JPH08161414A - 全伝達関数を持つ回路 - Google Patents
全伝達関数を持つ回路Info
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- JPH08161414A JPH08161414A JP7137382A JP13738295A JPH08161414A JP H08161414 A JPH08161414 A JP H08161414A JP 7137382 A JP7137382 A JP 7137382A JP 13738295 A JP13738295 A JP 13738295A JP H08161414 A JPH08161414 A JP H08161414A
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06J—HYBRID COMPUTING ARRANGEMENTS
- G06J1/00—Hybrid computing arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/45—Differential amplifiers
- H03F3/45071—Differential amplifiers with semiconductor devices only
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L1/00—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply
- H03L1/02—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only
- H03L1/022—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature
- H03L1/023—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature by using voltage variable capacitance diodes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水晶等の温度依存性を非常に簡素且つ小型な
手段で補償することができるような全伝達関数を持つ回
路を提供する。 【構成】 この発明による回路は、入力信号を受ける入
力端子(20、21)と、出力信号を取り出す出力端子
(22)と、出力信号と入力信号との間の比として定義
される全伝達関数とを有し、この全伝達関数は、線形領
域内に異なる傾斜を有するか、飽和領域内に異なる限界
値を有するか、又は異なる零点を有するかの少なくとも
いずれか一つを満たす少なくとも2つの差動増幅器
(1、2)の各自己伝達関数を、前記全伝達関数が少な
くとも部分的に少なくとも三次の関数に略一致するよう
に、正及び負の符号で交互に加算することにより得られ
るように構成されている。
手段で補償することができるような全伝達関数を持つ回
路を提供する。 【構成】 この発明による回路は、入力信号を受ける入
力端子(20、21)と、出力信号を取り出す出力端子
(22)と、出力信号と入力信号との間の比として定義
される全伝達関数とを有し、この全伝達関数は、線形領
域内に異なる傾斜を有するか、飽和領域内に異なる限界
値を有するか、又は異なる零点を有するかの少なくとも
いずれか一つを満たす少なくとも2つの差動増幅器
(1、2)の各自己伝達関数を、前記全伝達関数が少な
くとも部分的に少なくとも三次の関数に略一致するよう
に、正及び負の符号で交互に加算することにより得られ
るように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力端子から取り出さ
れる出力信号と、入力端子に印加される入力信号との間
の比として定義される所定の全伝達関数を有するような
回路に関する。
れる出力信号と、入力端子に印加される入力信号との間
の比として定義される所定の全伝達関数を有するような
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】「発振器設計ハンドブック」のポール・
ファーベル(Paul Faerber)及びアラン・ビクター(Al
an Victor)による「CADはTCXO設計を簡単にす
る」なる記事は、温度に関して非線形な関数となる水晶
(quartz crystal)の共振周波数を補償することができ
るような回路網について説明している。この目的を達成
するため、入力電圧Viは上記回路網を介して温度に依
存する電圧Voに変換され、該電圧がバラクタダイオー
ド(可変容量ダイオード)に制御電圧として供給され
る。このバラクタダイオードは水晶と直列に配置されて
おり、上記バラクタダイオードと水晶とを含む全体回路
の共振周波数を入力電圧Viを介して調整可能にする。
上記水晶の温度補償を行うため、当該回路網は水晶の非
線形な温度対共振周波数特性関数を補償することができ
るように複数のサーミスタを有している。このような回
路網は、通常、正及び負の温度係数を持つ部品の一定の
組み合わせを必要とする。前記記事の例では、負の温度
係数を持つ3個のサーミスタが他の抵抗との特別な組み
合わせで必要となっている。また前記記事からは、上記
のような回路網は水晶の温度対共振周波数関数を部分的
に補償することができることが明らかでもある。
ファーベル(Paul Faerber)及びアラン・ビクター(Al
an Victor)による「CADはTCXO設計を簡単にす
る」なる記事は、温度に関して非線形な関数となる水晶
(quartz crystal)の共振周波数を補償することができ
るような回路網について説明している。この目的を達成
するため、入力電圧Viは上記回路網を介して温度に依
存する電圧Voに変換され、該電圧がバラクタダイオー
ド(可変容量ダイオード)に制御電圧として供給され
る。このバラクタダイオードは水晶と直列に配置されて
おり、上記バラクタダイオードと水晶とを含む全体回路
の共振周波数を入力電圧Viを介して調整可能にする。
上記水晶の温度補償を行うため、当該回路網は水晶の非
線形な温度対共振周波数特性関数を補償することができ
るように複数のサーミスタを有している。このような回
路網は、通常、正及び負の温度係数を持つ部品の一定の
組み合わせを必要とする。前記記事の例では、負の温度
係数を持つ3個のサーミスタが他の抵抗との特別な組み
合わせで必要となっている。また前記記事からは、上記
のような回路網は水晶の温度対共振周波数関数を部分的
に補償することができることが明らかでもある。
【0003】しかしながら、上記従来の回路は高度に複
雑な回路を用いても非常に不十分な補償しか行わないと
いう欠点がある。このような高度な複雑さは、使用され
るべき各種のサーミスタは集積化することができず、又
結果としての回路網の調整は困難であると共に複雑であ
るという事実に起因している。この結果、コンパクトで
温度補償された発振器の低価格生産はできない。
雑な回路を用いても非常に不十分な補償しか行わないと
いう欠点がある。このような高度な複雑さは、使用され
るべき各種のサーミスタは集積化することができず、又
結果としての回路網の調整は困難であると共に複雑であ
るという事実に起因している。この結果、コンパクトで
温度補償された発振器の低価格生産はできない。
【0004】水晶を温度補償する他の方法は、デジタル
アナログ変換器により発生される電圧をバラクタダイオ
ードに供給ことであり、この場合上記変換器の入力信号
はメモリにより供給される。このメモリは、デジタルア
ナログ変換器により水晶の温度依存性を補償するために
各温度に対して所定のデータ列を記憶することができ
る。この目的のためは、上記メモリは水晶の温度に応じ
て読み出されねばならない。上記のような解決手段は、
原理的には、半導体基体上に集積化することができ、従
って比較的コンパクトな構成とすることができるが、後
の温度依存性の調整が必要な場合は特に複雑な回路が必
要となる。
アナログ変換器により発生される電圧をバラクタダイオ
ードに供給ことであり、この場合上記変換器の入力信号
はメモリにより供給される。このメモリは、デジタルア
ナログ変換器により水晶の温度依存性を補償するために
各温度に対して所定のデータ列を記憶することができ
る。この目的のためは、上記メモリは水晶の温度に応じ
て読み出されねばならない。上記のような解決手段は、
原理的には、半導体基体上に集積化することができ、従
って比較的コンパクトな構成とすることができるが、後
の温度依存性の調整が必要な場合は特に複雑な回路が必
要となる。
【0005】
【発明の目的及び概要】従って、本発明の目的は、例え
ば水晶等の温度依存性を非常に簡素且つ小型な手段で補
償することができるばかりか汎用にも供することもでき
るような全伝達関数を得ることができる回路を提供する
ことにある。
ば水晶等の温度依存性を非常に簡素且つ小型な手段で補
償することができるばかりか汎用にも供することもでき
るような全伝達関数を得ることができる回路を提供する
ことにある。
【0006】上記目的を達成するため、本発明による回
路は、入力信号を受ける入力端子と、出力信号を取り出
す出力端子と、上記出力信号と入力信号との間の比とし
て定義される全伝達関数とを有し、該全伝達関数が線形
領域内に異なる傾斜を有するか、飽和領域内に異なる限
界値を有するか、又は異なる零点を有するかの少なくと
もいずれか一つを満たす少なくとも2つの差動増幅器の
各自己伝達関数を、前記全伝達関数が少なくとも部分的
に少なくとも三次の関数に少なくとも略一致するよう
に、正及び負の符号で交互に加算することにより得られ
るように構成される。
路は、入力信号を受ける入力端子と、出力信号を取り出
す出力端子と、上記出力信号と入力信号との間の比とし
て定義される全伝達関数とを有し、該全伝達関数が線形
領域内に異なる傾斜を有するか、飽和領域内に異なる限
界値を有するか、又は異なる零点を有するかの少なくと
もいずれか一つを満たす少なくとも2つの差動増幅器の
各自己伝達関数を、前記全伝達関数が少なくとも部分的
に少なくとも三次の関数に少なくとも略一致するよう
に、正及び負の符号で交互に加算することにより得られ
るように構成される。
【0007】本発明は、前記従来技術において非線形特
性の補償を、測定量(本例では温度)を本質的に線形な
態様で取り出し、且つ、該測定量に対して所望の補償に
対応するような非線形関係を持つ出力信号を上記測定量
から電気的又は電子的に取り出すことにより実行するよ
うにすれば、大幅な簡素化が達成されるという認識に基
づくものである。このように、本発明によればメモリ及
びデジタルアナログ変換器を使用する前記例よりも大幅
にコンパクト及び簡単な解決策を得ることができる。
性の補償を、測定量(本例では温度)を本質的に線形な
態様で取り出し、且つ、該測定量に対して所望の補償に
対応するような非線形関係を持つ出力信号を上記測定量
から電気的又は電子的に取り出すことにより実行するよ
うにすれば、大幅な簡素化が達成されるという認識に基
づくものである。このように、本発明によればメモリ及
びデジタルアナログ変換器を使用する前記例よりも大幅
にコンパクト及び簡単な解決策を得ることができる。
【0008】更に、本発明は水晶の特定温度範囲での温
度対共振周波数特性関数が三次関数(即ち三乗の関数)
に少なくとも略相当し、このことは共振周波数が温度の
三乗で変化するということを意味するという認識にも基
づいている。したがって本発明によれば、上記のような
水晶の温度依存性は全伝達関数が三次関数に相当するよ
うな回路を用いて補償され、この回路は、基本的に線形
な温度依存性を持つ当該回路への入力信号が、水晶の共
振周波数の温度の関数としての変化を例えばバラクタダ
イオード等を介して補償することができるような出力信
号に変換されるように構成される。
度対共振周波数特性関数が三次関数(即ち三乗の関数)
に少なくとも略相当し、このことは共振周波数が温度の
三乗で変化するということを意味するという認識にも基
づいている。したがって本発明によれば、上記のような
水晶の温度依存性は全伝達関数が三次関数に相当するよ
うな回路を用いて補償され、この回路は、基本的に線形
な温度依存性を持つ当該回路への入力信号が、水晶の共
振周波数の温度の関数としての変化を例えばバラクタダ
イオード等を介して補償することができるような出力信
号に変換されるように構成される。
【0009】更に、本発明によれば一層高次の、即ち出
力信号が入力信号の三乗よりも大きな累乗で依存するよ
うな、全伝達関数を持つ回路が得られる。この結果、例
えば一層複雑な温度依存性の補償用としてのみならず他
の広い用途用として、簡単な構成で一層複雑な全伝達関
数を発生させることができる。
力信号が入力信号の三乗よりも大きな累乗で依存するよ
うな、全伝達関数を持つ回路が得られる。この結果、例
えば一層複雑な温度依存性の補償用としてのみならず他
の広い用途用として、簡単な構成で一層複雑な全伝達関
数を発生させることができる。
【0010】本発明に従い組み合わされる個々の差動増
幅器の自己伝達関数は非常に簡単な手段で発生させるこ
とができる。何故なら、これら伝達関数は例えば簡単な
トランジスタ差動増幅器の通常の特性に相当するからで
ある。このような自己伝達関数、即ち差動増幅器特性、
は入力端子における小さな差動電圧に関しては当該差動
増幅器の入力差動電圧と出力電圧との間で少なくとも略
線形な関係を呈する。上記特性の当該部分は以下線形領
域と呼ぶ。
幅器の自己伝達関数は非常に簡単な手段で発生させるこ
とができる。何故なら、これら伝達関数は例えば簡単な
トランジスタ差動増幅器の通常の特性に相当するからで
ある。このような自己伝達関数、即ち差動増幅器特性、
は入力端子における小さな差動電圧に関しては当該差動
増幅器の入力差動電圧と出力電圧との間で少なくとも略
線形な関係を呈する。上記特性の当該部分は以下線形領
域と呼ぶ。
【0011】上記のような差動増幅器に印加される一層
大きな差動電圧に関しては、当該差動増幅器により出力
される電圧は入力差動電圧がそれ以上増加しても最早増
加しないような値に到達する。ここでは、これら値は限
界値と呼び、入力差動電圧のこれらに対応する領域は飽
和領域と呼ぶ。又、零なる入力差動電圧に対応する当該
差動増幅器の自己伝達関数の点を零点と呼ぶ。前記差動
増幅器に関しては、これらの零点は入力端子の少なくと
も一方に印加される基準電圧又は基準電流により規定す
ることができる。
大きな差動電圧に関しては、当該差動増幅器により出力
される電圧は入力差動電圧がそれ以上増加しても最早増
加しないような値に到達する。ここでは、これら値は限
界値と呼び、入力差動電圧のこれらに対応する領域は飽
和領域と呼ぶ。又、零なる入力差動電圧に対応する当該
差動増幅器の自己伝達関数の点を零点と呼ぶ。前記差動
増幅器に関しては、これらの零点は入力端子の少なくと
も一方に印加される基準電圧又は基準電流により規定す
ることができる。
【0012】好ましくは各自己伝達関数は、入力信号は
全ての差動増幅器に対して同一の極性で印加されるが、
各差動増幅器の出力信号は互いに同一の及び反対の極性
で交互に加算されるようにすることにより、交互に正及
び負の符号で組み合わされて前記全伝達関数を形成す
る。このような組み合わせは、第1の自己伝達関数から
開始して、第2の自己伝達関数は反対の符号で第1のも
のと組み合わされ、第2の自己伝達関数は傾斜、限界値
及び/又は零点を変えることにより第1のものとは変形
されるようにし、これにより追加の自己伝達関数が加算
される毎に結果としての全伝達関数に2つの付加的な屈
曲点が生成されるようにして、連続的に実施することが
できる。
全ての差動増幅器に対して同一の極性で印加されるが、
各差動増幅器の出力信号は互いに同一の及び反対の極性
で交互に加算されるようにすることにより、交互に正及
び負の符号で組み合わされて前記全伝達関数を形成す
る。このような組み合わせは、第1の自己伝達関数から
開始して、第2の自己伝達関数は反対の符号で第1のも
のと組み合わされ、第2の自己伝達関数は傾斜、限界値
及び/又は零点を変えることにより第1のものとは変形
されるようにし、これにより追加の自己伝達関数が加算
される毎に結果としての全伝達関数に2つの付加的な屈
曲点が生成されるようにして、連続的に実施することが
できる。
【0013】従って、本発明による回路の好ましい実施
例においては、前記全伝達特性が線形領域内に互いに異
なる傾斜を有し且つ飽和領域内に限界値を各々有するよ
うな少なくとも2つの差動増幅器の各自己伝達関数を前
記傾斜の減少順に正及び負の符号で交互に加算すること
により形成され、前記限界値が前記傾斜の減少順に単調
に増加するようになっていることを特徴とする。
例においては、前記全伝達特性が線形領域内に互いに異
なる傾斜を有し且つ飽和領域内に限界値を各々有するよ
うな少なくとも2つの差動増幅器の各自己伝達関数を前
記傾斜の減少順に正及び負の符号で交互に加算すること
により形成され、前記限界値が前記傾斜の減少順に単調
に増加するようになっていることを特徴とする。
【0014】上記の簡素化された全伝達関数は順次の段
階で形成することもできる。この場合、大きな傾斜と最
小限界値とを有する正の符号の第1の自己伝達関数は、
所定量低減された傾斜と大きな限界値とを有する負の符
号の第2の自己伝達関数に加算される。この場合、各自
己伝達関数の零点は好ましくは同一とする。この結果、
簡単な差動増幅器の自己伝達関数に対して、2つの付加
的な屈曲点を持つ全伝達関数が得られる。上記零点及び
屈曲点の周辺の領域では、上記全伝達関数は三次関数に
少なくとも略相当する。
階で形成することもできる。この場合、大きな傾斜と最
小限界値とを有する正の符号の第1の自己伝達関数は、
所定量低減された傾斜と大きな限界値とを有する負の符
号の第2の自己伝達関数に加算される。この場合、各自
己伝達関数の零点は好ましくは同一とする。この結果、
簡単な差動増幅器の自己伝達関数に対して、2つの付加
的な屈曲点を持つ全伝達関数が得られる。上記零点及び
屈曲点の周辺の領域では、上記全伝達関数は三次関数に
少なくとも略相当する。
【0015】次いで、前記第2の自己伝達関数と比較し
て同様の零点と、更に低減された傾斜と、一層大きな限
界値とを有する第3の自己伝達関数を正の符号で加算す
ることにより、上記全伝達関数に2つの他の屈曲点が得
られ、これにより少なくとも零点及び得られた全ての屈
曲点の領域内では当該全伝達関数は少なくともこれに対
応するように一層高次な関数に相当することになる。
て同様の零点と、更に低減された傾斜と、一層大きな限
界値とを有する第3の自己伝達関数を正の符号で加算す
ることにより、上記全伝達関数に2つの他の屈曲点が得
られ、これにより少なくとも零点及び得られた全ての屈
曲点の領域内では当該全伝達関数は少なくともこれに対
応するように一層高次な関数に相当することになる。
【0016】上記全伝達関数は、更に低減された傾斜と
更に増加された限界値、即ち減少する傾斜の順に単調に
増加する限界値、とを有する更に他の自己伝達関数に、
上記と同じ順において正及び負の符号で組み合わされ、
これら他の自己伝達関数の各々により2つの新たな屈曲
点が得られる。
更に増加された限界値、即ち減少する傾斜の順に単調に
増加する限界値、とを有する更に他の自己伝達関数に、
上記と同じ順において正及び負の符号で組み合わされ、
これら他の自己伝達関数の各々により2つの新たな屈曲
点が得られる。
【0017】本発明による回路の他の実施例において
は、前記全伝達関数は異なる零点を持つ少なくとも3つ
の差動増幅器の各自己伝達関数を、これら零点の順に正
及び負の符号で交互に加算することにより形成されるこ
とを特徴としている。この実施例は、本発明の他の有利
な簡素化を示し、該実施例は好ましくは互いに同じよう
な傾斜及び限界値を備える自己伝達関数を使用する。こ
の例においても、第1の零点を持つ第1の自己伝達関数
から始めて、該第1自己伝達関数は第1零点に対して大
きな値に向かってシフトされた第2の零点を持つ第2の
自己伝達関数に反対の符号で組み合わされる。この結
果、本発明の説明上第1の屈曲点と呼ぶ最大点を持つよ
うな関数が得られる。次いで、第3差動増幅器の第3自
己伝達関数が、更に他の屈曲点(例えば最小点)が得ら
れるように、第2自己伝達関数とは反対の符号で、且
つ、第2自己伝達関数の第2零点に対して同一の方向に
シフトされた零点を有して加算される。この結果、少な
くとも略三乗の全伝達関数が得られ、該関数は更に他の
自己伝達関数を正しい符号で加算することにより一層高
次の関数に非常に簡単に拡張することができる。
は、前記全伝達関数は異なる零点を持つ少なくとも3つ
の差動増幅器の各自己伝達関数を、これら零点の順に正
及び負の符号で交互に加算することにより形成されるこ
とを特徴としている。この実施例は、本発明の他の有利
な簡素化を示し、該実施例は好ましくは互いに同じよう
な傾斜及び限界値を備える自己伝達関数を使用する。こ
の例においても、第1の零点を持つ第1の自己伝達関数
から始めて、該第1自己伝達関数は第1零点に対して大
きな値に向かってシフトされた第2の零点を持つ第2の
自己伝達関数に反対の符号で組み合わされる。この結
果、本発明の説明上第1の屈曲点と呼ぶ最大点を持つよ
うな関数が得られる。次いで、第3差動増幅器の第3自
己伝達関数が、更に他の屈曲点(例えば最小点)が得ら
れるように、第2自己伝達関数とは反対の符号で、且
つ、第2自己伝達関数の第2零点に対して同一の方向に
シフトされた零点を有して加算される。この結果、少な
くとも略三乗の全伝達関数が得られ、該関数は更に他の
自己伝達関数を正しい符号で加算することにより一層高
次の関数に非常に簡単に拡張することができる。
【0018】最も一般的な形態及び特別な実施例の両方
において、本発明は、本発明による回路が三次又はそれ
以上の高次の全伝達関数を発生させるような装置を簡単
に形成することができ、このような装置は容易に調整が
可能であるばかりか、とりわけ、半導体基板上に容易に
集積化することができるという利点を有している。この
全伝達関数は、前記傾斜、限界値及び/又は零点を変更
することにより、広い範囲の各種の特性及び仕様に容易
に適応化させることができる。例えば、水晶の温度対共
振周波数特性関数を補償するために使用する場合は、本
発明による回路は上述したように水晶の所定の仕様に簡
単に且つ正確に適応させることができるので、大きく相
違する特性関数を有するような水晶の温度依存性を補償
することもできる。使用される差動増幅器の例えば個々
の又は全ての傾斜、限界値及び/又は零点を、好ましく
は調整可能な基準電圧又は基準電流により、調整可能に
すれば、本発明による既に寸法決めされた回路を後に異
なる所望の全伝達関数に容易に調整することができる。
において、本発明は、本発明による回路が三次又はそれ
以上の高次の全伝達関数を発生させるような装置を簡単
に形成することができ、このような装置は容易に調整が
可能であるばかりか、とりわけ、半導体基板上に容易に
集積化することができるという利点を有している。この
全伝達関数は、前記傾斜、限界値及び/又は零点を変更
することにより、広い範囲の各種の特性及び仕様に容易
に適応化させることができる。例えば、水晶の温度対共
振周波数特性関数を補償するために使用する場合は、本
発明による回路は上述したように水晶の所定の仕様に簡
単に且つ正確に適応させることができるので、大きく相
違する特性関数を有するような水晶の温度依存性を補償
することもできる。使用される差動増幅器の例えば個々
の又は全ての傾斜、限界値及び/又は零点を、好ましく
は調整可能な基準電圧又は基準電流により、調整可能に
すれば、本発明による既に寸法決めされた回路を後に異
なる所望の全伝達関数に容易に調整することができる。
【0019】本発明による回路の他の実施例であって、
全伝達関数が少なくとも部分的に少なくとも略三次の関
数であり且つ上述したような形で水晶の温度依存性を補
償するために使用される回路は、該回路が、更に、所定
温度範囲内に温度対共振周波数特性関数を有する水晶で
あって、該特性関数が少なくとも部分的に少なくとも略
三次の関数に対応するような水晶と、補正信号により、
該補正信号と上記共振周波数との間の少なくとも略線形
な伝達関数で該共振周波数を補正する補正手段と、上記
水晶の温度に少なくとも略線形に依存するような値を持
つ測定信号を形成する測定手段と、に組み合わされ、前
記測定信号は当該回路に前記入力信号として供給され、
該回路は前記入力信号から前記全伝達関数に基づいて形
成された出力信号を前記補正信号として補正手段に供給
し、これにより該補正手段に結合された前記水晶の共振
周波数が前記温度範囲において少なくとも略温度に依存
しないようにしたことを特徴としている。
全伝達関数が少なくとも部分的に少なくとも略三次の関
数であり且つ上述したような形で水晶の温度依存性を補
償するために使用される回路は、該回路が、更に、所定
温度範囲内に温度対共振周波数特性関数を有する水晶で
あって、該特性関数が少なくとも部分的に少なくとも略
三次の関数に対応するような水晶と、補正信号により、
該補正信号と上記共振周波数との間の少なくとも略線形
な伝達関数で該共振周波数を補正する補正手段と、上記
水晶の温度に少なくとも略線形に依存するような値を持
つ測定信号を形成する測定手段と、に組み合わされ、前
記測定信号は当該回路に前記入力信号として供給され、
該回路は前記入力信号から前記全伝達関数に基づいて形
成された出力信号を前記補正信号として補正手段に供給
し、これにより該補正手段に結合された前記水晶の共振
周波数が前記温度範囲において少なくとも略温度に依存
しないようにしたことを特徴としている。
【0020】本発明による回路の上記実施例と上記装置
との組み合わせは、本発明による回路の好ましい仕様態
様であるが、本発明はこのような仕様態様に限定される
ものではない。反対に、他の温度依存性を補償するため
の、もっと一般的には一定の関数的関係を発生させるた
めの一層高次の他の全伝達関数を形成することも可能で
ある。特に、非電気変数を電気信号に変換すると共にこ
れら信号を処理する場合には、上記の非電気変数の変換
を簡素で、特に線形な構成により実施することができる
という利点が得られる。
との組み合わせは、本発明による回路の好ましい仕様態
様であるが、本発明はこのような仕様態様に限定される
ものではない。反対に、他の温度依存性を補償するため
の、もっと一般的には一定の関数的関係を発生させるた
めの一層高次の他の全伝達関数を形成することも可能で
ある。特に、非電気変数を電気信号に変換すると共にこ
れら信号を処理する場合には、上記の非電気変数の変換
を簡素で、特に線形な構成により実施することができる
という利点が得られる。
【0021】本発明による回路の他の有利な実施例は、
前記差動増幅器の各々がエミッタ端子が少なくとも1つ
のエミッタ抵抗を介して結合されるトランジスタ対を有
し、前記各差動増幅器の線形領域における自己伝達関数
の傾斜が前記エミッタ抵抗の値を選択することにより調
整可能であることを特徴としている。
前記差動増幅器の各々がエミッタ端子が少なくとも1つ
のエミッタ抵抗を介して結合されるトランジスタ対を有
し、前記各差動増幅器の線形領域における自己伝達関数
の傾斜が前記エミッタ抵抗の値を選択することにより調
整可能であることを特徴としている。
【0022】差動増幅器の自己伝達関数を線形化するた
めの上記構成は簡素且つ信頼性の高い解決策を提供す
る。しかしながら、高抵抗値の場合は上記構成に要する
エミッタ抵抗は集積化すべき半導体基体上に好ましくな
い大面積を必要とするであろう。他の例として、線形
化、即ち差動増幅器の自己伝達関数の傾斜の低減は、以
下のような構成にすることにより本発明による回路では
エミッタ抵抗を用いずに実現することができる。即ち、
前記差動増幅器はエミッタ結合された第1及び第2バイ
ポーラ・プラナ・トランジスタの第1及び第2の対を有
し、第1の対における第1トランジスタのベース及びコ
レクタ端子は第2の対における第1トランジスタの対応
する端子に各々結合され、第1の対における第2トラン
ジスタのベース及びコレクタ端子は第2の対における第
2トランジスタの対応する端子に各々結合され、第1の
対における第2トランジスタのエミッタ面積と第2の対
における第1トランジスタのエミッタ面積とは互いに等
しく、且つ、他方の2つのトランジスタの相互に等しい
エミッタ面積よりも所定ファクタだけ大きい又は小さい
ことを特徴とする。
めの上記構成は簡素且つ信頼性の高い解決策を提供す
る。しかしながら、高抵抗値の場合は上記構成に要する
エミッタ抵抗は集積化すべき半導体基体上に好ましくな
い大面積を必要とするであろう。他の例として、線形
化、即ち差動増幅器の自己伝達関数の傾斜の低減は、以
下のような構成にすることにより本発明による回路では
エミッタ抵抗を用いずに実現することができる。即ち、
前記差動増幅器はエミッタ結合された第1及び第2バイ
ポーラ・プラナ・トランジスタの第1及び第2の対を有
し、第1の対における第1トランジスタのベース及びコ
レクタ端子は第2の対における第1トランジスタの対応
する端子に各々結合され、第1の対における第2トラン
ジスタのベース及びコレクタ端子は第2の対における第
2トランジスタの対応する端子に各々結合され、第1の
対における第2トランジスタのエミッタ面積と第2の対
における第1トランジスタのエミッタ面積とは互いに等
しく、且つ、他方の2つのトランジスタの相互に等しい
エミッタ面積よりも所定ファクタだけ大きい又は小さい
ことを特徴とする。
【0023】ここで、第1及び第2トランジスタを有す
る第1トランジスタ対と、第3及び第4トランジスタを
有する第2トランジスタ対とを備え、各対のトランジス
タのエミッタ端子が相互に接続されてなるトランジスタ
増幅器を設けることはドイツ特許出願公開第DE-OS30270
71号から既知であることに注意されたい。この場合、第
1トランジスタのベース及びコレクタは第3トランジス
タの対応する電極に結合され、第2トランジスタのベー
ス及びコレクタは第4トランジスタの対応する電極に結
合される。また、第1及び第3トランジスタのベースは
信号源の一端に接続され、第2及び第4トランジスタの
ベースは同信号源のもう一端に接続される。そして、出
力信号は、これらトランジスタのコレクタ電流から取り
出すことができる。また、両トランジスタ対の各共通エ
ミッタラインは対応する電流源を含み、各トランジスタ
は、第2及び第3トランジスタのエミッタ面積が互いに
等しく且つ第1及び第4トランジスタの互いに等しいエ
ミッタ面積よりも所定ファクタだけ小さく又は大きくな
るように、寸法決めされる。結果として、第1及び第4
トランジスタを経るコレクタ直流電流は互いに等しく且
つ第2及び第3トランジスタを経る相互に等しいコレク
タ直流電流よりも上記ファクタだけ大きく又は小さくな
る。この既知の構成では、単純なトランジスタ対により
形成される差動増幅器の非線形歪みを低減することが、
即ち当該増幅器の特性を線形化する(零点近傍での該特
性の傾斜を減少させる)ことができる。このような回路
はエミッタ抵抗を用いる必要がなく、所定の条件下では
前述したエミッタ抵抗を備える差動増幅器よりも一層コ
ンパクトにすることができる。
る第1トランジスタ対と、第3及び第4トランジスタを
有する第2トランジスタ対とを備え、各対のトランジス
タのエミッタ端子が相互に接続されてなるトランジスタ
増幅器を設けることはドイツ特許出願公開第DE-OS30270
71号から既知であることに注意されたい。この場合、第
1トランジスタのベース及びコレクタは第3トランジス
タの対応する電極に結合され、第2トランジスタのベー
ス及びコレクタは第4トランジスタの対応する電極に結
合される。また、第1及び第3トランジスタのベースは
信号源の一端に接続され、第2及び第4トランジスタの
ベースは同信号源のもう一端に接続される。そして、出
力信号は、これらトランジスタのコレクタ電流から取り
出すことができる。また、両トランジスタ対の各共通エ
ミッタラインは対応する電流源を含み、各トランジスタ
は、第2及び第3トランジスタのエミッタ面積が互いに
等しく且つ第1及び第4トランジスタの互いに等しいエ
ミッタ面積よりも所定ファクタだけ小さく又は大きくな
るように、寸法決めされる。結果として、第1及び第4
トランジスタを経るコレクタ直流電流は互いに等しく且
つ第2及び第3トランジスタを経る相互に等しいコレク
タ直流電流よりも上記ファクタだけ大きく又は小さくな
る。この既知の構成では、単純なトランジスタ対により
形成される差動増幅器の非線形歪みを低減することが、
即ち当該増幅器の特性を線形化する(零点近傍での該特
性の傾斜を減少させる)ことができる。このような回路
はエミッタ抵抗を用いる必要がなく、所定の条件下では
前述したエミッタ抵抗を備える差動増幅器よりも一層コ
ンパクトにすることができる。
【0024】以下、本発明の実施例を図面を参照して更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0025】
【実施例】図1に示す回路は、線形化されていない第1
差動増幅器1と、線形化された第2差動増幅器2とを有
している。この場合、第1差動増幅器1は自己伝達関数
の線形領域内に第2差動増幅器2よりも大きな傾きを有
し、この目的のため第2差動増幅器2の自己伝達関数は
飽和領域内に第1差動増幅器1の自己伝達関数よりも高
い2つの限界値を有している。本例の場合では、両差動
増幅器1及び2は、対応する零点を有している。
差動増幅器1と、線形化された第2差動増幅器2とを有
している。この場合、第1差動増幅器1は自己伝達関数
の線形領域内に第2差動増幅器2よりも大きな傾きを有
し、この目的のため第2差動増幅器2の自己伝達関数は
飽和領域内に第1差動増幅器1の自己伝達関数よりも高
い2つの限界値を有している。本例の場合では、両差動
増幅器1及び2は、対応する零点を有している。
【0026】第1差動増幅器1はエミッタが結合された
一対のトランジスタ3及び4を有し、これらトランジス
タのエミッタ端子は共に第1電流源トランジスタ5のコ
レクタ端子に接続されている。この第1電流源トランジ
スタ5のエミッタ端子は第1抵抗6を介して接地されて
いる。
一対のトランジスタ3及び4を有し、これらトランジス
タのエミッタ端子は共に第1電流源トランジスタ5のコ
レクタ端子に接続されている。この第1電流源トランジ
スタ5のエミッタ端子は第1抵抗6を介して接地されて
いる。
【0027】第1電流源トランジスタ5のベース端子は
第1電源トランジスタ7のベース端子に接続され、該ト
ランジスタ7のエミッタ端子は第1電源抵抗8を介して
接地されている。他のトランジスタ9のエミッタ端子が
第1電流源トランジスタ5と第1電源トランジスタ7と
の相互接続ベース端子に接続され、該トランジスタ9の
ベース端子は第1電源トランジスタ7のコレクタ端子に
接続され、コレクタ端子は電源電圧端子10に接続され
ている。上記トランジスタ9のベース端子と第1電源ト
ランジスタ7のコレクタ端子との接続点も第1定電流源
11を介して上記電源電圧端子10に接続されている。
第1電流源トランジスタ5と、第1電源トランジスタ7
と、トランジスタ9と、抵抗6及び8と、第1定電流源
11とは共動してカレントミラーとして作用し、第1定
電流源11により決まるトランジスタ7のエミッタ直流
電流をエミッタ結合トランジスタ3及び4に転写する。
第1電源トランジスタ7のベース端子に接続され、該ト
ランジスタ7のエミッタ端子は第1電源抵抗8を介して
接地されている。他のトランジスタ9のエミッタ端子が
第1電流源トランジスタ5と第1電源トランジスタ7と
の相互接続ベース端子に接続され、該トランジスタ9の
ベース端子は第1電源トランジスタ7のコレクタ端子に
接続され、コレクタ端子は電源電圧端子10に接続され
ている。上記トランジスタ9のベース端子と第1電源ト
ランジスタ7のコレクタ端子との接続点も第1定電流源
11を介して上記電源電圧端子10に接続されている。
第1電流源トランジスタ5と、第1電源トランジスタ7
と、トランジスタ9と、抵抗6及び8と、第1定電流源
11とは共動してカレントミラーとして作用し、第1定
電流源11により決まるトランジスタ7のエミッタ直流
電流をエミッタ結合トランジスタ3及び4に転写する。
【0028】一方、線形化された第2差動増幅器2はエ
ミッタ結合された一対のトランジスタ12及び13を有
し、これらトランジスタは図1における他のトランジス
タと同様に適切なバイポーラ・プラナ・トランジスタと
して構成されている。この第2差動増幅器2の第1の対
のトランジスタ12及び13の相互接続されたエミッタ
端子は第2電流源トランジスタ16のコレクタ端子に接
続され、該トランジスタ16のエミッタ端子は第2抵抗
17を介して接地される一方ベース端子は第1電流源ト
ランジスタ5のベース端子に接続されている。更に、第
2差動増幅器2はエミッタ結合された第2の対のトラン
ジスタ14及び15を有し、これらトランジスタの相互
接続されたエミッタ端子は第3電流源トランジスタ18
のコレクタ端子に接続され、該トランジスタ18のエミ
ッタ端子は第3抵抗19を介して接地される一方ベース
端子は第1電流源トランジスタ5のベース端子に接続さ
れている。このようにして、差動増幅器1及び2のエミ
ッタ直流電流は共に前記第1定電流源11を介して共通
に供給される。
ミッタ結合された一対のトランジスタ12及び13を有
し、これらトランジスタは図1における他のトランジス
タと同様に適切なバイポーラ・プラナ・トランジスタと
して構成されている。この第2差動増幅器2の第1の対
のトランジスタ12及び13の相互接続されたエミッタ
端子は第2電流源トランジスタ16のコレクタ端子に接
続され、該トランジスタ16のエミッタ端子は第2抵抗
17を介して接地される一方ベース端子は第1電流源ト
ランジスタ5のベース端子に接続されている。更に、第
2差動増幅器2はエミッタ結合された第2の対のトラン
ジスタ14及び15を有し、これらトランジスタの相互
接続されたエミッタ端子は第3電流源トランジスタ18
のコレクタ端子に接続され、該トランジスタ18のエミ
ッタ端子は第3抵抗19を介して接地される一方ベース
端子は第1電流源トランジスタ5のベース端子に接続さ
れている。このようにして、差動増幅器1及び2のエミ
ッタ直流電流は共に前記第1定電流源11を介して共通
に供給される。
【0029】差動増幅器1及び2のエミッタ結合された
トランジスタ対における各第1トランジスタ3、12及
び14のベース端子は相互に接続され、これら差動増幅
器1及び2を含む当該回路の第1入力端子を形成してい
る。この場合、該回路は少なくとも部分的に少なくとも
略3次の全伝達関数を有している。同様に、差動増幅器
1及び2のエミッタ結合されたトランジスタ対における
各第2トランジスタ4、13及び15のベース端子は当
該回路の第2入力端子21に接続されている。更に、第
1差動増幅器1の第1トランジスタ3のコレクタ端子
と、第2差動増幅器2に属するエミッタ結合されたトラ
ンジスタ対における第2トランジスタ13及び15のコ
レクタ端子とは、共に、当該回路(1及び2)の出力信
号が得られる出力端子22に接続されている。尚、この
出力信号は入力端子20及び21の一方に印可される入
力信号に3次依存する。第1差動増幅器1の第2トラン
ジスタ4のコレクタ端子と、第2差動増幅器2のエミッ
タ結合された両トランジスタ対における第1トランジス
タ12及び14のコレクタ端子とは、第1ノード23に
接続されている。この第1ノード23は、第1及び第2
カレントミラートランジスタ25及び26を含むカレン
トミラー24の入力端子を構成する。これらカレントミ
ラートランジスタ25及び26のエミッタ端子は第1及
び第2カレントミラー抵抗27及び28を各々介して電
源電圧端子10に接続されている。前記第1ノード2
3、即ちカレントミラー24の入力端子は、第2カレン
トミラートランジスタ26のベース端子に直接接続され
ると共に、第1カレントミラートランジスタ25のベー
ス端子に第3カレントミラー抵抗29を介して接続され
ている。第2カレントミラートランジスタ26のコレク
タ端子は前記出力端子22に接続されている。
トランジスタ対における各第1トランジスタ3、12及
び14のベース端子は相互に接続され、これら差動増幅
器1及び2を含む当該回路の第1入力端子を形成してい
る。この場合、該回路は少なくとも部分的に少なくとも
略3次の全伝達関数を有している。同様に、差動増幅器
1及び2のエミッタ結合されたトランジスタ対における
各第2トランジスタ4、13及び15のベース端子は当
該回路の第2入力端子21に接続されている。更に、第
1差動増幅器1の第1トランジスタ3のコレクタ端子
と、第2差動増幅器2に属するエミッタ結合されたトラ
ンジスタ対における第2トランジスタ13及び15のコ
レクタ端子とは、共に、当該回路(1及び2)の出力信
号が得られる出力端子22に接続されている。尚、この
出力信号は入力端子20及び21の一方に印可される入
力信号に3次依存する。第1差動増幅器1の第2トラン
ジスタ4のコレクタ端子と、第2差動増幅器2のエミッ
タ結合された両トランジスタ対における第1トランジス
タ12及び14のコレクタ端子とは、第1ノード23に
接続されている。この第1ノード23は、第1及び第2
カレントミラートランジスタ25及び26を含むカレン
トミラー24の入力端子を構成する。これらカレントミ
ラートランジスタ25及び26のエミッタ端子は第1及
び第2カレントミラー抵抗27及び28を各々介して電
源電圧端子10に接続されている。前記第1ノード2
3、即ちカレントミラー24の入力端子は、第2カレン
トミラートランジスタ26のベース端子に直接接続され
ると共に、第1カレントミラートランジスタ25のベー
ス端子に第3カレントミラー抵抗29を介して接続され
ている。第2カレントミラートランジスタ26のコレク
タ端子は前記出力端子22に接続されている。
【0030】第1差動増幅器1は線形化されていない自
己伝達関数を有するが、第2差動増幅器2の線形領域に
おける自己伝達関数の傾きは、第2差動増幅器2におけ
るエミッタ結合された第1トランジスタ対の第2トラン
ジスタ13のエミッタ面積と第2トランジスタ対の第1
トランジスタ14のエミッタ面積とを互いに等しくし且
つ他の2つのトランジスタ(即ち、第1トランジスタ対
の第1トランジスタ12及び第2トランジスタ対の第2
トランジスタ15)の相互に等しいエミッタ面積よりも
所定ファクタ分小さくすることにより、第1差動増幅器
1の傾きに比して減少されている。好ましい実施例で
は、上記ファクタは5なる値である。ドイツ特許出願公
開公報第DE-OS3027071号に詳細に述べられているよう
に、第2差動増幅器2の2つのトランジスタ対の上記の
ような寸法の結果、該第2差動増幅器2の自己伝達関数
の傾きは第1差動増幅器1の線形化されていない自己伝
達関数に比べて小さくなる。更に、第2又は第3電流源
トランジスタ16又は18の面積と第1電流源トランジ
スタ5の面積との比を適切な値にすると共に対応する抵
抗6、17及び19を適切な寸法にすることにより、異
なるエミッタ電流が第1及び第2差動増幅器1及び2の
エミッタ結合されたトランジスタ対に供給されるように
なり、この結果これら差動増幅器1及び2の自己伝達関
数の飽和領域における限界値が異なるようになる。図1
に示す例における特定の寸法のものでは、第2差動増幅
器2を介して流れる全電流が第1差動増幅器1を介して
流れる全電流よりも大きくなるように選定されており、
これにより第2差動増幅器2の方が第1差動増幅器1よ
りも大きな限界値が得られる。
己伝達関数を有するが、第2差動増幅器2の線形領域に
おける自己伝達関数の傾きは、第2差動増幅器2におけ
るエミッタ結合された第1トランジスタ対の第2トラン
ジスタ13のエミッタ面積と第2トランジスタ対の第1
トランジスタ14のエミッタ面積とを互いに等しくし且
つ他の2つのトランジスタ(即ち、第1トランジスタ対
の第1トランジスタ12及び第2トランジスタ対の第2
トランジスタ15)の相互に等しいエミッタ面積よりも
所定ファクタ分小さくすることにより、第1差動増幅器
1の傾きに比して減少されている。好ましい実施例で
は、上記ファクタは5なる値である。ドイツ特許出願公
開公報第DE-OS3027071号に詳細に述べられているよう
に、第2差動増幅器2の2つのトランジスタ対の上記の
ような寸法の結果、該第2差動増幅器2の自己伝達関数
の傾きは第1差動増幅器1の線形化されていない自己伝
達関数に比べて小さくなる。更に、第2又は第3電流源
トランジスタ16又は18の面積と第1電流源トランジ
スタ5の面積との比を適切な値にすると共に対応する抵
抗6、17及び19を適切な寸法にすることにより、異
なるエミッタ電流が第1及び第2差動増幅器1及び2の
エミッタ結合されたトランジスタ対に供給されるように
なり、この結果これら差動増幅器1及び2の自己伝達関
数の飽和領域における限界値が異なるようになる。図1
に示す例における特定の寸法のものでは、第2差動増幅
器2を介して流れる全電流が第1差動増幅器1を介して
流れる全電流よりも大きくなるように選定されており、
これにより第2差動増幅器2の方が第1差動増幅器1よ
りも大きな限界値が得られる。
【0031】カレントミラー24は、出力端子22に接
続される差動増幅器1及び2のトランジスタ3、13及
び15のコレクタ端子と、第1ノード23に接続される
トランジスタ4、12及び14のコレクタ端子との各々
における電流の間の差を形成し、この差を出力端子22
に供給する。しかしながら、差動増幅器1及び2を有す
る当該回路の出力端子が2極プッシュプル出力端子とし
て構成される場合は、カレントミラー24を例えば電源
電圧端子10に接続された2つのコレクタ抵抗に置き換
えることもできる。しかしながら、図1に示す実施例で
は出力端子22における電圧又は電流は、他の信号処理
において例えば補正手段における補正信号として直接使
用することができるような出力信号を形成する。
続される差動増幅器1及び2のトランジスタ3、13及
び15のコレクタ端子と、第1ノード23に接続される
トランジスタ4、12及び14のコレクタ端子との各々
における電流の間の差を形成し、この差を出力端子22
に供給する。しかしながら、差動増幅器1及び2を有す
る当該回路の出力端子が2極プッシュプル出力端子とし
て構成される場合は、カレントミラー24を例えば電源
電圧端子10に接続された2つのコレクタ抵抗に置き換
えることもできる。しかしながら、図1に示す実施例で
は出力端子22における電圧又は電流は、他の信号処理
において例えば補正手段における補正信号として直接使
用することができるような出力信号を形成する。
【0032】図1の回路は、好ましくは、水晶の三乗の
温度対共振周波数特性関数を補償するようにし、その目
的のため出力端子22は該水晶の共振周波数用の補正手
段として作用するバラクタダイオードに結合される。出
力端子22における出力信号、即ち直流電圧又は直流電
流は、このバラクタダイオードの容量値を制御するよう
に作用する。このダイオードは、例えば、共振周波数に
影響を与えるように、上記水晶に並列に配置される。
温度対共振周波数特性関数を補償するようにし、その目
的のため出力端子22は該水晶の共振周波数用の補正手
段として作用するバラクタダイオードに結合される。出
力端子22における出力信号、即ち直流電圧又は直流電
流は、このバラクタダイオードの容量値を制御するよう
に作用する。このダイオードは、例えば、共振周波数に
影響を与えるように、上記水晶に並列に配置される。
【0033】上記水晶の温度の尺度となるような値を有
し且つ該温度に少なくとも略線形に依存する測定信号を
発生する測定手段は、図1に図示されると共に前記差動
増幅器1及び2により形成された当該回路の入力端子2
0及び21に接続されている回路段で、該回路段はエミ
ッタ結合された2つの測定トランジスタ30及び31を
有している。これらトランジスタは、図1の実施例で
は、差動増幅器1及び2の各トランジスタとは反対の導
電型のものである。これら測定トランジスタ30及び3
1のコレクタ端子はコレクタ抵抗32及び33を各々介
して接地されている。上記測定トランジスタ30及び3
1のエミッタ端子は、これらトランジスタ30及び31
と同一の導電型の第4電流源トランジスタ34のコレク
タ端子に共通接続されている。この第4電流源トランジ
スタのエミッタ端子は第4抵抗35を介して電源電圧端
子10に接続されている。上記第4電流源トランジスタ
34及び第4抵抗35は、カレントミラーとして、第2
電源トランジスタ36(測定トランジスタ30及び31
と同一導電型の)及び電源抵抗37に結合されている。
この目的のため、第4電流源トランジスタ34のベース
端子と第2電源トランジスタ36のベース端子とは互い
に接続されると共に第2電源トランジスタ36のコレク
タ端子にも接続され、第2電源トランジスタ36のエミ
ッタ端子は第2電源抵抗37を介して電源電圧端子10
に結合されている。第2定電流源38が第2電源トラン
ジスタ36に直流電流を供給し、この結果第4電流源ト
ランジスタ34を介して、従って測定トランジスタ30
及び31を介して、トランジスタ34及び36並びに抵
抗35及び37の寸法に応じた直流が流れる。
し且つ該温度に少なくとも略線形に依存する測定信号を
発生する測定手段は、図1に図示されると共に前記差動
増幅器1及び2により形成された当該回路の入力端子2
0及び21に接続されている回路段で、該回路段はエミ
ッタ結合された2つの測定トランジスタ30及び31を
有している。これらトランジスタは、図1の実施例で
は、差動増幅器1及び2の各トランジスタとは反対の導
電型のものである。これら測定トランジスタ30及び3
1のコレクタ端子はコレクタ抵抗32及び33を各々介
して接地されている。上記測定トランジスタ30及び3
1のエミッタ端子は、これらトランジスタ30及び31
と同一の導電型の第4電流源トランジスタ34のコレク
タ端子に共通接続されている。この第4電流源トランジ
スタのエミッタ端子は第4抵抗35を介して電源電圧端
子10に接続されている。上記第4電流源トランジスタ
34及び第4抵抗35は、カレントミラーとして、第2
電源トランジスタ36(測定トランジスタ30及び31
と同一導電型の)及び電源抵抗37に結合されている。
この目的のため、第4電流源トランジスタ34のベース
端子と第2電源トランジスタ36のベース端子とは互い
に接続されると共に第2電源トランジスタ36のコレク
タ端子にも接続され、第2電源トランジスタ36のエミ
ッタ端子は第2電源抵抗37を介して電源電圧端子10
に結合されている。第2定電流源38が第2電源トラン
ジスタ36に直流電流を供給し、この結果第4電流源ト
ランジスタ34を介して、従って測定トランジスタ30
及び31を介して、トランジスタ34及び36並びに抵
抗35及び37の寸法に応じた直流が流れる。
【0034】電源電圧端子10と接地点との間には、第
5抵抗39、第5電流源トランジスタ40、第1分圧抵
抗41及び第2分圧抵抗42がこの順で直列に接続され
てなる分圧器が設けられている。前記第1測定トランジ
スタ30のベース端子は上記第1分圧抵抗41と第2分
圧抵抗42との間のノードに接続され、第2測定トラン
ジスタ31のベース端子は第1分圧抵抗41と第5電流
源トランジスタ40のコレクタ端子との間のノードに接
続されている。このように、測定トランジスタ30及び
31のベース端子は、第5電流源トランジスタ40の電
流に影響され且つ第1分圧抵抗41の両端間に現れる電
圧を受ける。第5抵抗39及び第5電流源トランジスタ
40は、カレントミラーとして、第3電源トランジスタ
43及び第3電源抵抗44に結合されている。この場
合、第5電流源トランジスタ40のベース端子と第3電
源トランジスタ43のベース端子とは互いに接続される
と共に該第3電源トランジスタ43のコレクタ端子にも
接続され、第3電源トランジスタ43のエミッタ端子は
第3電源抵抗44を介して電源電圧端子10に結合され
ている。第3定電流源45は一端が第3電源トランジス
タ43のコレクタ端子に接続され他端が接地されてい
る。この定電流源は第3電源トランジスタ43の電流、
従って第5電流源トランジスタ40の電流を規定するこ
とが可能であり、これら電流を介して測定トランジスタ
30及び31のベース端子間の電圧を規定することがで
きる。第5電流源トランジスタ40及び第3電源トラン
ジスタ43は測定トランジスタ30及び31と同一導電
型のものである。
5抵抗39、第5電流源トランジスタ40、第1分圧抵
抗41及び第2分圧抵抗42がこの順で直列に接続され
てなる分圧器が設けられている。前記第1測定トランジ
スタ30のベース端子は上記第1分圧抵抗41と第2分
圧抵抗42との間のノードに接続され、第2測定トラン
ジスタ31のベース端子は第1分圧抵抗41と第5電流
源トランジスタ40のコレクタ端子との間のノードに接
続されている。このように、測定トランジスタ30及び
31のベース端子は、第5電流源トランジスタ40の電
流に影響され且つ第1分圧抵抗41の両端間に現れる電
圧を受ける。第5抵抗39及び第5電流源トランジスタ
40は、カレントミラーとして、第3電源トランジスタ
43及び第3電源抵抗44に結合されている。この場
合、第5電流源トランジスタ40のベース端子と第3電
源トランジスタ43のベース端子とは互いに接続される
と共に該第3電源トランジスタ43のコレクタ端子にも
接続され、第3電源トランジスタ43のエミッタ端子は
第3電源抵抗44を介して電源電圧端子10に結合され
ている。第3定電流源45は一端が第3電源トランジス
タ43のコレクタ端子に接続され他端が接地されてい
る。この定電流源は第3電源トランジスタ43の電流、
従って第5電流源トランジスタ40の電流を規定するこ
とが可能であり、これら電流を介して測定トランジスタ
30及び31のベース端子間の電圧を規定することがで
きる。第5電流源トランジスタ40及び第3電源トラン
ジスタ43は測定トランジスタ30及び31と同一導電
型のものである。
【0035】上記測定トランジスタ30及び31はプラ
ナ・バイポーラ・トランジスタとして構成され、互いに
所定の比で測られた異なるエミッタ面積を有している。
この結果、第4電流源トランジスタ34を介して供給さ
れる直流電流の2つの測定トランジスタ30及び31の
間の分割は温度依存性のものとなる。結果として、これ
ら測定トランジスタ30及び31のコレクタ端子の電流
によりコレクタ抵抗32及び33の各両端間に発生され
る電圧も上記温度依存性を示すことになる。このよう
に、差動増幅器1及び2を有する当該回路の、これらコ
レクタ抵抗に結合された入力端子20及び21は入力信
号として温度依存性のある差動電圧を入力することにな
る。
ナ・バイポーラ・トランジスタとして構成され、互いに
所定の比で測られた異なるエミッタ面積を有している。
この結果、第4電流源トランジスタ34を介して供給さ
れる直流電流の2つの測定トランジスタ30及び31の
間の分割は温度依存性のものとなる。結果として、これ
ら測定トランジスタ30及び31のコレクタ端子の電流
によりコレクタ抵抗32及び33の各両端間に発生され
る電圧も上記温度依存性を示すことになる。このよう
に、差動増幅器1及び2を有する当該回路の、これらコ
レクタ抵抗に結合された入力端子20及び21は入力信
号として温度依存性のある差動電圧を入力することにな
る。
【0036】上記測定トランジスタ30及び31並びに
これらに関連する回路により形成された測定手段は、入
力端子20及び21に、測定トランジスタ30及び31
の温度に少なくとも略線形に依存するような値を持つ電
圧の形の測定信号(即ち、入力信号)を発生させる。差
動増幅器1及び2を有する当該回路は、この電圧から少
なくとも部分的には少なくとも略三乗であるような出力
信号(例えば出力端子22における出力電流I22)を作
成する。図2には、出力端子22における上記のような
電流I22の例を、水晶の(従って、測定トランジスタ3
0及び31の)温度Tの関数として線形スケール上にプ
ロットしている。このグラフは、中央部分に、少なくと
も近似的に三次関数(即ち、電流I22の温度Tの三乗で
の依存性)を示している。
これらに関連する回路により形成された測定手段は、入
力端子20及び21に、測定トランジスタ30及び31
の温度に少なくとも略線形に依存するような値を持つ電
圧の形の測定信号(即ち、入力信号)を発生させる。差
動増幅器1及び2を有する当該回路は、この電圧から少
なくとも部分的には少なくとも略三乗であるような出力
信号(例えば出力端子22における出力電流I22)を作
成する。図2には、出力端子22における上記のような
電流I22の例を、水晶の(従って、測定トランジスタ3
0及び31の)温度Tの関数として線形スケール上にプ
ロットしている。このグラフは、中央部分に、少なくと
も近似的に三次関数(即ち、電流I22の温度Tの三乗で
の依存性)を示している。
【0037】図1からは、測定トランジスタ30及び3
1を有する前記測定手段が差動増幅器1及び2を有する
当該回路と共に半導体基体上に直接集積化することがで
き従って非常にコンパクトにすることができることが明
らかである。しかしながら、これに代えて他の(例えば
外部の)測定手段を入力端子20及び21に接続するこ
とも可能である。
1を有する前記測定手段が差動増幅器1及び2を有する
当該回路と共に半導体基体上に直接集積化することがで
き従って非常にコンパクトにすることができることが明
らかである。しかしながら、これに代えて他の(例えば
外部の)測定手段を入力端子20及び21に接続するこ
とも可能である。
【0038】図1の回路の、特に電流源トランジスタ
5、16及び18並びに第1電源トランジスタ7及びそ
の関連回路の適切な寸法設定により、又差動増幅器1及
び2におけるエミッタ面積間の比の選択により、別の全
伝達関数を得ることができ、その結果当該回路を別の仕
様の水晶(又は他の補償すべき素子)に簡単に適応化す
ることもできる。前記定電流源(特に第1定電流源1
1)が外部から制御することができる場合は、全回路が
完成した後でさえも調整が可能となる。その場合は、温
度依存性を補償すべき特性関数の線形係数は、前記定電
流源11、38及び45により供給される電流に線形な
温度依存性を付与することにより、即ちこれら電流が温
度と共に線形に変化するようにすることにより得られ
る。
5、16及び18並びに第1電源トランジスタ7及びそ
の関連回路の適切な寸法設定により、又差動増幅器1及
び2におけるエミッタ面積間の比の選択により、別の全
伝達関数を得ることができ、その結果当該回路を別の仕
様の水晶(又は他の補償すべき素子)に簡単に適応化す
ることもできる。前記定電流源(特に第1定電流源1
1)が外部から制御することができる場合は、全回路が
完成した後でさえも調整が可能となる。その場合は、温
度依存性を補償すべき特性関数の線形係数は、前記定電
流源11、38及び45により供給される電流に線形な
温度依存性を付与することにより、即ちこれら電流が温
度と共に線形に変化するようにすることにより得られ
る。
【0039】図3は少なくとも部分的に少なくとも略三
次の全伝達関数(図1の回路では入力端子20及び21
と出力端子22との間に配置された差動増幅器1及び2
を有する回路により発生された)を発生する回路の他の
例を示している。この例では、前記測定信号即ち入力信
号は前記測定手段から単一の入力端子に供給され、この
ために図3に示す回路は第1入力端子20のみを有して
いる。図3の残りの各素子で図1のものに対応する素子
には同一の符号が付してある。
次の全伝達関数(図1の回路では入力端子20及び21
と出力端子22との間に配置された差動増幅器1及び2
を有する回路により発生された)を発生する回路の他の
例を示している。この例では、前記測定信号即ち入力信
号は前記測定手段から単一の入力端子に供給され、この
ために図3に示す回路は第1入力端子20のみを有して
いる。図3の残りの各素子で図1のものに対応する素子
には同一の符号が付してある。
【0040】図3の回路は線形化されていない3個の同
一の差動増幅器46、47及び48を有している。この
場合、第3差動増幅器46はエミッタ結合された一対の
トランジスタ49及び50を有し、第4差動増幅器47
はエミッタ結合された一対のトランジスタ51及び52
を有し、第5差動増幅器48はエミッタ結合された一対
のトランジスタ53及び54を有している。上記各差動
増幅器は電流源55、56及び57を各々有し、結合エ
ミッタ端子に電流を供給する。上記3つの差動増幅器4
6、47及び48は、各々線形領域において少なくとも
略一致する傾きを有し且つ飽和領域において略一致する
ような限界値を持つ自己伝達関数を有している。しかし
ながら、上記の各自己伝達関数の零点は3つの基準電圧
源により(即ち、第3差動増幅器46には電圧源58、
第4差動増幅器47には電圧源59、第5差動増幅器4
8には電圧源60より)、異なる値に設定されている。
好ましくは、第1基準電圧源58は1ボルトなる直流基
準電圧を出力するように寸法決めされ、第2基準電圧源
59は1.1ボルトなる直流基準電圧を出力するように
寸法決めされ、第3基準電圧源60は1.2ボルトなる
直流基準電圧を出力するように寸法決めされる。上記電
流源55、56及び57は電流源トランジスタ5、16
及び18と、抵抗6、17及び19と、第1電源トラン
ジスタ7と、第1電源抵抗8と、他のトランジスタ9
と、第1定電流源11とを有する前記回路部分に相当す
るような構成であってもよい。又、上記各直流基準電圧
は共通の基準分圧器から取り出すようにしてもよく、こ
のような分圧器は、例えば図1の分圧器構成と同様に、
分圧抵抗41及び42と、第5抵抗39と、第5電流源
トランジスタ40と、第3電源トランジスタ43と、第
3電源抵抗44と、第3定電流源45とを有してもよ
い。しかしながら、この構成は簡略化のため図3には図
示されていない。
一の差動増幅器46、47及び48を有している。この
場合、第3差動増幅器46はエミッタ結合された一対の
トランジスタ49及び50を有し、第4差動増幅器47
はエミッタ結合された一対のトランジスタ51及び52
を有し、第5差動増幅器48はエミッタ結合された一対
のトランジスタ53及び54を有している。上記各差動
増幅器は電流源55、56及び57を各々有し、結合エ
ミッタ端子に電流を供給する。上記3つの差動増幅器4
6、47及び48は、各々線形領域において少なくとも
略一致する傾きを有し且つ飽和領域において略一致する
ような限界値を持つ自己伝達関数を有している。しかし
ながら、上記の各自己伝達関数の零点は3つの基準電圧
源により(即ち、第3差動増幅器46には電圧源58、
第4差動増幅器47には電圧源59、第5差動増幅器4
8には電圧源60より)、異なる値に設定されている。
好ましくは、第1基準電圧源58は1ボルトなる直流基
準電圧を出力するように寸法決めされ、第2基準電圧源
59は1.1ボルトなる直流基準電圧を出力するように
寸法決めされ、第3基準電圧源60は1.2ボルトなる
直流基準電圧を出力するように寸法決めされる。上記電
流源55、56及び57は電流源トランジスタ5、16
及び18と、抵抗6、17及び19と、第1電源トラン
ジスタ7と、第1電源抵抗8と、他のトランジスタ9
と、第1定電流源11とを有する前記回路部分に相当す
るような構成であってもよい。又、上記各直流基準電圧
は共通の基準分圧器から取り出すようにしてもよく、こ
のような分圧器は、例えば図1の分圧器構成と同様に、
分圧抵抗41及び42と、第5抵抗39と、第5電流源
トランジスタ40と、第3電源トランジスタ43と、第
3電源抵抗44と、第3定電流源45とを有してもよ
い。しかしながら、この構成は簡略化のため図3には図
示されていない。
【0041】図3において、第3、第4及び第5差動増
幅器46、47及び48の第1トランジスタ49、51
及び53の各ベース端子は共に入力端子20に接続さ
れ、従って入力信号即ち測定信号により共通に駆動され
る。一方、これら差動増幅器の第2トランジスタ50、
52及び54のベース端子は第1、第2及び第3基準電
圧源58、59及び60に各々接続されている。第3差
動増幅器46の第1トランジスタ49のコレクタ端子、
第4差動増幅器47の第2トランジスタ52のコレクタ
端子及び第5差動増幅器48の第1トランジスタ53の
コレクタ端子は共に出力端子22に接続されている。
又、第3差動増幅器46の第2トランジスタ50のコレ
クタ端子、第4差動増幅器47の第1トランジスタ51
のコレクタ端子及び第5差動増幅器48の第2トランジ
スタ54のコレクタ端子は共通ノード61に接続されて
いる。これらコレクタ端子の上記接続により、3つの差
動増幅器46、47及び48の自己伝達関数は零点の順
に正及び負の符号で交互に加算され、全伝達関数が得ら
れるようになる。従って、第3及び第5差動増幅器46
及び48の自己伝達関数は同一の符号で全伝達関数に寄
与し、差動増幅器47の自己伝達関数は反対の符号で全
伝達関数に寄与する。
幅器46、47及び48の第1トランジスタ49、51
及び53の各ベース端子は共に入力端子20に接続さ
れ、従って入力信号即ち測定信号により共通に駆動され
る。一方、これら差動増幅器の第2トランジスタ50、
52及び54のベース端子は第1、第2及び第3基準電
圧源58、59及び60に各々接続されている。第3差
動増幅器46の第1トランジスタ49のコレクタ端子、
第4差動増幅器47の第2トランジスタ52のコレクタ
端子及び第5差動増幅器48の第1トランジスタ53の
コレクタ端子は共に出力端子22に接続されている。
又、第3差動増幅器46の第2トランジスタ50のコレ
クタ端子、第4差動増幅器47の第1トランジスタ51
のコレクタ端子及び第5差動増幅器48の第2トランジ
スタ54のコレクタ端子は共通ノード61に接続されて
いる。これらコレクタ端子の上記接続により、3つの差
動増幅器46、47及び48の自己伝達関数は零点の順
に正及び負の符号で交互に加算され、全伝達関数が得ら
れるようになる。従って、第3及び第5差動増幅器46
及び48の自己伝達関数は同一の符号で全伝達関数に寄
与し、差動増幅器47の自己伝達関数は反対の符号で全
伝達関数に寄与する。
【0042】図3に示す回路ではノード61と出力端子
22とは図1におけるのと同様な方法で第2カレントミ
ラー62を介して結合され、該カレントミラーはノード
61と出力端子22とに接続されたコレクタ端子の各総
電流の差を形成し、非対称シングルエンド出力電圧(出
力信号)を形成する。この目的のため、第2カレントミ
ラー62は第3カレントミラートランジスタ63を有
し、該トランジスタのコレクタ端子は上記ノード61に
接続され、エミッタ端子は第4カレントミラー抵抗67
を介して電源電圧端子10に結合されている。第4及び
第5カレントミラートランジスタ64及び65のベース
端子と、第5カレントミラートランジスタ65のコレク
タ端子とは第3カレントミラートランジスタ63のベー
ス端子に接続されている。第4カレントミラートランジ
スタ64のコレクタ端子は出力端子22に接続され、エ
ミッタ端子は第5カレントミラー抵抗68を介して電源
電圧端子10に結合されている。第6カレントミラート
ランジスタ66のコレクタ端子は電源電圧端子10に接
続され、ベース端子はノード61に接続され、エミッタ
端子は第5カレントミラートランジスタ65のエミッタ
端子とエミッタ電流源69とに接続されている。このエ
ミッタ電流源69の他端は接地されて、差動増幅器が構
成されるようになっている。
22とは図1におけるのと同様な方法で第2カレントミ
ラー62を介して結合され、該カレントミラーはノード
61と出力端子22とに接続されたコレクタ端子の各総
電流の差を形成し、非対称シングルエンド出力電圧(出
力信号)を形成する。この目的のため、第2カレントミ
ラー62は第3カレントミラートランジスタ63を有
し、該トランジスタのコレクタ端子は上記ノード61に
接続され、エミッタ端子は第4カレントミラー抵抗67
を介して電源電圧端子10に結合されている。第4及び
第5カレントミラートランジスタ64及び65のベース
端子と、第5カレントミラートランジスタ65のコレク
タ端子とは第3カレントミラートランジスタ63のベー
ス端子に接続されている。第4カレントミラートランジ
スタ64のコレクタ端子は出力端子22に接続され、エ
ミッタ端子は第5カレントミラー抵抗68を介して電源
電圧端子10に結合されている。第6カレントミラート
ランジスタ66のコレクタ端子は電源電圧端子10に接
続され、ベース端子はノード61に接続され、エミッタ
端子は第5カレントミラートランジスタ65のエミッタ
端子とエミッタ電流源69とに接続されている。このエ
ミッタ電流源69の他端は接地されて、差動増幅器が構
成されるようになっている。
【0043】出力抵抗70が電源電圧端子10と出力端
子22との間に図3の回路の出力端子22に得られる出
力電流(第2カレントミラー62により差電流として供
給される)の変換のために設けられている。この出力電
流は上記出力抵抗70の両端間に出力電圧を生じせし
め、該電圧は補正手段用の制御信号として直接処理する
ことができる。出力端子22と接地点との間に介挿され
た第3定電流源71は動作点を設定するように作用す
る。
子22との間に図3の回路の出力端子22に得られる出
力電流(第2カレントミラー62により差電流として供
給される)の変換のために設けられている。この出力電
流は上記出力抵抗70の両端間に出力電圧を生じせし
め、該電圧は補正手段用の制御信号として直接処理する
ことができる。出力端子22と接地点との間に介挿され
た第3定電流源71は動作点を設定するように作用す
る。
【0044】図4は、前記入力端子20に入力信号とし
て印加される電圧U20と出力端子22に出力信号として
得られる電圧U22との間の全伝達関数の一例を示し、該
関数は図3の回路により実現されるものである。このグ
ラフは前記基準電圧源58、59及び60により供給さ
れる直流基準電圧UREF58、UREF59及びUREF60も示し
ている。前記の寸法の例では、これら電圧は各々1.0
ボルト、1.1ボルト及び1.2ボルトである。この図
4のグラフは、上記直流基準電圧の近傍で略三乗の全伝
達関数を明瞭に示している。
て印加される電圧U20と出力端子22に出力信号として
得られる電圧U22との間の全伝達関数の一例を示し、該
関数は図3の回路により実現されるものである。このグ
ラフは前記基準電圧源58、59及び60により供給さ
れる直流基準電圧UREF58、UREF59及びUREF60も示し
ている。前記の寸法の例では、これら電圧は各々1.0
ボルト、1.1ボルト及び1.2ボルトである。この図
4のグラフは、上記直流基準電圧の近傍で略三乗の全伝
達関数を明瞭に示している。
【0045】図3の実施例の変形例が図5に示されてお
り、この図において対応する各要素には同一の符号が付
してある。この変形例においては、図3の回路が第6及
び第7差動増幅器72及び73と、これらの関連回路と
により拡張されている。好ましくは、上記第6及び第7
差動増幅器72及び73は線形化されておらず、構成は
前記第3、第4及び第5差動増幅器46、47及び48
と少なくとも略類似している。この場合、第6差動増幅
器72はエミッタ結合された一対のトランジスタ74及
び75を有し、第7差動増幅器73はエミッタ結合され
た一対のトランジスタ76及び77を有している。第6
差動増幅器72におけるトランジスタ74及び75の相
互接続されたエミッタ端子は電流源78を介して接地さ
れ、第7差動増幅器73におけるトランジスタ76及び
77の相互接続されたエミッタ端子は電流源79を介し
て接地されている。第6差動増幅器72における第2ト
ランジスタ75のベース端子は第4基準電圧源80を介
して接地され、第7差動増幅器73における第2トラン
ジスタ77のベース端子は第5基準電圧源81を介して
接地されている。第6及び第7差動増幅器72及び73
の上記電流源78及び79は、好ましくは、前記第3〜
第5差動増幅器46〜48の電流源55〜57と構成が
各々類似のものとする。しかしながら、第6差動増幅器
72の第4基準電圧源80は直流基準電圧UREF80を出
力するように構成し、該電圧は前記第1基準電圧源58
の直流基準電圧UREF58よりも低いものとする。また、
第7差動増幅器73の第5基準電圧源81は直流基準電
圧UREF81を出力するように構成し、該電圧は前記第3
基準電圧源60の直流基準電圧UREF60よりも高いもの
とする。好ましくは、電圧UREF80は0.9ボルトと
し、電圧UREF81は1.3ボルトとする。第6及び第7
差動増幅器72及び73の第1トランジスタ74及び7
6のコレクタ端子はノード61に接続され、第6及び第
7差動増幅器72及び73の第2トランジスタ75及び
77のコレクタ端子は出力端子22に接続されている。
り、この図において対応する各要素には同一の符号が付
してある。この変形例においては、図3の回路が第6及
び第7差動増幅器72及び73と、これらの関連回路と
により拡張されている。好ましくは、上記第6及び第7
差動増幅器72及び73は線形化されておらず、構成は
前記第3、第4及び第5差動増幅器46、47及び48
と少なくとも略類似している。この場合、第6差動増幅
器72はエミッタ結合された一対のトランジスタ74及
び75を有し、第7差動増幅器73はエミッタ結合され
た一対のトランジスタ76及び77を有している。第6
差動増幅器72におけるトランジスタ74及び75の相
互接続されたエミッタ端子は電流源78を介して接地さ
れ、第7差動増幅器73におけるトランジスタ76及び
77の相互接続されたエミッタ端子は電流源79を介し
て接地されている。第6差動増幅器72における第2ト
ランジスタ75のベース端子は第4基準電圧源80を介
して接地され、第7差動増幅器73における第2トラン
ジスタ77のベース端子は第5基準電圧源81を介して
接地されている。第6及び第7差動増幅器72及び73
の上記電流源78及び79は、好ましくは、前記第3〜
第5差動増幅器46〜48の電流源55〜57と構成が
各々類似のものとする。しかしながら、第6差動増幅器
72の第4基準電圧源80は直流基準電圧UREF80を出
力するように構成し、該電圧は前記第1基準電圧源58
の直流基準電圧UREF58よりも低いものとする。また、
第7差動増幅器73の第5基準電圧源81は直流基準電
圧UREF81を出力するように構成し、該電圧は前記第3
基準電圧源60の直流基準電圧UREF60よりも高いもの
とする。好ましくは、電圧UREF80は0.9ボルトと
し、電圧UREF81は1.3ボルトとする。第6及び第7
差動増幅器72及び73の第1トランジスタ74及び7
6のコレクタ端子はノード61に接続され、第6及び第
7差動増幅器72及び73の第2トランジスタ75及び
77のコレクタ端子は出力端子22に接続されている。
【0046】図5の回路の上述した構成によれば、入力
端子20における電圧U20(入力信号)と出力端子22
における電圧U22(出力信号)との間に図6に示すよう
な全伝達関数が得られるであろう。直流基準電圧UREF5
8〜UREF60の近傍において、図6の上記全伝達関数は図
4のものに相当する。入力信号U20のより大きな電圧値
に向かって、当該曲線の上記部分には直流基準電圧URE
F60とUREF81との間の他の最大値が隣接し、また同様に
入力信号U20のより小さな値に向かっては基準直流電圧
UREF80とUREF58との間に他の最小値が得られる。第6
及び第7差動増幅器72及び73の自己伝達関数が、図
4のものと比較すると、第4差動増幅器47の自己伝達
関数と同一の符号で且つ対応する直流基準電圧UREF80
とUREF81の順序で全伝達関数に加算されている。この
ように、図6の全伝達関数は最低の直流基準電圧UREF8
0から最高の直流基準電圧UREF81への順で交互に変化す
る符号で組み合わされた5つの自己伝達関数を有してい
る。この場合、全ての自己伝達関数は線形領域に同様な
傾斜を有すると共に飽和領域に同様な限界値を有し、単
に各直流基準電圧に応じて零点に関して相互にずれてい
るのみであり、従って図6の伝達関数は直流基準電圧U
REF80〜UREF81の領域においては少なくとも近似5次関
数である。
端子20における電圧U20(入力信号)と出力端子22
における電圧U22(出力信号)との間に図6に示すよう
な全伝達関数が得られるであろう。直流基準電圧UREF5
8〜UREF60の近傍において、図6の上記全伝達関数は図
4のものに相当する。入力信号U20のより大きな電圧値
に向かって、当該曲線の上記部分には直流基準電圧URE
F60とUREF81との間の他の最大値が隣接し、また同様に
入力信号U20のより小さな値に向かっては基準直流電圧
UREF80とUREF58との間に他の最小値が得られる。第6
及び第7差動増幅器72及び73の自己伝達関数が、図
4のものと比較すると、第4差動増幅器47の自己伝達
関数と同一の符号で且つ対応する直流基準電圧UREF80
とUREF81の順序で全伝達関数に加算されている。この
ように、図6の全伝達関数は最低の直流基準電圧UREF8
0から最高の直流基準電圧UREF81への順で交互に変化す
る符号で組み合わされた5つの自己伝達関数を有してい
る。この場合、全ての自己伝達関数は線形領域に同様な
傾斜を有すると共に飽和領域に同様な限界値を有し、単
に各直流基準電圧に応じて零点に関して相互にずれてい
るのみであり、従って図6の伝達関数は直流基準電圧U
REF80〜UREF81の領域においては少なくとも近似5次関
数である。
【0047】図5の回路の他の変形例では、第6及び第
7差動増幅器72及び73並びにそれらの基準電圧源8
0及び81の接続は、例えば図4のものと比較して図6
の全伝達関数の付加的な最大点及び最小点の両方が第3
基準電圧源60の直流基準電圧UREF60より上で又は第
1基準電圧源58の直流基準電圧UREF58より下で発生
するように、構成してもよい。同様に、更に他の差動増
幅器を用いて付加的な最小点及び最大点を更に導入し、
これにより、より高次の全伝達関数を発生させることも
容易に可能である。
7差動増幅器72及び73並びにそれらの基準電圧源8
0及び81の接続は、例えば図4のものと比較して図6
の全伝達関数の付加的な最大点及び最小点の両方が第3
基準電圧源60の直流基準電圧UREF60より上で又は第
1基準電圧源58の直流基準電圧UREF58より下で発生
するように、構成してもよい。同様に、更に他の差動増
幅器を用いて付加的な最小点及び最大点を更に導入し、
これにより、より高次の全伝達関数を発生させることも
容易に可能である。
【図1】 図1は、測定手段と組み合わされた本発明に
よる回路の第1実施例の回路図、
よる回路の第1実施例の回路図、
【図2】 図2は、図1の回路の出力端子における電流
を温度に対してプロットしたグラフ、
を温度に対してプロットしたグラフ、
【図3】 図3は、本発明による回路の第2実施例の回
路図、
路図、
【図4】 図4は、図3の回路の全伝達関数を示すグラ
フ、
フ、
【図5】 図5は、本発明による回路の第3実施例の回
路図、
路図、
【図6】 図6は、図5の回路の全伝達関数を示すグラ
フである。
フである。
1、2…差動増幅器、 10…電源電圧端子、 20、21…入力端子、 22…出力端子、 24…カレントミラー、 46、47、48…差動増幅器、 58、59、60…基準電圧源、 62…カレントミラー、 72、73…差動増幅器、 80、81…基準電圧源。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力信号(U20)を受ける入力端子(2
0、21)と、 出力信号(U22)を取り出す出力端子(22)と、 前記出力信号(U22)と前記入力信号(U20)との間の
比として定義される全伝達関数とを有し、 上記全伝達関数が線形領域内に異なる傾斜を有するか、
飽和領域内に異なる限界値を有するか、又は異なる零点
を有するかの少なくともいずれか一つを満たす少なくと
も2つの差動増幅器(1、2;46、47、48;72、73)の
各自己伝達関数を、前記全伝達関数が少なくとも部分的
に少なくとも三次の関数に少なくとも略一致するよう
に、正及び負の符号で交互に加算することにより得られ
るように構成したことを特徴とする回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、前記全
伝達特性は線形領域内に互いに異なる傾斜を有し且つ飽
和領域内に限界値を各々有するような少なくとも2つの
差動増幅器(1、2)の各自己伝達関数を前記傾斜の減
少順に正及び負の符号で交互に加算することにより形成
され、前記限界値が前記傾斜の減少順に単調に増加する
ようになっていることを特徴とする回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載の回路において、前記全
伝達特性は異なる零点を持つ少なくとも3つの差動増幅
器(46、47、48;72、73)の各自己伝達関数を前記零点
の順に正及び負の符号で交互に加算することにより形成
されることを特徴とする回路。 - 【請求項4】 前記全伝達特性が少なくとも部分的に少
なくとも略三次の関数であるような請求項1、請求項2
又は請求項3に記載の回路において、該回路が、更に、 所定温度範囲内に温度対共振周波数特性関数を有する水
晶であって、該特性関数が少なくとも部分的に少なくと
も略三次の関数に対応するような水晶と、 補正信号により、該補正信号と前記共振周波数との間の
少なくとも略線形な伝達関数で前記共振周波数を補正す
る補正手段と、 前記水晶の温度に少なくとも略線形に依存するような値
を持つ測定信号を形成する測定手段(30、31)と、に組
み合わされ、前記測定信号は前記回路(1、2、24)に
前記入力信号として供給され、該回路は前記入力信号か
ら前記全伝達関数に基づいて形成された前記出力信号を
前記補正信号として前記補正手段に供給し、これにより
該補正手段に結合された前記水晶の前記共振周波数が前
記温度範囲において少なくとも略温度に依存しないよう
にしたことを特徴とする回路。 - 【請求項5】 請求項1若しくは請求項2に記載の回
路、又は請求項1若しくは請求項2に従属する請求項4
に記載の回路において、前記差動増幅器の各々がエミッ
タ端子が少なくとも1つのエミッタ抵抗を介して結合さ
れるトランジスタ対を有し、前記各差動増幅器の線形領
域における自己伝達関数の傾斜が前記エミッタ抵抗の値
を選択することにより調整されることを特徴とする回
路。 - 【請求項6】 請求項1若しくは請求項2に記載の回
路、又は請求項1若しくは請求項2に従属する請求項4
に記載の回路において、前記差動増幅器(2)はエミッ
タ結合された第1及び第2バイポーラ・プラナ・トラン
ジスタの第1及び第2の対(12、13及び14、15)を有
し、前記第1の対における第1トランジスタ(12)のベ
ース及びコレクタ端子は前記第2の対における第1トラ
ンジスタ(14)の対応する端子に各々結合され、前記第
1の対における第2トランジスタ(13)のベース及びコ
レクタ端子は前記第2の対における第2トランジスタ
(15)の対応する端子に各々結合され、前記第1の対に
おける第2トランジスタ(13)のエミッタ面積と前記第
2の対における第1トランジスタ(14)のエミッタ面積
とは互いに等しく且つ他方の2つのトランジスタ(12、
15)の相互に等しいエミッタ面積よりも所定ファクタだ
け大きい又は小さいことを特徴とする回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4416981.7 | 1994-05-13 | ||
DE4416981A DE4416981A1 (de) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | Schaltungsanordnung mit einer Gesamtübertragungsfunktion |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08161414A true JPH08161414A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=6518116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7137382A Pending JPH08161414A (ja) | 1994-05-13 | 1995-05-11 | 全伝達関数を持つ回路 |
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---|---|
US (1) | US5648741A (ja) |
EP (1) | EP0682412B1 (ja) |
JP (1) | JPH08161414A (ja) |
KR (1) | KR950033934A (ja) |
DE (2) | DE4416981A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014197751A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | セイコーエプソン株式会社 | 発振器、電子機器及び移動体 |
US10835245B2 (en) | 2016-12-21 | 2020-11-17 | Ethicon Llc | Method for attaching a shaft assembly to a surgical instrument and, alternatively, to a surgical robot |
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DE19609831A1 (de) * | 1996-03-13 | 1997-09-18 | Philips Patentverwaltung | Schaltungsanordnung zum Liefern eines Gleichstromes |
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- 1994-05-13 DE DE4416981A patent/DE4416981A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-05-08 US US08/435,056 patent/US5648741A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-09 DE DE59509477T patent/DE59509477D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-09 EP EP95201191A patent/EP0682412B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-05-09 KR KR1019950011207A patent/KR950033934A/ko active IP Right Grant
- 1995-05-11 JP JP7137382A patent/JPH08161414A/ja active Pending
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DE59509477D1 (de) | 2001-09-13 |
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