JPH08162101A - 水素吸蔵合金電極及びその製造方法 - Google Patents
水素吸蔵合金電極及びその製造方法Info
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- JPH08162101A JPH08162101A JP6330875A JP33087594A JPH08162101A JP H08162101 A JPH08162101 A JP H08162101A JP 6330875 A JP6330875 A JP 6330875A JP 33087594 A JP33087594 A JP 33087594A JP H08162101 A JPH08162101 A JP H08162101A
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- hydrogen storage
- storage alloy
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高容量であると共にサイクル特性に優れ、容
量低下の起り難いアルカリ蓄電池のための水素吸蔵合金
を提供する。 【構成】 導電性支持体上に、水素吸蔵合金に対して
5.0重量%以下の硬化性組成物を含有する水素吸蔵合
金粉末層を設けてなる水素吸蔵合金電極であって、前記
硬化性組成物が、下記化25で表されるポリマー100
重量部に、下記化26で表される含フッ素環状水素シロ
キサン10.8重量部、塩化白金酸をCH2=CHSi
Me2OSiMe2CH=CH2で変性した触媒のトル
エン溶液0.2重量部を加え、混合したものである。
量低下の起り難いアルカリ蓄電池のための水素吸蔵合金
を提供する。 【構成】 導電性支持体上に、水素吸蔵合金に対して
5.0重量%以下の硬化性組成物を含有する水素吸蔵合
金粉末層を設けてなる水素吸蔵合金電極であって、前記
硬化性組成物が、下記化25で表されるポリマー100
重量部に、下記化26で表される含フッ素環状水素シロ
キサン10.8重量部、塩化白金酸をCH2=CHSi
Me2OSiMe2CH=CH2で変性した触媒のトル
エン溶液0.2重量部を加え、混合したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ蓄電池の負極
として使用される水素吸蔵合金を用いた水素吸蔵合金電
極及びその製造方法に関し、特に、大型で放電特性に優
れた水素吸蔵合金電極、及びその製造方法に関する。
として使用される水素吸蔵合金を用いた水素吸蔵合金電
極及びその製造方法に関し、特に、大型で放電特性に優
れた水素吸蔵合金電極、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二次電池として、ニッケル−カド
ミウム蓄電池及び鉛蓄電池が賞用されてきたが、近年、
電気自動車の開発が進むに従い、これらの電池より軽量
かつ高容量でエネルギー密度の高い電池に対する要求が
高まってきたことに伴い、電気化学的に水素の吸蔵/放
出が可能な水素吸蔵合金を用いた電極を負極に備えた金
属−水素アルカリ蓄電池が注目を集めている。
ミウム蓄電池及び鉛蓄電池が賞用されてきたが、近年、
電気自動車の開発が進むに従い、これらの電池より軽量
かつ高容量でエネルギー密度の高い電池に対する要求が
高まってきたことに伴い、電気化学的に水素の吸蔵/放
出が可能な水素吸蔵合金を用いた電極を負極に備えた金
属−水素アルカリ蓄電池が注目を集めている。
【0003】この蓄電池に用いる水素吸蔵電極は、水素
の吸蔵/放出が良好な水素吸蔵合金粉末を結着剤と混合
して成型されるが、この水素吸蔵合金粉末を用いた金属
−水素アルカリ蓄電池について充放電を繰返した場合に
は、負極の水素吸蔵合金が微粉化して電極から脱落し、
長期的には容量が低下するという欠点があった。この現
象は集電体の種類によっても程度が異なり、繊維ニッケ
ルや発泡ニッケルのような三次元集電体に比較し、パン
チングメタルのような二次元集電体の場合の方が顕著で
あり、また大型電極において顕著である。
の吸蔵/放出が良好な水素吸蔵合金粉末を結着剤と混合
して成型されるが、この水素吸蔵合金粉末を用いた金属
−水素アルカリ蓄電池について充放電を繰返した場合に
は、負極の水素吸蔵合金が微粉化して電極から脱落し、
長期的には容量が低下するという欠点があった。この現
象は集電体の種類によっても程度が異なり、繊維ニッケ
ルや発泡ニッケルのような三次元集電体に比較し、パン
チングメタルのような二次元集電体の場合の方が顕著で
あり、また大型電極において顕著である。
【0004】かかる欠点を改善するために、使用する結
着剤についての検討が行われており、例えば、ポリテト
ラフルオロエチレンやポリエチレンオキサイドなどの複
数の結着剤を用いて水素吸蔵合金ペーストを調整し、該
ペーストを集電体に塗着することにより、水素吸蔵合金
を集電体に強固に担持させることが特開昭61−663
66号に開示されている。
着剤についての検討が行われており、例えば、ポリテト
ラフルオロエチレンやポリエチレンオキサイドなどの複
数の結着剤を用いて水素吸蔵合金ペーストを調整し、該
ペーストを集電体に塗着することにより、水素吸蔵合金
を集電体に強固に担持させることが特開昭61−663
66号に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合に使用される結着剤の量は、その実施例に示される
ように、対合金6%と高いものであった。このように結
着剤のような絶縁性不純物の添加量が多いと、水素吸蔵
合金表面が結着剤により絶縁被覆されるので、電池及び
電極の容量を充分に大きくすることができない。本発明
者は、上記の欠点を解決するために鋭意検討を重ねた結
果、結着剤として、室温で容易に硬化すると共に、耐溶
剤性、耐薬品性及び耐熱性に優れる特定の硬化性組成物
を、水素吸蔵合金に対して5.0重量%以下の量加えた
場合には、得られた水素吸蔵合金電極の容量低下が少な
く、高容量及びサイクル特性に優れる蓄電池を得ること
ができることを見いだし、本発明に到達した。
場合に使用される結着剤の量は、その実施例に示される
ように、対合金6%と高いものであった。このように結
着剤のような絶縁性不純物の添加量が多いと、水素吸蔵
合金表面が結着剤により絶縁被覆されるので、電池及び
電極の容量を充分に大きくすることができない。本発明
者は、上記の欠点を解決するために鋭意検討を重ねた結
果、結着剤として、室温で容易に硬化すると共に、耐溶
剤性、耐薬品性及び耐熱性に優れる特定の硬化性組成物
を、水素吸蔵合金に対して5.0重量%以下の量加えた
場合には、得られた水素吸蔵合金電極の容量低下が少な
く、高容量及びサイクル特性に優れる蓄電池を得ること
ができることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】従って本発明の第1の目的は、高容量であ
ると共にサイクル特性に優れ、容量低下の起り難いアル
カリ蓄電池のための、水素吸蔵合金電極を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、高容量でサイクル特性
に優れ、寿命の長い水素吸蔵合金電極の簡便な製造方法
を提供することにある。
ると共にサイクル特性に優れ、容量低下の起り難いアル
カリ蓄電池のための、水素吸蔵合金電極を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、高容量でサイクル特性
に優れ、寿命の長い水素吸蔵合金電極の簡便な製造方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、導電性支持体上に、水素吸蔵合金に対して、5.0
重量%以下の硬化性組成物を含有する水素吸蔵合金粉末
層を設けてなる水素吸蔵合金電極であって、前記硬化性
組成物が、(A)脂肪族不飽和基を有し下記化10で表
される含フッ素アミド化合物と、(B)一分子中に1個
以上のパーフルオロアルキルエーテル基又はパーフルオ
ロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロシリル基を
有する含フッ素オルガノ水素シロキサン、及び、(C)
触媒量の白金化合物からなることを特徴とする水素吸蔵
合金電極及びその製造方法によって達成された。
は、導電性支持体上に、水素吸蔵合金に対して、5.0
重量%以下の硬化性組成物を含有する水素吸蔵合金粉末
層を設けてなる水素吸蔵合金電極であって、前記硬化性
組成物が、(A)脂肪族不飽和基を有し下記化10で表
される含フッ素アミド化合物と、(B)一分子中に1個
以上のパーフルオロアルキルエーテル基又はパーフルオ
ロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロシリル基を
有する含フッ素オルガノ水素シロキサン、及び、(C)
触媒量の白金化合物からなることを特徴とする水素吸蔵
合金電極及びその製造方法によって達成された。
【0008】
【化10】 但し、化10中のR1 は脂肪族不飽和基を有する一価の
炭化水素基、R2 は水素原子、若しくは置換又は非置換
の一価の炭化水素基、Q1 は下記化11又は化12で表
される基、Rf1 は二価のパーフルオロアルキレン基又
は二価のパーフルオロポリエーテル基であり、aは0以
上の整数である;
炭化水素基、R2 は水素原子、若しくは置換又は非置換
の一価の炭化水素基、Q1 は下記化11又は化12で表
される基、Rf1 は二価のパーフルオロアルキレン基又
は二価のパーフルオロポリエーテル基であり、aは0以
上の整数である;
【0009】
【化11】 化11中のR3 は、結合途中に、酸化原子、窒素原子ま
たはケイ素原子の少くとも1種を介在させることのあ
る、置換又は非置換の二価の炭化水素基を表す;
たはケイ素原子の少くとも1種を介在させることのあ
る、置換又は非置換の二価の炭化水素基を表す;
【化12】 化12中のR4 及びR5 は、それぞれ置換又は非置換の
二価の炭化水素基を表す。
二価の炭化水素基を表す。
【0010】ここで、化10中のR1 としては、脂肪族
不飽和基を有する炭素原子数2〜10、特に2〜8の一
価の炭化水素基が好適であり、その具体例としては、例
えばビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニ
ル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、シ
クロヘキセル基等のシクロアルケニル基、スチリル基等
のアルケニル基置換アリール基などが挙げられる。
不飽和基を有する炭素原子数2〜10、特に2〜8の一
価の炭化水素基が好適であり、その具体例としては、例
えばビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニ
ル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアルケニル基、シ
クロヘキセル基等のシクロアルケニル基、スチリル基等
のアルケニル基置換アリール基などが挙げられる。
【0011】次に、R2 としては、水素原子又は炭素原
子数1〜10、特に1〜8の置換又は非置換の一価の炭
化水素基が好適であり、その具体例としては、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル基;シクロ
ヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル
基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘ
キセニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、
キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチ
ル基等のアラルキル基;あるいはこれらの基の水素原子
の一部又は全部をハロゲン原子等で置換したクロロメチ
ル基、クロロプロピル基、トリフルオロプロピル基など
が挙げられる。化11中のR2 は化10中のR2 と同じ
である。
子数1〜10、特に1〜8の置換又は非置換の一価の炭
化水素基が好適であり、その具体例としては、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基等のアルキル基;シクロ
ヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリル
基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘ
キセニル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、
キシリル基等のアリール基;ベンジル基、フェニルエチ
ル基等のアラルキル基;あるいはこれらの基の水素原子
の一部又は全部をハロゲン原子等で置換したクロロメチ
ル基、クロロプロピル基、トリフルオロプロピル基など
が挙げられる。化11中のR2 は化10中のR2 と同じ
である。
【0012】R3 は、置換又は非置換の二価の炭化水素
基であれば特に限定されないが、炭素原子数1〜20、
特に1〜10の炭化水素基が好適であり、その具体例と
しては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、メチ
ルエチレン基、ブチレン基、ヘキサメチレン基等のアル
キレン基、シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン
基、フェニレン基、トリレン基、キシリレン基等のアリ
ーレン基、あるいはこれらの水素原子の一部又は全部を
ハロゲン原子等で置換した基などが例示される。
基であれば特に限定されないが、炭素原子数1〜20、
特に1〜10の炭化水素基が好適であり、その具体例と
しては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、メチ
ルエチレン基、ブチレン基、ヘキサメチレン基等のアル
キレン基、シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン
基、フェニレン基、トリレン基、キシリレン基等のアリ
ーレン基、あるいはこれらの水素原子の一部又は全部を
ハロゲン原子等で置換した基などが例示される。
【0013】また、R3 は、結合の途中に酸素原子、窒
素原子、ケイ素原子の1種又は2種以上を含んでも良
い。この場合、酸素原子は−O−、窒素原子は−NR6
−(R6 は水素原子又は炭素原子数1〜8、特に1〜6
のアルキル基又はアリール基である)として介在するこ
とができ、またケイ素原子は下記化13に表される基と
して介在することができる。
素原子、ケイ素原子の1種又は2種以上を含んでも良
い。この場合、酸素原子は−O−、窒素原子は−NR6
−(R6 は水素原子又は炭素原子数1〜8、特に1〜6
のアルキル基又はアリール基である)として介在するこ
とができ、またケイ素原子は下記化13に表される基と
して介在することができる。
【0014】
【化13】 (但し、R7 は炭素原子数1〜8のアルキル基又はアリ
ール基、R8 は炭素原子数1〜6のアルキレン基又はア
リーレン基であり、nは0〜10、特に0〜5の整数で
ある。このような基は、下記化14に例示することがで
きる。
ール基、R8 は炭素原子数1〜6のアルキレン基又はア
リーレン基であり、nは0〜10、特に0〜5の整数で
ある。このような基は、下記化14に例示することがで
きる。
【化14】
【0015】前記化12中のR4 及びR5 としては、炭
素原子数1〜10、特に2〜6の置換又は非置換の二価
の炭化水素基が好適であり、その具体例としては、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、メチルエチレン
基、ブチレン基、ヘキサメチレン基等のアルキレン基;
シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン基;あるいは
これらの基の水素原子の一部又は全部を、ハロゲン原子
等で置換した基などが例示される。
素原子数1〜10、特に2〜6の置換又は非置換の二価
の炭化水素基が好適であり、その具体例としては、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、メチルエチレン
基、ブチレン基、ヘキサメチレン基等のアルキレン基;
シクロヘキシレン基等のシクロアルキレン基;あるいは
これらの基の水素原子の一部又は全部を、ハロゲン原子
等で置換した基などが例示される。
【0016】上記化11又は化12により示される、化
10中のQ1 の具体例としては下記化15に示される基
が例示される。なお、以下の化学式において、Meはメ
チル基、Phはフェニル基を示す。
10中のQ1 の具体例としては下記化15に示される基
が例示される。なお、以下の化学式において、Meはメ
チル基、Phはフェニル基を示す。
【化15】
【0017】また、化10におけるRf1 は二価のパー
フルオロアルキレン基又は二価のパーフルオロポリエー
テル基であり、特に二価のパーフルオロアルキレン基と
しては、−Cm F2m−(但し、mは1〜10、好ましく
は1〜6である。)で表されるものが好ましく、二価の
パーフルオロポリエーテル基としては、下記化16に示
されるものが好ましい。
フルオロアルキレン基又は二価のパーフルオロポリエー
テル基であり、特に二価のパーフルオロアルキレン基と
しては、−Cm F2m−(但し、mは1〜10、好ましく
は1〜6である。)で表されるものが好ましく、二価の
パーフルオロポリエーテル基としては、下記化16に示
されるものが好ましい。
【0018】
【化16】
【0019】Rf1 の具体例は下記化17に示すものが
挙げられる。
挙げられる。
【化17】
【0020】なお、前記化10におけるaは0以上の整
数である。従って、化10の含フッ素アミド化合物は、
1分子中に二価のパーフルオロアルキレン基又は二価の
パーフルオロポリエーテル基を1個以上含むものである
が、aは10以下であることが好ましく、特に、1、
2、3、4又は5であることが好ましい。
数である。従って、化10の含フッ素アミド化合物は、
1分子中に二価のパーフルオロアルキレン基又は二価の
パーフルオロポリエーテル基を1個以上含むものである
が、aは10以下であることが好ましく、特に、1、
2、3、4又は5であることが好ましい。
【0021】本発明においては、上記(A)成分の含フ
ッ素アミド化合物として、常温における粘度が数十cs
の低粘度ポリマーから固形の生ゴム状のポリマーまで使
用することができる。これらのポリマーは、集電体の種
類によって使い分けられる。集電体が発泡ニッケルや繊
維ニッケルのような3次元集電体の場合には低粘度品を
使用する。これは、調整した合金を含む溶液の粘度が高
すぎると集電体内部に合金を導入しにくいためである。
逆に、パンチングメタルのような2次元集電体の場合に
は中高粘度品を使用する。これは、使用するポリマーの
粘度が低すぎると調整した合金を含む溶液の粘度が低
く、充分に集電体に塗着固定することができなかった
り、また、充分にシート化できないためである。
ッ素アミド化合物として、常温における粘度が数十cs
の低粘度ポリマーから固形の生ゴム状のポリマーまで使
用することができる。これらのポリマーは、集電体の種
類によって使い分けられる。集電体が発泡ニッケルや繊
維ニッケルのような3次元集電体の場合には低粘度品を
使用する。これは、調整した合金を含む溶液の粘度が高
すぎると集電体内部に合金を導入しにくいためである。
逆に、パンチングメタルのような2次元集電体の場合に
は中高粘度品を使用する。これは、使用するポリマーの
粘度が低すぎると調整した合金を含む溶液の粘度が低
く、充分に集電体に塗着固定することができなかった
り、また、充分にシート化できないためである。
【0022】前記化10で表される含フッ素アミド化合
物は、下記の方法により得ることができる。即ち、先
ず、化10中のaが0である場合の含フッ素アミド化合
物は、例えば、下記化18で表されるように、両末端に
酸フロライド基を有する化合物と二級アミン化合物と
を、トリメチルアミン等の受酸剤の存在下で反応させる
ことにより合成することができる。尚、化18中の
R1 、R2 及びRf1 は化10中のそれらと同じであ
る。
物は、下記の方法により得ることができる。即ち、先
ず、化10中のaが0である場合の含フッ素アミド化合
物は、例えば、下記化18で表されるように、両末端に
酸フロライド基を有する化合物と二級アミン化合物と
を、トリメチルアミン等の受酸剤の存在下で反応させる
ことにより合成することができる。尚、化18中の
R1 、R2 及びRf1 は化10中のそれらと同じであ
る。
【0023】
【化18】
【0024】更に、前記化10においてaが1以上の整
数となる含フッ素アミド化合物は、例えば化18中の両
末端に酸フロライド基を有する化合物と、H−Q1 −H
(Q1 は化10中のQ1 と同じである。)で示される化
合物(単にH−Q1 −Hと略す)とを受酸剤の存在下で
反応させた後、化18中で使用された二級アミン化合物
を反応させることにより合成することができる。
数となる含フッ素アミド化合物は、例えば化18中の両
末端に酸フロライド基を有する化合物と、H−Q1 −H
(Q1 は化10中のQ1 と同じである。)で示される化
合物(単にH−Q1 −Hと略す)とを受酸剤の存在下で
反応させた後、化18中で使用された二級アミン化合物
を反応させることにより合成することができる。
【0025】この場合における、両末端に酸フロライド
基を有する化合物(単に酸フロライドと略す)と二級ア
ミン化合物との仕込両の比率は特に限定されるものでは
ないが、モル換算で、酸フロライド/二級アミン化合物
の比を0.5〜2(mol/mol)とすることが好ま
しい。また、酸フロライドの仕込量とH−Q1 −Hの仕
込量の比は、モル換算で前者を後者より少くしない限
り、特に限定されるものではない。
基を有する化合物(単に酸フロライドと略す)と二級ア
ミン化合物との仕込両の比率は特に限定されるものでは
ないが、モル換算で、酸フロライド/二級アミン化合物
の比を0.5〜2(mol/mol)とすることが好ま
しい。また、酸フロライドの仕込量とH−Q1 −Hの仕
込量の比は、モル換算で前者を後者より少くしない限
り、特に限定されるものではない。
【0026】化10中の繰り返し単位aは、比(酸フロ
ライド/H−Q1 −H)を調整することにより、適宜調
整することができる。上記の比を大きくすれば比較的分
子量の小さなポリマーを合成することができ、上記の比
を1に近づければ分子量の大きなポリマーを合成するこ
とができる。これらの反応の条件は特に制限されるもの
ではないが、20〜100℃で1〜8時間、好ましくは
20〜50℃で2〜4時間反応させる。
ライド/H−Q1 −H)を調整することにより、適宜調
整することができる。上記の比を大きくすれば比較的分
子量の小さなポリマーを合成することができ、上記の比
を1に近づければ分子量の大きなポリマーを合成するこ
とができる。これらの反応の条件は特に制限されるもの
ではないが、20〜100℃で1〜8時間、好ましくは
20〜50℃で2〜4時間反応させる。
【0027】なお、化10の含フッ素アミド化合物にお
いて、Q1 がケイ素原子を介在するものである場合に
は、二級アミン化合物としてアリル基等の脂肪族不飽和
基を有する二級アミン化合物を使用し、前記反応によ
り、例えば下記化19で表されるような、両末端にアリ
ル基を有する化合物を合成し、次いで、H−P−Hで表
される両末端水素基封鎖オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとを、付加反応触媒の存在下で反応させること
により合成することができる。
いて、Q1 がケイ素原子を介在するものである場合に
は、二級アミン化合物としてアリル基等の脂肪族不飽和
基を有する二級アミン化合物を使用し、前記反応によ
り、例えば下記化19で表されるような、両末端にアリ
ル基を有する化合物を合成し、次いで、H−P−Hで表
される両末端水素基封鎖オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンとを、付加反応触媒の存在下で反応させること
により合成することができる。
【化19】
【0028】但し、H−P−H中のPとしては、下記化
20で表されるものを例示することができる。
20で表されるものを例示することができる。
【化20】
【0029】この反応の場合における、化19で表され
る化合物の仕込量とH−P−Hの仕込量との比率は、モ
ル換算で、前者の仕込量を後者の仕込量より多くしなく
てはならないが、その比率は最大で2である。即ち、化
19で表される化合物/H−P−Hの比は、1より大き
く2以下である。なお、上記の比を大きくすれば比較的
分子量の小さなポリマーを合成することができ、上記の
比を1に近づければ、分子量の大きなポリマーを合成す
ることができる。
る化合物の仕込量とH−P−Hの仕込量との比率は、モ
ル換算で、前者の仕込量を後者の仕込量より多くしなく
てはならないが、その比率は最大で2である。即ち、化
19で表される化合物/H−P−Hの比は、1より大き
く2以下である。なお、上記の比を大きくすれば比較的
分子量の小さなポリマーを合成することができ、上記の
比を1に近づければ、分子量の大きなポリマーを合成す
ることができる。
【0030】上記の付加反応で使用する触媒としては、
周期表第VIII族元素又はその化合物、例えば塩化白
金酸、アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3220
972号参照)、塩化白金酸とオレフィンとの錯体(米
国特許第3159601号、同第3159662号、同
第3775452号参照)、白金黒又はパラジウム等
を、アルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させた
もの、ロジウム−オレフィン錯体、クロロトリス(トリ
フェニルホスフィン)−ロジウム(ウィルキンソン触
媒)等を挙げることができる。その添加量は触媒量であ
り、特に錯体を使用する場合には、アルコール系、ケト
ン系、エーテル系、又は炭化水素系の溶剤に溶解して使
用することが好ましい。また、上記の付加反応は、50
〜150℃、好ましくは80〜120℃で2〜4時間反
応させることが好ましい。
周期表第VIII族元素又はその化合物、例えば塩化白
金酸、アルコール変性塩化白金酸(米国特許第3220
972号参照)、塩化白金酸とオレフィンとの錯体(米
国特許第3159601号、同第3159662号、同
第3775452号参照)、白金黒又はパラジウム等
を、アルミナ、シリカ、カーボン等の担体に担持させた
もの、ロジウム−オレフィン錯体、クロロトリス(トリ
フェニルホスフィン)−ロジウム(ウィルキンソン触
媒)等を挙げることができる。その添加量は触媒量であ
り、特に錯体を使用する場合には、アルコール系、ケト
ン系、エーテル系、又は炭化水素系の溶剤に溶解して使
用することが好ましい。また、上記の付加反応は、50
〜150℃、好ましくは80〜120℃で2〜4時間反
応させることが好ましい。
【0031】次に、本発明におけるB成分について説明
する。本発明で使用する(B)成分の含フッ素オルガノ
水素シロキサンは、上記A成分の含フッ素アミド化合物
の架橋剤又は鎖長延長剤として働くものである。この
(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンは、一分
子中に一個以上のパーフルオロアルキルエーテル基又は
パーフルオロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロ
シリル基、即ちSiH基を有するものであれば良い。
する。本発明で使用する(B)成分の含フッ素オルガノ
水素シロキサンは、上記A成分の含フッ素アミド化合物
の架橋剤又は鎖長延長剤として働くものである。この
(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンは、一分
子中に一個以上のパーフルオロアルキルエーテル基又は
パーフルオロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロ
シリル基、即ちSiH基を有するものであれば良い。
【0032】B成分中のパーフルオロアルキルエーテル
基及びパーフルオロアルキル基としては、特に下記化2
1に示されるものを挙げることができる。
基及びパーフルオロアルキル基としては、特に下記化2
1に示されるものを挙げることができる。
【化21】
【0033】この含フッ素オルガノ水素シロキサンは、
環状、鎖状、三次元網状のいずれでもよく、特に好まし
いものとして、ケイ素原子に結合した一価の置換基とし
て下記化22に示されるパーフルオロアルキル基或いは
パーフルオロアルキルエーテル基を有する一価の有機基
を、分子中に少なくとも1個有するものを挙げることが
できる。
環状、鎖状、三次元網状のいずれでもよく、特に好まし
いものとして、ケイ素原子に結合した一価の置換基とし
て下記化22に示されるパーフルオロアルキル基或いは
パーフルオロアルキルエーテル基を有する一価の有機基
を、分子中に少なくとも1個有するものを挙げることが
できる。
【化22】
【0034】化22中のR8 は二価の炭化水素基であ
り、特に、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、メ
チルエチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基
等のアルキレン基などの、炭素原子数1〜6の二価炭化
水素基であることが好ましく、R9 は水素原子又は前記
したR2 と同じ一価の炭化水素であり、中でも炭素原子
数1〜8の一価の炭化水素基が好ましく、特に炭素原子
数1〜6の一価の炭化水素基が好ましい。Rf3 は、前
記したRf1 と同様のパーフルオロアルキル基又はパー
フルオロアルキルエーテル基である。
り、特に、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、メ
チルエチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチレン基
等のアルキレン基などの、炭素原子数1〜6の二価炭化
水素基であることが好ましく、R9 は水素原子又は前記
したR2 と同じ一価の炭化水素であり、中でも炭素原子
数1〜8の一価の炭化水素基が好ましく、特に炭素原子
数1〜6の一価の炭化水素基が好ましい。Rf3 は、前
記したRf1 と同様のパーフルオロアルキル基又はパー
フルオロアルキルエーテル基である。
【0035】また、この(B)成分の含フッ素オルガノ
水素シロキサンにおけるパーフルオロアルキル基、或い
は、パーフルオロアルキルエーテル基を含有する一価の
有機基以外のケイ素原子に結合した一価の置換基は、前
記したR2 と同様の基であり、特に、脂肪族不飽和結合
を含まない、炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基が
好ましく、中でも、炭素原子数が1〜8の一価の炭化水
素基が好ましい。
水素シロキサンにおけるパーフルオロアルキル基、或い
は、パーフルオロアルキルエーテル基を含有する一価の
有機基以外のケイ素原子に結合した一価の置換基は、前
記したR2 と同様の基であり、特に、脂肪族不飽和結合
を含まない、炭素原子数1〜10の一価の炭化水素基が
好ましく、中でも、炭素原子数が1〜8の一価の炭化水
素基が好ましい。
【0036】この含フッ素オルガノ水素シロキサンにお
ける分子中のケイ素原子数は、通常2〜50であり、好
ましくは4〜30程度であるが、本発明においては、特
にこの範囲に限定されるわけではない。このような含フ
ッ素オルガノ水素シロキサンとしては、例えば、下記化
23及び化24に示される化合物が挙げられる。なお、
これらの化合物は、単独で使用しても、併用しても良
い。
ける分子中のケイ素原子数は、通常2〜50であり、好
ましくは4〜30程度であるが、本発明においては、特
にこの範囲に限定されるわけではない。このような含フ
ッ素オルガノ水素シロキサンとしては、例えば、下記化
23及び化24に示される化合物が挙げられる。なお、
これらの化合物は、単独で使用しても、併用しても良
い。
【0037】
【化23】
【0038】
【化24】
【0039】なお、本発明の硬化性組成物は、(B)成
分の含フッ素オルガノ水素シロキサンとして(A)成分
の含フッ素アミド化合物と相溶するものを使用すること
により、均一な硬化物を得ることができる。上記(B)
成分の配合量は、全組成物中(通常は(A)成分中と考
えて良い)に含まれるビニル基、アリル基、シクロアル
ケニル基等の脂肪族不飽和基1モルに対し、(B)成分
中のヒドロシリル基(Si−H基)を、好ましくは0.
5〜5モル、より好ましくは1〜2モル供給する量であ
る。
分の含フッ素オルガノ水素シロキサンとして(A)成分
の含フッ素アミド化合物と相溶するものを使用すること
により、均一な硬化物を得ることができる。上記(B)
成分の配合量は、全組成物中(通常は(A)成分中と考
えて良い)に含まれるビニル基、アリル基、シクロアル
ケニル基等の脂肪族不飽和基1モルに対し、(B)成分
中のヒドロシリル基(Si−H基)を、好ましくは0.
5〜5モル、より好ましくは1〜2モル供給する量であ
る。
【0040】ヒドロシリル基が0.5モル未満では架橋
度合いが不充分になり、5モル以上では鎖長延長が優先
して硬化が不充分となったり、発泡したり、或いは、耐
熱性や圧縮永久歪特性等を悪化される場合がある。な
お、この(B)成分の(A)成分に対する配合量は、通
常、(A)成分100重量部に対して0.1〜50重量
部の範囲である。
度合いが不充分になり、5モル以上では鎖長延長が優先
して硬化が不充分となったり、発泡したり、或いは、耐
熱性や圧縮永久歪特性等を悪化される場合がある。な
お、この(B)成分の(A)成分に対する配合量は、通
常、(A)成分100重量部に対して0.1〜50重量
部の範囲である。
【0041】更に、本発明における(C)成分として使
用する白金族化合物は、(A)成分の含フッ素アミド化
合物と(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンと
の付加反応(ヒドロシリル化)用触媒であり、硬化促進
剤として作用する。この白金族化合物は、貴金属の化合
物であり高価であるので、比較的入手しやすい白金化合
物がよく用いられる。
用する白金族化合物は、(A)成分の含フッ素アミド化
合物と(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンと
の付加反応(ヒドロシリル化)用触媒であり、硬化促進
剤として作用する。この白金族化合物は、貴金属の化合
物であり高価であるので、比較的入手しやすい白金化合
物がよく用いられる。
【0042】白金化合物としては、例えば塩化白金酸、
又は、塩化白金酸と、エチレン等のオレフィン若しくは
アルコールやビニルシロキサンとの錯体、白金/(シリ
カ、アルミナ又はカーボン)等を例示することができる
が、これ等に限定されるものではない。白金化合物以外
の白金族化合物としては、ロジウム、ルテニウム、イリ
ジウム、パラジウム系化合物も知られており、例えばR
hC1(PPh3 )3 、RhCl(CO)(PPh3 )
2 、RhCl(C2 H4 )2 、Ru3 (CO)12、Ir
Cl(CO)(PPh3 )2 、Pd(PPh3 )4 等を
例示することができる。
又は、塩化白金酸と、エチレン等のオレフィン若しくは
アルコールやビニルシロキサンとの錯体、白金/(シリ
カ、アルミナ又はカーボン)等を例示することができる
が、これ等に限定されるものではない。白金化合物以外
の白金族化合物としては、ロジウム、ルテニウム、イリ
ジウム、パラジウム系化合物も知られており、例えばR
hC1(PPh3 )3 、RhCl(CO)(PPh3 )
2 、RhCl(C2 H4 )2 、Ru3 (CO)12、Ir
Cl(CO)(PPh3 )2 、Pd(PPh3 )4 等を
例示することができる。
【0043】これらの触媒の使用にあたっては、それが
固体触媒であるときには固体状で使用することも可能で
あるが、より均一な硬化物を得るために、塩化白金酸や
錯体を適切な溶剤に溶解したものを、(A)成分の含フ
ッ素アミド化合物に相溶させて使用することが好まし
い。これらの触媒の使用量は、特に制限されるものでは
なく、触媒量で所望とする硬化速度を得ることができ
る。経済的見地及び良好な硬化物を得る観点から、硬化
性組成物全量に対して1〜1,000ppm(白金族金
属換算)とすることが好ましく、特に10〜500pp
m程度の範囲とすることが好ましい。
固体触媒であるときには固体状で使用することも可能で
あるが、より均一な硬化物を得るために、塩化白金酸や
錯体を適切な溶剤に溶解したものを、(A)成分の含フ
ッ素アミド化合物に相溶させて使用することが好まし
い。これらの触媒の使用量は、特に制限されるものでは
なく、触媒量で所望とする硬化速度を得ることができ
る。経済的見地及び良好な硬化物を得る観点から、硬化
性組成物全量に対して1〜1,000ppm(白金族金
属換算)とすることが好ましく、特に10〜500pp
m程度の範囲とすることが好ましい。
【0044】なお、本発明の(A)成分及び(B)成分
には、その実用性を高めるために種々の添加剤を必要に
応じて添加することができる。添加剤の具体例として
は、硬化性組成物の硬化速度を制御する目的で加える、
CH2 =CH(R)SiO単位(式中、Rは置換又は非
置換の一価の炭化水素基である。)を含むポリシロキサ
ン(特公昭48−10947号公報参照)、及びアセチ
レン化合物(米国特許第3445420号及び特公昭5
4−3774号公報参照)等を例示することができる。
には、その実用性を高めるために種々の添加剤を必要に
応じて添加することができる。添加剤の具体例として
は、硬化性組成物の硬化速度を制御する目的で加える、
CH2 =CH(R)SiO単位(式中、Rは置換又は非
置換の一価の炭化水素基である。)を含むポリシロキサ
ン(特公昭48−10947号公報参照)、及びアセチ
レン化合物(米国特許第3445420号及び特公昭5
4−3774号公報参照)等を例示することができる。
【0045】これらの添加剤を添加する場合には、
(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンの配合量
は、(A)成分に加えてこれら添加剤の配合量をも考慮
して決定される。従って、上述したように、全組成物中
のビニル基、アリル基、シクロアルケニル基等の脂肪族
不飽和基1モルに対してSi−H基を0.5〜5モル存
在させる必要がある。本発明の硬化性組成物の製造方法
は特に制限されず、上記成分を練り合わせることにより
製造することができる。
(B)成分の含フッ素オルガノ水素シロキサンの配合量
は、(A)成分に加えてこれら添加剤の配合量をも考慮
して決定される。従って、上述したように、全組成物中
のビニル基、アリル基、シクロアルケニル基等の脂肪族
不飽和基1モルに対してSi−H基を0.5〜5モル存
在させる必要がある。本発明の硬化性組成物の製造方法
は特に制限されず、上記成分を練り合わせることにより
製造することができる。
【0046】水素吸蔵合金電極を製造するための結着剤
として使用する、少なくとも前記(A)、(B)及び
(C)成分からなる硬化性組成物は、水素吸蔵合金に対
し5.0重量%以下となるように使用される。5.0重
量%より多いと電極の導電率が低下する上、結着剤が水
素吸蔵合金表面を被覆して水素の吸蔵能力を低下させる
ため、電池及び電極の容量を充分に大きくするとこがで
きない。また、結着剤として確実に作用させる上から、
0.01重量%以上使用することが好ましい。本発明に
おいては、結着剤として、前記した硬化性組成物のみを
用いても良いが、他の結着剤を併用しても良い。しかし
ながら、上述した理由から、使用する結着剤の総量が、
水素吸蔵合金に対して5.0重量%を越えない範囲とす
る必要がある。
として使用する、少なくとも前記(A)、(B)及び
(C)成分からなる硬化性組成物は、水素吸蔵合金に対
し5.0重量%以下となるように使用される。5.0重
量%より多いと電極の導電率が低下する上、結着剤が水
素吸蔵合金表面を被覆して水素の吸蔵能力を低下させる
ため、電池及び電極の容量を充分に大きくするとこがで
きない。また、結着剤として確実に作用させる上から、
0.01重量%以上使用することが好ましい。本発明に
おいては、結着剤として、前記した硬化性組成物のみを
用いても良いが、他の結着剤を併用しても良い。しかし
ながら、上述した理由から、使用する結着剤の総量が、
水素吸蔵合金に対して5.0重量%を越えない範囲とす
る必要がある。
【0047】本発明においては、水素吸蔵合金と結着剤
及び分散媒を所定量混合し、混練して得たペーストを導
電性支持体表面に塗工・乾燥した後圧着し、又は、前記
ペーストを予めシート状に成型した後、得られたシート
状成型物を導電性支持体表面に貼着することによって、
容易に水素吸蔵合金電極を製造することができる。この
場合に使用する分散媒としては、本発明に示す硬化性組
成物が溶解する溶媒であれば種類を問わないが、例え
ば、メタキシレンヘキサフルオライド、フロリナート等
のフッ素系溶剤が挙げられる。また、得られた電極の表
面をポリテトラフルオロエチレン等により処理をしても
良い。
及び分散媒を所定量混合し、混練して得たペーストを導
電性支持体表面に塗工・乾燥した後圧着し、又は、前記
ペーストを予めシート状に成型した後、得られたシート
状成型物を導電性支持体表面に貼着することによって、
容易に水素吸蔵合金電極を製造することができる。この
場合に使用する分散媒としては、本発明に示す硬化性組
成物が溶解する溶媒であれば種類を問わないが、例え
ば、メタキシレンヘキサフルオライド、フロリナート等
のフッ素系溶剤が挙げられる。また、得られた電極の表
面をポリテトラフルオロエチレン等により処理をしても
良い。
【0048】
【発明の効果】本発明の水素吸蔵合金電極の結着剤はゴ
ム状であるので、充放電に伴って生ずる水素吸蔵合金の
変形に十分追随することができ、これによって水素吸蔵
合金の脱落や電極の割れを防止することができる。ま
た、結着剤の量を水素吸蔵合金に対して5.0%以下と
しても十分に結着剤機能を有するので、電池性能を大幅
に改善することも容易である。
ム状であるので、充放電に伴って生ずる水素吸蔵合金の
変形に十分追随することができ、これによって水素吸蔵
合金の脱落や電極の割れを防止することができる。ま
た、結着剤の量を水素吸蔵合金に対して5.0%以下と
しても十分に結着剤機能を有するので、電池性能を大幅
に改善することも容易である。
【0049】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳述する
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。 実施例1.下記化25で表されるポリマー(粘度1,1
90cs、平均分子量7,000、アリル基量0.02
9モル/100g)100重量部に、下記化26で表さ
れる含フッ素環状水素シロキサン10.8重量部、塩化
白金酸をCH2 =CHSiMe2 OSiMe2 CH=C
H2 で変性した触媒のトルエン溶液(白金濃度1.0重
量%)0.2重量部を加え、混合して硬化性組成物を調
整し、これを結着剤として使用した。
が、本発明はこれらによって限定されるものではない。 実施例1.下記化25で表されるポリマー(粘度1,1
90cs、平均分子量7,000、アリル基量0.02
9モル/100g)100重量部に、下記化26で表さ
れる含フッ素環状水素シロキサン10.8重量部、塩化
白金酸をCH2 =CHSiMe2 OSiMe2 CH=C
H2 で変性した触媒のトルエン溶液(白金濃度1.0重
量%)0.2重量部を加え、混合して硬化性組成物を調
整し、これを結着剤として使用した。
【0050】
【化25】
【0051】
【化26】
【0052】水素吸蔵合金として、LaリッチMm1.
00に対し、Ni、Co、Mn、Alが、原子比で各々
3.75、0.75、0.20及び0.30の組成を有
し、平均粒径20〜50μmのものを使用した。上記水
素吸蔵合金100重量部に対し、1.0重量部の前記硬
化性組成物と30重量部のメタキシレンヘキサフルオラ
イドを加えて混練りした後、ロールを用いてシート成型
を行い、集電体であるニッケルメッキを施したパンチン
グメタルの両面にこのシートを圧着した。
00に対し、Ni、Co、Mn、Alが、原子比で各々
3.75、0.75、0.20及び0.30の組成を有
し、平均粒径20〜50μmのものを使用した。上記水
素吸蔵合金100重量部に対し、1.0重量部の前記硬
化性組成物と30重量部のメタキシレンヘキサフルオラ
イドを加えて混練りした後、ロールを用いてシート成型
を行い、集電体であるニッケルメッキを施したパンチン
グメタルの両面にこのシートを圧着した。
【0053】150℃で2時間加熱してシートを硬化さ
せ、負極電極を得た。正極として焼結式ニッケル極を使
用して、これら正、負極の間に不織布からなるセパレー
タを介して捲回することにより渦巻電極体を得た。次い
で、この渦巻電極体を電池外層缶に挿入し、6N水酸化
カリウム水溶液を電解液として注液した後封入し、公称
容量が1,200mAの密閉型ニッケル−水素アルカリ
蓄電池を作製した。
せ、負極電極を得た。正極として焼結式ニッケル極を使
用して、これら正、負極の間に不織布からなるセパレー
タを介して捲回することにより渦巻電極体を得た。次い
で、この渦巻電極体を電池外層缶に挿入し、6N水酸化
カリウム水溶液を電解液として注液した後封入し、公称
容量が1,200mAの密閉型ニッケル−水素アルカリ
蓄電池を作製した。
【0054】実施例2.水素吸蔵合金に対する硬化性組
成物の添加量を5.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様にして電池を作製た。
成物の添加量を5.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様にして電池を作製た。
【0055】実施例3.水素吸蔵合金に対する硬化性組
成物の添加量を3.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様にして電池を作製し、更に、水素吸蔵合金に対し
1.0重量%となるようにポリテトラフルオロエチレン
分散液を表面に塗布乾燥させて電極表面の処理を行っ
た。
成物の添加量を3.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様にして電池を作製し、更に、水素吸蔵合金に対し
1.0重量%となるようにポリテトラフルオロエチレン
分散液を表面に塗布乾燥させて電極表面の処理を行っ
た。
【0056】比較例1.水素吸蔵合金に対する硬化性組
成物の添加量を7.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様に電池を作製した。
成物の添加量を7.0重量部とした他は、実施例1と全
く同様に電池を作製した。
【0057】実施例1〜3及び比較例1で作製した電池
をそれぞれ0.3C率の電流で5時間充電した後、0.
2C率の電流で放電し、電池電圧が1.0Vになった時
点で放電を中止し、再度充電するというサイクル条件
で、充放電サイクル試験を行った結果を図1に示す。図
中の電池容量は、実施例1で製造した電池の初期容量を
100%として示している。図1から、本発明の実施例
1〜3で作製した電池が、比較例1で作製した電池より
サイクル特性に優れることが明らかである。
をそれぞれ0.3C率の電流で5時間充電した後、0.
2C率の電流で放電し、電池電圧が1.0Vになった時
点で放電を中止し、再度充電するというサイクル条件
で、充放電サイクル試験を行った結果を図1に示す。図
中の電池容量は、実施例1で製造した電池の初期容量を
100%として示している。図1から、本発明の実施例
1〜3で作製した電池が、比較例1で作製した電池より
サイクル特性に優れることが明らかである。
【図1】実施例及び比較例で得られた電池の、充放電サ
イクル回数に対する電池容量の依存性を示すグラフであ
る。
イクル回数に対する電池容量の依存性を示すグラフであ
る。
● 実施例1 ▲ 実施例2 ■ 実施例3 △ 比較例1
Claims (5)
- 【請求項1】 導電性支持体上に、水素吸蔵合金に対し
て5.0重量%以下の硬化性組成物を含有する水素吸蔵
合金粉末層を設けてなる水素吸蔵合金電極であって、前
記硬化性組成物が、(A)脂肪族不飽和基を有し下記化
1で表される含フッ素アミド化合物と、(B)一分子中
に1個以上のパーフルオロアルキルエーテル基又はパー
フルオロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロシリ
ル基を有する含フッ素オルガノ水素シロキサン、及び、
(C)触媒量の白金化合物からなることを特徴とする水
素吸蔵合金電極; 【化1】 但し、化1中のR1 は脂肪族不飽和基を有する一価の炭
化水素基、R2 は水素原子、若しくは置換又は非置換の
一価の炭化水素基、Q1 は下記化2又は化3で表される
基、Rf1 は二価のパーフルオロアルキレン基又は二価
のパーフルオロポリエーテル基であり、aは0以上の整
数である; 【化2】 化2中のR3 は、結合途中に、酸素原子、窒素原子また
はケイ素原子の少くとも1種を介在させることのある、
置換又は非置換の二価の炭化水素基を表す; 【化3】 化3中のR4 及びR5 は、それぞれ置換又は非置換の二
価の炭化水素基を表す。 - 【請求項2】 硬化性組成物中の(B)成分が、(A)
成分中の脂肪族不飽和基1モルに対し、(B)成分中の
ヒドロシリル基が0.5〜5モルとなる量である請求項
1に記載された水素吸蔵合金電極。 - 【請求項3】 (A)脂肪族不飽和基を有し下記化4で
表される含フッ素アミド化合物と、(B)一分子中に1
個以上のパーフルオロアルキルエーテル基又はパーフル
オロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロシリル基
を有する含フッ素アルガノ水素シロキサン、及び、
(C)触媒量の白金化合物からなる硬化性組成物を調整
し、次いで得られた組成物と水素吸蔵合金とを、前記組
成物が5.0重量%を越えないように混合し、更に分散
媒を添加して混練りした後、得られたペーストを導電性
支持体上に塗着し、硬化させることを特徴とする請求項
1に記載された水素吸蔵合金電極の製造方法; 【化4】 但し、化4中のR1 は脂肪族不飽和基を有する一価の炭
化水素基、R2 は水素原子、若しくは置換又は非置換の
一価の炭化水素基、Q1 は下記化5又は化6で表される
基、Rf1 は二価のパーフルオロアルキレン基又は二価
のパーフルオロポリエーテル基であり、aは0以上の整
数である; 【化5】 化5中のR3 は、結合途中に、酸素原子、窒素原子また
はケイ素原子の少くとも1種を介在させることのある、
置換又は非置換の二価の炭化水素基を表す; 【化6】 化6中のR4 及びR5 は、それぞれ置換又は非置換の二
価の炭化水素基を表す。 - 【請求項4】 (A)脂肪族不飽和基を有し下記化7で
表される含フッ素アミド化合物と、(B)一分子中に1
個以上のパーフルオロアルキルエーテル基又はパーフル
オロアルキル基を有し、且つ二個以上のヒドロシリル基
を有する含フッ素アルガノ水素シロキサン、及び、
(C)触媒量の白金化合物からなる硬化性組成物を調整
し、次いで得られた組成物と水素吸蔵合金とを、前記組
成物が5.0重量%を越えないように混合し、更に分散
媒を添加して混練りした後、得られたペーストをシート
状に成型し、次いで、得られたシート状成型体を、導電
性支持体表面に導電性接着剤を介して貼着することを特
徴とする請求項1に記載された水素吸蔵合金電極の製造
方法; 【化7】 但し、化7中のR1 は脂肪族不飽和基を有する一価の炭
化水素基、R2 は水素原子、若しくは置換又は非置換の
一価の炭化水素基、Q1 は下記化8又は化9で表される
基、Rf1 は二価のパーフルオロアルキレン基又は二価
のパーフルオロポリエーテル基であり、aは0以上の整
数である; 【化8】 化8中のR3 は、結合途中に、酸素原子、窒素原子また
はケイ素原子の少くとも1種を介在させることのある、
置換又は非置換の二価の炭化水素基を表す; 【化9】 化9中のR4 及びR5 は、それぞれ置換又は非置換の二
価の炭化水素基を表す。 - 【請求項5】 (B)成分が、(A)成分中の脂肪族不
飽和基1モルに対し、(B)成分中のヒドロシリル基が
0.5〜5モルとなる量使用される請求項3又は4に記
載された水素吸蔵合金電極の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330875A JPH08162101A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 水素吸蔵合金電極及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330875A JPH08162101A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 水素吸蔵合金電極及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162101A true JPH08162101A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18237495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6330875A Pending JPH08162101A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 水素吸蔵合金電極及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08162101A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001034328A1 (fr) * | 1999-11-10 | 2001-05-17 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Article forme composite de stockage d'hydrogene et son procede de preparation |
US20100108543A1 (en) * | 2007-02-05 | 2010-05-06 | Asahi Kasei E-Materials Corporation | Composition comprising hydrogen storage alloy and resin |
JP2011204520A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Daikin Industries Ltd | 水素吸蔵合金電極およびニッケル水素電池 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP6330875A patent/JPH08162101A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001034328A1 (fr) * | 1999-11-10 | 2001-05-17 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Article forme composite de stockage d'hydrogene et son procede de preparation |
US20100108543A1 (en) * | 2007-02-05 | 2010-05-06 | Asahi Kasei E-Materials Corporation | Composition comprising hydrogen storage alloy and resin |
US8607969B2 (en) * | 2007-02-05 | 2013-12-17 | Asahi Kasei E-Materials Corporation | Composition comprising hydrogen storage alloy and resin |
JP2011204520A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Daikin Industries Ltd | 水素吸蔵合金電極およびニッケル水素電池 |
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