JPH08163418A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JPH08163418A
JPH08163418A JP6303741A JP30374194A JPH08163418A JP H08163418 A JPH08163418 A JP H08163418A JP 6303741 A JP6303741 A JP 6303741A JP 30374194 A JP30374194 A JP 30374194A JP H08163418 A JPH08163418 A JP H08163418A
Authority
JP
Japan
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lamp
leg
leg portion
camera unit
light
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Withdrawn
Application number
JP6303741A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Oyama
敦 大山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6303741A priority Critical patent/JPH08163418A/ja
Publication of JPH08163418A publication Critical patent/JPH08163418A/ja
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  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高画質な撮像を可能とする撮像装置を提供す
る。 【構成】 レンズ群1、フォーカスリング2、照明用ラ
ンプ3及び外装部4から構成されるカメラ部を、脚部5
が収納時に包覆するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を撮像する撮像
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置は、図20に示すような
ものがある。図20において、100は光学系や撮像素
子などを内蔵しているカメラユニットである。また、カ
メラユニット100の光学系は固定焦点レンズで構成さ
れており、カメラユニット100本体の小型軽量化を図
っている。
【0003】カメラユニット100を用いて原稿110
を撮影する場合、カメラユニット100は図20に示す
ように三脚101に装着されるようなっている。
【0004】カメラユニット100には不図示の三脚ネ
ジ用の装着部が設けられており、これにより三脚101
の固定部に固定される。また、カメラユニット100に
は不図示の制御部が接続されており、制御部は不図示の
モニタに接続されている。カメラユニット100により
取り込まれた画像は、撮像素子により映像信号に変換さ
れて、制御部を経由してモニタに映し出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような撮像装置において、フィルム、名刺などをモニタ
の画面全体に映そうとすると、カメラユニット100と
被写体の距離が近接しているため、カメラユニット10
0や三脚101の影が被写体にかかり、良好な画像が得
られないといった問題があった。
【0006】これを解決するためには、図20に示すよ
うに蛍光灯やランプなどの光源103を別に用意して対
応することができたが、この光源のために余分なスペー
スが必要となったり、全体のコストが高くなるなどの問
題が発生した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、撮像装置において、請
求項1に記載の発明では、カメラ部と、前記カメラ部を
支持する支持部材と、原稿を照射する光源とを有し、前
記支持部材は、前記原稿を撮像する場合に前記光源の照
射光以外の光をほぼ遮光可能に形成されていることを特
徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記支持部材は、収納時にカメラ部
を包覆することを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記支持部材は、円筒形であること
を特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3に記載の発明において、第1の光源を前記カメラ部に
有し、第2の光源を前記支持部材に有することを特徴と
するものである。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
3に記載の発明において、前記光源は前記支持部材とと
もに移動可能であることを特徴とするものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に詳細に説
明する。
【0013】《実施例1》図1〜図8を用いて、本発明
の実施例1の撮像装置について説明する。
【0014】図1(a)は、本発明実施例のカメラユニ
ットの概略図、図1(b)は図1(a)におけるEE断
面図である。1はレンズ群、2はフォーカスリング、3
は光源である照明用ランプ、4はレンズなどの光学系を
包み込む略円筒型をした外装部である。以上のレンズ群
1、フォーカスリング2、照明用ランプ3及び外装部4
からカメラ部が構成されている。また、5は脚部、60
は光源である透過用ランプ、61は一対の開口部、6は
モニタ、7は制御装置である。
【0015】レンズ群1により取り込まれた画像は、不
図示の撮像素子により映像信号に変換され、制御装置7
を経由してモニタ6に映し出される。画像のピントが合
焦していない場合は、フォーカスリング2を回転させて
調節する。
【0016】また、本装置のカメラユニットの光学系は
固定焦点レンズで構成されており、複雑なズーム機構な
どを省略することで、ユニット本体の小型軽量化を図っ
ている。ここで、カメラユニットの具体的な大きさは、
外径Jは約60mm、長さKは約100mmの略円筒形
状からなっている。
【0017】外装部4のレンズ群1側端部には、球型で
構成された第1の光源である照明用ランプ3がレンズ群
1の回りに複数個サークル状に配置されている。さら
に、照明用ランプ3はレンズ群1の前玉に対し、後玉方
向に1段ずれた位置に内蔵されており、光による画像へ
の影響を防止している。また、照明用ランプ3の前面に
は、光透過率の高い保護カバー3aが備えられている。
ここで、保護カバー3aは、上記形状のカメラユニット
からすれば1〜2mm程度の厚さのアクリル板等により
構成されるのが、その強度、重量、透過率の点から適切
である。
【0018】外装部4の外周面には、支持部材である円
筒型の脚部5が図1(a)の位置から矢印L方向にスラ
イド可能に設けられている。また、脚部5は図示しない
規制手段により、矢印L方向以外の動きを規制されてい
る。
【0019】脚部5の収納位置におけるレンズ群1側の
端部には、球型で構成された第2の光源である透過用ラ
ンプ60が複数個サークル状に配置されている。また、
図1(a)、図2(a)の状態(脚部5の収納状態)で
は照明用ランプ3と透過用ランプ60は、ほぼ同一面に
なるように構成されている。さらに、脚部5の外周面に
は一対の開口部61が対向して形成されている。一対の
開口部61の形状は、図1(a)に示す幅F、図1
(b)に示す長さDの長穴により構成されている。幅
F、長さDは35mmフィルムが挿入できるサイズに設
定されている。詳細は後で説明する。
【0020】また、一対の開口部61は脚部5のレンズ
1側端面から所定の距離Bに位置し、図1(b)のよう
にモニタ6に映し出される画像が正立する方向Cに対
し、光軸(光点)9を通る略垂直方向に左右対称形状で
開口している。
【0021】次に、図2(a)〜図2(c)はカメラユ
ニットの側面概略断面図である。
【0022】図2(a)は脚部5が収納された状態を示
しており、この位置を第1の位置と呼ぶ。外装部4の外
周面の一部には半円形をした凹部が複数個形成されてお
り、レンズ群1から光軸方向に一番離れた距離Mの位置
に第1の凹部32、距離Nの位置に第2の凹部33、距
離Pに第3の凹部34が設けられている。また、第1の
凹部32、第2の凹部33、第3の凹部34は各円周線
上に、かつ、光軸9を結ぶ対称位置にそれぞれ2個ずつ
設けられている。
【0023】さらに、外装部4には位置検出手段である
位置センサ36が設けられており、センサレバー36a
が外装部4の円周面より一部突出するようになってい
る。脚部4が、第1の位置にある場合、センサレバー3
6aは脚部4の内側面により、矢印Q方向に倒されてお
り、検出信号はONの状態になっている。なお、位置セ
ンサ36の検出信号は、図4のブロック図のように、常
に制御手段としてのシステムコントロール部24に送出
されるようになっている。本実施例では、第1、第2及
び第3の制御手段はすべてシステムコントロール部24
にまとめられている。
【0024】また、脚部5の円筒内側面には、外装部4
の凹部に対応した位置に、半円型をした凸部35が形成
されている。図2aのように、脚部5が第1の位置にあ
るときには、脚部5の凸部35は外装部4の第1の凹部
32に係合されており、その位置を保持している。ま
た、外装部4には脚部5の移動に伴って凸部35と係合
するように凹部33よりも浅く構成された不図示のガイ
ド溝が設けられている。
【0025】図2(a)の状態から、脚部5を矢印L方
向へ引っ張ると、第1の凹部32に係合していた脚部5
の凸部35が、外装部4の外周面に乗り上げ、係合状態
が解除される。そして、脚部5をこのまま同方向にスラ
イドさせていくと、今度は図2bに示すように、外装部
4に形成された第2の凹部33に、脚部5の凸部35が
落ち込むようになっている。これにより、脚部5はこの
位置に保持され、この位置を第2の位置と呼ぶ。
【0026】また、脚部5を第1の位置から矢印L方向
に引っ張ると、位置センサ36のセンサレバー36aは
図2(b)の矢印S方向に起立し、検出信号がONから
OFFへ変化する。上述のように、位置センサ36の検
出信号は、図4のブロック図のように、常にシスコン2
4に送出されている。そして、図5のフローチャートの
ように、位置センサ36がOFFになる(S6)と、シ
スコン24により照明用ランプ駆動回路25が制御さ
れ、照明用ランプ3が点灯する(S7)ようになってい
る。さらには、位置センサ36がONになる(S6)と
照明用ランプ3を消灯する(S8)ようになっている。
【0027】脚部5を第2の位置にスライドさせ、被写
体の載置面63に脚部先端を向けて載置することで、カ
メラユニットは簡単に書画撮影が行えるようになる。こ
の位置でのカメラユニットの撮影領域は、所定サイズの
被写体をモニタの画面全体に映るように設定されてい
る。
【0028】さらに、本カメラユニットはこの第2の位
置において、一対の開口部61に35mmフィルムを挿
入することで、透過型被写体、具体的には24×36m
mのフィルムを撮影できるようになっている。また、こ
の第2の位置において、35mmフィルムを挿入した時
のカメラユニットの撮影領域は、24×36mmのフィ
ルムサイズがモニタの画面全体に映るように設定されて
いる。
【0029】次に、図3(a)および図3(b)を用い
て、35mmネガフィルムの撮影状態について説明す
る。なお、フィルムのサイズは35mmでなくても構わ
ない。
【0030】66は35mmネガフィルム(以下ネガフ
ィルムと呼ぶ)、67はフィルムホルダーである。フィ
ルムホルダー67は、図3(a)のように、ネガフィル
ムを挟み込むブックタイプにより構成されており、ネガ
フィルム66を挟み込んで収納する。また、カメラホル
ダー67の開閉する一側面にはピン68a、もう一側面
には係合穴68bが形成されており、ネガフィルム66
を収納して折り畳んだときに、ピン68aと係合穴68
bとが係合することで、フィルムホルダー67のフィル
ム収納状態を保持するようになっている。
【0031】さらに、フィルムホルダー67の両側面に
は、ネガフィルム66を収納した状態で、ネガフィルム
66の現像範囲が確実に透過できる窓部69が形成され
ている。フィルムホルダー67に収納されたネガフィル
ム66は、カメラユニットの脚部5に設けられた一対の
開口部61に挿入される。なお、フィルムホルダー67
は、一対の開口部61のどちらからでも挿入可能であ
り、不図示のガイド部により挿入時の操作性も考慮され
ている。
【0032】図3(b)を用いて、フィルムホルダー6
7の挿入状態について説明する。
【0033】64,65は透過原稿検出手段としての第
1の開口部センサ、第2の開口部センサである。これら
第1の開口部センサ64、第2の開口部センサ65は、
脚部5に形成された一対の開口部61近傍に設けられて
おり、開口部61にフィルムホルダー67が挿入された
か否かを検出するようになっている。また、第1の開口
部センサ64、第2の開口部センサ65は、例えばメカ
的なレバースイッチ、LEDなどの透過型センサを使用
しており、これらの機構については周知であるため詳細
な説明は省略する。
【0034】第1の開口部センサ64、および、第2の
開口部センサ65の検出信号は、図4のブロック図のよ
うに、常にシスコン24に送出されている。シスコン2
4は、図5のフローチャートに示すようにフィルムホル
ダー67が一対の開口部61に挿入され、第1の開口部
センサ64、および、第2の開口部センサ65双方とも
検出信号が切り換わると(S60)、ランプの駆動制御
を照明用ランプ駆動回路25から透過用ランプ駆動回路
62に切り換える(S61)ようになっている。これに
より、照明用ランプ3が消灯すると同時に、透過用ラン
プ60が点灯(S62)するようになっている。
【0035】このように、透過用ランプ60が点灯する
ことで、図3cのように被写体(ネガフィルム66)の
下面から光が照射され、透過型の被写体を撮影できるよ
うになっている。また、第1の開口部センサ64、第2
の開口部センサ65の検出信号が双方とも切り換わると
(S60)、上述の制御と同時にモニタに映し出す映像
信号をポジティブからネガティブに反転(切り換え)す
るようになっている。
【0036】通常の撮影時には、映像信号はポジティブ
側に設定されており、図5のフローチャートのように、
シスコン24は上述の開口部センサ64、65双方の検
出信号が切り換わると(S60)、モニタに出力する映
像信号をネガティブに反転する(S63)ように制御し
ている。これにより、ネガフィルムのような透過型被写
体は、ポジに反転されてモニタに映し出されるようにな
っている。なお、ネガ/ポジ反転手段については、周知
であるため詳細な説明は省略する。
【0037】さらに、本カメラユニットにはマニュアル
のネガ/ポジ反転手段が設けられており、必要に応じて
ネガティブとポジティブを反転させることができる。カ
メラユニットの外装部4の一部には図1(a)に示すネ
ガ/ポジ反転スイッチ70が設けられている。図4のブ
ロック図に示すように、ネガ/ポジ反転スイッチ70の
信号は制御部7に設けられているシスコン24に送出さ
れており、モニタ6に出力する映像信号をネガティブ、
あるいは、ポジティブに切り換えるようになっている。
【0038】図6のフローチャートに示すように、モニ
タ6に出力される映像信号がポジティブのとき(S4)
にネガ/ポジ反転スイッチ70を操作する(S1)と、
映像信号をネガティブに反転し(S2)、ネガティブの
とき(S4)にネガ/ポジ反転スイッチ70を操作する
(S1)と、映像信号をポジティブに反転(S3)する
ように制御されている。このようにすることで、ネガフ
ィルムだけでなく、リバーサルフィルムにも対応可能な
構成となっている。
【0039】図2(b)の状態から、さらに脚部5を矢
印L方向へ引っ張ると、第2の凹部33に係合していた
脚部5の凸部35が、外装部4の外周面に乗り上げ、係
合状態が解除される。そして、脚部5をこのまま同方向
にスライドさせていくと、今度は図2(c)に示すよう
に、外装部4に形成された第3の凹部34に、脚部5の
凸部35が落ち込むようになっている。これにより、脚
部5はこの位置を保持され、この位置を第3の位置と呼
ぶ。
【0040】この位置でのカメラユニットは、脚部5先
端を被写体載置面63に向けて載置することで、図2
(b)と同様に書画撮影が可能であり、この位置での撮
影領域は、所定サイズの被写体をモニタの画面全体に映
せるように設定されてある。
【0041】また、この第3の位置においても、第2の
位置と同様に透過型の被写体を撮影することが可能であ
る。但し、この位置での透過型被写体の映し出す撮影領
域は、第2の位置における領域よりもワイドになること
は言うまでもない。
【0042】さらに、図2(b)〜図2(c)の位置に
おける近接撮影時において、フォーカスリング2は、不
図示の手段により脚部5の引き出し動作に連動して、自
動的にピントが合うように調節される。例えば、フォー
カスリング2にカムを形成し、脚部5を矢印L方向に引
き出すことにより、カム形状に沿ってフォーカスリング
2が回動するように構成しても良い。これにより、図2
(b)、および、図2(c)の脚部5の位置(第2の位
置、第3の位置)における近接撮影時には、フォーカス
リング2を調節することなく、ピントが合うようになっ
ている。ここで、この時の被写界深度は被写体載置面6
3、および、一対の開口部61に挿入されたネガフィル
ム66面の双方にピントが合うように設定されている。
【0043】なお、脚部5の先端部に設けられた透過用
ランプ60の電源は、カメラユニット本体から供給され
ており、本体側(外装部4)と脚部5とを電気的に接続
している(不図示)。例えば外装部4に電極面を設け、
この電極面上を摺動する接片を脚部5側に設けたり、フ
レキシブルケーブルで接続するなどにより構成されてい
る。この構成により、カメラユニット外部にケーブルを
配することがないので、操作の妨げになることもなく、
外観を損うということもない。
【0044】また、本発明のカメラユニットには、ラン
プボタン37が設けられており、必要に応じて、照明用
ランプ3、あるいは、透過用ランプ60の発光、消灯を
行うことができる。図1(a)に示すように、ランプボ
タン37はレンズ1とは反対側の外装部4端面に設けら
れている。図4のブロック図のように、ランプボタン3
7の信号は、シスコン24に送出され、シスコン24に
より照明用ランプ駆動回路25、あるいは、透過用ラン
プ駆動回路62が制御されることで、照明用ランプ3、
あるいは、透過用ランプ60を点灯、消灯するようにな
っている。
【0045】図5のフローチャートに示すように、照明
用ランプ3が点灯しているときに、(図2(b)、図2
(c)の状態時)ランプボタン37を操作する(S9)
と、照明用ランプ3を消灯する(S10)ようになって
いる。
【0046】また、フィルムホルダー67(ネガフィル
ム66)が開口部61に挿入(S60)されており、透
過用ランプ60が点灯(S62)しているときに(図3
(c)の状態)ランプボタン37を操作(S9)する
と、透過用ランプを消灯する(S10)ようになってい
る。
【0047】さらに、位置センサ36がONの状態(S
6)で、照明用ランプ3が消灯しているとき(図2aの
状態時)に、ランプボタン37を操作する(S11)
と、照明用ランプ3を点灯する(S12)ように制御さ
れている。(脚部5が第1の位置にあるときは、フィル
ムホルダー67の挿入は不可能である。)
【0048】上述したランプボタン37は必要に応じ
て、照明用ランプ3、あるいは、透過用ランプ60を点
灯、消灯させるものであるが、照明用ランプ3、透過用
ランプ60を各々単独で点灯、消灯させるように構成し
ても良い。
【0049】本実施例では、カメラユニットに後述する
照明用ランプボタン18、透過用ランプボタン19を設
けることで、各々のランプ3、60を点灯、消灯できる
ようになっている。そして図7のブロック図と図8のフ
ローチャートに示すように、照明用ランプボタン18、
および、透過用ランプボタン19の信号は、常に制御部
7(不図示)のシスコン24に送出されている。
【0050】照明用ランプボタン18を操作(S25)
すると、照明用ランプ3が点灯しているか消灯している
かを確認(S26)する。照明用ランプ3が点灯してい
る場合(脚部5が引き出され、かつ、フィルムホルダー
67が挿入されていないとき)、照明用ランプ駆動回路
25が制御され、照明用ランプ3を消灯する(S28)
ようになっている。また、照明用ランプ3が消灯してい
る場合(脚部5が収納されている状態)、同様に照明用
ランプ駆動回路25を制御することで、照明用ランプ3
を点灯する(S29)ようになっている。
【0051】さらに、透過用ランプボタン19を操作
(S30)すると、透過用ランプ60が点灯しているか
消灯しているかを確認(S31)する。透過用ランプ6
0が点灯している場合(脚部5が引き出され、かつ、フ
ィルムホルダー67が挿入されているとき)、透過用ラ
ンプ駆動回路62が制御され、透過用ランプ60を消灯
する(S32)ようになっている。また、透過用ランプ
60が消灯している場合(脚部5が収納され、かつ、フ
ィルムホルダー67が挿入されていない状態)、同様に
透過用ランプ駆動回路62を制御することで、透過用ラ
ンプ60を点灯する(S33)ようになっている。
【0052】これにより、照明用ランプ3、および、透
過用ランプ60を同時に点灯することも可能であり、例
えば、図3(c)に示した透過型被写体の撮影時に双方
を同時に点灯することで、被写体の上下から光が照射さ
れ、映し込む被写体の絵柄、色合い、輝度に応じて最適
な照明効果が得られ、陰影感(立体感)のある映像にす
ることも可能である。
【0053】なお、上述の照明効果をさらに最適なもの
とするために、照明用ランプ3、および、透過用ランプ
60の光量を各々調節する光量調整手段を設けても良
い。また、脚部5は透明のプラスチックで構成されてお
り、明確に撮影される被写体確認できるようになってい
る。そして、各ランプの光を確実に被写体に照射するた
めに、反射鏡などを設けてもよい。また、各ランプは着
脱可能な構成としても構わない。
【0054】さらに、本実施例では、脚部5の引き出し
を2段で構成したが、外装部4の凹部の数を増やし、コ
インなどの小さな被写体でもクローズアップで撮影する
ことが可能である。
【0055】また、本実施例では、外装部4の第1の凹
部32、第2の凹部33、第3の凹部34を、外装部4
の外周面全周に渡って形成することも可能である。この
構成により、脚部5を第2の位置、第3の位置に引き出
したときに、一対の開口部61の開口方向を可変するこ
とができ、挿入されたフィルムなどの透過型被写体をカ
メラユニットに対し、自由に回転させることができる。
例えば、モニタ上に映し出された画像を天地逆にするこ
とも可能である。なお、この時の透過用ランプ60への
電源供給手段も、脚部5の回転に追従して接触する電極
などにより構成されており、脚部5が回転しても透過用
ランプ60への電源を確実に供給できるようになってい
る。
【0056】以上の説明から明らかなように実施例1に
よれば、原稿に映る影を解消できるとともに、原稿の種
類や位置に関係なく簡単確実に高画質な撮像を行うこと
ができるようになった。そして、原稿を照射する光源の
位置を選択できるようになった。さらに2か所に光源を
設けたことにより、必要に応じてその両方を点灯し特殊
な撮像を行うこともできるようになった。そして原稿が
ネガフィルムであった場合にも簡単確実に高画質な撮像
を行うことができるようになった。
【0057】また、余分なスペースを確保する必要がな
くなり、装置の構成が簡略化されるとともに、安価な装
置を提供することができるようになった。さらに、収納
時の小型化により、持ち運びに便利で利便性を向上でき
た。
【0058】なお、本実施例における光源はランプによ
り構成したが、これに限ったものではなく、例えば、蛍
光灯、光ファイバー、発光ダイオードなどを使用しても
同様の効果が得られる。
【0059】さらに、本カメラユニットには三脚ネジな
どの固定部材を設けることも可能であり、パン、チルト
の可能な雲台にも装着できるなど、製品用途が多彩なも
のとなる。
【0060】《実施例2》実施例1におけるランプは、
照明用と透過用とでおのおの独立して設けられていた
が、これに限ったものではない。本実施例2では、光源
を照明用と透過用とで兼用したものである。
【0061】図9〜図15を用いて、実施例2における
撮像装置について説明する。
【0062】図9(a)は実施例2におけるカメラユニ
ットの概略図である。
【0063】なお、実施例1と同じ構成については、同
一番号で説明するとともに、詳細な説明は省略する。
【0064】1はレンズ、2はフォーカリング、71は
光源である複数個のランプ、72は外装部である。レン
ズ1、フォーカスリング2、ランプ71及び外装部72
によりカメラ部を構成する。6はモニタ、7は制御装
置、73は支持部材としての脚部である。外装部72の
外周面には、円筒型の脚部73が図9aの位置から矢印
L方向にスライド可能に設けられているとともに、矢印
G方向に所定角度回転可能に構成され、後述する2ポジ
ションでその位置を保持可能なようになっている。脚部
73は外装部72に対して、矢印G方向に略90度回転
するようになっている。外装部72の外周面には、脚部
72が矢印G、および、L方向に摺動するための案内溝
74が形成されている。
【0065】図9(b)は図9(a)におけるTT断
面、図9(c)はUU断面図である。図9(b)におい
て、案内溝74の形状について説明する。なお、図9
(c)についても、同様な構成であるため説明は省略す
る。
【0066】案内溝74は、外装部72表面に対し深さ
が違う段差を有しており、深い溝(ロック溝74aと呼
ぶ)と、浅い溝(摺動溝74bと呼ぶ。図9(a)に示
す斜線部)により形成されている。また、脚部73の内
周面の一部には、半円型をした凸部73aが形成されて
おり、外装部72の案内溝74に係合されており、脚部
73の位置を案内、保持するようになっている。
【0067】脚部73は、その凸部73aが案内溝74
のロック溝74aに係合されることにより、外装部72
に対する矢印L方向の位置を保持される。脚部73がロ
ック溝74aに係合されている状態から、矢印Lに脚部
73を移動させると、ロック溝74aに係合していた凸
部73aが摺動溝74bに乗り上げ、係合状態が解除さ
れる。
【0068】なお、脚部73の矢印G方向の回転は、図
9(a)に示す収納位置でのみ可能であり、回動角の両
端部にロック溝74aが設けられている。そして、脚部
73は矢印G方向に対し、回動角両端部における2ポジ
ションの選択を行い、矢印L方向に引き出すようになっ
ている。
【0069】このときの脚部73の2つのポジション
を、照明位置及び透過位置と呼ぶ。
【0070】また、脚部73のポジション位置を操作者
に明確に示すために、図9(a)のように各ロック位置
において表示ライン10が明記されている。なお、図9
(a)における位置は、脚部73が照明位置にロックさ
れている状態である。
【0071】本カメラユニットのランプ71は、ドーナ
ツ型の透過ケース11に内蔵されており、レンズ1の光
軸9を中心に回動可能に構成され、脚部73とともに矢
印G方向に所定範囲回動するようになっている。さら
に、ランプ71は脚部73の引き出す位置(照明位置、
透過位置)によって、カメラユニットに対する矢印L方
向の位置を可変するようになっている。
【0072】図10(a)は脚部73が照明位置にある
ときのカメラユニットの側面概略断面図であり、図11
(a)は脚部73が透過位置にあるときのカメラユニッ
トの側面概略断面図である。また、図10(a)及び図
11(a)の脚部73はカメラユニット(外装部72)
に対して、収納状態にある。
【0073】図9(a)、図10(a)及び図10
(b)において、カメラユニットの内部構造について説
明する。なお、図10(b)は図10(a)における断
面VVを示す図である。79はランプ71を内蔵してい
る透過ケース11の外周面に設けられた一対の係合穴、
75は同透過ケース11の外周部の一部に設けられた長
溝、76は同透過ケース11に設けられた一対のLアン
グル、77は外装部72に設けられた一対の舌部、78
は脚部73の内周面上に設けられた一対の保持ピン、8
0は脚部73の内周面の一部に設けられた回動凸部、6
1は一対の開口部(図9(a)記載)である。
【0074】一対の開口部61は脚部73の外周面に形
成されている。また、一対の開口部61の形状は、35
mmネガフィルム66が挿入できるサイズに設定されて
おり、前述の実施例1と何等変わりないため詳細な説明
は省略する。保持ピン78は、脚部73の内周面に設け
られ半円型の凸部で形成されており、ランプ71の係合
穴79に係合している。
【0075】回動凸部80は、脚部73の内周面に設け
られ、脚部73の引き出し方向(矢印L方向)に所定の
長さを有しており、透過ケース11の長溝75と常に係
合するようになっている。このように、回動凸部80が
長溝75に係合することで、透過ケース11(ランプ7
1)は脚部73とともに矢印G方向に回動するようにな
っている。透過ケース11に設けられた一対のLアング
ル76は、脚部73が照明位置において、外装部72の
舌部77と係合(挟持)した状態(図10(a))にあ
る。
【0076】また、この位置における一対の開口部61
の開口方向は、図10(b)に示すように、モニタ6
(不図示)に映し出す画像が正立する矢印C方向と同方
向に開口している。この位置から脚部73を矢印G方向
に回転させると、脚部73は図11(a)、図11
(b)に示す透過位置にセットされる。なお、図11
(b)は図11(a)における断面WWを示す図であ
る。
【0077】脚部73を照明位置から略90度回転させ
ると、図11(a)、図11(b)のようにランプ71
を内蔵した透過ケース11は、長溝75と脚部73の回
動凸部80との係合により、脚部73に連動して回転す
る。これにより、透過ケース11のLアングル76と外
装部72の舌部77の係合が解除され、透過ケース11
は脚部73のみと係合した状態となる。また、この位置
での一対の開口部61の開口方向は、図11bに示すよ
うにモニタ6に映し出す画像が正立する矢印C方向に対
し、光軸(光点)9を通る略垂直方向に左右対称に開口
した位置になる。
【0078】次に、照明位置、透過位置における脚部7
3の引き出し動作について説明する。図10(a)、図
10(c)は照明位置における脚部73の引き出し動作
の説明図である。カメラユニットを書画撮影用に使用
し、かつ、照明用の光源が必要な場合は、脚部73を照
明位置にセットしてから矢印L方向へ引き出すようにな
っている。図10(a)の位置におけるランプ71は、
Lアングル76により外装部72の舌部77に引っかか
っている状態であり、この状態で脚部73を矢印L方向
に引き出すと、脚部78の保持ピン78とランプ71の
係合穴79の係合が解除されるようになっている。
【0079】これにより、脚部72は図10(c)のよ
うに単独でカメラユニットから引き出されるようになっ
ている。この時、脚部73の凸部73(a)は、図9
(b)に示したロック溝74(a)から摺動溝74
(b)に乗り上げ、ロック状態が解除される。さらに、
脚部73を同方向へ移動させると、凸部73(a)は摺
動溝74(b)上を摺動していき、図10(c)に示し
たもう一方のロック溝74(a)に落ち込むようになっ
ている。
【0080】これにより、脚部73はカメラヘッドに対
し、所定量引き出された位置に保持されるようになって
いる。なお、図10〜図11に示す回動凸部80、長溝
75は、実際には一対の開口部61に干渉しない位置に
形成されている。
【0081】また、外装部72には位置検出手段である
位置センサ36が設けられており、脚部73をカメラヘ
ッドから引き出すことにより、自動的にランプ71が点
灯するようになっている。なお、位置センサ36の構
成、制御などは実施例1と同様である。
【0082】図12のブロック図のように、位置センサ
36の検出信号は常に制御手段であるシステムコントロ
ール部(以下シスコンと略す)24に送出されるように
なっている。本実施例2では、第1、第2及び第3の制
御手段はすべてシステムコントロール24に集約されて
いる。また、図13のフローチャートのように、位置セ
ンサ36がOFFになる(S6)と、シスコン24によ
りランプ駆動回路8(図12記載)が制御され、ランプ
71が点灯する(S11)ようになっている。
【0083】さらには、位置センサ36がONになる
(S6)と、ランプ71が消灯する(S12)ように制
御されている。この位置において脚部73先端を、被写
体の載置面63に向けて載置することで、カメラユニッ
トは簡単に書画撮影が行えるようになる。また、この状
態でのカメラユニットの撮影領域は、所定サイズの被写
体をモニタの画面全体に映るように設定されている。
【0084】次に、図11(a),(c)は透過位置に
おける脚部の引き出し動作の説明図である。本実施例の
カメラユニットは、書画撮影用に使用た後で、透過用の
光源が必要な場合は、脚部73を透過位置にセットして
から矢印L方向へ引き出すようになっている。脚部73
を透過位置にセットすると、前述したように脚部73と
ともに透過ケース11(ランプ71)が回動すること
で、Lアングル76と舌部77の係合状態が解除され
る。これにより、ランプ71は脚部73の保持ピン78
とランプ71の係合穴79のみの保持となる。
【0085】この状態で脚部73を矢印L方向に引き出
すと、ランプ71は図11(c)のように脚部73とと
もに、カメラユニットから引き出される。この時、脚部
73の凸部73aは、図11(b)に示したロック溝7
4aから摺動溝74bに乗り上げ、ロック状態が解除さ
れる。さらに脚部73を同方向へ移動させると、凸部7
3aは摺動溝74b上を摺動していき、図11(b)に
示したもう一方のロック溝74aに落ち込むようになっ
ている。
【0086】これにより、脚部73は図11(c)に示
したように、カメラヘッドに対し所定量引き出された位
置に保持されるようになっている。さらにこの位置にお
いて、一対の開口部61にフィルムホルダー67(35
mmネガフィルム66)を挿入することで、透過型原
稿、具体的には24×36mmサイズのネガフィルム6
6をモニタの画面全体に映るように設定されている。な
お、フィルムサイズは35mmでなくてもよい。
【0087】ネガフィルム66の撮影は、実施例1と同
様で、フィルムホルダー67にネガフィルム66を挟み
込み、脚部73の一対の開口部61に挿入するようにな
っており、ネガフィルム66の下面から光源が照射され
ることで、ネガフィルム66のような透過型原稿の透過
撮影ができるようになっている。
【0088】また、外装部72には透過位置センサ12
が設けられており、脚部73のセット位置を検出してい
る。透過位置センサ12の検出信号は、図12のブロッ
ク図のように、常に制御部7に設けられたシスコン24
に送出されており、図13のフローチャートに示すよう
に、脚部73が透過位置にある場合は(S13)、カメ
ラの映像出力を自動的にポジティブからネガティブに変
換する(S14)ように制御している。
【0089】また、脚部73が透過位置にない場合(S
13)は、カメラの映像信号を自動的にネガティブから
ポジティブに変換する(S15)ようになっている。こ
れにより、脚部73を透過位置にセットして引き出す
と、自動的にネガフィルム66がポジに変換されてモニ
タ上に映し出される。
【0090】なお、本カメラユニットには、実施例1と
同様に、ネガ/ポジ反転スイッチ70が設けられてお
り、必要に応じてマニュアルでネガ/ポジを切り換えら
れるようになっている。
【0091】図12のブロック図に示すように、ネガ/
ポジ反転スイッチ70の信号は、制御装置7に設けられ
ているシスコン24に送出されており、モニタ6に映し
出す映像信号をネガティブ、あるいは、ポジティブに切
り換えるようになっている。
【0092】図13のフローチャートに示すように、モ
ニタ6に映し出される映像信号がポジティブのとき(S
15)にネガ/ポジ反転スイッチ70を操作する(S1
6)と、映像信号をネガティブに反転し(S17)、ネ
ガティブのとき(S14)にネガ/ポジ反転スイッチ7
0を操作する(S16)と、映像信号をポジティブに反
転(S18)するようになっている。
【0093】さらに、本カメラユニットはネガフィルム
だけでなく、リバーサルフィルムも撮影できるようにな
っており、ネガフィルム66同様フィルムホルダー67
(図3a)に挟み込めるように構成されている。なお、
リバーサルフィルムを撮影する場合は、上述のネガ/ポ
ジ反転スイッチ70を操作し、映像の出力をポジティブ
に切り換えて行う。
【0094】なお、本実施例でのランプ71の電源供給
は、ランプ71に設けられた長溝75と脚部の回動凸部
80との間で行われており、図示しない導電性の良い金
属接片などで供給している。
【0095】さらに、本実施例では、光量調整手段を設
け、ランプ71の光量を調整可能とすると共に、カメラ
ユニットの周辺光量を検出する手段を設け、ランプ71
の光量を必要に応じて、あるいは、自動的に調整できる
ようにしたものである。
【0096】本実施例におけるカメラユニットには、ラ
ンプ71の光量調整手段である光量調整ボリュウム46
が設けられている。図9(a)に示すように、光量調整
ボリュウム46は、レンズ1とは反対側の外装部72端
面に設けられている。
【0097】光量調整ボリュウム46は、周知の可変抵
抗素子からなっており、その信号は図12のブロック図
に示すようにシスコン24に送出されている。さらに、
シスコン24には不図示のメモリが設けられており、図
14に示すような光量調整ボリュウム46の抵抗値と、
ランプの駆動電流値の相対関係がデータテーブルとして
記憶されている。これにより、光量調整ボリュウム46
の大小に応じて、ランプ71の駆動電流を可変するよう
になっている。
【0098】図15のフローチャートにおいて、光量調
整ボリュウム46の制御について説明する。
【0099】位置センサ36により検出され(S1
3)、検出信号がOFFになるとランプ71が点灯する
(S14)。この状態で、光量調整ボリュウム46の抵
抗値をマイナス側に変化させる(S15)と、ランプ7
1の駆動電流値を低くする(S16)ようになってい
る。また、光量調整ボリュウム46の抵抗値をプラス側
に変化させる(S15)と、ランプ71の駆動電流を高
くするようになっている。
【0100】また、ランプ71が消灯して、再度点灯し
たときには、光量調整ボリュウム46の抵抗値に応じた
電流でランプ71を点灯するようになっている。
【0101】これにより、操作者は必要に応じて、ラン
プ71の光量を調整することが可能となる。
【0102】以上の説明から明らかなように実施例2に
よれば、原稿に映る影を解消できるとともに、原稿の種
類や位置に関係なく簡単確実に高画質な撮像を行うこと
ができるようになった。そして、原稿を照射する光源の
位置を選択できるようになった。さらに、脚部と共に光
源も移動可能な構成としたために、2か所に光源を独立
して設ける必要がなく、部品点数の減少に伴うコストダ
ウンならびに装置の軽量化を図ることが可能となった。
そして、原稿がネガフィルムであった場合にも、簡単確
実に高画質な撮像を行うことができるようになった。
【0103】また、余分なスペースを確保する必要がな
くなり、装置の構成が簡略化されるとともに、安価な装
置を提供することができるようになった。さらに収納時
の小型化により、持ち運びに便利になり利便性が向上し
た。
【0104】《実施例3》実施例2では、ランプの点
灯、消灯を脚部の位置を検出するセンサ(位置センサ3
6)により行っていたが、これに限ったものではなく、
例えば、撮影される被写体を検出する原稿検出手段を設
け、撮影される被写体が検出されることで自動的にラン
プの点灯、消灯を行うようにしても良い。
【0105】図16〜図19において、原稿検出手段に
ついて説明する。
【0106】制御部7に内臓されたシスコン24にはメ
モリが設けられており、あらかじめ所定の輝度信号レベ
ル(白色100%)が記憶されており、常に撮像素子1
3から送られてくる輝度信号レベルと比較している。そ
して、所定の輝度信号レベルと差異が生じた場合、被写
体載置面63上、あるいは、一対の開口部61に被写体
が載置されていると判断するようになっている。
【0107】図16のブロック図と図18のフローチャ
ートのように、撮像素子13で読み込まれた情報は、映
像信号として映像処理回路14を介して、輝度信号抽出
回路15に送られ、輝度信号が抽出される(S19)。
輝度信号はシスコン24に送られるとともに、シスコン
24内のメモリに記憶されている所定の輝度信号レベル
と比較される。そして、この比較結果に差異が生じた場
合(S20)、被写体載置面63、あるいは、一対の開
口部61に被写体があると判断する。
【0108】さらに、輝度信号レベルに差異が生じると
(S20)、シスコン24によりランプ駆動回路16が
制御され、ランプ71を発光する(S21)ようになっ
ている。また、差異がない場合は、ランプ71を消灯す
る(S22)ように制御されている。
【0109】また、文字などが記載されている原稿など
を読み込んだときの映像信号には、高周波成分が含まれ
ており、この高周波成分の有無を確認することで被写体
を検出しても良い。
【0110】図17のブロック図、および、図19のフ
ローチャートのように、撮像素子13で読み込まれた情
報は、映像信号として映像処理回路14を介して、高周
波抽出回路17に送られ、映像信号内に高周波成分が含
まれているかを確認する。高周波成分の有無信号は常に
シスコン24に送られるとともに、高周波成分が検出さ
れると、被写体載置面63、あるいは、一対の開口部6
1に被写体があると判断する。
【0111】さらに、高周波成分が検出される(S2
3)とシスコン24によりランプ駆動回路16が制御さ
れ、ランプ71を発光する(S21)ようになってい
る。また、高周波成分が検出されない場合(S23)
は、ランプ71を消灯する(S22)ように制御されて
いる。
【0112】なお、上記2つの手段を同時に用いてもよ
い。また、上記被写体検出手段は、脚部がカメラユニッ
トから引き出されている時のみに制御されるようになっ
ている。
【0113】図18または図19のフローチャートのよ
うに、脚部73がカメラユニットから引き出されている
場合(S24)は、上述の被写体検出手段が作動するよ
うになっているが、脚部73がカメラユニットから引き
出されていない場合(S24)は、被写体検出手段の作
動を停止(禁止)するように制御している。
【0114】以上の説明から明らかなように、実施例1
によれば、撮像する原稿がある時のみランプ71が発光
するため、不必要時の発光が防止でき、消費電力を低減
できるとともに、ランプ自体の寿命も向上することがで
きる。
【0115】
【発明の効果】以上のように本発明では、撮像装置にお
いて、請求項1に記載の発明では、カメラ部と、前記カ
メラ部を支持する支持部材と、前記原稿を照射する光源
とを有し、前記支持部材は、前記原稿を撮像する場合に
前記光源の照射光以外の光をほぼ遮光可能であるような
構成とした。そして、原稿に映るカメラ部の影を解消で
きるとともに、簡単確実に高画質な撮像を行うことがで
きるようになった。また、余分なスペースを確保する必
要がなくなり、装置の構成が簡略化されるとともに、安
価な装置を提供することができるようになった。
【0116】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記支持部材は、収納時にカメラ部
を包覆するような構成とした。そして、収納時の装置の
小型化を可能としたことで、持ち運びしやすくなり利便
性が向上した。
【0117】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記支持部材は、円筒形であるよう
な構成とした。そして、持ち運びしやすくなり、利便性
が向上した。
【0118】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3に記載の発明において、第1の光源を前記カメラ部に
有し、第2の光源を前記支持部材に有するような構成と
した。そして、複数の光源を有するにもかかわらず、持
ち運びしやすくなり、利便性が向上した。
【0119】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
3に記載の発明において、前記光源は前記支持部材とと
もに移動可能であるような構成とした。そして、複数の
光源を備えずに、複数の位置に光源を移動可能にし、利
便性を向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例におけるカメラユニットの概略構
成図である。
【図2】本発明実施例におけるカメラユニットの側面概
略断面図である。
【図3】本発明実施例におけるフィルム原稿の撮像を説
明する図である。
【図4】本発明実施例における制御系ブロック図であ
る。
【図5】本発明実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図6】本発明実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図7】本発明実施例における制御系ブロック図であ
る。
【図8】本発明実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図9】本発明実施例におけるカメラユニットの概略構
成図である。
【図10】本発明実施例におけるカメラユニットの概略
側面断面図である。
【図11】本発明実施例におけるカメラユニットの概略
側面断面図である。
【図12】本発明実施例における制御系ブロック図であ
る。
【図13】本発明実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図14】本発明実施例におけるランプと調整ボリュウ
ムの相対表である。
【図15】本発明実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図16】本発明実施例における制御系のブロック図で
ある。
【図17】本発明実施例における制御系のブロック図で
ある。
【図18】本発明実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図19】本発明実施例の動作を説明するフローチャー
トである。
【図20】従来の撮像装置による書画撮影時の概略図で
ある。
【図21】従来の撮像装置による透過型原稿撮影時の説
明図である。
【符号の説明】
1 レンズ 3 照明用ランプ 5 脚部 60 透過用ランプ 61 開口部 66 ネガフィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ部と、 前記カメラ部を支持する支持部材と、 原稿を照射する光源とを有し、 前記支持部材は、前記原稿を撮像する場合に前記光源の
    照射光以外の光をほぼ遮光可能に形成されていることを
    特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記支持部材は、収
    納時にカメラ部を包覆することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記支持部材は、円
    筒形であることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、第1の光源を
    前記カメラ部に有し、第2の光源を前記支持部材に有す
    ることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3において、前記光源は前
    記支持部材とともに移動可能であることを特徴とする撮
    像装置。
JP6303741A 1994-12-07 1994-12-07 撮像装置 Withdrawn JPH08163418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011164371A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Kiyoshi Noguchi 三脚に取り付ける交換レンズケース
WO2024048701A1 (ja) * 2022-09-02 2024-03-07 興和株式会社 カメラユニット

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