JPH08161397A - プロジェクト管理装置 - Google Patents

プロジェクト管理装置

Info

Publication number
JPH08161397A
JPH08161397A JP30610394A JP30610394A JPH08161397A JP H08161397 A JPH08161397 A JP H08161397A JP 30610394 A JP30610394 A JP 30610394A JP 30610394 A JP30610394 A JP 30610394A JP H08161397 A JPH08161397 A JP H08161397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
record
field
management
management target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30610394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Negishi
賢司 根岸
Tetsuji Maeda
哲司 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30610394A priority Critical patent/JPH08161397A/ja
Publication of JPH08161397A publication Critical patent/JPH08161397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 階層の深さに制限が無いとともにどの階層も
同じ扱いができ、しかも、ある階層の管理対象が1階層
上位の管理対象を構成している複数の作業のうちの2つ
以上の作業に対応している場合にもプロジェクトの管理
を支援する。 【構成】 入力部1の操作により制御部9が、各管理対
象に対して、管理対象レコード及び複数の作業レコード
を記憶内4に形成する。各管理対象レコードは、当該管
理対象の上位作業に対応する作業レコードを示すポイン
タを格納するフィールドと、当該管理対象の複数の作業
の作業レコードを示すポインタを格納するフィールドと
を有する。各作業レコードは、当該作業の下位管理対象
の管理対象レコードを示すポインタを格納するフィール
ドと、当該作業の管理に関するデータを格納するフィー
ルドとを有する。各処理部5〜8が記憶部4内の管理対
象レコード及び作業レコードに従って所定の処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクトを階層的
に管理することを支援するプロジェクト管理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一人の管理者が全体を把握しきれないよ
うな大規模プロジェクトの管理は、管理体制を作って組
織的に行われる。多くの場合、管理体制は階層的に作ら
れる。
【0003】たとえば、システム開発プロジェクトの場
合、1つのシステムが複数のサブシステムに分割され、
さらに各サブシステムは複数のモジュールに分割され、
サブシステム、モジュールの各々に開発を管理する管理
者が決められる。なお、各階層の管理対象であるサブシ
ステムやモジュール等は、複数の作業で構成される。
【0004】しかし、従来のプロジェクト管理装置で
は、1つの管理層内のみで計画立案や進捗管理を支援す
るか、複数の階層を扱えるとしても、階層の深さに制限
があったり、管理層ごとに処理や使い勝手が異なったり
した。
【0005】また、各階層の管理対象は、1階層上位の
管理対象を構成している複数の作業のうちの1つの作業
だけに対応している場合のみならず、1階層上位の管理
対象を構成している複数の作業のうちの2つ以上の作業
に対応している場合がある。すなわち、あるシステムが
4つの作業から構成されている場合に、1階層下位のサ
ブシステムの管理者が前記システムを構成している4つ
の作業のうちの2つの作業を6つの作業に詳細化して管
理する場合がある。この場合、前記サブシステムは6つ
の作業から構成されているが、前記サブシステムは、1
階層上位の管理対象を構成している4つの作業のうちの
2つの作業に対応している。
【0006】しかし、従来のプロジェクト管理装置で
は、このようにある階層の管理対象が1階層上位の管理
対象を構成している複数の作業のうちの2つ以上の作業
に対応している場合には、プロジェクトの管理の支援を
することができなかった。
【0007】ところで、階層的な管理体制を作って行な
われるプロジェクト管理業務の計画作成は、まず最上位
層の計画を作り、順次、上位層の計画に基づいて下位層
の計画をトップダウンに作っていく場合がある。逆に、
下位層の詳細な計画をまとめたものとして上位層の計画
をボトムアップに作っていく場合もある。また、作業の
進捗を管理する場合は、上位層の管理者は最下位層の詳
細な進捗実績データまでは必要とせず、ある程度集計さ
れた進捗実績データのみ必要となる場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、階層的に管理体制を作って行なわれるプロジェクト
管理を支援するプロジェクト管理装置において、階層の
深さに制限が無いとともにどの階層も同じ扱いができ、
しかも、ある階層の管理対象が1階層上位の管理対象を
構成している複数の作業のうちの2つ以上の作業に対応
している場合にもプロジェクトの管理を支援することが
できるプロジェクト管理装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、トップダウン的な計
画作成、ボトムアップ的な計画作成、進捗実績の管理な
どを支援することができるプロジェクト管理装置を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様によるプロジェクト管理装置
は、階層的な関係を有する複数の管理対象であって各々
が複数の作業で構成される複数の管理対象からなるプロ
ジェクトの管理を支援するプロジェクト管理装置におい
て、記憶手段と、前記各管理対象に対して、当該管理対
象に対応する管理対象レコード及び当該管理対象を構成
している複数の作業にそれぞれ対応する複数の作業レコ
ードを前記記憶手段内に形成する形成手段であって、前
記各管理対象レコードが、当該管理対象の1階層上位の
管理対象を構成している作業のうちの当該管理対象に対
応する作業である上位作業に対応する作業レコードを示
すポインタを格納するフィールドと、当該管理対象を構
成している複数の作業にそれぞれ対応する前記複数の作
業レコードを示すポインタを格納するフィールドとを有
し、前記各作業レコードが、当該作業が構成している管
理対象の1階層下位の管理対象であって当該作業に対応
する管理対象である下位管理対象に対応する管理対象レ
コードを示すポインタを格納するフィールドと、当該作
業の管理に関するデータを格納するフィールドとを有す
る、形成手段と、前記記憶手段内に形成された前記管理
対象レコード及び前記作業レコードに従って所定の処理
を行う処理手段と、を備えたものである。
【0011】本発明の第2の態様によるプロジェクト管
理装置は、前記第1の態様によるプロジェクト管理装置
において、各管理対象レコードが、当該管理対象を構成
している複数の作業の全てに共通する管理に関するデー
タを格納するフィールドを有するものである。
【0012】本発明の第3の態様によるプロジェクト管
理装置は、前記第1又は第2の態様によるプロジェクト
管理装置において、各作業レコードが、当該作業の管理
に関するデータを格納するフィールドとして、当該作業
の日程計画を示すデータを格納するフィールドと、当該
作業の日程計画を作成するための時間的制約条件を示す
データを格納するフィールドとを有し、前記処理手段
は、指定された作業に対応する作業レコードにおける時
間的制約条件を示すデータを格納するフィールドに格納
されている当該データに基づいて、当該指定された作業
の日程計画を示すデータを得て、このデータを、当該指
定された作業に対応する作業レコードにおける日程計画
を示すデータを格納するフィールドに、格納させるスケ
ジューリング処理手段を有するものである。
【0013】本発明の第4の態様によるプロジェクト管
理装置は、前記第1又は第2の態様によるプロジェクト
管理装置において、各作業レコードが、当該作業の管理
に関するデータを格納するフィールドとして、当該作業
の日程計画を示すデータを格納するフィールドと、当該
作業の日程計画を作成するための時間的制約条件を示す
データを格納するフィールドとを有し、前記処理手段
は、指定された管理対象に対応する全ての上位作業に対
応する作業レコードにおける日程計画を示すデータ又は
時間的制約条件を示すデータを格納するフィールドに格
納されている当該データに基づいて、当該指定された管
理対象を構成している作業の時間的制約条件を示すデー
タを得て、このデータを、当該指定された管理対象を構
成している作業に対応する作業レコードにおける時間的
制約条件を示すデータを格納するフィールドに、格納さ
せる制約条件処理手段を有するものである。
【0014】本発明の第5の態様によるプロジェクト管
理装置は、前記第1又は第2の態様によるプロジェクト
管理装置において、各作業レコードが、当該作業の管理
に関するデータを格納するフィールドとして、当該作業
の日程計画を示すデータを格納するフィールドを有し、
前記処理手段は、指定された作業に対応する下位管理対
象を構成する全ての作業に対応する作業レコードにおけ
る日程計画を示すデータを格納するフィールドに格納さ
れている当該データに基づいて、これらの日程計画をま
とめた日程計画を示すデータを得て、このデータを、当
該指定された作業に対応する作業レコードにおける日程
計画を示すデータを格納するフィールドに、格納させる
計画データ集計処理手段を有するものである。
【0015】本発明の第6の態様によるプロジェクト管
理装置は、前記第1又は第2の態様によるプロジェクト
管理装置において、各作業レコードが、当該作業の管理
に関するデータを格納するフィールドとして、当該作業
に対応する下位管理対象を構成する作業のうちの当該作
業に対応する作業である下位作業に対応する作業レコー
ドを示す情報を格納するフィールドと、当該作業の進捗
実績を示すデータを格納するフィールドを有し、前記処
理手段は、指定された作業に対応する全ての下位作業に
対応する作業レコードにおける進捗実績を示すデータを
格納するフィールドに格納されている当該データに基づ
いて、これらの進捗実績を集計した進捗実績を示すデー
タを得て、このデータを当該指定された作業に対応する
作業レコードにおける進捗実績を示すデータを格納する
フィールドに格納させる実績データ集計処理手段を有す
るものである。
【0016】
【作用】本発明の第1乃至第6の態様によれば、各管理
対象に対して、当該管理対象に対応する管理対象レコー
ド及び当該管理対象を構成している複数の作業にそれぞ
れ対応する複数の作業レコードが、形成手段により前記
記憶手段内に形成される。そして、各管理対象レコード
は、当該管理対象の1階層上位の管理対象を構成してい
る作業のうちの当該管理対象に対応する作業である上位
作業に対応する作業レコードを示すポインタを格納する
フィールドと、当該管理対象を構成している複数の作業
にそれぞれ対応する前記複数の作業レコードを示すポイ
ンタを格納するフィールドとを有している。また、各作
業レコードが、当該作業が構成している管理対象の1階
層下位の管理対象であって当該作業に対応する管理対象
である下位管理対象に対応する管理対象レコードを示す
ポインタを格納するフィールドと、当該作業の管理に関
するデータを格納するフィールドとを有している。
【0017】したがって、階層的に管理体制を作って行
なわれるプロジェクト管理を支援することができる。ま
た、このようにして複数の作業で構成される管理対象を
階層的に表現することで、管理対象内のデータ構造や上
位の管理対象との関係や下位の管理対象との関係を、ど
の階層の管理対象でも同じにすることができ、扱える階
層の深さに制限を付けることなく、どの階層に対しても
日程計画の作成や進捗実績の管理などの処理を共通化で
きる。また、管理対象レコードが上位作業に対応する作
業レコードを示すポインタを格納するフィールドを有し
ているので、ある階層の管理対象が1階層上位の管理対
象を構成している複数の作業のうちの2つ以上の作業に
対応している場合にも、プロジェクトの管理を支援する
ことができる。
【0018】また、本発明の第2の態様によれば、各管
理対象レコードが、当該管理対象を構成している複数の
作業の全てに共通する管理に関するデータを格納するフ
ィールドを有するので、複数の作業の全てに共通する管
理に関するデータを個々の作業レコードに設ける必要が
ないことから、全体としてのデータの記憶量を減らすこ
とができる。
【0019】また、本発明の第3の態様によれば、処理
手段がスケジューリング処理手段を有しているので、前
述したようなデータ構造を前提とした上で、日程計画の
作成を支援することができる。
【0020】また、本発明の第4の態様によれば、処理
手段が制約条件処理手段を有しているので、前述したよ
うなデータ構造を前提とした上で、上位層の計画が下位
層の制約条件に反映されて各管理対象内だけの制約条件
を考慮した日程計画の作成が可能となり、上位層の計画
に基づいて下位層の日程計画をトップダウンに作ってい
くトップダウン的な計画作成を支援することができる。
【0021】また、本発明の第5の態様によれば、処理
手段が計画データ集計処理手段を有しているので、前述
したようなデータ構造を前提とした上で、下位層の詳細
な計画をまとめたものとして上位層の計画をボトムアッ
プに作っていくボトムアップ的な計画作成を支援するこ
とができる。
【0022】また、本発明の第6の態様によれば、処理
手段が実績データ集計処理手段を有しているので、前述
したようなデータ構造を前提とした上で、下位層の進捗
実績を入力すれば上位層の進捗実績を自動的に集計で
き、進捗実績の収集の手間が軽減され、進捗実績の管理
を支援することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるプロジェクト
管理装置について、図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例によるプロジェ
クト管理装置の機能ブロック図である。
【0025】図1に示すように、このプロジェクト管理
装置は、キーボードやマウス等の入力部1と、CRT等
の表示部2と、表示部2を制御する表示制御部3と、記
憶部4と、スケジューリング処理部5と、制約条件処理
部6と、計画データ集計処理部7と、実績データ集計処
理部8と、これらの全体を制御する制御部9とを有して
いる。
【0026】次に、このプロジェクト管理装置によって
管理が支援されるプロジェクトの一例について、図2及
び図3を参照して説明する。
【0027】図2は、階層的な関係を有する複数の管理
対象からなるプロジェクトの一例を示す説明図である。
本例では、プロジェクト全体がシステムレベルに詳細化
され、更にシステムレベルがサブシステムレベルに詳細
化されており、管理対象が木構造として3階層に階層化
されている。図2中のプロジェクト全体、システムA〜
D、サブシステムAa〜Ac、サブシステムBa〜Bc
は、それぞれ管理対象である。各管理対象は複数の作業
から構成されている。
【0028】図3は、図2中の一部に関して管理対象と
作業との関係の一例を示す説明図である。本例では、シ
ステムAは、工程a1〜a3、工程b1、工程c1の5
つの作業から構成されている。システムAの1階層下位
のサブシステムAaは、工程a11,a21,a31,
a12,a22,a32の6つの作業から構成されてい
る。工程a11,a21,a31,a12,a22,a
32は、工程a1〜a3を詳細化したものである。シス
テムAの1階層下位のサブシステムAbは、工程b11
〜b13の3つの作業から構成されている。工程b11
〜b13は、工程b1を詳細化したものである。システ
ムAの1階層下位のサブシステムAcは、工程c11〜
c13の3つの作業から構成されている。工程c11〜
c13は、工程c1を詳細化したものである。
【0029】したがって、例えば、サブシステムAbの
1階層上位の管理対象であるシステムAを構成している
作業のうちのサブシステムAbに対応する作業である工
程b1は、サブシステムAbの上位作業となっている。
また、工程b1が構成している管理対象であるシステム
Aの1階層下位の管理対象であって工程b1に対応する
管理対象であるサブシステムAbは、工程b1の下位管
理対象となっている。さらに、工程b1の下位管理対象
であるサブシステムAbを構成する作業のうちの工程b
1に対応する作業である工程b11〜b13は、それぞ
れ工程b1の下位作業となっている。
【0030】再び図1を参照すると、制御部9の制御下
において、入力部1からの入力に応じて、各管理対象に
対して図4に示す管理対象レコード10及び複数の作業
レコード40が記憶部4内に形成されるようになってい
る。すなわち、本実施例では、入力部1及び制御部9
が、各管理対象に対して管理対象レコード10及び複数
の作業レコード40を記憶部4内に形成する形成手段と
しての機能を担っている。
【0031】なお、後述するように、入力部1は計画開
始日等の作業の管理に関するデータや各処理部5〜8の
起動指令等も入力できるようになっており、それに応じ
て制御部9は各部を制御するようになっている。
【0032】次に、図4を参照して、記憶部4内に形成
される管理対象レコード10及び作業レコード40の構
造について説明する。なお、図4は、1つの管理対象に
関する管理対象レコード10及び複数の作業レコード4
0の構造の一例を示す説明図である。
【0033】図4に示すように、管理対象レコード10
は、当該管理対象の管理対象名を格納するフィールド1
1と、当該管理対象の上位作業に対応する作業レコード
を示す上位作業ポインタを格納するフィールド13〜1
6と、当該管理対象を構成している複数の作業にそれぞ
れ対応する前記複数の作業レコード40を示す作業ポイ
ンタを格納するフィールド18〜23とを有している。
本実施例では、当該管理対象の上位作業の数(上位作業
数)や当該管理対象を構成している作業の数(作業数)
に応じて、管理対象レコード10を構成するフィールド
の数を変更できるようになっているので、管理対象レコ
ード10は、上位作業数(その数が上位作業ポインタフ
ィールドの数となる)を格納するフィールド12と、作
業数(その数が作業ポインタフィールドの数となる)を
格納するフィールド17も有している。もっとも、管理
対象レコード10を構成するフィールドの数を固定する
場合には、フィールド12,17及び後述するフィール
ド24は不要である。その場合には、フィールド13〜
16,18〜23,25〜28を常に所定数設けておけ
ばよい。なお、本実施例では、上位作業数が0の場合に
は上位作業ポインタフィールド13〜16はなくなり、
作業数が0の場合には作業ポインタフィールド18〜2
3はなくなり、後述の進捗入力数が0の場合には後述の
進捗入力日フィールド25〜28はなくなる。
【0034】また、本実施例では、管理対象レコード1
0は、当該管理対象を構成している複数の作業の全てに
共通する管理に関するデータ(以下、「共通作業管理デ
ータ」という)を格納するフィールドとして、進捗入力
日(当該管理対象を構成する作業の進捗度を入力した
日)を格納するフィールド25〜28も有している。さ
らに、本実施例では、進捗入力数(当該管理対象を構成
する作業の進捗度を入力した回数)に応じて、管理対象
レコード10を構成するフィールドの数を変更できるよ
うになっているので、管理対象レコード10は、進捗入
力数(その数が進捗入力日フィールドの数となる)を格
納するフィールド24も有している。
【0035】なお、管理対象レコード10に共通作業管
理データを格納するフィールドとして又は他のデータを
格納するフィールドとして、管理者名を格納するフィー
ルドなどの任意のフィールドを追加してもよい。また、
管理対象レコード10に共通作業管理データを格納する
フィールドを設けずに、そのデータを格納するフィール
ドを個々の作業レコード40に設けてもよい。ただし、
その場合には全体としてのデータの記憶量が増えてしま
うので、管理対象レコード10に共通作業管理データを
格納するフィールドを設けることが望ましい。
【0036】また、図4に示すように、作業レコード4
0は、当該作業の作業名を格納するフィールド41と、
当該作業の下位管理対象に対応する管理対象レコードを
示す下位管理対象ポインタを格納するフィールド42
と、当該作業の管理に関するデータ(以下、「作業管理
データ」という)を格納するフィールドとを有してい
る。
【0037】本実施例では、作業レコード40は、作業
管理データを格納するフィールドとして、当該作業の日
程計画を示すデータを格納するフィールドを有してい
る。そして、作業レコード40は、このフィールドとし
て、当該作業を開始する日として計画された計画開始日
を格納するフィールド43と、当該作業を終了する日と
して計画された計画終了日を格納するフィールド44を
有している。
【0038】また、本実施例では、作業レコード40
は、作業管理データを格納するフィールドとして、当該
作業の日程計画を作成するための時間的制約条件を示す
データを格納するフィールドを有している。そして、作
業レコード40は、このフィールドとして、当該作業を
最も早く開始し得る日であるとして指定された最早指定
日を格納するフィールド45と、当該作業を最も遅く終
了し得る日として指定された最遅指定日を格納するフィ
ールド46と、当該作業の前作業(当該作業を開始する
前に終了していなければならない作業)の数(前作業
数)を格納するフィールド47と、当該作業の前作業に
対応する作業レコードを示す前作業ポインタを格納する
フィールド48〜50と、当該作業の後作業(当該作業
が終了した後に開始しなければならない作業)の数(後
作業数)を格納するフィールド51と、当該作業の後作
業に対応する作業レコードを示す後作業ポインタを格納
するフィールド52〜54とを有している。なお、フィ
ールド48〜50及びフィールド52〜54は、当該作
業の前後制約を格納するフィールドとなっている。
【0039】なお、本実施例では、時間的制約条件とし
て、最早指定日、最遅指定日及び前後制約を採用してい
るが、そのうちのいずれか1つ又は2つのみを時間的制
約条件として採用してもよいし、他の条件を追加しても
よい。
【0040】さらに、本実施例では、作業レコード40
は、作業管理データを格納するフィールドとして、当該
作業の進捗実績を示すデータを格納するフィールドを有
している。そして、作業レコード40は、このフィール
ドとして、当該作業の実績開始日(当該作業を実際に開
始した日)を格納するフィールド55と、当該作業の実
績終了日(当該作業を実際に終了した日)を格納するフ
ィールド56と、当該作業の進捗度を格納するフィール
ド63〜66とを有している。なお、進捗度フィールド
63〜66の数は、管理対象レコード10の進捗入力日
フィールド25〜28の数と同数とされ、両フィールド
は上から順に1対1に対応している。進捗度フィールド
63〜66には、対応する進捗入力日フィールドに格納
される進捗入力日における進捗度が格納される。
【0041】さらに、本実施例では、作業レコード40
は、当該作業の下位作業の進捗実績を集計して当該作業
の進捗実績を求める際に用いる当該作業の下位作業の当
該作業に対する重み付けを格納するフィールド57〜6
2も有している。重み付けフィールド57〜62の数
は、当該作業の下位管理対象に対応する管理対象レコー
ド10の作業ポインタフィールド18〜23の数(すな
わち、当該作業の下位管理対象の作業数)と同数とさ
れ、両フィールドは上から順に1対1に対応している。
そして、本実施例では、当該作業の下位管理対象を構成
する作業のうち当該作業の下位作業に対応する作業レコ
ードを示す作業ポインタフィールドに対応する重み付け
フィールドには0でない値が重み付けとして格納され、
当該作業の下位管理対象を構成する作業のうち当該作業
の下位作業でないものに対応する作業レコードを示す作
業ポインタフィールドに対応する重み付けフィールドに
は0が重み付けとして格納される。したがって、本実施
例では、重み付けフィールド57〜62が当該作業の下
位作業を示す情報を格納するフィールドとして兼用され
ている。もっとも、作業レコード40に当該作業の下位
作業に対応する作業レコードを示す下位作業ポインタを
設け、前記重み付けフィールド57〜62を削除し、作
業レコード40に当該作業の上位作業に対する当該作業
の重み付けを格納する常に1つのフィールドを設けても
よい。
【0042】図5に、図2に示すように管理対象が木構
造として3階層に階層化されるとともに図3に示すよう
に管理対象と作業とが関係付けられている場合におけ
る、記憶部4内に形成された各管理対象レコード及び各
作業レコードの内容を示す。
【0043】なお、図5は、図3に示された範囲に対応
する管理対象レコード及び作業レコードのみを示してい
る。ただし、図5では、工程a21の作業レコード74
0、工程a31の作業レコード840、工程a12の作
業レコード940及び工程a22の作業レコード104
0、工程b12の作業レコード1340、工程c12の
作業レコード1640については、省略している。
【0044】また、図5中の各管理対象レコード及び各
作業レコードの構成は全て前述した図4に示す管理対象
レコード10及び作業レコード40の構成と同一である
ので、図5において、図4に示すフィールドと同一のフ
ィールドには同一符号を付している。
【0045】図5において、システムAの管理対象レコ
ード110のフィールド11〜13,17〜22には、
「システムA」、「1」、工程A1(プロジェクト全体
を構成する作業のうちシステムAの上位作業は工程A1
のみであるとしている)の作業レコード(図示せず)を
示すポインタ、「5」、工程a1の作業レコード140
を示すポインタ、工程a2の作業レコード240を示す
ポインタ、工程a3の作業レコード340を示すポイン
タ、工程b1の作業レコード440を示すポインタ、工
程c1の作業レコード540を示すポインタがそれぞれ
格納されている。
【0046】工程a1の作業レコード140のフィール
ド41,42には、「工程a1」、サブシステムAaの
管理対象レコード210を示すポインタがそれぞれ格納
されている。工程a2の作業レコード240のフィール
ド41,42には、「工程a2」、サブシステムAaの
管理対象レコード210を示すポインタがそれぞれ格納
されている。工程a3の作業レコード340のフィール
ド41,42には、「工程a3」、サブシステムAaの
管理対象レコード210を示すポインタがそれぞれ格納
されている。工程b1の作業レコード440のフィール
ド41,42には、「工程b1」、サブシステムAbの
管理対象レコード310を示すポインタがそれぞれ格納
されている。工程c1の作業レコード540のフィール
ド41,42には、「工程c1」、サブシステムAcの
管理対象レコード410を示すポインタがそれぞれ格納
されている。
【0047】サブシステムAaの管理対象レコード21
0のフィールド11〜15,17〜23には、「サブシ
ステムAa」、「3」、工程a1の作業レコード140
を示すポインタ、工程a2の作業レコード240を示す
ポインタ、工程a3の作業レコード340を示すポイン
タ、「6」、工程a11の作業レコード640を示すポ
インタ、工程a21の作業レコード740(図示せず)
を示すポインタ、工程a31の作業レコード840(図
示せず)を示すポインタ、工程a12の作業レコード9
40(図示せず)を示すポインタ、工程a22の作業レ
コード1040(図示せず)を示すポインタ、工程a3
2の作業レコード1140を示すポインタがそれぞれ格
納されている。
【0048】サブシステムAbの管理対象レコード31
0のフィールド11〜13,17〜20には、「サブシ
ステムAb」、「1」、工程b1の作業レコード440
を示すポインタ、「3」、工程b11の作業レコード1
240を示すポインタ、工程b12の作業レコード13
40(図示せず)を示すポインタ、工程b13の作業レ
コード1440を示すポインタがそれぞれ格納されてい
る。
【0049】サブシステムAcの管理対象レコード41
0のフィールド11〜13,17〜20には、「サブシ
ステムAc」、「1」、工程c1の作業レコード540
を示すポインタ、「3」、工程c11の作業レコード1
540を示すポインタ、工程c12の作業レコード16
40(図示せず)を示すポインタ、工程c13の作業レ
コード1740を示すポインタがそれぞれ格納されてい
る。
【0050】工程a11の作業レコード640のフィー
ルド41,42には「工程a11」、空値(空であるこ
とを示す値)がそれぞれ格納され、工程a21の作業レ
コード740(図示せず)のフィールド41,42には
「工程a21」、空値がそれぞれ格納され、工程a31
の作業レコード840(図示せず)のフィールド41,
42には「工程a31」、空値がそれぞれ格納され、工
程a12の作業レコード940(図示せず)のフィール
ド41,42には「工程a12」、空値がそれぞれ格納
され、工程a22の作業レコード1040(図示せず)
のフィールド41,42には「工程a22」、空値がそ
れぞれ格納され、工程a32の作業レコード1140の
フィールド41,42には「工程a32」、空値がそれ
ぞれ格納されている。
【0051】工程b11の作業レコード1240のフィ
ールド41,42には「工程b11」、空値がそれぞれ
格納され、工程b12の作業レコード1340(図示せ
ず)のフィールド41,42には「工程b12」、空値
がそれぞれ格納され、工程b13の作業レコード144
0(図示せず)のフィールド41,42には「工程b1
3」、空値がそれぞれ格納されている。
【0052】工程c11の作業レコード1540のフィ
ールド41,42には「工程c11」、空値がそれぞれ
格納され、工程c12の作業レコード1640(図示せ
ず)のフィールド41,42には「工程c12」、空値
がそれぞれ格納され、工程c13の作業レコード174
0(図示せず)のフィールド41,42には「工程c1
3」、空値がそれぞれ格納されている。
【0053】再び図1を参照すると、入力部1は計画開
始日等の作業管理データや共通作業管理データも入力で
きるようになっており、それに応じて制御部1が記憶部
4を制御して、記憶部4内に形成された管理対象レコー
ド10及び作業レコード40内の所定フィールドにその
データを格納するようになっている。したがって、入力
部1及び制御部9は、記憶部4内に形成された管理対象
レコード10及び作業レコード40に従ってデータ格納
という処理を行う処理手段としての機能も担っている。
【0054】次に、図1中のスケジューリング処理部5
について、説明する。スケジューリング処理部5は、指
定された作業に対応する作業レコードにおける時間的制
約条件を示すデータを格納するフィールドに格納されて
いる当該データに基づいて、当該指定された作業の日程
計画を示すデータを得て、このデータを、当該指定され
た作業に対応する作業レコードにおける日程計画を示す
データを格納するフィールドに、格納させるものであ
る。
【0055】次に、図1中のスケジューリング処理部5
の具体的な動作の一例について、図6及び図7を参照し
て説明する。
【0056】今、図5中の工程b11の作業レコード1
240、工程b12の作業レコード1340(図5中で
は省略している)及び工程b13の作業レコード144
0の内容が、図6に示す通りであるとする。図6は、図
5中の一部である管理対象レコード310及び作業レコ
ード1240,1340,1440の内容の一例を示す
図である。
【0057】すなわち、図6に示すように、工程b11
の作業レコード1240のフィールド43〜47,5
1,52には、空値、空値、「4/1(4月1日)」、
空値、「0」、「1」、工程b12の作業レコード13
40を示すポインタがそれぞれ格納されている。作業レ
コード1240のフィールド45〜47,51,52の
値は、例えば入力部1の操作により制御部9の制御によ
って各フィールドに既に格納されたものである。工程b
12の作業レコード1340のフィールド43〜48,
51には、空値、空値、空値、「5/21」、「1」、
工程b11の作業レコード1240を示すポインタ、
「0」がそれぞれ格納されている。作業レコード134
0のフィールド46〜48,51の値は、例えば入力部
1の操作により制御部9の制御によって各フィールドに
既に格納されたものである。工程b13の作業レコード
1440のフィールド43〜47,51には、空値、空
値、「4/11」、「5/21」、「0」、「0」がそ
れぞれ格納されている。作業レコード1440のフィー
ルド45〜47,51の値は、例えば入力部1の操作に
より制御部9の制御によって各フィールドに既に格納さ
れたものである。
【0058】各作業レコード1240,1340,14
40の内容が図6に示す通りである場合において、例え
ばサブシステムAbの全ての工程b11,b12,b1
3の日程計画を自動的に作成する場合は、入力部1の操
作によりサブシステムAbを指定する(これはサブシス
テムAbの全ての工程b11,b12,b13を指定す
ることを意味するものとする。もっとも、1つの工程の
みを指定してもよい。)とともに、スケジューリング処
理を開始する旨の指令を与える。これにより、制御部9
の制御によりスケジューリング処理部5が動作を開始す
る。
【0059】そして、スケジューリング処理部5は、指
定された工程b11の作業レコード1240のフィール
ド45〜47,51,52の値を制御部9を介して参照
し、これらの値に基づいて、例えばPERT手法による
演算を行い例えば最早の日程計画としての計画開始日
「4/1」及び計画終了日「4/11」を得、これらを
それぞれ工程b11の作業レコード1240のフィール
ド43,44に制御部9を介して格納させる。また、ス
ケジューリング処理部5は、指定された工程b12の作
業レコード1340のフィールド45〜48,51の値
を制御部9を介して参照し、これらの値に基づいて、例
えばPERT手法による演算を行い例えば最早の日程計
画としての計画開始日「4/11」及び計画終了日「5
/6」を得、これらをそれぞれ工程b12の作業レコー
ド1340のフィールド43,44に制御部9を介して
格納させる。さらに、スケジューリング処理部5は、指
定された工程b13の作業レコード1440のフィール
ド45〜47,51の値を制御部9を介して参照し、こ
れらの値に基づいて、例えばPERT手法による演算を
行い例えば最早の日程計画としての計画開始日「4/1
1」及び計画終了日「5/6」を得、これらをそれぞれ
工程b13の作業レコード1440のフィールド43,
44に制御部9を介して格納させる。
【0060】このようにしてスケジューリング処理部5
によって作業レコード1240,1340,1440の
各フィールド43,44にデータが格納されると、例え
ば、制御部9は、表示制御部3を制御して、これらの日
程計画及び時間的制約条件を、例えば図7に示すような
ガント図として表示部2上に表示させる。
【0061】図7は、スケジューリング処理部5により
作成された日程計画の表示例を示す。図7において、7
01は作業レコード1240のフィールド45に格納さ
れている値による最早指定日を示す表示、702は作業
レコード1240のフィールド43,44に格納されて
いる値(スケジューリング処理部5により格納されてた
値)による日程計画を示す表示、703は作業レコード
1240のフィールド52に格納されている値及び作業
レコード1340のフィールド48に格納されている値
による前後制約を示す表示、704は作業レコード13
40のフィールド43,44に格納されている値(スケ
ジューリング処理部5により格納されてた値)による日
程計画を示す表示、705は作業レコード1340のフ
ィールド46に格納されている値による最遅指定日を示
す表示、706は作業レコード1440のフィールド4
5に格納されている値による最早指定日を示す表示、7
07は作業レコード1440のフィールド43,44に
格納されている値(スケジューリング処理部5により格
納されてた値)による日程計画を示す表示、708は作
業レコード1440のフィールド46に格納されている
値による最遅指定日を示す表示である。
【0062】以上の説明からわかるように、どの階層の
管理対象に関するデータも同じ構造であるため、スケジ
ューリング処理部5においてどの階層についても同一の
処理を行うことにより、日程計画を自動的に作成でき
る。
【0063】次に、図1中の制約条件処理部6につい
て、説明する。制約条件処理部6は、指定された管理対
象に対応する全ての上位作業に対応する作業レコードに
おける日程計画を示すデータ又は時間的制約条件を示す
データを格納するフィールドに格納されている当該デー
タに基づいて、当該指定された管理対象を構成している
作業の時間的制約条件を示すデータを得て、このデータ
を、当該指定された管理対象を構成している作業に対応
する作業レコードにおける時間的制約条件を示すデータ
を格納するフィールドに、格納させるものである。
【0064】次に、制約条件処理部6の動作の一例につ
いて、図8を参照して説明する。図8は、制約条件処理
部6の動作の一例を示すフローチャートである。
【0065】本実施例では、入力部1の操作によって、
管理対象を指定し、指定した管理対象に対応する上位作
業の実施時期が固定か否かを指定し、その実施時期が固
定でないと指定した場合には余裕時間が独立余裕である
か全余裕であるかを指定し、制約条件処理を開始する旨
の指令を与えると、制御部9の制御により制約条件処理
部6が動作を開始する。
【0066】なお、ある管理対象に対応する上位作業の
日程計画が決まっている場合においてその管理対象の日
程計画を立てる場合、前記上位作業の日程計画を乱さな
い範囲でその計画を立てる必要がある。このとき、前記
上位作業の計画開始日及び計画終了日を必ず守りたい場
合は、入力部1により、指定した管理対象に対応する上
位作業の実施時期が固定であると指定する。前記上位作
業の計画開始日及び計画終了日を、他の作業に影響を及
ぼさない範囲内で変えてもよい場合は、入力部1によ
り、指定した管理対象に対応する上位作業の実施時期が
固定でないと指定するとともに、余裕時間が独立余裕で
あると指定する。前記上位作業の計画開始日及び計画終
了日を、他の作業の計画開始日及び計画終了日までも影
響を及ぼすが時間的制約条件を満たす範囲内で変えても
よい場合は、入力部1により、指定した管理対象に対応
する上位作業の実施時期が固定でないと指定するととも
に、余裕時間が全余裕であると指定する。なお、独立余
裕及び全余裕は、「刀根薫PERT講座 東洋経済新聞
社 1966年」にも記載されているように、周知であ
る。
【0067】制約条件処理部6は、動作を開始すると、
指定された管理対象に対応する上位作業の実施時期が固
定であると入力部1により指定されたか否かを判定する
(ステップ801)。
【0068】ステップ801で固定であると指定された
と判定された場合は、制約条件処理部6は、指定された
管理対象の管理対象レコードの全ての上位作業ポインタ
フィールドに格納されているポインタの示す各作業レコ
ードの計画開始日及び計画終了日の各フィールドを制御
部9を介して参照し、最も早い計画開始日及び最も遅い
計画開始日(各値をs,eとする)を得る(ステップ8
02)。
【0069】次に、制約条件処理部6は、指定された管
理対象の管理対象レコードの全ての上位作業ポインタフ
ィールドに格納されているポインタの示す各作業レコー
ドの、最早指定日フィールドに値sを、最遅指定日フィ
ールドに値eを、前作業数フィールドに「0」を、後作
業数フィールドに「0」を制御部9を介して格納し(ス
テップ803)、制約条件処理を終了する。
【0070】一方、ステップ801で固定でないと指定
されたと判定された場合は、制約条件処理部6は、指定
された管理対象の管理対象レコードの全ての上位作業ポ
インタフィールドに格納されているポインタの示す各作
業レコードの、最早指定日、最遅指定日、前作業数、前
作業ポインタ、後作業数、後作業ポインタの各フィール
ドを制御部9を介して参照する(ステップ804)。
【0071】次に、制約条件処理部6は、入力部1によ
りどの種類の余裕時間が指定されたかを判定する(80
5)。
【0072】ステップ805で独立余裕が指定されたと
判定された場合は、制約条件処理部6は、ステップ80
4で参照した値に基づいて、PERT手法により、指定
された管理対象の管理レコードの全ての上位作業ポイン
タフィールドに格納されているポインタの示す各作業レ
コードの独立余裕を計算し、それぞれ最早開始日及び最
遅終了日を算出し、それらの中から最も遅い最早開始日
及び最も早い最遅終了日(各値をs,eとする)を得
(ステップ806)、前記ステップ803へ移行する。
【0073】一方、ステップ805で全余裕が指定され
たと判定された場合は、制約条件処理部6は、ステップ
804で参照した値に基づいて、PERT手法により、
指定された管理対象の管理レコードの全ての上位作業ポ
インタフィールドに格納されているポインタの示す各作
業レコードの全余裕を計算し、それぞれ最早開始日及び
最遅終了日を算出し、それらの中から最も早い最早開始
日及び最も早い最遅終了日(各値をs,eとする)を得
(ステップ807)、前記ステップ803へ移行する。
【0074】次に、制約条件処理部6の具体的な動作の
一例について、図8乃至図13を参照して説明する。
【0075】今、図5中の工程b1の作業レコード44
0、工程c1の作業レコード540、工程c11の作業
レコード1540、工程c12の作業レコード1640
(図5中では省略している)及び工程c13の作業レコ
ード1740の内容が、図9に示す通りであるとする。
図9は、図5中の一部である管理対象レコード110,
410及び作業レコード440,540,1540,1
640,1740の内容の一例を示す図である。
【0076】すなわち、図9に示すように、工程b1の
作業レコード440のフィールド43〜47,51,5
2には、「4/6」、「4/21」、「4/1」、空
値、「0」、「1」、工程c1の作業レコード540を
示すポインタがそれぞれ格納されている。工程c1の作
業レコード540のフィールド43〜48,51には、
「4/21」、「5/16」、空値、「5/21」、
「1」、工程b1の作業レコード440を示すポイン
タ、「0」がそれぞれ格納されている。工程c11の作
業レコード1540のフィールド43〜47,51に
は、それぞれ空値が格納されている。工程c12の作業
レコード1640のフィールド43〜47,51には、
それぞれ空値が格納されている。工程c13の作業レコ
ード1740のフィールド43〜47,51には、それ
ぞれ空値が格納されている。なお、工程b1の作業レコ
ード440のフィールド45〜52の値及び工程c1の
フィールド46〜48,51の値は、例えば入力部1の
操作により制御部9の制御によって各フィールドに既に
格納されたものである。また、工程b1の作業レコード
440のフィールド43.44の値及び工程c1のフィ
ールド42,43の値は、例えば入力部1の操作により
制御部9の制御によって又は前記スケジューリング処理
部6によって各フィールドに既に格納されたものであ
る。
【0077】このような場合において、システムAの日
程計画及び時間的制約条件を表示部2上に表示した例
を、図10に示す。
【0078】そして、各作業レコード440,540,
1540,1640,1740の内容が図9に示す通り
である場合において、例えばサブシステムAcの上位作
業の日程計画又は時間的制約条件をサブシステムAc内
の時間的制約条件として自動的に反映させる場合には、
入力部1の操作によりサブシステムAcを指定するとと
もに、制約条件処理を開始する旨の指令を与える。これ
により、制御部9の制御により制約条件処理部6が動作
を開始する。
【0079】第1に、入力部1の操作により、指定した
管理対象(本例では、サブシステムAc)に対応する上
位作業(本例では、工程c1)の実施時期が固定である
と指定された場合について説明する。
【0080】この場合には、制約条件処理部6は、図8
中のステップ802で、サブシステムAcの管理対象レ
コード410の上位作業ポインタフィールド13に格納
されているポインタの示す工程c1の作業レコード54
0の計画開始日フィールド43及び計画終了日フィール
ド44を参照し、計画開始日「4/21」及び計画終了
日「5/16」をそれぞれ値s及び値eとして得る。
【0081】次に、制約条件処理部6は、図8中のステ
ップ803で、サブシステムAcの管理対象レコード4
10の作業ポインタフィールド18〜20に格納されて
いるポインタの示す各作業レコード1540,164
0,1740の、最早指定日フィールド45に値s=
「4/21」を、最遅指定日フィールド46に値e=
「5/16」を、前作業数フィールドに「0」を、後作
業数フィールドに「0」を制御部9を介して格納し(ス
テップ803)、制約条件処理を終了する。
【0082】このようにして制約条件処理部6によっ
て、作業レコード1540,1640,1740の各フ
ィールド45〜51にデータが格納されると、例えば、
制御部9は、自動的に又は入力部1からの指令によりス
ケジューリング処理部5を起動させ、スケジューリング
処理部5が、制約条件処理部6により格納された前記デ
ータに基づいて、作業レコード1540のフィールド4
3,44、作業レコード1640のフィールド43,4
4、作業レコード1740のフィールド43,44にそ
れぞれ、例えば「4/21」、「5/6」、「4/2
6」、「5/11」、「5/6」、「5/16」を格納
させる。あるいは、例えば、制御部9は、表示制御部3
を制御し、制約条件処理部6により格納された前記デー
タに基づいて工程c11、工程c12及び工程c13の
時間的制約条件を表示部2上に表示し、使用者に計画日
程を直接入力させてもよい。
【0083】このようにして得たサブシステムAcの時
間的制約条件及び日程計画を表示部2上に表示した例
を、図11に示す。
【0084】第2に、入力部1の操作により、指定した
管理対象(本例では、サブシステムAc)に対応する上
位作業(本例では、工程c1)の実施時期が固定でない
と指定されるとともに、余裕時間が独立余裕であると指
定された場合について説明する。
【0085】この場合には、制約条件処理部6は、図8
中のステップ804で、サブシステムAcの管理対象レ
コード410の上位作業ポインタフィールド13に格納
されているポインタの示す工程c1の作業レコード54
0のフィールド45〜51を参照する。
【0086】次に、制約条件処理部6は、図8中のステ
ップ806で、ステップ804で参照した値に基づい
て、PERT手法により工程c1の独立余裕を計算し、
最早開始日「4/21」及び最遅終了日「5/21」を
それぞれ値s及び値eとして得る。
【0087】最後に、制約条件処理部6は、図8中のス
テップ803で、サブシステムAcの管理対象レコード
410の作業ポインタフィールド18〜20に格納され
ているポインタの示す各作業レコード1540,164
0,1740の、最早指定日フィールド45に値s=
「4/21」を、最遅指定日フィールド46に値e=
「5/21」を、前作業数フィールドに「0」を、後作
業数フィールドに「0」を制御部9を介して格納し(ス
テップ803)、制約条件処理を終了する。
【0088】このようにして制約条件処理部6によっ
て、作業レコード1540,1640,1740の各フ
ィールド45〜51にデータが格納されると、例えば、
制御部9は、自動的に又は入力部1からの指令によりス
ケジューリング処理部5を起動させ、スケジューリング
処理部5が、制約条件処理部6により格納された前記デ
ータに基づいて、作業レコード1540のフィールド4
3,44、作業レコード1640のフィールド43,4
4、作業レコード1740のフィールド43,44にそ
れぞれ、例えば「4/21」、「5/6」、「4/2
6」、「5/11」、「5/6」、「5/16」を格納
させる。あるいは、例えば、制御部9は、表示制御部3
を制御し、制約条件処理部6により格納された前記デー
タに基づいて工程c11、工程c12及び工程c13の
時間的制約条件を表示部2上に表示し、使用者に計画日
程を直接入力させてもよい。
【0089】このようにして得たサブシステムAcの時
間的制約条件及び日程計画を表示部2上に表示した例
を、図12に示す。
【0090】第3に、入力部1の操作により、指定した
管理対象(本例では、サブシステムAc)に対応する上
位作業(本例では、工程c1)の実施時期が固定でない
と指定されるとともに、余裕時間が全余裕であると指定
された場合について説明する。
【0091】この場合には、制約条件処理部6は、図8
中のステップ804で、サブシステムAcの管理対象レ
コード410の上位作業ポインタフィールド13に格納
されているポインタの示す工程c1の作業レコード54
0のフィールド45〜51を参照する。
【0092】次に、制約条件処理部6は、図8中のステ
ップ807で、ステップ804で参照した値に基づい
て、PERT手法により工程c1の全余裕を計算し、最
早開始日「4/16」及び最遅終了日「5/21」をそ
れぞれ値s及び値eとして得る。
【0093】最後に、制約条件処理部6は、図8中のス
テップ803で、サブシステムAcの管理対象レコード
410の作業ポインタフィールド18〜20に格納され
ているポインタの示す各作業レコード1540,164
0,1740の、最早指定日フィールド45に値s=
「4/16」を、最遅指定日フィールド46に値e=
「5/21」を、前作業数フィールドに「0」を、後作
業数フィールドに「0」を制御部9を介して格納し(ス
テップ803)、制約条件処理を終了する。
【0094】このようにして制約条件処理部6によっ
て、作業レコード1540,1640,1740の各フ
ィールド45〜51にデータが格納されると、例えば、
制御部9は、自動的に又は入力部1からの指令によりス
ケジューリング処理部5を起動させ、スケジューリング
処理部5が、制約条件処理部6により格納された前記デ
ータに基づいて、作業レコード1540のフィールド4
3,44、作業レコード1640のフィールド43,4
4、作業レコード1740のフィールド43,44にそ
れぞれ、例えば「4/21」、「5/6」、「4/2
6」、「5/11」、「5/6」、「5/16」を格納
させる。あるいは、例えば、制御部9は、表示制御部3
を制御し、制約条件処理部6により格納された前記デー
タに基づいて工程c11、工程c12及び工程c13の
時間的制約条件を表示部2上に表示し、使用者に計画日
程を直接入力させてもよい。
【0095】このようにして得たサブシステムAcの時
間的制約条件及び日程計画を表示部2上に表示した例
を、図13に示す。
【0096】以上の説明からわかるように、どの階層の
管理対象に関するデータも同じ構造であるため、制約条
件処理部6においてどの階層についても同一の処理を行
うことにより、上位層の計画が下位層の制約条件に反映
されて各管理対象内だけの制約条件を考慮した日程計画
の作成が可能となり、上位層の計画に基づいて下位層の
日程計画をトップダウンに作っていくトップダウン的な
計画作成を支援することができる。
【0097】次に、図1中の計画データ集計処理部7に
ついて、説明する。計画データ集計処理部7は、指定さ
れた作業に対応する下位管理対象を構成する全ての作業
に対応する作業レコードにおける日程計画を示すデータ
を格納するフィールドに格納されている当該データに基
づいて、これらの日程計画をまとめた日程計画を示すデ
ータを得て、このデータを、当該指定された作業に対応
する作業レコードにおける日程計画を示すデータを格納
するフィールドに、格納させるものである。
【0098】次に、計画データ集計処理部7の動作の一
例について、図14を参照して説明する。図14は、計
画データ集計処理部7の動作の一例を示すフローチャー
トである。
【0099】本実施例では、入力部1の操作によって、
作業を指定し、計画データ集計処理を開始する旨の指令
を与えると、制御部9の制御により計画データ集計処理
部7が動作を開始する。
【0100】計画データ集計処理部7は、動作を開始す
ると、指定された作業の作業レコードの下位管理対象ポ
インタフィールドに格納されているポインタの示す管理
対象レコードの最初の作業ポインタフィールドに格納さ
れているポインタの示す作業レコードの計画開始日及び
計画終了日の各フィールドの値を、指定された作業の作
業レコードの計画開始日及び計画終了日の各フィールド
に制御部9を介して格納する(ステップ1401)。
【0101】次に、計画データ集計処理部7は、当該管
理対象レコードに次の作業ポインタフィールドがあるか
否かを判定する(ステップ1402)。計画データ集計
処理部7は、次の作業ポインタフィールドがなければ、
計画データ集計処理を終了する。
【0102】一方、ステップ1402で次の作業ポイン
タフィールドがあると判定されると、計画データ集計処
理部7は、当該管理対象レコードの当該次の作業ポイン
タフィールドに格納されているポインタの示す作業レコ
ードの計画開始日フィールドの値が、指定された作業の
作業レコードの計画開始日フィールドの値より前である
か否かを判定し、前でないならばそのままステップ14
04へ移行し、前であるならば、その値を指定された作
業の作業レコードの計画開始日フィールドに制御部9を
介して格納する(ステップ1403)。
【0103】ステップ1404では、計画データ集計処
理部7は、当該管理対象レコードの当該次の作業ポイン
タフィールドに格納されているポインタの示す作業レコ
ードの計画終了日フィールドの値が、指定された作業の
作業レコードの計画終了日フィールドの値より後である
か否かを判定し、後でないならばそのままステップ14
02へ戻り、後であるならば、その値を指定された作業
の作業レコードの計画終了日フィールドに制御部9を介
して格納し(ステップ1403)、ステップ1402へ
戻る。
【0104】次に、計画データ集計処理部7の具体的な
動作の一例について、図14乃至図17を参照して説明
する。
【0105】今、図5中の工程b1の作業レコード44
0、工程b11の作業レコード1240、工程b12の
作業レコード1340(図5中では省略している)及び
工程b13の作業レコード1440の内容が、図15に
示す通りであるとする。図15は、図5中の一部である
管理対象レコード110,310及び作業レコード44
0,1240,1340,1440の内容の一例を示す
図である。
【0106】すなわち、図15に示すように、工程b1
の作業レコード440のフィールド43,44には、そ
れぞれ空値が格納されている。工程b11の作業レコー
ド1240のフィールド43,44には、それぞれ「4
/21」、「5/11」が格納されている。工程b12
の作業レコード1340のフィールド43,44には、
それぞれ「4/26」、「5/11」が格納されてい
る。工程b13の作業レコード1440のフィールド4
3,44には、それぞれ「5/1」、「5/16」が格
納されている。
【0107】このような場合において、サブシステムA
bの日程計画を表示部2上に表示した例を、図16に示
す。
【0108】そして、各作業レコード440,124
0,1340,1440の内容が図15に示す通りであ
る場合において、例えばシステムAを構成している工程
b1の日程計画を、工程b1の下位管理対象であるサブ
システムAbを構成する工程b11,b12,b13の
日程計画を集計してまとめたものとして作成する場合に
は、入力部1の操作により工程b1を指定するととも
に、計画データ集計処理を開始する旨の指令を与える。
これにより、制御部9の制御により計画データ集計処理
部7が動作を開始する。
【0109】計画データ集計処理部7は、まず、図14
中のステップ1401で、工程b1の作業レコード44
0の下位管理対象ポインタフィールド42に格納されて
いるポインタの示す管理対象レコード310の最初の作
業ポインタフィールド18に格納されているポインタの
示す作業レコード1240の計画開始日及び計画終了日
の各フィールド43,44の値「4/21」,「5/1
1」を、工程b1の作業レコード440の計画開始日及
び計画終了日の各フィールド43,44に制御部9を介
して格納する。
【0110】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1402で、管理対象レコード310に作
業ポインタフィールド18の次の作業ポインタフィール
ドがあるか否かを判定する。ここでは、作業ポインタフ
ィールド18の次の作業ポインタフィールド19がある
ので、ステップ1403へ移行する。
【0111】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1403で、管理対象レコード310の作
業ポインタフィールド19に格納されているポインタの
示す作業レコード1340の計画開始日フィールド43
の値「4/26」が、工程b1の作業レコード440の
計画開始日フィールド43の値(ここでは、「4/2
1」)より前であるか否かを判定し、ここでは前でない
のでそのままステップ1404へ移行する。
【0112】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1404で、管理対象レコード310の作
業ポインタフィールド19に格納されているポインタの
示す作業レコード1340の計画終了日フィールド44
の値「5/11」が、工程b1の作業レコード440の
計画開始日フィールド43の値(ここでは、「5/1
1」)より後であるか否かを判定し、ここでは後でない
のでそのままステップ1402へ戻る。
【0113】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1402で、管理対象レコード310に作
業ポインタフィールド19の次の作業ポインタフィール
ドがあるか否かを再び判定する。ここでは、作業ポイン
タフィールド19の次の作業ポインタフィールド20が
あるので、ステップ1403へ移行する。
【0114】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1403で、管理対象レコード310の作
業ポインタフィールド20に格納されているポインタの
示す作業レコード1440の計画開始日フィールド43
の値「5/1」が、工程b1の作業レコード440の計
画開始日フィールド43の値(ここでは、「4/2
1」)より前であるか否かを判定し、ここでは前でない
のでそのままステップ1404へ移行する。
【0115】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1404で、管理対象レコード310の作
業ポインタフィールド20に格納されているポインタの
示す作業レコード1440の計画終了日フィールド44
の値「5/16」が、工程b1の作業レコード440の
計画開始日フィールド43の値(ここでは、「5/1
1」)より後であるか否かを判定し、ここでは後である
ので、その値「5/16」を工程b1の作業レコード4
40の計画終了日フィールド44に制御部9を介して格
納し、ステップ1402へ戻る。
【0116】次に、計画データ集計処理部7は、図14
中のステップ1402で、管理対象レコード310に作
業ポインタフィールド20の次の作業ポインタフィール
ドがあるか否かを再び判定する。ここでは、作業ポイン
タフィールド20の次の作業ポインタフィールドはない
ので、計画データ集計処理が終了する。
【0117】以上の処理により、工程b1の作業レコー
ド440の計画開始日フィールド43に「4/21」が
格納され、工程b2の作業レコード440の計画終了日
フィールド44に「5/16」が格納されることにな
る。
【0118】このようにして得た工程b1の日程計画を
含むシステムAの時間的制約条件及び日程計画を表示部
2上に表示した例を、図17に示す。
【0119】以上の説明からわかるように、どの階層の
管理対象に関するデータも同じ構造であるため、計画デ
ータ集計処理部7においてどの階層についても同一の処
理を行うことにより、下位層の詳細な計画をまとめたも
のとして上位層の計画をボトムアップに作っていくボト
ムアップ的な計画作成を支援することができる。
【0120】次に、図1中の実績データ集計処理部8に
ついて、説明する。実績データ集計処理部8は、指定さ
れた作業に対応する全ての下位作業に対応する作業レコ
ードにおける進捗実績を示すデータを格納するフィール
ドに格納されている当該データに基づいて、これらの進
捗実績を集計した進捗実績を示すデータを得て、このデ
ータを当該指定された作業に対応する作業レコードにお
ける進捗実績を示すデータを格納するフィールドに格納
させるものである。
【0121】次に、実績データ集計処理部8の動作の一
例について、図18を参照して説明する。図18は、実
績データ集計処理部8の動作の一例を示すフローチャー
トである。
【0122】本実施例では、入力部1の操作によって、
作業を指定し、いつの時点までの実績を集計するかを示
す集計の基準となる日(以下、指定日という)を指定
し、実績データ集計処理を開始する旨の指令を与える
と、制御部9の制御により実績データ集計処理部8が動
作を開始する。
【0123】実績データ集計処理部8は、動作を開始す
ると、指定された作業の作業レコードの下位管理対象ポ
インタフィールドに格納されているポインタの示す管理
対象レコードの進捗入力日フィールドを参照し、指定日
あるいは指定日以前の日で指定日に最も近い進捗入力日
は何番目(これをm番目とする)かを調べる(ステップ
1801)。
【0124】次に、実績データ集計処理部8は、内部の
レジスタ等の値P及び値Wをそれぞれ0にセットする
(ステップ1802)。
【0125】次に、実績データ集計処理部8は、指定さ
れた作業の作業レコードの下位管理対象ポインタフィー
ルドに格納されているポインタの示す管理対象レコード
の最初の作業ポインタフィールドに格納されているポイ
ンタの示す作業レコードのm番目の進捗度フィールドの
値をpとする(ステップ1803)。
【0126】次に、実績データ集計処理部8は、指定さ
れた作業の作業レコードの最初の重み付けフィールドの
値をwとする(ステップ1804)。
【0127】次に、実績データ集計処理部8は、P+p
×wをPとするとともに、W+wをWとする(ステップ
1805)。
【0128】次に、実績データ集計処理部8は、当該管
理対象レコードに次の作業ポインタフィールドがあるか
否かを判定する(ステップ1806)。
【0129】ステップ1806で次の作業ポインタフィ
ールドがないと判定されると、実績データ集計処理部8
は、P÷W×100の値を、指定された作業の作業レコ
ードの指定日用の進捗度フィールドに格納し(ステップ
1807)、実績データ集計処理を終了する。
【0130】一方、ステップ1806で次の作業ポイン
タフィールドがあると判定されると、実績データ集計処
理部8は、当該管理対象レコードの当該次の作業ポイン
タフィールドに格納されているポインタの示す作業レコ
ードのm番目の進捗度フィールドの値をpとする(ステ
ップ1808)。
【0131】次に、実績データ集計処理部8は、指定さ
れた作業の作業レコードの次の重み付けフィールドの値
をwとし(ステップ1809)、前記ステップ1805
に戻る。
【0132】次に、実績データ集計処理部8の具体的な
動作の一例について、図18乃至図21を参照して説明
する。
【0133】今、図5中のシステムAの管理対象レコー
ド110、サブシステムAbの管理対象レコード31
0、工程b1の作業レコード440、工程b11の作業
レコード1240、工程b12の作業レコード1340
(図5中では省略している)及び工程b13の作業レコ
ード1440の内容が、図19に示す通りであるとす
る。図19は、図5中の一部である管理対象レコード1
10,310及び作業レコード440,1240,13
40,1440の内容の一例を示す図である。
【0134】すなわち、図19に示すように、システム
Aの管理対象レコード110のフィールド24〜27に
は、「3」、「4/11」、「4/21」、「5/1」
がそれぞれ格納されている。サブシステムAbの管理対
象レコード310のフィールド24〜26には、
「2」、「4/21」、「5/21」がそれぞれ格納さ
れている。工程b1の作業レコード440のフィールド
55〜59,63〜65には、「4/16」、空値、
「100」、「100」、「100」、「0(%)」、
「10(%)」、空値がそれぞれ格納されている。工程
b11の作業レコード1240のフィールド55,5
6,63,64には、「4/23」、空値、「0」、
「30」がそれぞれ格納されている。工程b12の作業
レコード1340のフィールド55,56,63,64
には、それぞれ「4/16」、空値、「30」、「9
0」が格納されている。工程b13の作業レコード14
40のフィールド55,56,63,64には、それぞ
れ「4/21」、空値、「0」、「60」が格納されて
いる。
【0135】このような場合において、サブシステムA
bの日程計画及び5月1日における進捗実績を表示部2
上に表示した例を、図20に示す。なお、図20中、各
作業の日程計画が白いバーで、進捗実績が黒いバーで示
されている。
【0136】そして、各管理対象レコード110,31
0及び各作業レコード440,1240,1340,1
440の内容が図19に示す通りである場合において、
例えば工程b1の5月1日における進捗度を、工程b1
に対応する全ての下位作業である工程b11,b12,
b13の進捗度を集計してまとめたものとして作成する
場合には、入力部1の操作により工程b1及び5月1日
を指定するとともに、実績データ集計処理を開始する旨
の指令を与える。これにより、制御部9の制御により実
績データ集計処理部8が動作を開始する。
【0137】計画データ集計処理部7は、まず、図18
中のステップ1801で、工程b1の作業レコード44
0の下位管理対象ポインタフィールド42に格納されて
いるポインタの示す管理対象レコード310の進捗入力
日フィールド25,26を参照し、指定日である5月1
日あるいは5月1日以前の日で5月1日に最も近い進捗
入力日は何番目(これをm番目とする)かを調べる。こ
こでは、m番目は2番目となる。
【0138】次に、実績データ集計処理部8は、図18
中のステップ1802で、内部のレジスタ等の値P及び
値Wをそれぞれ0にセットする。
【0139】次に、実績データ集計処理部8は、図18
中のステップ1803で、工程b1の作業レコード44
0の下位管理対象ポインタフィールド42に格納されて
いるポインタの示す管理対象レコード310の最初の作
業ポインタフィールド18に格納されているポインタの
示す作業レコード1240の2番目の進捗度フィールド
64の値「30」をpとする。
【0140】次に、実績データ集計処理部8は、図18
中のステップ1804で、工程b1の作業レコード44
0の最初の重み付けフィールド57の値「100」をw
とする。
【0141】次に、実績データ集計処理部8は、図18
中のステップ1805で、P+p×wをPとするととも
に、W+wをWとする。
【0142】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1806で、管理対象レコード310に作業ポインタ
フィールド18の次の作業ポインタフィールドがあるか
否かを判定する。ここでは、作業ポインタフィールド1
8の次の作業ポインタフィールド19があるので、ステ
ップ1808へ移行する。
【0143】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1808で、管理対象レコード310の作業ポインタ
フィールド19に格納されているポインタの示す作業レ
コード1340の2番目の進捗度フィールド64の値
「90」をpとする。
【0144】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1809で、工程b1の作業レコード440の次の重
み付けフィールド58の値「100」をwとする。
【0145】次に、実績データ集計処理部8は、再び、
図18中のステップ1805で、P+p×wをPとする
とともに、W+wをWとする。
【0146】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1806で、管理対象レコード310に作業ポインタ
フィールド19の次の作業ポインタフィールドがあるか
否かを判定する。ここでは、作業ポインタフィールド1
9の次の作業ポインタフィールド20があるので、ステ
ップ1808へ移行する。
【0147】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1808で、管理対象レコード310の作業ポインタ
フィールド20に格納されているポインタの示す作業レ
コード1440の2番目の進捗度フィールド64の値
「60」をpとする。
【0148】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1809で、工程b1の作業レコード440の次の重
み付けフィールド59の値「100」をwとする。
【0149】次に、実績データ集計処理部8は、再び、
図18中のステップ1805で、P+p×wをPとする
とともに、W+wをWとする。
【0150】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1806で、管理対象レコード310に作業ポインタ
フィールド20の次の作業ポインタフィールドがあるか
否かを判定する。ここでは、作業ポインタフィールド2
0の次の作業ポインタフィールドはないので、ステップ
1807へ移行する。
【0151】次に、実績データ集計処理部8は、ステッ
プ1807で、P÷W×100の値(ここでは「60」
となる)を、工程b1の作業レコード440の5月1日
用の進捗度フィールド65に格納し、実績データ集計処
理を終了する。
【0152】このようにして得た工程b1の進捗実績を
含むシステムAの進捗実績及び日程計画を表示部2上に
表示した例を、図21に示す。
【0153】以上の説明からわかるように、どの階層の
管理対象に関するデータも同じ構造であるため、実績デ
ータ集計処理部8においてどの階層についても同一の処
理を行うことにより、下位層の進捗実績を入力すれば上
位層の進捗実績を自動的に集計でき、進捗実績の収集の
手間が軽減され、進捗実績の管理を支援することができ
る。
【0154】なお、以上説明した実績データ集計処理部
8の具体的な動作の例では、指定した工程b1の下位作
業がサブシステムAbの全ての工程b11,b12,b
13であった。しかし、工程a1の下位作業がサブシス
テムAaの一部の作業である工程a11,a12であ
り、工程a2の下位作業がサブシステムAaの一部の作
業である工程a21,a22であり、工程a3の下位作
業がサブシステムAaの一部の作業である工程a31,
a32である場合において、工程a1の進捗度を工程a
11,a12の進捗度から集計し、工程a2の進捗度を
工程a21,a22の進捗度から集計し、工程a3の進
捗度を工程a31,a32の進捗度から集計する場合で
あっても、各作業レコード140,240,340の重
み付けフィールド57〜62に図22(a)(b)
(c)に示すような値を入力部1により予め格納してお
くことにより、実績データ集計処理部8は前述した図1
8の動作をそのまま行えばよいものである。なお、図2
2(a)は図5中の作業レコード140の内容の一例を
示す図、図22(b)は図5中の作業レコード240の
内容の一例を示す図、図22(c)は図5中の作業レコ
ード340の内容の一例を示す図である。
【0155】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0156】例えば、本発明では、図1中の処理部5〜
8の全部又は任意の1つ以上を取り除いてもよい。この
場合、残った処理部に応じて各管理対象レコードのフィ
ールドの種類及び各作業レコードの種類が定められる。
例えば、実績データ集計処理部8を削除する場合には、
各管理対象レコードのフィールド24〜28及び各作業
レコードのフィールド55〜66を削除することができ
る。
【0157】
【発明の効果】本発明によれば、階層的に管理体制を作
って行なわれるプロジェクト管理を支援することがで
き、管理対象内のデータ構造や上位の管理対象との関係
や下位の管理対象との関係を、どの階層の管理対象でも
同じにすることができ、扱える階層の深さに制限を付け
ることなく、どの階層に対しても日程計画の作成や進捗
実績の管理などの処理を共通化できる。また、管理対象
レコードが上位作業を示すポインタを格納するフィール
ドを有しているので、ある階層の管理対象が1階層上位
の管理対象を構成している複数の作業のうちの2つ以上
の作業に対応している場合にも、プロジェクトの管理を
支援することができる。
【0158】また、本発明によれば、トップダウン的な
計画作成、ボトムアップ的な計画作成、進捗実績の管理
などを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプロジェクト管理装置
の機能ブロック図
【図2】階層的な関係を有する複数の管理対象からなる
プロジェクトの一例の説明図
【図3】管理対象と作業との関係の一例を示す説明図
【図4】1つの管理対象に関する管理対象レコード及び
複数の作業レコードの構造の一例の説明図
【図5】管理対象レコード及び作業レコードの内容の一
例の説明図
【図6】管理対象レコード作業レコードの内容の一例の
説明図
【図7】日程計画及び時間的制約条件の表示例を示す図
【図8】制約条件処理部の動作の一例を示すフローチャ
ート
【図9】管理対象レコード及び作業レコードの内容の一
例の説明図
【図10】日程計画及び時間的制約条件の表示例を示す
【図11】日程計画及び時間的制約条件の表示例を示す
【図12】日程計画及び時間的制約条件の表示例を示す
【図13】日程計画及び時間的制約条件の表示例を示す
【図14】計画データ集計処理部の動作の一例を示すフ
ローチャート
【図15】管理対象レコード及び作業レコードの内容の
一例の説明図
【図16】日程計画の表示例を示す図
【図17】時間的制約条件及び日程計画の表示例を示す
【図18】実績データ集計処理部の動作の一例を示すフ
ローチャート
【図19】管理対象レコード及び作業レコードの内容の
一例の説明図
【図20】日程計画及び進捗実績の表示例を示す図
【図21】日程計画及び進捗実績の表示例を示す図
【図22】作業レコードの内容の一例を示す図
【符号の説明】
1 入力部 2 表示部 3 表示制御部 4 記憶部 5 スケジューリング部 6 制約条件処理部 7 計画データ集計処理部 8 実績データ集計処理部 9 制御部 10 管理対象レコード 11 管理対象名フィールド 12 上位作業数フィールド 13〜16 上位作業ポインタフィールド 17 作業数フィールド 18〜23 作業ポインタフィールド 24 進捗入力数フィールド 25〜28 進捗入力日フィールド 40 作業レコード 41 作業名フィールド 42 下位管理対象ポインタフィールド 43 計画開始日フィールド 44 計画終了日フィールド 45 最早指定日フィールド 46 最遅指定日フィールド 47 前作業数フィールド 48〜50 前作業ポインタフィールド 51 後作業数フィールド 52〜54 後作業ポインタフィールド 55 実績開始日フィールド 56 実績終了日フィールド 57〜62 重み付けフィールド 63〜66 進捗度フィールド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層的な関係を有する複数の管理対象で
    あって各々が複数の作業で構成される複数の管理対象か
    らなるプロジェクトの管理を支援するプロジェクト管理
    装置において、 記憶手段と、 前記各管理対象に対して、当該管理対象に対応する管理
    対象レコード及び当該管理対象を構成している複数の作
    業にそれぞれ対応する複数の作業レコードを前記記憶手
    段内に形成する形成手段であって、前記各管理対象レコ
    ードが、当該管理対象の1階層上位の管理対象を構成し
    ている作業のうちの当該管理対象に対応する作業である
    上位作業に対応する作業レコードを示すポインタを格納
    するフィールドと、当該管理対象を構成している複数の
    作業にそれぞれ対応する前記複数の作業レコードを示す
    ポインタを格納するフィールドとを有し、前記各作業レ
    コードが、当該作業が構成している管理対象の1階層下
    位の管理対象であって当該作業に対応する管理対象であ
    る下位管理対象に対応する管理対象レコードを示すポイ
    ンタを格納するフィールドと、当該作業の管理に関する
    データを格納するフィールドとを有する、形成手段と、 前記記憶手段内に形成された前記管理対象レコード及び
    前記作業レコードに従って所定の処理を行う処理手段
    と、 を備えたことを特徴とするプロジェクト管理装置。
  2. 【請求項2】 各管理対象レコードが、当該管理対象を
    構成している複数の作業の全てに共通する管理に関する
    データを格納するフィールドを有することを特徴とする
    請求項1記載のプロジェクト管理装置。
  3. 【請求項3】 各作業レコードが、当該作業の管理に関
    するデータを格納するフィールドとして、当該作業の日
    程計画を示すデータを格納するフィールドと、当該作業
    の日程計画を作成するための時間的制約条件を示すデー
    タを格納するフィールドとを有し、 前記処理手段は、指定された作業に対応する作業レコー
    ドにおける時間的制約条件を示すデータを格納するフィ
    ールドに格納されている当該データに基づいて、当該指
    定された作業の日程計画を示すデータを得て、このデー
    タを、当該指定された作業に対応する作業レコードにお
    ける日程計画を示すデータを格納するフィールドに、格
    納させるスケジューリング処理手段を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管
    理装置。
  4. 【請求項4】 各作業レコードが、当該作業の管理に関
    するデータを格納するフィールドとして、当該作業の日
    程計画を示すデータを格納するフィールドと、当該作業
    の日程計画を作成するための時間的制約条件を示すデー
    タを格納するフィールドとを有し、 前記処理手段は、指定された管理対象に対応する全ての
    上位作業に対応する作業レコードにおける日程計画を示
    すデータ又は時間的制約条件を示すデータを格納するフ
    ィールドに格納されている当該データに基づいて、当該
    指定された管理対象を構成している作業の時間的制約条
    件を示すデータを得て、このデータを、当該指定された
    管理対象を構成している作業に対応する作業レコードに
    おける時間的制約条件を示すデータを格納するフィール
    ドに、格納させる制約条件処理手段を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管
    理装置。
  5. 【請求項5】 各作業レコードが、当該作業の管理に関
    するデータを格納するフィールドとして、当該作業の日
    程計画を示すデータを格納するフィールドを有し、 前記処理手段は、指定された作業に対応する下位管理対
    象を構成する全ての作業に対応する作業レコードにおけ
    る日程計画を示すデータを格納するフィールドに格納さ
    れている当該データに基づいて、これらの日程計画をま
    とめた日程計画を示すデータを得て、このデータを、当
    該指定された作業に対応する作業レコードにおける日程
    計画を示すデータを格納するフィールドに、格納させる
    計画データ集計処理手段を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管
    理装置。
  6. 【請求項6】 各作業レコードが、当該作業の管理に関
    するデータを格納するフィールドとして、当該作業に対
    応する下位管理対象を構成する作業のうちの当該作業に
    対応する作業である下位作業に対応する作業レコードを
    示す情報を格納するフィールドと、当該作業の進捗実績
    を示すデータを格納するフィールドを有し、 前記処理手段は、指定された作業に対応する全ての下位
    作業に対応する作業レコードにおける進捗実績を示すデ
    ータを格納するフィールドに格納されている当該データ
    に基づいて、これらの進捗実績を集計した進捗実績を示
    すデータを得て、このデータを当該指定された作業に対
    応する作業レコードにおける進捗実績を示すデータを格
    納するフィールドに格納させる実績データ集計処理手段
    を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管
    理装置。
JP30610394A 1994-12-09 1994-12-09 プロジェクト管理装置 Pending JPH08161397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30610394A JPH08161397A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 プロジェクト管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30610394A JPH08161397A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 プロジェクト管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08161397A true JPH08161397A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17953080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30610394A Pending JPH08161397A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 プロジェクト管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08161397A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6202653B1 (ja) * 2016-12-27 2017-09-27 株式会社ビー・キューブ コンピュータシステム、管理方法およびプログラム
WO2021176838A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 作業統合管理システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6202653B1 (ja) * 2016-12-27 2017-09-27 株式会社ビー・キューブ コンピュータシステム、管理方法およびプログラム
JP2018106494A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社ビー・キューブ コンピュータシステム、管理方法およびプログラム
WO2018123124A1 (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社ビー・キューブ コンピュータシステム、管理方法およびプログラム
WO2021176838A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 作業統合管理システム
JP2021140533A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 作業統合管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210209157A1 (en) System and method for non-programmers to dynamically manage multiple sets of xml document data
US7015911B2 (en) Computer-implemented system and method for report generation
US6519601B1 (en) Relational database compiled/stored on a memory structure providing improved access through use of redundant representation of data
US5748929A (en) Program storage device and computer program product for interactively managing a distributed database system
US5233513A (en) Business modeling, software engineering and prototyping method and apparatus
US7318015B2 (en) Method, system and program product for generating scenarios utilizing graphical objects representing hierarchically arranged elements of a modeled environment
CA2118439C (en) Method and apparatus for data management
WO1991008542A1 (en) Software distribution system
CA2526045A1 (en) Complex data access
US4833597A (en) Dictionary/directory management method in database system
CA2253345C (en) Relational database compiled/stored on a memory structure
Nystrom et al. Data management issues in vehicle control systems: a case study
JPH08161397A (ja) プロジェクト管理装置
EP1585031A1 (en) Generating data base queries based on data dictionary.
JPH09198291A (ja) コンカレントエンジニアリング支援システム及びコンカレントエンジニアリング支援方法
JP3335213B2 (ja) 情報を図的に表示する情報機器、情報表示方法
Guarna et al. A portable user interface for a scientific programming environment
JP2704944B2 (ja) オフィス設計支援システム
WO2000004445A1 (en) Object oriented generic schema to support database operations in a multi-tier architecture
JPH0229867A (ja) 設計実行管理方式
JPH11175325A (ja) システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法
JPS63269224A (ja) デ−タベ−スアクセス方式
US20050285881A1 (en) Magnetic control plane
JP2001042915A (ja) 製品開発工程管理システム、製品開発工程管理方法、およびこの方法を記録した記録媒体
GB2420196A (en) Method and system for modelling data