308の処理ののち、ステップS309に移行し、タイ
マ値がクリアされる。
【0022】一方、ステップS301の判定条件が成立
して通信エラーの発生時には、ステップS310に移行
し、上述の図3のステップS206で複数速度用フラグ
がセットされているかが判定される。ステップS310
の判定条件が成立するときには、ステップS311に移
行し、上述の図3のステップS204で算出された他の
通信速度が設定される。次にステップS312に移行し
て、複数速度用フラグがクリアされ、本ルーチンを終了
する。一方、ステップS310の判定条件が成立しない
ときには、ステップS313に移行し、パルス幅を計測
許可したのち、本ルーチンを終了する。
【0023】次に、上述の図4のステップS310〜ス
テップS313までの働きを更に詳しく説明する。
【0024】図3のステップS204で通信速度781
2.5BPSと通信速度10400BPSとの2種類が
算出される。そして、最初に設定された通信速度781
2.5BPSが、外部装置4Aの通信速度と一致しない
場合には、図4のステップS301で通信エラーが発生
される。このときには、ステップS311でもう一方の
通信速度10400BPSが設定される。そして、MP
U2と外部装置4Aとの通信速度が一致される。また、
ノイズ等により通信エラーが発生したときには図4のス
テップS313でパルス幅計測が許可されるため、図3
のパルス幅計測用割込みルーチンによるステップS20
1〜ステップS207の処理が実行され、再び新しい通
信速度が算出されるのである。
【0025】このようにして、シリアル信号のパルス幅
を計測し、通信速度を算出し、シリアル通信速度を外部
装置4Aに対応して設定するため、通信速度が異なった
複数の外部装置を適宜選択して接続使用するシステムに
おいても、それぞれの外部装置の通信速度に応じた通信
速度に設定することができる。また、シリアル信号のパ
ルス幅の計測は、通信の開始時または通信エラー発生後
の最初の受信信号のみであるため、パルス幅計測に費や
される処理時間は短く、他の処理に及ぼす影響を最小限
とすることができる。
【0026】したがって、既に外部装置4Aと1対1で
シリアル通信が完成しているシステムにおいて、新しく
通信速度の異なる外部装置4Bが追加され、外部装置4
Aまたは外部装置4Bが適宜選択され使用されるように
変更されたシステムにおいても、外部装置4Aの通信プ
ロトコルを変更する必要がない。
【0027】このように、本実施例のシリアル通信切替
方法は、ECU(電子制御装置)1のMPU(マイクロ
コンピュータ)2に外部装置4Aからのシリアル信号を
入力する信号入力手順としての図2のステップS101
と、前記信号入力手順で入力された前記シリアル信号の
パルス幅を計測するパルス幅計測手順としての図3のス
テップS203と、前記パルス幅計測手順で計測された
前記パルス幅に基づいて前記シリアル信号の通信速度を
算出する通信速度演算手順としての図3のステップS2
04と、前記通信速度演算手順で算出された前記通信速
度に応じてMPU2の通信速度を設定する通信速度設定
手順としての図3のステップS204とからなるもので
あり、これを請求項1の実施例とすることができる。
【0028】したがって、ECU1のMPU2に信号入
力手順で入力される外部装置4Aからのシリアル信号の
パルス幅がパルス幅計測手順で計測され、そのパルス幅
に基づいてシリアル信号の通信速度が通信速度演算手順
にて算出され、その通信速度に応じてMPU2の通信速
度が通信速度設定手順で設定される。このようにして、
外部装置4Aのシリアル信号の通信速度に基づいてその
外部装置4Aと接続されるECU1のMPU2の通信速
度が設定される。
【0029】故に、ECU1のMPU2側で外部装置4
Aのシリアル信号の通信速度が自動的に判定され設定さ
れるため、外部装置4Aの通信プロトコルを変更するこ
となく接続することができる。しかも、通信速度を特定
するために、既知の通信速度各々に基づく数ビット分相
当のパルス幅データを図6のようにマップとして用意
し、記憶しているから高速にしかも正確に通信速度を特
定できる。更には、計測で得られた複数のパルス幅デー
タでマップを検索し、多数決で通信速度を特定するので
より確実である。
【0030】また、本実施例のシリアル通信切替方法に
おける前記パルス幅計測手順は、外部装置4Aからのシ
リアル信号のうち受信側のパルス幅のみ計測されるもの
であり、これを請求項2の実施例とすることができる。
【0031】したがって、外部装置4Aのシリアル信号
の受信時のみのパルス幅が計測される。
【0032】故に、シリアル信号のパルス幅の計測に費
やされる処理時間が他の処理に及ぼす影響を最小限とす
ることができる。
【0033】そして、本実施例のシリアル通信切替方法
における前記パルス幅計測手順は、外部装置4Aからの
シリアル信号の受信側のパルス幅を所定期間のみ計測す
るものであり、これを請求項3の実施例とすることがで
きる。
【0034】したがって、ECU1のMPU2では接続
される外部装置4Aのシリアル信号の受信側のパルス幅
の計測のために所定期間が設定され、接続状態が安定し
たのちにパルス幅が計測される。
【0035】故に、シリアル信号の受信側のパルス幅が
安定して計測されることで正確な通信速度が算出でき
る。
【0036】更に、本実施例のシリアル通信切替方法に
おける前記通信速度設定手順は、通信速度の異なる複数
の外部装置4A,4Bからの前記シリアル信号の受信側
の通信速度に応じてMPU2の通信速度を設定するもの
であり、これを請求項4の実施例とすることができる。
【0037】したがって、複数の外部装置4A,4Bの
通信速度が異なっていてもシリアル信号の受信側の通信
速度に応じてECU1のMPU2の通信速度が適合する
ように設定される。
【0038】故に、入力されるシリアル信号の通信速度
がMPU2側で自動判定されて設定されるため通信速度
が異なる複数の外部装置4A,4Bを適宜選択して接続
したときにもMPU2とのシリアル通信が自在となる。
【0039】ところで、上述の実施例では外部装置4
A,4BとECU1とのシリアル通信線5A,5Bは送
受信を含んだ1本線の構成としたが、送信側と受信側と
にそれぞれ分離した2本線で構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のシリア
ル通信切替方法によれば、電子制御装置のマイクロコン
ピュータに信号入力手順で入力される外部装置からのシ
リアル信号のパルス幅がパルス幅計測手順で計測され、
そのパルス幅に基づいてシリアル信号の通信速度が通信
速度演算手順にて算出され、その通信速度に応じてマイ
クロコンピュータの通信速度が通信速度設定手順で設定
される。これにより、電子制御装置のマイクロコンピュ
ータ側で外部装置のシリアル信号の通信速度が自動的に
判定され設定されるため、外部装置の通信プロトコルを
変更することなく接続することができる。
【0041】請求項2のシリアル通信切替方法によれ
ば、請求項1の効果に加えて、パルス幅計測手順で、外
部装置からのシリアル信号のうち受信側のパルス幅のみ
が計測される。これにより、シリアル信号のパルス幅の
計測に費やされる処理時間が他の処理に及ぼす影響を最
小限とすることができる。
【0042】請求項3のシリアル通信切替方法によれ
ば、請求項1または請求項2の効果に加えて、パルス幅
計測手順で、外部装置からのシリアル信号の受信側のパ
ルス幅が所定期間のみ計測される。これにより、電子制
御装置のマイクロコンピュータでは接続される外部装置
のシリアル信号の受信側のパルス幅の計測のために所定
期間が設定され、シリアル信号の受信側のパルス幅が安
定して計測されることで正確な通信速度を算出すること
ができる。
【0043】請求項4のシリアル通信切替方法によれ
ば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つの効果に加え
て、通信速度設定手順で、複数の外部装置の通信速度が
異なっていてもシリアル信号の受信側の通信速度に応じ
て電子制御装置のマイクロコンピュータの通信速度が適
合するように設定される。これにより、通信速度が異な
る複数の外部装置を適宜選択して接続したときにもマイ
クロコンピュータとのシリアル通信を可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法を使用したシステムを示す概略構成図であ
る。
【図2】 図2は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法で使用されているMPUのシリアル通信制御
の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 図3は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法で使用されているMPUのパルス幅計測の処
理手順を示すフローチャートである。
【図4】 図4は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法で使用されているMPUのシリアル通信の処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法を用いて算出されるシリアル信号におけるパ
ルス幅を示すタイミングチャートである。
【図6】 図6は本発明の一実施例にかかるシリアル通
信切替方法におけるパルス幅と通信速度との関係を示す
表である。
【符号の説明】
1 ECU(電子制御装置) 2 MPU(マイクロコンピュータ) 3 通信用インタフェース回路 4A,4B 外部装置 5A,5B シリアル通信線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御装置のマイクロコンピュータに
    外部装置からのシリアル信号を入力する信号入力手順
    と、 前記信号入力手順で入力された前記シリアル信号のパル
    ス幅を計測するパルス幅計測手順と、 前記パルス幅計測手順で計測された前記パルス幅に基づ
    いて前記シリアル信号の通信速度を算出する通信速度演
    算手順と、 前記通信速度演算手順で算出された前記通信速度に応じ
    て前記マイクロコンピュータの通信速度を設定する通信
    速度設定手順とからなることを特徴とするシリアル通信
    切替方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス幅計測手順は、前記外部装置
    からのシリアル信号のうち受信側のパルス幅のみ計測す
    ることを特徴とする請求項1に記載のシリアル通信切替
    方法。
  3. 【請求項3】 前記パルス幅計測手順は、前記外部装置
    からのシリアル信号の受信側のパルス幅を所定期間のみ
    計測することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のシリアル通信切替方法。
  4. 【請求項4】 前記通信速度設定手順は、通信速度の異
    なる複数の前記外部装置からの前記シリアル信号の受信
    側の通信速度に応じて前記マイクロコンピュータの通信
    速度を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1つに記載のシリアル通信切替方法。
JP6298093A 1994-12-01 1994-12-01 シリアル通信切替方法 Pending JPH08163653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303178A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Nec Electronics Corp データ受信装置、データ受信方法及びデータ受信プログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303178A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Nec Electronics Corp データ受信装置、データ受信方法及びデータ受信プログラム

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