JPH08162862A - 差動増幅器のオフセット電圧測定方法およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導体集積回路装置 - Google Patents

差動増幅器のオフセット電圧測定方法およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導体集積回路装置

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JPH08162862A
JPH08162862A JP30468194A JP30468194A JPH08162862A JP H08162862 A JPH08162862 A JP H08162862A JP 30468194 A JP30468194 A JP 30468194A JP 30468194 A JP30468194 A JP 30468194A JP H08162862 A JPH08162862 A JP H08162862A
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voltage
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semiconductor integrated
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Kei Kato
圭 加藤
Satoshi Oguchi
聡 小口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電圧源の電圧値の誤差を相殺してオフセット
電圧を高精度に測定し、このオフセット電圧に対応した
最適な条件で製造できる差動増幅器のオフセット電圧測
定方法、半導体集積回路装置の製造技術を提供する。 【構成】 2つの差動増幅器を並列接続し、これらの出
力電圧の比較によりオフセット電圧を測定する方法であ
って、差動増幅器AMP1,AMP2を有し、差動増幅
器AMP1の非反転入力端子IN1および反転入力端子
IN2と差動増幅器AMP2の非反転入力端子IN1お
よび反転入力端子IN2とが互い違いに接続され、それ
ぞれに所定の入力電圧が印加され、差動増幅器AMP1
の出力端子OUTから出力される出力電圧と差動増幅器
AMP2の出力端子OUTから出力される出力電圧との
電位差が測定され、この電位差が差動増幅器AMP1,
AMP2のオフセット電圧とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動増幅器のオフセッ
ト電圧測定技術に関し、特に半導体集積回路装置などの
形成において、半導体集積回路装置のメモリを構成する
センスアンプのオフセット電圧を高精度に測定すること
が可能とされる差動増幅器のオフセット電圧測定方法お
よびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、高感度な読み出し、または低
電圧電源などの高性能回路やアナログ回路などにおいて
は、構成素子の特性ばらつきが回路特性に与える影響が
大きく、たとえば半導体集積回路装置において、メモリ
のセンスアンプを構成するトランジスタの特性ばらつき
によって出力にオフセット電圧と呼ばれる電位差が発生
し、MOS回路においては重要なパラメータとなってい
る。
【0003】そこで、半導体集積回路装置において、メ
モリを構成するセンスアンプのオフセット電圧を測定す
る場合には、公知とされたものではないが、本発明者が
検討した技術として以下のような方法が用いられてい
る。
【0004】(1).メモリに搭載されているセンスアンプ
について、半導体集積回路装置の電気的特性測定用装置
を使用して入力と出力の波形観測を行う。
【0005】(2).半導体集積回路装置のチップ上にセン
スアンプの単体を搭載した特性測定用モジュールについ
て、この入力と出力を直接観測して測定する。この2つ
の入力に対して、それぞれ電圧源を接続してそれぞれの
電圧を調節して任意の入力とその反転入力に対する出力
を測定する。
【0006】なお、このようなオフセット電圧に関する
技術については、たとえば昭和59年11月30日、社
団法人電子通信学会編発行の「LSIハンドブック」P
133〜P136などに記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
なオフセット電圧の測定方法においては、電気的特性測
定用装置を使用する場合、特性測定用モジュールを用い
る場合のいずれにおいても、オフセット電圧の測定時に
単体のセンスアンプの非反転入力端子、反転入力端子の
それぞれに電圧を印加するために、2つの電圧源の指示
電圧値の誤差が含まれて測定精度が低下するという問題
がある。
【0008】そこで、本発明者は、2つの電圧源の指示
電圧値の誤差を相殺することに着目し、2つのセンスア
ンプを並列接続して測定することによって電圧源の影響
を受けることなく測定が可能となることを見い出した。
【0009】すなわち、本発明の目的は、入力端子が互
い違いに接続された2つの差動増幅器に対して電圧を印
加することによって、電圧源の電圧値の誤差を相殺して
オフセット電圧を高精度に測定することができ、さらに
このオフセット電圧に対応した最適な条件で製造するこ
とができる差動増幅器のオフセット電圧測定方法および
それを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導体集
積回路装置を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明の差動増幅器のオフセッ
ト電圧測定方法は、2つの入力信号の電位差に比例した
出力信号を出力する差動増幅器に適用されるものであ
り、この差動増幅器と同様の構成とされる第1の差動増
幅器と第2の差動増幅器とを並列接続し、第1の差動増
幅器の出力電圧と第2の差動増幅器の出力電圧との比較
により差動増幅器のオフセット電圧を測定するものであ
る。
【0013】また、この第1の差動増幅器と第2の差動
増幅器とを並列接続する場合に、第1の差動増幅器の非
反転入力端子および反転入力端子と第2の差動増幅器の
非反転入力端子および反転入力端子とを互い違いに接続
し、これらの互い違いに接続された入力端子のそれぞれ
に所定の入力電圧を印加して、第1の差動増幅器の出力
端子から出力される出力電圧と第2の差動増幅器の出力
端子から出力される出力電圧との電位差を測定し、この
電位差を差動増幅器のオフセット電圧とするようにした
ものである。
【0014】さらに、互い違いに接続された入力端子の
それぞれに所定の入力電圧を印加する場合に、一方の入
力電圧の電圧値を変化させて第1の差動増幅器の出力電
圧と第2の差動増幅器の出力電圧との電位差を測定する
ようにしたものである。
【0015】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、前記差動増幅器のオフセット電圧測定方法を用
い、半導体集積回路装置のメモリを構成するセンスアン
プを製造する場合に、差動増幅器の測定されたオフセッ
ト電圧に対応させて製造条件を最適化するものである。
【0016】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記差動増幅器のオフセット電圧測定方法を用い、少な
くともCPUおよびメモリを有し、このメモリを構成す
るセンスアンプが差動増幅器の測定されたオフセット電
圧に対応させて最適な製造条件で製造されているもので
ある。
【0017】また、試作段階においては、CPUおよび
メモリの他に、このメモリを構成するセンスアンプと同
一の工程で製造され、差動増幅器のオフセット電圧を測
定するためのテスト回路が搭載されているものである。
【0018】
【作用】前記した差動増幅器のオフセット電圧測定方法
およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半
導体集積回路装置によれば、非反転入力端子および反転
入力端子が互い違いに接続された第1の差動増幅器と第
2の差動増幅器とに対して入力電圧が印加されることに
より、入力電圧値の誤差を相殺して電圧源による影響を
排除することができる。
【0019】そして、電圧源の影響が排除された第1の
差動増幅器と第2の差動増幅器との出力電圧の比較、す
なわち一方の入力電圧の電圧値を変化させて測定した電
位差をオフセット電圧とすることによって、差動増幅器
のオフセット電圧を精度良く容易に測定することができ
る。
【0020】また、この精度良く測定された差動増幅器
のオフセット電圧に対応させて製造条件が決定されるこ
とにより、この製造条件を最適化してメモリを構成する
センスアンプを製造することができるので、精度の高い
半導体集積回路装置の製造が可能となり、さらに精度の
高い半導体集積回路装置とすることができる。
【0021】これにより、高精度な差動増幅器のオフセ
ット電圧の測定、さらにこの測定結果による高精度な半
導体集積回路装置の製造、高精度な半導体集積回路装置
の製品、さらに試作段階におけるテスト機能を搭載した
半導体集積回路装置を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例である差動増幅器
のオフセット電圧を測定する場合の概略構成図、図2は
本実施例における差動増幅器の回路図、図3はオフセッ
ト電圧測定モジュールの概略配置図、図4はオフセット
電圧測定モジュールを搭載した半導体集積回路装置の概
略構成図である。
【0024】まず、図1により本実施例の差動増幅器の
オフセット電圧を測定する場合の概略構成を説明する。
【0025】本実施例における差動増幅器のオフセット
電圧測定においては、たとえば2つの差動増幅器を並列
接続し、これらの出力電圧の比較によりオフセット電圧
を測定する方法とされ、差動増幅器AMP1(第1の差
動増幅器)と、差動増幅器AMP2(第2の差動増幅
器)とを有し、差動増幅器AMP1の非反転入力端子I
N1および反転入力端子IN2と差動増幅器AMP2の
非反転入力端子IN1および反転入力端子IN2とが互
い違いに接続されて構成されている。
【0026】そして、互い違いに接続されたそれぞれの
入力端子IN1,IN2に所定の入力電圧が印加され、
差動増幅器AMP1の出力端子OUTから出力される出
力電圧と差動増幅器AMP2の出力端子OUTから出力
される出力電圧との電位差が測定され、この電位差が差
動増幅器AMP1,AMP2のオフセット電圧とされて
いる。
【0027】差動増幅器AMP1,AMP2は、たとえ
ば図2に示すように2個のトランジスタTR1,TR2
が相対して構成され、それぞれのコレクタが抵抗R1,
R2を介して電源電位VCCに接続され、またそれぞれ
のエミッタは共通に接続されて抵抗R3を介して接地電
位VSSに接続され、さらにそれぞれのベースに対して
入力信号が入力され、またそれぞれのコレクタから出力
信号が出力されるようになっている。
【0028】これらの差動増幅器AMP1,AMP2は
2つの入力と2つの出力を持ち、この入出力関係は、 (出力1−出力2)=−A(入力1−入力2) となり、Aが利得である。たとえば、集積回路化されて
いる演算増幅器も差動入力型になっており、標準的には
2段の差増増幅段と2段の出力段を持ち、2入力、1出
力の増幅回路となっている。
【0029】このような差動増幅器AMP1,AMP2
のオフセット電圧測定の構成は、たとえば図3に示すよ
うなオフセット電圧測定モジュールとしてレイアウトパ
ターン配置されて形成され、このオフセット電圧測定モ
ジュールを用いてオフセット電圧の測定が行われるよう
になっている。
【0030】図3において、オフセット電圧測定モジュ
ールの周辺には測定用パッドが設けられ、この内側には
2個の差動増幅器AMP1,AMP2が並列に配置され
ている。たとえば、左側に差動増幅器AMP1、右側に
差動増幅器AMP2がそれぞれ配置され、また差動増幅
器AMP1,AMP2の内部のレイアウトパターンには
回転、反転などせずに同一パターンが用いられている。
【0031】このオフセット電圧測定モジュールにおい
て、差動増幅器AMP1,AMP2のそれぞれの電源電
位用の電源端子VCC、接地電位用の電源端子VSS
は、オフセット電圧測定モジュールの電源電位用の電源
パッドVCCP、接地電位用の電源パッドVSSPにそ
れぞれ配線で接続されている。
【0032】また、差動増幅器AMP1の入力端子IN
1は、差動増幅器AMP2の入力端子IN2に接続され
るとともに、オフセット電圧測定モジュールの入力パッ
ドINP1に接続され、一方差動増幅器AMP2の入力
端子IN1は、差動増幅器AMP1の入力端子IN2に
接続されるとともに、オフセット電圧測定モジュールの
入力パッドINP2に接続されている。
【0033】さらに、差動増幅器AMP1の出力端子O
UTは、オフセット電圧測定モジュールの出力パッドO
UTP1に接続され、一方差動増幅器AMP2の出力端
子OUTはオフセット電圧測定モジュールの出力パッド
OUTP2に接続されている。
【0034】以上のように構成されるオフセット電圧測
定モジュールは、半導体集積回路装置の試作段階におい
て、たとえば図4に示すような半導体集積回路装置の集
積回路LCとともにテスト回路TCとして同一の工程で
製造され、この集積回路LCのオフセット電圧に関する
評価がテスト回路TCのオフセット電圧を測定すること
によって行われている。
【0035】すなわち、この試作段階における半導体集
積回路装置には、集積回路LCとして中央処理装置CP
U、乗算器MULT、リードオンリーメモリROM、ラ
ンダムアクセスメモリRAM、インタフェースコントロ
ーラIFC、入出力回路IOが形成され、この集積回路
LCの片隅にテスト回路TCが形成されている。
【0036】この集積回路LCにおいては、リードオン
リーメモリROM、ランダムアクセスメモリRAMを構
成するセンスアンプなどに差動増幅器が用いられ、測定
されたオフセット電圧に対応させてセンスアンプのトラ
ンジスタの大きさなどが最適化されて製造されるように
なっている。
【0037】そして、実際に半導体集積回路装置の製品
については、この試作段階におけるテスト回路TCが形
成されることなく、集積回路LCの部分だけが形成され
て製品として完成されるようになっている。
【0038】次に、本実施例の作用について、図3に示
すオフセット電圧測定モジュールを用いてオフセット電
圧を測定する場合を説明する。
【0039】このオフセット電圧の測定方法は、まず電
源電位用の電源パッドVCCPに電源電圧、接地電位用
の電源パッドVSSPに接地電位を与える。そして、入
力パッドINP1,INP2へ任意の入力電圧を与え、
出力パッドOUTP1,OUTP2の電位を測定し、こ
の電位差を差動増幅器AMP1,AMP2のオフセット
電圧とする。
【0040】たとえば、入力パッドINP1にα[V]
の電圧を固定して与え、入力パッドINP2にはα
[V]からΔ[V]だけ低下した電圧まで変化させて与
え、出力パッドOUTP1にα/2+β[V]、出力パ
ッドOUTP2にα/2−γ[V]の電圧が測定された
場合を考える。
【0041】この場合に、設計的にはオフセット電圧が
0[V]となる|+β|=|−γ|の条件が成り立つこ
とが望ましく、この条件が成り立つ場合には差動増幅器
AMP1,AMP2を構成するトランジスタの大きさ、
パターン長などが最適に形成されていることになる。
【0042】ところが、実際には|+β|≠|−γ|の
関係になる場合が多く、このときのオフセット電圧Vは
V=|+β|−|−γ|として求めることができ、この
場合の差動増幅器AMP1,AMP2を構成するトラン
ジスタの大きさ、パターン長などは最適ではなく、その
製造プロセスの見直しが必要となる。
【0043】そこで、試作段階においては、テスト回路
TCにオフセット電圧測定モジュールを搭載してオフセ
ット電圧の測定を可能とし、そして製品となる半導体集
積回路装置を製造する場合には、このオフセット電圧に
対応させて製造プロセスにおける製造条件を最適化する
ことによって、精度の高い半導体集積回路装置を製造す
ることができる。
【0044】従って、本実施例における差動増幅器AM
P1,AMP2のオフセット電圧測定モジュールによれ
ば、差動増幅器AMP1の入力端子IN1が差動増幅器
AMP2の入力端子IN2に接続され、一方差動増幅器
AMP2の入力端子IN1が差動増幅器AMP1の入力
端子IN2に接続され、それぞれが互い違いに接続され
た差動増幅器AMP1,AMP2に対して入力電圧が印
加されることにより、入力電圧値の誤差を相殺してこの
入力電圧の電圧源による影響を排除することができるの
で、差動増幅器AMP1,AMP2の電位差によるオフ
セット電圧を精度良く測定することができる。
【0045】そして、この精度良く測定された差動増幅
器AMP1,AMP2のオフセット電圧に対応させて半
導体集積回路装置の製造条件を最適化することができる
ので、精度の高い半導体集積回路装置の製造が可能とな
り、さらに精度の高い半導体集積回路装置の製品を得る
ことができる。
【0046】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】たとえば、本実施例における差動増幅器の
オフセット電圧測定方法が適用される半導体集積回路装
置については、図4に示すような集積回路LCが形成さ
れる場合について説明したが、本発明は前記実施例に限
定されるものではなく、また差動増幅器のオフセット電
圧測定モジュールについても図3のようなレイアウトパ
ターン配置に限られるものではなく、集積回路の構成、
オフセット電圧測定モジュールのレイアウトパターン配
置などについては種々の変形が可能であることはいうま
でもない。
【0048】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である半導体集積回路装
置のメモリを構成するセンスアンプに適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、集積
回路化されている演算増幅回路、さらには高感度な読み
出し、または低電圧電源などの高性能回路やアナログ回
路などについても広く適用可能である。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0050】(1).第1の差動増幅器と第2の差動増幅器
とを並列接続、たとえば第1の差動増幅器の非反転入力
端子および反転入力端子と第2の差動増幅器の非反転入
力端子および反転入力端子とを互い違いに接続すること
により、これらの互い違いに接続された入力端子のそれ
ぞれに所定の入力電圧を印加することができるので、入
力電圧値の誤差を相殺して電圧源による影響を排除する
ことが可能となる。
【0051】(2).前記(1) において、第1の差動増幅器
の出力電圧と第2の差動増幅器の出力電圧との比較、た
とえば第1の差動増幅器の出力端子から出力される出力
電圧と第2の差動増幅器の出力端子から出力される出力
電圧との電位差を測定することにより、この電位差を差
動増幅器のオフセット電圧とすることができるので、差
動増幅器のオフセット電圧を精度良く容易に測定するこ
とが可能となる。
【0052】(3).前記(1) および(2) において、半導体
集積回路装置のメモリを構成するセンスアンプを製造す
る場合に、差動増幅器の測定されたオフセット電圧に対
応させて製造条件を最適化することができるので、精度
の高い半導体集積回路装置の製造が可能となり、さらに
精度の高い半導体集積回路装置とすることが可能とな
る。
【0053】(4).前記(1) および(2) において、メモリ
を構成するセンスアンプと同一の工程で製造され、差動
増幅器のオフセット電圧を測定するためのテスト回路が
搭載される場合には、試作段階においてオフセット電圧
を測定することができるので、実際の半導体集積回路装
置の製品を製造する場合のプロセス条件の最適化が可能
となる。
【0054】(5).前記(1) 〜(4) により、高精度な差動
増幅器のオフセット電圧の測定が可能となるので、この
測定結果による高精度な半導体集積回路装置の製造、高
精度な半導体集積回路装置の製品を得ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である差動増幅器のオフセッ
ト電圧を測定する場合の概略構成図である。
【図2】本実施例における差動増幅器の回路図である。
【図3】本実施例におけるオフセット電圧測定モジュー
ルの概略配置図である。
【図4】本実施例におけるオフセット電圧測定モジュー
ルを搭載した半導体集積回路装置の概略構成図である。
【符号の説明】
AMP1 差動増幅器(第1の差動増幅器) AMP2 差動増幅器(第2の差動増幅器) TR1,TR2 トランジスタ R1〜R3 抵抗 VCCP、VSSP 電源パッド INP1,INP2 入力パッド OUTP1,OUTP2 出力パッド LC 集積回路 TC テスト回路 CPU 中央処理装置 MULT 乗算器 ROM リードオンリーメモリ RAM ランダムアクセスメモリ IFC インタフェースコントローラ IO 入出力回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの入力信号の電位差に比例した出力
    信号を出力する差動増幅器のオフセット電圧測定方法で
    あって、前記差動増幅器と同様の構成とされる第1の差
    動増幅器と第2の差動増幅器とを並列接続し、前記第1
    の差動増幅器の出力電圧と前記第2の差動増幅器の出力
    電圧との比較により前記差動増幅器のオフセット電圧を
    測定することを特徴とする差動増幅器のオフセット電圧
    測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の差動増幅器のオフセット
    電圧測定方法であって、前記第1の差動増幅器と前記第
    2の差動増幅器とを並列接続する場合に、前記第1の差
    動増幅器の非反転入力端子および反転入力端子と前記第
    2の差動増幅器の非反転入力端子および反転入力端子と
    を互い違いに接続し、これらの互い違いに接続された入
    力端子のそれぞれに所定の入力電圧を印加して、前記第
    1の差動増幅器の出力端子から出力される出力電圧と前
    記第2の差動増幅器の出力端子から出力される出力電圧
    との電位差を測定し、この電位差を前記差動増幅器のオ
    フセット電圧とすることを特徴とする差動増幅器のオフ
    セット電圧測定方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の差動増幅器のオフセット
    電圧測定方法であって、前記互い違いに接続された入力
    端子のそれぞれに所定の入力電圧を印加する場合に、一
    方の入力電圧の電圧値を変化させて前記第1の差動増幅
    器の出力電圧と前記第2の差動増幅器の出力電圧との電
    位差を測定することを特徴とする差動増幅器のオフセッ
    ト電圧測定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の差動増幅器
    のオフセット電圧測定方法を用いた半導体集積回路装置
    の製造方法であって、前記半導体集積回路装置のメモリ
    を構成するセンスアンプを製造する場合に、前記差動増
    幅器の測定されたオフセット電圧に対応させて製造条件
    を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の差動増幅器
    のオフセット電圧測定方法を用いた半導体集積回路装置
    であって、少なくともCPUおよびメモリを有し、該メ
    モリを構成するセンスアンプが前記差動増幅器の測定さ
    れたオフセット電圧に対応させて最適な製造条件で製造
    されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載の差動増幅器
    のオフセット電圧測定方法を用いた半導体集積回路装置
    であって、少なくともCPUおよびメモリを有し、該メ
    モリを構成するセンスアンプと同一の工程で製造され、
    前記差動増幅器のオフセット電圧を測定するためのテス
    ト回路が搭載されていることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
JP30468194A 1994-12-08 1994-12-08 差動増幅器のオフセット電圧測定方法およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導体集積回路装置 Pending JPH08162862A (ja)

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JP30468194A Pending JPH08162862A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 差動増幅器のオフセット電圧測定方法およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法、半導体集積回路装置

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